JP3036273B2 - 車両用ドアの組立方法 - Google Patents

車両用ドアの組立方法

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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0412Lower door structure
    • B60J5/0416Assembly panels to be installed in doors as a module with components, e.g. lock or window lifter, attached thereto

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ドアの組立方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドアの組立方法としては、図7及
び図8に示すようなものが知られている(類似構造とし
て、特開昭63−60375号公報参照)。尚、図中、
Aが車外側で、Bが車内側を示している。このドア1
は、外形を構成するアウタモジュール2に、ドアウィン
ドウパネル3の昇降機構を集約した昇降モジュール4
を、組付けた基本構造となっている。尚、昇降モジュー
ル4の車内側には更にインナモジュールとしてのドアト
リムが取付けられているが、以下の説明では省略する。
【0003】アウタモジュール2は、アウタパネル5、
インナパネル6、サッシュ部7とから構成される。アウ
タパネル5はドア1の外表面を構成するもので、このア
ウタパネル5の車内側にインナパネル6が接合されてい
る。インナパネル6の中央には大きめの開放部8が開口
してあり、この開放部8の上側には前後のウエスト部W
を連結するレインフォース部9が残されている。この開
放部8の長手方向サイズL1 はドアウィンドウパネル3
の長手方向サイズL2 よりも大きく設定してあり、この
ような大きめの開放部8を形成したために、そのことに
よる剛性の低下を阻止するために前記開放部8の上側に
レインフォース部9が残されているものである。
【0004】そして、アウタパネル5の上端部とこのレ
インフォース部9との間にドアウィンドウパネル3の昇
降口となるウエスト開口10が形成される。前記レイン
フォース部9はこのウエスト開口10の剛性を高めるた
めに断面クランク形状となっている。サッシュ部7は、
前記アウタパネル5及びインナパネル6の前後ウエスト
部Wから、ドアウィンドウパネル3の外形に沿った状態
で立上げ形成してある。そして、インナパネル6のウエ
スト部W及びその下方位置、ならびにレインフォース部
9には溶接ナット付きの取付孔Hが設定されている。
【0005】昇降モジュール4は、インナフレーム11
の車外側にレギュレータ12を取付け、このレギュレー
タ12の車外側にドアウィンドウパネル3を取付けた基
本構造となっている。インナフレーム11の下縁部には
取付片13が設けられており、この取付片13及びイン
ナフレーム11の縁部には、前記インナパネル6側に形
成した取付孔Hに対応する取付孔hが各々形成されてい
る。
【0006】レギュレータ12は、支点14を中心に回
動自在で一端がドアウィンドウパネル3のレール15に
連結された回動アーム16と、該回動アーム16の他端
側のラック歯17に係合するギア18と、該ギア18を
回動させる駆動部19とから成っている。ドアウィンド
ウパネル3の長手方向サイズL2 は前述の如く開放部8
の長手方向サイズL1 よりも小さく設定されており、そ
の前側縁には斜辺部20が形成されている。
【0007】次に、昇降モジュール4のアウタモジュー
ル2への組付け方を説明する。まず、昇降モジュール4
の上側をアウタモジュール2側へ若干倒した傾倒状態に
する。そして、ドアウィンドウパネル3の上端部3aを
開放部8内に入れ、その上端部3aをそのままウエスト
開口10より上方へ貫通させながら、昇降モジュール4
を垂直に戻した後、インナフレーム11の各取付孔hを
インナパネル6側の取付孔Hにそれぞれ位置決めし、ボ
ルト21にて両者を結合する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ドアウィンドウパネル3を
傾けていったん開放部8内に入れ、それからウエスト開
口10内に通すため、ドアウィンドウパネル3がウエス
ト開口10を構成するレインフォース部9やアウタパネ
ル5の上端部に接触しないように細心の注意を必要と
し、作業が大変に面倒である。特に、曲率の大きいドア
ウィンドウパネル3をウエスト開口10に通す作業は困
難である。
【0009】また、ドアウィンドウパネル3の挿入を容
易にすべく、ウエスト開口10の幅をなるべく広く確保
しなければならないため、レインフォース部9のウエス
ト開口10側に各種の補強部材を設けたくても設けるこ
とができない。例えば、レインフォース部9のウエスト
開口10側に、図8中想像線で図示したような補強部材
22を設けたいが、設けると、その分、ウエスト開口1
0の幅が狭まり、ドアウィンドウパネル3の挿入が難し
くなるため、現実には設けられない。
【0010】更に、昇降モジュール4をいったん傾けて
アウタモジュール2に組付けるため、ドアウィンドウパ
ネル3とレギュレータ12との結合点であるレール15
に負荷がかかり易くなるため、このような負荷に強い構
造のレギュレータ12を採用しなければならず、採用で
きるレギュレータ12の形式に制約がある。
【0011】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、昇降モジュールの組付け作業が
容易で、且つウエスト開口における補強対策やレギュレ
ータ形式が制約を受けない車両用ドアの組立方法を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る車両用ドアの組立方法は、前後切欠縁の少なくとも上
側部分が略垂直状態で切欠かれた状態の開放部を中央に
形成した略凹形状のインナパネルと、該インナパネルの
車外側に接合されるアウタパネルと、該インナパネル及
びアウタパネルの前後ウエスト部からドアウィンドウパ
ネルの外形に沿った状態で立上げ形成されたサッシュ部
と、で構成したアウタモジュールに、開放部よりも大な
る前後長手方向サイズを有してインナパネルの前後ウエ
スト部に長手方向端部だけを車内側から接合したインナ
フレームと、該インナフレームの車外側に取付けられる
レギュレータと、インナフレームとは離間した状態で前
記レギュレータの車外側に昇降自在に取付けられ前後縁
部の少なくとも一方が斜辺部とされていると共に開放部
よりも大なる長手方向サイズを有し且つ斜辺部から対角
部に延ばした垂直線の長さサイズが開放部よりも小なる
ドアウィンドウパネルと、で構成した昇降モジュール
を、組付けるドアの組立方法であって、前記ドアウィン
ドウパネルを予め下降状態にすると共に該ドアウィンド
ウパネルをインナフレームに対して不動状態にしてお
き、ドアウィンドウパネルの斜辺部を略垂直状態にすべ
く昇降モジュール全体を回転させた状態とし、次にドア
ウィンドウパネル及びレギュレータをその回転状態のま
まサッシュ部とインナパネルにて囲まれた空間に車内側
から水平に移動して入れ、ドアウィンドウパネルの斜辺
部に対応する部位のインナフレームをインナパネルの切
欠縁部位の車内側に対向させ、その後昇降モジュールを
先とは逆に回転させて昇降モジュール全体を垂直状態に
戻し、ドアウィンドウパネル及びレギュレータをアウタ
パネルとインナパネルとの間の空間に位置させた後、イ
ンナフレームの長手方向端部を対応するインナパネルの
切欠縁部位に各々車内側から接合するものである。
【0013】請求項2記載の発明に係る車両用ドアの組
立方法は、ドアウィンドウパネルを下降状態とした後
に、該ドアウィンドウパネルの上端部を受け入れる溝部
が形成された取外し自在なホルダをインナフレームに取
付けて、ドアウィンドウパネルをインナフレームに対し
て不動状態に固定したものである。
【0014】
【作用】請求項1の車両用ドアの組立方法によれば、前
記のように開放部の長手方向サイズがドアウィンドウパ
ネルの長手方向サイズよりも小さくても、昇降モジュー
ルをいったん回転状態とし、そのドアウィンドウパネル
の斜辺部を略垂直状態にするため、ドアウィンドウパネ
ルをサッシュ部とインナパネルにて囲まれた空間に車内
側から水平移動させて確実に入れることができる。つま
り、このドアウィンドウパネルは、斜辺部から対角部に
延ばした垂直線の長さサイズが開放部よりも小さく設定
されているからである。ドアウィンドウパネルをサッシ
ュ部とインナパネルにて囲まれた空間内に入れた後は、
昇降モジュール全体を回転させて元の垂直状態に戻し、
ドアウィンドウパネル及びレギュレータをアウタパネル
とインナパネルとの間の空間に位置させる。そして、最
後にインナフレームの長手方向端部を対応するインナパ
ネルに各々車内側から接合することにより、昇降モジュ
ールの組付けが完了する。
【0015】この組立方法によれば、従来のように、ウ
エスト開口にドアウィンドウパネルを通す作業を行わな
いため、曲率の大きいドアウィンドウパネル等であって
も作業が大変容易であり、作業の自動化も可能となる。
また、昇降モジュールをアウタパネル側に倒さず、レギ
ュレータとドアウィンドウパネルとの結合点に負荷が加
わらないため、どのような形式のレギュレータも使用で
きる。更に、ウエスト開口にドアウィンドウパネルを通
す作業を行わないので、ウエスト開口の幅が狭くなって
も問題ない。従って、ウエスト開口に各種の補強対策を
自由に施すことができる。
【0016】請求項2の車両用ドアの組立方法によれ
ば、ドアウィンドウパネルの上端部とインナパネルの上
端部の両者を、該両者を受け入れる溝部が形成された取
外し自在なホルダにて固定したため、昇降モジュール取
付け時におけるドアウィンドウパネルのがたつきを防止
でき、ドアウィンドウパネルの不動状態が簡単に得られ
る。なお、このホルダは昇降モジュールの組付け後に取
り外される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0018】図1〜図5はこの発明の第1実施例を示す
図である。この実施例に係るドア25は、アウタモジュ
ール26、昇降モジュール27、インナモジュール28
(図3参照)で構成される。以下、各モジュール26、
27、28の構造を順に説明する。
【0019】アウタモジュール このアウタモジュール26は、アウタパネル29、イン
ナパネル30、サッシュ部31とから構成されている。
アウタパネル29の車内側面の上下には、ガード部材3
2と補強部材33とが設けられている。また、インナパ
ネル30の中央には開放部34が上側から切欠き形成さ
れ、インナパネル30は側面視で凹部形状となってい
る。また、開放部34の前後の上側切欠縁35は各々垂
直状態となっており、この各切欠縁35間の長手方向サ
イズ(即ち、開放部34の長手サイズ)L3 は、後述す
るドアウィンドウパネル36の長手方向サイズL4 より
も小さく設定されている。また、開放部34をはさんで
前後で対峙するインナパネル30のウエスト部Wには凹
部37が形成されており、この凹部37によりウエスト
部W付近の断面形状が凹凸状態になり、この付近の剛性
向上が図られている。そして、ウエスト部W付近には前
記凹部37をはさんで上下に取付孔Hが形成されてい
る。なお、この取付孔Hの車外側には図示せぬ溶接ナッ
トが設けられている。そして、このインナパネル30の
前端面には上下ヒンジ部40も取付けてある。
【0020】昇降モジュール この昇降モジュール27は、インナフレーム41と、レ
ギュレータ42と、支持板43と、ドアウィンドウパネ
ル36とを備えた基本構造となっている。インナフレー
ム41は、開放部34よりも大なる前後長手方向サイズ
を有しており、且つ前記インナパネル30側の凹部37
に相応する凹部44を長手方向に沿って連続形成するこ
とで断面凹凸状となっており、全体剛性の向上が図れて
いる。また、インナフレーム41の上端部には、前記開
放部34に相応する長手方向サイズの水平部45が形成
されており、この水平部45の先端には垂直なフランジ
46が曲折形成してある。そして、この水平部45に
は、後述するホルダ47を取付けるための鍵孔状の孔部
48が2ケ所に形成してある。更にインナフレーム41
の長手方向端部には前記取付孔Hに対応する取付孔hが
形成されている。
【0021】レギュレータ42は、インナフレーム41
の車外側に設けられるものであり、支持板43の車外側
に設けられた図示せぬレール部に沿って上下動するブラ
ケット49と、ループ状にかけ回され且つ一部が前記ブ
ラケット49に連結されたワイヤ50と、該ワイヤ50
を駆動させるための駆動部51とから構成されている。
そして、ドアウィンドウパネル36はこのレギュレータ
42の更に車外側に位置しており、その下端部が前記ブ
ラケット49に固定されている。従って、駆動部51に
よりワイヤ50を動かすことにより、ブラケット49が
ドアウィンドウパネル36ごと上下に移動するようにな
っている。このドアウィンドウパネル36の長手方向サ
イズL4 は、前述の如く開放部34の長手方向サイズL
3 よりも大きいが、斜辺部52から対角部53に延ばし
た垂直線54の長さサイズL5 は開放部34の長手方向
サイズL3 よりも小さい。
【0022】インナモジュール(図3参照) インナモジュール28はドア25の最も車内側に設けら
れるものであり、スピーカ用の開口55とアームレスト
部56が形成されている。
【0023】組立手順 次に、組立手順の説明をする。まずドアウィンドウパネ
ル36を下降させ、ドアウィンドウパネル36の上端部
36aを、インナフレーム41のフランジ46と同じ高
さ位置にする。そして、このドアウィンドウパネル36
の上端部36aとフランジ46の両者をホルダ47にて
固定し、ドアウィンドウパネル36をインナフレーム4
1に対して不動状態にする(図4参照)。このホルダ4
7は概略長方形状をしており、その下面にはドアウィン
ドウパネル36の上端部36aとフランジ46を受入れ
る溝部57、58が各々形成されていると共に、下端に
大径の頭部59が形成された突起部60が下向きに形成
されている。従って、このホルダ47を上側からセット
して、ドアウィンドウパネル36の上端部36aとフラ
ンジ46とを各々溝部57、58内に挿入すると共に、
ホルダ47の突起部60を鍵孔状の孔部48の円形部内
に入れた後、水平にスライドさせることにより、ホルダ
47がインナフレーム41に対して固定されると共に、
前記ドアウィンドウパネル36の上端部36aのインナ
フレーム41に対する位置決め固定も完了する。
【0024】このようにして、ホルダ47によりドアウ
ィンドウパネル36を固定した状態にしておいて、まず
昇降モジュール27全体を車内側から見て時計方向に一
定角度回転させ、ドアウィンドウパネル36の斜辺部5
2を垂直にする。そうすることにより、ドアウィンドウ
パネル36の水平方向における長さサイズが開放部34
の長手方向サイズL3 よりも小さくなる。すなわち、前
述のように斜辺部52から対角部53まで延ばした垂直
線54の長さサイズL5 が、開放部34の長手方向サイ
ズL3 よりも小さく設定されているからである。従っ
て、昇降モジュール27を回転させて斜辺部52を垂直
状態にした後、昇降モジュール27を水平移動させるだ
けで、ドアウィンドウパネル36及びレギュレータ42
をサッシュ部31とインナパネル30にて囲まれた空間
内に入れることができる。
【0025】このようにして、ドアウィンドウパネル3
6及びレギュレータ42をインナパネル30より車外側
へ位置させてから、ドアウィンドウパネル36の斜辺部
52に対応する部位のインナフレーム41をインナパネ
ル30の切欠縁35部位の車内側に対向させ、その後、
昇降モジュール27を先とは反対側に回転させて、昇降
モジュール27全体を垂直状態にし、ドアウィンドウパ
ネル36及びレギュレータ42をアウタパネル29とイ
ンナパネル30との間の空間内に位置させる。そして、
インナフレーム41の長手方向端部を、対応するインナ
パネル30のウエスト部Wに各々車内側から接合すると
共に、両者の取付孔H、hを合致させ、図示せぬボルト
にて昇降モジュール27をアウタモジュール26に対し
て組付ける。これにより、アウタパネル29の上端部と
インナフレーム41のフランジ46との間にウエスト開
口61が形成される。
【0026】昇降モジュール27の組付けが完了した
ら、ホルダ47を取外し、インナパネル30及びインナ
フレーム41の車内側にインナモジュール28を図示せ
ぬクリップにて取付け、ドア25の組立作業が完了す
る。
【0027】この実施例による組立方法によれば、昇降
モジュール27を組立てる際の作業動作は、一定角度の
回転と水平移動だけなので、曲率の大きいドアウィンド
ウパネル36であっても作業を容易に行える。従って、
作業の自動化も可能となる。また、昇降モジュール27
は、前後に回転させるものの、アウタパネル29側に傾
けたりしないので、レギュレータ42とドアウィンドウ
パネル36との結合点(ブラケット49)にそれほどの
負荷が加わらない。従って、採用できるレギュレータ4
2の形式に制約はない。
【0028】図6はこの発明の第2実施例を示す図であ
る。この実施例では、インナフレーム41の上端部に車
内側からレインフォース62を接合し、インナフレーム
41の上端部にドア長手方向に沿う閉断面部63を形成
したものである。また、ホルダ64の一方の溝部65内
に、互いに接合されたフランジ46とレインフォース6
2の上端部を挿入し、他方の溝部66にドアウィンドウ
パネル36の上端部36aを挿入している。インナフレ
ーム41の上端部にこのような閉断面部63を形成した
ため、ドア67のウエスト開口68部分における剛性が
更に高まる。また、このようにウエスト開口68を狭め
るようなレインフォース62を接合しても、昇降モジュ
ール27はアウタモジュール26に対して主に水平方向
で組付けられるものであるため、組付け作業性の面で特
に不利にはならない。
【0029】
【発明の効果】この発明に係る車両用ドアの組立方法に
よれば、ウエスト開口にドアウィンドウパネルを通す作
業を行わないため、曲率の大きいドアウィンドウパネル
等であっても作業が大変容易であり、作業の自動化も可
能である。更に、昇降モジュールをアウタパネル側に倒
さず、レギュレータとドアウィンドウパネルとの結合点
に負荷が加わらないため、どのような形式のレギュレー
タも使用できる。加えて、ウエスト開口にドアウィンド
ウパネルを通す作業を行わないので、ウエスト開口の幅
が狭くなっても問題ない。従って、ウエスト開口に各種
の補強対策を自由に施すことができる。
【0030】そして、ドアウィンドウパネルの上端部と
インナパネルの上端部の両者をホルダにて固定するよう
にすれば、昇降モジュール取付け時におけるドアウィン
ドウパネルの不動状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る車両用ドアの構造
の昇降モジュール組付け前の状態を示す斜視図である。
【図2】昇降モジュールを回転させてインナパネルより
も車外側位置に入れた状態を示す図1相当の斜視図であ
る。
【図3】昇降モジュールを元の状態に回転させて戻し、
インナモジュールを取付ける前の状態を示す図1相当の
斜視図である。
【図4】昇降モジュールの上部構造を示す拡大斜視図で
ある。
【図5】第4図中矢示SA−SA線に沿う断面図であ
る。
【図6】この発明の第2実施例を示す図5相当の断面図
である。
【図7】従来例に係る車両用ドアの構造を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の昇降モジュールの組付け状態をドアの示
す断面図である。
【符号の説明】
26 アウタモジュール 27 昇降モジュール 29 アウタパナネル 30 インナパネル 31 サッシュ部 34 開放部 35 切欠縁 36 ドアウィンドウパネル 41 インナフレーム 42 レギュレータ 47 ホルダ 52 斜辺部 53 対角部 W ウエスト部 L3 開放部の長手方向サイズ L4 ドアウィンドウパネルの長手方向サイズ L5 斜辺部から対角部までの垂直線の長さサイズ A 車外側 B 車内側

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後切欠縁の少なくとも上側部分が略垂
    直状態で切欠かれた状態の開放部を中央に形成した略凹
    形状のインナパネルと、 該インナパネルの車外側に接合されるアウタパネルと、 該インナパネル及びアウタパネルの前後ウエスト部から
    ドアウィンドウパネルの外形に沿った状態で立上げ形成
    されたサッシュ部と、 で構成したアウタモジュールに、 開放部よりも大なる前後長手方向サイズを有してインナ
    パネルの前後ウエスト部に長手方向端部だけを車内側か
    ら接合したインナフレームと、 該インナフレームの車外側に取付けられるレギュレータ
    と、 インナフレームとは離間した状態で前記レギュレータの
    車外側に昇降自在に取付けられ前後縁部の少なくとも一
    方が斜辺部とされていると共に開放部よりも大なる長手
    方向サイズを有し且つ斜辺部から対角部に延ばした垂直
    線の長さサイズが開放部よりも小なるドアウィンドウパ
    ネルと、 で構成した昇降モジュールを、 組付けるドアの組立方法であって、 前記ドアウィンドウパネルを予め下降状態にすると共に
    該ドアウィンドウパネルをインナフレームに対して不動
    状態にしておき、 ドアウィンドウパネルの斜辺部を略垂直状態にすべく昇
    降モジュール全体を回転させた状態とし、 次にドアウィンドウパネル及びレギュレータをその回転
    状態のままサッシュ部とインナパネルにて囲まれた空間
    に車内側から水平に移動して入れ、ドアウィンドウパネ
    ルの斜辺部に対応する部位のインナフレームをインナパ
    ネルの切欠縁部位の車内側に対向させ、 その後昇降モジュールを先とは逆に回転させて昇降モジ
    ュール全体を垂直状態に戻し、 ドアウィンドウパネル及びレギュレータをアウタパネル
    とインナパネルとの間の空間に位置させた後、インナフ
    レームの長手方向端部を対応するインナパネルの切欠縁
    部位に各々車内側から接合することを特徴とする車両用
    ドアの組立方法。
  2. 【請求項2】 ドアウィンドウパネルを下降状態とした
    後に、該ドアウィンドウパネルの上端部を受け入れる溝
    部が形成された取外し自在なホルダをインナフレームに
    取付けて、ドアウィンドウパネルをインナフレームに対
    して不動状態に固定した請求項1記載の車両用ドアの組
    立方法。
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