JPH0572128U - チップ状部品保持用キャリアプレート - Google Patents

チップ状部品保持用キャリアプレート

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JPH0572128U
JPH0572128U JP1928492U JP1928492U JPH0572128U JP H0572128 U JPH0572128 U JP H0572128U JP 1928492 U JP1928492 U JP 1928492U JP 1928492 U JP1928492 U JP 1928492U JP H0572128 U JPH0572128 U JP H0572128U
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chip
shaped component
plate
elastic plate
carrier plate
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JP1928492U
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Inventor
洋一 山本
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 磁器素体の板面からの突出寸法を均一化する
ことができるキャリアプレート。 【構成】 剛性板16、16と弾性板17とにわたって
形成された挿入孔においては、弾性板17の挿入孔12
の径dが挿入するチップ状部品4の対角線寸法d’より
僅かに小さく、前記剛性板16、16の挿入孔13、1
3の径Dが前記対角線寸法d’に比べて大きくなってい
るため、チップ状部品4は、挿入孔12、13の中で弾
性板17により保持される。そして、前記弾性板17は
剛性板16、16で挟まれているため、挿入孔12の部
分でのみ変形し、その周囲の剛性板16、16に挟まれ
た部分は変形しにくいため、弾性板17の歪のアンバラ
ンスよるチップ状部品の戻りが小さく、チップ状部品4
が一定の深さに嵌め込まれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、積層コンデンサ等の磁器素体の端部に電極を形成する工程等におい て、前記磁器素体等のチップ状部品を保持しておくキャリアプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばチップ状電子部品は、円柱形または角柱形の磁器素体であるチップ状部 品の両端に導体による端部電極を形成したものである。 図5は、前記チップ状部品4の両端に端子電極を形成するため、同チップ状部 品4を保持するキャリアプレートの例を示す。同図に示すように、枠部分9に囲 まれたキャリアプレート1の板面には、挿入孔2が縦横に一定間隔で多数配列さ れている。ここで、キャリアプレート1は、図3及び図4に示すように、硬質な 格子状のフレーム6とこれを覆う弾性部材7とによって構成され、前記挿入孔2 の周壁はこの弾性部材7によって覆われている。図4で示すように、この挿入孔 2は円形であり、その径は電子部品のチップ状部品4の幅寸法(円筒形チップ状 部品の場合はその径を言い、角柱形チップ状部品の場合はその対角線寸法を言う )よりやや小さくなっている。
【0003】 このキャリアプレートを用いて、チップ状部品4の両端に導電ペーストを塗布 するには、まず図3(a)で示すように、電子部品のチップ状部品4を挿入孔2 に嵌め込み、同チップ状部品4の一端側を残して、ピン8により、該チップ状部 品4を挿入孔2に押し込む。そして挿入孔から露出したチップ状部品4の端部を 、一定の厚みに均した導電ペーストに浸漬し、そこに導電ペースト5を塗布し、 乾燥する。次ぎに、図3(b)で示すように、キャリアプレート1を180°反 転して裏返しとし、ピン8でチップ状部品4の前記導電ペースト5が塗布された 側の端部を押して、チップ状部品4の他方の端部を挿入孔2から露出させ、そこ に前記と同様にして導電ペースト5を塗布し、これを乾燥する。その後、この導 電ペースト5、5を焼き付け、端部電極を形成する。
【0004】
【考案が解決しようとしている課題】
従来のようなキャリアプレートを用いてチップ状部品4の両端に導電ペースト 5を塗布する場合、キャリアプレート1の板面からのチップ状部品4の突出量を 一定にすることで、チップ状部品4の端部に概ね一定の寸法で導電ペースト5を 塗布する必要がある。 しかし、前記キャリアプレート1の挿入孔2、2は、チップ状部品4の長さよ り厚みのある弾性部材7により覆われており、ピン8でチップ状部品4を同挿入 孔2、2の中に一定の深さに同時に押し込んだ場合でも、各挿入孔2、2のキャ リアプレート1の上で占める位置の違い、具体的には同プレート1の中央部分と 周辺部分とで弾性部材7の歪具合いが異なり、個々の挿入孔2、2において弾性 部材7に生じる応力に違いが出来る。このため、チップ状部品4を挿入孔2、2 に押し込む力を解除すると、弾性部材7に与えられていた歪が復元するときの、 いわゆる戻りが各々の挿入孔2、2で異なる。この結果、各チップ状部品4のキ ャリアプレート1の板面からの突出高さにバラツキが生じ、導電ペースト5、5 の塗布寸法にバラツキが生じるという課題があった。
【0005】 さらに、図3(b)で示すように、チップ状部品4の一方の端部に導電ペース ト5を塗布し、それを乾燥した後、チップ状部品4をピン8でキャリアプレート 1の挿入孔2の中に押し込み、チップ状部品4の他端をキャリアプレート1の他 方の主面から押し出したとき、導電ペースト5を塗布されたことで他の部分より 幅の広くなった前記一方の端部が挿入孔2の中で弾性部材7を押し広げるため、 弾性部材7がチップ状部品4の中間部分に及ぼす圧力が弱くなる。そのため、弾 性部材7がチップ状部品4に及ぼす弾力に多少のアンバランスがあると、チップ 状部品4が傾いてしまうことがある。そして、この状態でチップ状部品4の他方 の端部に導電ペースト5を塗布すると、その塗布寸法にバラツキが生じてしまう という課題があった。
【0006】 また、挿入孔2の形を大きくして、弾性部材7とチップ状部品4との余裕を多 くとると、チップ状部品4の挿入深さが定まらず、やはりチップ状部品4の端部 の突出高さにばらつきが出てしまう。 本考案は、従来のキャリアプレートにおける前記の課題を解消しようとするも ので、チップ状部品の板面からの突出寸法を均一化することができるキャリアプ レートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、前記の目的を達成するため、チップ状部品を嵌め込む挿入 孔が形成されたチップ状部品保持用キャリアプレートにおいて、弾性を有する弾 性板17と、該弾性板17を両側から挟持するよう重ね合わせられた剛性板16 、16と、これら剛性板16、16と弾性板17とにわたって形成されたチップ 状部品を嵌め込むための挿入孔12、13とを有し、前記弾性板17の挿入孔1 2の径dが挿入するチップ状部品4の幅寸法より僅かに小さく、前記剛性板16 、16の挿入孔13、13の径Dが前記チップ状部品4の幅寸法に比べて大きい ことを特徴とするチップ状部品保持用キャリアプレートを提供する。 なお、この場合において、剛性板16、16及び弾性板17の総体的な厚さを 、チップ状部品4の長さより薄くするのがよく、特にチップ状部品4の長さの約 1/3とするとよい。
【0008】
【作用】
前記本考案によるチップ状部品保持用キャリアプレートでは、剛性板16、1 6と弾性板17とにわたって形成された挿入孔においては、弾性板17の挿入孔 12の径dが挿入するチップ状部品4の幅寸法より僅かに小さく、前記剛性板1 6、16の挿入孔13、13の径Dが前記チップ状部品4の幅寸法に比べて大き くなっているため、これらの挿入孔12、13に嵌め込まれたチップ状部品4は 、挿入孔12、13の中でチップ状部品4の長さより厚みの薄い弾性板17によ り保持される。そして、前記弾性板17は剛性板16、16で挟まれているため 、挿入孔12の周りの部分でのみ変形し、さらにその外側の剛性板16、16に 挟まれた部分は変形しにくいため、チップ状部品4を挿入孔12に挿入した時の 弾性部材17の歪が小さく抑えられる。従って、弾性板17の歪のアンバランス よるチップ状部品の戻りも小さく、チップ状部品4を一定の深さに嵌め込むこと ができる。これにより、キャリアプレート1の板面からのチップ状部品4の端部 の突出高さを全体として概ね一定にすることができる。
【0009】 なお、剛性板16、16及び弾性板17の総体的な厚さを、チップ状部品4の 長さより薄くした場合は、チップ状部品4を挿入孔12、13の中心に挿入する ことで、その両端を挿入孔13、13の開口部から露出させることができる。そ のため、チップ状部品4の両端に外部電極を形成するような場合に、その両端を 交互に押し出す操作が不要となる。特に、剛性板16、16及び弾性板17の総 体的な厚さを、チップ状部品4の長さの約1/3としたときは、チップ状部品4 の両端をキャリアプレート1の板面から各々約1/3ずつ押し出すことができる 。
【0010】
【実施例】
次に、図面を参照しながら、本考案の実施例について説明する。 図1と図2に示された通り、本考案によるキャリアプレートは、弾性を有する 弾性板17の両側に剛性板16、16が貼り合わせられ、これら剛性板16、1 6と弾性板17とにわたってチップ状部品を嵌め込むための円形の挿入孔12、 13が開設されている。そして、弾性板17の挿入孔12の径dは、挿入するチ ップ状部品4の幅寸法より僅かに小さく、剛性板16、16の挿入孔13、13 の径Dは前記チップ状部品4の幅寸法に比べて大きく形成されている。 図1と図2では、チップ状部品4として角形のチップ状部品4を収納孔12、 13に嵌め込む場合の例が示されており、弾性板17の挿入孔12の径dは、チ ップ状部品4の対角線寸法d’より僅かに小さく設定されている。また、その両 側の剛性板16、16の挿入孔13、13の径Dは、前記チップ状部品4の対角 線寸法d’に比べて大きく形成されている。 さらに、図示の実施例の場合、貼り合わせられた弾性体17と剛性体16、1 6の総体的な厚さTは、前記チップ状部品4の長さLより薄くなっており、具体 的にはチップ状部品4の長さLの約1/3となっている。
【0011】 前記チップ状部品保持用キャリアプレートでは、弾性板17と剛性板16、1 6との挿入孔12、13に嵌め込まれたチップ状部品4は、その中で弾性板17 により保持されるが、弾性板17は剛性板16、16で押えられ、挿入孔12の 周りの部分でのみ弾力的に変形し、チップ状部品4を保持する。また、剛性板1 6、16及び弾性板17の総体的な厚さを、チップ状部品4の長さの約1/3と したことで、チップ状部品4を挿入孔12の厚み方向の中央部に嵌め込めば、チ ップ状部品4の両端をキャリアプレート1の板面から各々約1/3ずつ押し出す ことができる。
【0012】 なお、図示の実施例では、キャリアプレート1の収納孔12、13に角柱形の チップ状部品4を嵌め込む場合を示したが、収納孔12、13に円柱形のチップ 状部品4を嵌め込む場合も同様にして適用できることはもちろんである。その場 合は、弾性板17の挿入孔12の径dを、チップ状部品4の径より僅かに小さく 設定する。また、その両側の剛性板16、16の挿入孔13、13の径Dは、前 記チップ状部品4の径に比べて大きく形成する。
【0013】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、チップ状部品の板面からの突出寸法を均 一化することができるキャリアプレートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すキャリアプレートの要部
縦断側面図である。
【図2】本考案の実施例を示すキャリアプレートの要部
断側斜視図である。
【図3】従来例を示すキャリアプレートの要部縦断側面
図である。
【図4】従来例を示すキャリアプレートの弾性部材を一
部切り欠いた状態の要部平面図である。
【図5】キャリアプレートの外観を示す全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
12 弾性板の挿入孔 13 剛性板の挿入孔 17 弾性板 16 剛性板

Claims (3)

    【整理番号】 0030915−01 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状部品を嵌め込む挿入孔が形成さ
    れたチップ状部品保持用キャリアプレートにおいて、弾
    性を有する弾性板17と、該弾性板17を両側から挟持
    するよう重ね合わせられた剛性板16、16と、これら
    剛性板16、16と弾性板17とにわたって形成された
    チップ状部品を嵌め込むための挿入孔12、13とを有
    し、前記弾性板17の挿入孔12の径dが挿入するチッ
    プ状部品4の幅寸法より僅かに小さく、前記剛性板1
    6、16の挿入孔13、13の径Dが前記チップ状部品
    4の幅寸法に比べて大きいことを特徴とするチップ状部
    品保持用キャリアプレート。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、剛性板16、1
    6及び弾性板17の総体的な厚さは、チップ状部品4の
    長さより薄いことを特徴とするチップ状部品保持用キャ
    リアプレート。
  3. 【請求項3】 前記請求項2において、剛性板16、1
    6及び弾性板17の総体的な厚さは、チップ状部品4の
    長さの約1/3であることを特徴とするチップ状部品保
    持用キャリアプレート。
JP1928492U 1992-02-29 1992-02-29 チップ状部品保持用キャリアプレート Pending JPH0572128U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283913A (ja) * 1988-09-21 1990-03-26 Taiyo Yuden Co Ltd チップ状電子部品端面の導電ペースト塗布方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0283913A (ja) * 1988-09-21 1990-03-26 Taiyo Yuden Co Ltd チップ状電子部品端面の導電ペースト塗布方法

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 19980825