JP3053377B2 - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JP3053377B2
JP3053377B2 JP09287574A JP28757497A JP3053377B2 JP 3053377 B2 JP3053377 B2 JP 3053377B2 JP 09287574 A JP09287574 A JP 09287574A JP 28757497 A JP28757497 A JP 28757497A JP 3053377 B2 JP3053377 B2 JP 3053377B2
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エタック インコーポレーテッド
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3667Display of a road map
    • G01C21/3673Labelling using text of road map data items, e.g. road names, POI names

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は道路上を走行する車両で
の航行援助ツール等としてのマップ(道路地図)を表示
するための装置および方法に関し、更に詳しくは、マッ
プ表示に使用されるデジタル・マップ・データ・ベース
を制御するコンピュータ・システムおよび方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】航行援助装置は、車両のドライバが自分
の現在位置を突き止める際に利用され、また所望の目的
地の位置を探して、そこへ走行するときに利用されてい
る。ドライバが利用する航行援助手段の代表例として
は、地域別の道路地図帳が知られている。ドライバはこ
の地図帳を見て、目的地から見た車両の現在位置を判断
している。ドライバ用の別の航行援助手段として、車両
の凡その経路を表示するモニタ上に道路マップ・スライ
ドを重ねたものが知られている。このマップ・スライド
は、例えば、道路や道路ラベルの詳細度が同じであり、
また道路や道路ラベルの名前やラベルの文字サイズが同
じである点で、外観的には、道路地図帳と似ている。さ
らに、道路地図帳のイメージを正確に再現したマップ
を、ビデオ・イメージでモニタ上に表示するものも知ら
れている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した公知航行援助
手段は、地図帳にしろ、マップ・スライドにしろ、マッ
プ・ビデオ・イメージにしろ、問題が1つある。それ
は、車両を航行する上で必要以上の情報が記載されてい
ることである。ドライバは運転に従事しながら、時々マ
ップを瞬時に見る必要があるので、これらのマップは紛
らわしく、また使用上難点がある。例えば、どの道路や
道路ラベルも、優先順に地図に描かれている。つまり、
例えば、道路は都市間幹線道路、都市内幹線道路、主要
道路、これらの道路に通じる道路、区域道路、といった
ように道路別に分類されている。このような詳細情報
は、道路や道路ラベルの名称も含めて、常にドライバに
表示されている。したがって、ドライバはある地域道路
だけに関心がある場合でも、すべての情報に目を通し
て、目的地への経路を判断する必要がある。逆に、ドラ
イバが主要道路網だけを見る必要が起きたときも、地区
道路や道路名が混在しているのでその中から目的の道路
を探すのが困難である。この結果、マップ上の余分の不
要な情報はドライバが航行する上で注意を散漫にする、
という問題がある。さらに、地図帳やマップ・スライド
が詳細であることは、「土地状況」を即座に把握し、道
路網や目的地を基準にした現在位置や方向を感じ取る上
で支障となっている。例えば、ドライバは、周囲の道路
や道路ラベルを基準にした現在位置や、車両が現在どの
方向に向いて走行しているのかが簡単に把握できないこ
とがある。また、例えば、小さな地域を詳細に調べた
り、大きな地域を概観したいときは、マップ表示のスケ
ールが自由に変えられるようになっていることが望まし
い。しかるに、地図帳やマップ・スライドの場合は、い
ま見ているマップを物理的に変える必要がある。ビデオ
・イメージの場合は、スケール変更はモニタ上で自動的
に行なえるが、道路ラベルが表示されるとき、これらの
サイズもスケールに応じて変化してしまう。このこと
は、文字サイズの変化に合せて道路ラベルを見る必要が
あるので、ドライバの注意が散漫になる。また、車両の
進行方向に合せてビデオ・イメージを回転させると、固
定した道路ラベルが上下逆様になるという問題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の地図表示装置は、道路のマップと、所望さ
れた目的地を示す情報とを表示する地図表示装置におい
て、a)与えられた地域の道路の位置を識別するデータと
目的地を識別するデータとを有するマップ・データ・ベ
ース、b)該道路の位置データの入力を受けて、与えられ
た地域の選択された道路のマップ表示を生成する手段、
c)前記目的地データから所望目的地を選択する手段、お
よびd)選択された目的地データの入力を受けて、前記マ
ップ表示生成手段を制御して、目的地記号を所望目的地
に対応するマップ上の個所に表示させる手段、とを備
え;前記識別データは、さらに、対応する道路に組合せ
た道路名および道路アドレスを含み、前記選択する手段
は与えられた道路の道路名および道路アドレスを選択可
能であることを特徴とする。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の目的は、車両のドライバに航行援助手段と
してマップの表示を行なう新規な装置および方法を提供
することにある。本発明の別の目的は、読み易く、しか
もドライバの航行要求に合ったマップ情報だけを、ドラ
イバに表示することにある。さらに、本発明の他の目的
は、ドライバの航行要求に合せて詳細度が変化するマッ
プ表示を行なうことにある。本発明のもう1つの目的
は、車両の位置変化に応じて変化して、常に現在位置付
近の道路を表示すると共に、常に車両の現在位置と進行
方向をドライバに表示するマップ表示をドライバに提供
することにある。本発明のさらにもう1つの目的は、ド
ライバが見やすい向きに常に置かれており、マップの向
きに関係なく道路ラベル文字が上向きに現われるように
調節され、また、ドライバに関心のある道路名称を表示
するようにした、マップ表示を提供することにある。本
発明の別の目的は、ドライバがインプットした所望の目
的地の地理状況を見易い形で画面に表示することにあ
る。 【0006】上記および他の目的を達成するために、本
発明の一の形態では、車両が走行する地域に応じてマッ
プを表示して、ドライバの航行を支援する装置を提供し
た。本装置は、表示装置と、スケールに応じた道路優先
順位案に基づいて表示装置にマップを表示する手段と、
車両の現在位置と進行方向を車両位置記号で表示すると
共に、車両の移動に伴って移動マップ(移動マップは直
線方向および回転方向に移動可能である)を表示する手
段と、車両の走行に応じて道路ラベルを選択的かつ動的
に表示装置に表示する手段と、所望の目的地またはその
方向を目的地記号で表示装置に表示する手段とで構成さ
れている。 【0007】上記および他の目的を達成するために、本
発明の他の形態では、車両が走行する地域に応じてマッ
プを表示して、ドライバの航行を支援する方法を提供し
た。この方法は、スケールに応じた道路優先順位案に基
づいて表示装置にマップを表示すること、車両の現在位
置と進行方向を車両位置記号で表示すると共に、車両の
移動に伴って移動マップ(移動マップは直線方向および
回転方向に移動可能である)を表示すること、車両の走
行に応じて道路ラベルを選択的かつ動的に表示装置に表
示すること、所望の目的地またはその方向を目的地記号
で表示装置に表示することからなっている。 【0008】スケールに応じた優先順位案に基づいてマ
ップを表示すると、選択されたスケールに応じて選択さ
れた道路だけが、表示されるので、ドライバには常に、
詳細度が限られたマップが表示されることになる。ま
た、道路ラベルの表示を選択的にすると、ドライバは、
現在の走行要求に応じた道路ラベル情報だけを見て、現
在表示中の道路に付いているラベル全部を見る必要がな
くなる。さらに、道路ラベルの表示を動的にすると、ド
ライバに表示される道路ラベルが上下反対になることが
ない。目的地を記号で表示すれば、ドライバは所望目的
地に到着するまでの方向、位置、および経路(ルート)
を容易に判断できるようになる。また、移動マップ表示
にすると、ドライバには、車両が走行中の地域に応じて
変化するマップが表示されると共に、常にドライバが見
やすく、理解しやすい向きになったマップが表示される
ことになる。上述した装置および方法では、これらの手
段およびステップが組合せ構成になっているが、各々を
個別的に採用しても、あるいはいくつかの組合せで採用
しても、ドライバはマップ表示の支援を得て、走行がで
きるという利点がある。 【0009】<発明を実施するための最良の形態> I.序 論 まず、本発明の特徴を、走行車に搭載されドライバおよ
び同乗者に航行上の情報やその他の支援情報を提供する
マップ表示に関連させて、以下説明することにする。な
お、以下の説明で対象としている車両は、乗用車、レク
リエーション車(RV)、モータサイクル、バス、トラ
ック、などのモータ車、そのほか道路上の走行を主目的
とした、どの種の車両であってもよい。 【0010】本発明の原理が適用されるマップ表示は4
つの機能からなり、これらの機能を任意に組み合わせ
て、車両に搭載のマップ表示システムに取り入れること
が可能である。これらの機能とは、(1)移動マップ表
示、(2)スケールに応じた道路優先順位計画、(3)
選択的および動的道路ラベル表示計画、および(4)イ
ンデックス/目的地選定方式である。 【0011】第1図は、上に挙げた本発明の4機能の概
略を説明するために、例えば、モニタ画面MSに表示さ
れているマップ表示Mの1フレームを示したものであ
る。モニタ画面MS上に表示されているのは、ある特定
のマップ表示Mであるが、その周囲は可変表示窓W(こ
れについてはあとで詳述する)で縁取られている。道路
は参照符号St で示し、道路ラベルは”ELKO”、”
237”のように示してある。例えば、”ELKO”を
地区道路とし、”237”を幹線道路とすることができ
る。さらに、マップ表示Mに示されている記号Sv は、
車両Vが実際の道路上St を走行している途中の現在位
置と進行方向を表し、記号Sd は車両Vの所望目的地の
場所を示し、目的地までの走行距離(DTG)の数字
は、車両の現在位置から目的地までの距離を示してい
る。 【0012】本発明の特徴の1つである、移動マップ表
示は4方向矢印A1 と2方向(向きが反対)の矢印A2
で概略示してある。矢印A1 は、St (図中では、”L
AWRENCE STATION”で示してある)に沿
ってマップ表示Mに描かれた区域を、車両Vが走行中
に、記号Sv を基準にしてマップ表示Mがモニタ画面M
S上を並行方向に移動することを示している。矢印A2
は、マップ表示Mが記号Sv を中心にモニタ画面MS上
を回転し、車両Vが方向または向きHv を変えると、マ
ップの方位または向きHM が変わることを示している。
特に、記号Sv は車両Vの走行中マップ表示Mに示され
ている個所に固定したままで、マップ表示Mだけが並行
または回転方向(あるいは両方向)にシフトする。さら
に、図示のように、マップ表示Mは「上向き」マップ表
示になっている。つまり、固定記号Sv は常に上を向い
ている。矢印Nがモニタ画面MSの右上隅に表示され、
これは真北の方位を示している。この矢印Nは、車両V
が向きHv を変えたとき、マップ表示Mと一緒に回転し
て、常時北の方向を示すようになっている。しかし、あ
とで詳しく説明するように、「北が上向き」のマップ表
示Mにすることも可能である。その場合は、マップ表示
Mの方位または向きHM を真北にセットし、車両の実際
の進行方向Hv に応じて、車両記号Sv が回転する。 【0013】スケールに応じた道路優先順位案は、マッ
プ表示Mがあるスケール・レベルZi にある場合に限定
して第1図に示してある。あとで詳述するように、ある
スケール・レベルZi のとき、マップ表示Mの地域内に
ある、ある特定の道路St だけが、明るく表示される。
この明るさは、スケールに応じた道路優先順位カテゴリ
に従って調整される。道路優先順位は、道路の種類即
ち、行政上の区分等による種別や車線数や幅等に基づい
て決められる。スケール・レベルZi を小さくすると、
モニタ画面MSには地域が拡大されて表示され、大きく
すると、地域が縮小されて表示される。どのスケール・
レベルZi においても、当該スケール・レベルZi に該
当する優先度の道路St だけが表示されるので、マップ
Mはその詳細度が限定された形で表示されることにな
る。 【0014】道路ラベルを選択的かつ動的に表示するた
めには、いくつかの要因を考慮する必要がある。1つ
は、マップ表示Mのあるフレームのとき、道路St のう
ちの一部だけの標識を表示することである。次は、マッ
プ表示Mが並行または回転方向(または両方向)に移動
するとき、他の標識の妨げにならない位置に、さもなけ
れば、容易に読み取りやすい位置に、道路ラベルをマッ
プ表示Mに置くことである。さらに、標識のサイズを、
マップMのスケール・レベルZi に関係なく、一定に保
つことである。また、各標識を、その対応する道路St
の近くで、しかも、それと並行に置き、その向きが右側
に近接して上向きになることである。 【0015】目的地を記号で表示する機能は、第1図
に、目的地記号Sv と、車両の現在位置(記号Sv で表
示)から所望目的地(記号Sd で表示)までの走行距離
DTGとで示してある。下述するように、車両運転者ま
たは同乗者が所望目的地に対応するアドレスなどの情報
をインプットすると、マップ表示M上には、記号Sd
所望目的地の個所に現れ、また、目的地までの走行距離
DTGを示す数字が、例えば、マイル単位で現れる。行
きたい目的地が現在表示中のマップMの外の個所にあ
り、現在のマップ表示の表示窓Wでは見えないときは、
目的地記号Sd は表示されないが、目的地の方向は走行
距離DTGと共に表示されるので、ドライバはこの情報
を手がかりにして、目的地に向って走行することができ
る。これについては、あとで詳述する。 【0016】II.マップ表示機能の概要 A.マップ座標系の説明 1.マップ表示の表示窓Wについて 第2−1図は、基本マップBMの一部の全体マップ地域
MAの概略図であり、車両が走行する地域を一般座標系
(X,Y)で示したものである。 【0017】車両Vの走行時モニタ画面MSに表示され
るマップ表示Mは、基本マップBMのうち、例えば、第
2−1図に枠W1 または枠W2 で示すように、可変表示
窓W内にある部分または区域と考えてよい。下述するよ
うに、表示窓Wは、その周囲境界が4本の直線で囲まれ
ている。一般的に、車両Vが進行方向Hv を変え、マッ
プ区域MA内を走行するとき、モニタ画面MS上のマッ
プ表示を、車両Vの位置の中央に位置づけたままにし、
かつ、車両Vの進行方向Hv が垂直方向になるようなマ
ップの向きHM にするためには(「上向き」表示の場
合)、下述するように、表示窓Wをそれに応じて回転お
よび並行移動させる必要がある。また、運転者がマップ
表示のスケール・レベルZi を変えると、それに応じて
表示窓のサイズが拡大または縮小し、マップ表示Mに表
示される基本マップBMの情報量が増加または減少する
ことになるが、これについてもあとで詳しく説明するこ
とにする。 【0018】第2−1図中の記号Sv1は、時刻t1 にお
ける車両Vの位置(Xv1,Xv2)と進行方向(Hv1)を
示す。位置(Xv1,Xv2)と進行方向(Hv1)は、一般
座標系(X,Y)を基準にした相対位置である。ある表
示窓W1 には、車両Vを中心に幅wと高さhをもち、向
きがHv1上のY軸で表された領域が表示される。表示窓
1 に含まれる道路St (図示せず)は、時刻t1 にお
けるモニタ画面MS上のマップ表示Mの一部である。 【0019】次に、車両Vが、記号Sv2で示すように、
時刻t1 に新しい位置(Xv2,Xv2)と新しい進行方向
(Hv2)に移動するとすると、この時点では、窓W1
同サイズの別の表示窓W2 には、車両Vを中心に幅wと
高さhをもち、向きがHv2上のY軸で表された領域が表
示される。表示窓W2 に含まれる道路St (図示せず)
は、時刻t2 におけるモニタ画面MS上のマップ表示M
の一部である。 【0020】2.線形変換について 車両Vがマップ区域MAを通過するとき、表示窓Wは、
第2−1図の2個の表示窓W1 とW2 で示すように、並
行および回転移動する。移動中の車両Vに搭載の固定モ
ニタ画面MSに、第1図に示すように表示窓Wで画され
たマップMを表示するために、基本マップBM中の道路
t の座標についてコンピュータ12(第5図参照)が
線形変換を行なう。 【0021】第2−2図は、基本マップBMの(X,
Y)座標系の座標を、表示窓Wの起点と向きを定義する
ために使用される新しい表示窓座標系(X’,Y’)の
座標に線形変換するときの一般概念を示したものであ
る。表示窓Wの新しい軸は、基本マップBMの座標系の
起点を、点(X0 ,Y0 )まで並行移動し、基本マップ
BMの座標系軸を、角度(HM −90゜)だけ回転する
ことによって定義される。表示窓W内の道路St の終点
EP(下述する)の表示窓座標(XE ’,YE ’)は、線
形変換式(1)と(2)に示すように、基本マップ座標
系(つまり、XE ,YE )内の終点EPの座標、起点を
(X0 ,Y0 )へ並行移動すること、および軸を(HM
−90゜)度だけ回転することによって、求めることが
できる。 XE’=(XE-X0) cos(HM-90゜)+(YE-Y0) sin(HM−90゜) …(1) YE’=-(XE-X0) sin(HM-90゜)+(YE-Y0) cos(HM-90゜) …(2) 上式において、(XE ’,YE ’)は表示窓座標系
(X’,Y’)における終点座標を定義するものであ
る。(XE,YE) は基本マップ座標系(X,Y)における終
点座標を定義するものである。(X0,Y0) は基本マップ座
標系における表示窓座標系の起点を定義するものであ
る。(HM-90゜) は基本マップ座標系に対する表示窓Wの
向きを定義するものである。 【0022】この変換例を示したのが第2−3図であ
り、同図には、基本マップ座標系(X,Y)を基準にし
た車両の2位置Sv1およびSv2、ならびに2表示窓W1
およびW2 が示されている。この例では、各表示窓W1
とW2 の起点(X0 ,Y0 )は、それぞれ、車両位置
(Xv1,Yv1)と(Xv2,Yv2)であり、マップの向き
M はそれぞれ車両の向きHv1とHv2である。また、同
図に示すように、道路Stは、その終点EPのXY座標
で定義された直線セグメントS0-S2 から構成されてい
る。 【0023】モニタ画面MSは、上述したように、車両
Vが走行中常に上向きで、固定しているが、表示窓Wは
車両Vの走行中変化している(第2−1図も参照)。し
たがって、上向きマップ表示Mでは、下述するように、
道路St の位置と向きは、車両Vの移動中、つまり、表
示窓Wが第2−3図に示すように、並行移動(シフト)
し、W1 からW2 に回転したとき、表示窓W内で、した
がって、モニタ画面MS上で変化する。この変化は前記
の線形変換式(1)と(2)とから求めることができ
る。第2−3A図は、線形変換後、第2−3図の道路S
t が第2−3図の表示窓W1 を基準にして、モニタ画面
MS上にどのように現れるかを示したものであり、第2
−3B図は、同じ道路St が第2−3図の表示窓W2
基準にしてモニタ画面MS上にどのように現れるかを示
したものである。車両Vがその位置をSv1からSv2(お
よびそれ以後の位置)まで移動すると、マップ表示M上
の車両位置は静止したままになっているが、モニタ画面
上のマップ表示Mの道路Stは車両記号SVに対して位
置を変えるので、マップ表示Mは移動マップ表示Mとな
る。この動きは車両Vの動きを反映しているので、マッ
プ表示Mから車両の位置と進行方向に関する最新情報が
得られる。 【0024】以上を要約すれば、第2−2図に示すよう
に、道路St のセグメントSの終点EPの新しい座標
(XE’,YE’)は終点EPの基本マップ座標(XE
E)が既知であり、表示窓Wの線形変換パラメータ
(X0,Y0 およびHM )が既知であるときは、任意の表
示窓Wを基準にして求めることができる。ある任意の表
示窓Wの軸は、一般に既知の車両位置(Xv ,Yv )で
ある、その起点(X0,Y0 )、つまり、SVの位置と一
般に既知の車両進行方向Hv −90゜である向きとによ
って定義される。車両進行方向Hv は、東(基本マップ
座標系のX軸)と車両の走行方向との間の角度で定義さ
れ、反時計回りで測定される(第2−4図参照)。式
(1)と(2)とで90゜が減算されるのは、上向き表
示では、進行方向Hv が垂直軸、つまり、90゜軸に置
かれているからである。また、各表示窓W(例えば、第
2−3A図と第2−3B図のW1 またはW2 )の右上隅
の矢印Nは、真北の方位を示しており、これは180゜
−HV として計算される(第2−2図も参照)。 【0025】基本マップBMをどれだけ一度にモニタ画
面MSに表示できるかは、表示窓Wのスケール・レベル
i で定義される。第2−5図は、Sv で表した車両位
置(Xv ,Yv )が同じであるが、スケール・レベルZ
i とZ2 が異なる、2つの表示窓W1 とW2 を示したも
のである。 【0026】注意すべきことは、モニタ画面MSは車両
Vにおいて物理的に同サイズのままであるのに対し、2
つの表示窓W1 とW2 は、サイズが異なっていることで
ある。したがって、道路St を異なるスケール・レベル
i で表示するには、マップ表示Mのスケールを変える
必要がある。 【0027】第2−5A図では、スケール・レベルZi
の表示窓W1 では、第2−5図の道路St がどのように
モニタ画面MSに現れるかを示したものであり、第2−
5B図は、スケール・レベルZ2 の拡大表示窓W2
は、同じ道路St がどのようにモニタ画面MSに現れる
かを示したものである。式(1)と(2)をスケール率
で修正すれば、一般線形変換式(3)と(4)とに示す
ように、マップ・スケールを調節することができる。 XE’=[(XE-X0) cos(HM-90゜)+(YE-Y0) sin(HM-90゜)]・2-i …(3) YE’=[-(XE-X0) sin(HM-90゜)+(YE-Y0) cos(HM-90゜)]・2-i …(4) 2-iはスケール・レベルZi に適用されるスケール率
(2のi乗)であり、残りの項は式(1)と(2)で定
義されているものと同じである。 【0028】マップ・データ・ベースは、基本マップB
MスケールZ0 として上式で定義したスケール単位でコ
ンピュータ12にストアされている。同様に、モニタ画
面MSは、その表示座標系を定義するアドレス可能点を
もっている。したがって、マップMをスケール・レベル
Zi=0で表示するときは、基本マップ座標にスケール率
1(20 =1)が適用されるので、式(3)と(4)は
式(1)と(2)に通分されることになる。他のスケー
ル・レベルでは、式(3)と(4)に示すようにスケー
ル率の調節が必要である。本実施例では、iは正または
負の整数にすることができるので、マップ表示Mは2を
基数とした連続累乗でスケールを変えることができる。
他の実施例では、ほかの固定または可変スケール率の使
用が可能である。 【0029】以上を要約すると、マップ表示窓Wは、基
本マップBMのうち、モニタ画面MSに表示される部分
または区域である。これは、表示窓座標の起点(X0
0)(これは車両位置(Xv ,Yv )に相当する)、
表示窓座標の向きHM (これは車両の進行方向Hv に相
当する)、および運転者が通常選択する表示窓スケール
率Zi によって定義される。つまり、モニタ画面MSの
アドレス可能高さと幅および表示窓Wの起点、向き、ス
ケール率が与えられれば、4本の直線で囲まれた表示窓
Wの境界が規定されることになる。また、基本マップB
Mのうち、表示窓Wで囲まれた部分を、並行移動、回
転、および線形変換式(3)と(4)に従ってスケール
を変化させて、マップ表示Mをモニタ画面MSに表示す
ることができる。 【0030】B.移動マップ表示機能 1.マップ表示Mの並行移動 第3A〜3D図はマップ表示Mの1フレームを各々示し
たものであるが、車両Vがある道路St を走行している
ときマップが並行移動する様子を連続させて示したもの
である。1つの例として、記号Sv で示すように、車両
Vが”LAWRENCE STATION”と名づけた
道路St を走行して、”ELKO”と名づけた道路St
の方向に向って走行しているものとする。第3A〜第3
Dを連続させて見れば分かるように、車両Vが”ELK
O”に近付くと、移動マップ表示Mは矢印A1 で示すよ
うに下方に並行移動するが、記号Sv は固定したままに
なっているので、例えば”TASMAN”といった、別
の道路St がマップ表示の表示窓M内に現れて、モニタ
画面MSに表示され、他方、”237”と名づけた道路
t はマップ表示窓Wの外に出て、モニタ画面MSから
消える。したがって、マップ表示Mは車両Vの位置が変
わるごとに並行方向にシフトして、その位置を示し、車
両Vの走行と共に移動することになる。 【0031】2.マップ表示Mの回転 第3E〜3G図は、マップ表示Mの1フレームを各々示
しているが、車両Vが進行方向Hv を変えたときマップ
表示Mがどのように回転するかを連続的に示したもので
ある。1つの例として、車両Vが、第3E図の記号Sv
で示すように、”LAWRENCE”と”ELKO”と
の交点にて左折して”ELKO”に向うものと想定す
る。車両Vが左折すると、マップ表示Mは矢印A2 で示
す方向に回転し、記号Sv は固定位置にそのまま残って
いる。”ELKO”に向って左折が完了すると、マップ
表示Mは第3G図に示すようになる。そのあと、車両V
が”ELKO”に向って走行すると、マップ表示Mは第
3A〜3D図を参照して前述したように、並行移動す
る。 【0032】本発明によれば、前述したように、また後
述するように、車両Vの進行方向Hv を表すデータとマ
ップの向きHM を表すデータを用いて、このマップ回転
を行なっている。マップ表示Mは車両Vの向きHV に応
じて向きHM を変えるので、本発明によれば、前述した
ように、絶えず矢印Nで真北がマップ表示Mに表示され
ることになり、ドライバはそれを見て、車両Vの現在の
進行方向や走行状況を知ることができる。 【0033】また、別の実施例(図示せず)として、英
数字をモニタ画面MS上に表示して、車両Vの進行方向
v を度数や他の単位で示すことも可能である。この英
数字は単独で表示することも、矢印Nや他のコンパス記
号と組み合わせて表示することも可能である。 【0034】3.線形変換 前述したように、一般に、車両Vはその位置(直線方
向)と進行方向(回転方向)を単独または同時に変えな
がら、走行している。表示窓W、したがってモニタ画面
MS上の移動マップ表示Mは線形変換式に従って変化す
ることになる。さらに、スケール・レベルZi も基本ス
ケール・レベルZ0 に対して変化する。モニタ画面MS
には、式(3)と(4)で得られたスケールの表示窓W
のマップ表示Mが表示されることになる。 【0035】C.スケールに応じた道路優先順位案 第3H〜3J図は、車両Vが、記号Sv で示すある位置
にあるときのマップ表示Mの1フレームを示している
が、マップ表示Mの複数のスケール・レベルを、その位
置にある車両Vを基準にして連続的に示したものであ
る。したがって、第3H図に示すスケール・レベルZ2
では、道路St がある程度詳しくマップMに表示され
る。異なる道路St は、下述する優先度分類順とスケー
ル・レベルに従って異なる明るさで表示される。第3I
図に示すスケール・レベルZ3 のマップ表示Mでは、記
号Sv の周囲に地域が拡大して表示される。このスケー
ル・レベルZ3 では、新しい道路St が表示されている
が、これは、地域が拡大したためであるが(つまり、マ
ップ表示の表示窓Wが拡大)、「237」へ通じる「脇
道」といった、優先度の低い道路St は、スケール・レ
ベルZ2 のとき表示されるものなので、画面から消えて
いる。スケール・レベルに応じた道路の優先度に、道路
Stの位置に関連した地域性をもたせても良く、同じス
ケール・レベルであっても特定の地域では詳細度を高く
する等の構成とすることも可能であり、これは後述のラ
ベルについても同じである。さらに、道路St の明るさ
は、道路の優先度とスケール・レベルに応じて調節され
ている。これらにより、マップ表示Mの詳細度(表示さ
れる道路St の数と道路ラベル)が制限され、表示され
る地域に比例して拡大されてない。このことは、第3H
図と第3I図のマップ表示Mを比較すれば、容易に理解
されるはずである。 【0036】第3J図はさらに別のスケール・レベルZ
4 を示したものであるが、このレベルでは、第3Hのマ
ップ表示Mを基準にして、さらに拡大された地域が記号
vを中心にして表示されている(つまり、マップ表示
の表示窓Wはさらに拡大されている)。したがって、第
3H図と第3J図を比較すれば分かるように、後者で
は、”ELKO”といった道路St は画面には残ってい
ないで、”CENTRAL EXPRESSWAY”
や”FAIR OAKS”といった、主要道路Stだけ
が表示されている。第3J図から明らかなように、車両
Vが走行している道路”LAWRENCE STATI
ON”も表示されていない。さらに、道路St の明るさ
は、道路優先順とスケール・レベルZ4 に応じて調節さ
れている。この場合も、マップ表示Mの詳細度は制限さ
れ、スケール・レベルZ2 〜Z3 でのマップ表示の詳細
度とほぼ同じになっている。 【0037】スケール・レベルZi は車両の運転者が変
更できる。スケール・レベルは第3H図(Z2 )と第3
I図(Z3 )の間で、および第3I図(Z3 )と第3J
図(Z4 )の間で、スケール率2i+1 /2i =2で変化
する。スケール・レベルはZ2 〜Z4 の3つしか示して
いないが、本発明の原理は、スケール・レベルZi をも
っと多くして、これらに適用することも可能である。 【0038】D.選択的および動的ラベル表示 第3A〜3J図は、本発明の特徴の1つである、選択的
および動的ラベル表示方式を示したものである。この選
択的および動的ラベル表示方式は道路ラベルを表示し
て、マップ表示Mから探している走行情報を、ドライバ
が即座にかつ容易に見付けることができるようにするも
のである。選択的および動的ラベル表示機能のいくつか
を取り上げて、以下説明することにするが、以下に説明
する機能の順序は重要度とは無関係なので、注意された
い。 【0039】すでにIICの個所で説明したように、あ
るスケール・レベルZi では、選択された道路St だけ
が表示される。したがって、例えば、第3J図に示すよ
うに、スケール・レベルZ4 のときは、主要な幹線道路
とそれより優先度が低い若干の主要道路だけが表示され
る。そして、これらの一部からラベル表示のために選択
される。第3H図に示すように、マップ表示Mがスケー
ル・レベルZ2 のときは、少数の道路St だけが表示窓
W内にあり、優先度の低い道路St も表示され、これら
の道路の一部がラベル表示のために選択される。 【0040】一般に、本発明で採用している多数の優先
順ラベル表示方式の1つの例として、道路St のラベル
表示選択は、次のような優先順で行なわれる。 1.マップ表示Mに表示されている次の交差道路。この
交差道路St は車両Vが現在走行中の経路を横切る車両
Vの最も手前にある道路である。 2.車両Vの前方の2つ目の次の交差道路St 。 3.その道路St が現在表示されていれば、車両Vが現
在走行している道路St 。この道路St は、その優先度
が低ければ、表示されていないこともある(第3J図参
照)。 4.マップ・データ・ベース(下述する)に名前が保管
されている残りの道路。これらの道路は、車両Vの前方
にあるかどうかに関係なく優先順に並べられている。最
後は、表示画面MS上にその長さ順に選択されて表示さ
れる。 【0041】さらに、第3A〜3J図に示すように、マ
ップ表示Mが直線方向または回転方向に移動するかどう
かに関係なく、またスケール・レベルZi のいかんに関
係なく、ラベルは常に一目で読みやすい位置に置かれ
る。特に、ラベルは、常に、道路St のそばに並行に、
上向きになって表示される。これについては、第4図を
参照して詳しく説明する。同図は、道路St のさまざま
な向きA−Gとラベル”ELKO”がモニタ画面MSに
どのように表示されるかを示したものである。 【0042】第4図に示すように、ラベル”ELKO”
はいくつかの道路セグメントSに、いろいろな向きで付
けられており、各セグメントは2つの端点EP1とEP
2をもっている。一方の端点はFROM(出発)ノード
と定義されている。ラベル”ELKO”はFROMノー
ドからTO(行先)ノード(これは他方の端点を定義し
ている)へ向かう方向に、セグメントSより若干上に、
それと並行に書かれている。 【0043】FROMノードは、一般に、セグメントS
の傾斜(これは|(Y1 ’−Y2 ’)/(X1 ’−
2 ’)|から求めたもの)が十分に大きく、セグメン
トSがほぼ垂直の場合を除き、左終点と定義される。垂
直の例については、第4図のDを参照されたい。この場
合には、どちらのノードもFROMノードとなりえるの
で、その判断は、マップ表示Mの最後のフレームでどち
らのノードがFROMノードであったかに基づいて行な
われる。 【0044】また、ラベルは、下述するように、他の道
路Stの他のラベルとできるかぎり重ならないようにモ
ニタ画面MSに表示される。ラベル表示は、選択された
すべてのラベルが表示されるか、あるいは例えば、合計
5つのラベルが表示されるまで、上述した優先順方式例
に従って続けられ、どちらかが早く終わると、そこで終
了する。 【0045】さらに、ラベルのサイズは、マップ表示M
のスケール・レベルZi に関係なく一定のままになって
いる。したがって、スケール・レベルZ2 またはスケー
ル・レベルZ3 を選択しても、ラベルのサイズは同じな
ので、読み取る上で何ら支障はない。言い換えれば、ラ
ベルのサイズは、マップ表示Mのスケール・レベルZi
の変化に関係なく、大きくも小さくもなく常に一定に表
示される。 【0046】E.インデックス/目的地選定方式 以下で詳しく説明するように、所望の目的地記号S
d (第1図参照)を表示するには、車両Vのドライバ
は、道路St索引から道路のアドレスを指定または2道
路Stの交差点を選択することができる。これを受け
て、所望目的地の場所がマップ表示M上に記号Sd で表
示され、スケール・レベルZi は、下述するように、車
両記号Sv と目的地記号Sd が同時に表示されるように
最小限の区域を表示するものが自動的に選択される。そ
のあとドライバがスケール・レベルZi を変更し、その
結果、所望目的地の場所が表示窓Wの外になると、その
目的地の場所を指す方向が矢印で指示されると共に、そ
の目的地までの走行距離(DTG)が数字で示される。
これについては後述する。 【0047】III.システム・ハードウエア 第5図はシステム・ハードウエアの1実施例を示したも
のである。コンピュータ12は、テープ・カセットやフ
ロッピやハード・ディスクといった、マップ・データ・
ベースなどのデータと、マップ表示アルゴリズムに従っ
てデータを処理するソフトウエアが格納されている記憶
媒体14をアクセスする(後述する)。例えば、コンピ
ュータ12には、現在広く普及しているIBMパーソナ
ル・コンピュータ(PC)を使用し、後述するプログラ
ム命令を実行する。IBM PCの代りにIBM PC
と同じ命令セットを実行する(同じクロック・レート
で)回路の使用も可能である。 【0048】システム10は、さらに、車両Vの走行距
離を検出する手段16を備えている。この手段16は、
例えば、車両の非駆動輪(図示せず)の回転数を検出
し、アナログ距離データをライン20上に送出する、1
ないし2以上のセンサ18で構成することができる。ア
ナログ回路はアナログ距離データをライン20から受け
取り、従来と同じ方法で調節した上で、処理データをラ
イン24上に出力する。 【0049】システム10は、さらに、車両Vの進行方
向Hv を検出する手段26を備えている。この手段26
は、例えば、公知のフラックス・ゲート・コンパス28
で構成し、進行方向データをライン30上に出力して、
車両の進行方向Hv を判断することができる。 【0050】コンピュータ12はその内部にインタフェ
ース・カード32を搭載しており、ライン24経由でセ
ンサ24から送られてきたアナログ距離データと、ライ
ン30経由でセンサ26から送られてきたアナログ進行
方向データは、このカードを介して受け取られる。カー
ド32上のインタフェース回路34はこれらのアナログ
・データを、それぞれ、車両Vの走行距離と進行方向H
v を表すデジタル・データに変換し、出力に合った形に
調整する。インタフェース・カード32は、例えば、米
国テック・マール社(オハイオ州クリーブランド市)製
の市販Tec-MarLab Tender部品番号20028 の使用が可能
である。上述の機能をもつカスタム・メイドの回路の使
用も可能である。 【0051】システム10は、さらに、CRTディスプ
レイやxyzモニタ38(これまでに述べてきたモニタ
画面MSに相当する)といったマップM表示用および道
路St索引などのマップ以外の表示用の表示手段36を
備えている。これらについては、後述する。表示回路4
0はコンピュータ12内に内蔵されており、ライン42
を介して表示手段30と結ばれ、マップM、記号Sv
記号Sv を基準にしたマップ表示Mの移動、目的地記号
d 、道路ラベルその外前述した情報を表示するように
表示手段12を制御すると共に、非マップ表示手段Dを
制御する。表示回路40は、本発明の表示アルゴリズム
に従ってコンピュータ12内のカードで処理、送られて
きたデータを入力として受け取り、マップ表示Mと非マ
ップ表示Dを出力する。別の例として、表示手段36と
表示回路40はヒューレットパッカード社(カリフォル
ニア州 パロ アルト)のモデル1345A(計測デジ
タル表示装置)を使用して、1つにまとめることも、こ
の機能用に特別に設計された回路にすることも可能であ
る。 【0052】システム10はさらに、運転者制御コンソ
ール44を装備している。このコンソールは、ボタン4
6を備え、ドライバは、このボタンを使用してコマンド
やその他のデータ(所望のスケール・レベルZi など)
をシステム10にインプットできるようになっている。
これについては後述する。システム10は自動車に搭載
可能である。例えば、モニタ38はドライバや同乗者が
見やすいように、車内のダッシュボードの近くに置くこ
とができる。ドライバには、マップ表示Mや上述した他
の情報がモニタ画面MSを通して表示される。コンソー
ル装置44は第5A図に示すように、モニタ38と同じ
個所に置くことも可能である。 【0053】IV.表示に使用される情報 A.基本マップBM 1.序論 基本マップBMは、コンピュータ12がアクセスするマ
ップ・データ・ベースの一部として記憶媒体14上に格
納されている。表示窓Wは、主として、車両の位置(X
V,YV)、向きHV 、スケール・レベルZi (これらは
前述した)およびPANオフセット(後述)によって定
義される。表示窓Wが定義されると、表示窓W内にあ
る、あるいは表示窓の直線境界と交差する道路線分S
は、マップ表示Mの生成に使用される他の関連データと
共に、記憶媒体14から取り出しが可能になる。マップ
・データ・ベース内のデータは、下述するように、
(1)道路集合{St}を定義するセグメント集合
{S}の識別データ、(2)道路Stを表す道路名と道
路上の数字アドレスを表すアドレス・フィールド、
(3)各道路を優先順に指定するコードから構成されて
いる。 【0054】2.セグメント集合{S} 道路集合{St}を定義するセグメント集合{S}を識
別するデータ(媒体14に保管されている)について、
第6A図を参照して説明する。各道路Stは、道路を代
数式で表して媒体14上にストアされている。一般的
に、各道路Stは1ないし2以上の円弧セグメント、さ
らに具体的には、1ないし2以上の直線セグメントSと
してストアされている。第6A図に示すように、各セグ
メントSは2つの端点をもっている。例えば、S1では
EP1 、EP2 、S2ではEP2 、EP3 の2つの端点
をもち、これらは前述したように、座標(X11 ,X
22 )と(X22 ,X33 )で定義されており、
これらの座標データが基本マップBMの一部として媒体
14にストアされている。これらの座標データは基本マ
ップのスケールZ0 で保管され、このスケールは、例え
ば、1単位が5フィートを表すようになっている。 【0055】3.道路名とアドレス 基本マップ・データ・ベース内の殆どどの道路にも、第
6A図に”LABEL”で示すように、ラベル表示目的
用の名前が付けられている。一部の終点EPには数字ア
ドレスが付いており、その終点における道路アドレスを
定義している。アドレスと終点EPとの関連づけは、線
形内挿法で、道路St上の実際のアドレスの場所を近似
するようになっている。これらについては、あとで詳述
する。 【0056】4.道路優先順別カテゴリ 各道路Stには、その道路の優先度を示すコードが付け
られている。優先度分類の対象となる道路としては、行
政上等の区分や車線数或いは道路幅等により無料高速道
路、有料高速道路、幹線道路、区域道路、住宅街道路、
横道、高速道路通用路、通行禁止境界などがある。この
コードは後述するスケールに応じた優先順位方式と併用
される。したがって、4ビット・コードを使用されば、
道路を16種類に分類して定義することができる。 【0057】5.道路名リスト マップ・データ・ベースには、さらに、道路のラベルす
なわち名称が英字順にリストまたは索引の形でストアさ
れている。この索引の内容は、ボタン46を押すと、呼
び出されて、モニタ38のモニタ画面MS上に表示され
る。これらの道路Stのどれかを選んで所望の目的地デ
ータを入れると、目的地記号Sd が表示される。第6B
図は、索引の一部がモニタ38に表示されている様子を
示したものである。交差している2つの道路名に加え
て、一方の道路名と数字アドレスを入れると、目的地記
号Sd はマップ表示M上の道路Stの横に位置づけられ
ることになる。 【0058】B.スケールに応じた道路優先順位テーブ
ル 第6C図は、後述する本発明のコンピュータ・プログラ
ムの一部として記憶媒体14にストアされている参照テ
ーブルIを示したものである。テーブルIには、複数の
道路優先分類と、複数のスケール・レベル(レベルZ0-
10)とが対比された形で記載されている。各スケール
・レベルZ0−Z5には、道路優先度を示す記載項目があ
る。これらの記載項目は”−”か”低”か”中”か”
高”で示されている。これらは、後述するように、スケ
ールがあるレベルZ0 −Z10のとき、モニタ38に表示
されるか、表示されない対応する道路Stの相対輝度ま
たは光度に対応している。テーブルIに”−”が示され
ている場合は、スケール・レベルZ0 −Z10があるレベ
ルのとき、対応する道路Stは表示されない。 【0059】したがって、スケール・レベルZ1 のとき
は、住宅街道路Stが低輝度で表示される。しかし、ス
ケール・レベルZ2 のときは、同じ住宅街道路Stは全
く表示されない。テーブルIを見れば分かるように、ス
ケール・レベルZ0 −Z10に応じて、いろいろな明るさ
で表示される。 【0060】下述するように、ある道路Stが、車両V
のマップ表示の表示窓W内にあると判断されると、その
道路Stに関連する優先分類コードが読み取られ、その
道路Stの分類が判断される。次に、コンピュータ12
はテーブル参照手順を実行する。つまり、テーブルIか
ら現在のスケール・レベルZi を探してその道路Stの
明るさを判断する。テーブルIは、スケール依存優先マ
ップ表示Mの1実施例であり、車両V内のマップ表示M
の詳細度を制限(および運転効率を向上)することを目
的としたものである。 【0061】V.ソフトウェア・システム A.コンピュータ・プログラムの全体構造 第7A〜7C図は、システム10が使用するコンピュー
タ・プログラムの全体構造を、3つのブロック図に分け
て示したものである。第7A図は主プログラムであり、
第7B〜第7C図は割込みプログラムである。第7A図
の主プログラムはマップ表示Mと非マップ表示Dを計算
して、モニタ38に表示する機能をもつ。これはあとで
詳述する。第7B図の割込みプログラムは、モニタ38
をリフレッシュし、また、運転者とコンソール装置46
との間のインタフェースとなる働きをする。第7C図の
割込みプログラムは、車両航行アルゴリズムを実行する
プログラムである。この例の詳細は、米国特許出願第6
18、041号(1984年6月7日出願)明細書に説
明されている。第7C図の車両航行プログラムは、上記
米国特許出願に説明されているように、毎秒1回の割合
で第7A図の主プログラムに割込みをかけ、車両Vの現
在位置とその他の航行パラメータを計算する。次に、第
7C図の航行プログラムは第7A図の主プログラムに記
号SV の現在位置(XVV )と車両の進行方向HV
示す入力データを引き渡す。これらの入力データは、後
述するように、第7A図の主プログラムが、マップ表示
Mを計算するために使用される。本発明を理解する上
で、車両航行プログラムを詳しく理解する必要は特にな
いが、以下では、前掲の米国特許出願の内容を引用しな
がら、説明することにする。 【0062】車両Vの進行方向HV に関するデータは、
センサ28の検出値から得られる。しかし、第7C図の
航行プログラムが、車両Vが道路St上にあると判断し
たときは(詳細は前掲米国特許出願参照)、道路Stの
識別名または名称および車両Vが走行中の該道路Stの
特定セグメントS(第6A図参照)の端点EPのXY座
標データが、第7A図の主プログラムに渡される。主プ
ログラムはその入力データを使用して、XY座標データ
から求めた道路進行方向Hs からマップの向きHM を計
算し(ただし、Hs 〜HV )、センサ18からの検出値
にHV を変えるるような微小変化があっても、マップの
向きHM が変化しないようにする。 【0063】道路進行方向HS は、次式のように、セグ
メントSのEP1 (X11 )とEP2 (X22 )の
セグメント座標データから求めることができる。 HS = arctan{(Y2 −Y1 )/(X2 −X1 )} (5) 上式では、車両VがEP1 からEP2 への方向に走行中
であると判断されている。 【0064】B.主プログラム 第8図は第7A図の主プログラム全体の流れ図である。
まず、コンピュータ12は、第8A図で説明するよう
に、システム10の表示状態を判断する(ブロック8
A)。表示状態は、一連の車両状態(走行中か非走行中
か)または運転者によるコンソール38からの選択を表
し、モニタ38上の表示内容はこれらによって決まる。
例えば、モニタ38が2マップ表示状態の1つのとき
は、マップMが表示され、非マップ表示状態のときは、
第6B図に示す道路名索引といった、英数字データが表
示される。 【0065】コンピュータ12は表示状態をテストして
(ブロック8B)、システム10がマップ表示状態にあ
るかどうかを判断する。マップ表示状態にあると、コン
ピュータ12はマップ表示Mを計算して(ブロック8
C)、ブロック8Aに復帰する。システム10が非マッ
プ表示状態にあれば、コンピュータ12は非マップ表示
Dを計算して(ブロック8D)、ブロック8Aに戻る。
これらの計算で得たデータは、第7B図の割込みプログ
ラムが使用して表示MまたはDを生成する。 【0066】次に第8A図を参照して、いくつかの表示
状態について説明する(第8図のブロック8A参照)。
システム10に初めて電源は入ると、コンピュータ12
は電源投入状態A(非表示)を引き起こし、初期マップ
表示パラメータを計算する。パラメータには、(1)表
示窓Wの起点のXYマップ座標(つまり、X00)、
(2)表示窓Wのマップの向きHM 、(3)表示窓Wの
スケール・レベルZi、の3つがある。表示起点はモニ
タの物理的中心にはなく、第8A図の状態Aに示すよう
に、X方向は中心点(X00)に置かれ、例えば、Y
方向はモニタ38の上方1/3の位置に置かれている。
座標(X00)は、前述したように、表示の表示窓W
の座標系を位置づけるための起点として使用される。モ
ニタ38上の点を規定する。この位置は大体(下述する
PANコマンドのような場合は、必ずしもそうではな
い)記号SV で表された車両Vの現在位置(XV,YV
と一致している。マップの向きHM は、表示の表示窓W
を基準にしてモニタ38上で垂直方向に上向きのコンパ
スの向きを規定すると共に、モニタ38上の北を指す矢
印Nの向きを規定する。例えば、マップ表示Mのあるフ
レームのマップ向きHM は、南西方向のコンパスが上を
指すように(上向き)することができる。 【0067】電源投入時、第7A図の主プログラムは、
前回の電源遮断前にストアされていた前回値から、車両
Vの位置(XV,YV)とその進行方向HV を判断する。
これらのデータは、表示窓Wを、マップ表示M(つま
り、X00 =XVV )およびマップの向き(つま
り、HM =HV )の正しい個所と向きに位置づけるため
に使用される。さらに、初期スケール・レベルZi が選
択されて、表示窓Vのサイズが定義される。これらのパ
ラメータはそのまま式(3)と(4)の中で使用され
て、マップ表示Mが作られる。電源投入状態Aは、その
あと、自動的にマップ表示状態B(「車両上の中心」表
示状態Bと呼ぶ)に変わる。 【0068】表示状態Bでは、第8A図に示すように、
表示パラメータ(1)〜(3)、したがって、マップ表
示Mは、第3A図〜第3G図に示すように車両Vの移動
によって変化し、また、第3H〜3J図に示すように、
ドライバがスケール・レベルZi を選択することによっ
て変化する。車両Vが移動すると、第7C図の航行プロ
グラムは上述したパラメータを定義するために使用され
る新しい位置(XVV )を計算する。車両Vの新しい
進行方向HV と車両Vがどの道路St上を走行中かが結
合されて、HM が計算される。ただし、車両Vがいずれ
かの道路St上にいると判断されなかった場合は、HM
=HV である(前掲の米国特許出願に詳しい説明があ
る)。車両Vがある道路St上にいると判断された場合
は、HM =HS である。この場合、HS は道路Stの進
行方向およびHS 〜HV として計算される。式(5)を
参照のこと。また、スケール・レベルZi は、コンソー
ル44からボタン46を押して、該当のSCALEコマ
ンド(INかOUT)を出すことにより変えることがで
きる。 【0069】表示状態Bは、車両Vの走行距離を計算中
の第7C図の航行プログラムが、車両Vが停止したと判
断すると、自動的に表示状態C(「車両停止中」)に切
り替えられる。マップ表示状態Cでは、運転者は、SC
ALEコマンド(INまたはOUT)のほかに、PAN
コマンドをボタン46から入力して、マップ表示Mを上
下左右に所望の速度で移動させることが可能である。い
ずれかのPANコマンドを入れると、コンピュータ12
は下に示す式(6)に従って新しいマップ表示窓Wの新
しい起点(X00 )を計算する。第8A−1図は、P
AN RIGHT(右移動)コマンド(破線)とPAN
DOWN(下移動)コマンド(点線)の結果を示した
ものである。 PAN RIGHT(右移動) X0 (新)=X0 (旧)+hi/4 ・cos (HM -90゜) (6-1) Y0 (新)=Y0 (旧)+hi/4 ・sin (HM -90゜) PAN LEFT(左移動) X0 (新)=X0 (旧)-hi/4 ・cos (HM -90゜) (6-2) Y0 (新)=Y0 (旧)-hi/4 ・sin (HM -90゜) PAN DOWN(下移動) X0 (新)=X0 (旧)+hi/4 ・sin (HM -90゜) (6-3) Y0 (新)=Y0 (旧)-hi/4 ・cos (HM -90゜) PAN UP(上移動) X0 (新)=X0 (旧)-hi/4 ・sin (HM -90゜) (6-4) Y0 (新)=Y0 (旧)+hi/4 ・cos (HM -90゜) 上式において、hiは表示窓Wi の高さである。 【0070】上のコマンドが実行されると、マップ表示
窓Wは現在のスケール・レベルZiに比例した量だけ、
X’方向またはY’方向にシフト(並行移動)する。こ
の様子を示したのが、第8A−1図(スケール・レベル
i )と第8A−2図(スケール・レベル(Zi+1 ))
である。PANボタン46が押されると、そのつど、式
6−1〜6−2のどれかが実行される。PANコマンド
を複数入れることも可能である。この例では、各PAN
コマンドを入れると、表示窓Wは、高さhの25%だけ
移動する。この移動量(%)は固定にすることも、可変
にすることも可能である。可変とした場合ボタン46を
押している時間に対応して、移動量(%)を変えるよう
にすること等が可能である。 【0071】SCALEコマンドとPANコマンドを続
けて出せば、運転者は、マップ域MAのどの部分も、任
意のスケール・レベルZi で表示窓Wから見ることが可
能である。PANコマンドを使用すると、車両記号SV
は画面の中心(X00 )から消えて見えなくなる(例
えば、第8A−2図のPAN RIGHT参照)。しか
し、コンピュータ10は現在の車両位置の座標(XV
V )を保存しているので、例えば、CENTERと名付
けたボタン46を押すと、表示窓Wが再びシフトするの
で、車両記号SV が画面の中央(X00 )に現れる。
つまり、式(3)と(4)中の(XVV )を用いて、
表示窓Wが車両位置(XVV )の中央に置かれること
になる。 【0072】第8A図の表示状態Cでは、NORTH−
UPコマンドを入れると、「北が上」のマップHM が選
択され、その結果、マップの向きHM は真北に設定され
る。この北が上のマップ(HM =90゜)では、車両記
号SV がマップ表示M上で、車両の進行方向HV に応じ
て回転する。北が上のマップの向きHM はHEADIN
G−UPを入れると、進行方向が上のマップの向きHM
にリセットされる。つまり、記号SV が上を指し、マッ
プ表示Mがそれに応じて回転する。進行方向が上および
北が上の表示窓Wを示したのが、第8B図である。第8
B−1図と第8B−2図は、それぞれ、コマンド実行結
果のマップ表示Mを示したものである。コンピュータ1
2は、終点EPを式(3)と(4)に従って再計算し、
M をHV に(進行方向が上の場合)、または90゜に
(北が上の場合)に変えることによって、上向きと北向
きの間の切替えを行なう。 【0073】表示状態Cにあるとき、車両Vが移動する
と、システム10は自動的に「車両中心」表示状態Bに
戻る。現在の車両位置XV ,YV と状態Cに初めて入っ
たとき格納された車両位置XV ,YV との間の距離が、
しきい値をこえていると、この移動が判断される。車両
Vが所定(しきい値)の期間内にしきい値の距離だけ移
動していなければ、表示状態Cに入る。 【0074】表示状態Cに入ると、運転者は表示状態D
を呼び出して、所望の目的値データを入れることができ
る(これはあとで詳述する)。この表示状態Dに入る
と、マップ・データ・ベースの道路名リストがモニタ3
8に表示されるので、運転者は該当のボタン46を押す
ことにより、道路名リストを順次に見て行くことができ
る(第6B図参照)。所望の目的値が選択されると、新
しいスケール・レベルZi が自動計算され、そのあと、
コンピュータ12は自動的に表示状態Bに戻り、現在の
車両位置(XVV )と表示進行方向HM から表示窓W
を計算し、Sd とSV の両方及びSd からSV への経路
を表示し、目的地記号Sd を位置づけ、目的地までの走
行距離(DTG)データを計算する。Sd が複数ある時
はすべてを表示するようにしても良いし、一部を除外し
て表示しても良い。 【0075】第9図は表示状態を判断するとき使用され
る流れ図であるが(第8図のブロック8A参照)、そこ
で、運転者がボタン46のどれかを押すと(ブロック9
A)、コンピュータ12は新しい表示状態を計算する
(ブロック9B)。運転者がどのボタン46も押さない
で(ブロック9A)、車両Vの移動を示すパラメータが
変更されていると(ブロック9B)、コンピュータ12
は新しい表示状態を計算する(ブロック9B)。車両の
移動パラメータが変更されていないと(ブロック9
C)、コンピュータ12はモニタ38上の表示状態をそ
のまま維持する(ブロック9D)。 【0076】次に、第10図の流れ図を参照して、コン
ピュータ12によるマップ表示Mの計算手順について説
明する(ブロック8C参照)。まず、コンピュータ12
は前述したように、表示すべきマップ表示用表示窓Wの
枠を定める3つの状態パラメータを取り出す(ブロック
8C)。これらのパラメータから、表示窓Wの境界とな
る4本の直線が計算される。次に、第11図に示されて
いるように、車両記号SV の位置が判断される(ブロッ
ク10B)。続いて、目的地記号Sd があれば、その位
置または「目的地を指す方向」DTD矢印(第12A図
参照)が、DTG(走行距離)データと共に計算される
(ブロック10Cおよび第12図参照)。次に、第14
図に関連して詳述すように、表示窓W内のマップセグメ
ントSがマップ・データ・ベースから取り出される(ブ
ロック10D)。次に、第15図に関連して説明するよ
うに、コンピュータ12は、テーブルIに示すスケール
依存優先度方式に基づいて、ブロック10Dから探し出
した、マップ表示窓W内に置かれた道路Stの明るさを
計算する。次に、コンピュータ12は、第16〜17図
で説明するように、マップ表示窓Wの道路Stのラベル
を選択する(ブロック10F)。そのあと、第7A図の
主プログラムは、ブロック10A−10Fの結果から
「マップ表示ファイル」を作る(ブロック10G)。こ
のファイルは第7B図の画面リフレッシュ・プログラム
が使用し、マップ表示Mを表示装置に出力する。 【0077】第11図の流れ図を参照して、マップ表示
M上の車両記号SV の位置と向きの計算手順について説
明する(ブロック10B)。まず、記号SV のマップ座
標(X’vY’v)が、第7C図の車両航行アルゴリズ
ムに従って取り出された基本マップ座標(XV ,YV
と表示窓Wの線形変換から計算される(ブロック11
A)。これらの座標(XV ,YV )は、通常、表示窓W
の起点(つまり、X00 =XV ,YV )として使用さ
れるので(第8A図−状態A参照)、SV が通常起点と
なる。PANコマンドを入れると、表示窓の起点は、上
述したように、車両Vからシフトまた並行移動する。し
たがって、PANコマンドを使えば、現在の車両位置
(X’v,Y’v)、つまり記号SV を、表示窓起点
(X0 ,Y0 )から、場合によっては、表示窓Wの外側
に変位させることができる(これについては、前述し
た)。次に、コンピュータ12は、車両Vがマップ表示
の表示窓W内にあるかどうかを判断する(ブロック11
B)。車両Vは次の場合に表示窓内にあると判断され
る。 −w/2・2-i<X’v<+w/2・2-i −1/3h・2-i<Y’v<+2/3h/2・2-i (7) ただし、X0 ,Y0 は表示窓Wの起点座標である。X’
v,Y’vは表示窓座標系における車両Vの座標であ
る。wは基本マップ・スケール単位で表したモニタ画面
MSの幅である。hは基本マップ・スケール単位で表し
たモニタ画面MSの高さである。2-iは現マップ表示ス
ケール・レベルZi のスケール率である。車両Vが表示
窓W内にない場合は、第11図の残りのルーチンはバイ
パスされ、さもなければ、記号SV の向きまたは進行方
向Hsv計算される(ブロック11C)。これは、マッ
プ表示Mが上向きモードにあるときは、モニタ画面MS
の上方に向うが、マップ表示Mが北向きモードにあれ
ば、記号SV はモニタ画面MS上で、車両Vの実際の進
行方向HV に向くことになる。次に、実際の車両位置の
中央に置かれた記号SV の位置が計算され、これは向き
データと一緒に使用されて、車両記号SV を定義し、マ
ップ表示ファイルに追加される(ブロック11D)。 【0078】第12図は、目的地記号Sd の位置と目的
地までの走行距離DTGデータを計算する流れ図であ
る。まず、コンピュータ12は、第13図と第13A図
を参照して詳しく説明するように、目的地の場所が運転
者によってインプットされたかどうかを判断する(ブロ
ック12A)。インプットされていないと、第12図の
残りのルーチンはバイパスされる。 【0079】もし目的地データが入力されると、後述の
ようにコンピュータ12は目的地シンボル(Xd,Yd) の基本
マップ座標を決定する。目的地シンボルのSdの目的地デ
ィスプレイ座標(Xd',Yd')は式(3) 及び(4) を用いて
決定される。行程(distance−to−go:DTG)は所望の目
的地と車両Vの現在位置との距離として、式(8) によっ
て計算される(ブロック12B)。 DTG = (Xv −Xd)2 +(Yv −Yd)2 (8) 【0080】そこで、コンピュータ12は目的地シンボル
Sdの位置がモニタ38上に現在あるマップディスプレイの
表示窓Wの範囲内かを決定し(ブロック12C )、第12A
図に関して後述するような諸演算が行なわれる。 【0081】範囲内になければ、コンピュータ12は所望
の目的地に向けて指示されている目的地の方向を指す矢
印(direction−to−destination arrow)DTD(第12A 図参
照)を演算し、これをマップディスプレイファイルに加
える(ブロック12D )。而して、コンピュータ12は、車
両Vの現在位置(XV ,YV )から所望の目的地(Xd,Y
d) までの行程DTG をマップ・ディスプレイ・ファイル
に加える(ブロック12E)。所望の目的地がマップディ
ススプレイの表示窓W内にあれば(ブロック12C)、そ
こでコンピュータ12は目的地シンボルSdの位置を演算し
(ブロック12F )、DTG 演算し(ブロック12E )、これ
らデータをマップディスプレイファイルに加える。 【0082】第12A 図は2つのスケール・レベルZi
びZi+1 でのそれぞれの表示窓WiおよびWi+1 を示
し、Sdが表示窓W内にあるかの判定並びにDIG の決定の
ための演算を説明するものである。式(7) は(XV',Y
V')を(Xd',Yd' )で置換した表示窓内にSdがあるか否
かを判定するのに用いられる。この場合、その決定はス
ケール・レベルZi の表示窓Wi についてはうまく行か
ず(そしてそれらの矢印DTD が示される。)、スケール
・レベルZi+1 の表示窓Wi+1 についてうまくゆくであ
ろう。 【0083】前述のように、ノン−マップディスプレイ
ステートDにおいて目的地データの表示を行なうことが
できる。これを第13図示のフローチャートおよび第13A
図示の例示について述べる。 【0084】ボタン46を用いて第6B図に示したインデッ
クスを部分的にアクセスし、所望の道路名としてインデ
ックスの1つの名前を選択(すなわち入力)すると(ブ
ロック13A )、当該道路名の組合わされたセグメントS
がマップデータベースからフェッチされる(ブロック13
B )。 【0085】次に、コンピュータ12は運転者に対しどの
目的地オプション(道路の交差点による目的地または道
路のアドレスによる目的地)を所望するかの選択を求め
る(ブロック13C )。運転者がボタン46を押下すること
によって道路の交差点による指定を選択すると、インデ
ックス制御装置がリセットされ、運転者は第2の道路名
の入力を行なうことができる(ブロック13D )。そこで
コンピュータ12はマップ・データ・ベースからその道路
名に組合わされたセグメントSをフェッチする。そして
コンピュータ12は第1の道路St からの各セグメントS
を第2の道路St の各セグメントSに対して検定し、セ
グメントSのどのペアが交差するかを判定する(ブロッ
ク13F )。例えば、第13A 図ではSt1およびSt2の2つ
の道路St が示されている。St1は5つのセグメントS
1 〜S5 を有し、St2は3つのセグメントS1 〜S3
有している。ブロック13F のルーチンに関し、コンピュ
ータ12は道路St1の第1セグメントS1 と道路St2の第
1セグメントS1 とを取り、2つの直線の交点を解くこ
とによりそれらの交差点を決定する。もし両セグメント
の2つの端点間にこの線の交点があるならば、その時2
つセグメント(従って2つの道路)が交差するので、サ
ーチが完了する。もし交差しなければ、St1のS1 を順
次St2のセグメントに対して検定する。交差するセグメ
ントが見つからなければ、St1のS2 をSt2の各セグメ
ントSに対して検定し、以下同様に検定を行う。この場
合、St1のS3 とSt2のS2 とがIにおいて交差してい
る。 【0086】交差点Iが見つかった場合には、コンピュ
ータには交差点の位置を目的地位置(Xd,Yd)としてスト
アする(ブロック13G )。交差点が見つからなければ、
目的地は演算されず(ブロック13H )、目的地を特定す
ることなくこのルーチンを出る。 【0087】運転者がボタン46を押化してアドレスの目
的地オプションを選択した場合(ブロック13C )、その
者により数値のアドレスが入力されるはずである(ブロ
ック13I )。このアドレスは名が付けられている道路に
組合わされたアドレス・フィールド・データに対して検
定され、そのアドレス番号が2つのセグメントの端点EP
に組合わされた2つのアドレス番号の範囲内にあるか
(すなわち境界づけられているか)が確認される(ブロ
ック13J )。否定判定であれば、目的地は演算されず
(ブロック13K )、目的地を特定することなくこのルー
チンを終える。範囲内にあった場合には、境界端点EP間
の道路St の距離を、数値アドレスの直線補間(道路の
行路長に関連する)として計算する(ブロック13L )。
この点は目的地位置(Xd,Yd) としてストアされる(ブロ
ック13M )。 【0088】一旦目的地シンボル(Xd,Yd) の位置がスト
アされると(ブロック13G または13M )、コンピュータ
12はスケール・レベルZi を計算(ブロック13N)してモ
ニタ38の中央に位置させた車両Vおよび目的地シンボル
Sdの双方を表示する最小限のエリアを表示する。これは
第13B 図を参照することにより次のように行われる。こ
こで、車両の位置(XV ,YV )および進行方向Hvは
表示窓Wの原点とその各軸の向きを特定するのに用いら
れる。これはディスプレイ軸X’およびY’を定義す
る。SdとSvとの距離(行程)は、第13B 図に示すよう
に、直交する成分△X’および△Y’に分解される。長
さW/2 ・2-iは、スケール・レベルZi についての表示
窓Wにおいて見られるSvからの長さと定義する。最小の
窓W0 (すなわちスケール・レベルZ0 )から始めて、
この長さが△X’より大となるような(すなわち表示窓
Wの中に位置づけられるような)最初のスケール・レベ
ルが見つかるまで、その長さが演算され、△X’と比較
されてゆく。同様に、高さの値が△Y’より大となるよ
うなスケール・レベルが見つかるまで、高さについての
計算値が△Y’と比較される。それゆえ、計算された2
つの最小のスケール・レベルが適当なスケール・レベル
を決定する。 【0089】第14図は表示窓上でマップディスプレイM
を構成する上で適当なセグメントSを処理する手順(ブ
ロック10D 参照)を説明するために用いるフローチャー
トである。まず、コンピュータ12は、パラメータ(1) 〜
(3) に基づいてブロック10Aで演算されたマップディス
プレイの表示窓Wの直線の境界をフェッチする(ブロッ
ク14A )。次に、コンピュータ12はマップデータベース
のセグメントSをフェッチする(ブロック14B )。そし
てコンピュータ12は各セグメントSのXYディスプレイ座
標を演算し、セグメントSが完全にあるいは部分的に表
示窓W内にあるかを確認するための検定を行う(ブロッ
ク14C )。 【0090】当該検定を第14A 図を用いて説明する。マ
ップエリアMAおよび基本マップ座標系X,Y において表示
窓W(4つの境界線で区切られたボックス)が示されて
いる。前にも示したように、表示窓Wの端縁に区切られ
る4本の直線がある。第14A図においても、セグメント
1 〜S4 が示されており、それぞれは端点EP1 および
EP2 よって限界されている。それぞれの直線セグメント
1 〜S4 は、そのセグメントが窓の境界線を限界する
直線の何れかと交差するかを判定するために、以下のよ
うに検定される。 【0091】あるセグメントSについて、コンピュータ
12はセグメントラインの4つの交点および4つの境界線
を演算する(境界線に平行なセグメントラインは2つも
しくは無数の交点を有する。)セグメントSが、窓Wの
境界を限界する1またはそれ以上の直線と交差するなら
ば、セグメントSは、部分的に表示窓W内に入り込んで
おり、続く処理のために保存される。この場合、セグメ
ントS1 はそのような交点を1つ有しており、セグメン
トS2 がそのような2つの交点を有している。 【0092】セグメントS3 及びS4 は窓Wのいかなる
境界線とも交差していない。これらの場合、端点EPの双
方が各組の平行な2本の線に対して同じ側にあるか否か
を確認するための第2の検定が行われる。セグメントS
3 の場合はそれらは同じ側にあり、セグメントは表示窓
W内にないので、このセグメントS3 は捨て去られる。
セグメントS4 の場合はそれらは同じ側になくセグメン
トは完全に表示窓W内にあり、このセグメントS4 は続
く処理のために保存される。 【0093】表示窓の検定を通ったセグメントSについ
は(ブロック14C )、後述のようなセグメントSを切込
んで表示窓境界にマッチするようにする(ブロック14D
)。 【0094】表示窓Wの内部に完全に含まれるようなセ
グメントS(例えば第14A 図におけるS4 )は、マップ
ディスプレイファイルを構成するのにそのまま用いられ
る。表示窓Wの境界線に交差するようなセグメントS
(例えば第14A 図におけるS1)に対しては、その交点
を新たな端点(EP1 ’)として演算され、セグメントS
1 は切込まれ、すなわち短くされて窓の境界にマッチす
るマッチするS1 ’とされる。表示窓Wの2つの境界線
と交差するようなセグメントS(例えば第14A 図のS
2 )に対しては、2つの新たな端点(EP1 ’,EP2 ’)
が演算され、S2 は切込まれて窓の境界にマッチするS
2 ’とされる。結果として得られるセグメントSのXYデ
ィスプレイ座標は、式(3) 及び(4) を用いて線形変換さ
れ(ブロック14E )、後述のようにマップディスプレイ
ファイルを準備するのに用いられる。セグメントSを捨
て去る(ブロック14C )か、または変換(ブロック14E
)した後、それが最終セグメントSであるかを確認す
る検定を行う(ブロック14F )。否定判定であれば他の
セグメントSがフェッチされ(ブロック14B )、すべて
のセグメントSについて検定が行われるまでルーチンを
繰返す。 【0095】第15図は、テーブルIに要約した優先順位
表(prioritization scheme)に従ったスケールに準じて
道路St のディスプレイ輝度の演算を行うこと(ブロッ
ク10E 参照) を説明するためのフローチャートであ
る。まず、与えられたセグメントSに対して、対応する
優先コードをマップデータベースからフェッチする(ブ
ロック15A)。そこで、現在のスケール・レベルZi に対
するルックアップ手順を経て対応する道路St の輝度を
テーブルIにより決定する(ブロック15B )。この輝度
をディスプレイファイルに加え、表示手段36が与えられ
た道路をSt を選択された輝度で表示するようにする
(ブロック15C )。次に、最終セグメントまでその表示
輝度が決定されていない場合には(ブロック15D)、ブロ
ック15A に復帰する。さもなくば、ルーチンを終了す
る。 【0096】第16図は、道路ラベルを選択する(ブロッ
ク10F 参照)ためのフローチャートを示す。まず、マッ
プディスプレイ表示窓W内の道路St を、順序づけ表(o
rdering scheme)に従った正しい順序に配置する(ブロ
ック16A)。順序づけ表の一例を第17図に関連して説明す
る。 【0097】表示窓W内のある道路St をフェッチする
(ブロック17A)。その道路St に名称があるかを確認す
るための検定を行う(ブロック17B)。ハイウェイの出口
ランプのようないくつかの道路St にはラベルがない。
フェッチした道路にラベルがないときにはラベルを表示
しない。後述のように、その道路は順序づけのためのス
コアを行わず、制御は次の道路St のフェッチに移行す
る。ラベルがあれば(ブロック17B)、 第17A 図示の如
く、表示窓W内に道路の全長を演算する(ブロック17
C)。フェッチされた道路がそのラベルを付すに十分なだ
け長くない場合には(ブロック17D)、その道路について
は順序づけのためのスコアを行わず、制御は次の道路の
フェッチに移行する。 【0098】フェッチされた道路がラベルを付すに十分
な長さを有しているときには、その道路が現在車両が走
行している道路であるかを、例えばそのラベルを第7C図
のナビゲーションプログラムによって与えられたものと
比較することによって決定するための検定を行う。肯定
判定であれば、その道路は300 のスコアを与えられ(ブ
ロック17F)、制御は次の道路のフェッチに移行する。 【0099】フェッチされた道路が車両Vの走行してい
る道路でない場合には、車両Vの現在の進行方向をその
ままとしたときその道路に出会う見込みがあるかを確認
するための検定を行う(ブロック17G )。この検定を以
下第17B 図について説明する。 【0100】第17B 図は、表示窓W,マップディスプレ
イMに取り囲まれた道路St 、車両のシンボルSV ,お
よび表示窓座標軸X’,Y’の一例を示す。加えて、2
つの垂直テスト線TL (第17B 図において引出し線が示
され、モニタスクリーンMSには表示されていない)が
X’軸上で車両のシンボルSV のいずれの側にも描かれ
る。道路St のいずれかのセグメントSが、これらまっ
すぐのテスト線TL のどちらかと交われば、動いて行け
ば車両Vが道路St に出会う見込みがあると決定する。
道路St が一つのテスト線TL とのみ交わる場合には、
そのテストラインTL 内の端点のY’座標をとって距離
を算出する(すなわち、第17B 図のD3 )。道路St
双方のテスト線TL と交わる場合には、Y’軸について
道路の交点のY’座標をとって距離を演算する(すなわ
ち、第17B 図のD4 )。 【0101】第17B 図示の例では、道路St1は垂直なテ
スト線TL とは交差しない。道路St2は車両Vの前方に
はあるが、テスト線TL のいずれとも交差しない。道路
t3は一つのテスト線TL と交わるので、距離D3 が演
算されるだろう。道路St4は2回交わるので距離D4
演算されるだろう。 【0102】道路に出会えると判定された場合、第17B
図示のようにこの交点と車両Vとの距離が演算される
(ブロック17H)。これら道路のリストおよびその距離
は、後の処理(ブロック17N,17O,17P,17Q 参照)のため
に保存される(ブロック17I )。そして制御は次の道路
のフェッチに移行する。 【0103】まだスコアを与えられていない道路St
るいは失格となった道路St は、それらが車両Vの前方
にあるかを確認するために検定される。これは、車両V
の上方に端点を有するか、すなわち端点が進行方向の表
示に関してゼロより大なるY’値を有するかを検定する
ことによって行われる(ブロック17J)。その道路が車両
Vの前方にあれば、その道路は道路の優先順位に加えて
400 のスコアが与えられる(ブロック17K)。1から16ま
での数値は道路の優先順位であり、1は最も重要な(maj
or) ハイウェイであり、16は最も重要でない(minor) 道
路である。そして制御は、次の道路のフェッチに移る。
道路St が車両Vの前方にないと判定された場合には、
その道路は0.5 を加算した優先順位に加えて400 のスコ
アを与え(ブロック17L)、制御は次の道路St のフェッ
チに移行する。 【0104】制御手順が次の道路St とフェッチに移る
度に、最終の道路であるか判定するための検定が行われ
る(ブロック17M)。否定判定であれば次の道路St がフ
ェッチされ(ブロック17A)、最終の道路St であれば交
差する見込みのある道路Stのリスト(上述のブロック1
7I から求められる)の順序づけが行われる(ブロック1
7N)。車両Vに近接した道路St には100 のスコアが与
えられ(ブロック17O)、2番目に近い道路には200 のス
コアを与え(ブロック17P)、そして交差リスト上に残っ
た道路St には道路優先順位カテゴリに400 のスコアを
加える(ブロック17Q)。そして最後に、スコアの与えら
れたすべての道路のリストをスコアの数値にしたがって
最低のスコアが高く配列されるように配列を行う(ブロ
ック17R)。2もしくはそれ以上道路St が同じスコアを
有する場合には、ブロック17C で演算された最長の全長
を有する道路St に最高の配列順位を与える。 【0105】再び第16図を参照するに、この様に一旦
配列がなされると、道路St は順次(次に高い配列順位
の道路St から順に)それぞれフェッチされ(ブロック
16B)、フェッチした道路にモニタ38上でラベルを付し
うるかが判定される。各道路St は、上述のように、1
または複数の直線セグメントSを有している。これらセ
グメントSは、2またはそれ以上の連続したセグメント
Sがスレッショルドより小さい方向のずれを有している
場合(第18A 図参照、例えばS1 およびS2 )にはさら
に減少する。結果として、セグメントSはそれらの長さ
に従って配列され、最長のセグメントSが最高位の配列
順位を与えられるようにする(ブロック16C )。この道
路が前の画面でラベルが付されてきたときには、そのラ
ベルが付されていたセグメントSがその配列において最
高位を与えられる。スレッショルドの長さより短いすべ
てのセグメントSは、ラベルを付するには短すぎるの
で、リストから除外される。 【0106】現在の道路St について、次に高い配列順
位のセグメントSがフェッチされる(ブロック16D)。仮
のラベル付加位置の演算(ブロック16E)は次のようにし
て行われる。まず、前の画面でこのセグメントSにラベ
ルが付加されていた場合にはそのセグメントSの端点EP
に関係させて同じラベル表示位置が用いられる。このセ
グメントにラベルが表示されていなかった場合には、FR
OM端点EPからのオフセット(第4図参照)を演算し、ラ
ベルを付加する向きを演算するための道路の向きHS
用いて仮の位置を決定する。 【0107】次に、ラベルを検定してそのラベルが既に
表示を終了しているラベルと衝突するか(重ね書きされ
るか)、あるいは表示窓Wの境界に交わってしまうかを
確認する。この衝突検定を第18B 図を参照して説明す
る。衝突グリッドCGは2次元アレーの記憶領域であり、
モニタ38をセルCの群に分割する。ラベル付加ルーチン
の開始時には、すべてのセルCはクリアされる。ラベル
表示位置が決まると、ラベルの部分を含む各セルCがセ
ットされる(第18B 図においてはラベル"LAWRENCE" の
まわりに陰がつけられた領域が示されている。)”TASM
AN”のようにラベルの仮表示の位置が演算されると、そ
れが占有するセルCが検定される。セルCのひとつでも
セットされている(すでに占有されている)場合には衝
突が生じるので、その仮のラベル表示位置は失格とする
(ブロック16F )。 【0108】そこでルーチンは衝突する可能性のないセ
ルCを探し(ブロック16G)、ラベル配置するために現在
のセグメントSがこの衝突が生じないセル以上の十分な
長さを有しているかを判定する(第18C 図参照)。セグ
メントSにラベルを付加できない場合には、それが最終
のセグメントSであるかを確認するための検定を行う
(ブロック16H)。否定判定であれば、次に配列されてい
るセグメントSをフェッチする(ブロック16D)。最近の
セグメントSである場合には、その道路にはラベルを表
示せず、それが最後に配列されている道路St であるか
を判定する検定が行われる(ブロック16I)。最後でなけ
れば、次に配列されている道路St をフェッチする(ブ
ロック16B)。 【0109】この過程で、すでに付加されているいかな
るラベルとも衝突しない仮のラベルが発見されたときに
は(ブロック16F)、その位置および向きをディスプレイ
ファイルに加える(ブロック16J )。次に、それが占有
したセルCを衝突グリッドCG中にセットする(ブロック
16K )。そして、これがN回目、例えばN=5回目のラ
ベル決定であるかを判定するための検定を行う(ブロッ
ク16C)。N回目のラベル付加でない場合には、それが最
近の道路St であるかを判定するための検定を行う(ブ
ロック16I)。N回目のラベル付加である場合(ブロック
16L)、あるいは配列された道路リストが空となった場合
(ブロック16I)には、(ブロック16C において述べたよ
うに)次のシーンにおいてセグメントSの配列に用いる
ために決定したラベルの位置を記録し(ブロック16M)、
最後に処理を再び起動させるときに備えて衝突グリッド
CGをクリアして(ブロック16N)ルーチンを終了する。 【0110】上述の種々なルーチンを通じて構成された
最後のマップディスプレイファイルは、マップディスプ
レイMを発生するハードウェアのベクトルジェネレータ
カード40を許容するすべてのベクトルおよび輝度コマン
ドを含んでいる。ひとたびディスプレイファイルが完成
すれば、第7B図示のソフトウェアを介してモニタ38を連
続的にリフレッシュすることはカード40により取扱われ
る。同時に、第7A図示の主プログラムは新たな独立のデ
ィスプレイファイルを生成している。ひとたびそれが完
成すると、異なった画面を表示し、それによってマップ
ディスプレイを変更したり移動させたりすることは第7B
図示のプログラムによって取扱われることになる。 【0111】 【発明の効果】以上説明したように本発明の地図表示装
置によれば、表示地図上に目的地を表示させることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】マップ表示例の画面図であり、本発明の原理を
説明するために示したものである。 【図2−1】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換の
概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−2】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換の
概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−3】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換の
概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−3A】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換
の概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−3B】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換
の概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−4】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換の
概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−5】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換の
概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−5A】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換
の概念とを説明するために示した概略図である。 【図2−5B】本発明のマップ表示用表示窓と線形変換
の概念とを説明するために示した概略図である。 【図3A】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3B】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3C】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3D】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3E】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3F】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3G】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3H】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3I】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図3J】本発明の原理に従ったマップ表示の異なるフ
レームの説明図である。 【図4】本発明の特徴の1つであるラベル表示機能の部
分図である。 【図5】第3A〜3J図のマップ表示を行なうハードウ
エア・システムのブロック図である。 【図5A】第3A〜3J図のマップ表示を行なうハード
ウエア・システムのブロック図である。車両内に置かれ
たマップ表示装置の1例を示したものである。 【図6A】本発明のマップ・データ・ベースの説明図で
ある。 【図6B】本発明のマップ・データ・ベースの説明図で
ある。 【図6C】本発明のスケールに依存した道路優先順位づ
け計画の説明のために示したテーブルである。 【図7A】ソフトウエア・プログラムの全体構造を示し
たブロック図である。 【図7B】ソフトウエア・プログラムの全体構造を示し
たブロック図である。 【図7C】ソフトウエア・プログラムの全体構造を示し
たブロック図である。 【図8】本発明の主ソフトウエア・プログラムの流れ図
である。 【図8A】本発明の複数のマップ表示状態と非マップ表
示状態を説明するために示した状態図である。 【図8A−1】本発明の他の諸形態の説明図である。 【図8A−2】本発明の他の諸形態の説明図である。 【図8B】本発明の他の表示形態の説明図である。 【図8B−1】本発明の他の表示形態の説明図である。 【図8B−2】本発明の他の表示形態の説明図である。 【図9】本発明のソフトウエアを説明するために示した
詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図10】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図11】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図12】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図12A】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図13】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図13A】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図13B】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図14】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図14A】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図15】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図16】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図17】本発明のソフトウエアを説明するために示し
た詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図17A】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図17B】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図18A】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図18B】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【図18C】本発明のソフトウエアを説明するために示
した詳細なフローチャートおよび他の説明図である。 【符号の説明】 12:コンピュータ、14:記憶媒体、16:走行距離
検出手段、28:センサ、44:コンソール装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハニー,スタンリー ケイ. アメリカ合衆国 94065 カリフォルニ ア州 ニューアーク マグノリア スト リート 36647 (72)発明者 ミルネス,ケネス エイ. アメリカ合衆国 94536 カリフォルニ ア州 フレモント ネリッサ サークル 4201 (56)参考文献 特開 昭58−111969(JP,A) 特開 昭59−164583(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 29/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所望の地域の道路の位置を識別するデータと目的地
    を識別するデータとを有する地図データベースを読み出
    す手段と、 該読み出された道路の位置を識別するデータに基づい
    て、所望の地域の選択された道路の地図表示信号を生成
    する手段と、 前記目的地データから所望の目的地を選択する手段と、 選択された目的地データに基づいて、前記地図表示信号
    生成手段を制御して目的地記号を所望目的地に対応する
    地図上の位置に表示させる手段と、 該目的地記号が現在の道路マップ表示内にあるかどうか
    を判断する手段と、を有し; 前記道路の位置を識別するデータは道路に組み合わされ
    た道路名を含み、 前記選択する手段は、交差する2つの道路名を選択する
    ことにより目的地を選択可能であり、 前記表示させる手段は、所望目的地が現在のマップ表示
    内にない場合、前記地図表示信号生成手段が、目的地記
    号でなく、所望目的地の方向を示す方向記号を表示する
    ように制御する、 ことを特徴とする地図表示装置。 2.所望の地域の道路の位置を識別するデータと目的地
    を識別するデータとを有する地図データベースを読み出
    す手段と、 該読み出された道路の位置を識別するデータに基づい
    て、所望の地域の選択された道路の地図表示信号を生成
    する手段と、 前記目的地データから所望の目的地を選択する手段と、 選択された目的地データに基づいて、前記地図表示信号
    生成手段を制御して目的地記号を所望目的地に対応する
    地図上の位置に表示させる手段と、 該目的地記号が現在の道路マップ表示内にあるかどうか
    を判断する手段と、を有し; 前記道路の位置を識別するデータは道路に組み合わされ
    た道路名と道路アドレスを含み、 前記選択する手段は、更に道路名と道路アドレスを選択
    することにより目的地を選択可能であり、 前記表示させる手段は、所望目的地が現在のマップ表示
    内にない場合、前記地図表示信号生成手段が、目的地記
    号でなく、所望目的地の方向を示す方向記号を表示する
    ように制御する、 ことを特徴とする地図表示装置。 3.所望の地域の道路の位置を識別するデータと目的地
    を識別するデータとを有する地図データベースを読み出
    す手段と、 該読み出された道路の位置を識別するデータに基づい
    て、所望の地域の選択された道路の地図表示信号を生成
    する手段と、 前記目的地データから所望の目的地を選択する手段と、 選択された目的地データに基づいて、前記地図表示信号
    生成手段を制御して目的地記号を所望目的地に対応する
    地図上の位置に表示させる手段と、 該目的地記号が現在の道路マップ表示内にあるかどうか
    を判断する手段と、を有し; 前記道路の位置を識別するデータは道路に組み合わされ
    た道路名と道路アドレスを含み、 前記選択する手段は、更に道路名と道路アドレス又は交
    差する2つの道路名を選択することにより目的地を選択
    可能であり、 前記表示させる手段は、所望目的地が現在のマップ表示
    内にない場合、前記地図表示信号生成手段が、目的地記
    号でなく、所望目的地の方向を示す方向記号を表示する
    ように制御する、 ことを特徴とする地図表示装置。 4.前記道路の位置を識別するデータは、道路種別、車
    線数、道路幅の中の1以上を含む、 請求項1又は2又は3に記載の地図表示装置。 5.前記表示させる手段は、さらに、前記地図表示信号
    生成手段が、車両の現在位置から所望目的地までの走行
    距離を示すデータを表示するように制御する、 請求項1又は2又は3又は4記載の地図表示装置。
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