JP2645329B2 - 柱の構築工法 - Google Patents

柱の構築工法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は柱を鉄筋コンクリートから造り、かつ梁を鉄
骨造りとする鉄筋鉄骨複合化の構造物に用いて好適な柱
の構築工法に関する。
「従来の技術」 施工上、経済的な建築骨組み構造の一つに、柱を鉄筋
コンクリートで造り、梁を鉄骨造りとする建築骨組みが
ある。
従来、この種の建築骨組みを施工するためには、柱主
筋とフープ筋とを筒形のかご状に組み上げた鉄筋かごの
一部に、例えばI型鋼状の接合金物を一体に取付け、こ
の接合金物の端部に鉄骨梁を接合するようにした柱用組
立鉄筋等が利用されている。つまり、このような組立鉄
筋を予め工場等において製作しておくことにより、現場
作業の簡略化を図ることができるものである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような組立鉄筋においては、柱を
構築する際に全て在来工法の現場打ち鉄筋コンクリート
造であった。すなわち、柱部の型枠、組み立て、コンク
リート打設および型枠のばらしの手間を必要とした。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、鉄
筋コンクリート柱と、鉄骨梁とからなる鉄筋鉄骨複合構
造の骨組構造を施工する際の施工性を向上させることが
できる柱の構築工法を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明の柱の構築工法は、複数の柱主筋とフープ筋を
有し、かつ柱の軸方向に沿って孔が形成された中空コン
クリート管に鉄骨梁接合用の仕口構成体を設け、この仕
口構成体は、前記中空コンクリート管の径外方向外側に
張り出す環状の仕口部を有するとともに、前記中空コン
クリート管の外径と略一致する貫通孔が形成されてな
り、前記中空コンクリート管を構造物の構築位置に構築
して前記仕口部に鉄骨梁を接合し、前記中空コンクリー
ト管内にその全長にわたってコンクリートを打設充填す
ることで鉄筋コンクリート造の柱を形成することを特徴
とする。
「作用」 本発明によれば、仕口構成体を備えた中空コンクリー
ト管を利用して柱の構築時に型枠作業等を省略すること
ができる。また、中空コンクリートの管内の全長にわた
ってコンクリートを打設充填した後は中実の鉄筋コンク
リート柱となるから十分なる強度が確保できる。さらに
中空コンクリート管の径方向外側に張り出している環状
の仕口部に対して各方向から鉄骨梁を容易にかつ強固に
接合し得る。
「実施例」 以下、本発明の一実施例について、第1図ないし第11
図を参照して説明する。
第1図は本発明に係る柱の構築工法を説明するための
全体概略図であり、図中符号1は、建築構造物の複数段
分の高さに相当する長さの中空コンクリート管、2は、
中空コンリート管1に架設された梁である。この中空コ
ンクリート管1には、その長さ方向に間隔をおいて、複
数の仕口構成体3、すなわち中空コンクリート管1を鉄
骨梁と接合するための部材が取り付けられている。
中空コンクリート管1は、第2図ないし第3図に示す
ように、複数の柱主筋1aと、これらを全長に亙って束ね
るように取り巻く多数のフープ筋1bとによってほぼ管状
に組み上げられたものにコンクリートが打設されて構成
されたものである。
仕口構成体3は、第4図ないし第6図に示すように、
前記中空コンクリート管1の径方向外側に張り出す環状
の仕口部3aを有するとともに、前記中空コンクリート管
1の外径よりやや大経の貫通孔3b(第6図参照)が形成
されて構成されている。
次に、前記中空コンクリート管1、仕口構成体3を用
いた柱の構築作業について説明する。
まず、前記構成からなる中空コンクリート管1を施工
する。この中空コンクリート管1は、最大長さ15m程度
となるように設定する。また、中空コンクリート管1の
孔7は、後打ちコンクリートとの付着を確保するため
に、高圧ノズルで水洗い等の前処理を行なっておく。
そして、所定本数の中空コンクリート管1を構造物の
構築位置の基礎に立設する。中空コンクリート管1を基
礎に立設する際、柱の自立性および安定性を向上させる
ために、第7図ないし第9図のような構成としてもよ
い。第7図に示す構造は、立設すべき中空コンクリート
管1の下端部付近に側法へ突出する複数本のスタッド10
を設けたものである。また、第8図に示す構造は、基礎
12の下方にさらに抗基礎14を設け、この抗基礎14にスタ
ッド付きの中空コンクリート管1を立設するものであ
る。さらに、第9図に示す構造では、べた基礎二重スラ
ブ15に、前記スタッド付きの中空コンクリート管1を立
設するものである。
この後、相隣合う中空コンクリート管1、1に設けら
れた前記仕口構成体3相互間に、鉄骨造りの梁を架け渡
し、この梁の端部と仕口構成体3を接合する。仕口構成
体3と梁2との接合は、仕口部3aと梁2のフランジとを
直接溶接してもよく、ブラケットを介してボルトナット
結合によって行なってもよい。さらに、このような作業
を繰り返していくことによって、3階用、4階用・・・
と必要数の梁を接合していく。尚、図6にように仕口構
成体3の仕口部3aは環状なので、柱の周囲の各方面で図
1の梁2の接合を行なうことができる。このため、同一
形状の仕口構成体3を、各所で使用することができ、こ
れにより、生産性の向上を図ることができる。
しかる後、トレミー管(図示せず)等を用いて中空コ
ンクリート管1の孔7内にその全長にわたってコンクリ
ートを打設充填する(コンクリートの打設充填後の状態
は第10図参照)。
また、多層構造となる場合の柱相互の接合方法につい
て、第10図を参照して説明する。まず、接合すべき中空
コンクリート管1、1のそれぞれの端部(下方の中空コ
ンクリート管の状端部、および上方の中空コンクリート
管の下端部)の側面に、その外方へ突出した形態で接合
片(エレクションピース)18、18を設ける。この接合片
18には、ボルト挿通孔(図示略)が複数個形成されてい
る。そして、これら接合片18の延在方向を一致させた状
態で上下の中空コンクリート管1、1を配置し、この状
態で前記接合片18、18を連結部材20によって連結する。
この際、上下の接合片18、18は溶接により接合し、中空
コンクリート管1内の密閉性を確保した上で中空コンク
リート管1,1の内部全体にコンクリートCを打設充填す
る。
本発明の柱の構築工法によれば、中空コンクリート管
1が型枠を役割を果たすので、柱の構築時に型枠の設置
脱形等の作業を行なう必要がなくなり、作業の簡略化を
図ることができる。
なお、本発明の柱の構築工法に用いられる中空コンク
リート管等は、前記実施例のみに限られることはなく、
他の変形例も可能である。例えば、中空コンクリート管
の断面形状は、円形のみに限らず、矩形、多角形のもの
であってもよい。さらに、仕口構成体3と梁の接合強度
を向上させるために、第11図に示すように仕口構成体3
にウェブ3cを設けた構成としてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の柱の構築工法は、複数
の柱主筋とフープ筋を有し、かつ柱の軸方向に沿って孔
が形成された中空コンクリート管に鉄骨梁接合用の仕口
構成体を設け、この仕口構成体は、前記中空コンクリー
ト管の径方向外側に張り出す環状の仕口部を有するとと
もに、前記中空コンクリート管の外径と略一致する貫通
孔が形成されてなり、前記中空コンクリート管を構造物
の構築位置に構築して前記仕口部に鉄骨梁を接合し、前
記中空コンクリート管内にその全長にわたってコンクリ
ートを打設充填するようにしたので、コンクリートが打
設充填された後は中空コンクリート管は中実に鉄筋コン
クリート柱となって十分なる強度が確保されることはも
とより、中空コンクリート管の径方向外側に張り出す仕
口部に対して鉄筋梁を容易にかつ強固に接合することが
できる。そして、鉄筋コンクリート造りの柱を構築する
際に、中空コンクリート管が型枠の役割を果たすので、
柱の構築時に型枠の設置脱形等の作業を行なう必要がな
くなり、作業の簡略化を図ることができる。また、仕口
構成体の仕口部は環状なので、柱の周囲の各方面で梁の
接合を行なうことができる。このため、同一形状の仕口
構成体を、各所で使用することができ、これにより、生
産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明に係る柱の構築工法の一実
施例を説明するための図面であって、第1図は柱の構築
状態を示す全体概略図、第2図は中空コンクリート管の
平面断面図、第3図は同側断面図、第4図は仕口構成体
付近の平面断面図、第5図は同側断面図、第6図は仕口
構成体の斜視図、第7図ないし第9図は中空コンクリー
ト柱の基礎付近を示す拡大図、第10図および第11図は柱
の接合部付近を示す側断面図である。 1……中空コンクリート管、 2……梁、 3……仕口構成体、 7……孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 卓生 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−154944(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の柱主筋とフープ筋を有し、かつ柱の
    軸方向に沿って孔が形成された中空コンクリート管に鉄
    骨梁接合用の仕口構成体を設け、この仕口構成体は、前
    記中空コンクリート管の径方向外側に張り出す環状の仕
    口部を有するとともに、前記中空コンクリート管の外径
    と略一致する貫通孔が形成されてなり、前記中空コンク
    リート管を構造物の構築位置に構築して前記仕口部に鉄
    骨梁を接合し、前記中空コンクリート管内にその全長に
    わたってコンクリートを打設充填することで鉄筋コンク
    リート造の柱を形成すること特徴とする柱の構築工法。
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