JP3127159B2 - ピリミジン化合物の製造方法 - Google Patents
ピリミジン化合物の製造方法Info
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Description
として使用し得るフェノキイピリミジン化合物の製造方
法、上記製造方法における中間体である3−(α−メト
キシ)メチレンベンゾフラノンの製造方法、ある種の3
−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラノン、実質的に
純粋な3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−2
(3H)−オンを得る方法であって、上記の化合物と他の
化合物とこの方法における中間体との混合物から、実質
的に純粋な3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン
−2(3H)−オンを得る方法及び3−ホルミルベンゾフ
ラン−2(3H)−オンの製造に関する。
メタン又は硫酸含有メタノール(methanolic sulphuric
acid)でメチル化することにより3−(α−メトキ
シ)メチレンベンゾフラン−2(3H)−オンを製造し得
ることは公知である[J.A.Elix及びB.A.Ferguson,Austr
alian Journal of Chemistry 26(5)1079−91(197
3)参照]。
は成功しなかったと報告されている[A.D.Harmon及びC.
R.Hutchinson,Journal of Organic Chmistry,40(24)3
474−3480(1975)参照]。
有する)の化合物と、式ROCH3(式中のRは金属であ
る)の化合物とを反応させ;ついで (b)(a)の生成物と式(III)(式中のZ1及びZ2は
ハロゲン原子である)の化合物とを反応させることを特
徴とする、式(I)(式中のWは(CH3O)2CH.CHCO2CH3
又はCH3O.CH=CCO2CH3であり;Z1はハロゲン原子であり;
R1,R2,R3及びR4は、全て水素である)の化合物の製造方
法が提供される。
一般式(III)(式中のZ1は後記の意義を有し、Z2はハ
ロゲン原子、好ましくは塩素である)の化合物とを、メ
トキシドアニオン及び場合により他の適当な塩基の存在
下で反応させることを特徴とする、式(IV)(式中のZ1
はハロゲン原子、好ましくは塩素である)の化合物の製
造方法が提供される。
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ;ついで (b)(a)の生成物と一般式(III)(式中のZ1は後
記の意義を有し、Z2はハロゲン原子、好ましくは塩素で
ある)の化合物とを反応させることを特徴とする、一般
式(IV)(式中のZ1はハロゲン原子、好ましくは塩素で
ある)の化合物の製造方法が提供される。
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ;ついで (b)(a)の生成物と一般式(III)(式中のZ1は後
記の意義を有し、Z2はハロゲン原子、好ましくは塩素で
ある)の化合物とを反応させることを特徴とする、一般
式(V):(式中のZ1はハロゲン原子、好ましくは塩素
である)の化合物の製造方法が提供される。
有する)の化合物と、式ROCH3(式中のRは金属であ
る)の化合物とを反応させ;ついで (b)(a)の生成物と式(III)(式中のZ1及びZ2は
前記の意義を有する)の化合物とを反応させること、及
び工程(b)をメタノールの存在下で行うことを特徴と
する、式(I)(式中のW,R1,R2,R3及びR4は前記の意義
を有する)の化合物の製造方法が提供される。
式ROCH3(式中のRは金属である)の化合物とを反応さ
せることにより得られる化合物と、式(III)の化合物
とを反応させることを特徴とする、式(V)の化合物の
製造方法が提供される。
メトキシドアニオン[好ましくは、式ROCH3(式中のR
は金属である)の化合物からのメトキシドアニオン]と
をメタノールの存在下で反応させて得られる化合物と、
式(III)の化合物とをメタノールの存在下で反応させ
ることを特徴とする、式(IV)の化合物の製造方法が提
供される。
セタール(この場合、Wは(CH3O)2CH.CHCO2CH3であ
る)とアクリレート(この場合、WはCH3O.CH=CCO2CH3
である)との混合物として得られる(アセタールとアク
リレートとの比率は使用される溶剤の種類を包含する多
数の要因によって変動する。溶剤の例は表1に示されて
いる)。従って、本発明の更に別の要旨によれば、 (a)式(II)の化合物と式ROCH3(式中のRは金属で
ある)の化合物とを反応させ;ついで (b)(a)の生成物と式(III)(式中のZ1は前記の
意義を有しており、Z2はハロゲン原子、好ましくは塩素
である)の化合物とを、場合により、メタノールの存在
下で反応させることを特徴とする、式(I)(式中のW
は (CH3O)2CH.CHCO2CH3及びCH3O.CH=CCO2CH3であり;Z1,
R1,R2,R3及びR4は前記の意義を有する)の化合物の混合
物の製造方法が提供される。
率が100:0〜2:98;特に、(IV):(V)の比率が99:1〜
25:75、特に、(IV):(V)の比率が97:3〜32:68(例
えば、(IV):(V)の比率が90:10〜70:30)である、
式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物が製造さ
れる。
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ;ついで (b)(a)の生成物と一般式(III)(式中のZ1及びZ
2は前記の意義を有する)の化合物とをメタノールの存
在下で反応させることを特徴とする、(IV):(V)の
比率が100:0〜2:98である、式(IV)の化合物と式
(V)の化合物(これらの式中のZ1は前記の意義を有す
る)の混合物の製造方法が提供される。
ある)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反応
させ; b)(a)の生成物と一般式(III)の化合物とを反応
させることにより式(IV)の化合物を製造し;ついで c)式(IV)の化合物から適当な方法でメタノールを除
去すること;及び工程(a)及び(b)をメタノールの
存在下で行うことを特徴とする、式(V)の化合物の製
造方法が提供される。
より他の適当な塩基とを反応させ; b)(a)の生成物と一般式(III)の化合物とを反応
させることにより、(IV):(V)の比率が100:0〜2:9
8である、式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合
物を製造し;ついで、 c)上記混合物中の式(IV)の化合物から適当な方法で
メタノールを除去し、それによって、上記混合物から実
質的に純粋な式(V)の化合物を得ること;及び工程
(a)及び(b)をメタノールの存在下で行うことを特
徴とする、式(V)の化合物(式中のZ1は前記の意義を
有する)の製造方法が提供される。
(式中のRは金属である)の化合物とを反応させること
からなる方法の生成物が提供される。
のRは金属である)の化合物とをメタノールの存在下で
反応させることからなる方法の生成物が提供される。
せ; (b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応さ
せ;ついで 1)(c)(b)の生成物の混合物中の、Wが (CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合物からメタ
ノールを除去し;ついで (d)(c)の生成物と、式(VII)(式中のZ及びY
は前記の意義を有する)の化合物と反応させる;か又は 2)(c)(b)の生成物と式(VII)(式中のZ及び
Yは前記の意義を有する)の化合物とを反応させ;つい
で (d)(i)式(VI)の化合物を分離する;か又は、 (ii)(c)からの生成物の混合物中の,式(VIII)
(式中のR1,R2,R3,R4,Y及びZは前記の意義を有する)
の化合物からメタノールを除去するか、又は、 (iii)(c)からの生成物の混合物から式(VIII)の
化合物を分離しついでこの化合物からメタノールを除去
する;か又は、 3)(c)(b)からの生成物の混合物中の、Wが (CH3O)2CH.CHCO2CH3及びCH3O.CH=CCO2CH3である式
(I)の化合物を分離し;ついで (d)(i)WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化
合物と、式(VII)(式中のY及びZは前記の意義を有
する)の化合物を反応させる;か又は、 (ii)Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合
物と、式(VII)の化合物とを反応させ、ついで、かく
形成された生成物からメタノールを除去する;か又は、 (iii)Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化
合物からメタノールを除去し;ついで、かく形成された
生成物と式(VII)(式中のY及びZは前記の意義を有
する)の化合物とを反応させる; ことを特徴とする、式(VI)(式中のR1,R2,R3及びR4は
前記の意義を有し、Y及びzは、各々、水素、ハロゲ
ン、シアノ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4ア
ルコキシ、C1-4ハロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニト
ロである)の化合物及びその立体異性体の製造方法が提
供される。
ある)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反応
させ; b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応させ
ることにより式(V)の化合物を製造し;ついで c) 式(V)の化合物と式(VII)(式中のZ及びY
は前記の意義を有する)のフェノールとを塩基の存在下
で反応させることを特徴とする、式(VI)(式中のZ及
びYは、各々、水素、ハロゲン、シアノ、C1-4アルキ
ル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロアル
コキシ、CSNH2、CONH2又はニトロでありR1,R2,R3及びR4
は水素である)の化合物の製造方法が提供される。
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ; b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応させ
ることにより式(V)の化合物を製造し;ついで c) 式(IV)の化合物と式(VII)(式中のZ及びY
は前記の意義を有する)のフェノールとを塩基の存在下
で反応させること及び工程(a)及び(b)をメタノー
ルの存在下で行うことを特徴とする、式(VI)(式中の
Z及びYは、各々、水素、ハロゲン、シアノ、C1-4アル
キル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロア
ルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロであり、R1,R2,R3及
びR4は水素である)の化合物の製造方法が提供される。
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ; b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応させ
ることにより、(IV):(V)の比率が100:0〜2:98で
ある、式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物を
製造し;ついで c) 上記の混合物と式(VII)のフェノールとを塩基
の存在下で反応させること及び工程(a)及び(b)を
メタノールの存在下で行うことを特徴とする、式(VI)
(式中のZ及びYは、各々、水素、ハロゲン、シアノ、
C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C
1-4ハロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロであり、R
1,R2,R3及びR4は水素である)の化合物の製造方法が提
供される。
により他の適当な塩基とを反応させ; b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応させ
ることにより式(IV)の化合物を製造し; c) 式(IV)の化合物から適当な方法を使用してメタ
ノールを除去して式(V)の化合物を製造し;ついで d) 式(V)の化合物と式(VII)のフェノールとを
塩基の存在下で反応させること及び工程(a)及び
(b)をメタノールの存在下で行うことを特徴とする、
式(VI)(式中のZ及びYは、各々、水素、ハロゲン、
シアノ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコ
キシ、C1-4ハロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロで
あり、R1,R2,R3及びR4は水素である)の化合物の製造方
法が提供される。
により他の適当な塩基とを反応させ; b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応させ
ることにより、式(IV):(V)の比率が100:0〜2:98
である、式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物
を製造し; c) 上記混合物中の式(IV)の化合物から適当な方法
を使用してメタノールを除去して、上記混合物から式
(V)の化合物を実質的に純粋な形で製造し;ついで d) 式(v)の化合物と式(VII)のフェノールとを
塩基の存在下で反応させること及び工程(a)及び
(b)をメタノールの存在下で行うことを特徴とする、
式(VI)(式中のZ及びYは、各々、水素、ハロゲン、
シアノ、C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコ
キシ、C1-4ハロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロで
ありR1,R2,R3及びR4は水素である)の化合物の製造方法
が提供される。
は前記の意義を有する)の化合物とオルトギ酸トリメチ
ルとを反応させ; (b)(a)の生成物と式ROCH3(式中のRは金属であ
る)の化合物とを反応させ;ついで (c)(b)の生成物と式(III)の化合物を反応させ
る;か又は ii)(a)式(XIV)(式中のR1,R2,R3及びR4は前記の
意義を有する)の化合物とジメトキシメチルカルボキシ
レートとを反応させ; (b) (a)の生成物と式ROCH3(式中のRは金属で
ある)の化合物とを反応させ;ついで (c)(b)の生成物と式(III)の化合物とを反応さ
せ;か又は iii)(a)式(IX)の化合物を環化し、ついでかく形
成された生成物とオルトギ酸トリメチル又はジメトキシ
メチルカルボキシレートとを反応させ; (b) (a)の生成物と式ROCH3(式中のRは金属で
ある)の化合物とを反応させ;ついで (c)(b)の生成物と式(III)の化合物を反応させ
る; ことを特徴とする、式(I)の化合物の製造方法が提供
される。
を(好ましくは酸無水物のごとき活性化剤の存在下で)
反応させるか、又は ii)式(XVII)の化合物と酸無水物及びオルトギ酸トリ
メチルとを適当な温度で反応させるか;又は iii)式(XVII)の化合物を環化し、ついでかく形成さ
れた生成物とオルトギ酸トリメチルとを(好ましくは酸
無水物のごとき活性化剤の存在下で)反応させるか;又
は iv)式(XIII)の化合物と式(XVII)の化合物との混合
物と、酸無水物及びオルトギ酸トリメチルとを反応させ
るか;又は v)式(XIII)の化合物とジメトキシメチルカルボキシ
レート(例えばジメトキシメチルアセテート)とを反応
させる; ことにより、式(X)の化合物及びその立体異性体を形
成させ; 2)a)式(X)の化合物と式ROCH3の化合物及び場合
により他の適当な塩基とを反応させ;ついで b)(2)(a)の生成物と一般式(III)の(式中のZ
1及びZ2は前記の意義を有する)化合物とを反応させる
ことにより、(IV):(V)の比率が100:0〜2:98であ
る、式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物を製
造し;ついで 3)a)式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物
を適当な方法を使用して処理して、式(IV)の化合物か
らメタノールを除去し、かくして、上記混合物から式
(V)の化合物を実質的に純粋な形で製造し;ついで b)実質的に純粋な形の式(V)の化合物と、式(VI
I)(式中のZ及びYは前記の意義を有する)の化合物
とを塩基の存在下で反応させて、前記したごとき式(V
I)の化合物を得るか;又は 4)式(IV)の化合物と式(V)の化合物の混合物又は
式(IV)の化合物と、式(III)(式中のZ及びYは前
記の意義を有する)のフェノールとを塩基の存在下で反
応させて、前記したごとき式(VI)の化合物を得るこ
と;及び工程(2)(a)及び(2)(b)をメタノー
ルの存在下で行う;ことを特徴とする、式(VI)(式中
のZ及びYは、各々、水素、ハロゲン、シアノ、C1-4ア
ルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハロ
アルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロであり、R1,R2,R3
及びR4は前記の意義を有する)の化合物及びその立体異
性体の製造方法が提供される。
を(好ましくは酸無水物のごとき活性化剤の存在下で)
反応させるか、又は ii)式(XVII)の化合物と酸無水物及びオルトギ酸トリ
メチルとを適当な温度で反応させるか;又は iii)式(XVII)の化合物を環化し、ついでかく形成さ
れた生成物とオルトギ酸トリメチルとを(好ましくは酸
無水物のごとき活性化剤の存在下で)反応させるか;又
は iv)式(XIII)の化合物と式(XVII)の化合物との混合
物と、酸無水物及びオルトギ酸トリメチルとを反応させ
るか;又は v)式(XIII)の化合物とジメトキシメチルカルボキシ
レート(例えばジメトキシメチルアセテート)とを反応
させる; ことにより、式(X)の化合物又はその異性体を形成さ
せ; 2)a)式(X)の化合物と式ROCH3(式中のRは金属
である)の化合物及び場合により他の適当な塩基とを反
応させ;ついで b)(2)(a)の生成物と式(III)(式中のZ1及びZ
2は前記の意義を有する)化合物とを反応させることに
より、式(V)の化合物を製造し;ついで 3)式(V)の化合物と式(VII)(式中のZ及びYは
前記の意義を有する)のフェノールとを塩基の存在下で
反応させる;ことを特徴とする、式(VI)(式中のZ,Y,
R1,R2,R3及びR4は前記の意義を有する)の化合物及びそ
の立体異性体の製造方法が提供される。
化合物と式(III)の化合物のモル比は2:1〜1:1である
ことが好ましく、1.5:1〜1:1であることがより好まし
い。
有する)の化合物とオルトギ酸トリメチルとを反応させ
るか;又は ii)(a)式(IX)(式中のR1,R2,R3及びR4は前記の意
義を有する)の化合物を環化し、ついで (b)かく形成された生成物とオルトギ酸トリメチル又
はジメトキシメチルカルボキシレートとを反応させる
か;又は iii)式(IX)(式中のR1,R2,R3及びR4は前記の意義を
有する)の化合物と酸無水物及びオルトギ酸トリメチル
とを適当な温度で反応させるか;又は iv)式(XIV)(式中のR1,R2,R3及びR4は前記の意義を
有する)の化合物と酸無水物とジメトキシメチルカルボ
キシレートとを反応させる;ことを特徴とする、式(I
I)(式中のR1,R2,R3及びR4は各々、水素、ハロゲン、C
1-4アルキル、C1-4アルコキシ、アセトキシ又はアシル
である)の化合物の製造方法が提供される。
は前記の意義を有する)の化合物とオルトギ酸トリメチ
ルとを反応させることを特徴とする、式(II)(式中の
R1,R2,R3及びR4は各々、水素、ハロゲン、シアノ、C1-4
アルキル、C1-4アルコキシ又はアシルである)の3−α
(メトキシ)メチレンベンゾフラノンの製造方法が提供
される。反応は酸無水物のごと活性化剤の存在下で行う
ことが好ましい。
反応させることを特徴とする、一般式(II)の化合物の
製造方法が提供される。工程(b)の反応は酸無水物の
ごと活性化剤の存在下で行うことが好ましい。本発明に
は工程(a)及び(b)の各々及びその組合せが包含さ
れる。
式(XIV)の化合物の混合物とオルトギ酸トリメチル及
び酸無水物とを適当な温度で反応させることを特徴とす
る、一般式(II)の化合物の製造方法が提供される。
と、酸無水物及びオルトギ酸トリメチルとを適当な温度
で反応させることを特徴とする、一般式(II)の化合物
の製造方法が提供される。
属、例えば、ナトリウム又はカリウムである)の化合物
はメトキシドイオンの供給源である。式ROCH3の化合物
は例えばナトリウムメトキシドである。
ニオンはアルカリ金属(例えばナトリウム)メトキシド
の形で存在することが好ましい。
H2及びニトロからなる群から選ばれた可変基(variable
s)Z及びYを有することが好ましい。
アルコキシのアルキル部分は直鎖であるか又は分岐鎖で
あり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、iso−
プロピル、n−ブチル又はtert−ブチルである。
塩素が挙げられる。
れ、このカルブアシルとしてはC1-6アルカノイル(例え
ばアセチル)及びベンジル(フェニル部分が場合により
ハロゲン、C1-4アルコキシ又はC1-4アルキルにより置換
されている)が挙げられる。
(II),(V),(VI),(X),(XI)及び(XII)
の化合物は(E)及び(Z)−異性体と呼ばれる2つの
幾何異性体の形で存在し得る。本発明の方法によれば、
主として、(E)−異性体が製造される。
ルは0.5〜8当量(equivalent)、好ましくは、0.5〜6
当量、例えば、1〜4当量の範囲で存在させることが好
ましい。
水素であることが好ましい。
各々、水素、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキ
シ、アセトキシ又はアシルであるが、その全てが水素で
はない、式(II)の化合物が提供される。
れている。工程図Iを通じてZ,Z1,Z2,Y,R1,R2,R3及びR4
は前記の意義を有する。
トリメチルとを、適当な溶剤(例えばオルトギ酸トリメ
チル又は炭化水素溶剤例えばトルエンのごとき不活性溶
剤)中で、適当な圧力、好ましくは、1〜5気圧、、通
常、大気圧の下でかつ適当な温度(好ましくは、20〜18
0℃、好適には、90〜130℃、例えば、95〜110℃)で反
応させることにより調製し得る。この反応においては、
酸無水物(好ましくは、アルキル酸無水物、例えば、無
水酢酸又は無水iso−酪酸)をオルトギ酸トリメチルと
共に使用することが好ましく、この場合には、適当な溶
剤は酸無水物、オルトギ酸トリメチル又はこれらの2者
の混合物及び/又は炭化水素溶剤、例えばトルエンのご
とき不活性溶剤であり得る。
る。第1工程は式(IX)の化合物の環化を、好適にはこ
の化合物を加熱することにより、好ましくは、他の適当
な酸(例えば、氷酢酸)の存在下で(この酸は触媒量で
存在することが好ましい)、かつ、場合により、適度な
高さの沸点を有するかつ不活性な溶剤(例えば、炭化水
素溶剤例えばトルエン又はキシレン)中で、適当な温
度、好ましくは、20〜250℃、好適には、50〜200℃、例
えば、90〜150℃の温度でかつ0.1〜10気圧の範囲の適当
な圧力、好ましくは、大気圧又は自生圧力(autogenic
pressure)の下で行うことからなる。溶剤を使用する場
合には、環化を行う温度はこの溶剤又はこの溶剤と水と
の共沸混合物の沸点であることが好ましい。更に、環化
によって生ずる水を反応中に除去することが好ましい。
酸トリメチルとを、適当な溶剤(例えば、オルトギ酸ト
リメチル及び/又は炭化水素溶剤例えばトルエンのごと
き不活性溶剤)中でかつ適当な温度(好ましくは、20〜
180℃、好適には、90〜130℃、例えば、95〜110℃)で
反応させて、式(II)の化合物を得ることからなる。こ
の反応においては、酸無水物(好ましくは、アルキル酸
無水物、例えば、無水酢酸又は無水iso−酪酸)をオル
トギ酸トリメチルと共に使用することが好ましい。この
場合には適当な溶剤は酸無水物であるか又はオルトギ酸
トリメチルと酸無水物との混合物であり得る。
であることが好ましい。この2工程法の2つの工程を
“ワン−ポット”法(“one−pot"process)中で組合せ
得る。
化合物と酸無水物(好ましくは、アルキル酸無水物、例
えば、無水酢酸又は無水iso−酪酸)及びオルトギ酸ト
リメチルとを、場合により適当な溶剤(例えば、無水酢
酸又はオルトギ酸トリメチル又はこれらの2者の混合物
及び/又は,場合により、炭化水素溶剤、例えばトルエ
ン又はキシレンのごとき不活性溶剤)中で、適当な温度
(好ましくは、20〜250℃、好適には、50〜200℃、例え
ば、90〜150℃の温度)でかつ0.1〜10気圧の範囲の適当
な圧力、好ましくは、大気圧又は自生圧力の下で反応さ
せることにより行い得る。
の化合物と式(IX)の化合物の混合物と、オルトギ酸ト
リメチル及び酸無水物(好ましくは、アルキル酸無水
物、例えば、無水酢酸又は無水iso−酪酸)とを、場合
により適当な溶剤(例えば、無水酢酸又はオルトギ酸ト
リメチル又はこれらの2者の混合物、又は、これらの一
方又は両者と炭化水素溶剤、例えばトルエン又はキシレ
ンのごとき不活性溶剤との混合物)中で、適当な温度
(好ましくは、20〜250℃、好適には、50〜200℃、例え
ば、90〜150℃の温度)でかつ0.1〜10気圧の範囲の適当
な圧力、通常、大気圧又は自生圧力の下で反応させるこ
とにより行い得る。
オルトギ酸トリメチルと反応してジメトキシメチルカル
ボキシレート(例えば、ジメトキシメチルアセテート)
を形成し得る。従って、更に別の方法においては、式
(II)の化合物の調製は、式(XIV)の化合物とジメト
キシメチルカルボキシレート(好ましくは、ジメトキシ
メチルアセテート)とを、適当な温度,好ましくは、20
〜180℃、好適には、90〜130℃(例えば、95〜100℃)
の温度で反応させることにより行い得る。本発明の別の
要旨によれば、式(XIV)の化合物とジメトキシメチル
カルボキシレートとを、適当な温度,好ましくは、20〜
180℃、好適には、90〜130℃(例えば、95〜110℃)の
温度で反応させることを特徴とする、式(II)の化合物
及びその立体異性体の製造方法が提供される。
法を行う装置が揮発性副生物を除去するのに適合するも
のであることが好ましい。
ベンゾフラン−2(3H)−オンである。
し得る。化合物(IX)から化合物(XIV)を製造するた
めの前記した方法の他に、化合物(XIV)は文献に記載
の方法で調製し得る。
2CH3である式(I)の化合物と、一般式(VII)(式中
のZ及びYは前記の意義を有する)のフェノールとを、
適当な塩基(好ましくは、アルカリ金属(例えばナトリ
ウム又はカリウム)炭酸塩)の存在下、かつ場合によ
り、適当な銅触媒(例えば、ハロゲン化銅、好ましく
は、塩化第一銅)の存在下、適当な溶剤(例えば、極性
溶剤、例えば、N,N−ジチルホルムアミド)中で、適当
な温度(好ましくは、0〜150℃、例えば、40〜130℃)
の温度で反応させることにより行い得る。
が(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合物から適
当な方法を使用してメタノールを除去することによって
調製し得る。Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)
の化合物であってかつWが CH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化合物との混合物で
あり得る式(I)の化合物からメタノールを除去する方
法は、上記化合物又は混合物を60〜300℃の温度まで加
熱すること、そしてこの加熱を、場合により適当な触
媒、好ましくは、酸触媒[例えば、硫酸水素カリウム
(この場合には、100〜300℃、好ましくは、140〜300℃
(例えば160〜250℃)、より好ましくは、140〜160℃の
温度がより適当である)又はp−トルエンスルホン酸
(この場合には、80〜300℃、好ましくは、80〜160℃の
温度がより適当である)]の存在下で、場合により減圧
下で(好適には、1〜50mmHg、例えば、5〜30mmHg)、
そして、場合により、適当な溶剤の存在下で行うことか
らなる。
(I)の化合物がこの化合物の単独からなるか又はWが
CH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化合物との混合物で
ある場合に、Wが (CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合物からのメ
タノールの除去は、この化合物又は混合物を調製する時
に酸性処理(acidic work−up)を行いついでこの化合
物又は混合物を、場合により減圧下で(好適には、1〜
50mmHg、例えば、5〜30mmHg)、100〜300℃、好ましく
は、140〜300℃(例えば160〜250℃)、より好ましく
は、140〜160℃の温度で加熱することにより行い得る。
る式(I)の化合物の混合物の調製は、式(II)の化合
物と、式ROCH3の化合物(好ましくは、ナトリウムメト
キシド)及び場合により他の適当な塩基とを反応させつ
いでかく形成された生成物と式(III)(式中のZ1及びZ
2は前記の意義を有する)の化合物との反応させること
により行い得る;二つの工程は、場合によりメタノール
の存在下、適当な溶剤(好ましくは、エーテル(例え
ば、テトラヒドロフラン、tert−ブチルエーテル又はジ
エチルエーテル)、メチルエステル(例えば、(C1-4ア
ルキル)CHO2CH3)、芳香族炭化水素(例えば、キシレ
ン又はトルエン)、アセトニトリル、ピリジン、塩素化
炭化水素(例えば、四塩化炭素)、ジエトキシメタン又
はメチルイソブチルケトン)中で、適当な温度(好まし
くは、−10〜100℃、例えば、0〜50℃)で行われる。
式(I)の化合物はこれらの二つの化合物の混合物から
標準的な方法(例えば、クロマトグラフィー)により単
離し得る。
(I)の化合物の混合物又はWが(CH3O)2CH.CHCO2CH3
である式(I)の化合物と、一般式(VII)(式中のZ
及びYは前記の意義を有する)のフェノールとを、適当
な塩基(好ましくは、アルカリ金属(例えばナトリウム
又はカリウム)炭酸塩)及び場合により適当な銅触媒
(例えばハロゲン化銅、好ましくは、塩化第一銅)の存
在下、適当な溶剤(好ましくは、極性溶剤、例えば、N,
N−ジメチルホルムアミド)中で、適当な温度(好まし
くは、0〜150℃、例えば、40〜130℃)で反応させるこ
とにより行い得る。
ては、式(X)の化合物が使用される。これらの方法が
完了したとき、若干の式(X)の化合物が反応混合物中
に残留することがあり得るので、他の反応で使用するた
めには、この化合物を分離し得ることが好ましい。
クリレートとからなる混合物から、式(X)の化合物を
実質的に純粋な形で得る方法であって、 α)塩基の水溶液と上記混合物とを接触させて、式(X
I)(式中のMはアルカリ金属又はアルカリ土金属であ
り、nは1又は2である)の化合物を製造し; β)工程(α)の生成物を酸と接触させて、式(XII)
の化合物を製造し;ついで γ)工程(β)の生成物を強酸の存在下でメタノールと
反応させ;そして、工程(α)又は工程(β)において
式(XI)又は式(XII)の化合物を分離することを特徴
とする、式(X)の化合物を前記混合物から実質的に純
粋な形で得る方法が提供される。
に、ナトリウム又はカリウム)又はアルカリ土金属(特
に、カルシウム又はマグネシウム)であり、nが(必要
な原子価に応じて)1又は2である、一般式(XI)の化
合物が提供される。
タールとアクリレートとからなる混合物から、式(X)
の化合物を実質的に純粋な形で得る方法であって、 α)アルキル金属水酸化物の水溶液と上記混合物とを接
触させて、式(XI)(式中のMはアルカリ金属(例えば
ナトリウム又はカリウム、好ましくは、ナトリウム)又
はアルカリ土金属(例えば、カルシウム)であり、nは
1又は2である)の化合物を製造し; β)工程(α)の生成物を酸と接触させて、式(XII)
の化合物を製造し;ついで γ)工程(β)の生成物を強酸の存在下でメタノールと
反応させ;そして、工程(α)又は工程(β)において
式(XI)又は式(XII)の化合物を分離することを特徴
とする、式(X)の化合物を前記混合物から実質的に純
粋な形で得る方法が提供される。
ば、カルシウム)炭酸塩又は水酸化物であり得るが、ア
ルカリ金属炭酸塩又は水酸化物(例えば、水酸化ナトリ
ウム又はカリウム)であることが好ましい。
あり得るが無機酸(例えば、塩酸又は硫酸)であること
が好ましい。
又は塩酸)であることが好ましい。
磁気共鳴スペクトルから、主として、エノール型で存在
するものと思われる。
アセタール、特に、式(XVI)のアセタール、特に、式
(IV)のアセタールを更に含有する混合物、又は、アク
リレート、特に、式(XV)のアクリレート、特に、式
(V)のアクリレートを更に含有する混合物、又はアセ
タールとアクリレートの混合物を更に含有する混合物か
ら式(X)の化合物を得るのに特に有用である。
おいて、R5部分はアリール(好ましくはフェニル)、ベ
ンジル又はヘテロアリール(好ましくは、ピリジニル、
ピリミジニル、ピラジニル又はトリアジニルヘテロサイ
クル)部分であり、これらの部分は、場合により、ハロ
ゲン(特に、塩素、弗素又は臭素)、ヒドロキシ、S
(O)nR6(nは0,1又は2であり、R6はC1-4アルキル
(特に、メチル)、ベンジル、フェノキシ又はピリジニ
ルオキシにより置換されている(最後の三つは、場合に
より、ハロゲン(特に、塩素又は弗素)、シアノ、C1-4
アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C1-4ハ
ロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロにより置換され
ている)。
上の化合物である。
応工程図IIにおいては、M及びnは前記の意義を有す
る。
リウム)の水溶液と、式(X)の化合物と溶剤(例え
ば、水又はキシレンのごとき不活性炭化水素溶剤)から
なる混合物とを適当な温度、好ましくは、周囲温度で接
触させることにより調製し得る。
酸、例えば、酢酸)又は好ましくは無機酸(例えば塩
酸)とを適当な溶剤(例えば水)中で適当な温度(好ま
しくは周囲温度)で接触させることにより調製し得る。
ルとを酸(好ましくは強無機酸、例えば硫酸又は塩酸)
の存在下、適当な溶剤(例えばメタノール)中で接触さ
せることにより調製し得る。
には、水中に懸濁させた式(X)の化合物からなる混合
物に塩基(好ましくは水酸化ナトリウム)水溶液を添加
しついで得られた混合物を攪拌しついで濾過する。つい
で濾液に酸(好ましくは塩酸)を添加して固体生成物を
形成させ、これを濾過により捕集しついで乾燥し得る。
固体生成物を還流下でかつ強酸(例えば硫酸)の存在下
で加熱する。溶剤を蒸発させて式(X)の化合物を実質
的に純粋な形で得る。(例えばメタノールから)結晶化
させることにより純度を増大させ得る。
アルコキシドとギ酸アルキルとをテトラヒドロフラン中
で適当な温度(好ましくは、−20〜100℃、より好まし
くは、−10〜50℃、例えば、0〜30℃)で反応させるこ
とを特徴とする、一般式(XI)(式中のMはアルカリ金
属であり、nは1又は2である)の化合物及びその立体
異性体の製造方法が提供される。
ギ酸アルキルとをテトラヒドロフラン中で適当な温度
(好ましくは、−20〜100℃、より好ましくは、−10〜5
0℃、例えば、0〜30℃)で反応させ;ついで b)かく得られた生成物を適当な酸と接触させることを
特徴とする、式(XII)の化合物及びその立体異性体の
製造方法が提供される。
えばカリウムであるが、ナトリウムであることが好まし
い。
ル部分は1〜4個の炭素原子を含有する直鎖又は分岐鎖
であることが好ましい。例えば、アルキル部分は、各
々、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、
n−ブチル又はtert−ブチルである。
の方法をテトラヒドロフラン中のアルカリ金属アルコキ
シド(好ましくはナトリウムメトキシド)の混合物にベ
ンゾフラン−2(3H)−オンを添加しついでテトラヒド
ロフラン中のギ酸アルキル(好ましくはギ酸メチル)の
溶液を添加することにより行うことが好都合である。適
当な時間後、反応混合物を水に添加し、溶液を酸性化し
ついで有機溶剤(例えばジクロルメタン)で抽出する。
抽出物を一緒にし、水で洗浄しついで有機溶剤を蒸留に
より除去して粗生成物を得る。
のである。実施例15は本発明の方法に類似する方法を示
すために包含させたものである。全ての反応を窒素雰囲
気下で行った。
ある;各シグナルを表示する試みは行わなかった。実施
例を通じて下記の略号を使用した: mpt=融点 brs=広範囲の一重項 s =一重項 gc =ガスクロマトグラフィー d =二重項 m =多重項 t =三重項 MS =質量スペクトル 実施例 1 本実施例は3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラ
ン−2(3H)−オンの製造法を例示する。
(30cm3)及びオルトギ酸トリメチル(12.1g)を100〜1
05℃で12時間攪拌した。この間に低沸点液体をデイーン
−スターク(Dean and Stark)装置を使用して捕集し
た。
水浴温度を使用)褐色固体を得た。これをジクロルメタ
ン(100cm3)に溶解し、この溶液を水で洗浄し(2x50cm
3)ついで減圧下で濃縮して(60℃の水浴温度を使用)
粗生成物(13.5g)を得た。この粗生成物の若干を類似
の実験からの粗生成物に添加し、全粗生成物をメタノー
ルに溶解し、活性炭で処理した。この後、メタノール溶
液を30分間還流させ、10℃以下に冷却し、濾過しついで
残渣を冷メタノールで洗浄した。残渣を真空下、50℃で
乾燥して、102−103℃のmptを有するオフホワイト色固
体を得た。
理的データーが得られた:1H NMR(CDCl3,250MHz):δ
7.6(1H,s);7.6−7.1(4H,m),4.15(3H,s)ppm。13C
NMR(CDCl3,62.9MHz):δ169.9,160,1,150.0,123.9,12
3.0,122.8,110.4,103.9,63.9ppm。MS:分子イオンM/z17
6。
ン−2(3H)−オンの別の製造法を例示する。
5cm3)及び氷酢酸(5cm3)を混合し、4時間加熱、還流
させた;この時間の経過後には、未溶解出発物質は存在
しなかった。この時間中に水(2.2ml)がデイーン−ス
ターク装置内で捕集された。ついで、反応混合物を冷却
し、一夜放置した。
沸点溶剤(主としてトルエン)(100cm3)を留去した。
50℃に冷却した後、反応混合物にオルトギ酸トリメチル
(15.9g)を添加しついで反応混合物を100〜105℃で20
時間加熱した。ガスクロマトグラフィーによる分析は約
5%の出発物質が残留していることを示した。
ン−2(3H)−オンの別の製造法を例示する。
キシフェニル酢酸(11.3g)、無水酢酸(60cm3)及びオ
ルトギ酸トリメチル(23.7g)を100〜105℃で14時間加
熱した。この間に、若干の揮発性生成物をデイーン−ス
ターク装置内で捕集した。反応混合物の分析は約5%の
出発物質がなお存在していることを示した。
成物(28.24g)を得た。これを類似の実験からの粗生成
物と一緒にし、メタノールから再結晶させて標題化合物
をえた。
塩素であり、Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)
の化合物の製造法を例示する。
オン(8.8g)をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し
た。これにナトリウムメトキシド(2.78g)とメタノー
ル(1.6g)を添加した。添加中に反応混合物は赤色に変
化し、発熱した(反応混合物は20℃から45℃になっ
た)。反応混合物を20℃に冷却し、15分間攪拌し、4,6
−ジクロルピリミジン(7.45g)を添加しついで反応混
合物を22時間攪拌した。ついで反応混合物を濾過し、残
渣をジクロルメタン(50ml)で洗浄した。濾液と洗浄液
を一緒にし、30℃の水浴温度を使用して減圧下で蒸発さ
せてオレンジ色油状物を得た。これをジクロルメタン
(200ml)に溶解し、これに水(100ml)を添加した。混
合物を振盪し、水性相を濃塩酸で中和し、有機相を分離
しついで減圧下で蒸発させて(50℃の水浴温度を使
用)、粘稠な、濁ったオレンジ色油状物(15.66g)を得
た。プロトンNMRはこの油状物は、主として、Z1が塩素
であり、Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3であり、Xが酸素で
あり、R1、R2、R3及びR4が水素である式(I)の化合物
からなることを示した。
的データーが得られた:1 H NMR(CDCl3):δ8.6(1H,s);7.7−7.1(4H,m);6.
9(1H,s);5.0(1H,d);4.2(1H,d);3.55(3H,s);3.4
(3H,s);3.2(3H,s)ppm。13 C NMR(CDCl3):δ170.8,170.4,162.0,158.4,150.2,
130.0,129.1,127.3,126.7,122.4,107.9,104.8,55.5,53.
6,55.2,48.0ppm。
であり、WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化合物
の(E)−異性体の製造法を例示する。
調製)を触媒量の硫酸水素カリウムと共に250℃で30分
間加熱した。冷却後、反応混合物をジクロルメタン(50
ml)に溶解し、溶液を水(50ml)で洗浄した。有機相を
分離し、減圧下で蒸発させて(60℃の水浴温度を使用)
残渣を得た。
的データーが得られた:1 H NMR(CDCl3):δ8.6(1H,s);7.5(1H,s);7.5−7.
1(4H,m);6.8(1H,s);3.7(3H,s);3.6(3H,s)ppm。13 C NMR(CDCl3,62.9MHz):δ170.6,167.5,162.1,160.
9,155.8,150.2,133.1,129.6,126.5,126.3 122.2,107.6,
107.3,62.3,51.9ppm。
塩素であり、WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化
合物の(E)−異性体の別の製造法を例示する。
l)及びメタノール(1.6g)に溶解し、懸濁液を0〜5
℃に冷却した。この懸濁液に(α−メトキシ)メチレン
ベンゾフラン−2(3H)−オン(8.8g)を、温度を20℃
以下に保持するために1分間に亘って少量づつ添加し
た。反応混合物を室温まで昇温させついで4,6−ジクロ
ルピリミジン(7.45g)を添加した。反応混合物を20〜2
5℃で約19時間攪拌した。反応混合物を0〜5℃に冷却
しついで反応混合物にナトリウムメトキシド(1.0g)、
メタノール(0.56g)及び4,6−ジクロルピリミジン(2.
61g)を更に添加した。反応混合物を室温で23時間攪拌
した。
した(2x20ml)。濾液と洗浄液を一緒にし、(60℃の水
浴温度を使用してかつ揮発性ピリミジンを除去するのに
十分な時間)減圧下で蒸発させて、粘稠な、濁った赤色
油状物(17.02g)を得た。
置を使用して160℃、20mmHgで2時間加熱した。油状物
を冷却し、ジクロルメタン(100ml)に溶解し、この溶
液を36%塩酸(1cm3)を含有する水(100ml)で洗浄し
た。有機相を分離し、減圧下で蒸発させて(30℃の水浴
温度を使用)、油状物を得た。この油状物を180℃、20m
mHgで3時間加熱した。分析により、残留する粘稠な赤
色タール(12.11g)は粗化合物(VII)であることが示
され、これを次ぎの工程(実施例7)で直接使用した。
水素であり、Yが2−シアノであり、そして異性体が
(E)−異性体である、式(VI)の化合物の製造法を例
示する。
ェノール(4.15g)、炭酸カリウム(6.9g)、塩化第一
銅(0.11g)及びN,N−ジメチルホルムアミド(83cm3)
を混合し、120℃で90分間加熱した。ついで反応混合物
を濾過し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)
で洗浄した。濾液と洗浄液を一緒にし、減圧下で蒸発さ
せて(70℃の水浴温度を使用)、粗生成物(15.87g)を
得た。
で0〜5℃に冷却した;生成した結晶を濾別し、60−80
石油エーテルで洗浄し(2x10ml)ついで真空中、50℃で
乾燥して、暗褐色固体(8.71g)を得た。
的データーが得られた:1H NMR(CDCl3,):δ8.4(1H,
s);7.6−7.8(2H,m);7.5(1H,s);7.2−7.5(6H,m);
6.4(1H,s);3.7(3H,s);3.6(3H,s)ppm。
塩素であり、WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化
合物の(E)−異性体の別の調製方法を例示する。
2CH3であり、Xが酸素であり、R1、R2、R3及びR4が全て
水素である)(酸処理を含む方法により調製)(18.03
g)をクーゲルロール装置を使用して160℃、10mmHgで4
時間加熱した。標題化合物を非常に粘稠な赤色油状物
(13.82g)として得た。
ン−2(3H)−オンの別の製造法を例示する。
cm3)及びo−ヒドロキシフェニル酢酸(7.6g)を混合
し、100℃で19時間加熱した。この間に低沸点液体をデ
イーン−スターク装置を使用して捕集した。
度を使用)、黒色油状物(8.64g)を得た。この黒色油
状物を熱メタノール(20ml)に溶解しついでこの溶液を
冷却して標題化合物を結晶生成物(4.16g)として得
た。
R1、R2、R3及びR4が全て水素であり、異性体が(E)−
異性体である、式(VI)の化合物の別の製造法を例示す
る。
は全て水素であり、Z1は塩素であり、Wは(CH3O)2CH.
CHCO2CH3である)(14.47g)(実施例4に類似する方法
で調製)、2−シアノフェノール(4.26g)、炭酸カリ
ウム(7.05g)、塩化第一銅(0.12g)及びN,N−ジメチ
ルホルムアミド(85cm3)を混合し、120℃で90分間加熱
した。ついで反応混合物を30℃以下に冷却し、濾過し、
残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)で洗浄し
た。濾液と洗浄液を一緒にし、減圧下で濃縮して(80℃
の水浴温度を使用)、N,N−ジメチルホルムアミドを除
去した。
た。この溶液を室温で3週間放置した後に、生成物の結
晶が若干生成した。この生成物の1H NMRは実施例7で得
られたものと同一であった。
塩素であり、WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化
合物の(E)−異性体の別の製造法を例示する。
ル(100ml)及びメタノール(3.52g,0.11モル)を窒素
雰囲気下、250mlフラスコに装入し、0〜5℃に冷却し
た。この混合物に温度を10℃以下に保持しながら3−
(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−2(3H)−オ
ン(21.12g,0.12モル)を添加し、添加が終了後、反応
混合物を室温まで昇温させた。
g,0.10モル)を添加し、反応混合物を20〜25℃で一夜
(約20時間)攪拌しついで週末に亘って放置した。
油状物を得た。赤色油状物をトルエン(200ml)に溶解
し、木炭を通過させて濾過した;木炭をトルエン(50m
l)で更に洗浄した。トルエン溶液と洗浄液を一緒に
し、水(200ml)で洗浄しついで回転蒸発器上で60℃で
蒸発させて、粘稠な赤色油状物(33.15g)を得た。
ム(0.14g)と共に120〜130℃、12mmHgで1時間加熱し
た。この混合物を80℃に冷却し、トルエン(150ml)に
溶解した。トルエン溶液を水(150ml)で洗浄しついで
回転蒸発器上で75℃で蒸発させて、粗生成物(20.51g)
を得た。
せて標題化合物(10.6g,mpt104〜6℃)を得た。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ8.6(1H,s);7.5(1H,s);
7.5−7.1(4H,m);6.8(1H,s);3.7(3H,s);3.6(3H,
s)ppm。
塩素であり、WがCH3O.CH=CCO2CH3である式(I)の化
合物の製造法を例示する。
ニトリル(19.60g)を周囲温度でフラスコに装入し、3
−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−2(3H)−
オン(11.40g,0.065モル)を2分間に亘って添加した;
反応混合物の温度が約40℃に上昇した。反応混合物を周
囲温度に冷却しついで4,6−ジクロルピリミジン(7.45
g,0.05モル)を添加して赤−褐色溶液を得、これを60℃
で6.25時間加熱した。溶剤を60℃、圧力15mmHgで留去し
て赤色半固体生成物(21.85g)を得た。生成物のガスク
ロマトグラフィー分析は、標題化合物の濃度は約55%で
あり、R1、R2、R3及びR4が全て水素であり、Z1が塩素で
あり、Wが(CH3O)2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合
物の濃度は約2.5%であることを示した。
て標題化合物を固体生成物(mpt103〜105℃)として得
た;これはガスクロマトグラフィー分析によれば純粋で
あった。
た:1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ8.6(1H,s);7.5(1H,s);
7.2−7.5(4H,m);6.8(1H,s);3.7(3H,s);3.6(3H,
s)ppm。13C NMR(CDCl3,62.9MHz):δ170.3,167.2,16
1.8,160.6,158.5,149.9,132.8,129.2,126.1,125.9,121.
9,107.2,106.9,61.9,51,5ppm。質量スペクトル分析はm/
z320における分子イオンを示した。
クロルベンゾフラン−2(3H)−オンの製造法を例示す
る。
モル)、無水酢酸(16.7g,0.16モル)及びオルトギ酸ト
リメチル(4.24g,0.04モル)を100℃で2時間加熱し
た。その後、反応混合物を20℃に冷却しついで減圧下で
濃縮して(水浴温度70℃)、粗生成物を暗赤色タール
(3.7g)として得た。
た溶液を放冷した。溶液から固体が晶出した。
操作と結晶固体を得る操作を2回繰返して、標題化合物
を128−130℃の融点を有する淡黄褐色固体(0.3g)とし
て得た。1H NMR(CDCl3,250MHz):δ7.6(1H,s);7.6
−7.0(3H,m);4.2(3H,s)ppm。
アセトキシベンゾフラン−2(3H)−オンの製造法を例
示する。
(3H)−オン(1g,0.0067モル)を窒素雰囲気下、室温
で10分間攪拌した。その後、オルトギ酸トリメチル(1.
06g,0.01モル)を添加し、得られた反応混合物を100℃
(±5℃)で12時間加熱した。ついで反応混合物を室温
まで冷却し、反応混合物からピンク色固体を分離させ
た。
ンク色固体からなる残渣を得た。ピンク色固体をジクロ
ルメタン(50ml)に溶解し、得られた溶液を冷水(50m
l)で洗浄した。ついで有機相を減圧下で濃縮して(水
浴温度70℃)、標題化合物を206−210℃の融点を有する
ピンク色針状結晶(1.15g)として得た。1H NMR(CDC
l3,250MHz):δ7.6(1H,s);7.4−6.9(3H,m);4.2(3
H,s);2.3(3H,s)ppm。13C NMR(CDCl3,100.6MHz):
δ169.8,169,5,160.7,149.0,146.6,123.2,121.0,116.3,
110.6,103.4,63.8,21.1ppm。
ン−2(3H)−オンの別の製造法を例示する。
窒素雰囲気下、20〜25℃でトルエン(40g)に溶解し
た。ジエトキシメチルアセテート(12.15g,0.075モル)
を添加し、反応混合物を、低沸点副生物を蒸留により除
去しながら、100〜105℃で28時間加熱した。トルエンと
未反応ジエトキシメチルアセテートを蒸留して黄色固体
生成物(9.53g)を得、これをメタノールから再結晶さ
せついで50℃で乾燥させて、標題化合物を101−102℃の
pmtを有する固体として得た。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ1.5(3H,t);4.4(2H,q);
7.1−7.6(4H,m);7.7(1H,s)ppm。13C NMR(CDCl3,6
2.9MHz):δ169.8,158.9,151.5,127.8,123.6,122.7,11
0.0,103.2,72.8,15.4ppm。MS:分子イオンm/z190。
ンの調製法を例示する。
(4.05g,0.075モル)の混合物を窒素雰囲気下、15℃に
冷却した。反応温度を30℃以下に保持しながら、ベンゾ
フラン−2(3H)−オン(6.7g,0.05モル)を5分間に
亘って添加した。混合物を15〜20℃に冷却し、テトラヒ
ドロフラン(5g)中のギ酸メチル(3.9g,0.065モル)の
溶液を2時間に亘って添加しついで反応混合物を16時間
攪拌した。得られた黄色懸濁液を水(50g)に添加しつ
いで溶液を36%塩酸を使用して約pH4に酸性化した。標
題化合物をジクロルメタンで抽出した(2x65g)。抽出
物を一緒にし、水(50g)で洗浄した。ジクロルメタン
を蒸留して、生成物を粗製品の状態でワックス状固体
(7.41g)として得た。
(3H)−オンであることの確認は、本実施例の生成物の
液体クロマトグラフと、先に調製したかつ分析した3−
ホルミルベンゾフラン−2(3H)−オンの試料の液体ク
ロマトグラフとを比較することにより行った。
H)−オンからの、3−(α−ヒドロキシ)メチレンベ
ンゾフラン−2(3H)−オンの調製。
フラン−2(3H)−オン(8.8g,0.05モル)の懸濁液
に、47%水酸化ナトリウム水溶液(4.5g,0.05モル)を
添加した。反応混合物を周囲温度で2時間攪拌しついで
36%塩酸を使用して約pH4に酸性化した。固体を濾過に
より捕集し、水で洗浄しついで50℃で乾燥して、標題化
合物(7.8g,mpt=168−170℃)を得た。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ8.1(1H,s),7.6(1H,d),
7.1−7.3(3H,m)ppm。
H)−オンからの、3−(α−ヒドロキシ)メチレンベ
ンゾフラン−2(3H)−オンのナトリウム塩の調製。
フラン−2(3H)−オン(8.8g,0.05モル)の懸濁液
に、47%水酸化ナトリウム水溶液(4.5g,0.05モル)を
添加した。反応混合物を周囲温度で2時間攪拌しついで
固体を濾過により捕集した。固体をテトラヒドロフラン
(10g)で洗浄しついで50℃で乾燥して、標題化合物
(7.1g,mpt=>300℃)を得た。1 H NMR(DMSO,250MHz):δ9.4(1H,s),7.5(1H,d),
6.7−7.0(3H,m)ppm;13C NMR(DMSO,62.9MHz):δ17
8.3,172.7,147.6,129.8,121.7,119.6,117.3,107.6,91.2
ppm。
H)−オンからの、3−(α−ヒドロキシ)メチレンベ
ンゾフラン−2(3H)−オンのカリウム塩の調製。
フラン−2(3H)−オン(4.4g,0.025モル)の懸濁液
に、85%水酸化カリウム(1.73g,0.026モル)を添加し
た。反応混合物を周囲温度で2時間攪拌した。減圧下、
60℃で水を蒸留して標題化合物を固体として得、これを
60℃で乾燥した(4.7g,mpt=>300℃)。1 H NMR(DMSO,250MHz):δ9.3(1H,s),7.5(1H,s),
6.6−6.9(3H,m)ppm。13C NMR(DMSO,62.9MHz);δ17
8.3,172.7,147.6,129.8,121.7,119.5,117.3,107.6,91.2
ppm。
(3H)−オンの、そのナトリウム塩からの調製。
ゾフラン−2(3H)−オンのナトリウム塩(6.48g,0.03
5モル)の懸濁液に、36%塩酸(4.0g,0.04モル)を添加
した。反応混合物を周囲温度で1時間攪拌しその後、固
体を濾過により捕集した。固体を水(10g)で洗浄しつ
いで50℃で乾燥して、標題化合物(mpt=168−170℃)
を得た。1H NMR(DMSO 250MHz):δ8.1(1H,s),7.6
(1H,d),7.1−7.3(3H,m)ppm。13C NMR(DMSO,62.9MH
z):δ169.7 160.0,150.5,127.0,123.8,123.5,122.0,1
09.9,100.4ppm。
(3H)−オンからの、3−(α−メトキシ)メチレンベ
ンゾフラン−2(3H)−オンの調製。
(3H)−オン(4.9g,0.03モル)を少量の98%硫酸を含
有するメタノール中で還流下、5時間加熱した。溶剤を
減圧下、60℃で蒸留して残渣(5.3g)を得た;これは、
残渣のガスクロマトグラフと、先に調製した標題化合物
の試料(pmt(メタノールからの結晶)=102−103℃)
のガスクロマトグラフとを比較することにより、標題化
合物と同定された。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ7.6(1H,s),7.6(1H,d),
7.1−7.3(3H,m),4.2(3H,s)ppm。
キシ)メチレンベンゾフラン−2(3H)−オンを経て
の、3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−2
(3H)−オンの回収。
れている3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−
2(3H)−オン(1.1g,0.007モル)に、47%水酸化ナト
リウム水溶液(0.56g,0.007モル)を添加した。反応混
合物を周囲温度で3時間攪拌しついで濾過した。濾液を
36%塩酸でpH約4に酸性化しついで固体生成物を濾過
し、60℃で乾燥した。固体生成物(0.8g)を少量の98%
硫酸を含有するメタノール中で還流下、4時間加熱し
た。溶剤を減圧下、40℃で蒸留して標題化合物(0.9g)
を固体(pmt(メタノールからの結晶)=102−103℃)
として得た。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ7.6(1H,s),7.6(1H,d),
7.1−7.3,(3H,m),4.2(3H,s)ppm。
キシ)メチレンベンゾフラン−2(3H)−オンのナトリ
ウム塩を経ての、3−(α−メトキシ)メチレンベンゾ
フラン−2(3H)−オンの回収。
いる3−(α−メトキシ)メチレンベンゾフラン−2
(3H)−オンに、47%水酸化ナトリウム水溶液(8.5g,
0.1モル)を添加した。反応混合物を周囲温度で24時間
攪拌しついで生成物を濾過により捕集した。固体生成物
を水(10g)及びキシレン(8g)で洗浄しついで乾燥し
た。生成物(10g)を水(50g)に懸濁させついで36%塩
酸でpH約1に酸性化した。固体生成物を濾過により捕集
しついで乾燥した。生成物(7.5g)を少量の98%硫酸を
含有するメタノール(40g)中で還流下、8時間加熱し
た。溶剤を減圧下で蒸留して標題化合物を得た。(pmt
(メタノールからの結晶)=102−103℃)。1 H NMR(CDCl3,250MHz):δ7.6(1H,s),7.6(1H,s),
7.1−7.3(3H,m),4.2(3H,s)ppm。
H)−オンからの、3−(α−ヒドロキシ)メチレンベ
ンゾフラン−2(3H)−オンのカルシウム塩の調製。
H)−オン(3.5g,0.02モル)を水(750g)中の酸化カル
シウム(1.12g,0.02モル)に添加した。反応混合物を周
囲温度で3時間攪拌しついで生成物を濾過により捕集し
た。固体を水(25g)で洗浄しついで50℃で乾燥して標
題化合物(3.3g,mpt=270℃(分解))を得た。1 H NMR(DMSO 250MHz):δ9.2(1H,s),7.5(1H,d),
6.7−7.0(3H,m)ppm。
(3H)−オンの、そのカルシウム塩からの調製 水(25g)中の3−(α−ヒドロキシ)メチレンベン
ゾフラン−2(3H)−オンのカルシウム塩(3g,0.015モ
ル)の懸濁液に、36%塩酸(2.0g)を添加した。反応混
合物を周囲温度で2時間攪拌しついで固体を濾過により
捕集した。固体を水(10g)で洗浄しついで50℃で乾燥
して標題化合物(2.3g,mpt=169−171℃)を得た。1 H NMR(DMSO 250MHz):δ8.1(1H,s),7.6(1H,d),
7.1−7.3(3H,m)ppm。
例示する。
素である式(IV)の化合物(5.68g)とを含有するトル
エン溶液をp−トルエンスルホン酸(0.285g)で処理し
た。混合物を130−220mmHgの真空下、85〜90℃で5時間
加熱して、反応中の生成したメタノールを蒸留した。つ
いでトルエンを15mmHgの真空下、80℃で蒸留して、生成
物を得た;この生成物を既知の標準試料に対する液体ク
ロマトグラフィーにより分析した結果、標題化合物(6.
23g)を含有することが示された。
H3(B)であり;Xが酸素であり、R1,R2,R3及びR4が全て
水素であり、Z1が塩素である式(I)の化合物の調製を
表1に示す。製造条件及びその結果も表1に示す。
−2(3H)−オン MeOH =メタノール MeAc =酢酸メチル Xyl =キシレン Tol =トルエン MeBut=酪酸メチル TButE=tert−ブチルエーテル CCl4 =四塩化炭素 DEM =ジエトキシメタン MIBK =メチルイソブチルケトン THF =テトラヒドロフラン DEE =ジエチルエーテル ACN =アセトニトリル Pry =ピリジン
Claims (13)
- 【請求項1】(a)式(II): (式中のR1、R2、R3及びR4は後記の意義を有する)の化
合物と、式ROCH3(式中のRは金属である)の化合物と
を反応させ;ついで (b)(a)の生成物と式(III): (式中のZ1及びZ2はハロゲン原子である)の化合物とを
反応させることを特徴とする、式(I): (式中のWは(CH3O)2CH.CHCO2CH3又はCH3O.CH=CCO2C
H3であり;Z1はハロゲン原子であり;R1、R2、R3及びR4は
全て水素である)の化合物の製造方法。 - 【請求項2】式(X): の化合物と、一般式(III): (式中のZ1は後記の意義を有し、Z2はハロゲン原子であ
る)の化合物とを、メトキシドアニオン及び場合により
他の適当な塩基の存在下で反応させることを特徴とす
る、一般式(IV): (式中のZ1はハロゲン原子である)の化合物の製造方
法。 - 【請求項3】(a)式(X): の化合物と、式ROCH3(式中のRは金属である)の化合
物及び場合により他の適当な塩基とを反応させ;ついで (b)(a)の生成物と一般式(III): (式中のZ1は後記の意義を有し、Z2はハロゲン原子であ
る)の化合物とを反応させること、及び、反応をメタノ
ールの存在下で行うことを特徴とする、一般式(IV): (式中のZ1はハロゲン原子である)の化合物の製造方
法。 - 【請求項4】(a)式(X): の化合物と、式ROCH3(式中のRは金属である)の化合
物及び場合により他の適当な塩基とを反応させ;ついで (b)(a)の生成物と一般式(III): (式中のZ1は後記の意義を有し、Z2はハロゲン原子であ
る)の化合物とを反応させることを特徴とする、一般式
(V): (式中のZ1はハロゲン原子である)の化合物の製造方
法。 - 【請求項5】(a)式(II): (式中のR1、R2、R3及びR4は後記の意義を有する)の化
合物と、式ROCH3(式中のRは金属である)の化合物と
を反応させ;ついで (b)(a)の生成物と式(III): (式中のZ1及びZ2はハロゲン原子である)の化合物とを
反応させること及び工程(b)をメタノールの存在下で
行うことを特徴とする、式(I): (式中のWは(CH3O)2CH.CHCO2CH3又はCH3O.CH=CCO2C
H3であり;Z1はハロゲン原子であり;R1、R2、R3及びR4は
全て水素である)の化合物の製造方法。 - 【請求項6】(a)式(II)の化合物と、式ROCH3の化
合物とを反応させ; (b)(a)の生成物と式(III)の化合物とを反応さ
せ; (c)(b)からの生成物の混合物中の、Wが(CH3O)
2CH.CHCO2CH3である式(I)の化合物からメタノールを
除去し;ついで (d)(c)の生成物と、式(VII): (式中のZ及びYは後記の意義を有する)の化合物とを
反応させることを特徴とする、式(VI): (式中のR1、R2、R3及びR4は請求の範囲1に記載の意義
を有し、Y及びZは、各々、水素、ハロゲン、シアノ、
C1-4アルキル、C1-4ハロアルキル、C1-4アルコキシ、C
1-4ハロアルコキシ、CSNH2、CONH2又はニトロである)
の化合物及びその立体異性体の製造方法。 - 【請求項7】工程(a)及び(b)をメタノールの存在
下で行う、請求の範囲1又は6に記載の方法。 - 【請求項8】(a)式(XIV): (式中のR1、R2、R3及びR4は請求の範囲1に記載の意義
を有する)の化合物と、オルトギ酸トリメチルとを反応
させ; (b)(a)の生成物と、式ROCH3(式中のRは金属で
ある)の化合物とを反応させ;ついで (c)(b)の生成物と式(III)の化合物とを反応さ
せることを特徴とする、式(I)の化合物の製造方法。 - 【請求項9】工程(b)及び(c)をメタノールの存在
下で行う、請求の範囲8に記載の方法。 - 【請求項10】式(XIV): (式中のR1、R2、R3及びR4は後記の意義を有する)の化
合物と、オルトギ酸トリメチルとを反応させることを特
徴とする、式(II): (式中のR1、R2、R3及びR4は全て水素である)の化合物
の製造方法。 - 【請求項11】α)式(X)の化合物と式(IV)のアセ
タールと式(V)のアクリレートとからなる混合物を塩
基の水溶液と接触させて、式(XI): (式中のMはアルカリ金属又はアルカリ土金属であり、
nは1又は2である)の化合物を製造し; β)工程(α)の生成物を酸と接触させて、式(XI
I): の化合物を製造し;ついで γ)工程(β)の生成物とメタノールとを強酸の存在下
で反応させ;そして、工程(α)又は工程(β)におい
て式(XI)又は式(XII)の化合物を分離することを特
徴とする、式(X)の化合物と式(IV)のアセタールと
式(V)のアクリレートとからなる混合物から、式
(X): の化合物を実質的に純粋な形で得る方法。 - 【請求項12】式(XIII): の化合物とアルカリ金属アルコキシドとギ酸アルキルと
をテトラヒドロフラン中で適当な温度で反応させること
を特徴とする、式(XI): (式中のMはアルカリ金属又はアルカリ土金属であり、
nは1又は2である)の化合物及びその立体異性体の製
造方法。 - 【請求項13】a)式(XIII): の化合物とアルカリ金属アルコキシドとギ酸アルキルと
をテトラヒドロフラン中で適当な温度で反応させ;つい
で b)かく得られた生成物を適当な酸と接触させることを
特徴とする、一般式(XII): の化合物及びその立体異性体の製造方法。
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GB919112833A GB9112833D0 (en) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | Chemical process |
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GB9113911.3 | 1991-06-27 | ||
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