JP3240963B2 - チップ状電子部品の電極形成方法およびチップ状電子部品用ホルダ - Google Patents

チップ状電子部品の電極形成方法およびチップ状電子部品用ホルダ

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JP3240963B2
JP3240963B2 JP19803997A JP19803997A JP3240963B2 JP 3240963 B2 JP3240963 B2 JP 3240963B2 JP 19803997 A JP19803997 A JP 19803997A JP 19803997 A JP19803997 A JP 19803997A JP 3240963 B2 JP3240963 B2 JP 3240963B2
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忠洋 中川
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00
    • H01G13/006Apparatus or processes for applying terminals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ状電子部
品の電極形成方法およびチップ状電子部品用ホルダに関
するもので、特に、チップ状電子部品の外表面上に導電
性ペーストからなる電極を形成するための方法、および
この方法を実施するときに有利に用いられるチップ状電
子部品用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18には、この発明にとって興味ある
チップ状電子部品1の外観が斜視図で示されている。こ
のチップ状電子部品1は、3端子コンデンサを構成する
ものである。チップ状電子部品1の外表面上には、その
中心軸線方向での両端部に端部電極2および3がそれぞ
れ形成され、同じく中央部に中央電極4が形成されてい
る。
【0003】チップ状電子部品1の内部には、図示しな
いが、第1グループの内部電極と第2のグループの内部
電極とが交互に配置されていて、第1グループの内部電
極が端部電極2および3間を接続するように延びてお
り、第2グループの内部電極が中央電極4に接続されて
いる。したがって、第1グループの内部電極と第2グル
ープの内部電極との間で形成された静電容量は、端部電
極2または3と中央電極4との間で取り出すことができ
る。そして、この3端子コンデンサを構成するチップ状
電子部品1は、端部電極2および3を信号ラインに介挿
し、中央電極4をアースに接続することによって、たと
えば、信号ライン上のノイズを除去するように用いられ
る。
【0004】図18に示すように、中央電極4は、チッ
プ状電子部品1の相対向する2つの側面をそれぞれ横切
るように形成されているが、これら側面に隣接する各側
面上では途中までしか延びないように形成されているの
が通常である。言い換えると、中央電極4は、通常、チ
ップ状電子部品1の外表面を周回するようには形成され
ていない。これは、以下に説明する中央電極4の形成方
法に起因する。
【0005】図19を参照して、弾性体からなるペース
ト台5には、溝6が設けられ、この溝6内には、導電性
ペースト7が充填され、これによって、筋状に延びる導
電性ペースト筋8が形成される。他方、ホルダ9が用意
され、チップ状電子部品1がホルダ9によって保持され
る。図19に示すように、チップ状電子部品1の中心軸
線方向での中央部と導電性ペースト筋8とが位置合わせ
された状態で、ホルダ9とペースト台5とを相対的に近
接させる。これによって、チップ状電子部品1の押圧に
よるペースト台5の変形を伴いながら、チップ状電子部
品1が導電性ペースト筋8内に位置される。その結果、
図19において想像線で示すように、導電性ペースト7
がチップ状電子部品1の外表面上に付与される。このと
き、導電性ペースト7は、チップ状電子部品1の、ペー
スト台5に対向する側面を横切るように付与されるが、
この側面に隣接する2つの側面上では途中までしか付与
されない。
【0006】同様の操作が、上述した導電性ペースト7
が横切るように付与された側面をホルダ9に保持させた
状態で繰り返され、この保持された側面と対向する側面
に対しても導電性ペースト7が付与される。そして、導
電性ペースト7が焼き付けられることにより、所望の中
央電極4が形成される。導電性ペースト筋8を形成する
方法としては、前述したように、弾性体からなるペース
ト台5に設けられた溝6内に導電性ペースト7を充填す
る方法の他、弾性体や剛体からなるペースト台の単なる
平坦な面上に盛り上がる状態で印刷等により筋状に導電
性ペーストを付与する方法、筋状に延びるスリットが設
けられたスリット板の一方側に導電性ペーストを配置
し、この導電性ペーストを加圧して、スリットを通して
スリット板の他方側に導電性ペーストをはみ出させるこ
とによって、スリットに沿う導電性ペースト筋を形成す
る方法、等を用いることもある。
【0007】また、端部電極2および3の形成にあたっ
ては、チップ状電子部品1の各端部に導電性ペーストを
付与するため、図示しないが、その端部を突出させた状
態でチップ状電子部品1をホルダによって保持しなが
ら、チップ状電子部品1の端部を導電性ペーストからな
る槽内に浸漬することが行なわれることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、中央
電極4は、チップ状電子部品1の外表面を周回するよう
には形成されていないのが通常である。しかしながら、
中央電極4は、これがグラウンド電極として用いられる
ことを考慮したとき、不要なインダクタンス成分をでき
るだけ小さくするために、チップ状電子部品1の外表面
を周回するように形成されていることが好ましい。
【0009】たとえば図19に示したような中央電極4
の形成方法を適用しながら、チップ状電子部品1の外表
面を周回するように中央電極を形成することは、必ずし
も不可能とは言えない。溝6をより深くしたり、チップ
状電子部品1をペースト台5により強く押し付けたりす
れば、ペースト台5に対向する側面に隣接する2つの側
面の半分以上の高さにまで、導電性ペースト7を付与す
ることができるからである。図20には、このようにし
て導電性ペースト7を付与して、チップ状電子部品1の
外表面を周回するように中央電極4を形成した状態が断
面図で示されている。
【0010】しかしながら、導電性ペースト7を、チッ
プ状電子部品1の一方の側面に向かって付与し、次いで
この側面に対向する他方の側面に向かって付与すると
き、図20に示すように、導電性ペースト7は、これら
側面に隣接する側面上において、重ね合わせ部12を形
成するようにしなければ、一様な幅で導電性ペースト7
を付与することができない。なぜなら、図19からわか
るように、チップ状電子部品1上の導電性ペースト7の
付与領域の端部には,丸みが形成されるからである。
【0011】上述した導電性ペースト7の重ね合わせ部
12は、チップ状電子部品1の特定の側面の中央部から
盛り上がるように形成されるので、この側面を回路基板
側に向けて、チップ状電子部品1を実装しようとする
と、実装性を阻害する原因となり得る。したがって、チ
ップ状電子部品1のいずれの側面においても、重ね合わ
せ部12のような盛り上がりが中央部に形成されないこ
とが望ましい。
【0012】上述のような側面の中央部での重ね合わせ
部12の形成を回避するためには、図19に示したよう
な工程において、ペースト台5に対向する側面に隣接す
る側面には導電性ペースト7ができるだけ付与されない
ようにしながら、チップ状電子部品1の各側面につい
て、順次、導電性ペースト筋8内に位置させるようにす
ればよい。しかしながら、この方法によれば、図19に
示したような工程を4回繰り返さなければならず、あま
り能率的ではない。
【0013】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し得る、チップ状電子部品の電極形成方法および
この方法において用いられるチップ状電子部品用ホルダ
を提供しようとすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るチップ状
電子部品の電極形成方法は、上述した技術的課題を解決
するため、チップ状電子部品の第1の稜線を外側に位置
させながら、当該チップ状電子部品の中心軸線を中心と
する少なくとも180度の範囲にわたって外表面を露出
させた状態で、チップ状電子部品を保持するためのホル
ダを用意する、第1の工程と、このホルダにチップ状電
子部品を保持させる、第2の工程と、ホルダによって保
持されたチップ状電子部品を、その中心軸線とは直交す
る方向に筋状に延びる導電性ペーストからなる導電性ペ
ースト筋内に位置させ、それによってチップ状電子部品
の中心軸線を中心とする少なくとも180度の範囲にわ
たって外表面上に電極となるべき導電性ペーストを付与
する、第3の工程と、第3の工程の後、チップ状電子部
品の第1の稜線とは対向する第2の稜線を外側に位置さ
せた状態としながら、上述した第2および第3の工程を
繰り返す、第4の工程とを備えることを特徴としてい
る。
【0015】好ましくは、上述した第1の工程におい
て、第1および第2のホルダが用意され、第2および第
3の工程では第1のホルダが用いられ、第4の工程では
第2のホルダが用いられ、第3の工程と第4の工程との
間でチップ状電子部品を第1のホルダから第2のホルダ
へ移し替えることが行なわれる。この発明に係るチップ
状電子部品の電極形成方法は、チップ状電子部品の軸線
方向での中央部に電極を形成するとき、同じく端部に電
極を形成するとき、あるいは、これら中央部および両端
部に電極を形成するときのいずれにも適用することがで
きる。
【0016】チップ状電子部品の軸線方向での中央部に
電極を形成するときには、第3の工程において、チップ
状電子部品の中心軸線方向での中央部と位置合わせされ
るように、導電性ペースト筋が用意される。チップ状電
子部品の軸線方向での端部に電極を形成するときには、
第3の工程において、チップ状電子部品の中心軸線方向
での端部と位置合わせされるように、導電性ペースト筋
が用意される。
【0017】チップ状電子部品の軸線方向での中央部お
よび両端部に電極を形成するときには、第3の工程にお
いて、チップ状電子部品の中心軸線方向での中央部およ
び両端部とそれぞれ位置合わせされるように、3つの導
電性ペースト筋が用意される。また、チップ状電子部品
が四角柱状をなしているときには、前述した第2の工程
において、チップ状電子部品は、第1の稜線を外側に位
置させながら当該第1の稜線の両側にある2つの側面を
露出させた状態で、ホルダによって保持されることが好
ましい。
【0018】この発明は、また、上述したようなチップ
状電子部品の電極形成方法において有利に用いられる、
すなわち、その外表面上に電極となる導電性ペーストを
付与すべきチップ状電子部品を保持するためのチップ状
電子部品用ホルダにも向けられる。このチップ状電子部
品用ホルダは、チップ状電子部品の1つの稜線を外側に
位置させながら、チップ状電子部品の中心軸線を中心と
する少なくとも180度の範囲にわたってチップ状電子
部品の外表面を露出させた状態で保持するための保持部
を備えることを特徴としている。
【0019】好ましくは、上述の保持部は、チップ状電
子部品の露出した部分以外の外表面を受け入れる保持溝
を有し、この保持溝には、ここに受け入れられた外表面
の少なくとも一部に接触する接触面が形成されている。
また、この発明に係るチップ状電子部品用ホルダが、チ
ップ状電子部品の中心軸線を中心とする少なくとも18
0度の範囲にわたって外表面上に既に付与された導電性
ペーストを保持部に対向させた状態で、チップ状電子部
品を保持するために用いられるものである場合には、上
述の接触面には、既に付与された導電性ペーストに接触
しないようにするための凹部が形成されていることが好
ましい。
【0020】また、チップ状電子部品が四角柱状をなし
ているときには、上述した接触面は、チップ状電子部品
の隣り合う2つの側面の各々の少なくとも一部に接触す
るように断面V字状をなしていることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、この発明の一実施形態
による電極形成方法が適用され得るチップ状電子部品2
1の外観が斜視図で示されている。このチップ状電子部
品21は断面略正方形の四角柱状をなしている。チップ
状電子部品21の外表面上には、その中心軸線方向での
両端部に端部電極22および23がそれぞれ形成され、
同じく中央部に中央電極24が形成されている。また、
中央電極24は、チップ状電子部品21の外表面を周回
するように形成されている。
【0022】チップ状電子部品21は、図18に示した
チップ状電子部品1と同様、3端子コンデンサを構成す
るもので、その内部には、図2に示す第1グループの内
部電極25と図3に示す第2のグループの内部電極26
とが、それぞれ1層あるいは2層以上交互に配置されて
いて、第1グループの内部電極25は端部電極22およ
び23間を接続するように延びており、第2グループの
内部電極26は2箇所において中央電極24に接続され
ている。
【0023】したがって、図18に示したチップ状電子
部品1の場合と同様、第1グループの内部電極25と第
2グループの内部電極26との間で形成された静電容量
は、端部電極22または23と中央電極24との間で取
り出すことができる。そして、このチップ状電子部品2
1、すなわち3端子コンデンサは、端部電極22および
23を信号ラインに介挿し、中央電極24をアース接続
することによって、たとえば、信号ライン上のノイズを
除去するように用いられる。
【0024】図4には、この発明の他の実施形態による
電極形成方法が適用され得るチップ状電子部品21aの
外観が斜視図で示されている。このチップ状電子部品2
1aは、断面長方形の四角柱状をなしていることを除い
て、図1に示したチップ状電子部品21と実質的に同様
の構造を有している。したがって、図4において、図1
に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0025】図1に示したチップ状電子部品21の中央
電極24の形成方法について、図5ないし図13を参照
して説明する。なお、チップ状電子部品21が図示され
ている図5ないし図9ならびに図11ないし図13にお
いて、端部電極22および23が図示されていない。こ
れは、通常、端部電極22および23が中央電極24の
形成工程の後の工程で形成されるためであるが、必ずし
もこのような順序で工程が進められるとは限らず、端部
電極22および23が既に形成されたチップ状電子部品
21に対して、中央電極24の形成のための工程が進め
られてもよい。
【0026】図5を参照して、チップ状電子部品用ホル
ダ27が用意される。ホルダ27は、金属のような剛体
からなるベース28に取り付けられている。このホルダ
27の一部が、図6に拡大されて示されている。ホルダ
27は、複数のチップ状電子部品21の各々の1つの稜
線30を外側に位置させながら、チップ状電子部品21
の中心軸線を中心とする少なくとも180度の範囲にわ
たってチップ状電子部品21の外表面を露出させた状
態、より具体的には、稜線30の両側にある2つの側面
31および32を露出させた状態で保持するための複数
の保持部33を備えている。各保持部33は、チップ状
電子部品21の露出した部分以外の外表面を受け入れる
保持溝34を有し、この保持溝34には、ここに受け入
れられたチップ状電子部品21の外表面に接触する接触
面35が形成されている。
【0027】チップ状電子部品21は四角柱状をなして
いるので、接触面35は、チップ状電子部品21の稜線
30とは対向する稜線36を挟んで隣り合う2つの側面
37および38の各々の少なくとも一部に接触するよう
に断面V字状をなしている。特に、この実施形態では、
チップ状電子部品21が断面略正方形であるので、接触
面35を規定する保持溝34の断面形状は、略直角二等
辺三角形をなしている。
【0028】ホルダ27は、たとえば弾性体で構成され
る。また、この実施形態では、接触面35に接触して位
置決めされたチップ状電子部品21をホルダ27によっ
て保持するため、接触面35には、粘着性が付与されて
いる。なお、チップ状電子部品21をホルダ27によっ
て保持するに当たっては、真空吸引などが適用された機
械的保持法等、いかなる手段が採用されてもよい。
【0029】次に、図7に示すように、弾性体からなる
ペースト台39が用意され、そこに設けられた溝40内
には、導電性ペースト41が充填され、これによって、
筋状に延びる導電性ペースト筋42が形成される。上述
したようにホルダ27によって保持されたチップ状電子
部品21は、その中心軸線とは直交する方向に導電性ペ
ースト筋42が延びるように配向される。また、チップ
状電子部品21の中心軸線方向での中央部と導電性ペー
スト筋8とが位置合わせされる。この状態で、ホルダ2
7とペースト台39とを相対的に近接させる。これによ
って、チップ状電子部品21の押圧によるペースト台3
9の変形を伴いながら、チップ状電子部品21が導電性
ペースト筋42内に位置される。
【0030】その結果、図7において想像線で示した導
電性ペースト41の付与態様からわかるように、導電性
ペースト41が、チップ状電子部品21の外表面上であ
って、稜線30を挟んで隣接する2つの側面31および
32のそれぞれを横切って付与されることができる。こ
の導電性ペースト41は、側面37および38にまで至
ることも、ホルダ27を汚すこともない。この導電性ペ
ースト41が、図13において、導電性ペースト41a
として図示されている。
【0031】導電性ペースト筋42を形成する方法とし
ては、図7に示すように、弾性体からなるペースト台3
9に設けられた溝40内に導電性ペースト41を充填す
る方法に代えて、図8に示す方法、あるいは図9に示す
方法等、他の方法が適用されてもよい。図8および図9
は、それぞれ、図7に相当する図であって、図8および
図9において、図7に示す要素に相当する要素には同様
の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0032】図8を参照して、弾性体あるいは剛体から
なるペースト台43の単なる平坦な面上には、盛り上が
る状態で筋状に延びるように、導電性ペースト41が印
刷等により付与され、それによって導電性ペースト筋4
2が形成される。図9を参照して、筋状に延びるスリッ
ト44が設けられたスリット板45の一方側に導電性ペ
ースト41を配置し、この導電性ペースト41を加圧す
ることにより、スリット44を通してスリット板45の
他方側に導電性ペースト41をはみ出させる。このよう
にして、スリット44に沿う状態で、導電性ペースト筋
42を形成することができる。
【0033】なお、図7に示したペースト台39あるい
は図8に示したペースト台43は、望ましくは、ホルダ
27を構成する弾性体に比べて、より容易に変形するも
のであることが好ましい。ホルダ27の不所望な変形を
避けるためである。前述したように、導電性ペースト4
1が稜線30を挟んで隣接する2つの側面31および3
2上に付与されたチップ状電子部品21は、今度は、稜
線30に対向する稜線36を外側に位置させながら、こ
の稜線36の両側にある2つの側面37および38を露
出させた状態で、ホルダによって保持される。この第2
のホルダとしては、前述したホルダ27と同様の構造の
ものを用いても、あるいは、前述したホルダ27に保持
されていたチップ状電子部品21を一旦別の場所に移す
ことによって、同じホルダ27を再び用いるようにして
もよい。しかしながら、予め2つのホルダを用意してお
き、チップ状電子部品21が第1のホルダに保持された
状態で、稜線30の両側の側面31および32上に導電
性ペースト41を付与し、その後において、チップ状電
子部品21を第2のホルダに移し替えるようにした方
が、能率的である。なぜなら、第2のホルダに移し替え
ようとする複数のチップ状電子部品21は、第1のホル
ダによって位置決めされた状態にあるので、第1のホル
ダに対向させて第2のホルダを配置することによって、
この位置決め状態を維持しながら、第2のホルダに複数
のチップ状電子部品21を一挙に移し替えることができ
るからである。
【0034】上述したように、第2のホルダを用いる場
合、この第2のホルダとしては、図10ないし図12に
示すようなホルダ27aを用いるのが好ましい。図10
は、ホルダ27aの下面図であり、図11は、ホルダ2
7aによってチップ状電子部品21を保持した状態を示
す下面図であり、図12は、図11の線XII−XII
に沿う断面図である。
【0035】ホルダ27aは、チップ状電子部品21を
保持したとき、既に付与された導電性ペースト41(通
常は乾燥されていることが多い。)に接触しないように
するための凹部46を備えることを特徴としている。凹
部46を形成することによって、既に付与された導電性
ペースト41がホルダ27aに接触することが防止さ
れ、それによって、保持状態が不安定になったり、導電
性ペースト41の剥がれが生じたり、導電性ペースト4
1によってホルダ27aが汚されたりすることが防止さ
れる。この目的のため、凹部46は、導電性ペースト4
1の付与幅より広い幅をもって形成される。
【0036】ホルダ27aに関するその他の構成につい
ては、前述したホルダ27と実質的に同様であるので、
相当の要素には同様の参照符号を付すことによって、重
複する説明を省略する。なお、図7等に示した導電性ペ
ースト41の最初の付与工程においても、ホルダ27に
代えて、凹部46を有するホルダ27aを用いることを
妨げるものではない。
【0037】図11および図12に示すように、既に付
与された導電性ペースト41を凹部46内に位置させな
がら保持部33に対向させた状態で、ホルダ27aはチ
ップ状電子部品21を保持している。次いで、このよう
に保持されたチップ状電子部品21に対して、たとえば
図7に示した工程と実質的に同様の工程が繰り返され、
それによって、稜線36の両側にある2つの側面37お
よび38上に導電性ペースト41が付与される。このよ
うに付与された導電性ペースト41が、図13におい
て、導電性ペースト41bとして図示されている。
【0038】図13を参照して、以上述べたように2回
に分けて付与された導電性ペースト41aおよび41b
は、チップ状電子部品41の外表面を周回するように延
びていて、前述したような重ね合わせ部12のような盛
り上がりを側面31、32、37および38のいずれの
中央部にも形成していない。このような導電性ペースト
41aおよび41bは、次いで焼き付けられることによ
り、図1に示すような所望の中央電極24を形成する。
【0039】なお、端部電極22および23の形成にあ
たっては、チップ状電子部品21の各端部に導電性ペー
ストを付与するため、図示しないが、その端部を突出さ
せた状態でチップ状電子部品21をホルダによって保持
しながら、チップ状電子部品21の端部を導電性ペース
トからなる槽内に浸漬することが行なわれ、その後、こ
れら導電性ペーストが焼き付けられる。この端部電極2
2および23の形成のための焼付けは、上述した中央電
極24の形成のための焼付けと同時に行なわれることが
好ましい。
【0040】図4に示した断面長方形のチップ状電子部
品21aの中央電極24を形成するためには、図14に
示すように、ホルダ27bとして、その保持部33bに
備える接触面35bを規定する保持溝34bの断面が、
チップ状電子部品21aの断面を対角線方向に分割した
略直角三角形に相似する形状をなしているものが用いら
れる。図14において、図6に示した要素に相当する要
素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0041】この発明に係るチップ状電子部品の電極形
成方法は、以上説明した実施形態のように、チップ状電
子部品21または21aの軸線方向での中央部に中央電
極24を形成するときに限らず、同じく端部に端部電極
22および/または23を形成するとき、あるいは、こ
れら中央電極24ならびに端部電極22および23をそ
れぞれ形成するときのいずれにも適用することができ
る。
【0042】図15および図16は、チップ状電子部品
21の中央電極24ならびに端部電極22および23を
それぞれ同時に形成する場合の実施形態を説明するため
のものである。図15は、前述した図8に示した工程に
相当する工程を示している。弾性体からなるペースト台
43上には、チップ状電子部品21の中心軸線方向での
中央部および両端部とそれぞれ位置合わせされるよう
に、3つの導電性ペースト筋42a、42bおよび42
cが形成される。この状態で、ホルダ27とペースト台
43とを相対的に近接させることにより、チップ状電子
部品21の押圧によるペースト台43の変形を伴いなが
ら、チップ状電子部品21が導電性ペースト筋42a、
42bおよび42c内に位置される。
【0043】その結果、図15において想像線で示し、
かつ図16において斜視図で示すように、導電性ペース
ト41が、チップ状電子部品21の外表面上であって、
稜線30を挟んで隣接する2つの側面31および32の
それぞれの中央部および両端部を横切って付与されるこ
とができる。また、チップ状電子部品21の両端部に付
与される導電性ペースト41にあっては、図16に示す
ように、チップ状電子部品21の両端面にまで回り込
み、これら両端面の対角線で分割される一方の領域を少
なくとも覆う状態となる。
【0044】次に、このチップ状電子部品21は、稜線
30に対向する稜線36を外側に位置させながら、この
稜線36の両側にある2つの側面37および38を露出
させた状態で、ホルダによって保持され、上述した工程
が繰り返される。これによって、図1に示すような端部
電極22および23ならびに中央電極24が形成される
べき領域のすべてに導電性ペースト41が付与され、こ
の導電性ペースト41を焼き付けることにより、所望の
端部電極22および23ならびに中央電極24が形成さ
れる。
【0045】この実施形態においても、導電性ペースト
筋42a、42bおよび42cを形成するため、図15
に示した方法に代えて、図7に示すような弾性体からな
るペースト台39に設けられた溝40内に導電性ペース
ト41を充填する方法が採用されても、図9に示すよう
な筋状に延びるスリット44が設けられたスリット板4
5を用いる方法が採用されてもよい。
【0046】図示しないが、チップ状電子部品21の軸
線方向での端部にのみ電極を形成するときには、図15
に示した工程において、導電性ペースト筋42bおよび
42cのみを形成すればよい。この発明に係る電極形成
方法を実施するにあたり、図示したホルダ27のよう
に、チップ状電子部品の露出した部分以外の外表面を受
け入れる保持溝が設けられているホルダを用いる代わり
に、図17に示したホルダ27cのように、保持穴47
が設けられ、少なくとも保持穴47を規定する内周面部
分48が弾性体で構成されたホルダを用いてもよい。後
者の場合には、チップ状電子部品21の軸線方向での両
端面を保持穴47で弾性的に挟持することによって、チ
ップ状電子部品21が所望の姿勢で保持される。
【0047】また、上述した実施形態は、この発明が四
角柱状のチップ状電子部品21または21aに適用され
る場合について説明したものであったが、この発明は、
他の多角形状あるいは円柱状のチップ状電子部品にも適
用することができる。円柱状のチップ状電子部品の場合
には、その外表面上に存在する母線の1つが稜線の1つ
となる。また、この発明は、3端子コンデンサ以外のチ
ップ状電子部品にも適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るチップ状
電子部品の電極形成方法によれば、チップ状電子部品の
第1の稜線を外側に位置させながら、当該チップ状電子
部品の中心軸線を中心とする少なくとも180度の範囲
にわたって外表面を露出させた状態で、チップ状電子部
品をホルダによって保持し、この状態で、チップ状電子
部品を、その中心軸線とは直交する方向に筋状に延びる
導電性ペーストからなる導電性ペースト筋内に位置さ
せ、それによってチップ状電子部品の中心軸線を中心と
する少なくとも180度の範囲にわたって外表面上に電
極となるべき導電性ペーストを付与し、次いで、チップ
状電子部品の第1の稜線とは対向する第2の稜線を外側
に位置させた状態でチップ状電子部品をホルダによって
保持しながら、上述の工程を繰り返すことが行なわれる
ので、単に2回の導電性ペーストの付与工程によるだけ
で、チップ状電子部品の外表面を周回する電極を能率的
に形成することができる。しかも、この電極は、重ね合
わせ部のようにチップ状電子部品の外表面から盛り上が
る部分をほとんど形成しないので、チップ状電子部品の
実装性を阻害するようなことはない。
【0049】この発明において、第1および第2のホル
ダが用意され、1回目の導電性ペーストの付与に際して
は第1のホルダが用いられ、2回目の導電性ペーストの
付与に際しては第2のホルダが用いられ、1回目の付与
と2回目の付与との間でチップ状電子部品を第1のホル
ダから第2のホルダへ移し替えるようにすれば、第2の
ホルダに移し替えようとするチップ状電子部品は、第1
のホルダによって位置決めされた状態にあるので、第1
のホルダに対向させて第2のホルダを配置することによ
って、この位置決め状態を維持しながら、第2のホルダ
に適正かつ容易に移し替えることができる。したがっ
て、特に複数のチップ状電子部品を取り扱う場合、これ
ら複数のチップ状電子部品を一挙に移し替えることがで
きるので、このような移し替えを極めて能率的に行なう
ことができる。
【0050】また、この発明に係るチップ状電子部品の
電極形成方法によれば、チップ状電子部品の外表面の任
意の位置に任意の数の電極を容易に形成することができ
る。たとえば、チップ状電子部品の軸線方向での中央部
に電極を形成するときには、導電性ペーストの付与工程
において、チップ状電子部品の中心軸線方向での中央部
と位置合わせされるように、導電性ペースト筋が用意さ
れればよく、また、チップ状電子部品の軸線方向での端
部に電極を形成するときには、導電性ペーストの付与工
程において、チップ状電子部品の中心軸線方向での端部
と位置合わせされるように、導電性ペースト筋が用意さ
れればよく、また、チップ状電子部品の軸線方向での中
央部および両端部のそれぞれに電極を形成するときに
は、導電性ペーストの付与工程において、チップ状電子
部品の中心軸線方向での中央部および両端部とそれぞれ
位置合わせされるように、3つの導電性ペースト筋が用
意されればよいことになる。
【0051】また、この発明に係る電極形成方法を実施
するにあたり、チップ状電子部品が四角柱状をなしてい
るときには、チップ状電子部品が、第1の稜線を外側に
位置させながら当該第1の稜線の両側にある2つの側面
を露出させた状態で、ホルダによって保持されるように
すると、1回の導電性ペーストの付与工程において、2
つの側面にわたってこれら側面の双方を横切るように導
電性ペーストを形成することができる。
【0052】次に、この発明に係るチップ状電子部品用
ホルダによれば、チップ状電子部品の1つの稜線を外側
に位置させながら、チップ状電子部品の中心軸線を中心
とする少なくとも180度の範囲にわたってチップ状電
子部品の外表面を露出させた状態で保持するための保持
部を備えているので、上述したようなチップ状電子部品
の電極形成方法において、特定の稜線を挟む少なくとも
180度の範囲にわたって導電性ペーストを付与すべき
チップ状電子部品を保持するために有利に用いることが
できる。
【0053】上述のチップ状電子部品用ホルダにおい
て、保持部が、チップ状電子部品の露出した部分以外の
外表面を受け入れる保持溝を有し、この保持溝には、こ
こに受け入れられた外表面の少なくとも一部に接触する
接触面が形成されていると、チップ状電子部品はチップ
状電子部品用ホルダによって確実に位置決めされること
ができる。
【0054】また、この発明に係るチップ状電子部品用
ホルダが、チップ状電子部品の中心軸線を中心とする少
なくとも180度の範囲にわたって外表面上に既に付与
された導電性ペーストを保持部に対向させた状態で、チ
ップ状電子部品を保持するために用いられるものである
場合であって、上述の接触面には、既に付与された導電
性ペーストに接触しないようにするための凹部が形成さ
れていると、既に付与された導電性ペーストがホルダに
接触することが防止され、それによって、導電性ペース
トの剥がれが生じたり、導電性ペーストによってホルダ
が汚されたりすることが防止される。
【0055】また、この発明に係るチップ状電子部品用
ホルダが四角柱状のチップ状電子部品を保持するための
ものである場合には、上述した接触面が、チップ状電子
部品の隣り合う2つの側面の各々の少なくとも一部に接
触するように断面V字状をなしていると、このようなチ
ップ状電子部品の1つの稜線を外側に位置させながら、
この稜線の両側にある2つの側面を露出させた状態で、
チップ状電子部品を安定して位置決めしながら保持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による電極形成方法が適
用されるチップ状電子部品21の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示したチップ状電子部品21の内部の第
1グループの内部電極25が形成された断面を示す平面
図である。
【図3】図1に示したチップ状電子部品21の内部の第
2グループの内部電極26が形成された断面を示す平面
図である。
【図4】この発明の他の実施形態による電極形成方法が
適用されるチップ状電子部品21aの外観を示す斜視図
である。
【図5】図1に示したチップ状電子部品21をホルダ2
7によって保持した状態を示す正面図である。
【図6】図5に示したホルダ27によるチップ状電子部
品21の保持状態を拡大して示す正面図である。
【図7】図6に示した保持状態の側面図であり、併せて
ペースト台39を断面図で示している。
【図8】図7に相当する図であって、図7に示したペー
スト台39に代えて用いられるペースト台43を断面図
で示している。
【図9】図7に相当する図であって、図7に示したペー
スト台39に代えて用いられるスリット板45を断面図
で示している。
【図10】2回目の導電性ペースト41の付与工程で有
利に用いられるホルダ27aの一部を示す下面図であ
る。
【図11】図10に示したホルダ27aによってチップ
状電子部品21が保持された状態を示す下面図である。
【図12】図11の線XII−XIIに沿う断面図であ
る。
【図13】図1に示した中央電極4のための導電性ペー
スト41aおよび41bが付与されたチップ状電子部品
21を図解的に示す断面図である。
【図14】図6に相当する図であって、図4に示したチ
ップ状電子部品21aをホルダ27bによって保持した
状態を拡大して示す正面図である。
【図15】この発明のさらに他の実施形態を説明するた
めの図8に相当する図である。
【図16】図15に示した工程を経て導電性ペースト4
1が付与されたチップ状電子部品21の外観を示す斜視
図である。
【図17】図5ないし図7に示したホルダ27に代えて
用いられるホルダ27cによってチップ状電子部品21
が保持されている状態を図解的に示す、この発明のさら
に他の実施形態を説明する断面図である。
【図18】この発明にとって興味ある従来のチップ状電
子部品1の外観を示す斜視図である。
【図19】図18に示した中央電極4を形成するために
導電性ペースト7をチップ状電子部品1上に付与する工
程を示す、図7に相当する図である。
【図20】図19に示した付与方法を敢えて用いてチッ
プ状電子部品1の外表面を周回するように導電性ペース
ト7を付与した状態を図解的に示す断面図である。
【符号の説明】
21,21a チップ状電子部品 22,23 端部電極 24 中央電極 27,27a,27b,27c ホルダ 30,36 稜線 31,32,37,38 側面 33,33b 保持部 34,34b 保持溝 35,35b 接触面 41,41a,41b 導電性ペースト 42,42a,42b,42c 導電性ペースト筋 46 凹部 47 保持穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/10 H01G 4/14 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状電子部品の第1の稜線を外側に
    位置させながら、当該チップ状電子部品の中心軸線を中
    心とする少なくとも180度の範囲にわたって外表面を
    露出させた状態で、チップ状電子部品を保持するための
    ホルダを用意する、第1の工程と、 前記ホルダにチップ状電子部品を保持させる、第2の工
    程と、 前記ホルダによって保持された前記チップ状電子部品
    を、その中心軸線とは直交する方向に筋状に延びる導電
    性ペーストからなる導電性ペースト筋内に位置させ、そ
    れによって前記チップ状電子部品の中心軸線を中心とす
    る少なくとも180度の範囲にわたって前記外表面上に
    電極となるべき前記導電性ペーストを付与する、第3の
    工程と、 前記第3の工程の後、前記チップ状電子部品の前記第1
    の稜線とは対向する第2の稜線を外側に位置させた状態
    としながら、前記第2および第3の工程を繰り返す、第
    4の工程とを備える、チップ状電子部品の電極形成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の工程において、第1および第
    2の前記ホルダが用意され、前記第2および第3の工程
    では前記第1のホルダが用いられ、前記第4の工程では
    前記第2のホルダが用いられ、前記第3の工程と前記第
    4の工程との間で前記チップ状電子部品を前記第1のホ
    ルダから前記第2のホルダへ移し替える工程をさらに備
    える、請求項1に記載のチップ状電子部品の電極形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程において、前記チップ状
    電子部品の中心軸線方向での中央部と位置合わせされる
    ように、前記導電性ペースト筋が用意される、請求項1
    または2に記載のチップ状電子部品の電極形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の工程において、前記チップ状
    電子部品の中心軸線方向での端部と位置合わせされるよ
    うに、前記導電性ペースト筋が用意される、請求項1ま
    たは2に記載のチップ状電子部品の電極形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第3の工程において、前記チップ状
    電子部品の中心軸線方向での中央部および両端部と位置
    合わせされるように、3つの前記導電性ペースト筋が用
    意される、請求項1または2に記載のチップ状電子部品
    の電極形成方法。
  6. 【請求項6】 前記チップ状電子部品は四角柱状をなし
    ていて、前記第2の工程において、前記チップ状電子部
    品は、第1の稜線を外側に位置させながら当該第1の稜
    線の両側にある2つの側面を露出させた状態で、前記ホ
    ルダによって保持される、請求項1ないし5のいずれか
    に記載のチップ状電子部品の電極形成方法。
  7. 【請求項7】 その外表面上に電極となる導電性ペース
    トを付与すべきチップ状電子部品を保持するためのチッ
    プ状電子部品用ホルダであって、 チップ状電子部品の1つの稜線を外側に位置させなが
    ら、チップ状電子部品の中心軸線を中心とする少なくと
    も180度の範囲にわたってチップ状電子部品の外表面
    を露出させた状態で保持するための保持部を備えること
    を特徴とする、チップ状電子部品用ホルダ。
  8. 【請求項8】 前記保持部は、チップ状電子部品の露出
    した部分以外の外表面を受け入れる保持溝を有し、前記
    保持溝には、ここに受け入れられた外表面の少なくとも
    一部に接触する接触面が形成されている、請求項7に記
    載のチップ状電子部品用ホルダ。
  9. 【請求項9】 当該チップ状電子部品用ホルダは、チッ
    プ状電子部品の中心軸線を中心とする少なくとも180
    度の範囲にわたって外表面上に既に付与された導電性ペ
    ーストを前記保持部に対向させた状態で、チップ状電子
    部品を保持するために用いられるものであって、前記接
    触面には、既に付与された導電性ペーストに接触しない
    ようにするための凹部が形成されている、請求項8に記
    載のチップ状電子部品用ホルダ。
  10. 【請求項10】 チップ状電子部品は四角柱状をなして
    いて、前記接触面は、チップ状電子部品の隣り合う2つ
    の側面の各々の少なくとも一部に接触するように断面V
    字状をなしている、請求項8または9に記載のチップ状
    電子部品用ホルダ。
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