JP2002054715A - 流体伝動装置の容器 - Google Patents

流体伝動装置の容器

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JP2002054715A
JP2002054715A JP2000241195A JP2000241195A JP2002054715A JP 2002054715 A JP2002054715 A JP 2002054715A JP 2000241195 A JP2000241195 A JP 2000241195A JP 2000241195 A JP2000241195 A JP 2000241195A JP 2002054715 A JP2002054715 A JP 2002054715A
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JP
Japan
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outer peripheral
overlapping
container
welded
casing
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Application number
JP2000241195A
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English (en)
Inventor
Toshihide Aoki
敏英 青木
Kenji Gomi
五味  建児
Akira Takabayashi
昭 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/243Connections between pump shell and cover shell of the turbine

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  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体伝動装置の外周部の溶接部を、強度と気
密性が高いものにする。 【解決手段】 流体伝動装置の容器1となるフロントカ
バー2とポンプカバー3を、その外周部2a,3bを嵌
合して結合し、重なり面9に矢印A方向のビーム光を当
てて深い溶接部12を全周にわたって形成し、必要に応
じて補強用の縫い合わせ溶接部13を付加する。外側に
なるポンプカバー3側の外周部3bからフランジ10を
屈曲してドライブプレート接続用のナット11を溶接す
る。フランジ10は、容器1の補強になり、ドライブプ
レート接続用の部品を削減するのに役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバー
タ、流体継手などの流体伝動装置に用いられる容器の溶
接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のトルクコンバータの容器a
を示し、フロントカバーbとポンプカバーcの外周部が
嵌合して重なり合い、重なり部の外側部材の端部と内側
部材の外周面が、MIG溶接などによる隅肉溶接部dに
よって気密に結合されている。このように流体伝動装置
の容器の周囲部にMIG溶接をすると、熱歪みが大き
く、その歪みを性能に影響のない範囲に抑えるためには
補正手段が必要であり、手数がかかった。また、この容
器aは、内部を流動する流体によって高い内圧をうける
ため、容器a自体の対圧力が大きいこと及び溶接部dの
強度と気密性の高いことが必要である。しかし、対圧力
を増すために肉厚を大にすることは軽量化の要求に反す
ることであり、MIG溶接を施すと、その特性として前
記熱歪みのほかに巣穴ができやすいため気密性の点で問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、流体伝動装
置の容器の外周部に施す溶接を、熱歪みがなく気密性と
強度が高いものとすること、及び容器自体を軽量化する
ことを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段の第一は、請求項1に記載したとおり、フロント
カバーの外周部とポンプカバーの外周部を嵌合して重
ね、重なり部を気密に溶接した流体伝動装置の容器にお
いて、前記重なり部の一対の重なり面を、重なり方向の
厚さが小さく軸方向の深さが大きい溶接部で気密に溶接
したことを特徴とする。この手段によれば、少ない入熱
量で溶接面積を広くとることができるから、熱歪が少な
く高い強度と気密性が得られる。
【0005】第二の手段は、請求項2に記載したとお
り、請求項1において、前記重なり面を溶接した軸方向
の溶接部と間隔を開けた位置に、外周側から厚さ方向の
縫い合わせ溶接を付加したことを特徴とする。この手段
によれば、溶接面積が広くなり負荷が縫い合わせ溶接部
で分担されるので、溶接部の強度は更に高くなる。
【0006】第三の手段は、請求項3に記載したとお
り、請求項1又は2において、前記重なり部の外側に位
置する部材に、ドライブプレート接続用の外側へ伸びる
フランジを設けたことを特徴とする。この手段によれ
ば、フランジによって容器の剛性が大になるから容器を
薄肉にできる上に、ドライブプレート接続用の別部材を
必要としないので部品点数を削減できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1において、1はトルクコンバ
ータの容器、2はフロントカバー、3はポンプカバー
で、両カバー2、3に後述する溶接が施されて前記容器
1が構成される。4はタービンカバー、5はステータで
あり、フロントカバー2は被動軸6に遊嵌され、ポンプ
カバー3とタービンカバー4は、それぞれポンプブレー
ド3aとタービンブレード4aを備えている。7はクラ
ッチプレートで、かみ合い部7aを介してタービンカバ
ー4に回転方向に弾力的に連結され、クラッチ面7bが
フロントカバー2の内面と接離できるように配置されて
いる。このような配置は、従来のトルクコンバータにお
いて周知のものである。
【0008】本発明においては、フロントカバー2の外
周部2aとポンプカバー3の外周部3bを円筒形とし
て、ポンプ側の外周部3bを外側にしてフロントカバー
2側の外周部2aに嵌合し、密着した重なり面9をもつ
重なり部8を形成し、また外側になっているポンプ側の
外周部3bには、フランジ10が屈曲形成され、ナット
11が溶接されて図外のドライブプレートを連結するよ
うになっている。
【0009】そして、重なり面9に矢印A方向すなわち
軸方向にレーザービームを照射すると、重なり面9を形
成する外周部2a,3bが薄く溶接され、この溶接を全
周にわたって施すことにより、隙間のない軸方向に深い
溶接部12が形成される。溶接部12の溶接にはレーザ
ービームの他に電子ビームを用いてもよく、これらによ
って溶接部分を深く広く形成できるので、十分な気密性
と溶接強度が得られる。
【0010】また、更に強度を高くしたい場合は、溶接
部12と間隔を開けて、厚さ方向の縫い合わせ溶接を、
点状又は線状にして溶接部13を形成し、溶接部12の
補強をすることができる。なお溶接部12、13の加工
順序はどちらが先であってもよい。前記フランジ10
は、容器1の剛性を高める作用があり、容器を薄肉にし
ても、伝達するトルク及び内部を流動する流体の圧力に
耐えることができる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、請求項1
の手段によれば、少ない入熱量で溶接面積を広くとるこ
とができるから、熱歪が少なく高い強度と気密性が得ら
れる効果がある。
【0012】請求項2の手段によれば、縫い合わせ溶接
部によって溶接面積が広くなり、負荷がこの縫い合わせ
溶接部でも分担されるので、溶接部の強度は更に高くな
る効果がある。
【0013】請求項3の手段によれば、容器を形成する
カバーの外周部を屈曲して設けたフランジによって、容
器の剛性が大になるから、容器を薄肉軽量のものとする
ことができ、また該フランジによってドライブプレート
接続用の別部材を必要としないので部品点数を削減でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す断面図
【図2】 従来技術を示す断面図
【符号の説明】
1 容器 2 フロントカバー 3 ポン
プカバー 2a,3b 外周部 8 重な
り部 9 重なり面 10 フランジ
11 ナット 12、13 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高林 昭 静岡県浜松市豊町508番地の1 株式会社 ユタカ技研内 Fターム(参考) 3J001 FA15 GA01 GB01 HA04 HA10 JD11 KA02 KB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントカバーの外周部とポンプカバーの
    外周部を嵌合して重ね、重なり部を気密に溶接した流体
    伝動装置の容器において、前記重なり部の一対の重なり
    面を、重なり方向の厚さが小さく軸方向の深さが大きい
    溶接部で気密に溶接したことを特徴とする、流体伝動装
    置の容器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記重なり面を溶接
    した軸方向の溶接部と間隔を開けた位置に、外周側から
    厚さ方向の縫い合わせ溶接を付加したことを特徴とす
    る、流体伝動装置の容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記重なり部
    の外側に位置する部材に、ドライブプレート接続用の外
    側へ伸びるフランジを設けたことを特徴とする、流体伝
    動装置の容器。
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