JP5811152B2 - 積層セラミック電子部品、その製造方法、テーピング電子部品連、その製造方法、および積層セラミック電子部品の方向識別方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品、その製造方法、テーピング電子部品連、その製造方法、および積層セラミック電子部品の方向識別方法 Download PDF

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Description

本発明は、積層セラミック電子部品、その製造方法、テーピング電子部品連、その製造方法、および積層セラミック電子部品の方向識別方法に関する。
代表的な積層セラミック電子部品の1つに、積層セラミックコンデンサがある。そして、このような積層セラミックコンデンサにおいて、小型化と大容量化を両立するには、厚み(積層方向の寸法)Tと、幅Wを略同じ四角柱構造とすることが有効である。
また、積層セラミックコンデンサには、例えば、図11に示すように、コンデンサ本体(セラミック素体)101の外表面に、一対の端部側外部電極(例えば信号用端子電極)102a,102bと、セラミック素体101を周回する帯状の側面外部電極(例えばグラウンド用端子電極)103とを備えた構造を有するチップ状の3端子型積層セラミックコンデンサが知られている(特許文献1参照)。
ところで、積層セラミックコンデンサを回路基板などの実装対象上に実装する場合、内部電極の向き(例えば、内部電極の主面の向きが実装面に対して平行であるか垂直であるか)を整えて実装したり、実装された状態における内部電極の向きが認識できたりした方が望ましい場合がある。
しかし、四角柱構造にすると、外部からその形状を観察して内部電極の向きを識別することが難しくなる。また、周回する帯状の側面外部電極を備えた上述の図11の3端子型積層セラミックコンデンサの場合も同様に、外部から観察して内部電極の向きを識別することは困難である。
そこで、外部から観察して内部電極の向きを識別するのではなく、磁力により積層セラミックコンデンサの向きを整える技術が開発されている(特許文献2および特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献2,3の技術は、一般的な2端子構造の積層セラミックコンデンサを想定されたものであり、図11に示すような、セラミック素体101の側面を周回する帯状の側面外部電極103を備える積層セラミックコンデンサに適用した場合には、精度よく積層セラミックコンデンサの向きを整えることが難しいのが実情である。
すなわち、磁力による方向整列は、特許文献3の段落0008〜0010に記載されているように、磁石によって発せられる磁力線が磁性体(Ni等)からなる内部電極を通過する際の磁束密度の違いによって行われる。しかし、セラミック素体の側面を周回する帯状の側面外部電極を備える積層セラミックコンデンサの場合、側面外部電極には通常Niのめっきがなされることから、セラミック素体の側面を磁性体が周回することになるため、内部電極の向きによる磁束密度の違いが小さくなり、磁力による方向整列の精度が低下することになる。
特開2001−57311号公報 特開2005−217136号公報 特許第3430854号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、セラミック素体の側面を周回するように形成された帯状の外部電極を有する積層セラミック電子部品であって、内部電極の方向を識別することが可能な積層セラミック電子部品、その製造方法、本発明の積層セラミック電子部品をキャリアテープのキャビティに収容したテーピング電子部品連、その製造方法、および外部からの観察により積層セラミック電子部品の方向を識別することが可能な積層セラミック電子部品の方向識別方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の積層セラミック電子部品は、
積層された複数のセラミック層を備え、互いに対向する第1および第2の端面と、前記第1および第2の端面を連結する、それぞれ互いに対向する第1および第2の側面ならびに第3および第4の側面とを有し、端面が略正方形である角柱構造のセラミック素体と、
前記セラミック素体の内部に配設され、第1および第2の側面に引き出された複数の内部電極と、
前記セラミック素体を周回するように、前記セラミック素体の第1〜第4の側面に形成され、第1および第2の側面に引き出された前記内部電極と接続する帯状の側面外部電極と
を備え、
前記セラミック素体を周回する前記側面外部電極は、前記セラミック素体の第1および第2の側面に形成された側面電極部A1と、前記側面電極部A1から第3および第4の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部A2とを有する第1の電極部Aと、第3および第4の側面に形成された側面電極部B1と、前記側面電極部B1から、第1および第2の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部B2とを有する第2の電極部Bとを備え、
前記回り込み電極部A2と、前記回り込み電極部B2とには、外部から両者を識別できるような外観構成が与えられていること
を特徴としている。
なお、本発明において、回り込み電極部A2と、回り込み電極部B2とに、「外部から両者を識別できるような外観構成が与えられている」とは、例えば、
(a)回り込み電極部A2とB2の形状を異ならせる、具体的には、両者のうちの一方を丸みを帯びた形状とし、他方を角張った形状としたり、一方を所定の方向に曲折させ、他方を逆の方向に曲折させたりすること、
(b)回り込み電極部A2とB2の回り込み長さを異ならせること、
(c)回り込み電極部A2とB2のいずれか一方を必ず下層側に位置させ、他方を必ず上層側に位置させること、
(d)上記(a),(b),(c)の2つ以上を組み合わせること
などを含む広い概念である。
また、本発明において、セラミック素体の「端面が略正方形である」とは、第1および第2の端面間を結ぶ距離(長さ)をL、その方向をL方向、第1および第2の側面間を結ぶ距離(幅)をW、その方向をW方向、第3および第4の側面間を結ぶ距離(厚さ)をT、その方向をT方向とそれぞれ定義した場合において、W方向とT方向の長さ(すなわち、幅Wと厚さT)が略同一であること意味する。ここで、W方向とT方向の長さが略同一であるとは、方向識別が困難なサイズを指し、WとTの一方の長さを100とした場合に、他方の長さが75〜100の範囲にある場合、より狭義には、WとTの一方の長さを100とした場合に、他方の長さが85〜100の範囲にある場合をいう。
また、本発明の積層セラミック電子部品においては、
前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されるか、または、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されるかが予め定められており、
前記回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極が引き出されている前記セラミック素体の第1および第2の側面を認識できるように構成されていること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを観察することで、セラミック素体の、内部電極が引き出されている第1および第2の側面を認識することが可能になる。その結果、内部電極の引出し方向や、内部電極の主面の向きが水平であるか、垂直であるかなどを認識することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを識別できればよいので、外部からの観察も容易になる。
前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されており、
外部から観察して、前記回り込み電極部B2が前記第1の電極部Aの外側に回り込んでいる方の側面を認識することにより、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部B2が前記第1の電極部Aの外側に回り込んで、第1の電極部Aの外側に位置している方の側面を外部から観察して、回り込み電極部B2が前記第1の電極部Aの外側に回り込んでいる方の側面を、内部電極が引き出されている第1および第2の側面であると認識することが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
また、前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されており、
外部から観察して、前記回り込み電極部A2が回り込んでいる方の側面を認識することにより、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2が前記第2の電極部Bの外側に回り込んで第2の電極部Bの外側に位置している方の側面が、内部電極の引き出されていない第3および第4の側面であり、回り込み電極部A2が前記第2の電極部Bの外側に回り込んでいない側面が、内部電極が引き出されている第1および第2の側面であることを外部から確実に認識することが可能になる。
また、本発明の積層セラミック電子部品においては、
前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2の、前記セラミック素体の第1の側面または第2の側面から先端までの距離が、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2の、前記セラミック素体の第3の側面または第4の側面から先端までの距離より大きくなるように構成されており、
前記回り込み電極部を外部から観察し、前記セラミック素体の側面から先端までの距離が大きいほうの回り込み電極部を、前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2であると認識することにより、前記回り込み電極部A2の位置している面から、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
が好ましい。
上記構成とした場合、回り込み電極部を外部から観察することにより、内部電極の引出し方向や、内部電極の主面の向きが水平であるか、垂直であるかなどを認識することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2の、前記セラミック素体の第3の側面または第4の側面から先端までの距離が、第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2の、前記セラミック素体の第1の側面または第2の側面から先端までの距離より大きくなるように構成されており、
前記回り込み電極部を外部から観察し、前記セラミック素体の側面から先端までの距離が大きいほうの回り込み電極部を、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2であると認識することにより、前記回り込み電極部B2の位置している面から、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
が好ましい。
上記構成とした場合、回り込み電極部を外部から観察することにより、内部電極の引出し方向や、内部電極の主面の向きが水平であるか、垂直であるかなどを認識することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、本発明の積層セラミック電子部品の製造方法は、
積層された複数のセラミック層を備え、互いに対向する第1および第2の端面と、前記第1および第2の端面を連結する、それぞれ互いに対向する第1および第2の側面ならびに第3および第4の側面とを有し、端面が略正方形形状である角柱構造であるセラミック素体と、
前記セラミック素体の内部に配設され、第1および第2の側面に引き出された複数の内部電極と、
前記セラミック素体を周回するように、前記セラミック素体の第1〜第4の側面に形成され、第1および第2の側面に引き出された前記内部電極と接続する帯状の側面外部電極と
を備えた積層セラミック電子部品の製造方法であって、
前記側面外部電極を形成する工程が、
第1および第2の側面から第3および第4の側面に導電性ペーストが回り込んで、第3および第4の側面への回り込み電極部A2が形成されるように、第1および第2の側面に導電性ペーストを塗布する第1塗布工程と
第3および第4の側面から第1および第2の側面に導電性ペーストが回り込んで、第1および第2の側面への回り込み電極部B2が形成されるように、第3および第4の側面に導電性ペーストを塗布する第2塗布工程とを有し、
前記回り込み電極部A2と、前記回り込み電極部B2とに、外部からの観察により両者を識別できるような外観構成を与えること
を特徴としている。
また、本発明の積層セラミック電子部品の製造方法においては、前記第1塗布工程と、前記第2塗布工程のいずれを先に実施するかを予め定めておき、定めた順序で前記第1塗布工程および前記第2塗布工程を実施することが好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、内部電極が引き出されている前記セラミック素体の第1および第2の側面を確実に認識することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、前記第1塗布工程を実施した後、前記第2塗布工程を実施することが好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部B2が回り込んで、第1の電極部Aの外側に位置している方の側面を外部から観察して、回り込み電極部B2が回り込んでいる方の側面を、内部電極が引き出されている第1および第2の側面であると容易かつ確実に認識することが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
また、前記第2塗布工程を実施した後、前記第1塗布工程を実施することが好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2が回り込んでいる方の側面を外部から観察して、回り込み電極部A2が回り込んで第2の電極部Bの外側に位置している方の側面を、内部電極の引き出されていない方の側面(第3および第4の側面)であり、回り込み電極部A2が回り込んでいない方の側面が、内部電極が引き出されている第1および第2の側面であると容易かつ確実に認識することが可能になる。
また、本発明のテーピング電子部品連は、
複数のキャビティを有するキャリアテープと、
前記キャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品と
を有するテーピング電子部品連であって、
積層セラミック電子部品が、本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)であること
を特徴としている。
また、本発明のテーピング電子部品連においては、前記積層セラミック電子部品は、前記内部電極の引出し方向が揃えられた状態で前記キャビティのそれぞれに収容されていることが好ましい。
本発明のテーピング電子部品連においては、積層セラミック電子部品として、上述の本発明の積層セラミック電子部品が用いられており、内部電極が引き出されている方向を確実に認識することが可能であることから、積層セラミック電子部品が、内部電極の引出し方向が揃えられた状態で各キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を得ることが可能になる。そして、このテーピング電子部品連から、内部電極の引出し方向が揃った状態で各キャビティに収容された各積層セラミック電子部品を順次供給して、回路基板などの実装対象上に実装することにより、各積層セラミック電子部品を、内部電極の主面の方向などの方向を揃えて、実装対象上に効率よく実装することが可能になる。
また、前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されており、かつ、前記回り込み電極部A2が、前記キャビティの開口部へ向くか、または、
前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されており、かつ、前記回り込み電極部B2が、前記キャビティの開口部へ向くような態様で、
前記積層セラミック電子部品が前記キャビティのそれぞれに収容されていること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、積層セラミック電子部品が、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して平行、あるいは垂直になるように方向が揃えられた状態で各キャビティに収容されたテーピング電子部品連を確実に得ることが可能になる。
また、前記回り込み電極部A2が、前記キャビティの開口部に向いており、前記積層セラミック電子部品が、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して平行になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容されていることが好ましい。
上記のように、回り込み電極部A2を、キャビティの開口部に向けることにより、積層セラミック電子部品が、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して平行になるような姿勢で、キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を確実に得ることが可能になる。
また、前記回り込み電極部B2が、前記キャビティの開口部に向いており、前記積層セラミック電子部品が、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して垂直になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容されていることが好ましい。
上記のように、回り込み電極部B2を、キャビティの開口部に向けることにより、積層セラミック電子部品が、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して垂直となり、かつ、セラミック素体の、内部電極が引き出されている第1および第2の側面が、キャビティの底面に平行となるような姿勢で、キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を確実に得ることが可能になる。
また、本発明のテーピング電子部品連の製造方法は、
複数のキャビティを有するキャリアテープと、
前記キャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品と
を有するテーピング電子部品連の製造方法であって、
本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)を、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていること
を特徴としている。
また、本発明のテーピング電子部品連の製造方法においては、
前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2の外観構成を観察することにより、前記内部電極の引出し方向を識別し、
前記内部電極の引出し方向を揃えた状態で前記積層セラミック電子部品を前記キャビティのそれぞれに収容すること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、積層セラミック電子部品が、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して平行、あるいは垂直になるように方向が揃えられた状態で、キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を確実に製造することが可能になる。
また、積層セラミック電子部品として、本発明の積層セラミック電子部品(請求項2〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)を用い、前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極の引出し方向を識別し、
前記内部電極の引出し方向を揃えた状態で前記積層セラミック電子部品を前記キャビティのそれぞれに収容すること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、内部電極が引き出されているセラミック素体の第1および第2の側面を確実に認識することが可能になるため、内部電極の引出し方向が揃えられた状態で積層セラミック電子部品が各キャビティに収容されたテーピング電子部品連を効率よくしかも確実に製造することが可能になる。
また、前記積層セラミック電子部品を、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して平行になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていることが好ましい。
本発明のテーピング電子部品連の製造方法においては、回り込み電極部A2を、キャビティの開口部に向けることにより、積層セラミック電子部品が、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して平行となり、かつ、セラミック素体の、内部電極が引き出されている第1および第2の側面が、キャビティの開口部に露出していない一対の垂直な面となるような姿勢で、キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を効率よくしかも確実に製造することが可能になる。
また、前記積層セラミック電子部品を、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して垂直になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていることが好ましい。
また、本発明のテーピング電子部品連の製造方法においては、回り込み電極部B2を、キャビティの開口部に向けることにより、積層セラミック電子部品を、その内部電極の主面がキャビティの底面に対して垂直となり、かつ、セラミック素体の、内部電極が引き出されている第1および第2の側面が、キャビティの底面に平行となるような姿勢で、キャビティのそれぞれに収容されたテーピング電子部品連を効率よくしかも確実に製造することが可能になる。
また、本発明の積層セラミック電子部品の方向識別方法は、
実装対象上に実装された、本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)の方向を識別するための方法であって、
前記積層セラミック電子部品を実装した後に、前記回り込み電極部A2および前記回り込み電極部B2の少なくとも一方について、その外観構成を観察することにより、前記内部電極の引出し方向を認識して前記積層セラミック電子部品の方向を識別すること
を特徴としている。
また、本発明の積層セラミック電子部品の方向識別方法においては、
積層セラミック電子部品が、本発明の積層セラミック電子部品(請求項2〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)であって、
前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極の引出し方向を認識して前記積層セラミック電子部品の方向を識別すること
が好ましい。
上記構成を備えることにより、回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、内部電極が引き出されている前記セラミック素体の第1および第2の側面を確実に認識することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
また、前記実装対象に実装された状態で、実装面の上方側から、前記積層セラミック電子部品の上面における前記外観構成を観察することが好ましい。
上記構成を備えることにより、実装面の上方から、積層セラミック電子部品の上面における外観構成を観察することにより、内部電極が引き出されているセラミック素体の第1および第2の側面を容易かつ確実に認識することができるようになり、有意義である。
さらに、前記積層セラミック電子部品の側面における前記外観構成を観察することが好ましい。
積層セラミック電子部品の上面に加えてさらに側面における外観構成を観察することにより、内部電極が引き出されているセラミック素体の第1および第2の側面をさらに確実に認識することができるようになる。
本発明の第1の積層セラミック電子部品は、セラミック素体を周回する側面外部電極を構成する回り込み電極部A2と、回り込み電極部B2とに、外部から両者を識別できるような外観構成が与えられているため、外部から回り込み電極部A2やB2の外観構成を観察することにより内部電極の引出し方向や、内部電極の主面が水平であるか、垂直であるかなどを認識することが可能になる。
また、本発明の積層セラミック電子部品の製造方法は、セラミック素体を周回する前記側面外部電極を構成する回り込み電極部A2と、回り込み電極部B2とに、外部からの観察により両者を識別できるような外観構成を与えるようにしているので、外部から回り込み電極部A2やB2の外観構成を観察することにより内部電極の引出し方向や、内部電極の主面が水平であるか、垂直であるかなどを認識することが可能な積層セラミック電子部品を効率よく製造することができる。
また、本発明のテーピング電子部品連は、複数のキャビティを有するキャリアテープと、キャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品とを有するテーピング電子部品連であって、積層セラミック電子部品として、本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)を用いるようにしているので、内部電極が引き出されている方向を認識することができる積層セラミック電子部品が各キャビティに収容されたテーピング電子部品連を得ることが可能になる。
なお、キャビティに収容された各積層セラミック電子部品を外観構成を観察することにより、内部電極が引き出されている方向や、積層セラミック電子部品の姿勢(内部電極がキャビティの底面に平行であるか、あるいは垂直であるかなど)を認識できることから、テーピング電子部品連の段階では、積層セラミック電子部品の方向が揃えられていない(ランダムに収容されている)場合にも、実装の段階で、テーピング電子部品連から積層セラミック電子部品を順次取り出し、姿勢を揃えてから供給するように構成することも可能である。
また、本発明のテーピング電子部品連の製造方法は、複数のキャビティを有するキャリアテープと、複数のキャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品とを有するテーピング電子部品連を製造するにあたって、積層セラミック電子部品として、本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)を用い、この積層セラミック電子部品を複数のキャビティのそれぞれに収容する工程を備えているので、各キャビティに、内部電極が引き出されている方向を認識することが可能な積層セラミック電子部品が収容されたテーピング電子部品連を製造することができる。
また、本発明の積層セラミック電子部品の方向識別方法は、実装対象上に実装された、本発明の積層セラミック電子部品(請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品)の方向を識別するための方法であって、積層セラミック電子部品を実装した後に、回り込み電極部A2および回り込み電極部B2の少なくとも一方について、その外観構成を観察することにより、内部電極の引出し方向を認識して前記積層セラミック電子部品の方向を識別するようにしているので、外部から観察することにより、内部電極の引出し方向や、内部電極が実装対象の実装面に平行であるか、垂直であるかなどを容易に識別することができる。
本発明の実施形態にかかる積層セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)の斜視図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミックコンデンサを構成するセラミック素体の斜視図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミックコンデンサを第1の側面側から見た状態を示す図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミックコンデンサの内部電極を示す図であり、(a)はセラミック素体の側面に引き出される内部電極の構成を示す図、(b)はセラミック素体の端面に引き出される内部電極の構成を示す図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミックコンデンサの要部構成を示す断面図である。 (a)は本発明の実施形態にかかるテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図であり、(b)はその要部構成を示す正面断面図である。 (a)は本発明の実施形態にかかる他のテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図であり、(b)はその要部構成を示す正面断面図である。 (a)は本発明の実施形態にかかるさらに他のテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図であり、(b)はその要部構成を示す正面断面図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミック電子部品の方向識別方法を説明するための図であって、(a)は実装対象上に実装した積層セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)を示す平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のc−c線断面図である。 本発明の実施形態にかかる積層セラミック電子部品の方向識別方法の他の例を説明するための図であって、(a)は実装対象上に実装した積層セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)を示す平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のc−c線断面図である。 従来の積層セラミック電子部品の問題点を説明するための図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
ここでは、本発明の実施形態(実施形態1)にかかる積層セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)およびその製造方法について説明する。
<積層セラミックコンデンサの構成>
図1は、本発明の実施形態1にかかる積層セラミック電子部品(3端子型の積層セラミックコンデンサ)の構成を示す斜視図、図2は該積層セラミックコンデンサを構成するセラミック素体の構成を示す斜視図、図3は、本発明の実施形態1にかかる積層セラミックコンデンサを第1の側面側から見た状態を示す図である。
この積層セラミックコンデンサ50は、複数のセラミック層3を積層することにより形成され、互いに対向する第1の端面1および第2の端面2と、第1および第2の端面1,2を連結する、それぞれ互いに対向する第1の側面11および第2の側面12ならびに第3の側面13および第4の側面14とを有するセラミック素体10を備えている。
そして、セラミック素体10の内部には、図4に示すように、平面が十字形状を有し、対向する一対の端部21x,21yが第1および第2の側面11,12に引き出された複数の第1の内部電極(側面引出し内部電極)21(図4(a))が配設されている。さらに、セラミック素体10の内部には、セラミック層3を介して第1の内部電極(側面引出し内部電極)21と対向するとともに、対向する一対の端部22x,22yが第1および第2の端面1,2に引き出された複数の第2の内部電極(端面引出し内部電極)22(図4(b))が配設されている。
また、この積層セラミックコンデンサ50は、セラミック素体10を周回するように、セラミック素体10の第1、第2、第3および第4の側面11,12,13および14に形成された帯状の側面外部電極31であって、第1および第2の側面11,12に引き出された第1の内部電極(側面引出し内部電極)21と接続する側面外部電極31を備えている。
また、セラミック素体10の第1および第2の端面1,2には、第1および第2の端面1,2に引き出された第2の内部電極(端面引出し内部電極)22と接続する端面外部電極41を備えている。
さらに、側面外部電極31は、第1および第2の側面11,12に形成された側面電極部A1と、側面電極部A1から第3および第4の側面13,14の一部に回り込むように形成された回り込み電極部A2とを有する第1の電極部Aと、第3および第4の側面13,14に形成された側面電極部B1と、側面電極部B1から、第1および第2の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部B2とを有する第2の電極部Bとを備えている。
そして、第2の電極部Bの回り込み電極部B2は、複数の第1の内部電極(側面引出し内部電極)21のうち最も外側に位置する最外層内部電極21aの、セラミック素体10の第1および第2の側面11,12に露出した部分を覆う領域に達するように形成されている。また、この実施形態1では、回り込み電極部B2の回り込み部分の長さ(セラミック素体10の稜線部から回り込み電極部B2の先端までの距離)は、回り込み電極部A2のセラミック素体10の稜線部から先端までの距離より長くなるように構成されている。
以下、本発明の実施形態1にかかる積層セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)についてさらに詳しく説明する。
(1)セラミック素体
この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50を構成するセラミック素体10は、上述のように、複数のセラミック層3を積層することにより形成され、互いに対向する第1の端面1および第2の端面2と、第1および第2の端面1,2を連結する、それぞれ互いに対向する第1の側面11および第2の側面12ならびに第3の側面13および第4の側面14とを有するセラミック素体10を備えている。
セラミック素体10は、第1および第2の端面1,2を略正方形とする四角柱形状(ほぼ直方体状)とされている。セラミック素体10は、コーナー部および稜部が面取りされ、丸みが付けられている。
ここで、図2に示すように、第1および第2の端面1,2間を結ぶ距離(長さ)をL、その方向をL方向、第1および第2の側面間を結ぶ距離(幅)をW、その方向をW方向、第3および第4の側面間を結ぶ距離(厚さ)をT、その方向をT方向とそれぞれ定義すると、セラミック素体10は、W方向およびL方向に延びかつT方向に積層された複数のセラミック層3からなる積層構造を有している。
なお、セラミック素体10は、W方向とT方向の長さ(すなわち、幅Wと厚さT)が略同一で、第1および第2の端面1および2が正方形を有する角柱構造であることが好ましい。
また、各セラミック層の厚みは0.5〜10μmであることが好ましい。
セラミック層を構成するセラミック材料としては、例えば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、CaZrO3などを主成分とする誘電体セラミックを用いることができる。また、これらの主成分に、Mn化合物、Mg化合物、Si化合物、Co化合物、Ni化合物、希土類元素化合物などの副成分を添加したものを用いることも可能である。
(2)内部電極
この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50は、上述のように、内部電極として、第1および第2の側面11,12に引き出された複数の第1の内部電極(側面引出し内部電極)21と、第1および第2の端面1,2に引き出された複数の第2の内部電極(端面引出し内部電極)22を備えている。
そして、複数の第1の内部電極(側面引出し内部電極)21と、複数の第2の内部電極(端面引出し内部電極)22は、セラミック素体10の積層方向すなわちT方向に、セラミック層3を介して交互に積層(配列)されている。
(2−1)第1の内部電極(側面引出し内部電極)
この実施形態1にかかる積層セラミックコンデンサ50において、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21は接地用電極(グラウンド用電極)として機能するように構成されている。
第1の内部電極21は、図4(a)に示すように、平面形状が十字状に形成され、中央部がセラミック層3を介して隣り合う第2の内部電極22の対向部22zと対向する対向部21zとして機能するように構成されている。
また、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21の互いに対向する一対の端部21x,21yは、それぞれ、セラミック素体10の第1および第2の側面11,12に露出している。すなわち、第1の内部電極21は、第1の側面11から第2の側面12に至るように構成されている。
(2−2)第2の内部電極(端面引出し内部電極)
この実施形態1にかかる積層セラミックコンデンサ50において、第2の内部電極(端面引出し内部電極)22は信号用電極として機能するように構成されている。
第2の内部電極22は、図4(b)に示すように、幅広の帯状に構成されており、互いに対向する一対の端部22x,22yは、それぞれ、セラミック素体10の第1および第2の端面1,2に露出している。すなわち、第2の内部電極22は、第1の端面1から第2の端面2に至るように構成されている。
そして、第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の中央部は、セラミック層3を介して隣り合う第1の内部電極21の対向部21zと対向する対向部22zとして機能するように構成されている。
なお、第1および第2の内部電極21および22を構成する導電材料としては、例えば、Ni、Cu、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。
また、第1および第2の内部電極21および22の各厚みは、0.3〜2.0μmであることが好ましい。
なお、この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50においては、第1の内部電極21の対向部21zと、第2の内部電極22の対向部22zとがセラミック層3を介して対向する領域において静電容量が生じる。なお、この実施形態1では、この静電容量が生じる領域を有効部と定義する。
一方、セラミック層3の積層方向に沿って、第1の内部電極21および第2の内部電1極22がいずれも存在しない外側の領域を外層部と定義する。
この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50においては、セラミック素体10の第3の側面13側および第4の側面14側にそれぞれ外層部10a(図2参照)が存在している。
なお、外層部10aの厚み(T方向に沿った寸法)は、セラミック素体10の第1および第2の側面11,12から、第2の内部電極22までの、W方向に沿った寸法(ギャップ寸法)に比べ得て、同等であることが好ましいが、それより薄く形成されていてもよい。一方、外層部10aの厚みが過度に厚くなると、望ましくない製品の大型化を招くため、この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50においては、外層部の厚みが、60μm以下であることが好ましい。
(3)外部電極
この実施形態1の積層セラミック電子部品は、上述のように、外部電極として、第1および第2の側面11,12に形成される側面外部電極31と、第1および第2の端面に形成される端面外部電極41とを有している。
また、側面外部電極31と端面外部電極41とは、異なる電位に接続される。
また、側面外部電極31と端面外部電極41とは、下地層(外部電極本体)とその上に形成されるめっき層とを備えた構成を有していることが好ましい。
この実施形態1において、側面外部電極31および端面外部電極41は、金属粉末とガラスを含む導電性ペーストを塗布して焼成した下地層を備えている。
下地層を構成する金属としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。
下地層の厚みは、10〜50μmであることが好ましい。
めっき層を構成する金属としては、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Auなどを用いることができる。
めっき層は、複数のめっき層から構成されていてもよい。好ましい例として、Niめっき層とSnめっき層の2層構造などが挙げられる。
めっき層の各層の厚みは、最も厚い部分において、1〜20μmであることが好ましい。
(3−1)側面外部電極
この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50において接地用電極(グラウンド用電極)として機能する側面外部電極31は、セラミック素体10の第1〜第4の側面11〜14を周回するように形成されている。
また、この実施形態1の積層セラミックコンデンサ50では、上述のように、側面外部電極31は、第1および第2の側面11,12に形成された側面電極部A1と、側面電極部A1から第3および第4の側面13,14の一部に回り込むように形成された回り込み電極部A2とを有する第1の電極部Aと、第3および第4の側面13,14に形成された側面電極部B1と、側面電極部B1から、第1および第2の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部B2とを有する第2の電極部Bとを備えている。そして、この実施形態1では、上述のように、回り込み電極部B2の回り込み部分の長さ(セラミック素体10の稜線部から回り込み電極部B2の先端までの距離)は、回り込み電極部A2のそれより長くなるように構成されている。
なお、第1の電極部Aの回り込み電極部A2と、第2の電極部Bの回り込み電極部B2は、いずれが上層側あるいは下層側であってもよいが、内部電極の方向との関係において、いずれを上層側あるいは下層側とするのかを予め定めておくことが重要である。
すなわち、第1の電極部Aの回り込み電極部A2と第2の電極部Bの回り込み電極部B2のいずれが上層側に位置しているか、より具体的には回り込み電極部B2と回り込み電極部A2のいずれが側面電極部A1、B1より上層側に位置しているかを予め定めておけば、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21の引出し方向や、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面の向きと、側面外部電極の外観状態(回り込み電極部B2と回り込み電極部A2のいずれが上層側に位置しているか)が一定の関係になる。そのため、回り込み電極部A2,B2の外観状態を観察することによって内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の方向を容易かつ確実に識別することが可能になる。もちろん、回り込み電極部A2,B2のいずれが上層側に位置しているかだけでなく、回り込み電極部A2,B2の回り込み部の長さや形状の差異などからも積層セラミックコンデンサの方向を認識することができる。
例えば、回路基板などの実装対象の実装面に対して内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の主面が平行(または垂直)になるように方向を揃えて実装したり、テーピング部品を構成するキャリアテープのキャビティにその底面に対して内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の主面が平行(または垂直)になるように方向を揃えて収容したりする場合、外観状態を観察して、回り込み電極部A2,B2のいずれが上層側に位置しているかや、回り込み電極部A2,B2の回り込み部の長さや形状の差異などから、積層セラミック電子部品の方向を認識し、積層セラミック電子部品を、方向を揃えて実装したり収容したりする、すなわち、実装面に対して内部電極の主面が平行(または垂直)になるように方向を揃えて実装したり、キャビティに内部電極の主面が平行(または垂直)になるように方向を揃えて収容したりすることが可能になる。
例えば、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が側面電極部A1の上層側に位置している場合(側面電極部A1の上に回り込み電極部B2が形成されている場合)において、側面外部電極31の回り込み電極部B2の境界線が見える面が、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21が引き出されている第1あるいは第2の側面11,12であることが認識される。言い換えると、セラミック素体10の上面側に回り込み電極部B2が「存在しないこと」、すなわち、回り込み電極部B2の境界線が見えないことを確認すれば、内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の主面が、その面(上面)と平行であることが認識される。
また、例えば、第1の電極部Aの回り込み電極部A2が側面電極部B1の上層側に位置している場合(側面電極部B1の上に回り込み電極部A2が形成されている場合)においては、回り込み電極部A2の回り込み境界線が見える面が、第3あるいは第4の側面13,14であることが認識される。言い換えると、セラミック素体10の上面側に回り込み電極部A2の境界線が「存在すること」を確認すれば、内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の主面が、その面(上面)と平行であることが認識される。
なお、回り込み電極部B2の境界線が見えないことおよび回り込み電極部A2の境界線が「存在すること」を確認する方法としては、例えば、セラミック素体10の側面に、白色LEDランプにて光を照射し、回り込み電極部と側面電極部の輝度に差が生じるように光量を調整した後に、セラミック素体10の上面に直交する位置に配置されたCCDカメラでセラミック素体10の上面を撮像することが挙げられる。
また、第1の電極部Aの回り込み電極部A2の、第1の側面11から先端までの距離が、第2の電極部Bの回り込み電極部B2の、第3の側面13から先端までの距離より大きくなるように予め定めておき、回り込み電極部Aの第1の側面11から先端までの距離と回り込み電極部B2の、第3の側面13から先端までの距離を比較することによっても内部電極(第1および第2の内部電極)21、22の方向を容易かつ確実に識別することが可能になる。
なお、回り込み電極部A2の第1の側面11から先端までの距離を測定する方法としては、例えば、セラミック素体10の第1の側面11に向かって白色LEDランプにて光を照射し、回り込み電極部と側面電極部の輝度に差が生じるように光量を調整した後に、セラミック素体10の上面に直交する位置に配置されたCCDカメラでセラミック素体10の上面を撮像することによって、回り込み電極部A2の境界線を確認し、第1の側面11に接する線分と回り込み電極部A2の境界線の先端に直交する線分との距離を測定することが挙げられる。
また、回り込み電極部B2の第3の側面13から先端までの距離を測定する方法としては、例えば、セラミック素体10の第3の側面13に向かって、白色LEDランプにて光を照射し、回り込み電極部と側面電極部の輝度に差が生じるように光量を調整した後に、セラミック素体10の上面に直交する位置に配置されたCCDカメラでセラミック素体10の上面を撮像することによって、回り込み電極部B2の境界線を確認し、第3の側面13に接する線分と回り込み電極部B2の境界線の先端に直交する線分との距離を測定することが挙げられる。
なお、この実施形態1の積層セラミックコンデンサの場合、第1および第2の側面11,12に形成された側面電極部A1と、第3および第4の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部A2とを有する第1の電極部Aの、該側面電極部A1上に、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が形成され、セラミック素体10の側面の第1の内部電極(側面引出し内部電極)21の露出した部分が、第1の電極部Aの側面電極部A1により一体的に覆われた状態で、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が側面電極部A1を覆うように形成されているため、側面外部電極と内部電極との接続信頼性を確保することができる。
また、図5に示すように、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が、最外層内部電極21aの、第1および第2の側面11,12に露出した部分を覆う領域に達するように形成されているので、最外層内部電極21aの露出部をより側面電極部A1と、回り込み電極部B2の両方で、確実に被覆して、耐湿性を向上させることができる。その結果、より耐湿信頼性に優れ、側面外部電極31と第1の内部電極(側面引出し内部電極)21との接続信頼性に優れた積層セラミック電子部品を得ることが可能になる。
(3−2)端面外部電極
また、この実施形態1の積層セラミックコンデンサにおいて信号用電極として機能する端面外部電極41は、セラミック素体10の第1および第2の端面1,2に形成されている。
なお、端面外部電極41は、端面電極部41aと第1〜第4の側面11〜14に回り込むように形成された回り込み電極部41bを備えている。
<積層セラミックコンデンサの製造方法>
次に、実施形態1にかかる積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
セラミック層となるセラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペースト、および外部電極用導電性ペーストを準備する。
セラミックグリーンシート、内部電極用導電性ペーストおよび外部電極用導電性ペーストには、バインダーおよび溶剤が含まれるが、公知のバインダーや有機溶剤を用いることができる。
そして、セラミックグリーンシート上に、例えばスクリーン印刷などの方法により、所定のパターンで内部電極用導電性ペーストを印刷し、内部電極パターンを形成する。
それから、上述のようにして各種の内部電極パターンが印刷されたセラミックグリーンシートと、内部電極パターンの形成されていない外層用セラミックグリーンシートを、所定枚数、所定順序で積層し、マザー積層体を作製する。
そして、このマザー積層体をラバープレスなどの方法により積層方向にプレスする。プレスされたマザー積層体を所定のサイズにカットし、生のセラミック素体を切り出す。
それから、この生のセラミック素体を焼成することにより、セラミック素体を得る。焼成温度は、セラミック材料や内部電極材料などにもよるが、通常は、900〜1300℃であることが好ましい。
次に、焼成後のセラミック素体を研磨し、セラミック素体のコーナー部や稜部を面取りして丸みを付ける。研磨方法としては、バレル研磨などの方法を用いることができる。これにより、図2に示すようなセラミック素体10が得られる。
焼成後のセラミック素体10に、側面外部電極(の下地層)を形成する。側面外部電極(の下地層)を形成する方法としては、代表的な例として、導電性ペーストを塗布して焼き付ける方法が挙げられる。なお、導電性ペーストを塗布して焼き付ける際の具体的な方法に特別の制約はなく、公知の種々の方法の中から適切な方法を任意に選択して用いることが可能である。
例えば、円周面に形成された導電性ペースト用の溝を有するローラーを用い、ローラーに保持させた導電性ペーストを転写して、セラミック素体の表面に導電性ペーストを塗布するローラー転写法を用いることができる(例えば、特開2012−28502号公報の段落0092,0093や、特開2001−167989号公報参照)。
このようなローラー転写法を用いる場合、セラミック素体10を保持具に保持し、1回目の塗布として、セラミック素体10の第1および第2の側面(左右の両側面)11,12に導電性ペーストを塗布し、形成された導電性ペースト塗布膜を乾燥させる。
なお、側面引出し内部電極21の露出した第1および第2の側面11,12に、導電性ペーストを塗布する場合、側面引出し内部電極21の露出した第1および第2の側面11,12を検出するにあたっては、カメラなどの光学的手段を用いることが可能である。ただし、検出速度を高めて生産性を向上させる見地からは、特許第3430854号に記載されているような磁力を利用した方向整列の方法を用いることが好ましい。
なお、側面を周回する側面外部電極が形成された積層セラミックコンデンサの場合、磁力による方向整列の精度が低くなるという問題があるが、この時点(セラミック素体の段階)では側面外部電極が形成されていないので、上述の磁力による方向整列により、高い精度でセラミック素体を所定の方向をもって整列させることができる。
それから、例えば、上述のようなカメラなどの光学的手段を用いる方法や、磁力を用いる方向整列などを適用して、セラミック素体10の第3および第4の側面(上下の両側面)13,14を検出し、2回目の塗布として、セラミック素体10の第3および第4の側面(上下の両側面)13,14に導電性ペーストを塗布する。これにより、セラミック素体10を周回する側面外部電極31(図1)を形成するとともに、回り込み電極部B2を形成することができる。
回り込み電極部B2の長さはローラー転写の際の押し付け圧力を調整することにより変えることができる。
他には、例えば、特開2001−57311号公報に開示されているような装置を用いて、ペースト層に収容された導電性ペーストをスリット板に形成されたスリットから押し出して塗布する方法などを用いることができる。
なお、いずれの塗布方法を用いる場合も、導電性ペーストの塗布は、上述のように、内部電極21が露出している第1および第2の側面11,12に対して最初に行うことが好ましいが、場合によっては、1回目に、セラミック素体10の第3および第4の側面(上下の両側面)13,14に導電性ペーストを塗布し、2回目に、セラミック素体10の第1および第2の側面(上下の両側面)11,12に導電性ペーストを塗布することも可能である。
また、導電性ペーストを塗布するにあたっては、セラミック素体10の形状が第1および第2の端面1,2を略正方形とする四角柱形状である場合は、導電性ペーストの塗布前に、内部電極21の露出している第1および第2の側面11,12を検出することが必要になるが、その際、カメラなどの光学的手段により内部電極21の露出の有無を調べて、第1および第2の側面11,12を検出するようにしてもよいが、磁力を用いた方向整列を適用して検出するようにしてもよいことは上述の通りである。
次に、セラミック素体10の端面に、端面外部電極(の下地層)を形成する。端面外部電極(の下地層)を形成するにあたっては、セラミック素体の両端面に、端面外部電極用の導電性ペースト塗布膜を形成する。
それから、上述のようにして形成した側面外部電極用および端面外部電極用の導電性ペースト塗布膜を焼成する。焼成温度は、通常、700〜900℃であることが好ましい。
これにより、側面外部電極(の下地層)および端面外部電極(の下地層)が形成される。
その後、例えば、電解めっき法などの公知の方法で、めっき処理を行い下地層上にめっき層を形成する。めっき層としては、Niめっき層、Snめっき層の順で、下地層上にめっき層を形成してもよい。
これにより、図1に示すような構造を有する積層セラミックコンデンサが得られる。
なお、積層セラミックコンデンサの寸法は、例えば、長さLが約1.6mm以下、幅Wが約0.8mm以下、厚みTが約0.8mm以下であることが好ましい。これは、積層セラミック電子部品が小型品になるほど方向識別が困難になることから、本発明がより有意義なものになることによる。
[実施形態2]
この実施形態2では、本発明にかかるテーピング部品連の構成およびその製造方法について説明する。
<テーピング電子部品連の構成>
図6(a)は、本発明の実施形態2にかかるテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図、図6(b)は正面断面図である。
また、図7(a)は、本発明の実施形態2にかかる他のテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図、図7(b)は正面断面図である。
さらに、図8(a)は、本発明の実施形態2にかかるさらに他のテーピング電子部品連の要部構成を示す平面図、図8(b)は正面断面図である。
(1)電子部品連の基本的構成
図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60は、プラスチック製基材に複数のキャビティ(凹部)61を設けたキャリアテープ62と、複数のキャビティ61のそれぞれに収容された電子部品(積層セラミックコンデンサ)50と、キャビティ61の開口部61bを覆うためのトップテープ63を備えている。
そして、電子部品としては、上記の本発明の実施形態1にかかる積層セラミックコンデンサ50が用いられている。
なお、テーピング電子部品連60を構成する、トップテープを含むキャリアテープとしては、例えば、下記のような構成を備えたものを用いることが可能である。
(a)キャリアテープとして、プラスチック製のテープ状基材に凹部(キャビティ)を設け、キャビティ内に電子部品を収納し、キャビティの開口部をトップテープにより封止するようにした構成のもの(プラスチック製エンボステープとトップテープを備えた構成のもの)。この実施形態2にかかるテーピング電子部品連がこれに相当する。
(b)低コストの厚紙製の基材をキャリアテープに用い、この基材に貫通孔を成形するとともに、電子部品を貫通孔内に収納した状態で基材の上下両主面にカバーフィルム(トップテープとボトムテープ)を取り付けた構成のもの。
(c)一方側主面面が平坦状に保たれた基材の、他方側主面に凹部(キャビティ)を形成するとともに、このキャビティ内に電子部品を収納し、基材の他方側主面に、キャビティの開口を覆う蓋材を設けたもの。これは、上記(b)とは異なり、基材の1つの面(他方側主面)側にのみ蓋材を取り付けるようにしたものである。
(2)収容されている積層セラミックコンデンサの方向
(a)内部電極がキャビティの底面と平行になるように収容した例
図6(a),(b)に示したテーピング電子部品連60(60a)においては、各積層セラミックコンデンサ50が、その第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、キャビティ61の底面61aと平行になるように、方向を揃えてキャビティ61内に収容されている。
すなわち、このテーピング電子部品連60(60a)においては、各積層セラミックコンデンサ50が、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面には位置せず、キャビティ61の底面61aに直交する側面に位置し、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面には、第1の電極部Aの回り込み電極部A2が、位置する(第2の電極部Bの側面電極部B1の下側に回り込み電極部A2が位置している)ような態様で、キャビティ61に収容されている。
このように、積層セラミックコンデンサ50が、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、キャビティ61の底面61aと平行になるように、方向を揃えて各キャビティ61内に収容されている場合、テーピング電子部品連60(60a)のキャビティ61から順次積層セラミックコンデンサ50を取り出し、自動実装機を用いて回路基板などの実装対象上に実装することにより、各積層セラミックコンデンサ50を、効率よく内部電極の主面が実装面と平行になるように、方向を揃えて実装することが可能になる。
なお、内部電極の主面が、実装面と平行になるように、方向を揃えて実装するようにした場合、積層セラミックコンデンサ50の耐湿性を向上させることができる。すなわち、実装面には湿気が溜まりやすく、内部電極の主面が実装面に垂直になるように実装された場合、耐湿性が問題になりやすいが、内部電極の主面が、実装面と平行になるように、方向を揃えて実装することにより、耐湿性の問題を軽減することができる。
また、積層セラミックコンデンサ50を回路基板などの実装対象に実装した場合、内部電極の向きによっては、回路基板が振動して異音を生じる、いわゆる「鳴き」が発生する場合があるが、内部電極の主面が、実装面と平行になるような姿勢で実装することにより、この「鳴き」の発生を抑制することができる場合がある。
(b)内部電極がキャビティの底面に垂直になるように収容した例
また、図7(a),(b)に示す、実施形態2の他の例にかかるテーピング電子部品連60(60b)においては、各積層セラミックコンデンサ50が、その第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、キャビティ61の底面61aに対して垂直になるように、方向を揃えて各キャビティ61内に収容されている。
このテーピング電子部品連60(60b)においては、各積層セラミックコンデンサ50が、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面に位置するような態様で、キャビティ61に収容されている。
このテーピング電子部品連60(60b)のように、内部電極21,22の主面が、キャビティ61の底面61aに対して垂直になるように、方向を揃えてキャビティ61内に収容されている場合、テーピング電子部品連60(60b)から順次積層セラミックコンデンサ50を取り出し、自動実装機を用いて回路基板などの実装対象上に実装することにより、各積層セラミックコンデンサ50を、効率よく内部電極21,22の主面が実装面に対して垂直になるように方向を揃えて実装することが可能になる。
このように、内部電極の主面が、実装面に対して垂直になるように、方向を揃えて積層セラミックコンデンサを実装するようにした場合、内部電極の主面が実装面と平行である場合に比べて、内部電極と実装ランドとの距離を短くしてESLを低下させることが可能になる点で好ましい。
また、場合によっては、内部電極の主面が実装面に平行である場合に比べて、いわゆる「鳴き」を抑制することが可能になることもある。
(c)内部電極の向きがランダムになるように収容した例
上記のテーピング電子部品連60(60aおよび60b)では、積層セラミックコンデンサ50を、その方向が揃うように、すなわち、内部電極(第1および第2の内部電極)21,22の主面がキャビティ61の底面61aに対して平行になるか、または垂直になるように、各キャビティ61に収容するようにしているが、本発明のテーピング電子部品連は、例えば、図8(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60c)のように、積層セラミックコンデンサ50が、複数のキャビティ61のそれぞれにランダムに(すなわち、内部電極の向きを特に揃えることなく)収容された構成とすることも可能である。
このテーピング電子部品連60(60c)においては、積層セラミックコンデンサ50が複数のキャビティ61のそれぞれに、ランダムに(内部電極の向きを特に揃えることなく)収容されているが、積層セラミックコンデンサ50が上述のように、第1の内部電極21の引出し方向や、内部電極の主面の向きなどを、外部から認識することができるように構成されているため、積層セラミックコンデンサ50をテーピング電子部品連60から取り出して実装する段階で、その方向を認識した上で実装したり、必要に応じて方向を揃えてから実装したりすることができる。
なお、この実施形態においては、上述のテーピング電子部品連の内部電極の向きが一定の方向に揃えられた状態とは、テーピング電子部品連に収納されている、積層セラミックコンデンサの収納方向を少なくとも100個確認し、75%以上の確率で内部電極の向きが所定の方向に揃えられていることをいう。より好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上の確率で内部電極の向きが揃えられていることが好ましい。
また、積層セラミックコンデンサ50が複数のキャビティ61のそれぞれに、ランダムに収容された構成の場合、約50%の確率で一定の方向に揃うことになる。
<テーピング電子部品連の製造方法>
次に、テーピング電子部品連60(60a,60b,60c)の製造方法について説明する。
(1)図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連を製造する場合
(a)積層セラミックコンデンサの用意
上記の<積層セラミックコンデンサの製造方法>で説明した方法と同じ方法で作製された、図1〜4に示すような構成を備えた積層セラミックコンデンサ50を用意する。
(b)キャリアテープのキャビティへの積層セラミックコンデンサの収容
図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)を製造する場合、キャリアテープ62に形成された複数のキャビティ61のそれぞれに積層セラミックコンデンサ50を以下の態様で収容する。
すなわち、積層セラミックコンデンサ50を、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面には位置せず、キャビティ61の底面61aに直交する側面に位置し、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面には、第1の電極部Aの回り込み電極部A2が、第2の電極部Bの側面電極部B1の下側に位置するような態様で、キャビティ61に収容する。
(c)キャビティの開口部の封止
それから、キャリアテープ62の上面62aにトップテープ63を配設して、キャビティ61の開口部61bを封止する。
このとき、トップテープ63を接着剤を介してキャリアテープ62の上面62aに接合させるようにしてもよく、また、キャリアテープに接合される面に粘着材を付与したトップテープ63を用いてもよい。さらに他の方法でトップテープ63をキャリアテープ62に接合するようにしてもよい。
上述の手順により、図6(a),(b)に示すように、積層セラミックコンデンサ50が、その内部電極の主面が、キャビティ61の底面61aと平行になるように、方向を揃えてキャビティ61内に収容されたテーピング電子部品連60を得ることができる。
なお、上述のように、内部電極の主面が、キャビティ61の底面61aと平行になるよう姿勢で積層セラミックコンデンサ50をキャビティ61に収容するにあたっては、カメラなどの光学的手段を用いて、回り込み電極部A2あるいは前記回り込み電極部B2の外観構成を観察して、積層セラミックコンデンサ50の方向を定めてキャビティ61に収容することが望ましい。
また、光学的手段による外観構成の確認の前に、前述のような磁力を用いた方向整列を実施することも可能である。この場合、側面外部電極が形成されているので、整列の精度は低下するが、いわゆるダブルチェックになるため良品率は向上する傾向となる。
(2)図7(a),(b)に示すテーピング電子部品連を製造する場合
(a)積層セラミックコンデンサの用意
上記の図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)を製造する場合と同様に、図1〜4に示すような構成を備えた積層セラミックコンデンサ50を用意する。
(b)キャリアテープのキャビティへの積層セラミックコンデンサの収容
図7(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60b)を製造する場合には、積層セラミックコンデンサ50を、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が、キャビティ61の開口部61bに臨んでいるセラミック素体10の上面に、第1の電極部Aの側面電極部A1の上側に位置するような態様で、キャリアテープ62の複数のキャビティ61のそれぞれに収容する。
(c)キャビティの開口部の封止
それから、図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)を製造する場合と同様の方法で、キャリアテープ62の上面62aにトップテープ63を配設して、キャビティ61の開口部61bを封止する。
これにより、積層セラミックコンデンサ50が、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、キャビティ61の底面61aに対して垂直になるように、方向を揃えてキャビティ61内に収容されたテーピング電子部品連60(60b)を得ることができる。
なお、上述の図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)、および、図7(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60b)のように、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21および第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、キャビティ61の底面61aに対して平行、あるいは垂直になるよう姿勢で積層セラミックコンデンサ50が複数のキャビティ61のそれぞれに収容されたテーピング電子部品を製造する場合において、キャビティ61に積層セラミックコンデンサ50を収容する場合、カメラなどの光学的手段を用いて、回り込み電極部A2あるいは前記回り込み電極部B2の外観構成を観察して、積層セラミックコンデンサ50の方向を定めてキャビティ61に収容することが望ましい。
また、光学的手段による外観構成の確認の前に、前述のような磁力を用いた方向整列を実施することも可能である。この場合、側面外部電極31が形成されているので、整列の精度は低下するが、いわゆるダブルチェックになるため良品率を向上させることができる。
(3)図8(a),(b)に示すテーピング電子部品連を製造する場合
(a)積層セラミックコンデンサの用意
上記の図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)を製造する場合と同様に、図1〜4に示すような構成を備えた積層セラミックコンデンサ50を用意する。
(b)キャリアテープのキャビティへの積層セラミックコンデンサの収容
複数のキャビティ61のそれぞれに積層セラミックコンデンサ50を収容する。このとき、特に積層セラミックコンデンサ50の方向(内部電極21,22の向き)を識別せずに、収容する。
(c)キャビティの開口部の封止
それから、図6(a),(b)に示すテーピング電子部品連60(60a)を製造する場合と同様の方法で、キャリアテープ62の上面62aにトップテープ63を配設して、キャビティ61の開口部61bを封止する。
これにより、各キャビティ61に積層セラミックコンデンサ50が、その方向を揃えることなくランダムに収容されたテーピング電子部品連60(60c)を得ることができる。
なお、この実施形態2では、積層セラミックコンデンサ50として、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が側面電極部A1の上層側に位置している(側面電極部A1の上に回り込み電極部B2が形成されている)積層セラミックコンデンサ50を用いる場合を例にとって説明したが、第1の電極部Aの回り込み電極部A2が側面電極部B1の上層側に位置している(側面電極部B1の上に回り込み電極部A2が形成されている)積層セラミックコンデンサを用いることも可能である。
すなわち、内部電極の方向との関係において、いずれを上層側あるいは下層側とするのかを予め定めておきさえすれば、上述のように、回り込み電極部A2,B2の外観状態を観察することにより、内部電極の方向を確実に識別することが可能であり、その結果から、積層セラミックコンデンサを所定の方向に揃えてキャビティに収容することができる。
[実施形態3]
この実施形態3では、本発明にかかる積層セラミック電子部品の方向識別方法について説明する。
上述のようにして作製したテーピング電子部品連60(60a,60b,60c)のうち、テーピング電子部品連60a(図6(a),(b)参照)を実装する場合、例えば、自動実装機を用いて、テーピング電子部品連60aのキャビティ61から、順次積層セラミックコンデンサ50を取り出し回路基板70の実装面70aに形成された実装ランド71上に載置して、リフローはんだ付け方法で実装すると、通常は、図9(a),(b),(c)に模式的に示すように、内部電極21,22の主面が回路基板70の実装面70aに平行になるような姿勢で実装されることになる。
なお、積層セラミックコンデンサ50は、上記実施形態1で作製した積層セラミックコンデンサと同じ構成のものである。
この場合に、実装された積層セラミックコンデンサ50について、その回り込み電極部A2,B2の外観構成を、以下に説明する方法で観察することにより、第1の内部電極21の引出し方向を認識して積層セラミック電子部品50の方向を識別することができる。
実装された積層セラミックコンデンサ50について、その回り込み電極部A2,B2の外観構成を観察するにあたっては、回路基板70の実装面70aの上方から、積層セラミックコンデンサ50の上面における回り込み電極部A2,B2の外観構成を観察する。
そして、この積層セラミックコンデンサ50では、第2の電極部Bの回り込み電極部B2が側面電極部A1の上層側に位置している(側面電極部A1の上に回り込み電極部B2が形成されている)ので、実装面70aの上方側から、積層セラミックコンデンサ50を構成するセラミック素体10の上面を観察したときに、図9(a)に示すように、セラミック素体10の上面側に、回り込み電極部B2の先端部の境界線が見えない場合(側面電極部B1の下層側に位置する回り込み電極部A2が認識できる場合)、すなわち、回り込み電極部B2が上面側に存在しないことが確認できた場合には、図9(c)に示すように、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21、第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、実装面70aと平行になるように実装されていると判断(識別)する。
さらに、実装面70aと平行な方向から、積層セラミック電子部品50の側面における外観構成を観察して、セラミック素体10の側面に、回り込み電極部B2の先端部の境界線を視認することができた場合、すなわち、回り込み電極部B2が当該側面に存在することが確認できた場合には、図9(c)に示すように、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21の主面が、実装面70aと平行になるように実装されていると判断(識別)する。
なお、実装面70aと平行な方向からの観察は行わなくても、積層セラミックコンデンサ50の方向は識別できるが、実装面70aと平行な方向からの観察も併せて行うことにより方向識別の信頼性を向上させることができる。
また、上述のようにして作製したテーピング電子部品連60(60a,60b,60c)のうち、テーピング電子部品連60b(図7(a),(b)参照)を実装する場合、例えば、自動実装機を用いて、テーピング電子部品連60bのキャビティ61から、順次積層セラミックコンデンサ50を取り出し回路基板70の実装面70aに形成された実装ランド71上に載置して、リフローはんだ付け方法で実装すると、通常は、図10(a),(b),(c)に模式的に示すように、内部電極21,22の主面が回路基板70の実装面70aに対して垂直になるような姿勢で実装されることになる。
この場合にも、実装された積層セラミックコンデンサ50について、その回り込み電極部A2,B2の外観構成を、以下に説明する方法で観察することにより、第1の内部電極21の引出し方向を認識して積層セラミック電子部品50の方向を識別することができる。
まず、実装面70aの上方側から、積層セラミックコンデンサ50を構成するセラミック素体10の上面を観察したときに、図10(a)に示すように、セラミック素体10の上面側に、回り込み電極部B2の先端部の境界線が見える場合場合、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21、第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、実装面70aに対して垂直になるように実装されていると判断(識別)する。
さらに、実装面70aと平行な方向から、積層セラミック電子部品50の側面における外観構成を観察して、図10(b)に示すように、セラミック素体10の側面側に、回り込み電極部A2の先端部の境界線が見えない場合(側面電極部B1の下層側に位置する回り込み電極部A2の存在が認識できた場合)には、図10(c)に示すように、第1の内部電極(側面引出し内部電極)21、第2の内部電極(端面引出し内部電極)22の主面が、実装面70aに対して垂直になるように実装されていると判断(識別)する。
なお、この場合も、実装面70aと平行な方向からの観察は行わなくても、積層セラミックコンデンサ50の方向は識別できるが、実装面70aと平行な方向からの観察も併せて行うことにより方向識別の信頼性を向上させることができる。
上記の例では、積層セラミックコンデンサが、その内部電極が実装面に対して平行になるように実装されている場合と垂直になるように実装されている場合の方向識別方法について説明したが、1つの実装対象上に、その実装面に対して平行になるように実装されている積層セラミックコンデンサと、垂直になるように実装されている積層セラミックコンデンサが混在している場合にも、同様の方法で方向を識別することができる。
なお、回り込み電極部A2とB2のいずれが上層側に形成されるかにより、観察したときの回り込み電極部A2とB2の視認のされ方は異なるが、上述の場合に準じる方法で、その外観構成を観察することにより、積層セラミック電子部品50の方向識別を行うことができる。
なお、上記実施形態では、本発明の効果が最も期待できる3端子型の積層セラミックコンデンサを例にとって説明したが、本発明において、積層セラミック電子部品の種類はこれに限られるものではなく、帯状の側面外部電極を有する種々の積層セラミック電子部品に適用することが可能である。
例えば、側面に引出される内部電極は備えているが、端面に引出される内部電極を備えていない積層セラミック電子部品などにも本発明を適用することが可能である。
また、本発明は、帯状の側面外部電極を複数備えている積層セラミック電子部品にも適用することが可能である。
また、本発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、セラミック素体を構成するセラミック層や内部電極の層数、寸法、形状などに関し、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 セラミック素体の第1の端面
2 セラミック素体の第2の端面
3 セラミック層
10 セラミック素体
10a セラミック素体の外層部
11 セラミック素体の第1の側面
12 セラミック素体の第2の側面
13 セラミック素体の第3の側面
14 セラミック素体の第4の側面
21 第1の内部電極(側面引出し内部電極)
21a 最外内部電極(最も外側に位置する第1の内部電極)
21x,21y 第1の内部電極の対向する一対の端部
21z 第2の内部電極の対向部と対向する対向部
22 第2の内部電極(端面引出し内部電極)
22x,22y 第2の内部電極の対向する一対の端部
22z 第1の内部電極の対向部と対向する対向部
31 側面外部電極
41 端面外部電極
41a 端面外部電極を構成する端面電極部
41b 端面外部電極を構成する回り込み電極部
50 積層セラミックコンデンサ
60(60a,60b,60c) テーピング電子部品連
61 キャビティ
61a キャビティの底面
61b キャビティの開口部
62 キャリアテープ
62a キャリアテープの上面
63 トップテープ
70 回路基板
70a 回路基板の実装面
71 実装ランド
A 側面外部電極を構成する第1の電極部
A1 第1の電極部Aを構成する側面電極部
A2 第1の電極部Aを構成する回り込み電極部
B 側面外部電極を構成する第2の電極部
B1 第2の電極部Bを構成する側面電極部
B2 第2の電極部Bを構成する回り込み電極部
L 第1および第2の端面間を結ぶ方向
W 第1および第2の側面間を結ぶ方向
T 第3および第4の側面間を結ぶ方向

Claims (24)

  1. 積層された複数のセラミック層を備え、互いに対向する第1および第2の端面と、前記第1および第2の端面を連結する、それぞれ互いに対向する第1および第2の側面ならびに第3および第4の側面とを有し、端面が略正方形である角柱構造のセラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に配設され、第1および第2の側面に引き出された複数の内部電極と、
    前記セラミック素体を周回するように、前記セラミック素体の第1〜第4の側面に形成され、第1および第2の側面に引き出された前記内部電極と接続する帯状の側面外部電極と
    を備え、
    前記セラミック素体を周回する前記側面外部電極は、前記セラミック素体の第1および第2の側面に形成された側面電極部A1と、前記側面電極部A1から第3および第4の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部A2とを有する第1の電極部Aと、第3および第4の側面に形成された側面電極部B1と、前記側面電極部B1から、第1および第2の側面の一部に回り込むように形成された回り込み電極部B2とを有する第2の電極部Bとを備え、
    前記回り込み電極部A2と、前記回り込み電極部B2とには、外部から両者を識別できるような外観構成が与えられていること
    を特徴とする積層セラミック電子部品。
  2. 前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されるか、または、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されるかが予め定められており、
    前記回り込み電極部A2とB2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極が引き出されている前記セラミック素体の第1および第2の側面を認識できるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されており、
    外部から観察して、前記回り込み電極部B2が前記第1の電極部Aの外側に回り込んでいる方の側面を認識することにより、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  4. 前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されており、
    外部から観察して、前記回り込み電極部A2が回り込んでいる方の側面を認識することにより、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  5. 前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2の、前記セラミック素体の第1の側面または第2の側面から先端までの距離が、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2の、前記セラミック素体の第3の側面または第4の側面から先端までの距離より大きくなるように構成されており、
    前記回り込み電極部を外部から観察し、前記セラミック素体の側面から先端までの距離が大きいほうの回り込み電極部を、前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2であると認識することにより、前記回り込み電極部A2の位置している面から、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  6. 前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2の、前記セラミック素体の第3の側面または第4の側面から先端までの距離が、第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2の、前記セラミック素体の第1の側面または第2の側面から先端までの距離より大きくなるように構成されており、
    前記回り込み電極部を外部から観察し、前記セラミック素体の側面から先端までの距離が大きいほうの回り込み電極部を、前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2であると認識することにより、前記回り込み電極部B2の位置している面から、前記内部電極が引き出されている前記第1および第2の側面を認識することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の積層セラミック電子部品。
  7. 積層された複数のセラミック層を備え、互いに対向する第1および第2の端面と、前記第1および第2の端面を連結する、それぞれ互いに対向する第1および第2の側面ならびに第3および第4の側面とを有し、端面が略正方形形状である角柱構造であるセラミック素体と、
    前記セラミック素体の内部に配設され、第1および第2の側面に引き出された複数の内部電極と、
    前記セラミック素体を周回するように、前記セラミック素体の第1〜第4の側面に形成され、第1および第2の側面に引き出された前記内部電極と接続する帯状の側面外部電極と
    を備えた積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記側面外部電極を形成する工程が、
    第1および第2の側面から第3および第4の側面に導電性ペーストが回り込んで、第3および第4の側面への回り込み電極部A2が形成されるように、第1および第2の側面に導電性ペーストを塗布する第1塗布工程と
    第3および第4の側面から第1および第2の側面に導電性ペーストが回り込んで、第1および第2の側面への回り込み電極部B2が形成されるように、第3および第4の側面に導電性ペーストを塗布する第2塗布工程とを有し、
    前記回り込み電極部A2と、前記回り込み電極部B2とに、外部からの観察により両者を識別できるような外観構成を与えること
    を特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記第1塗布工程と、前記第2塗布工程のいずれを先に実施するかを予め定めておき、定めた順序で前記第1塗布工程および前記第2塗布工程を実施すること
    を特徴とする請求項7記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 前記第1塗布工程を実施した後、前記第2塗布工程を実施することを特徴とする請求項7または8記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記第2塗布工程を実施した後、前記第1塗布工程を実施することを特徴とする請求項7または8記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  11. 複数のキャビティを有するキャリアテープと、
    前記キャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品と
    を有するテーピング電子部品連であって、
    積層セラミック電子部品が、請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品であること
    を特徴とするテーピング電子部品連。
  12. 前記積層セラミック電子部品は、前記内部電極の引出し方向が揃えられた状態で前記キャビティのそれぞれに収容されていることを特徴とする請求項11記載のテーピング電子部品連。
  13. 前記第1の電極部Aの前記回り込み電極部A2が、前記第2の電極部Bの外側に位置するように形成されており、かつ、前記回り込み電極部A2が、前記キャビティの開口部へ向くか、または、
    前記第2の電極部Bの前記回り込み電極部B2が、前記第1の電極部Aの外側に位置するように形成されており、かつ、前記回り込み電極部B2が、前記キャビティの開口部へ向くような態様で、
    前記積層セラミック電子部品が前記キャビティのそれぞれに収容されていること
    を特徴とする請求項11または12記載のテーピング電子部品連。
  14. 前記回り込み電極部A2が、前記キャビティの開口部に向いており、前記積層セラミック電子部品が、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して平行になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容されていることを特徴とする請求項11または12記載のテーピング電子部品連。
  15. 前記回り込み電極部B2が、前記キャビティの開口部に向いており、前記積層セラミック電子部品が、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して垂直になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容されていることを特徴とする請求項11または12記載のテーピング電子部品連。
  16. 複数のキャビティを有するキャリアテープと、
    前記キャビティのそれぞれに収容された積層セラミック電子部品と
    を有するテーピング電子部品連の製造方法であって、
    請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品を、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていること
    を特徴とするテーピング電子部品連の製造方法。
  17. 前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2の外観構成を観察することにより、前記内部電極の引出し方向を識別し、
    前記内部電極の引出し方向を揃えた状態で前記積層セラミック電子部品を前記キャビティのそれぞれに収容すること
    を特徴とする請求項16記載のテーピング電子部品連の製造方法。
  18. 積層セラミック電子部品として、請求項2〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品を用い、前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極の引出し方向を識別し、
    前記内部電極の引出し方向を揃えた状態で前記積層セラミック電子部品を前記キャビティのそれぞれに収容すること
    を特徴とする請求項16記載のテーピング電子部品連の製造方法。
  19. 前記積層セラミック電子部品を、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して平行になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていることを特徴とする請求項17または18記載のテーピング電子部品連の製造方法。
  20. 前記積層セラミック電子部品を、前記内部電極の主面が前記キャビティの底面に対して垂直になるような姿勢で、前記キャビティのそれぞれに収容する工程を備えていることを特徴とする請求項17または18記載のテーピング電子部品連の製造方法。
  21. 実装対象上に実装された、請求項1〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の方向を識別するための方法であって、
    前記積層セラミック電子部品を実装した後に、前記回り込み電極部A2および前記回り込み電極部B2の少なくとも一方について、その外観構成を観察することにより、前記内部電極の引出し方向を認識して前記積層セラミック電子部品の方向を識別すること
    を特徴とする積層セラミック電子部品の方向識別方法。
  22. 積層セラミック電子部品が、請求項2〜6のいずれかに記載の積層セラミック電子部品であって、
    前記回り込み電極部A2と前記回り込み電極部B2のいずれが外側に位置しているかを外部から観察することにより、前記内部電極の引出し方向を認識して前記積層セラミック電子部品の方向を識別すること
    を特徴とする積層セラミック電子部品の方向識別方法。
  23. 前記実装対象に実装された状態で、実装面の上方側から、前記積層セラミック電子部品の上面における前記外観構成を観察することを特徴とする請求項21記載の積層セラミック電子部品の方向識別方法。
  24. さらに、前記積層セラミック電子部品の側面における前記外観構成を観察することを特徴とする請求項23記載の積層セラミック電子部品の方向識別方法。
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