JPH11201182A - 多板クラッチ、多板クラッチの仮組み部材、及び多板クラッチのフライホイールへの組み付け方法 - Google Patents

多板クラッチ、多板クラッチの仮組み部材、及び多板クラッチのフライホイールへの組み付け方法

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JPH11201182A
JPH11201182A JP10001746A JP174698A JPH11201182A JP H11201182 A JPH11201182 A JP H11201182A JP 10001746 A JP10001746 A JP 10001746A JP 174698 A JP174698 A JP 174698A JP H11201182 A JPH11201182 A JP H11201182A
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JP
Japan
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clutch
plate
flywheel
hub
disk
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JP10001746A
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English (en)
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Yoshinaga Fukuda
佳修 福田
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Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/385Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs double clutches, i.e. comprising two friction disc mounted on one driven shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D2013/581Securing means for transportation or shipping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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    • F16D2300/12Mounting or assembling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多板クラッチの組み付け不良の抑制、及び多
板クラッチの組み付けの作業性向上。 【解決手段】 ツインクラッチ1は、スプラインハブ
3、第1円板状プレート5、フロント及びリアクラッチ
ディスク6,7、ダイヤフラムスプリング10、仮組み
ワイヤー12等を備える。リアクラッチディスク7は、
第1円板状プレート5と相対回転不能に嵌合する。ダイ
ヤフラムスプリング10は、プレッシャープレート9を
フライホイール50側に押圧する。仮組みワイヤー12
は、ハブ3に係止する第1係止部12aと、ダイヤフラ
ムスプリング10に係止する第2係止部12bとを有
し、ハブ3とダイヤフラムスプリング10との軸方向の
距離を所定の範囲に保つことによって、第1円板状プレ
ート5とリアクラッチディスク7との嵌合が外れること
を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン側のフラ
イホイールからトランスミッション側のドライブシャフ
トにトルクを伝達および遮断するための車両の多板クラ
ッチ、及び多板クラッチのフライホイールへの組み付け
方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の自動車等のクラッチに対する要求
として、エンジンの高出力化に対応したトルク伝達容量
の向上がある。一方、駆動系の軽量コンパクト化を達成
するために、クラッチのハウジングスペースを抑制する
必要もある。これらの要求を満たすものの1つとして、
シングルダンパーツインプレート方式の多板クラッチが
ある。
【0003】このシングルダンパーツインプレート方式
は、2枚のクラッチディスクを1つのダンパーで駆動す
る構造であり、2枚のクラッチディスクにそれぞれダン
パーを装着する場合の重量やイナーシャの増加,ハウジ
ングスペースの増大等の問題を解消することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シングルダンパーツイ
ンプレート方式の多板クラッチの一例を図5に示す。図
5は、フライホイール50にツインクラッチ(多板クラ
ッチ)101を組み付ける順序を示した図である。この
ツインクラッチ101は、主として、フロント及びリア
クラッチディスク6,7を含むクラッチディスク組立体
2、フライホイールリング51、クラッチカバー組立体
13、インターミディエットプレート11、及びコイル
スプリング42から構成されている。
【0005】上述のごとく構成されたツインクラッチ1
01を組み付ける場合、まず、リアクラッチディスク7
を除いてクラッチディスク組立体2を組み立て、フライ
ホイール50に対して位置決めする。次に、ストラップ
プレートを介して連結されたフライホイールリング51
及びインターミディエットプレート11、コイルスプリ
ング42、リアクラッチディスク7、及びクラッチカバ
ー組立体13を、フロントクラッチディスク6に対して
順々に重ねるように組み付け、ボルト52を締め付け
る。このように組み付ける段階において、リアクラッチ
ディスク7の内歯7aとクラッチディスク組立体2の第
1円板状プレート5の筒状セレーション嵌合部23とが
セレーション係合して、リアクラッチディスク7が第1
円板状プレート5に対して回転不能に嵌合する。このと
き筒状セレーション嵌合部23に係合するリアクラッチ
ディスク7の内歯7aの径方向寸法は、2〜3mm程度
に設定されることが多く、正規に嵌合させるためには正
確な作業が要求される。
【0006】しかし上記のように組み付ける場合、リア
クラッチディスク7と第1円板状プレート5とのセレー
ション係合部分が、組み付けを行う者から見て、クラッ
チカバー組立体13のプレッシャープレート9及びダイ
ヤフラムスプリング10の裏側になり、これらに阻まれ
て直視することができない状態となる。このため、係合
が外れた状態でボルト52が締め付けられてリアクラッ
チディスク7が筒状セレーション嵌合部23に乗り上げ
てしまい、正規の組み付けが為されなくなる恐れがあ
る。このようにリアクラッチディスク7が変形した状態
でツインクラッチ101が使用されると、クラッチの切
れ不良が発生する。
【0007】また、従来は、上記のように幾つかの部品
に分かれた状態で多板クラッチが工場から現場へと納入
され、工場においても困難な多板クラッチのフライホイ
ールへの組み付けを現場において行っていた。このた
め、現場において困難な作業を余儀なくされていた。本
発明の課題は、組み付け不良によるクラッチの性能低下
を抑制すること、及び多板クラッチの組み付けの作業性
を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の多板ク
ラッチは、エンジン側のフライホイールからトランスミ
ッション側のドライブシャフトにトルクを伝達および遮
断するための車両の多板クラッチであって、ハブと、ク
ラッチディスク保持部材と、第1クラッチディスクと、
第2クラッチディスクと、クラッチカバーと、中間板
と、プレッシャープレートと、押圧部材と、仮組み部材
とを備えている。ハブは、中央部に開口が形成されてお
り、ドライブシャフトと相対回転不能に係合する。クラ
ッチディスク保持部材は、ハブの外周側に配置されてお
り、ハブに対する回転軸方向の移動が規制されており、
ハブと連動して回転する。第1クラッチディスクは、ク
ラッチディスク保持部材に装着されており、フライホイ
ールに対向するものであって、フライホイールと圧接し
得る。第2クラッチディスクは、クラッチディスク保持
部材と相対回転不能に嵌合する。クラッチカバーはフラ
イホイールに固定される。中間板は、第1及び第2クラ
ッチディスクの間に配置され、クラッチカバーに連動し
て回転する。プレッシャープレートは、第1及び第2ク
ラッチディスク及び中間板を挟んでフライホイールと反
対側に配置されており、クラッチカバーに連動して回転
する。押圧部材は、クラッチカバーに支持されており、
プレッシャープレートをフライホイール側に押圧する。
仮組み部材は、ハブに係止する第1係止部と、押圧部材
に係止する第2係止部とを有している。この仮組み部材
は、ハブと押圧部材との回転軸方向の距離を所定の範囲
に保つことによって、クラッチディスク保持部材と第2
クラッチディスクとの嵌合が外れることを抑える。
【0009】多板クラッチが接続状態にあるときには、
押圧部材によってフライホイールとプレッシャープレー
トとの間に中間板を介して挟持された第1及び第2クラ
ッチディスクに、フライホイールからトルクが入力され
る。このトルクは、クラッチディスク保持部材と連動し
て回転するハブに伝わり、ハブからトランスミッション
のドライブシャフトへと伝達される。
【0010】多板クラッチの接続を解除して遮断状態に
するときには、押圧部材のプレッシャープレートへの押
圧を解除して、クラッチカバー、プレッシャープレー
ト、及び中間部材(入力側の部材)と第1及び第2クラ
ッチディスク(出力側の部材)との間のトルク伝達を解
除する。これにより、フライホイールからトランスミッ
ションのドライブシャフトへのトルクの流れが遮断され
る。
【0011】この多板クラッチは、仮組み部材により一
体化させることができる。すなわち、従来はフライホイ
ールに組み付けた段階でフライホイールとともに一体化
される多板クラッチを、フライホイールに組み付ける前
に正規の状態で一体化させることができる。具体的に
は、仮組み部材を押圧部材及びハブに係止させて、ハブ
と押圧部材との回転軸方向の距離を所定の範囲に保ち、
クラッチディスク保持部材と第2クラッチディスクとの
嵌合の外れを抑えつつ多板クラッチを一体化させる。
【0012】ここでは、工場において予め多板クラッチ
を一体化させておき、それを現場に送ることができるた
め、困難なクラッチディスク保持部材と第2クラッチデ
ィスクとの嵌合を含む多板クラッチの組立作業を現場で
行わずに済む。すなわち、プレッシャープレートや押圧
部材等によりクラッチディスク保持部材と第2クラッチ
ディスクとの嵌合部分が直視できないような場合であっ
て組み付け時にクラッチディスク保持部材と第2クラッ
チディスクとを嵌合させることが困難な作業となる場合
でも、熟練した専門技能者と十分な設備を備えた工場に
おいて多板クラッチを組み立てることができるため、現
場での作業が一体化された多板クラッチをフライホイー
ルに装着するだけの比較的容易な作業となる。
【0013】また、工場において多板クラッチが一体化
されるため、現場での作業に較べて第2クラッチディス
クの組み付け不良率が小さくなり、組み付け不良による
クラッチの性能低下が抑制される。請求項2に記載の多
板クラッチは、請求項1に記載のものにおいて、押圧部
材は押圧部と複数のレバー部とを有するダイヤフラムス
プリングである。押圧部は環状であり、レバー部は押圧
部から内周側に延びる部分である。仮組み部材は、第1
係止部、第2係止部、及び貫通部を有している。第1係
止部はハブのフライホイール側の端面に係止する部分で
あり、第2係止部はダイヤフラムスプリングのレバー部
の先端部に係止する部分である。貫通部は、ハブの開口
を貫通する部分であって、第1及び第2係止部を結ぶ。
【0014】通常、ダイヤフラムスプリング式のクラッ
チにおいては、ダイヤフラムスプリングの内周側の先端
部に装着されるレリーズベアリングを回転軸方向に移動
させることによってダイヤフラムスプリングの押圧及び
押圧解除を行う。フライホイールと多板クラッチが一体
となった後においてはプレッシャープレートとフライホ
イールとの間に第1及び第2クラッチディスクが挟持さ
れることになるが、ここではフライホイールに組み付け
る前に多板クラッチを一体化させるために、ハブ、ハブ
に対する回転軸方向の移動が規制されているクラッチデ
ィスク保持部材、及びクラッチディスク保持部材に装着
されている第1クラッチディスクの回転軸方向の移動を
第1係止部により規制し、第2係止部によりダイヤフラ
ムスプリングのレバー部の先端部を第1クラッチディス
クに対して所定位置にくるように保持して、プレッシャ
ープレートと第1クラッチディスクとの回転軸方向の距
離を所定範囲に維持している。
【0015】また、多板クラッチにおいて回転軸方向に
スペースが貫通しており且つダイヤフラムスプリングの
レバー部の先端部にも近い位置であるハブの開口に仮組
み部材の貫通部を配置しているため、仮組み部材を簡易
で小型のものとすることができる。請求項3に記載の多
板クラッチは、請求項2に記載の多板クラッチにおい
て、貫通部は、所定の力により、第1係止部が多板クラ
ッチの回転軸に接近するような弾性変形をする。
【0016】仮組み部材により一体化された多板クラッ
チをフライホイールに組み付けた後には、トランスミッ
ションのドライブシャフトをハブの開口に挿入して係合
させなければならないため、仮組み部材を多板クラッチ
から外さなければならない。ここでは、所定の力をかけ
ることによって第1係止部が多板クラッチの回転軸に接
近する、すなわちハブの開口内のスペースに第1係止部
が移動して第1係止部のハブへの係止が解除されるよう
な構造となっている。
【0017】このように、貫通部を弾性変形させること
で多板クラッチから仮組み部材を外すことができる。ま
た、仮組み部材を破壊せずに取り外すことができるの
で、仮組み部材の再利用が可能である。請求項4に記載
の多板クラッチは、請求項1から3のいずれかに記載の
ものにおいて、第1係止部は、ハブに対して仮組み部材
をトランスミッション側に相対移動させたときに、ハブ
に対する係止が解除される。
【0018】ここでは、仮組み部材により一体化された
多板クラッチをフライホイールに組み付けた後に仮組み
部材を多板クラッチから外す際に、フライホイールに組
み付けられた多板クラッチから仮組み部材を引き抜くよ
うにトランスミッション側に移動させる。請求項5に記
載の多板クラッチは、請求項1から4のいずれかに記載
のものにおいて、仮組み部材は、線材を曲げ加工したも
のである。
【0019】ここでは、曲げ加工の容易な線材を用い
て、第1及び第2係止部を含む仮組み部材を製作してい
る。したがって、製作コストが抑えられ、また多種の多
板クラッチの形態及びサイズに対応させやすい。請求項
6に記載の多板クラッチは、請求項1から5のいずれか
に記載のものにおいて、弾性部材をさらに備えている。
弾性部材は、ハブとクラッチディスク保持部材とを円周
方向に弾性的に連結する。
【0020】ここでは、多板クラッチはダンパー機能を
有する。請求項7に記載の仮組み部材は、請求項1から
6のいずれかに記載の多板クラッチの仮組み部材であ
る。本請求項の仮組み部材を用いれば、従来数点の部品
に分かれた状態で出荷され現場での最終組立となってい
た多板クラッチを、適切な設備及び技能者を有する工場
内で一体化することができる。これにより、組み付け不
良によるクラッチの性能低下が抑えられ、現場での多板
クラッチの組み付けの作業性が向上する。
【0021】請求項8に記載の多板クラッチのフライホ
イールへの組み付け方法は、請求項1から6のいずれか
に記載の多板クラッチをフライホイールへ組み付ける方
法であって、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第
4工程とを備えている。第1工程では、仮組み部材によ
って、クラッチディスク保持部材に第2クラッチディス
クを嵌合させた状態で、多板クラッチを一体化させる。
第2工程では、一体化させた多板クラッチを、締結部材
によって、フライホイールに仮締めする。第3工程で
は、フライホイールに仮締めされた多板クラッチから、
仮組み部材を取り除く。第4工程では、締結部材を規定
の締結力で本締めする。
【0022】ここでは、クラッチディスク保持部材と第
2クラッチディスクとが、第1工程において嵌合し、第
3工程までは仮組み部材によって嵌合状態が維持され、
第3工程では仮締めの締結部材によって嵌合状態が維持
される。このように、第4工程で締結部材が本締めされ
て正規に多板クラッチがフライホイールに組み付けられ
るまでの間、クラッチディスク保持部材と第2クラッチ
ディスクとの正規の嵌合状態が維持される。したがっ
て、工場において第1工程を行えば、現場においては困
難なクラッチディスク保持部材と第2クラッチディスク
との嵌合を含む組み付けを行わずに済む。これにより、
現場での組み付けの作業性が向上し、組み付け不良が少
なくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態におけるツイ
ンクラッチ(多板クラッチ)を図1及び図2に示す。こ
のツインクラッチ1はエンジン側のフライホイール50
に取り付けられるものであり、主として、クラッチディ
スク組立体2、クラッチカバー8、プレッシャープレー
ト9、ダイヤフラムスプリング10、インターミディエ
ットプレート11、及び仮組みワイヤー12から構成さ
れている。以下の説明では、エンジン側(図1の左側)
を軸方向前方とし、トランスミッション側(図1の右
側)を軸方向後方とする。フライホイール50の外周側
軸方向後側には、平坦な環状の摩擦面50aが形成され
ている。
【0024】クラッチディスク組立体2は、フライホイ
ール50に対向する位置に配置される。クラッチディス
ク組立体2の径方向外側にはフライホイールリング51
が配置され、フライホイールリング51を挟んでフライ
ホイール50と反対側には、クラッチカバー8が配置さ
れている。フライホイールリング51は、円周方向に等
間隔で3カ所に軸方向後方に延びる弧状部51aを有す
る。また、フライホイールリング51とクラッチカバー
8の外周部とは、軸方向に延びる複数のボルト52によ
りフライホイール50に固定される。ボルト52はフラ
イホイールリング51の弧状部51aを貫通している。
フライホイールリング51はフライホイール50と一体
の部材であると見なしてもよい。
【0025】クラッチディスク組立体2では、中心部に
設けたスプラインハブ3が図示しないトランスミッショ
ンのドライブシャフトにスプラインを介して連結してい
る。すなわち、スプラインハブ3の中央には、軸方向に
貫通する円筒状の開口3bが設けられており、スプライ
ンハブ3の内周面にはスプライン溝が形成されている。
スプラインハブ3のフランジ部3aの軸方向両側には板
金製の円板状プレートである第1円板状プレート(クラ
ッチディスク保持部材)5及び第2円板状プレート22
が配置されており、これらは、コイルスプリング4を介
してフランジ部3aに連結されている。なお、第1円板
状プレート5はフライホイール50に近接して配置され
ており、第2円板状プレート22は第1円板状プレート
5の軸方向後方に配置されている。第1円板状プレート
5と第2円板状プレート22の外周部同士は、複数のス
トップピン61により互いに固定されている。
【0026】クラッチディスク組立体2は、さらに、フ
ロントクラッチディスク(第1クラッチディスク)6と
リアクラッチディスク(第2クラッチディスク)7とを
外周部に有している。フロントクラッチディスク6は第
1円板状プレート5の外周側を環状に延びており、コア
プレートと、その両面に固定されたセラミック・メタル
焼結材料製の摩擦フェーシングとを備えている。フロン
トクラッチディスク6の内周部は多数のリベット62に
より第1円板状プレート5に固定されている。フロント
クラッチディスク6は、フライホイール50の摩擦面5
0aに近接して配置されている。
【0027】リアクラッチディスク7はフロントクラッ
チディスク6とほぼ同様の構造を有しているが、フロン
トクラッチディスク6と異なり、内周に複数の爪状の内
歯(又は突部)7aを備えている。第1円板状プレート
5の外周部には、軸方向後側に延びる筒状セレーション
嵌合部23が形成されている。筒状セレーション嵌合部
23はプレス加工によって複数の歯型になっている。言
い換えると、筒状セレーション嵌合部23には、径方向
外方に突出する複数の突起23aが形成されている。各
突起23aは所定寸法だけ軸方向に延びている。リアク
ラッチディスク7の内歯7aは複数の突起23a間に挿
入される。これによって、リアクラッチディスク7は、
筒状セレーション嵌合部23に対して軸方向に移動自在
に且つ回転不能に連結されている。リアクラッチディス
ク7は、筒状セレーション嵌合部23に対して軸方向後
側から取付け又は軸方向後側に取り外し可能である。
【0028】クラッチカバー8のコーナー部にはワイヤ
リング25が設けられており(図1参照)、このワイヤ
リング25がダイヤフラムスプリング10の外周端を支
持している。また、ダイヤフラムスプリング10の径方
向中間部は、プレッシャープレート9に固定されるクリ
ップ26によりプレッシャープレート9側に支持されて
いる。ダイヤフラムスプリング10は、環状の押圧部1
0aと、押圧部10aから内周側に延びる複数のレバー
部10bとから成り、レバー部10bの先端(内周端)
がレバープレート63を介してレリーズベアリング(図
示せず)に連結する。
【0029】プレッシャープレート9はリアクラッチデ
ィスク7及びフロントクラッチディスク6を挟んでフラ
イホイール50に対向しており、それらに沿って環状に
延びている。さらに、リアクラッチディスク7及びフロ
ントクラッチディスク6の軸方向の間には環状のインタ
ーミディエットプレート11がそれらと同心に設けられ
ている。インターミディエットプレート11には、熱対
策等のために、径方向に貫通する複数の孔11aが形成
されている。
【0030】これらのクラッチカバー8、プレッシャー
プレート9、及びダイヤフラムスプリング10等でクラ
ッチカバー組立体が構成されている。プレッシャープレ
ート9とインターミディエットプレート11は、それぞ
れ、円周方向に間隔を隔てた外周部の3箇所に、径方向
外方へ突出したボス32、33を一体に備えている。
【0031】ボス33の後面には、クラッチの接線方向
(ほぼクラッチの円周方向)に延びるストラッププレー
ト35の一端部がリベット36により固定されている。
ストラッププレート35の他端部は、フライホイールリ
ング51の後端面にボルト37により固定されている。
ストラッププレート35はインターミディエットプレー
ト11をフライホイールリング51に対して相対回転不
能に連結すると共に、クラッチ接続状態(インターミデ
ィエットプレート11がフライホイール50側へ移動し
た状態)において、インターミディエットプレート11
をクラッチレリーズ方向に弾性的に付勢する。
【0032】ボス32の後面には、クラッチ接線方向に
延びるストラッププレート38の一端部がリベット39
により固定されている。リベット39に対応してクラッ
チカバー8には軸方向孔が形成されている。ストラップ
プレート38の他端部は、リベット40によりクラッチ
カバー8に固定されている。このようにして、ストラッ
ププレート38は、プレッシャープレート9をクラッチ
カバー8に対して相対回転不能に連結している。
【0033】さらに、各ボス32とそれに隣接するボス
33との間には、軸方向に延びるコイルスプリング42
が圧縮状態で配置される。コイルスプリング42は一端
部がボス33の後面に設けられた凹部43に、径方向に
移動不能の状態で入り込んでいる。又、コイルスプリン
グ42の他端部は、ボス32の前面に設けられた凹部4
4に入り込むと共に、リベット39の頭部の外周に嵌合
しており、径方向に移動しない状態で組み付けられる。
【0034】仮組みワイヤー12は、図3及び図4に示
すように、硬鋼線材に曲げ加工を施して成形したもので
ある。この仮組みワイヤー12は、直線部12cと、2
つの第2係止部12bと、2つの貫通部12dと、2つ
の第1係止部12aとから構成される。直線部12c
は、ツインクラッチ1の回転軸O−Oからダイヤフラム
スプリング10のレバー部10bの先端までの距離の2
倍よりも若干長く延びる(図1参照)。2つの第2係止
部12bは、それぞれ直線部12cの両端から折れて約
90度の円弧を描く。2つの貫通部12dは、それぞれ
第2係止部12bの直線部12cとの接合部分と反対側
の端部から回転軸O−O側に折れて延びた後、さらに折
れて直線部12c及び第2係止部12bを含む平面と直
交する方向に延びており、互いにほぼ平行である。2つ
の第1係止部12aは、貫通部12dの第2係止部12
bとの接合部分と反対側の端部であり、他の貫通部12
dから離れる側になめらかな凸状に形成された部分であ
る。
【0035】次に、ツインクラッチ1の接続状態及びク
ラッチレリーズ動作について説明する。クラッチ接続状
態では、ダイヤフラムスプリング10の付勢力によりプ
レッシャープレート9がリアクラッチディスク7をイン
ターミディエットプレート11に押し付け、インターミ
ディエットプレート11がフロントクラッチディスク6
をフライホイール50に押し付ける。
【0036】レリーズベアリング(図示せず)によりダ
イヤフラムスプリング10のレバー部10bの先端部を
軸方向後方側に移動させると、ダイヤフラムスプリング
10からプレッシャープレート9に負荷されている押し
付け力が解放される。これにより、フロント及びリアク
ラッチディスク6,7に対する押し付け力も解放され、
クラッチがレリーズされる。
【0037】上記状態から、図示しないレリーズベアリ
ングを操作してダイヤフラムスプリング10のレバー部
10bの先端部を軸方向前方側に移動させると、ダイヤ
フラムスプリング10の付勢力によりプレッシャープレ
ート9がリアクラッチディスク7をインターミディエッ
トプレート11に押し付け、インターミディエットプレ
ート11がフロントクラッチディスク6をフライホイー
ル50に押し付ける。
【0038】次に、ツインクラッチ1のフライホイール
50への組み付け動作について説明する。まず、第1工
程として、第1円板状プレート5にリアクラッチディス
ク7を嵌合させた状態で、仮組みワイヤー12によって
ツインクラッチ1を一体化させる。具体的には、仮組み
ワイヤー12の第1及び第2係止部12a,12bをダ
イヤフラムスプリング10のレバー部10bの先端部及
びスプラインハブ3のフライホイール50側の端面に係
止させて、スプラインハブ3とダイヤフラムスプリング
10のレバー部10bの先端部との軸方向の距離を所定
距離に保つ。これにより、ダイヤフラムスプリング10
の押圧力によってプレッシャープレート9がフロントク
ラッチディスク6に対して押圧され、フロントクラッチ
ディスク6,インターミディエットプレート11,リア
クラッチディスク7,及びプレッシャープレート9が隙
間なく密着する。この状態を図1に示す。
【0039】この第1工程では、第1円板状プレート5
の筒状セレーション嵌合部23とリアクラッチディスク
7とが正規の嵌合状態となるように、軸の平行度等に注
意して作業が行われる。通常、この第1工程は適切な設
備及び技能者を備えた工場で行われ、その後第2工程以
降を行う現場(自動車ディーラーやショップ)に出荷さ
れる。本実施形態のツインクラッチ1では、仮組みワイ
ヤー12を用いることで、従来数点の部品に分かれた状
態で出荷され現場での組立となっていたツインクラッチ
を一体化した状態で出荷することができる。
【0040】次に、第2工程として、一体化したツイン
クラッチ1を、フライホイール50に、ボルト52によ
って仮締めする。次に、第3工程として、フライホイー
ル50に仮締めされたツインクラッチ1から、仮組みワ
イヤー12を取り除く。最後に、第4工程として、ボル
ト52を規定の締結力で本締めする。
【0041】ここで第1円板状プレート5の筒状セレー
ション嵌合部23とリアクラッチディスク7との嵌合部
分について着目すると、第1工程において嵌合し、第3
工程までは仮組みワイヤー12によって正規の嵌合状態
が維持され、第3工程では仮締めのボルト52によって
正規の嵌合状態が維持される。このように、第4工程で
ボルト52が本締めされて正規にツインクラッチ1がフ
ライホイール50に組み付けられるまでの間、筒状セレ
ーション嵌合部23とリアクラッチディスク7との正規
の嵌合状態が維持される。したがって、工場において第
1工程を行えば、現場においては困難な筒状セレーショ
ン嵌合部23とリアクラッチディスク7との嵌合を含む
組み付け作業を行わずに済む。これにより、現場での組
み付けの作業性が向上して、組み付け不良が少なくなっ
ている。
【0042】このように、本実施形態のツインクラッチ
1では、工場において予め多板クラッチを一体化させて
おき、それを現場に送ることができるため、困難な筒状
セレーション嵌合部23とリアクラッチディスク7との
嵌合を含むツインクラッチの組立作業を現場で行わずに
済む。すなわち、プレッシャープレート9やダイヤフラ
ムスプリング10等により筒状セレーション嵌合部23
とリアクラッチディスク7との嵌合部分を組み付け者が
直視できないような場合であって組み付け時に筒状セレ
ーション嵌合部23とリアクラッチディスク7とを正規
に嵌合させ難い場合でも、熟練した専門技能者と十分な
設備を備えた工場においてツインクラッチ1を組み立て
ることができるため、現場での作業が一体化されたツイ
ンクラッチ1をフライホイール50に装着するだけの比
較的容易な作業となる。また、工場においてツインクラ
ッチ1が一体化されるため、現場での作業に較べてリア
クラッチディスク7の組み付け不良率が小さくなり、組
み付け不良によるクラッチの性能低下が抑制される。
【0043】また、仮組みワイヤー12の形状及び配置
については、ツインクラッチ1において回転軸O−O方
向にスペースが貫通しており且つダイヤフラムスプリン
グ10のレバー部10bの先端部にも近い位置であるス
プラインハブ3の開口3bに仮組みワイヤー12の貫通
部12dを配置しているため、仮組みワイヤー12が簡
易で小型なものとなっている。
【0044】第3工程においては、ツインクラッチ1か
ら仮組みワイヤー12を取り除くが、具体的には、フラ
イホイール50に組み付けられたツインクラッチ1に正
対して仮組みワイヤー12を引き抜くように軸方向後方
に移動させる。このときには、なめらかな凸状の第1係
止部12aがスプラインハブ3の内周面から回転軸O−
O側に力を受ける。これにより、貫通部12dが弾性変
形し第1係止部12aが回転軸O−Oに接近して、第1
係止部12aのスプラインハブ3への係止が解除され
る。したがって、その後、仮組みワイヤー12がスプラ
インハブ3の開口3bから抜ける。
【0045】このように、貫通部12dが弾性変形する
ような構造としているため、仮組みワイヤー12を破壊
せずに済み、仮組みワイヤー12の再利用も可能であ
る。また、仮組みワイヤー12は、曲げ加工の容易な線
材を用いて製作しており、製作コストが安価で、かつ多
種のツインクラッチの形態及びサイズに対応させやす
い。 [他の実施形態]上記実施形態においては、硬鋼線材を
成形して仮組みワイヤー12を製作しているが、同様に
スプラインハブ3とダイヤフラムスプリング10のレバ
ー部10bの先端とに係止して両者の軸方向の距離を一
時的に所定の値に保持できるものであれば、ばね鋼鋼材
を使用したものや樹脂製のものを代替品として採用する
こともできる。これらの場合には、上記実施形態の仮組
みワイヤー12の形状と異なる形状のものとなる。
【0046】
【発明の効果】本発明では、仮組み部材により工場にお
いて予め多板クラッチを一体化させておき、それを現場
に送ることができるため、現場での作業が比較的容易な
作業となる。また、工場において多板クラッチを一体化
することができるため、第2クラッチディスクの組み付
け不良が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における多板クラッチの縦
断面図。
【図2】多板クラッチの部分横断面図。
【図3】仮組みワイヤーの正面図。
【図4】仮組みワイヤーの側面図。
【図5】従来の多板クラッチのフライホイールへの組み
付け図。
【符号の説明】
1 ツインクラッチ(多板クラッチ) 3 スプラインハブ(ハブ) 4 コイルスプリング(弾性部材) 5 第1円板状プレート(クラッチディスク保持部
材) 6 フロントクラッチディスク(第1クラッチディス
ク) 7 リアクラッチディスク(第2クラッチディスク) 8 クラッチカバー 9 プレッシャープレート 10 ダイヤフラムスプリング(押圧部材) 10a 押圧部 10b レバー部 11 中間板(インターミディエットプレート) 12 仮組みワイヤー(仮組み部材) 12a 第1係止部 12b 第2係止部 12d 貫通部 101 ツインクラッチ(多板クラッチ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側のフライホイールからトランス
    ミッション側のドライブシャフトにトルクを伝達および
    遮断するための車両の多板クラッチであって、 中央部に開口が形成されており、前記ドライブシャフト
    と相対回転不能に係合するハブと、 前記ハブの外周側に配置され、前記ハブに対する回転軸
    方向の移動が規制されており、前記ハブと連動して回転
    するクラッチディスク保持部材と、 前記クラッチディスク保持部材に装着され、前記フライ
    ホイールに対向し前記フライホイールと圧接し得る第1
    クラッチディスクと、 前記クラッチディスク保持部材と相対回転不能に嵌合す
    る第2クラッチディスクと、 前記フライホイールに固定されるクラッチカバーと、 前記第1及び第2クラッチディスクの間に配置され、前
    記クラッチカバーに連動して回転する中間板と、 前記第1及び第2クラッチディスク及び中間板を挟んで
    前記フライホイールと反対側に配置され、前記クラッチ
    カバーに連動して回転するプレッシャープレートと、 前記クラッチカバーに支持され、前記プレッシャープレ
    ートを前記フライホイール側に押圧する押圧部材と、 前記ハブに係止する第1係止部と、前記押圧部材に係止
    する第2係止部とを有し、前記ハブと前記押圧部材との
    回転軸方向の距離を所定の範囲に保つことによって前記
    クラッチディスク保持部材と前記第2クラッチディスク
    との嵌合の外れを抑える仮組み部材と、を備えた多板ク
    ラッチ。
  2. 【請求項2】前記押圧部材は、環状の押圧部と前記押圧
    部から内周側に延びる複数のレバー部とを有するダイヤ
    フラムスプリングであり、 前記仮組み部材は、前記ハブのフライホイール側の端面
    に係止する第1係止部と、前記ダイヤフラムスプリング
    のレバー部の先端部に係止する第2係止部と、前記ハブ
    の開口を貫通し前記第1及び第2係止部を結ぶ貫通部と
    を有している、請求項1に記載の多板クラッチ。
  3. 【請求項3】前記貫通部は、所定の力により、前記第1
    係止部が多板クラッチの回転軸に接近するような弾性変
    形をする、請求項2に記載の多板クラッチ。
  4. 【請求項4】前記第1係止部は、前記ハブに対して前記
    仮組み部材をトランスミッション側に相対移動させたと
    きに前記ハブに対する係止が解除される、請求項1から
    3のいずれかに記載の多板クラッチ。
  5. 【請求項5】前記仮組み部材は、線材を曲げ加工したも
    のである、請求項1から4のいずれかに記載の多板クラ
    ッチ。
  6. 【請求項6】前記ハブと前記クラッチディスク保持部材
    とを円周方向に弾性的に連結する弾性部材をさらに備え
    た、請求項1から5のいずれかに記載の多板クラッチ。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれかに記載の多板ク
    ラッチの仮組み部材。
  8. 【請求項8】請求項1から6のいずれかに記載の多板ク
    ラッチのフライホイールへの組み付け方法であって、 仮組み部材によって、クラッチディスク保持部材に第2
    クラッチディスクを嵌合させた状態で、多板クラッチを
    一体化させる第1工程と、 前記一体化させた多板クラッチを、締結部材によって、
    フライホイールに仮締めする第2工程と、 前記フライホイールに仮締めされた多板クラッチから前
    記仮組み部材を取り除く第3工程と、 前記締結部材を規定の締結力で本締めする第4工程と、
    を備えた、多板クラッチのフライホイールへの組み付け
    方法。
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