JP3489975B2 - リニアガイドユニットのためのレールユニット - Google Patents

リニアガイドユニットのためのレールユニット

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JP3489975B2 JP24153097A JP24153097A JP3489975B2 JP 3489975 B2 JP3489975 B2 JP 3489975B2 JP 24153097 A JP24153097 A JP 24153097A JP 24153097 A JP24153097 A JP 24153097A JP 3489975 B2 JP3489975 B2 JP 3489975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向軸線を有
する長尺ガイドハウジングと案内空洞を限定する壁手段
とを備えてなるリニアガイドユニットに関するものであ
り、上記壁手段は上記案内空洞の少なくとも1つの長手
方向開口を限定する。当該リニアガイドユニットは更
に、摺動又は/及び回転手段によって上記案内空洞内に
案内される少なくとも1つのキャリッジを備えてなり、
当該キャリッジは上記長手方向軸線に沿って案内される
べき対象物と上記長手方向開口を介して連結可能であ
る。
【0002】この種のリニアガイドユニットは、例えば
工作機械組立体において工作機械要素又はそのような工
作機械要素によって形作られるべき対象物を案内するた
めに用いられる。しばしば、所定の運動プログラムにし
たがって上記長手方向軸線に沿って上記キャリッジを動
かすための駆動手段を備えることが必要である。各種タ
イプの駆動手段が用いられうる。例えば、駆動手段とし
てシリンダピストン装置を用いることが可能である。そ
のようなシリンダピストン装置を用いる場合、当該シリ
ンダピストン装置のシリンダコンポーネントはガイドハ
ウジングに一体化されていてもよい。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】リニア
ガイドユニットは例えばヨーロッパ特許第038403
2号公報から公知である。この公知のリニアガイドユニ
ットにおいて、シリンダはガイドハウジングに一体化さ
れ、ピストンロッドを有しないピストンは案内空洞内に
可動に収められ、その中で長手方向軸線と平行に動く。
ピストンの動きは、ガスや液体のような流体をピストン
の両側の作動室に導き入れ、当該作動室から引き出すこ
とによって得られる。フレキシブルな引っ張り部材はベ
ルトである。当該ベルトはピストンと連結し、シリンダ
の両端で流体シール手段を介して案内される。このベル
トは、キャリッジに向かって、ガイドハウジングの両端
に備えられた偏向手段回りに案内される。ベルトはガイ
ドハウジングのスロットの内側で上記偏向手段と上記キ
ャリッジの間で動く。上記スロットにおいてキャリッジ
は案内される。案内空洞の完全なる内部閉じ込め(カプ
セル収納)に関して示唆はない。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願第381559
5号公開公報から、ベルトを備えてなるリニアガイドユ
ニットが公知である。このリニアガイドユニットにおい
て、ベルトはループを形成する。このループはガイドハ
ウジングの両端のそれぞれの偏向ローラの間に掛け渡さ
れている。キャリッジと駆動連結するこのループの一部
分は、長手方向開口に沿って動き、その長手方向エッジ
によって、長手方向開口を限定するプラスチック輪郭体
のシール案内溝と噛み合うラビリンスシール手段を形成
する。上記ループの別の部分は、ガイドハウジングの底
壁の下側で覆われた戻り路においてガイドハウジングの
内側を動く。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、案内空
洞の内側にフレキシブルな引っ張り手段の一部と摺動又
は/及び回転手段との改善された内部閉じ込めをもたら
すことにある。
【0006】リニアガイドユニットは、長手方向軸線を
有する長尺ガイドハウジングと案内空洞を画定する壁手
段とをそなえてなる。当該壁手段は案内空洞の少なくと
も1つの長手方向開口を限定する。リニアガイドユニッ
トは更に、摺動又は/及び回転手段によって上記案内空
洞の内側で案内される少なくとも1つのキャリッジを備
えてなる。このキャリッジは上記長手方向開口を介して
上記長手方向軸線と平行に案内されるべき対象物と連結
する。ガイドハウジングの内側で、案内空洞に隣接して
上記ガイドハウジングの上記長手方向軸線に実質的に平
行に延びる流体シリンダ空洞を少なくとも1つ備える。
この流体シリンダ空洞の内側で、ピストンが収容され
る。このピストンは少なくとも1つのフレキシブルな引
っ張り部材を介して上記キャリッジと駆動連結される。
フレキシブルな引っ張り部材はピストンから流体シリン
ダ空洞の末端領域に隣接して備えられた少なくとも1つ
の流体シール手段を介して動く。更に、このフレキシブ
ルな引っ張り手段は流体シール手段からガイドハウジン
グのそれぞれの末端領域に隣接して備えられた引っ張り
部材偏向手段回りにキャリッジに向かっておよんでい
る。
【0007】案内空洞の内側に収容された摺動又は/及
び回転手段及び案内空洞内に収容された引っ張り部材の
一部は、上記長手方向開口を覆うフレキシブルな覆い手
段を用いて案内空洞の内側に実質的に完全に内部に閉じ
込められる。上記フレキシブルな覆い手段は上記フレキ
シブルな引っ張り部材に追加して備えられている。
【0008】この発明の構成原理によって、次の利点が
達成される:キャリッジ用の摺動又は/及び回転手段が
収容され更にピストンに付着された引っ張り部材の少な
くとも一部とキャリッジ駆動部が収容される案内空洞
は、上記フレキシブルな覆い手段によって実質的に完全
に内部に閉じ込められる。当該フレキシブルな覆い手段
は少なくとも部分的に長手方向開口の範囲において周辺
からのちりや埃にさらされる。ちりや埃がフレキシブル
な覆い手段の外側に接近するならば、このちりや埃は覆
い手段の外側にのみ実質的に存在する。覆い手段の外側
からのちりや埃の移行はそれぞれの詳細な構成にしたが
って完全に除外されないが、この移行は通常の操作期間
中に摺動又は/及び回転手段のダメージや破壊となる摺
動又は/及び回転手段とのちりや埃の接触が裂けられる
程度に減らされる。更にキャリッジからそれぞれの偏向
手段とそれぞれの流体シール手段を介して流体シリンダ
空洞内へそしてピストンに向かって動くフレキシブルな
引っ張り部材は本質的に内部に閉じ込められる。そのよ
うに、フレキシブルな引っ張り部材の部分は汚染の直接
的な危険にさらされない。ちりや埃が漏れ開口を介して
上記フレキシブルな引っ張り部材への接近を見い出す可
能性は少なくとも小さい。これは重要である:流体シー
ル手段を介して流体シリンダ空洞内に導き入れられるフ
レキシブルな引っ張り部材は、流体シリンダ空洞の末端
範囲に備えられた流体シール手段と摺動係合する。これ
ら引っ張り部材が流体シリンダ空洞の外側に動く際にち
りや埃にさらされるとするならば、例えば削り屑やチッ
プの形状をしたちりや埃は流体シール手段の早期のダメ
ージや破壊をもたらしうる。
【0009】本発明の基本的原理は、覆い目的のために
ピストンをキャリッジと連結する引っ張り部材を用いる
考えを回避して、長手方向開口用の分離覆い手段を備え
ることにある。この本発明の原理は、非常に意外に思わ
れ、したがって当業者の立場を考慮する場合に発明性に
富んでいるように思われる。当業者にとって、ヨーロッ
パ特許第0384032号公報及びドイツ連邦共和国特
許出願第3815595号公開公報を考慮して、ヨーロ
ッパ特許第0384032号に係る実施形態において内
部閉じ込めを改善するように試みる際にヨーロッパ特許
第0384032号の長手方向開口を覆うために(ドイ
ツ連邦共和国特許出願第3815595号に従い)フレ
キシブルな引っ張り部材を用いることは、なおさら自明
であろう。本発明の原理のために、リニアガイドユニッ
トの重要なコンポーネント全て、とりわけ流体シール手
段を介して延びるフレキシブルな引っ張り部材はちりや
埃のないままである。発明者らはフレキシブルな引っ張
り部材の他に分離覆い手段に起因する少なからぬ構成費
用が正当化されることを見い出した。
【0010】ガイドハウジングは、上記従来技術から公
知のように、底壁及び2つの側壁並びに上記底壁から離
れた上記側壁の範囲の間の長手方向開口を備えて形成さ
れる。案内空洞の内側で、ガイドレールはその足部分で
底壁に固定可能であり、好ましくは底壁の足部分収容溝
の内側で固定可能である。それ故に、ガイドハウジング
とガイドレールは別々に製造可能である。ガイドハウジ
ングは例えばアルミニウム又は他の軽金属から押し出さ
れうる。他方、本質的な案内機能を満たすべきガイドレ
ールは、例えばスチールから作られうる。それ故にガイ
ドレールは摩耗に対して感応性でなく、少なくともその
足部分の範囲と案内軌道の範囲において高い精度でもっ
て作られうる。ガイドハウジングを形成する壁の外側面
は、押出しプロセスの間に複数の固定溝を備えうる。こ
れら固定溝はガイドハウジングを上位キャリア構造又は
ロボット構造に固定するのに用いられうる。
【0011】本発明のリニアガイドユニットは様々な目
的のために、例えば工具要素のような工作機械コンポー
ネントを案内するために用いられることが可能である。
これは更に工作機械上で処理されるべき対象物を案内す
るのに用いられうる。更に、本発明のリニアガイドユニ
ットは測定テスト設備における測定器具又は測定される
べき対象物を案内するのに使用可能である。更に、本発
明のガイドユニットは、実行器具が長手方向に動きうる
ロボットにおいて使用可能である。
【0012】キャリッジはガイドハウジング内でランナ
ー部材を介して少なくとも1本のガイドレール上を案内
されうる。このランナー部材はガイドレールのヘッド部
分を横切って延びるブリッジ部分とガイドレールの平行
面に隣接する2つのフランジ部分とを備えて形作られう
る。この構造によって、ガイドレールに対するランナー
部材の特に安定な案内状態がもたらされる。「安定な」
なる意味は、かなりの力とトルクが移りうることであ
る。
【0013】キャリッジの案内の高い精度と基本的な摩
擦のない可動性とは、少なくとも1つのランナー部材が
ローラ体の少なくとも1つのエンドレスループによって
ガイドレール上を案内されることによって得られうる。
上記ローラ体は一方でガイドレールのローラ軌道と、他
方でランナー部材のローラ軌道と係合する。そのような
ループは負荷伝達グループのローラと戻りグループのロ
ーラと2つのアーク形状グループのローラとを備えてな
る。そのような実施形態の他に、他の案内システムも可
能である。ガイドハウジングの両方の側壁がその内側面
にそれぞれローラ軌道を備え、キャリッジが2つのグル
ープのローラを備えて、その一方のグループのローラは
側壁での一方のローラ軌道と回転係合するもので、他方
のグループのローラは別の側壁でのローラ軌道と回転係
合することも例えば可能である。この後者の実施形態に
おいて、ローラ軌道は、例えば円形の横断面を有した案
内ロッドや案内ワイヤのような別々に製造されたコンポ
ーネントによってもたらされうる。しかしながら更に、
ガイドハウジングの材料において直接的に形づ繰られた
ローラ軌道上をローラが動くことも可能である。
【0014】フレキシブルな覆い手段に関する限り、様
々な選択肢が可能である。第1の選択肢にしたがって、
フレキシブルな覆い手段は少なくとも1本の可動性覆い
ベルトを備えてなる。この覆いベルトの覆い部分は、上
記少なくとも1つの長手方向開口をカバーする。この覆
いベルトは上記少なくとも1つの長手方向開口の範囲に
おいてキャリッジと駆動連結し、ガイドハウジングの少
なくとも1つの末端範囲において覆いベルト偏向手段に
よって偏向される。さらには、少なくとも1つの覆いベ
ルトの戻り部分は、ガイドハウジングの両方の末端範囲
でそれぞれの覆いベルト偏向手段の間に延びていてもよ
い。この覆いベルト戻り部分は案内空洞の外側に位置し
ていてもよい。好ましくは、覆いベルトの戻り部分はガ
イドハウジングの覆いベルト戻り路を介して動く。
【0015】上に述べた従来技術にしたがって、可動性
の覆いベルト、流体シリンダスペース、フレキシブルな
引っ張り部材及び長手方向開口は基本的にリニアガイド
ユニットの長手方向軸線に平行な中央平面に対して対称
的に位置することが可能である。その結果として、長手
方向軸線に対して直交する断面平面において、覆いベル
トの覆い部分を有した長手方向開口、キャリッジと連結
したフレキシブルな引っ張り部材の部分、ピストンと連
結したフレキシブルな引っ張り部材の部分及び覆いベル
トの戻り部分は、連続した列挙で並んで配置されるとい
うことができる。実際上、様々なコンポーネントの幾何
学的な相対配置は、それぞれの使用を高所して、また負
荷と幾何学的状態を考慮して選択される。これらの観点
を考慮する場合、一方で少なくとも1つの長手方向開口
と少なくとも1本の覆いベルトが、そして少なくとも1
つの流体シリンダスペースと少なくとも1つのフレキシ
ブルな引っ張り部材が、互いに平行で且つ長手方向軸線
に対しても平行な異なる2つの平面において位置する。
リニアガイドユニットが平坦、言い換えれば、比較的長
い横断面軸線と比較的短い横断面軸線を有する構造を求
めるならば、次のような構造を選択可能である:連関の
フレキシブルな引っ張り部材を備えた流体シリンダスペ
ースが2つの平行な外部平面の間の中間平面に備えられ
る。上記外部平面の夫々に覆いベルトが連関する。上記
外部平面のそれぞれにおいて、キャリッジのランナー部
材は案内され、2つのランナー部材は交差部片によって
相互連結されうる。それ故にトルクに対して高い耐性の
ある非常に平坦なリニアガイドユニットを得る。そのよ
うな実施形態において、覆いプレートによって互いに分
離しうる2つの長手方向開口が現れる。この覆いプレー
トはガイドハウジングの長手方向軸線に沿って互いに離
れるその端部分に隣接してガイドハウジングの末端範囲
に固定されうる。これらは望まれるならば、横断部材を
介してガイドハウジングの末端範囲に連結されうる。例
えば数メートルの非常に大きな案内長さを有するリニア
ガイドユニットの場合、例えば覆いプレートの撓みを回
避するために当該覆いプレートに張力を及ぼすことがで
きる。
【0016】上記可動性覆い手段の選択肢の他に、フレ
キシブルな覆い手段がガイドハウジングの長手方向軸線
に沿って互いに離れたその末端範囲でガイドハウジング
に対して固定される固定式(静止型)の覆い手段である
更に別の選択肢がある。この固定式覆い手段は、キャリ
ッジを介してガイドハウジングの長手方向軸線の方向に
動きうる。この選択肢にしたがって、ガイドハウジング
の構造に含まれる機械的コンポーネントの数とガイドハ
ウジングの末端範囲に固定されるコンポーネントの数は
減少する。他方、キャリッジのデザインは、特に完全な
るシール作用が求められる場合により複雑になる。固定
式の覆いベルトはゴム、プラスチック材料又は金属から
なる。これら同じ材料が可動性覆いベルトを備えた上記
実施形態においても使用されうる。
【0017】内部閉じ込め効果は、固定式の覆い手段が
機械的又は/及び磁気的付着手段を当該固定式の覆い手
段のエッジ区域のそばに備えることでなお改善されう
る。このデザインによって、キャリッジが動く間、覆い
ベルトが動かされるべき対象物にランナー部材を連結す
る連結部片に入り、また離れるそれぞれの位置で高い内
部閉じ込め品質が達成可能である。
【0018】更に、内部閉じ込め品質は、キャリッジの
案内路を介して固定式覆い手段が延びることで改良可能
である。当該案内路は長手方向開口に対して固定式覆い
手段の覆い位置によって画定される平面において軸線方
向に離れた複数の端部を有している。
【0019】ピストンをキャリッジと駆動連結するフレ
キシブルな引っ張り部材に関する限り、可能な限りエッ
ジを避ける横断面のデザインを備えなければならない。
例えば丸みのあるエッジ乃至移行部によって、引っ張り
部材の摩耗及び連関の流体シール手段の摩耗が小さく実
質的に一定の係合圧がフレキシブルな引っ張り部材の横
断面の全周囲に沿って存在することを得ることができ
る。
【0020】流体シリンダスペースとピストンは円形の
横断面を有していてもよいが、他の横断面デザイン、特
に長円形乃至楕円形の横断面デザインを用いることも可
能である。
【0021】(ガイドハウジングの末端範囲で夫々の偏
向手段を要するフレキシブルな引っ張り部材の他に)分
離した覆い手段が備えられ、特に偏向手段を備えなけれ
ばならない可動性の覆い手段が用いられるならば、リニ
アガイドユニットの組み立てはより困難になるかもしれ
ない。したがって、組み立ての困難性を減らすために、
少なくとも1つの偏向手段、即ち、少なくとも1つの引
っ張り部材偏向部材又は少なくとも1つの覆いベルト偏
向手段が末端内部閉じ込め手段に備えられ、その結果、
夫々の偏向手段が夫々の内部閉じ込め手段から独立して
ガイドハウジングの夫々の末端範囲で且つ上記内部閉じ
込め手段の前に据え付けられることが、更に提案され
る。そして連関のフレキシブルな引っ張り手段又は覆い
ベルトは夫々、予め据え付けられた偏向手段に適用する
ことができ、その後にのみ夫々の内部閉じ込め手段が据
え付けられる。このようにして、連関の偏向手段が既に
据え付けられた後にのみフレキシブルな引っ張り部材又
は/及び覆い手段を適用することができる。夫々のフレ
キシブルな引っ張り部材又は/及び覆い手段は、夫々の
内部閉じ込め手段が装着される前に適用可能である。特
に、引っ張り部材偏向手段及び覆いベルト偏向手段が互
いに無関係にガイドハウジングの末端範囲に据え付けら
れ、その後に内部閉じ込め手段が据え付けられることが
可能である。
【0022】別のアスペクトによれば、本発明はリニア
ガイドユニット用レールユニットに関する。このレール
ユニットはレールキャリア長手方向軸線を有するレール
キャリアと少なくとも1本のガイドレールを備えてな
り、当該ガイドレールはレールキャリア長手方向軸線に
対して実質的に平行なレール軸線を有し、当該ガイドレ
ールはその長手方向軸線に沿ってリニアガイドユニット
の少なくとも1つのランナー部材を案内するように意図
されている。ガイドレールは、横断面で考慮して、標準
軸線(法線軸)、足部分、ヘッド部分及び上記標準軸線
の両側の案内軌道を備えた側方面を有する。上記足部分
はレールキャリアの少なくとも1つの足部分適用面上で
少なくとも1つの足部分立脚面(foot portion standing
face)で立ち、少なくとも垂直固定力の伝達に適合させ
られる固定手段によってレールキャリアに固定される。
【0023】そのようなレールユニットは例えば、 米国特許第4417771号公報 米国特許第5501528号公報 ドイツ連邦共和国特許出願第4417136号公開公報 ヨーロッパ特許出願第0340751号公開公報及び1
989年5月24日の特願平1−130575号に対応
する特開平2−309011号公開公報 から公知である。
【0024】ヨーロッパ特許第0384032号公報及
びヨーロッパ特許出願第0492750号公開公報から
レールユニットが公知であり、これではレールキャリア
とレールがモノピース輪郭体として形成されている。こ
のモノピース輪郭体の基礎部分は長円形シリンダ路を収
容する。当該輪郭体の上部分において、キャリッジを摺
動案内するための案内軌道が備えられる。ピストンは上
記シリンダ路内で案内される。当該ピストンはシリンダ
路の内側で当該シリンダ路の端部で閉じられた2つの作
動室を画定する。シリンダ路はその端部で末端カバーに
よって閉じられる。フレキシブルな引っ張り部材はこれ
ら末端カバーを介して案内される。このフレキシブルな
引っ張り部材はシリンダ路の両方の末端範囲で偏向手段
回りに案内され、上記キャリッジを動かすために当該キ
ャリッジと連結される。
【0025】ヨーロッパ特許第0384032号公報に
係る公知デザインにおいて、比較的平坦な横断面デザイ
ンは、レールキャリアが追加的にシリンダ路を収容する
にも拘らず、当該レールキャリアとガイドレールのモノ
ピース統合によって得られる。比較的小さな高さは、レ
ールユニットが狭いスペースに収容されなければならな
い使用状況にとってかなり重要である。他方、例えばヨ
ーロッパ特許出願第0340751号公開公報から公知
の、レールキャリアとガイドレールの別々の製造によっ
て利点がまた生じる。この公知の解決法において、レー
ルキャリアは例えば軽金属からなる押し出し輪郭体とし
て低い費用で製造することができ、他方、ガイドレール
はスチールから製造可能で、その結果、その案内軌道が
高い精度で処理され、高い程度の硬度を有しうる。
【0026】したがって、シリンダピストン装置のシリ
ンダ路が別に製造されたガイドレールと組み合わされな
がら、標準軸線の方向において比較的小さなトータル高
さが維持され、それにもかかわらず、小さな垂直高さの
要求の観点でレールキャリアの足部分適用面がシリンダ
路に近い場合、ガイドレールとガイドキャリアの間の固
定又は/及び操作力のためにシリンダ路が変形する危険
を回避することが本発明の更なる対象である。
【0027】この対象の点で、シリンダ路がガイドレー
ルのヘッド部分から離れた足部分適用面のかの側でレー
ルキャリア内に収容される場合、及びシリンダ路の先端
範囲がガイドレールに近く且つ標準軸線に近い場合、足
部分適用面とシリンダ路の間の分離壁の壁厚が増加する
ところの垂直軸線から離れた範囲において垂直固定力の
伝達が少なくとも部分的に生じる。
【0028】言い換えると、本発明の実施形態にしたが
って、シリンダ路のシリンダ輪郭体は分離壁の厚くなっ
た範囲内で垂直固定力を伝達し、例えば標準軸線に沿っ
たユニットのトータルな高さを最小化するためにシリン
ダ路の先端範囲と足部分適用面の間の間隔を最小化する
のに用いられる。
【0029】レールキャリアに対するガイドレールの側
方位置決めを得るために、レールキャリアの側面適用面
と足部分の側面との間の接触をもたらすことができる。
側面適用面は、分離壁に備えられガイドレールの足部分
を収容する溝を制限する側方面でありうる。少なくとも
1つの側面適用面は、レールキャリア長手方向軸線とレ
ール長手方向軸線の平行化を引き受ける調整面でありう
る。
【0030】レールキャリアの幾何学的形態の考えを与
えるために、固定手段の高さ寸法が標準軸線の方向で測
定される場合で少なくとも1つの側面適用面の高さまで
実質的に減らされうることに注目されなければならな
い。
【0031】好ましくは、固定手段は、レールキャリア
の少なくとも1つの足部分側面と連関の側面適用面の相
互に適合された輪郭構造によって得られる。しかしなが
ら、他の可能性があることに注目される:例えば、足部
分は標準軸線に対して基本的に直交して延びるフランジ
部分として形作られ、;このフランジ部分は当該フラン
ジ部分のエッジ域を介して延びるボルトによってレール
キャリアに固定される。
【0032】標準軸線から間隔をおいて伝わる「固定
力」なる用語は、一方でレールをレールキャリアに固定
する際に生じる力を含み、他方この用語はまた操作中に
生じるような力を含む。
【0033】ガイドレールキャリア上へのガイドレール
の固定が輪郭構造係合によって得られる場合、レールキ
ャリアの少なくとも1つの足部分側面と連関の側面適用
面の間に蟻ほぞ形状の係合を備えることができる。
【0034】ガイドレールキャリアへのガイドレールを
固定する好ましいやり方は、少なくとも1つの足部分側
面と連関の側面適用面の接触を得るためにガイドレール
キャリアの材料の塑性変形を備えてなる。この塑性変形
は、側面適用面によって制限されるガイドレールキャリ
アのステップ範囲でなされうる。そのような塑性変形に
よって、足部分立脚面と足部分適用面の間に接触を同時
に得ることが可能である。更にこの変形によって、ガイ
ドレールがガイドレールキャリアに対して軸線方向に固
定可能である。
【0035】塑性変形は例えば側面適用面の近くでノッ
チをエンボスすることによって得られうる。好ましくは
充填剤なしでも安定なノッチをエンボスする。ノッチの
形状は好ましくは、側面適用面の必要な変形路を考慮し
て側面適用面の形状に適合するさせる。側面適用面と連
関の足部分側面の間の蟻ほぞ形状の係合の場合、V形状
の切り込みが提案される。V形状の切り込みが標準軸線
に実質的に平行で且つ当該標準軸線からより離れた第1
脇面と標準軸線により近く且つ側面適用面に実質的に平
行な第2脇面とをもたらすならば、蟻ほぞ形状の足部分
側面への側面適用面の実質的に均一な接近がなされう
る。そのようなV形状の切り込みの形成によって、側面
適用面の全高を実質的に介した接触圧作用を得ることが
できる。これはガイドレールキャリアに対するガイドレ
ールの良好な固定にとって望ましい。
【0036】ガイドレールキャリアに対する足部分の良
好な固定係合の観点で、切り込みの深さが実質的に標準
軸線の方向に沿った側面適用面の高さに対応することが
更に推奨される。そのようなノッチの寸法決めによっ
て、(足部分の蟻ほぞ形状の場合)蟻ほぞ形成の縁に沿
ってすら挟持作用を得ることができる。
【0037】しばしば、通常のランナーデザインへの適
合の観点で、ガイドレールの輪郭は標準軸線に対して対
称的である。したがって、足部分両側面が夫々の側面適
用面に適用されるように、足部分を対称的に蟻ほぞ形状
にすることができる。
【0038】ガイドレールを固定するのに用いられる変
形をガイドレールの一方の側にだけなすことも、両側に
なすことも可能である。例えば押出成形によってレール
キャリアを製造するにおいて、調整面として用いるため
に十分な精度を有した側面適用面を得ることができる。
そして1つの足部分側面はそのように高い精度の調整面
に適用可能である。この場合において、反対側の側面適
用面が連関の足部分側面に向かって変形する点で別の固
定が得られる。
【0039】しかしながら、側面適用面がガイドレール
に所望のリニアリティ乃至ストレート性(直線性)を与
えるのに十分に精密でない場合、両方の側面適用面が夫
々の足部分側面に近づくことを考慮することもできる。
この場合、ガイドレールの位置は変形プロセスの間に補
助調整手段によって調整可能である。例えば据付ベンチ
上にガイドレールキャリアを側方に遊びをもたせて位置
決めし、上記据付ベンチに備えられた基準物差しに対し
てガイドレールを調整することができる。
【0040】切り込みはレールキャリア軸線の長手方向
(縦軸方向)において連続的変形跡をもたらす。そのよ
うな連続的変形跡は例えばガイドレールキャリアの長手
方向軸線に沿って動く切り込みホイールによって得られ
る。二者択一的(選択的)に、ガイドレールキャリアの
長手方向軸線に沿って間隔を明けられた個々の変形ドッ
トによって塑性変形をなすことも可能である。この個々
の変形ドットは軸線方向において互いに重複してもよ
い。
【0041】おそらく、後の時点で例えば再構築又は修
理する場合にガイドレールとガイドレールキャリアは互
いに分離されることが意図されている。これが意図され
ているならば、変形は好ましくは個々の変形ドット内で
なされる。これら個々の変形ドットは上記後の時点で例
えばドリル加工によって除かれうる。
【0042】変形法は、レールキャリアとガイドレール
を固定式の変形装置内に同時に通すことによってなされ
うる。この変形装置において、レールキャリア用ローラ
ガイドシステムとガイドレール用ローラガイドシステム
を備えてもよい。ガイドレール用ローラガイドシステム
は、定置的に据え付けられたランナー部材とその定置的
に据え付けられた点のみが相違して当該ランナー部材に
類似してデザインすることが可能である。ガイドレール
キャリア用ローラガイドシステムは、夫々の群の案内ロ
ーラが互いに直交するレールキャリアの3つの長手方向
面に適用されるようにデザイン可能である。一方でガイ
ドレールのローラガイドシステムの調整によって、他方
でレールキャリアのローラガイドシステムの調整によっ
て、レールキャリアに対するガイドレールの正しい調整
が得られ;この結果として、変形が切り込みホイール又
はドットのように動く切り込みツールによってなされう
る。得られうる精度は、レールキャリアとガイドレール
が案内される案内長さが増大するにしたがって増す。
【0043】ランニング変形装置がレールキャリアに沿
ってかガイドレールに沿って動き、切り込みホイール又
はドットのように動く切り込みツールが移動変形装置に
備えられることが更に可能である。この移動変形装置は
また、レールキャリアの輪郭体とガイドレールの輪郭体
の両方に案内されるように作られうる。そのように、レ
ールキャリアに対するガイドレールの調整を自動的に得
ることができる。
【0044】レールキャリアとガイドレールは例えば6
mかそれ以上の大きな軸線方向長さをしばしば有するこ
とを常に考慮しなければならない。輪郭横断面の相対的
な寸法に関する限り、標準軸線に近い分離壁の壁厚が標
準軸線に沿った少なくとも1つの足部分適用面の高さに
実質的に対応することを考慮しなければならない。
【0045】足部分がその立脚面によって上記少なくと
も1つの足部分適用面上に上記標準軸線から離れた範囲
においてのみ支持されるならば、シリンダ路の横断面は
固定力から安全に免れることができる。これは、足部分
立脚面又は/及び足部分適用面がそれぞれ凹部を有した
標準軸線の範囲において備えられる点で得ることができ
る。しかしながら、足部分立脚面がその面範囲じゅうく
まなくレールキャリアの足部分適用面に支持されること
は除外されない。足部分適用面と足部分立脚面の良好な
平坦さが存在するならば、(凹部のない)全面接触の場
合にもシリンダ横断面の最も重要な範囲の外側に固定力
の本質部分の伝達を得ることができる。
【0046】ガイドレールキャリアにガイドレールを固
定するための機械的固定手段の代わりに、あるいはこれ
の他にガイドレールが例えば溶接によってガイドレール
キャリアに別に固定されうることは除外されない。夫々
対の材料が溶接を受け入れ可能であり且つ熱除去の可能
性が存在するならば、溶接は単に可能である。一般に、
接着剤や充填剤によるレールキャリアへのガイドレール
の固定は、この接着剤又は充填剤が液状乃至ペースト状
で施与されうるならば、容易になされる。例えば、エポ
キシ樹脂やポリウレタン樹脂のような樹脂を用いること
ができる。これらタイプの樹脂は、高い液体状態で夫々
の固定位置内に容易に導入可能で且つそれにも拘らず短
時間に高い接着力を生じる2成分接着剤として適用可能
である。処理ステーションを介してそのような早い移動
が可能である。接着剤や充填剤の適用は薄い層や厚めの
層においてなされうる。単に接着剤作用が期待されるだ
けならば、薄い層が使用可能である。レールキャリアに
対するガイドレールの先立つ調整後に充填剤作用が期待
されるならば、厚めの層が使用可能である。例えば、ガ
イドレールがレールキャリアの予め形作られた溝に降ろ
される前か後のどちからで当該溝に接着剤又は充填剤が
満たされうる。ガイドレールの調整はこの場合におい
て、充填ステップの前に行うことができる。二者択一的
に、当該調整は接着剤乃至充填剤の固まるまでの時間が
比較的長いならば、当該固まるまでの時間中に行うこと
もできる。
【0047】接着剤乃至充填剤による固定を形状拘束的
係合(ポジティブエンゲージメント)と組み合わせるこ
とも可能である。そのように、足部分側面に向かう側面
適用面の変形が上記のように接着剤乃至充填剤の導入前
か接着剤乃至充填剤の施与後になすことができる。接着
剤乃至充填剤が導入された後に側面適用面の変形をなす
とするならば、接着剤乃至充填剤がなお十分に液状乃至
ペースト状である時点で当該変形がなされるように注意
しなければならない。それでかなりの程度まで既に固ま
った接着剤乃至充填剤にひびが入ったり損傷したりする
ことを回避できる。接着剤乃至充填剤を選択する際、こ
の接着剤乃至充填剤が収縮しないことに注意しなければ
ならない。なぜならば、そのような収縮は先におこなっ
たリニア調整の損失となるからである。これは、接着剤
乃至充填剤の導入が足部分側面への側面適用面の接近後
にのみなされるならば、特に当てはまる。接着剤乃至充
填剤が足部分立脚面と足部分適用面の間又は/及び少な
くとも1つの足部分側面と連関の側面適用面の間に導入
されることが基本的に可能である。この場合において、
充填前に調整に用いられた調整手段は、接着剤乃至充填
剤が導入された後に再び除去されうる暫定的な調整手段
であってもよい。調整は例えばウェッジ等によってなさ
れるが、当該ウェッジは接着剤乃至充填剤が固まった後
に除去可能である。二者択一的に、ネジ手段が調整用に
用いられてもよい。そのゆおなネジ手段による調整はド
イツ連邦共和国特許第4301435号公報に記載され
ている。当該公報に記載されるような高さ調整及び側方
調整は、本発明と関連させて用いることもできる。
【0048】レールキャリアは例えば底壁、2つの側壁
及び底壁に対向する開口を有した実質的に矩形横断面の
1又は複数のレールキャリアハウジングのように形作る
ことが可能である。この場合、ガイドレールは3つの
壁:底壁及び側壁の一つに固定可能である。好ましく
は、ガイドレールはシリンダ路の上方に位置する底壁に
固定される。
【0049】本発明は、シリンダ路の長円形断面の短軸
乃至長軸を標準軸線に平行にして実施可能である。長軸
が標準軸線に平行であるような配置によって、変形に対
し高いレベルで安定である。これはまた、円形断面が選
択されても当てはまる。標準軸線と平行な短軸の配置に
よって、ガイドレールユニットの高さが減少することに
なる。そのように減少した高さは多くの適用ケースで望
まれる。
【0050】レールキャリアにガイドレールを固定する
間、シリンダ路の変形を回避するために補強手段を適用
することが可能である。例えば、固定中にシリンダ路に
補強体を入れることができる。この補強体は、固定力が
同時に適用する夫々の長手方向部分に変えることもでき
る。
【0051】シリンダ路が長円形横断面を有する場合及
び当該長円形横断面の短軸が標準軸線と本質的に同一空
間を占める場合、垂直固定力が標準軸線から間隔をおい
て適用されることに注意しなければならない。この間隔
は長円形横断面の長軸の長さの約15%以上長く、好ま
しくは約20%以上長い。
【0052】別のアスペクトによれば、本発明は、(横
断面に関する場合)ガイドレールが標準軸線、足部分、
ヘッド部分及び標準軸線の両側の側方案内範囲を有し、
上記足部分が垂直固定力の伝達に適合する固定手段によ
ってレールキャリアに固定され、足部分がレールキャリ
アの少なくとも1つの足部分適用面に少なくとも1つの
足部分立脚面で立つような、ガイドレールユニットのガ
イドレール・レールキャリア組み合わせに関する。この
配置で、シリンダ路は備えられてもよいし、備えられな
くてもよい。
【0053】位置決め溝においてガイドレールを位置決
めし及び/又は固定するために、液状乃至ペースト状の
状態で導入されその後に固まる固着化合物が用いられて
もよい。
【0054】そのような配置において、位置決め溝での
ガイドレールの形状拘束的(ポジティブ)固定の利点
を、接着剤固定の利点と組み合わせることができる。こ
れは、固着化合物がアンダーカットした側面適用面と連
関の傾斜足部分側面との間のギャップを少なくとも部分
的に充填する場合、特に当てはまる。それ故、位置決め
溝に対する足部分の比較的緩い係合が可能なので、位置
決め溝へのレールの導入が容易である。他方、固着化合
物の導入によって、側方の遊びが抑えられる。更に固ま
った後の固着化合物は、ガイドレールがレールキャリア
から持ち上がるように、あるいはレールキャリアに対し
て長手方向軸線回りに揺れ動くように負荷される場合、
剪断力を受けるだけでなく、付加的に圧縮力も受ける。
【0055】上記ギャップは約0.5〜2.5mmのギ
ャップ幅、好ましくは約1〜2mmのギャップ幅を有す
る。固着化合物は在来の接着剤でよく、特にポリウレタ
ン樹脂又はエポキシ樹脂を基礎とする多成分接着剤でも
よい。
【0056】レールは好ましくは対称輪郭で作られ、こ
の対称輪郭は好ましくはレールキャリアにも用いられ
る。対応して、位置決め溝は両側にアンダーカットされ
た足部分適用面を有してもよい。
【0057】レールキャリアとガイドレールが相互組合
せの前に既に正確に形作られる場合、足部分側面の一方
を連関の側面適用面に適用すること、及び他方の足部分
側面と連関の足部分適用面の間のギャップを固まりうる
固着化合物で充填することは、一層有利である。それ
故、容易になされうる十分に正確な位置決めを得ること
ができる。更にガイドレールとガイドレールキャリアの
容易な組み立てを得ることができ、最終的に遊びのない
固定を得ることができる。
【0058】別のアスペクトによれば、本発明は、位置
決め溝内でのガイドレールの装着方法に関する。この方
法においては、位置決め溝を有したガイドレールキャリ
アとガイドレールから始まる。上記位置決め溝は少なく
とも1つのアンダーカットされた側面適用面を有する。
ガイドレールは組み立て状態において適合する足部分側
面によってアンダーカットされた側面適用面を係合す
る。
【0059】この方法において、ガイドレールと液状乃
至ペースト状固着化合物が位置決め溝に導入され、ガイ
ドレールが位置決め溝の中で調整され、固着化合物は調
整状態を維持しながら固まることができる。この方法の
種々のステップは種々の連続順序においてなされうる:
充填塊の位置決め溝への導入の前又は後に位置決め溝へ
のガイドレールの導入;固着化合物の位置決め溝への導
入の前又は後に位置決め溝内でのガイドレールの調整。
【0060】手続きの好ましいやり方は、先ずガイドレ
ールをその足部分で位置決め溝に導き入れ、すぐこれに
続いて当該ガイドレールをレールキャリアに対して調整
し、次いで固着化合物を位置決め溝の内側の残ったスペ
ースに導き入れ、そして当該固着化合物を固めることで
ある。この連続順序のステップは、固着化合物の導入後
に当該固着化合物の本質的位置選定を始める必要がな
く、したがって固着化合物は高い粘性を有していてもよ
いという利点を有する。固着化合物の粘性は、残ったス
ペースが十分に埋められるようにのみ選択されなければ
ならない。固着化合物の定められた導入の原理は、固着
化合物が夫々の足部分側面と夫々の側面適用面の間に存
在する2つのギャップの少なくとも1つに導入されるよ
うに理解される。
【0061】上記方法の最も好ましい実行は、その足部
分側面の1つを連関の側面適用面に適用することでガイ
ドレールを位置決め溝内で調整し、その後に他方の足部
分側面と連関の側面適用面の間に残るギャップを充填す
ることである。
【0062】剪断力の他に固められた固着化合物内で圧
縮力を得るために、アンダーカットされた側面適用面と
対応して傾いた足部分側面の間に存在するギャップ内に
固着化合物を導き入れることを提案される。
【0063】ガイドレールの調整は、レールキャリアを
据付ベンチの調整定規に対して押圧し、ガイドレールを
足部分側面で位置決め溝の連関の側面適用面に対して押
圧することで行われうる。最後の押圧作用は、ガイドレ
ールの軸線に沿って生じ、その結果、この押圧作用は常
に固着化合物が導入される夫々の長手方向部分において
存在する。上記方法のこの実行の場合に、調整手段を復
帰可能な調整手段と考えることができる。しかしなが
ら、ウェッジ等によってガイドレールを調整することが
可能である。これらウェッジは固着化合物が固まった後
に除去可能である。しかしながら、固まった後に夫々の
位置でウェッジ等をそのままにしておくことも可能であ
る。この場合、当該ウェッジをロスト調整手段と考える
ことができる。
【0064】ガイドレールの足部分が例えば対称的な蟻
ほぞ輪郭を有した蟻ほぞ形状であり、且つ位置決め溝が
同じく蟻ほぞ形状である場合、ガイドレールの長手方向
軸線に対し横切る動きでガイドレールを位置決め溝に挿
入することは不可能であろう。むしろ、その軸線方向に
沿ってガイドレールを位置決め溝に押し込むことが必要
となろう。そして、ガイドレールを溝に摺動させること
が容易であるので固着化合物の使用は非常に興味深い:
蟻ほぞ溝の寸法よりも小さな寸法を有した足部分を備え
ることができる。
【0065】位置決め溝への、特にギャップへの固着塊
の導入は良くコントロールされなければならない。例え
ば、液状乃至ペースト状固着塊のビーズや帯を夫々のギ
ャップの出口に施与することで固着塊を導入することが
でき、その結果、この帯又はビーズは直後にギャップ内
に流れ込むことができる。
【0066】二者択一的に、位置決め溝の外側で流入位
置から夫々のギャップに向かって延びる少なくとも1つ
の充填路を介して固着化合物をギャップ内に導入するこ
とができる。
【0067】固着化合物による固定の品質は、加圧下に
固着化合物を導入することによってなお増大可能であ
る。これは、固着化合物の注入中に可能性としての漏れ
域をシールするならば可能である。とりわけ、充填路が
用いられ且つギャップの縦方向に延びる出口がシールさ
れるならば、加圧下に固着化合物を注入可能である。こ
とによると、ギャップの軸線方向に離れた端部もまたシ
ールされてもよい。
【0068】本発明を特徴付ける新規性の種々の特徴
は、請求の範囲において詳細に指摘される。本発明のよ
り良い理解とその使用によって得られるその作用する利
点と特有の対象のために、添付の図面と本発明の図示さ
れ記述された好ましい下記実施形態にある記載事項が参
照されなければならない。
【0069】
【発明の実施の形態】図1においてガイドハウジング1
0が示される。当該ガイドハウジング10の末端範囲
に、好ましくはガイドハウジング10と同じ横断面輪郭
を有した末端ボックス16及び18が固定される。
【0070】図2及び3a、3bにおいて、ガイドハウ
ジング10が底壁20と2枚の側壁22、24を有する
ことが認識される。壁20、22、24によって案内空
洞26が限定される。当該案内空洞26、側壁22、2
4の2つのフランジ28、30によって構成される上方
限定壁32の範囲において上方に開放している。当該開
放は2つの末端ボックス16、18の間でガイドハウジ
ング10の全長をだいたい通って延びる長手方向開口3
1の形状を有する。底壁20において、案内空洞26の
方に向かって開いた位置決め溝34が備えられる。この
位置決め溝34にガイドレール36の足部分が挿入され
る。足部分は38で示される。キャリッジ40がガイド
レール36上でガイドハウジング10の長手方向Aに沿
って案内される。当該キャリッジ40はU形状の下方部
分42と連結部分46によって相互連結されたテーブル
部分40とから構成される。連結部分46は長手方向開
口31を貫通する。キャリッジ40の3つの部分、即
ち、部分42、44、46は一体に形作られている。対
象物はキャリッジ上に、特にテーブル部分44に据え付
け可能である。この対象物は、例えばテーブル部分44
の溝48に挿入可能な溝係合部材によって取り付けられ
うる。これら溝係合部材は固定ボルトを受けるためのネ
ジ付き孔(図示せず)を備える。
【0071】キャリッジ40のU形状下方部分42が、
4つのボールループ50によってガイドレール36上を
案内される。当該ボールループ50は互いに同一であ
る。ボールループは負荷を受けるボール列52、戻りボ
ール列54及びリニアボール列52、54の両端の二列
のアーク形状のボール列(図示せず)からなっている。
それ故にキャリッジ40はガイドレール36上を回転し
て案内される。キャリッジ40をガイドレール36に沿
って長手方向軸線Aの方向に動かすために、空気作用に
よるリニア駆動ユニット56が備えられる。この空気作
用によるリニア駆動ユニットは、ガイドハウジング10
の全長にわたり延びる長円形のシリンダスペース58を
備えてなる。長円形の横断面の長軸は底壁20に対して
平行で、その結果、シリンダスペースの所定の全断面に
対し図3aに従う全体配置の高さは相対的に小さい。ピ
ストン60がシリンダスペース58内に収容される。こ
のピストン60はピストンロッドのないピストンであ
る。当該ピストンは従来のように2つの作動室が互いに
シール分離されるようにピストンの周囲溝内に収容され
たピストンリングを備えることができる。上記作動室は
ピストン60の両側に備えられている。一方の作動室6
2のみが図2に示されている。当該作動室は、加圧空気
源を有し大気とつながった弁制御ユニットを介して加圧
空気回路システムに連結している。当該加圧空気回路シ
ステムは唯一の管路64によって示されている。ピスト
ンは、加圧流体を作動室に入れ、或いは加圧空気を作動
室から出すことによって、シリンダ空洞58に沿って様
々な位置に向かって動くことができる。
【0072】シリンダ空洞はその末端範囲で末端壁66
によって閉じられている。この末端壁66は2つの固定
リング68によって軸線方向に固定されている。当該末
端壁66はシール手段67によってシリンダ空洞の内部
周面に対してシール可能である。末端壁66は図2に示
されるようにフレキシブルな引っ張り部材74用の通路
70を備える。フレキシブルな引っ張り部材74は、連
結点76でピストン60の左側に近いその一端によって
当該ピストンに連結している。フレキシブルな引っ張り
部材74は通路70を過ぎた後に偏向ローラ78を回っ
て、当該偏向ローラ78から案内空洞26へおよんでい
る。引っ張り部材74の他端は固定位置80でキャリッ
ジ40に固定されている。類似の引っ張り部材(図2に
図示せず)がピストン60の右側から、シリンダ空洞の
右端部に備えられた別の末端壁の通路を介し、別の偏向
ローラを回ってシリンダ空洞の右端部におよび、最終的
にキャリッジ40の右端部で固定位置82におよんでい
る。通路70はシール手段72を備えている。
【0073】作動室に関する加圧空気作用の変化に起因
するピストン60の動きが、軸線Aに沿った反対方向に
おけるキャリッジ40の動きをもたらすことは容易に理
解されよう。
【0074】偏向ローラ78はベアリングブロック82
に据え付けられている。このベアリングブロックは図2
から認識可能なようにガイドハウジング10の左端部に
位置している。このベアリングブロック82はシリンダ
スペース58への係合によって心出しされている。偏向
ローラ78は摺動体84によってベアリングブロック8
2上に摺動可能に据え付けられている。この摺動体84
は調整ネジ86によって長手方向に調整可能である。調
整ネジ86を回すことによって引っ張り部材74の張力
が調整可能である。ベアリングブロック82と偏向ロー
ラ78は末端ボックス16によって内部に閉じ込められ
ている。当該末端ボックス16は取付ピン88によって
ガイドハウジング10に心出しされ、更に不図示のネジ
ボルトによって固定される。
【0075】上記ベアリングブロック82は末端ボック
ス16から離れた部分としてガイドハウジング10に固
定されうる。当該ベアリングブロック82は、ピストン
60がシリンダ空洞58に挿入され、末端壁66がシリ
ンダ空洞58内に据え付けられて固定され、引っ張り部
材が末端壁66を貫通した後に、ガイドハウジング10
に固定される。そして引っ張り部材74は偏向ローラ7
8に適用され、位置80でキャリッジ40に固定可能で
ある。同じ一連のステップが図2に従うガイドハウジン
グの右側について繰り返されうる。最後に、末端ボック
ス16、18はガイドハウジングに付けられうる。この
ように引っ張り部材74の位置決めはかなり簡単であ
る。
【0076】案内空洞26へのちりや埃の接近を避ける
ために長手方向開口31を閉じる問題に言及する。この
問題を解決するために、図1、2、3a、3bから認識
可能で90で示された固定式の覆いベルト乃至覆いテー
プが用いられる。この覆いベルト90は例えば固着ネジ
92によって図2から認識可能なように両方の末端ボッ
クス16、18に固定されている。当該覆いベルトは図
2及び3aから認識可能なようにキャリッジ40の通路
94を通って延びている。当該覆いベルト90はそのエ
ッジ域96によってフランジ28、30のエッジ輪郭1
00と係合していて、その結果、長手方向開口31はキ
ャリッジ40の外側で覆いベルト90によってシール覆
いされる。キャリッジ40の長手方向範囲において、長
手方向開口31はキャリッジ自体によって覆われる。覆
いベルト90が通路94からでてくる位置で、また良好
な覆い作用が保証される。この覆い作用は通路94の両
端で摺動ブロック98によって得られる。これら摺動ブ
ロック98は、キャリッジ40の末端面に対する接近関
係においてフランジ28、30のエッジ輪郭100との
覆いベルト90の係合をもたらす。キャリッジ40の内
側で、通路94は上方に凸のセクション102を有す
る。それ故に、通路94は長手方向開口31を完全に覆
う覆いベルト90の使用を可能とするのに十分広く作ら
れうる。通路94の凸セクション102は摺動ブロック
104によって安定させられる。
【0077】キャリッジのための案内手段のコンポーネ
ント及びキャリッジのための駆動手段の全てのコンポー
ネントは、覆いベルト90によって内部に閉じ込めら
れ、その結果、それらは周囲環境からの泥等にさらされ
ないと認識可能である。更に泥等は引っ張り部材74に
近づくことができない。それ故にシール手段72は長期
間使用可能である。
【0078】末端ボックス16、18はツールアクセス
開口106を備えている。テンションツールは、これら
ツールアクセス開口106を介して、引っ張り部材74
を引っ張るための夫々の調整ネジ86に向かって導入可
能である。シリンダ空洞58と長手方向溝108を有し
たガイドハウジング10は、アルミニウム押出成形輪郭
体である。溝108は溝係合部材の挿入のために備えら
れており、その結果、ガイドハウジングは多数の位置で
キャリア構造に固定可能である。更にガイドハウジング
10の3つの側面はキャリア構造にくっつけられるのに
有効であることが指摘される。
【0079】キャリッジはまた軽金属で作られていても
よい。押出成形輪郭体として形作られうる。この場合、
機械加工によって押出成形後に通路94を備えることだ
けが必要である。通路94を過大寸法の通路として備
え、当該通路の最終形状を、カバープレート110と予
め組み合わされうる摺動ブロック98、104を挿入す
ることによって得ることも可能である。
【0080】図3bにおいて、キャリッジのU形状下部
分の端面でヘッド部片112を認識可能である。このヘ
ッド部片112はアーク形状ボール列(図示せず)を収
容可能である。キャリッジのU形状下部分がアルミニウ
ム金属から作られている場合、ボール用ローラ軌道は、
スチールから作られキャリッジ40のU形状下部分42
に揺動可能に据え付けられうるインサートプレート11
4に備えられうる。ガイドレール36は次のように底壁
20に固定可能である:バランス細片(counterstrip)1
18が底壁20の固着路に挿入される。このバランス細
片118はガイドレール36と同じ材料で、例えばスチ
ールで作られている。ガイドレール36がネジボルト1
20によってバランス細片118とネジ連結される。ネ
ジボルトは案内空洞26と固着路116の間に延在する
スロットを貫通するものである。
【0081】図2〜3bの実施形態において、引っ張り
部材74はプラスチック材料のモノフィラメント又はマ
ルチファイバーロープでありうる。覆いベルト90もま
たプラスチック材料からなっている。
【0082】図4a、4bの実施形態は、図3a、3b
の実施形態と、覆いベルト90bが強磁性ベルトである
点のみが本質的に異なる。例えばプラスチックベルトが
強磁性粉末で満たされる。それ故に当該ベルトは磁気細
片121bによってフランジ28b、30bとの覆い係
合を維持することができる。図5a、5bの実施形成
は、図3a、3bの実施形態と、キャリッジ40cが2
つの別々に予め製造された部分、即ち、U形状下部分4
2と連結部分46cを一体的に有するテーブル部分44
cとから組み立てられている限りにおいて異なる。この
実施形態の利点は、標準ガイドランナー部材が下部分4
2cとして使用可能なことにある。
【0083】図6a、6bの実施形態は、図3a、3b
の実施形態と、図3a、3bのガイドレール36がクラ
ンプによって側面22d、24dに据え付けられた2本
のガイドワイヤ122dによって置き換えられた点で異
なる。キャリッジ40dはローラ124dによってこれ
らガイドワイヤ122dに案内される。これらローラは
キャリッジ40dのシャフト126sに回転可能に据え
付けられている。長手方向に互いに連れ立つローラ12
4dは左側ガイドワイヤ122d及び右側ガイドワイヤ
122dと断続的に係合する。
【0084】図7a、7bの実施形態は、図6a、6b
の実施形態と、プラスチック材料でなる覆いベルトが金
属でなる覆いベルト90eによって置き換えられた点だ
けが異なる。この金属製覆いベルトは図4a、4bでの
ように磁気細片121eによってシール位置に維持され
うる。
【0085】図8の実施形態は、図2の実施形態と、固
定式覆いベルト90がキャリッジ40fと共に動く移動
覆いベルト130fによって置き換えられた点で異な
る。この可動ベルト130fは覆い部分142fと戻り
部分148fを備えてなっている。当該覆いベルト13
0fはガイドハウジング10fの左側端部で偏向ローラ
キャリア134fに回転可能に据え付けられた偏向ロー
ラ132f回りにおよんでいる。偏向ローラキャリア1
34fはベアリングブロック82fとは別に製造され、
その結果、ガイドハウジング10fに別々に据え付け可
能である。これによって更に組み立てが容易になる。当
該組み立ては例えば次のようになされる:ガイドハウジ
ング10fへのベアリングブロック82fの据え付け後
で且つ偏向ローラ78fへの引っ張り部材74fの適用
後に、偏向ローラキャリア134fがガイドハウジング
10fに固定される。これに続いて覆いベルト130f
が適用され、最後に末端ボックス16f、18fがガイ
ドハウジング10fに固定される。それ故にテンション
ツールによって末端ボックス16f、18fを介して動
かされうる偏向ローラ132fのためにも分離テンショ
ン手段を備えることが可能である。更に図8において、
覆いベルトの戻り部分148fが底壁20fの覆いベル
ト戻り路150fを介しておよんでいることが認識可能
である。
【0086】この実施形態で、キャリッジ40fを介し
て覆いベルト130fを案内することは必要ない。覆い
ベルトはむしろ両端で136fで示されるようにキャリ
ッジ40fの軸線方向反対側の末端面に固定される。そ
れ故、キャリッジ40fは上述した実施形態に比べて簡
略化された形状を有する。覆いベルト130fのエッジ
はガイドハウジング10fのフランジ28f、30fの
ガイド溝138fによって案内されうる。それ故、ラビ
リンスタイプのシール手段が得られる。
【0087】図9の実施形態で、キャリッジ40gは交
差部片140gによって一体的に相互連結された2つの
U形状ランナー部材139gを備えてなる。図3a、3
bで下部分42がガイドレール36に案内されるよう
に、U形状ランナー部材139gがガイドレール36g
を案内される。シリンダ空洞58gとピストン60gは
引っ張り部材74gと共に共通の中央平面MEに配置さ
れている。他方、ガイドレール36gはU形状ランナー
部材139gと覆いベルト130gと共に外平面AEに
配置されている。覆いベルト130gの覆い部分142
gは、一体パーツ乃至分離パーツとしてU形状ランナー
部材139gに据え付けられた連結部材144gと連結
する。これら連結部材144gは長手方向開口146g
を介して延びており、その結果、対象物が連結部材14
4gの上端面に装着可能である。覆いベルト130gは
ガイドハウジング10gの末端部分で、図8に示された
偏向手段に類似の偏向手段によって偏向される。この偏
向手段はまた分けて据え付けることができる。覆いベル
ト130gの戻り部分148gが底壁20gの分離戻り
路150gを介しておよんでいる。覆いベルト130g
の覆い部分142gはスロット152gと覆いプレート
156gのスロット154gとの夫々のエッジと係合す
る。覆いプレート156gはガイドハウジング10gの
長さ全体に延び、ガイドハウジング10gの端部で張力
をかけて固定され、ハウジングが大きな長さを有してい
ても撓まないようになっている。覆いプレート156g
もまたガイドハウジングの端部で不図示の交差部片に固
定可能である。これら交差部片は図8の末端ボックス1
6f、18fに取って代わることが可能であり、図9で
の必要である覆いベルト130gと引っ張り部材74g
のための偏向手段の内部閉じ込めを引き受けることがで
きる。それ故、偏向手段と交差部片を別々に製造して組
み立てることができる。
【0088】全ての実施形態において、シリンダ空洞は
周辺に閉鎖可能である。全ての実施形態は、ピストンが
シリンダ空洞のスロットを介してキャリッジと連結する
空気作用の駆動手段を有したリニアガイドユニットと相
違する。本発明の実施形態は、好ましくは周囲閉鎖され
たシリンダ空洞を備え、また当該シリンダ空洞の端壁を
通って延びる引っ張り部材を備える。しかしながら、ス
ロットを入れられたシリンダ空洞を有する実施形態は少
なくとも特別な場合のために除外されない。
【0089】前に示された空気作用の駆動手段は、シリ
ンダ空洞の末端壁を通る引っ張り部材の通路でシリンダ
空洞の気密シールを必要とする。しかしながら、このシ
ール手段は常に完全ではないことが指摘される。したが
って、キャリッジの正確な位置を得るために、制御ルー
プを備えることが推奨される:キャリッジの夫々の位置
を位置センサ手段で監視する。これに次いで実際の位置
を所定の目標位置と比較する。実際の位置と目標位置の
間の差異が空気作用の駆動手段のバルブ制御のための制
御信号として用いられる。
【0090】上述の実施形態は空気作用の駆動手段のみ
を示す。しかしながら、加圧ガスを液体で置き換えるこ
とも可能である。モノピースのキャリッジを有した実施
形態は、様々なキャリッジコンポーネントの間の相互連
結手段を回避する結果として寸法を減らすことができる
という利点を有する。
【0091】いま一度、固定式の覆いベルトを有した実
施形態に戻り、当該固定式の覆いベルトのエッジがスロ
ット限定部材のエッジ輪郭にカチッと締められる。この
可能性は、覆いベルトがテーブルと共に駆動される場合
には、それほど望まれない。なぜならば、覆いベルトと
長手方向開口のエッジ輪郭の間の摩擦があまりに大きす
ぎるからである。
【0092】本明細書において用語「流体」を用いる場
合、液体とガス、特に空気が想定される。図10におい
てガイドハウジングは10hで示される。このガイドハ
ウジング10hは例えば軽金属でなる押出成形輪郭体で
ある。当該ガイドハウジング10hは底壁20hと側壁
22h、24hを備えてなっている。当該ガイドハウジ
ング10hは上方に開放し、長手方向開口31hを備え
てなっている。側壁22h、24hはT溝108hを備
えている。ガイドハウジング10hはこれらT溝108
hによってキャリア構造に固定されうる。底壁20hは
ガイドレール36hを位置決めするための位置決め溝3
4hを備えている。当該位置決め溝34hは足部分適用
面35hと側面適用面37hによって限定されている。
ガイドレール36hは、足部分立脚面41hと足部分側
面43hを有する足部分38を備えてなっている。
【0093】更にガイドレール36hはヘッド部分45
hと、キャリッジ40h用の2本の案内軌道49を備え
る側方範囲47hとを有している。キャリッジ40hは
好ましくはエンドレスローラループによって、特にヨー
ロッパ特許出願第0340751号公開公報に記載され
図示されたようなボールループによって案内軌道49h
上を案内される。対象物キャリア51hはガイドレール
36hに沿って共通に動くようにキャリッジ40hに据
え付けられている。この対象物キャリア51hはT溝4
8hを備え、これによって対象物が対象物キャリア51
hにじかに又は対象物テーブルを介して装着可能であ
る。
【0094】シリンダ路58hがガイドハウジング10
h内に備えられる。このシリンダ路58hは長円形断面
範囲を有する。この断面範囲の短軸kはガイドレール3
6hの垂直軸線Hに対して平行であり、長軸lは当該垂
直軸線Hを横切っている。ガイドレール36hは、側面
適用面37hが足部分側面43hに対し適用され、それ
により足部分立脚面41hが同時にガイドハウジング1
0hの足部分適用面35hに対して押圧されるようにガ
イドハウジング10h内に固定して位置決めされる。そ
れ故、ガイドレール36hはまたガイドハウジング10
hに対するその長手方向軸線Fに沿った動きに抗して固
定される。ガイドハウジング10hは長手方向軸線Tを
有し、シリンダ路58hはシリンダ軸線Zを有してい
る。
【0095】位置決め溝34h内にガイドレール36h
を固定するために、側面適用面37hは、ガイドハウジ
ング10hのステップ範囲59hに切り込み57hをエ
ンボス加工することによって足部分側面43hに対して
形作られる。上記ステップ範囲は位置決め溝34hを側
方で限定している。上記切り込み57hは、ガイドハウ
ジング10hの全長にわたってガイドハウジング10h
の軸線Tに平行に延びている。二者択一的に、上記切り
込み57hは軸線Tに沿って周期的間隔で分布した個々
の切り込みの連続で示されていてもよい。ガイドレール
36hをガイドハウジング10hに据え付ける前に側面
適用面37hが垂直軸線Hに対して実質的に平行である
ことが仮定される。そのように、ガイドレール36hは
矢印Pの方向に沿って位置決め溝34hに挿入される。
その後に側面適用面37hは切り込み57hをエンボス
加工することによって足部分側面43hに対して形作ら
れる。上記切り込み57hの深さは実質的に垂直軸線H
の方向に沿った側面適用面37hの高さに対応すること
が指摘されなければならない。そのように、切り込みを
エンボス加工する際に、切り込みに由来し側面適用面3
7hと足部分側面43の間に作用する接触圧はほぼ下方
にエッジ61hへ及ぶことが保証される。それ故、位置
決め溝34hにおけるガイドレール36hの密接適合(i
ntimate fitting)が得られる。足部分立脚面41hに隣
接するレールの横方向寸法が足部分適用面35hに隣接
する位置決め溝34hの横方向寸法に正確に対応するこ
とでガイドハウジング10hに対するガイドレール36
hの正確な横方向位置が得られる。そのような正確な適
合がないならば、言い換えれば、ガイドレール36hが
位置決め溝34hへの挿入後に側方の遊びを有するなら
ば、ガイドハウジング10hに対するガイドレール36
hの側方配置はまた、ガイドハウジング10hの全長の
夫々の長手方向範囲における側面適用面37hの変形の
間、調整手段によってガイドハウジング10hに対して
ガイドレール36hを調整することで得ることができ
る。
【0096】調整の最後のやり方は、メーカーによって
供給されるようなガイドハウジング10hが側面適用面
37hに対して正確な線形状を有せず、その結果、側面
適用面37hがガイドレール36hを調整するのに役立
たない場合にも適用可能である。更に、ガイドレール3
6hが据付ステーションに備えられた調整定規に対する
絶対的なリニアリティ乃至ストレート性のために修正さ
れることが可能である。
【0097】この場合において、ガイドレール36h上
で可動の高精度ランナーを備えることができ、このラン
ナーは定規に対する一定の側方間隔に調整される。所望
の側方間隔が得られるたびに、ガイドレール36hは位
置決め溝34hに固定される。ガイドレール36hとガ
イドハウジング10hの相対的な曲げ強さに応じて、ガ
イドハウジング10hが定規に対して調整されることも
可能で、その結果、ガイドレールのリニアリティもガイ
ドハウジングに与えられる。おそらく、調整手段を取り
除いた後にガイドハウジングの反動力によってガイドレ
ール36hの非リニア変形がもたらされることが気遣わ
れる場合、ガイドハウジングのリニア調整を放棄するこ
ともできる。夫々の場合において、調整操作はコンポー
ネント10hと36hの精度に応じて選択される。高価
な調整操作なしでガイドハウジング10hを上位に立つ
キャリア構造に据え付けようとする場合、プレ製品であ
るガイドハウジング10hとプレ製品であるガイドハウ
ジング36hが対応して高い精度を有することが必要で
あり、更にガイドレール36hをガイドハウジング10
hに固定する場合にガイドハウジング10hの変形を避
けるように留意しなければならない。シリンダ路58h
はピストン60hを収容する。このピストン60hはシ
リンダ路58を駆動流体回路につながる2つの作動室に
再分する。上記ピストン60hは、シリンダ路58hの
内側で当該シリンダ路の端部に向かって延び当該シリン
ダ路の末端カバー部材を貫通するフレキシブルな引っ張
り部材と連結する。ガイドハウジング10hの一端の近
くで、引っ張り部材は偏向ローラによって偏向し、対象
物キャリア51hと連結する。そのような駆動システム
の詳細は例えばヨーロッパ特許第0384032号公報
に示されている。
【0098】図1から足部分適用面35hとシリンダ路
58hの横断面の間の分離壁65hがシリンダ路の横断
面の先端範囲Sにおける最小の壁厚を有することが認識
できる。当該壁厚はこの位置において実質的に垂直軸線
Hに沿って測られるように側面適用面37hの高さに等
しい。
【0099】ガイドレール36hの挿入までに既に互い
に傾斜した側面適用面37hを有してガイドハウジング
10hを予め組み立てることも可能である。この場合に
おいて、ガイドレール36hの挿入は、当該ガイドレー
ルを軸線方向に位置決め溝34hに摺動することによっ
てなされる。そして両側に溝をエンボス加工することに
よって固着が再び得られる。これら溝はこの場合、小さ
めの断面範囲でエンボス加工可能である。
【0100】図11の実施形態は、図10の実施形態
と、足部分38iが横方向で小さめであるという点のみ
で相違する。図10の実施形態において切り込み57h
が増大する壁厚の範囲に位置し、シリンダ路の形状の変
形の可能性が減少するので、一般に図10の実施形態が
好まれる。
【0101】両方の実施形態において、切り込み57
h、57i夫々のエンボス加工の際に補強部材を上記シ
リンダ路内に挿入することができる。当該補強部材は上
記路の断面形状に適合した断面形状になっている。そし
てシリンダ路の変形の可能性が排除される。上記補強部
材は、切り込みがなされるシリンダ路の夫々の長手方向
セクションにおいてのみ必要とされる。切り込みがガイ
ドハウジング10h、10iに沿って次第にエンボス加
工されるならば、比較的短い補強部材を切り込みツール
と同期して動かすことができる。
【0102】図12の実施形態は、図11の実施形態
と、右側の側面適用面37krがネジボルト69kによ
ってガイドハウジング10kとネジ連結された固定細片
67に備えられる点で相違する。この実施形態で、ガイ
ドハウジング10kは、ガイドレール36k挿入される
前に既に図示のように側面適用面37klが傾斜するよ
うに予め形作られていることができる。それ故、ガイド
レール36kは容易に矢印Pの方向に挿入可能である。
その後に、固定細片67kがネジボルト69kによって
適用可能である。
【0103】この実施形態でも本発明の本質的な利点が
達成され、ネジボルト69kが分離壁65kの大きな壁
厚の範囲に位置し、その結果、シリンダ路の変形の可能
性なしにしっかり締められ得、例えばランナー又はキャ
リアが力又はトルクを受ける際に分離壁65kと路輪郭
58kの変形の可能性なしに同様に操作力が伝わりう
る。
【0104】図13の実施形態において、ガイドレール
36lは反対方向に張り出した固定フランジ61lと一
体的である。側面適用面37lはこの実施形態で側方位
置決めにのみ供される。固定機能はフランジ71lを介
して延び分離壁65lのネジ孔に捩じ込まれるネジボル
ト73lによって果たされる。この実施形態ですら、固
定手段、例えばネジボルト73lが分離壁65lの壁厚
の増加する範囲でシリンダ路の先端Sに側方に位置する
ので、本発明の本質的な利点が達成される。
【0105】図10及び11の実施形態は複雑でないコ
ンポーネントによって特徴付けられ、またガイドハウジ
ング10h、10i夫々に対するガイドレールの可変で
ない配置によって特徴付けられると認識できる。ガイド
レール36h、36i夫々が垂直軸線Hの外側でのみ足
部分適用面35h、35i夫々と接触するという事実の
ため、及び更に切り込み57h、57i夫々が垂直軸線
Hから相当の間隔をおいてエンボス加工されるという事
実のため、切り込み57h、57i夫々を形作るために
適用される垂直力によって、シリンダ路58h、58i
夫々は変形しない。更にガイドレール36h、36i夫
々は分離壁65h、65i夫々の先端範囲Sをおかさ
ず、それ故に側面適用面37h、37i夫々を足部分側
面43h、43i夫々に向かって曲げることで垂直力成
分がガイドレール36h、36i夫々に伝わる際に長円
形断面の変形を引き起こさない。ガイドレール36h、
36iの間の操作力も長円形輪郭の変形の可能性なしに
ガイドハウジング10h、10i夫々に伝わることがで
きる。レールユニットとこれに備えられたリニアガイド
ユニットは例えば案内機器のためのロボット及び工作機
械において使用可能である。
【0106】図10〜13の実施形態において、先端範
囲Sの外側でガイドレールの支持をもたらす凹部が分離
壁65h〜65l夫々に備えられ、75h〜75lで示
されている。これは、当該凹部75h〜75l夫々がガ
イドハウジングの押出しの際に形作られるので、好適な
実施形態である。二者択一的に、上記凹部を足部分立脚
面に備えることも可能である。
【0107】ガイドレールをガイドハウジングに固定す
るために、接着剤乃至充填剤化合物を用いることも可能
である。これら固定の方法は、例えばヨーロッパ特許出
願第0340751号公開公報に記載されるように、い
かなる断面形状のガイドレールがレールキャリアに固定
されることになっていても、使用可能である。例えば全
ての構造の高さを減らすようになっている場合に、常に
使用可能である。
【0108】図14において、類似のパーツが図10と
同じ参照番号で示され、ただインデックスhがインデッ
クスmで置き換えられている。キャリア、即ち、ガイド
ハウジング10mは押圧装置77mによって調整定規7
9mに対して押圧される。ガイドレール36mは別の押
圧装置81mによって位置決め溝34mに押し込まれ、
右側足部分側面43mで位置決め溝34mの右側側面適
用面37mに向かって適用され、その右側足部分立脚面
41mによって右側足部分適用面35mに向かって適用
される。それによってギャップ87mが足部分の左側に
得られる。押圧装置81mがキャリッジ40mに作用す
るので、キャリッジ40mは押圧力を伝えるのに用いら
れる。それ故、キャリッジ40mが次第に動き固着化合
物が常にキャリッジの位置で注入される場合、調整はお
そらくガイドレール36mの全長にわたり得ることがで
きる。押圧装置81mはキャリッジ40に従うように動
く。充填路85mがギャップ87mを充填するためにキ
ャリア10mに備えられる。これら充填路の軸線方向間
隔は、ギャップ87mの幅と注入状態の固定化合物の粘
性に応じて選択される。充填装置83mは、キャリア1
0mの長さに沿って分布された多数の充填路85mとの
位置合わせをするように、キャリッジ40mと共に動
く。それ故、固定化合物は、右側のアンダーカットされ
た側面適用面37mと左側の足部分側面43mの間に限
定されたギャップ87mに入り込む。充填装置83mは
充填チューブ89mを介して固定化合物源と連結する。
ギャップ87mの上方出口はシールビード91mによっ
て閉じられ、その結果、固定化合物の実質的な漏れなし
で加圧下に注入がなされる。固定化合物の1回分の投入
は、ギャップ87mの断面範囲にしたがって制御され、
当該ギャップ87mが完全に充填される。
【0109】図15において、別のギャップ充填法が示
される。類似のパーツは図14と同じ参照番号で示さ
れ、ただインデックスmがインデックスnで置き換えら
れている。充填装置83nはギャップ87nの出口で固
定化合物のビーズ91nを形成し、当該ビーズの化合物
はギャップ87nに直接流れ込む。
【0110】本発明の固有の実施形態が本発明に係る原
理の適用を描写するために図示され詳細に記載された
が、本発明はそのような原理から逸脱することなく他に
も具現化されうるものであると理解される。
【0111】請求の範囲における参照番号は、理解を容
易にするためにだけ用いられ、決して限定的なものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアガイドユニットの全体図であ
る。
【図2】図1のII-II線に従う長手方向断面図である。
【図3】図2に従う断面図であり、(a)は図2のIIIa
-IIIa線に従う断面図であり、(b)はIIIb-IIIb線に従
う横断面図である。
【図4】図2に従うデザインの第1変形例に従う図3に
対応する横断面図であり、それぞれ図3(a)、図3
(b)に対応している。
【図5】図2に従うデザインの第2変形例に従う図3に
対応する横断面図であり、それぞれ図3(a)、図3
(b)に対応している。
【図6】図2に従うデザインの第3変形例に従う図3に
対応する横断面図であり、それぞれ図3(a)、図3
(b)に対応している。
【図7】図2に従うデザインの第4変形例に従う図3に
対応する横断面図であり、それぞれ図3(a)、図3
(b)に対応している。
【図8】図2に従うデザインの第5変形例に従う図2の
ものに対応する縦断面図である。
【図9】リニアガイドユニットの別の実施形態の横断面
図である。
【図10】ガイドレールユニットの横断面図である。
【図11】改変されたガイドレールユニットの横断面図
である。
【図12】更に改変されたガイドレールユニットの横断
面図である。
【図13】更に改変されたガイドレールユニットの横断
面図である。
【図14】固着化合物を用いてガイドレールハウジング
にガイドレールを装着する間の更に改変されたガイドレ
ールユニットの横断面図である。
【図15】図14の変形例である。
【符号の説明】
10 ガイドハウジング 26 案内空洞 32 開口 40 キャリッジ 50 摺動又は/及び回転手段 58 流体シリンダ空洞 60 ピストン 72 流体シール手段 74 引っ張り部材 78 引っ張り部材偏向手段 90 覆い手段
フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ブラウロック ドイツ連邦共和国 デー・97464 ニー ダーヴェルン ハインラインシュトラー セ 76 (56)参考文献 特開 平2−240405(JP,A) 特開 昭63−67409(JP,A) 実開 昭63−152003(JP,U) 西独国特許出願公開4417136(DE, A1) 米国特許5303638(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 5/38 F15B 15/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長いガイドハウジングとして形成され
    たレールキャリアを備えて成る、リニアガイドユニット
    のためのレールユニットにして、 前記レールキャリアたるガイドハウジング(10h)は
    レールキャリアの長手方向軸線(T)を有し、当該レー
    ルキャリア長手方向軸線(T)に対し直交する横断面に
    関して案内空洞(26)と、ガイドハウジングと一体の
    周囲に閉鎖されたシリンダ路(58h)とを備え、 前記案内空洞(26)が、底壁(20h)と2つの側壁
    (22h,24h)によって実質的にU形状をした相互
    関係にて画定され、前記底壁(20h)から離れる側に
    長手方向開口(31h)を有し、 前記シリンダ路(58h)はピストン(60h)を収容
    してピストンシリンダユニット(58h,60h)をつ
    くり、また当該シリンダ路(58h)は前記底壁(20
    h)内に収容されて、前記2つの側壁(22h,24
    h)の間の実質的に中ほどに位置した先端範囲(S)を
    有し、 前記案内空洞(26)は前記底壁(20h)における
    離壁(65h)によって前記シリンダ路(58h)から
    分離しており、 その分離壁(65h)は、前記先端範囲(S)に隣接し
    て最小限の壁厚を有し、前記先端範囲(S)の側方にい
    くにしたがって増加する壁厚を有し、 前記レールキャリアたるガイドハウジング(10h)は
    更に前記案内空洞(26)内で少なくとも1つのキャリ
    ッジ(40h)を前記レールキャリア長手方向軸線
    (T)に沿って案内するのに適したガイドレール(36
    h)を備え、 前記キャリッジ(40h)が、前記レールキャリア長手
    方向軸線(T)に沿って動かされるように、前記シリン
    ダピストンユニット(58h,60h)と駆動連結され
    ているようなレールユニットにおいて、 前記ガイドレール(36h)は前記ガイドハウジング
    (10h)から分かれて作られたものであり、且つ横断
    面に関して、実質的に前記先端範囲(S)を通って延在
    する標準軸線(H)、前記分離壁(65h)の側面適用
    面(37h)に適用された少なくとも1つの足部分側面
    (43h)を備えて成る足部分(38h)、ヘッド部分
    (45h)及び前記標準軸線(H)の両側となる側方案
    内範囲(47h)を有し、その際、上記足部分(38
    h)は前記シリンダ路(58h)と反対側の前記分離壁
    (65h)の側に位置し、その足部分(38h)は前記
    分離壁(65h)での相補的な凹部に係合する全般にわ
    たって蟻ほぞ横断面範囲を備えた固定輪郭を有してい
    て、前記ガイドレール(36h)での操作負荷及び前記
    分離壁(65h)に前記ガイドレール(36h)を固定
    することで生じる負荷の少なくとも一方に起因する少な
    くとも垂直な力が、前記先端範囲(S)から間隔をおい
    て前記分離壁(65h)の厚くなった範囲に集中してお
    り、 前記少なくとも1つの足部分側面(43h)と割り当て
    側面適用面(37h)の間で、側面適用面(37h)の
    近くで外側に位置した上記ガイドハウジング(10h)
    の切り込み(57h)付きステップ範囲(59h)にて
    前記ガイドハウジング(10h)の材料の塑性変形によ
    って接触が生じていて、 前記ガイドハウジングの材料の塑性変形が前記切り込み
    (57h)をエンボス処理することの結果であり、上記
    切り込み(57h)は充填手段の導入なしで実質的に安
    定していることを特徴とするレールユニット。
  2. 【請求項2】 前記固定手段(37h,43h)が、前
    記少なくとも1つの足部分側面(43h)と前記ガイド
    ハウジング(10h)の割り当てられた側面適用面(3
    7h)の少なくとも部分的に相互に適合した輪郭を備え
    てなることを特徴とする請求項1に記載のレールユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 夫々の足部部側目(43h)と接触する
    2つの側面適用面(37h)の第1のものが、ガイドハ
    ウジング(10h)を製造する際に得られるような形状
    と位置とに実質的に対応する形状と位置を有し、前記側
    面適用面(37h)の第2のものが製造プロセスから得
    られるようなガイドハウジング(10h)の変形によっ
    て夫々の足部分側面(43h)に適用されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のレールユニット。
  4. 【請求項4】 前記足部分(38h)がその少なくとも
    1つの足部分立脚面(41h)によって前記標準軸線
    (H)の外側でのみ前記少なくとも1つの足部分適用面
    (35h)上に適用されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一項に記載のレールユニット。
  5. 【請求項5】 前記ガイドハウジング(10h)が、底
    壁(20h)、2つの側壁(22h,24h)及び上記
    底壁から離れた開口スロットを備えた実質的に矩形断面
    を有するガイドハウジング(10h)であり、前記ガイ
    ドレール(36h)が3つの壁:底壁(20h)と側壁
    (22h,24h)の一つに位置しており、ガイドレー
    ル(36h)が好ましくは前記底壁(20h)に取り付
    けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一項に記載のレールユニット。
  6. 【請求項6】 前記シリンダ路(58h)が長円形断面
    範囲を有し、当該長円形断面範囲の短軸が前記標準軸線
    と実質的に平行であり、垂直固定力の前記伝達が前記長
    円形断面の最長軸線(l)の長さの約15%よりも長
    く、好ましくは約20%よりも長い間隔で前記標準軸線
    (H)から外側で実質的に集中していることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか一項に記載のレールユニッ
    ト。
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