JP2006118534A - ダンパーディスク組立体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ダンパーディスク組立体45は、ドライブ部材52と、ドリブン部材53と、一対のトーションスプリング58A,58Bと、中間フロート部材68とを備えている。ドリブン部材53は一対のプレート部材56,57を含んでいる。一対のトーションスプリング58A,58Bは、ドライブ部材52とドリブン部材53が相対回転すると圧縮されるように回転方向に並んでいる。中間フロート部材68は、環状部68aと、そこから延び一対のトーションスプリング58A,58Bの回転方向間に配置された支持部68bとを有する。中間フロート部材68はプレート部材56によって半径方向に位置決めされている。
【選択図】 図2
Description
本発明の課題は、一対の弾性部材を用いて低剛性を実現しているダンパーディスク組立体において、中間フロート部材のセンタリング構造を改良することにある。
請求項2に記載のダンパーディスク組立体では、請求項1において、第2プレート部材は、軸方向に延びて中間フロート部材を相対回転可能にかつ半径方向に移動不能に支持する半径方向支持部を有している。
請求項4に記載のダンパーディスク組立体では、請求項3において、半径方向支持部には切り欠きが形成されており、中間フロート部材の環状部の一部は切り欠き内に延びている。
請求項5に記載のダンパーディスク組立体では、請求項4において、環状部において、切り欠き内に延びる部分の半径方向幅は、半径方向支持部に支持される部分の半径方向幅より長い。
図1は本発明の1実施形態が採用されたトルクコンバータ1の縦断面概略図である。トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフト(図示せず)にトルクの伝達を行うための装置である。図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右側に図示しないトランスミッションが配置されている。図1に示すO−O線がトルクコンバータ1の回転軸である。
フロントカバー14は、円板状の部材であり、エンジンのクランクシャフト先端に近接して配置されている。フロントカバー14の内周部には、センターボス15が溶接により固定されている。フロントカバー14の外周側かつエンジン側には、円周方向に等間隔で複数のナット11が固定されている。
ステータ20は、タービン19からインペラー18に戻る作動油の流れを整流するための機構である。ステータ20は、樹脂やアルミ合金等で鋳造により製作された一体の部材である。ステータ20はインペラー18の内周部とタービン19の内周部間に配置されている。ステータ20は、主に、環状のキャリア29と、キャリア29の外周面に設けられた複数のステータブレード30とから構成されている。キャリア29はワンウェイクラッチ35を介して図示しない固定シャフトに支持されている。
次、ロックアップ装置7について説明する。ロックアップ装置7は、主に、ピストン部材44とダンパーディスク組立体45とから構成されている。
次に、中間フロート部材68を半径方向に位置決めするためのセンタリング部81について説明する。プレート部材56は、図1〜図4に示すように、軸方向トランスミッション側に(プレート部材57側に)延びる軸方向延長部56aを有している。軸方向延長部56aは、絞り加工によって形成された部分であり、筒状である。さらに、プレート部材56は、リベット28によって第2プレート部材57とともに固定される円板状部56cを軸方向延長部56aより内周側に有している。さらに、軸方向延長部56aには、切り欠き56bが形成されている。切り欠き56bは軸方向延長部56aを半径方向に貫通する穴である。このため、別の表現を用いると、プレート部材56には、軸方向延長部56aと切り欠き56bが円周方向に連続して設けられていることになる。この実施形態では、切り欠き56bは2カ所に設けられており、それらは径方向に対向している。したがって、図4に示すように、2つの軸方向延長部56aと2つの切り欠き56bが円周方向に交互に並んでおり、それぞれは円周方向に所定の角度を有する弧状である。一方、中間フロート部材68の環状部68aは、第1部分68Aと第2部分68Bとを有している。第1部分68Aの外周縁には、支持部68bが設けられている。第1部分68Aの内周縁は、軸方向延長部56aの外周面に当接して支持されている。このように軸方向延長部56aが半径方向支持部として機能しており、センタリング部81が実現されている。ここでは、プレート部材56によって中間フロート部材68の芯出しが行われているため、構造が簡単である。また、タービンハブ27の軽量化やコスト低減が実現している。
図示しないエンジンのクランクシャフトからフロントカバー14及びインペラー18にトルクが伝達される。インペラー18のインペラーブレード23により駆動された作動油は、タービン19を回転させる。このタービン19のトルクはタービンハブ27を介して図示しない入力シャフトに出力される。タービン19からインペラー18へと流れる作動油は、ステータ20の通路を通ってインペラー18側へと流れる。
図5の中立状態からドリブン部材53をドライブ部材52に対して回転方向R2側に捩っていく。このときドライブ部材52はドリブン部材53に対して回転方向R1側すなわち回転方向駆動側に捩れていくことになる。捩り角度θ1までの領域では、直列に圧縮される一対のスプリング58A,58Bが2組あって、各組が回転方向に並列に圧縮される。一対の第1トーションスプリング58A,58Bが部材52,53の回転方向間で圧縮されるため、比較的低剛性の特性が得られる。各組での動作を具体的に説明すると、第1ばね支持起こし部71の回転方向R1側端と、第1ばね支持孔61の回転方向R2側端との間で、一対の第1トーションスプリング58A,58B(2組)が中間フロート部材68を介して回転方向に圧縮される。このとき、中間フロート部材68は一対の第1トーションスプリング58A,58Bの圧縮に伴ってドライブ部材52及びドリブン部材53に相対回転する。
以上の説明から明らかなように、捩り角度θ1までの1段目までは一対の第1トーションスプリング58A,58Bが互いに対して直列に圧縮されることで低剛性の特性を得ることができ、捩り角度θ1〜θ2までの2段目では第2トーションスプリング59が一対の第1トーションスプリング58A,58Bに対して並列に圧縮されることで2段目の剛性を得ることができる。特に、捩り角度の大きな領域である2段目の特性を実現することで、捩り角度の小さな領域である1段目で従来よりさらに低剛性とすることができる。
本発明はかかる上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
前記実施形態では、一対の第1弾性部材は2組設けられていたが、3組以上設けられていても良い。また、その場合に第2弾性部材は3個以上設けられていても良い。
ドリブン部材は1枚のプレート部材から構成されており、そのプレート部材に半径方向支持部が形成されていても良い。
中間フロート部材を支持する部材は、入力側の部材であっても良い。
52 ドライブ部材(第1プレート部材)
53 ドリブン部材
56 プレート部材(第2プレート部材)
56a 軸方向延長部(半径方向支持部)
56b 切り欠き
57 プレート部材
58 第1トーションスプリング(弾性部材)
68 中間フロート部材
68a 環状部
68b 支持部
68A 第1部分
68B 第2部分
81 センタリング部
Claims (7)
- 第1プレート部材と、
前記第1プレート部材に相対回転可能に配置された第2プレート部材と、
前記第1プレート部材と前記第2プレート部材が相対回転すると圧縮されるように回転方向に並んだ一対の弾性部材と、
前記一対の第1プレート部材間に相対回転可能に配置され、環状部と、前記環状部から延び前記一対の弾性部材の回転方向間に配置された支持部とを有する中間フロート部材とを備え、
前記中間フロート部材は第2プレート部材によって半径方向に位置決めされている、
ダンパーディスク組立体。 - 前記第2プレート部材は、軸方向に延びて前記中間フロート部材を相対回転可能にかつ半径方向に移動不能に支持する半径方向支持部を有している、請求項1に記載のダンパーディスク組立体。
- 前記半径方向支持部は円周方向に延びる筒形状である、請求項2に記載のダンパーディスク組立体。
- 前記半径方向支持部には切り欠きが形成されており、
前記中間フロート部材の前記環状部の一部は前記切り欠き内に延びている、請求項3に記載のダンパーディスク組立体。 - 前記環状部において、前記切り欠き内に延びる部分の半径方向幅は前記半径方向支持部に支持される部分の半径方向幅より長い、請求項4に記載のダンパーディスク組立体。
- 第1プレート部材と、
前記第1プレート部材に相対回転可能に配置された第2プレート部材と、
前記第1プレート部材と前記第2プレート部材が相対回転すると圧縮されるように回転方向に並んだ一対の弾性部材と、
前記一対の第1プレート部材間に相対回転可能に配置され、環状部と、前記環状部から延び前記一対の弾性部材の回転方向間に配置された支持部とを有する中間フロート部材とを備え、
前記中間フロート部材において、前記支持部が形成された部分に比べて、前記支持部同士の間の部分の強度が高い、
ダンパーディスク組立体。 - 前記中間フロート部材において、前記支持部が形成された部分に比べて、前記支持部同士の間の部分の半径方向幅が長い、請求項6に記載のダンパーディスク組立体。
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2004
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