JP3201174U - 内燃機関の排気管 - Google Patents
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(a)管端部の肉厚の外面側部分と管中間部とが、一体の第1パイプで構成され、管端部の肉厚の内面側部分が、第1パイプの端部の内周側に重ねられて接合された第2パイプで構成されている態様。この接合としては、特に限定されず、ロウ材や各種溶接等による接合を例示できるが、加工性及び強度の両方を満足する点で、ロウ材又はスポット溶接による接合が好ましく、ロウ材による接合が特に好ましい。
(b)管端部の肉厚の内面側部分と管中間部とが、一体の第1パイプで構成され、管端部の肉厚の外面側部分が、第1パイプの端部の外周側に重ねられて接合された第2パイプで構成されている態様。この接合としては、特に限定されず、ロウ材や各種溶接等による接合を例示できるが、加工性及び強度の両方を満足する点で、ロウ材又はスポット溶接による接合が好ましく、ロウ材による接合が特に好ましい。
(c)管端部の端面と管中間部の端面とが突き合わされて接合されている態様。この接合としては、特に限定されず、摩擦圧接や各種溶接等による接合を例示できるが、加工性及び強度の両方を満足する点で、摩擦圧接による管端部の端面と管中間部の端面との融着による接合が好ましい。この態様は、次の3態様(ア)〜(ウ)を含む。
(ア)管端部の外面と管中間部の外面とが面一で、管端部の内面が管中間部の内面よりも内側に突出した態様、
(イ)管端部の外面が管中間部の外面よりも外側に突出し、管端部の内面と管中間部の内面とが面一である態様、
(ウ)管端部の外面が管中間部の外面よりも外側に突出し、管端部の内面が管中間部の内面よりも内側に突出した態様、
の3態様を含む。
図2(a2)に示す第1例の排気管13は、管端部eの肉厚の外面側部分e1と管中間部mとが、一体の第1パイプ14で構成され、管端部eの肉厚の内面側部分e2が、第1パイプ14の端部の内周側に重ねられて接合された第2パイプ15で構成されている。16は、第1パイプ14と第2パイプ15との重ねられた間を接合しているロウ材による接合部である。この排気管13は、図2(a1)に示すように、第1パイプ14の端部の内周側に第2パイプ15を重ね、その合わせ口にニッケル合金、銀ロウ等よりなるリング状のロウ材17をセットし、これらを炉に入れて加熱し、溶融したロウ材17を第1パイプ14と第2パイプ15との重ねられた間に浸透させることにより製造することができる。なお、ロウ材17をセットするために、第2パイプ15の最端部が第1パイプ14の端面から僅かに(例えば1〜2mm程度)突出してもよく、この突出した部分のある管端部eも、本考案における管端部に含まれるものとする。
(1)管中間部mは肉厚が相対的に薄いので、排気管13の軽量化が可能になり、燃費が向上する。例えば、排気管13(2,4,7,9,11)の合計長さ3500mm、外径45mm、管端部eの肉厚1.2mm、管中間部mの肉厚0.8mmとすると、排気管13の合計重量は約3203gとなる。これは、仮に全長で肉厚一定1.2mmとしたときの排気管の合計重量約4665gと比べて、1462gの軽量化である。
(2)管端部eは長さ10〜100mmにわたり肉厚が相対的に厚いので、排気管13の強度の確保が可能になる。
(3)管端部eは長さ10〜100mmにわたり肉厚が相対的に厚いので、触媒コンバータ3、マフラ8,10又はフランジ1,5,6に溶接される部位の溶接時における溶け落ちが発生しにくい。
(4)管中間部mの肉厚が薄いと、排気ガスの熱を放熱しやすいので、パイプ内の圧力損失が小さくなり、内燃機関の出力が増加し、燃費も向上する。
(5)管中間部mの肉厚が薄いと、パイプ内の圧力が低下して、排気音が小さくなるので、マフラ8,10を小型化することも可能となる。
(6)管中間部mの肉厚が薄いと、パイプの剛性が低下して、振動吸収しやすくなるので、溶接部12の応力が小さくなり、折損しにくくなる。
(7)特にフロントパイプ2,4の管中間部mの肉厚が薄いと、冷間時に排気ガスの熱を奪わないので、触媒コンバータ3の反応が早くなり、浄化性能が向上する。
(8)特にフロントパイプ2,4の管中間部mの肉厚が薄いと、高速時及び温間時に排気ガスの熱を放熱しやすいので、触媒コンバータ3の温度が低下して、触媒コンバータ3の寿命が延びる。
2 第1フロントパイプ
3 触媒コンバータ
4 第2フロントパイプ
5 フランジ
6 フランジ
7 第1センタパイプ
8 サブマフラ
9 第2センタパイプ
10 メインマフラ
11 テールパイプ
12 溶接部
13 排気管
14 第1パイプ
15 第2パイプ
16 ロウ材による接合部
17 ロウ材
18 融着による接合部
21 ハウジング
22 インナーパイプ
30 排気マニホールド
31 フランジ
Claims (4)
- 内燃機関の排気系に配される金属製の排気管において、触媒コンバータ(3)、マフラ(8,10)又はフランジ(1,5,6)に溶接される部位を含む両方又は片方の管端部(e)は、長さ10〜100mmにわたり肉厚が相対的に厚く形成され、管端部(e)に連なる管中間部(m)は、肉厚が相対的に薄く形成されていることを特徴とする内燃機関の排気管。
- 管端部(e)の肉厚の外面側部分(e1)と管中間部(m)とが、一体の第1パイプ(14)で構成され、管端部の肉厚の内面側部分が、第1パイプの端部の内周側又は外周側に重ねられて接合された第2パイプで構成されている請求項1又は2記載の内燃機関の排気管。
- 管端部の端面と管中間部の端面とが突き合わされて接合されている請求項1又は2記載の内燃機関の排気管。
- 管端部と管中間部は鋼材により形成され、管端部の肉厚が1.05〜2.0mmであり、管中間部の肉厚が0.6〜1.0mmである請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の排気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004152U JP3201174U (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 内燃機関の排気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004152U JP3201174U (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 内燃機関の排気管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3201174U true JP3201174U (ja) | 2015-11-26 |
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ID=54610832
Family Applications (1)
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JP2015004152U Active JP3201174U (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 内燃機関の排気管 |
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JP (1) | JP3201174U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020008122A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | トヨタ自動車株式会社 | 配管構造 |
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2015
- 2015-08-18 JP JP2015004152U patent/JP3201174U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020008122A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | トヨタ自動車株式会社 | 配管構造 |
JP7003856B2 (ja) | 2018-07-10 | 2022-01-21 | トヨタ自動車株式会社 | 配管構造 |
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