JP2006064065A - 流体式トルク伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる構造を有するロックアップ装置を備えた流体式トルク伝達装置を提供する。
【解決手段】 トルクコンバータ1は、フロントカバー2と、インペラー9と、タービンシェル14と複数のタービンブレード15とを有するタービン10と、ダンパー機構7を有するロックアップ装置5とを備えている。タービンシェル14は、その外周部を構成する外側シェル41と、外側シェル41に接合されてその内周部を構成する内側シェル42とを有している。ダンパー機構7は、ドライブプレート52と、ドライブプレート52に設けられた弾性部材54と、弾性部材54を介してドライブプレート52に対して回転方向に連結される突出部43とを有している。突出部43は、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 トルクコンバータ1は、フロントカバー2と、インペラー9と、タービンシェル14と複数のタービンブレード15とを有するタービン10と、ダンパー機構7を有するロックアップ装置5とを備えている。タービンシェル14は、その外周部を構成する外側シェル41と、外側シェル41に接合されてその内周部を構成する内側シェル42とを有している。ダンパー機構7は、ドライブプレート52と、ドライブプレート52に設けられた弾性部材54と、弾性部材54を介してドライブプレート52に対して回転方向に連結される突出部43とを有している。突出部43は、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、流体式トルク伝達装置、特に、フロントカバーとタービンとを機械的に接続するためのロックアップ装置を備えた流体式トルク伝達装置に関する。
流体式トルク伝達装置の一つとして、トルクコンバータがある。トルクコンバータは、3種の羽根車(インペラー、タービン、ステータ)を内部に有し、内部の作動油の循環によってトルクを伝達する装置である。インペラーは、入力側回転体に連結されたフロントカバーに固定されている。タービンは、トランスミッションの入力シャフトに連結されている。タービンは、入力シャフトと一体回転するタービンハブと、タービンシェルと、タービンシェルに固定された複数のタービンブレードとを有している。タービンシェルは、その内周部がタービンハブにリベット等によって固定されている。インペラーが回転すると、インペラーからタービンに向かって作動油が流れ、タービンが回転させられる。この結果、タービンから入力シャフトにトルクが出力される。このようなトルクコンバータには、ロックアップ装置が設けられることが多い。
ロックアップ装置は、タービンとフロントカバーとの間に配置されており、フロントカバーとタービンを機械的に連結することで直接トルクを伝達するための装置である。通常、ロックアップ装置は、フロントカバーに摩擦連結可能なピストンと、ピストンに固定されるドライブプレートと、ドライブプレートに支持されるトーションスプリングと、トーションスプリングによってピストン及びドライブプレートに回転方向に弾性的に連結されるドリブンプレートとを有している。このようなドリブンプレートは、その外周端部にトーションスプリングの円周方向端部に当接可能な爪部を有する円板状の部材であり、その内周部がタービンシェルとともにタービンハブにリベット等によって固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−254406号公報
上記従来のロックアップ装置では、ドリブンプレートがタービンシェルとともにタービンハブに固定されているため、その分だけ、重量やイナーシャが大きくなる傾向にある。
本発明の課題は、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる構造を有するロックアップ装置を備えた流体式トルク伝達装置を提供することにある。
請求項1に記載の流体式トルク伝達装置は、流体を用いてトルクを伝達するための流体式トルク伝達装置であって、トルクが入力されるフロントカバーと、フロントカバーとともに流体室を形成するインペラーと、流体室内でインペラーに対向して配置されるタービンと、フロントカバーとタービンとを機械的に接続するためのロックアップ装置とを備えている。タービンは、タービンシェルと、タービンシェルに固定された複数のタービンブレードとを有している。ロックアップ装置は、フロントカバーに連結可能なクラッチ機構と、クラッチ機構とタービンとを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構とを有している。タービンシェルは、その外周部を構成する外側シェルと、外側シェルに接合されてその内周部を構成する内側シェルとを有している。ダンパー機構は、クラッチ機構と一体回転するドライブ部材と、ドライブ部材に設けられた弾性部材と、弾性部材を介してドライブ部材に対して回転方向に連結される突出部とを有している。突出部は、外側シェルと内側シェルとの接続部分をフロントカバー側に突出させることによって形成されている。
この流体式トルク伝達装置では、タービンを構成するタービンシェルを外側シェルと内側シェルとからなる分割構造とし、外側シェルと内側シェルとの接続部分をフロントカバー側に突出させることによって形成された突出部を、従来のロックアップ装置のドリブンプレートの爪部の代わりに使用する構造になっている。これにより、ドリブンプレートを省略することができるため、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる。
請求項2に記載の流体式トルク伝達装置は、請求項1において、弾性部材は、円周方向に並んで複数個配置されている。突出部は、弾性部材の円周方向端部に対応する位置に配置されている。
請求項3に記載の流体式トルク伝達装置は、請求項1又は2において、突出部は、外側シェル及び内側シェルの一方のみに形成されている。
この流体式トルク伝達装置では、突出部が外側シェル及び内側シェルの一方のみに形成されているため、さらに、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる。
本発明にかかる流体式トルク伝達装置では、タービンを構成するタービンシェルを外側シェルと内側シェルとからなる分割構造とし、外側シェルと内側シェルとの接続部分をフロントカバー側に突出させることによって形成された突出部を、従来のロックアップ装置のドリブンプレートの爪部の代わりに使用する構造になっているため、ドリブンプレートを省略することができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる流体式トルク伝達装置の実施形態について説明する。
(1)トルクコンバータの全体構造
図1に、本発明の一実施形態にかかる流体式トルク伝達装置としてのトルクコンバータ1の縦断面概略図を示す。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。また、図1に示すO−Oは、トルクコンバータ1の回転軸線である。
図1に、本発明の一実施形態にかかる流体式トルク伝達装置としてのトルクコンバータ1の縦断面概略図を示す。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。また、図1に示すO−Oは、トルクコンバータ1の回転軸線である。
トルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置であり、入力側の部材に固定されるフロントカバー2と、3種の羽根車(インペラー9、タービン10、ステータ11)からなるトルクコンバータ本体3と、ロックアップ装置5とから構成されている。
フロントカバー2は、円板状の部材であり、その外周部には軸方向トランスミッション側に突出する外周筒状部8が形成されている。外周筒状部8は、インペラー9のインペラーシェル12に溶接によって固定されている。
インペラー9は、インペラーシェル12と、その内側に固定された複数のインペラーブレード13と、インペラーシェル12の内周側に設けられた筒状のインペラーハブ21とから構成されている。
タービン10は、流体室内でインペラー9に対向して配置されている。タービン10は、タービンシェル14と、タービンシェル14に固定された複数のタービンブレード15と、タービンシェル14の内周側に固定されたタービンハブ16とから構成されている。タービンシェル14は、その外周部を構成する外側シェル41と、外側シェル41に接合されてその内周部を構成する内側シェル42とから構成されている。尚、タービンシェル14は、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成された複数の突出部43を有しているが、この突出部43については、後述のロックアップ装置5の構造の欄において詳しく説明する。タービンハブ16は、外周側に延びるフランジ16aを有しており、このフランジ16aにタービンシェル14の内周部(具体的には、内側シェル42の内周部)が複数のリベット17によって固定されている。また、タービンハブ16の内周部には、図示しないトランスミッションの入力シャフトがスプライン係合している。
ステータ11は、インペラー9とタービン10の内周部間に配置され、タービン10からインペラー9へと戻る作動油を整流するための機構である。ステータ11は、主として、環状のステータキャリア18と、その外周面に設けられた複数のステータブレード19とから構成されている。ステータキャリア18は、ワンウェイクラッチ20を介して図示しない固定シャフトに支持されている。なお、フロントカバー2とタービンハブ16との軸方向間には第1スラストベアリング31が設けられ、タービンハブ16とステータ11との間には第2スラストベアリング32が設けられ、ステータ11とインペラーハブ21との間には第3スラストベアリング33が設けられている。各スラストベアリング31〜33においては、半径方向に作動油が流通可能なポートが形成されている。
(2)ロックアップ装置の構造
ロックアップ装置5は、フロントカバー2に連結可能なクラッチ機構6としての機能と、クラッチ機構6とタービン10とを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構7としての機能とを有しており、必要に応じて、フロントカバー2とタービン10とを機械的に接続するための装置である。ロックアップ装置5は、主として、ピストン51と、ドライブプレート52と、複数の弾性部材54と、複数の突出部43とから構成されている。
ロックアップ装置5は、フロントカバー2に連結可能なクラッチ機構6としての機能と、クラッチ機構6とタービン10とを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構7としての機能とを有しており、必要に応じて、フロントカバー2とタービン10とを機械的に接続するための装置である。ロックアップ装置5は、主として、ピストン51と、ドライブプレート52と、複数の弾性部材54と、複数の突出部43とから構成されている。
ピストン51は、主として、円板状のピストン本体61から構成されている。ピストン本体61は、フロントカバー2とタービン10との間の空間を軸方向に2分割するように半径方向に延びる円板状かつ環状の部材である。ピストン本体61の外周部は、環状かつ平坦な摩擦連結部62となっている。摩擦連結部62の軸方向エンジン側には、摩擦フェーシング63が設けられている。この摩擦フェーシング63に対向して、フロントカバー2には、平坦な摩擦面が形成されている。さらに、摩擦連結部62の内周側のピストン本体61の半径方向中間付近の部分は、軸方向トランスミッション側に向かって筒状に曲げられた筒状部64が設けられている。また、ピストン本体61の内周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる内周筒状部65が設けられている。内周筒状部65の内周面は、タービンハブ16の外周面に対して軸方向及び回転方向に移動可能に支持されている。なお、内周筒状部65の先端がタービンハブ16の一部に当接した状態でピストン51がそれ以上軸方向トランスミッション側に移動するのは規制される。内周筒状部65とタービンハブ16の外周面との間には、シールリング66が設けられている。このようにして、フロントカバー2とピストン51との間には、空間Aが形成されている。空間Aの外周部は摩擦フェーシング63がフロントカバー2に当接した状態で遮断され、空間Aの内周部は第1スラストベアリング31において形成されたポートを介して図示しない入力シャフトに形成された油路に連通している。
ドライブプレート52は、筒状部64の内周側に配置されている。ドライブプレート52は、板金製の環状の部材である。ドライブプレート52の役割は、弾性部材54の保持を行うことにある。ドライブプレート52の環状本体部71は、内周部が複数のリベット68によってピストン本体61に固定されている。本体部71の外周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる筒部72が形成されている。筒部72は、筒状部64の内周面に近接又は当接している。また、筒部72は、半径方向内側に斜めに曲げられ、弾性部材54の軸方向トランスミッション側を支持するようになっている。筒部72においては、円周方向に等間隔で外周側変形部73が形成されている。外周側変形部73は、筒部72の先端を半径方向内側に絞り加工で曲げた部分である。さらに、本体部71には、外周側変形部73同士の回転方向間に対応して、内周側切り起こし部74が形成されている。内周側切り起こし部74は、本体部71から切り起こされた部分であり、軸方向トランスミッション側へ延びている。
各弾性部材54は、コイルスプリングからなる。各弾性部材54は、ドライブプレート52の外周側変形部73の円周方向間に配置されている。この結果、弾性部材54の円周方向両端は、外周側変形部73に直接又はスプリングシートを介して支持されている。また、弾性部材54の半径方向外側は筒部72によって支持され、半径方向内側は内周側切り起こし部74によって支持されている。このようにして、弾性部材54は、半径方向両側及び軸方向エンジン側、さらには円周方向両端がドライブプレート52によって支持されている。
各突出部43は、上述のように、タービンシェル14の一部であり、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成されている。本実施形態において、外側シェル41の内周縁には、フロントカバー2側に向かって延び、かつ、弾性部材54の円周方向間に当接可能な複数の外側爪部41aが形成されている。また、内側シェル42の外周縁にも、フロントカバー2側に向かって延び、かつ、弾性部材54の円周方向間に当接可能な複数の内側爪部42aが形成されている。そして、外側爪部41aと内側爪部42aとは、外側シェル41の内周縁と内側シェル42の外周縁とが高周波溶接等により接合される際に、外側爪部41aの内周面と内側爪部42aの外周面とが重ね合わさることにより突出部43を構成している。この突出部43は、外周側変形部73の半径方向内側を軸方向に延びており、その円周方向両端は各弾性部材54の円周方向両端に直接又はスプリングシートを介して当接している。このように、突出部43は、弾性部材54によってピストン51及びドライブプレート52に回転方向に弾性的に連結されており、いわゆる、ドリブンプレートの役割を有している。
以上のように、本実施形態のロックアップ装置5では、上述のピストン51及びドライブプレート52によりクラッチ機構6が構成されており、上述のドライブプレート52、複数の弾性部材54及びタービン14の一部である複数の突出部43によりダンパー機構7が構成されている。
(3)トルクコンバータの動作
次に、トルクコンバータ1の動作について説明する。
次に、トルクコンバータ1の動作について説明する。
エンジン側のクランクシャフトからのトルクは、図示しないフレキシブルプレートを介してフロントカバー2に入力される。これにより、インペラー9が回転し、作動油がインペラー9からタービン10へと流れる。この作動油の流れによりタービン10は回転し、タービン10のトルクは図示しない入力シャフトに出力される。
トルクコンバータ1の速度比が上がり、入力シャフトが一定の回転速度になると、空間Aの作動油が入力シャフト内部の油路を通ってドレンされる。この結果、ピストン51すなわちピストン51がフロントカバー2側に移動させられる。この結果、摩擦フェーシング63がフロントカバー2の摩擦面に押し付けられ、フロントカバー2のトルクはロックアップ装置5に出力される。ロックアップ装置5において、トルクは、ピストン51、ドライブプレート52、弾性部材54、突出部43(すなわち、タービン10)の順番で伝達され、タービンハブ16に出力される。このとき、ロックアップ装置5は、トルクを伝達すると共にフロントカバー2から入力されるトルク変動を吸収・減衰する。具体的には、ロックアップ装置5において捩り振動が発生すると、弾性部材54がドライブプレート52と突出部43との間で圧縮される。
(4)トルクコンバータの特徴
本実施形態のトルクコンバータ1では、タービン10を構成するタービンシェル14を外側シェル41と内側シェル42とからなる分割構造とし、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成された突出部43を、従来のロックアップ装置のドリブンプレートの爪部の代わりに使用する構造になっている。これにより、ドリブンプレートを省略することができるため、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる。
本実施形態のトルクコンバータ1では、タービン10を構成するタービンシェル14を外側シェル41と内側シェル42とからなる分割構造とし、外側シェル41と内側シェル42との接続部分をフロントカバー2側に突出させることによって形成された突出部43を、従来のロックアップ装置のドリブンプレートの爪部の代わりに使用する構造になっている。これにより、ドリブンプレートを省略することができるため、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる。
また、このような構造を採用することにより、従来のドリブンプレートを使用したロックアップ装置に比べて、弾性部材54を内周側に配置することが容易になるため、ロックアップ装置5のダンパー機構7の低ヒステリシス化及び低剛性化を実現することが容易になる。
(5)変形例
上述の図1に示されるトルクコンバータ1では、外側シェル41の内周縁に形成された外側爪部41aと、内側シェル42の外周縁に形成された内側爪部42aとを重ね合せることによって突出部43を構成しているが、外側シェル41及び内側シェル42のいずれか一方のみに、フロントカバー2側に向かって延び、かつ、弾性部材54の円周方向間に当接可能な爪部を形成して、突出部143を構成してもよい。
上述の図1に示されるトルクコンバータ1では、外側シェル41の内周縁に形成された外側爪部41aと、内側シェル42の外周縁に形成された内側爪部42aとを重ね合せることによって突出部43を構成しているが、外側シェル41及び内側シェル42のいずれか一方のみに、フロントカバー2側に向かって延び、かつ、弾性部材54の円周方向間に当接可能な爪部を形成して、突出部143を構成してもよい。
例えば、図2に示されるように、内側シェル42のみに、フロントカバー2側に向かって延び、かつ、弾性部材54の円周方向間に当接可能な複数の内側爪部42aを形成して、これを突出部143とし、外側シェル41の内周縁と内側シェル42の外周縁とを摩擦圧接等により接合してもよい。
このように、本変形例のトルクコンバータ1では、突出部143が外側シェル41及び内側シェル42の一方のみに形成されているため、さらに、装置の重量やイナーシャを小さくするのに寄与できる。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
1 トルクコンバータ(流体式トルク伝達装置)
2 フロントカバー
5 ロックアップ装置
6 クラッチ機構
7 ダンパー機構
9 インペラー
10 タービン
14 タービンシェル
15 タービンブレード
41 外側シェル
42 内側シェル
43、143 突出部
52 ドライブプレート(ドライブ部材)
54 弾性部材
2 フロントカバー
5 ロックアップ装置
6 クラッチ機構
7 ダンパー機構
9 インペラー
10 タービン
14 タービンシェル
15 タービンブレード
41 外側シェル
42 内側シェル
43、143 突出部
52 ドライブプレート(ドライブ部材)
54 弾性部材
Claims (3)
- 流体を用いてトルクを伝達するための流体式トルク伝達装置であって、
トルクが入力されるフロントカバーと、
前記フロントカバーとともに流体室を形成するインペラーと、
前記流体室内で前記インペラーに対向して配置されており、タービンシェルと、前記タービンシェルに固定された複数のタービンブレードとを有するタービンと、
前記フロントカバーに連結可能なクラッチ機構と、前記クラッチ機構と前記タービンとを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構とを有しており、前記フロントカバーと前記タービンとを機械的に接続するためのロックアップ装置とを備え、
前記タービンシェルは、その外周部を構成する外側シェルと、前記外側シェルに接合されてその内周部を構成する内側シェルとを有しており、
前記ダンパー機構は、前記クラッチ機構と一体回転するドライブ部材と、前記ドライブ部材に設けられた弾性部材と、前記外側シェルと前記内側シェルとの接続部分を前記フロントカバー側に突出させることによって形成されており前記弾性部材を介して前記ドライブ部材に対して回転方向に連結される突出部とを有している、
流体式トルク伝達装置。 - 前記弾性部材は、円周方向に並んで複数個配置されており、
前記突出部は、前記弾性部材の円周方向端部に対応する位置に配置されている、
請求項1に記載の流体式トルク伝達装置。 - 前記突出部は、前記外側シェル及び前記内側シェルの一方のみに形成されている、請求項1又は2に記載の流体式トルク伝達装置。
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2004
- 2004-08-26 JP JP2004247059A patent/JP2006064065A/ja active Pending
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