JP2008215593A - 流体式トルク伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体式トルク伝達装置において、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させる。
【解決手段】トルクコンバータ100は、トルクコンバータ本体1と、トルクコンバータ本体1と、クランクシャフト10とを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構8と、イナーシャ部材2と、を有している。トルクコンバータ本体1は、フロントカバー3と、フロントボス34と、インペラ4と、タービン5と、ロックアップ機構7と、を有している。ダンパー機構8は、クランクシャフト10に固定される入力回転体81と、フロントボス34に固定されるスプラインハブ85と、を有している。イナーシャ部材2はダンパー機構7の入力回転体81に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体式トルク伝達装置、特に、ロックアップ機構を有する流体式トルク伝達装置に関する。
流体式トルク伝達装置として、トルクコンバータが知られている。トルクコンバータは、3種の羽根車(インペラ、タービン、ステータ)を内部に有し、内部の作動油を介してトルクを伝達する。トルク伝達効率の向上を目的として、トルクコンバータにはロックアップ装置が設けられている。
ロックアップ装置は、タービンとフロントカバーとによって形成された流体室内に配置されている。具体的には、ロックアップ装置は、流体室のうちタービンとフロントカバーとの間の空間に配置されており、フロントカバーとタービンとを機械的に連結することでフロントカバーからタービンにトルクを直接伝達するための機構である。
通常、このロックアップ装置は、フロントカバーに押し付けられることが可能な円板状のピストンと、ピストンおよびフロントカバーに狭持される摩擦プレートと、摩擦プレートを介してフロントカバーとタービンとを回転方向に弾性的に連結可能なダンパー機構と、から構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
ロックアップ装置の連結時においては、油圧によりピストンがフロントカバー側へ移動し、ピストンとフロントカバーとの間に摩擦プレートが狭持される。この結果、トルクが、フロントカバーから摩擦プレートに伝達され、さらにダンパー機構を介してタービンに伝達される。
一方、ロックアップ装置の連結解除時においては、油圧によりピストンがタービン側へ移動し、摩擦プレートがフロントカバーおよびピストンに対して回転可能となる。この結果、ロックアップ装置を介さず、インペラからタービンへ流体を介してトルクは伝達される。
また、クランクシャフトへの組み付け性を考慮して、クランクシャフトとフロントカバーとの間にダンパー機構が設けられたトルクコンバータが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
このトルクコンバータでは、フロントカバーがダンパー機構の一部に含まれており、ダンパー機構のスプリングがフロントカバーに保持されている。クランクシャフトにはダンパー機構のドリブンプレートが固定されている。ドリブンプレートはトランスミッション側へ延びる爪部を有しており、爪部はスプリングの端部同士の回転方向間に軸方向から挿入されている。また、クランクシャフトにフロントカバーの内周部が軸方向に挿入されている。これらの構成により、ボルトの締結作業が不要となり、クランクシャフトへの組み付け性が向上する。
特開平10−47453号公報 特開2001−254805号公報
しかし、特許文献2に記載のトルクコンバータは、クランクシャフトと軸方向に連結されていない。このため、エンジンとトランスミッションとの間でトルクコンバータの軸方向位置が定まらず、例えば、トルクコンバータがトランスミッション側へ移動することにより、インペラハブが連結される油圧ポンプなどに悪影響を及ぼすおそれがある。
一方で、特許文献1に記載のトルクコンバータでは、フロントカバーがクランクシャフト(より詳細にはクランクシャフトに固定されたフレキシブルプレート)に固定されている。このため、特許文献2に記載のトルクコンバータのように、装置が軸方向に移動せず、この結果、周辺の装置に悪影響を及ぼさない。
しかし、特許文献1に記載のトルクコンバータでは、流体室内にダンパー機構が配置されているため、ダンパー機構の出力側のイナーシャ(慣性)が入力側のイナーシャに比べて小さい。このため、ダンパー機構の共振回転数が高くなり、ロックアップ装置が使用できる回転数領域が狭くなる。すなわち、このトルクコンバータでは、車両の燃費の向上が図れない。
このように、従来の流体式トルク伝達装置では、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させることは困難である。
本発明の課題は、流体式トルク伝達装置において、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させることにある。
第1の発明に係る流体式トルク伝達装置は、エンジンからトランスミッションへ流体を介してトルクを伝達するための装置である。この流体式トルク伝達装置は、フロントカバーと、支持部材と、インペラと、タービンと、ロックアップ機構と、ダンパー機構と、イナーシャ部材と、を備えている。支持部材はフロントカバーに固定されエンジン側に延びている。インペラは、フロントカバーのトランスミッション側に配置され、フロントカバーとともに流体室を形成している。タービンはインペラと対向するように流体室内に配置されている。ロックアップ機構はフロントカバーおよびタービンを機械的に連結可能である。ダンパー機構は、エンジン側の部材に固定される入力部材と支持部材に固定される出力部材とを有しており、エンジン側の部材およびフロントカバーを回転方向に弾性的に連結する。イナーシャ部材はダンパー機構の入力部材に固定されている。
この流体式トルク伝達装置では、エンジン側の部材からダンパー機構を介してフロントカバーにトルクが入力される。この結果、フロントカバーおよびインペラが回転し、流体を介してインペラからタービンへトルクが伝達される。ロックアップ機構の連結時には、フロントカバーおよびタービンが直接連結される。このとき、ダンパー機構により連結時の衝撃やエンジンの回転変動などが吸収および減衰され、フロントカバーに入力されたトルクがロックアップ機構を介してタービンへ伝達される。
ここでは、ダンパー機構の入力部材にイナーシャ部材が固定されている。このため、イナーシャ部材の寸法を調整することにより、ダンパー機構の入力側および出力側のイナーシャを同レベルにすることが可能となる。この結果、ダンパー機構の共振回転数が低下し、ロックアップ機構を連結できる回転速度領域を拡大することが可能となる。すなわち、車両の燃費が向上する。
それに加えて、ダンパー機構の入力部材がエンジン側の部材に固定されており、出力部材が支持部材に固定されている。このため、エンジン側の部材に対して装置全体が軸方向に確実に位置決めされる。
以上の構成により、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させることができる。
ここで、ダンパー機構は、車両の振動などを減衰および吸収できる機構を意味している。ダンパー機構としては、例えば、スプリングなどの弾性部材を用いた機構や粘性ダンパーなどが挙げられる。また、「出力部材が支持部材に固定される」とは、出力部材が支持部材に完全に固定されている状態の他に、支持部材に対して一体回転可能にかつ軸方向へ移動不能に出力部材が係合している状態なども含まれる。
第2の発明に係る流体式トルク伝達装置は、第1の発明に係る装置において、支持部材が支持部材本体と規制部材とを有している。支持部材本体は、出力部材を軸方向に移動可能にかつ一体回転可能に支持している。規制部材は、出力部材のエンジン側に配置され、支持部材本体に対する出力部材のエンジン側への移動を規制している。規制部材は支持部材本体に対して取り外し可能に装着されている。
第3の発明に係る流体式トルク伝達装置は、第2の発明に係る装置において、支持部材本体が当接部を有している。当接部は、出力部材およびフロントカバーの軸方向間に配置され、出力部材と軸方向に当接している。出力部材は、当接部および規制部材の軸方向間に挟み込まれている。
第4の発明に係る流体式トルク伝達装置は、第1から第3のいずれかの発明に係る装置において、ダンパー機構が中間部材と第1弾性部材と第2弾性部材とをさらに有している。中間部材は入力部材および出力部材に対して回転可能に配置されている。第1弾性部材は中間部材および出力部材の間で回転方向に弾性変形可能である。第2弾性部材は入力部材および中間部材の間で回転方向に弾性変形可能である。
第5の発明に係る流体式トルク伝達装置は、第4の発明に係る装置において、ダンパー機構が摩擦発生機構を有している。摩擦発生機構は入力部材および出力部材の間で回転方向の摩擦抵抗を発生させる。
ここで、「回転方向の摩擦抵抗」とは、ヒステリシストルクを発生させるための摩擦抵抗を意味している。
第6の発明に係る流体式トルク伝達装置は、第5の発明に係る装置において、ダンパー機構が摩擦抑制機構をさらに有している。摩擦抑制機構は所定の捩り角度の範囲内において摩擦発生機構での摩擦抵抗の発生を抑制する。
ここで、「摩擦抵抗の発生を抑制する」とは、発生する摩擦抵抗の大きさを小さくすること、および、摩擦抵抗を全く発生させないこと、を含んでいる。
本発明に係る流体式トルク伝達装置では、上記の構成により、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。ここでは、流体式トルク伝達装置として、トルクコンバータを例に説明する。
<トルクコンバータの全体構成>
図1を用いてトルクコンバータ100の全体構成について説明する。図1はトルクコンバータ100の縦断面概略図である。図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右側に図示しないトランスミッションが配置されている。図1に示す線O−Oは、トルクコンバータ100の回転軸である。
トルクコンバータ100は、エンジンから出力されるトルクを、トランスミッションの入力シャフト(図示せず)に伝達するための装置である。具体的には図1に示すように、トルクコンバータ100は主に、トルクコンバータ本体1と、クランクシャフト10およびトルクコンバータ本体1の間に配置されたダンパー機構8と、ダンパー機構8の入力側に固定されたイナーシャ部材2と、から構成されている。
<トルクコンバータ本体>
図1および図2を用いてトルクコンバータ本体1について説明する。図2はトルクコンバータ本体1の縦断面概略図である。
図1および図2に示すように、トルクコンバータ本体1は主に、フロントカバー3と、フロントカバー3とともに作動油が充填された流体室を形成するインペラ4と、インペラ4に入力されたトルクが作動油を介して伝達されるタービン5と、作動油の流れを調整するためのステータ6と、フロントカバー3およびタービン5を機械的に連結するためのロックアップ機構7と、から構成されている。
フロントカバー3はダンパー機構8によりクランクシャフト10に対して回転方向に弾性的に連結されている。具体的には、フロントカバー3のエンジン側には、支持部材としてのフロントボス34が固定されている。ダンパー機構8はフロントボス34に固定されている。
図2に示すように、インペラ4は主に、環状のインペラシェル41と、インペラシェル41に固定された複数のインペラブレード42と、インペラシェル41の内周部に溶接等によって固定されたインペラハブ43と、を有している。インペラハブ43は図示しない油圧ポンプに連結されている。フロントカバー3の外周部には、トランスミッション側に延びる外周筒状部31が形成されている。この外周筒状部31の先端は、インペラ4のインペラシェル41に溶接等により固定されている。フロントカバー3およびインペラ4により流体室が形成されている。
流体室には、インペラ4に軸方向に対向するようにタービン5が配置されている。タービン5は、トランスミッション側へトルクを出力するための部材であり、トランスミッションの入力シャフト(図示せず)とスプライン係合している。タービン5は主に、環状のタービンシェル51と、タービンシェル51に固定された複数のタービンブレード52と、タービンシェル51の内周部に固定されたタービンハブ53と、を有している。
タービンハブ53は、フランジ部53aとボス部53bとを有している。タービンシェル51の内周部は、複数のリベット54によりフランジ部53aに固定されている。
インペラ4とタービン5との軸方向間には、ステータ6が配置されている。ステータ6は、タービン5からインペラ4への作動油の流れを調整する機能を有している。具体的には図2に示すように、ステータ6は主に、環状のステータキャリア62と、ステータキャリア62の外周面に設けられた複数のステータブレード61と、を有している。ステータキャリア62は、ワンウェイクラッチ66を介してトランスミッション側から延びる筒状の固定シャフト(図示せず)に支持されている。
ワンウェイクラッチ66は、ステータキャリア62の固定シャフトに対する回転を一方向にのみ許容している。図2に示すように、ワンウェイクラッチ66は主に、ステータキャリア62に固定される環状のアウターレース65と、固定シャフトに固定される環状のインナーレース67と、インナーレース67に対して一方向にのみ回転可能なようにアウターレース65を支持するクラッチ部材66aと、を有している。
アウターレース65とステータキャリア62に形成される環状の突出部62aとの間には、環状の第1プレート69が挟み込まれている。第1プレート69は、第1スラストベアリング64とアウターレース65との間に挟み込まれている。第1プレート69の内周部とインナーレース67との軸方向間には、隙間が確保されている。これにより、第1プレート69はアウターレース65と一体で回転する。
アウターレース65のトランスミッション側には、環状の第2プレート68が装着されている。具体的には、第2プレート68の外周部には、エンジン側に折り曲げられた折曲部68aが形成されている。アウターレース65には、トランスミッション側に突出する環状の突出部65aが形成されている。折曲部68aは突出部65aの外周部に引っかけられている。第2プレート68の内周部とインナーレース67との軸方向間には、隙間が確保されている。これにより、第2プレート68はアウターレース65と一体で回転する。
以上の構成により、第1プレート69および第2プレート68は、アウターレース65と一体で回転する。また、第1プレート69および第2プレート68によりクラッチ部材66aがアウターレース65の内周側に保持される。
フロントカバー3とボス部53bとの軸方向間には、スラストワッシャ32が配置されている。フランジ部53aとステータ6との軸方向間には、第1スラストベアリング64が配置されている。ステータキャリア62とインペラハブ43との軸方向間には、第2スラストベアリング63が配置されている。これらの構成により、タービン5およびステータ6は、軸方向に位置決めされた状態で、フロントカバー3およびインペラ4に対して回転可能となる。
ロックアップ機構7は、必要に応じてフロントカバー3およびタービン5を機械的に連結するための機構である。具体的には図2に示すように、ロックアップ機構7は主に、タービン5とフロントカバー3との間に配置されたピストン71を有している。
ピストン71は、タービンハブ53により回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持されており、環状の摩擦プレート73が外周部に固定されている。ピストン71は、トランスミッション側へ延びる筒状部72を外周部に有している。筒状部72には複数の切欠部72aが形成されている。タービン5の外周部にはドリブンプレート55が固定されている。ドリブンプレート55は、半径方向外側へ延びる複数の爪部55aを有しており、爪部55aは切欠部72aに挿入されている。
これらの構成により、ピストン71は、タービン5と一体回転しながら軸方向に移動することができ、タービン5へトルクを伝達することができる。ピストン71の軸方向への移動は、作動油の圧力を調節することにより行われる。
<トルクコンバータの軸方向の位置決め方法>
トルクコンバータ100の軸方向の位置決めは、ダンパー機構8およびフロントボス34により行われている。具体的には図1に示すように、フロントボス34はフロントカバー3からエンジン側へ延びており、フロントボス34の外周側にダンパー機構8が配置されている。
フロントボス34は主に、支持部材本体としてのボス本体34bと、ボス本体34bのフロントカバー3側に形成された環状の当接部34cと、ボス本体34bのエンジン側に配置された先端部34aと、を有している。ボス本体34bの外周部にはスプラインが形成されている。先端部34aは、ボス本体34bよりも外径が小さく、クランクシャフト10に装着されたベアリング15に挿入されている。これにより、フロントボス34を介してフロントカバー3はクランクシャフト10により回転可能に支持されている。
当接部34cは、ボス本体34bから半径方向外側へ突出しており、後述するダンパー機構8のスプラインハブ85と軸方向に当接している。ボス本体34bの外周部には、規制部材としてのスナップリング35が取り外し可能なように装着されている。スナップリング35はダンパー機構8のフロントボス34に対するエンジン側への移動を規制するための部材である。スプラインハブ85は、スナップリング35および当接部34cの軸方向間に挟み込まれている。
このように、フロントボス34およびスナップリング35により、ダンパー機構8はトルクコンバータ本体1に対して軸方向に位置決めされている。
また後述するように、クランクシャフト10にはフレキシブルプレート11が固定されており、ダンパー機構8のクラッチプレート82はフレキシブルプレート11に固定されている。
以上に述べたように、ダンパー機構8、フロントボス34およびフレキシブルプレート11を介して、トルクコンバータ本体1はクランクシャフト10に連結されている。これにより、クランクシャフト10に対するトルクコンバータ100の軸方向の位置決めを確実に行うことができる。
<ダンパー機構>
(1)ダンパー機構の概要
一般に、車両の振動には、走行時異音(加速・減速ラトル,こもり音)の原因となる微小捩り振動がある。微小捩り振動に対しては、ダンパー機構の捩じり剛性は低い方が好ましい。一方、ダンパー機構のストッパートルクを十分に確保することも必要であるため、単に捩り剛性を低くするだけの単純な特性は好ましくない。
そこで、例えば、このダンパー機構8では図8に示す捩り特性が採用されている。具体的には、このダンパー機構8では2段特性が実現されている。主な領域における捩り剛性が低いため、微小捩り振動を吸収することができる。また、捩り角度の大きな領域における捩り剛性を高くしているため、十分なストッパートルクを実現できる。
(2)ダンパー機構の構成
図3〜図7を用いてダンパー機構8の構成について説明する。図3および図4はダンパー機構8の部分断面図である。図5は図3のA−A断面図である。図6は図4のB−B断面図である。図7は中立状態におけるダンパー機構8の部分平面図である。中立状態とは、ダンパー機構8にトルクが作用していない状態を意味している。図5〜図7において、回転方向R1側がダンパー機構8の回転方向駆動側(正側)であり、回転方向R2側がその反対側(負側)である。
図3〜図6に示すように、ダンパー機構8は主に、入力部材としての入力回転体81と、中間部材としてのハブフランジ86と、ハブフランジ86の内周側に配置された出力部材としてのスプラインハブ85と、2本の第1スプリング84aと、4組の第2スプリング84bと、を有している。
第2スプリング84bは、外径の異なる2つのスプリングが組み合わされたスプリングセットである。第1スプリング84aの剛性は第2スプリング84bの剛性に比べて大幅に小さい。第1スプリング84aにより1段目領域における低捩り剛性の捩り特性が実現されている。第2スプリング84bにより2段目領域における高捩り剛性の捩り特性が実現されている。
入力回転体81は、ダンパー機構8においてトルクが入力される部材であり、主に、クラッチプレート82と、リティーニングプレート83と、を有している。クラッチプレート82およびリティーニングプレート83は、板金製の円板状かつ環状の部材であり、軸方向に所定の間隔を空けた状態で互いに固定されている。
クラッチプレート82の外周部には、環状のイナーシャ部材2が溶接などにより固定されている。クラッチプレート82の外周部は、イナーシャ部材2とともに、複数のボルト13により環状のフレキシブルプレート11に固定されている。フレキシブルプレート11は複数のボルト14によりクランクシャフト10に固定されている。すなわち、クランクシャフト10に入力されたトルクは、フレキシブルプレート11を介してクラッチプレート82に入力される。
リティーニングプレート83は、クラッチプレート82のトランスミッション側に配置されている。クラッチプレート82およびリティーニングプレート83は、回転方向に等ピッチで配置された4つの連結部97により固定されている。
クラッチプレート82およびリティーニングプレート83の軸方向間には、環状のハブフランジ86が配置されている。入力回転体81およびハブフランジ86の内周側には、スプラインハブ85が配置されている。入力回転体81およびハブフランジ86の相対回転は、所定角度の範囲内に規制されている。スプラインハブ85およびハブフランジ86の相対回転は、所定角度の範囲内に規制されている。ハブフランジ86および入力回転体81の相対回転は、所定角度の範囲内に規制されている。これらの構成より、ダンパー機構8の捩り角度が決定されている。
ダンパー機構8は、さらに摩擦発生機構90と、摩擦抑制機構99と、を有している。摩擦発生機構90は、ヒステリシストルクを発生させるための機構であり、主に、第1摩擦ワッシャ91と、第2摩擦ワッシャ92と、第3摩擦ワッシャ93と、第4摩擦ワッシャ94と、を有している。
第2摩擦ワッシャ92、第3摩擦ワッシャ93およびフリクションプレート98により、主に2段目領域において高ヒステリシストルクを発生させる大摩擦発生機構90aが実現されている。第1摩擦ワッシャ91、第4摩擦ワッシャ94およびフランジ部85aにより、1段目領域において低ヒステリシストルクを発生する小摩擦発生機構90bが実現されている。
摩擦抑制機構99は、微小捩り振動に対して大摩擦発生機構90aの作動を抑制するための機構であり、フリクションプレート98を有している。フリクションプレート98は、第1プレート87と、第2プレート88と、第1プレート87および第2プレート88を連結する複数のピン89と、を有している。ピン89は、ハブフランジ86の孔86aを貫通している。図7に示すように、フリクションプレート98およびスプラインハブ85の相対回転は、所定角度の範囲内に規制されている。フリクションプレート98およびハブフランジ86の相対回転は、ピン89および孔86aにより所定角度の範囲内に規制されている。これらの構成により、例えば、捩り特性の2段目領域において微小捩り振動に対して大摩擦発生機構90aの作動が抑制される微小隙間θACp、θACnが確保される。
<トルクコンバータの動作>
図1および図2を用いて、トルクコンバータ100の動作について説明する。
車両の発進時においては、トルクコンバータ本体1により作動油を介してトルクが伝達される。具体的には、エンジンからのトルクがクランクシャフト10に入力されると、フレキシブルプレート11、ダンパー機構8およびフロントボス34を介して、フロントカバー3およびインペラ4が回転する。この結果、インペラ4からタービン5へ作動油を介してトルクが伝達される。これにより、エンジンからのトルクがトランスミッションへ滑らかに伝達され、車両の滑らかな発進が実現される。
車両の速度が所定の速度を超えると、トルク伝達効率を向上させるために、ロックアップ機構7によりフロントカバー3およびタービン5が連結される。具体的には、ピストン71とフロントカバー3との間の作動油が排出される。この結果、ピストン71のタービン5側の油圧がフロントカバー3側の油圧よりも高くなり、圧力差によりピストン71がフロントカバー3側へ移動する。これにより、ピストン71の摩擦プレート73がフロントカバー3に押し付けられ、フロントカバー3に入力されたトルクがピストン71を介してタービン5に伝達される。
この状態でトルクコンバータ100に微小捩り振動が入力された場合、例えば、ダンパー機構8において低ヒステリシストルクが発生する。具体的には、摩擦抑制機構99により大摩擦発生機構90aの作動が抑制され、小摩擦発生機構90bで低ヒステリシストルクが発生する。これにより、ロックアップ機構7によりフロントカバー3とタービン5とが連結されている場合であっても、ダンパー機構8により捩り振動を効果的に吸収および減衰することができる。
一方、ロックアップ機構7の連結解除時においては、ピストン71とフロントカバー3との間に油圧ポンプ(図示せず)から作動油が供給される。この結果、ピストン71のフロントカバー3側の油圧が高くなり、圧力差によりピストン71がタービン5側へ移動する。これにより、ピストン71がフロントカバー3に対して回転可能となり、インペラ4からタービン5へ作動油を介してトルクが伝達される。
<効果>
トルクコンバータ100により得られる効果は以下の通りである。
(1)
一般的に、ダンパー機構の共振回転数を低下させるためには、ダンパー機構の入力側および出力側のイナーシャを同じにすることが望ましい。
例えば、特許文献1に記載のトルクコンバータでは、ダンパー機構の入力側のイナーシャは主に、フロントカバー、インペラおよびピストンのイナーシャにより決まる。出力側のイナーシャは主に、タービンのイナーシャにより決まる。このため、出力側に比べて入力側のイナーシャが大きくなる。
それに対して、このトルクコンバータ100では、ダンパー機構8の入力回転体81にイナーシャ部材2が固定されている。このため、ダンパー機構8の入力側のイナーシャは主に、イナーシャ部材2により決定され、出力側のイナーシャは主に、フロントカバー3、インペラ4、タービン5およびピストン71により決定される。したがって、イナーシャ部材2の寸法を調整することにより、ダンパー機構8の入力側および出力側のイナーシャを同じにすることが可能となる。
ここで、入力側および出力側のイナーシャを同レベルにした場合の効果を、図9を用いて説明する。図9はロックアップ機構の連結時におけるエンジン側およびトランスミッション側の回転速度変動の測定結果を示している。横軸が回転速度を示しており、縦軸が回転速度変動の測定値を示している。
図9に示すように、特許文献1に記載のトルクコンバータに比べて、このトルクコンバータ100では、ダンパー機構8の共振回転数が低下することで、トランスミッション側の回転速度変動が低回転数領域において抑制されている。この結果、トルクコンバータ100の出力側の回転速度変動がトランスミッションの許容回転速度変動を下回る領域、つまりロックアップ機構7を連結できる回転速度領域、を拡大することが可能となる。これにより、作動油を介してトルク伝達が行われる領域が狭くなり、車両の燃費が向上する。
それに加えて、ダンパー機構8の入力回転体81がクランクシャフト10(より詳細にはフレキシブルプレート11)に固定されており、スプラインハブ85がフロントボス34に固定されている。このため、クランクシャフト10に対してトルクコンバータ100全体が軸方向に確実に位置決めされる。
以上の構成により、このトルクコンバータ100では、装置の軸方向への移動を防止しつつ、車両の燃費を向上させることができる。
(2)
このトルクコンバータ100では、ダンパー機構8がフロントボス34に軸方向へ取り外し可能に装着されている。具体的には、ダンパー機構8がフロントボス34にスプライン係合しており、スナップリング35によりフロントボス34に対する軸方向への移動が規制されている。このため、ダンパー機構8の組み付け作業が容易となり、トルクコンバータ100の組み付け性が向上する。
また、この場合、ユニット化されたダンパー機構を採用することができる。このため、ダンパー機構8の仕様変更や改良などが容易となり、ダンパー機構8の性能を向上させることができる。すなわち、トルクコンバータ100の性能の向上を図ることができる。
(3)
このトルクコンバータ100では、ダンパー機構8が摩擦発生機構90を有しているため、ロックアップ機構7の連結時に車両の振動を効果的に減衰および吸収することができる。
また、ダンパー機構8が摩擦抑制機構99を有しているため、ロックアップ機構7の連結時に微小捩り振動を効果的に減衰および吸収することができる。
(4)
このトルクコンバータ100では、ダンパー機構8のクラッチプレート82にフレキシブルプレート11がボルト13により固定されている。このため、従来のフレキシブルプレートの構成をそのまま利用することができる。
(5)
このトルクコンバータ100では、ワンウェイクラッチ66が第1プレート69および第2プレート68により保持されている。このため、ステータ6を支持する機構の軸方向寸法を短縮することができる。これにより、トルクコンバータ本体1の軸方向寸法を短縮することができ、トルクコンバータ100の小型化を実現できる、あるいは、ダンパー機構8による軸方向寸法の増大を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
(1)
ダンパー機構8の構成は前述の実施形態に限定されない。例えば、ダンパー機構8として、粘性ダンパーが採用されてもよい。ダンパー機構8の捩り特性などは前述の実施形態に限定されない。
(2)
前述の<効果>(1)、(3)〜(5)については、スプラインハブ85がフロントボス34に対して取り外し可能に装着されている必要はない。例えば、スプラインハブ85がフロントボス34に対して、溶接などにより取り外し不能に固定されている場合であっても、同様の効果が得られる。
(3)
前述の実施形態では、流体式トルク伝達装置としてトルクコンバータ100を例に説明している。しかし、ダンパー機構8が搭載される装置はこれに限定されない。例えば、流体式トルク伝達装置は流体継手などであってもよい。
トルクコンバータの縦断面概略図 トルクコンバータ本体の縦断面概略図 ダンパー機構の部分断面図 ダンパー機構の部分断面図 ダンパー機構の部分平面図 ダンパー機構の部分平面図 ダンパー機構の部分平面図(中立状態) ダンパー機構の捩り特性線図 回転変動の測定結果を示すグラフ
符号の説明
100 トルクコンバータ(流体式トルク伝達装置)
1 トルクコンバータ本体
2 イナーシャ部材
3 フロントカバー
4 インペラ
5 タービン
6 ステータ
7 ロックアップ機構
8 ダンパー機構
10 クランクシャフト
11 フレキシブルプレート
34 フロントボス(支持部材)
34b ボス本体(支持部材本体)
34c 当接部
35 スナップリング(規制部材)
81 入力回転体(入力部材)
84a 第1スプリング(第1弾性部材)
84b 第2スプリング(第2弾性部材)
85 スプラインハブ(出力部材)
86 ハブフランジ(中間部材)
90 摩擦発生機構
99 摩擦抑制機構

Claims (6)

  1. エンジンからトランスミッションへ流体を介してトルクを伝達するための流体式トルク伝達装置であって、
    フロントカバーと、
    前記フロントカバーに固定され前記エンジン側に延びる支持部材と、
    前記フロントカバーの前記トランスミッション側に配置され、前記フロントカバーとともに流体室を形成するインペラと、
    前記インペラと対向するように前記流体室内に配置されたタービンと、
    前記フロントカバーおよびタービンを機械的に連結可能なロックアップ機構と、
    前記エンジン側の部材に固定される入力部材と前記支持部材に固定される出力部材とを有し、前記エンジン側の部材およびフロントカバーを回転方向に弾性的に連結するダンパー機構と、
    前記ダンパー機構の入力部材に固定されるイナーシャ部材と、
    を備えた流体式トルク伝達装置。
  2. 前記支持部材は、前記出力部材を軸方向に移動可能にかつ一体回転可能に支持する支持部材本体と、前記出力部材の前記エンジン側に配置され前記支持部材本体に対する前記出力部材の前記エンジン側への移動を規制する規制部材と、を有しており、
    前記規制部材は、前記支持部材本体に対して取り外し可能に装着されている、
    請求項1に記載の流体式トルク伝達装置。
  3. 前記支持部材本体は、前記出力部材およびフロントカバーの軸方向間に配置され、前記出力部材と軸方向に当接する当接部を有しており、
    前記出力部材は、前記当接部および規制部材の軸方向間に挟み込まれている、
    請求項2に記載の流体式トルク伝達装置。
  4. 前記ダンパー機構は、前記入力部材および出力部材に対して回転可能に配置された中間部材と、前記中間部材および出力部材の間で回転方向に弾性変形可能な第1弾性部材と、前記入力部材および中間部材の間で回転方向に弾性変形可能な第2弾性部材と、をさらに有している、
    請求項1から3のいずれかに記載の流体式トルク伝達装置。
  5. 前記ダンパー機構は、前記入力部材および出力部材の間ならびに前記入力部材および中間部材の間のうち少なくとも一方で、回転方向の摩擦抵抗を発生させる摩擦発生機構をさらに有している、
    請求項4に記載の流体式トルク伝達装置。
  6. 前記ダンパー機構は、所定の捩り角度の範囲内において前記摩擦発生機構での前記摩擦抵抗の発生を抑制する摩擦抑制機構をさらに有している、
    請求項5に記載の流体式トルク伝達装置。
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