JP3003826B2 - クロック再生回路 - Google Patents

クロック再生回路

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JP3003826B2 JP5168832A JP16883293A JP3003826B2 JP 3003826 B2 JP3003826 B2 JP 3003826B2 JP 5168832 A JP5168832 A JP 5168832A JP 16883293 A JP16883293 A JP 16883293A JP 3003826 B2 JP3003826 B2 JP 3003826B2
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    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、復調器のクロック再
生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、“全ディジタル化高速クロッ
ク再生回路の一検討−蓄積型クロック再生法−”,電子
情報通信学会技術研究報告,SAT90−31(199
0−11)に示されている従来のクロック再生回路を示
す構成ブロック図である。
【0003】図17において、準同期検波されたIch、
Qch信号は、入力端子1、2から入力される。固定発振
器3は、この受信機の固定クロックを発生し、A/D変
換器4、5はこの固定クロックで動作することによって
Ich、Qch信号をA/D変換する。6、7はA/D変換
されたディジタル信号を1スロット長蓄えるランダムア
クセスメモリ(以下、RAMと言う)である。そして、
RAM1とRAM2とから、2ポートRAM100が構
成されている。この2ポートRAM100は、その中に
含まれている一方のRAMに信号を蓄えている間は、他
方のRAMに蓄えられている信号が処理される。
【0004】8は、A/D変換されたIch、Qch信号を
入力し、受信信号からクロック成分を生成する非線形処
理回路である。9は、非線形処理回路8の出力信号を入
力し、受信信号のシンボルクロックの位相を検出するク
ロック位相検出器であり、101は、非線形処理回路8
とクロック位相検出器9とから構成されるクロック位相
推定回路である。また、10はクロック位相推定回路1
01の出力信号と、2ポートRAM100の出力信号と
から補間計算して判定点データを出力する内挿補間回路
であり、11、12は内挿補間されたIch、Qchデータ
を出力する出力端子である。
【0005】図18は、図17の非線形処理回路8の詳
細な構成例を示す構成ブロック図である。
【0006】図18において、A/D変換されたIch、
Qch信号は、入力端子20、21を介して入力される。
入力されたそれぞれの信号は、第一2乗回路22及び第
二2乗回路23によってそれぞれ2乗される。これらの
2乗回路22及び23の出力信号は、加算器24によっ
て加算される。この加算結果は出力端子25を介して出
力される。
【0007】図19は、図17のクロック位相検出器9
の詳細な構成を示す構成ブロック図である。
【0008】図19において、30は、非線形処理回路
8の出力信号が入力される入力端子であり、31は固定
発振器3の出力クロック信号を入力するクロック入力端
子である。位相発生器32は、固定発振器3のクロック
信号で動作し、シンボルクロック周期の位相情報(0〜
2πまたは−π〜+π)を出力する。COS/SIN波
形発生器33は、位相発生器32の出力値に相当するC
OS、SINの値をそれぞれ出力する。入力端子30か
ら入力された信号と、COS/SIN波形発生器の出力
信号であるCOS値、SIN値とは、第一乗算器34、
第二乗算器35においてそれぞれ乗算される。そして、
第一積分器36、第二積分器37は、上記の各乗算器の
出力する値を1スロット長積分する。
【0009】位相計算器38は、上記第一及び第二の積
分器36、37の出力信号から、受信信号に含まれるシ
ンボルクロックと、位相発生器32の出力値との推定位
相差を算出する。さらに、この推定位相差は、出力端子
39を通じて出力される。
【0010】この従来のクロック再生回路の動作につい
て次に説明する。
【0011】入力端子1、2に入力される準同期検波さ
れたIch、Qch信号は、受信機の固定発振器3のクロッ
ク信号でA/D変換される。この際、固定発振器3の発
振周波数はシンボルレートのほぼN倍に設定されてい
る。つまり、N倍のオーバーサンプリングでA/D変換
されているのである。
【0012】A/D変換されたIch、Qch信号は、それ
ぞれ2分岐され、一方は2ポートRAM100に、他方
は非線形処理回路8に入力される。非線形処理回路8に
おいては、Ich、Qch信号はそれぞれ第一及び第二の2
乗回路22、23で2乗されてから、加算器24で加算
され、加算結果P(n)が出力される。これを表したも
のが式(1)である。
【0013】 P(n)=(I(n)) +(Q(n)) (1) (n=0、1、2、…) ここで、I(n)、Q(n)は、それぞれサンプリング
時刻nにおけるA/D変換されたIch、Qch信号を示
す。
【0014】次に、非線形処理回路8の出力信号P
(n)は、クロック位相検出器9の入力端子30から入
力され、2分岐されて、COS/SIN波形発生器の出
力信号であるCOS値、SIN値と、第一及び第二の乗
算器34、35で乗算され以下のDc (n)、Ds
(n)を出力する。
【0015】 Dc (n)=P(n)×COS(θclk (n)) (2) Ds (n)=P(n)×SIN(θclk (n)) (3) (n=0、1、2、…) 上式において、 θclk (n)=2π/N×n (4) (N:オーバーサンプル数) (n=0、1、2、…) ここで、θclk (n)は、2πの剰余であり、その取り
得る値は0≦θclk (n)<2πとなる。
【0016】第一及び第二の積分器36、37はそれぞ
れ第一及び第二の乗算器34、35の出力を1スロット
長積分し、以下の積分値Sc 、Ss を出力する。
【0017】 L-1 Sc =ΣDc (k) (5) k=0 L-1 Ss =ΣDs (k) (6) k=0 L:1スロット中のサンプル数 位相計算器38は、上記Sc 、Ss を入力とし、受信信
号のシンボルクロックと、位相発生器32の出力値との
推定位相差θ0 (rad)を計算し、出力端子39にこ
の計算結果を出力する。
【0018】以下、θ0 の計算方法を示す。
【0019】まず、Scompを、次式で表される複素数と
する。
【0020】 Scomp=Sc +jSs (7) この時、θ0 は次式で表される。
【0021】 θ0 =arg(Scomp) (8) (0≦θ0 <2π) つまり、この位相計算器38では、受信信号を2乗した
後、受信信号のシンボルクロックの周波数で、離散フー
リエ変換(以下、DFTと言う)を行い、受信信号のク
ロック成分の位相情報を得ている。
【0022】内挿補間回路10は、クロック位相推定回
路101の出力信号である推定位相差θ0 を用いて、2
ポートRAM100に蓄えられた信号を補間し、判定点
(ナイキスト波形の場合はナイキスト点)における値を
計算して出力する。以下、補間計算の一例として、ラグ
ランジェの一次補間を用いた方法について示す。
【0023】まず、内挿補間回路10は、推定位相差θ
0 より2ポートRAM100に蓄えられている信号の判
定点の位置を求める。今、θ0 が次式に示す範囲内にあ
るものとする。
【0024】 2π/N・i≦θ0 <2π/N・(i+1) (9) ただし、i:0≦i≦(N−1)の範囲の整数 この時、2ポートRAM100に蓄えられたデータのm
シンボル目の判定点の位相θD (n)は次式に示す範囲
内に存在する。ここにおいて、Lは1スロット中のサン
プル数である。
【0025】 N・m+i≦θD (n)≦N・m+(i+1) (10) (m=0、1、2、…) ただし、N・m+(i+1)≦L−1 次に、内挿補間回路10は、mシンボル目のIch、Qch
それぞれの判定点データI(m)、Q(m)を補間で求
めるため、2ポートRAM100から以下の添字のIc
h、Qchデータを取り出す。
【0026】 I(m)=I(N・m+i) I(m)=I(N・m+i+1) Q(m)=Q(N・m+i) Q(m)=Q(N・m+i+1) (11) そして、次の式を用いて、判定点データI(m)、Q
(m)を計算して出力する。
【0027】図20は、Ichについて補間処理の原理を
説明する図である。図20から明らかなように、以下の
式が導き出される。
【0028】 I(m) ={a・I(m)+b・I(m)}/(a+b) Q(m) ={a・Q(m)+b・Q(m)}/(a+b) (12) ここで、 a=2π/N・(i+1)−θ0 b=θ0 −2π/N・i 内挿補間回路10は、以上のようにして1スロット分の
データを計算し、出力端子11、12からそれぞれ判定
点データI(m)、Q(m)を出力する。
【0029】この際、内挿補間回路10が補間のために
2ポートRAM100から取り出すデータの個数は適用
する補間方式によって異なり、例えばラグランジェの2
次補間の場合は判定点の近傍の3点が用いられる。
【0030】以上、ラグランジェの1次補間について説
明したが、ラグランジェの2次補間についても上述した
文献に同様に示されている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記図17、図18、
図19、図20に示されている第1の従来のクロック再
生回路は上述したように構成されているので、再生クロ
ックは、位相発生器の出力値と受信信号のシンボルクロ
ックとの推定位相差を基にして生成される。従って、再
生クロックの周期は固定クロックで動作する位相発生器
の出力信号の周期となってしまう。
【0032】つまり、従来のクロック再生回路における
再生クロックは位相発生器の出力値との位相差のみ校正
され、周波数差は制御されていない。
【0033】従って、受信信号のシンボルクロックと位
相発生器の出力値との推定位相差がいわゆるバースト中
においてほとんど変化しないようなバーストモードを利
用した通信の場合は問題は生じないが、連続モードの場
合は上記の推定位相差の変化が無視できなくなり、再生
クロックのスリップが発生するという問題があった。
【0034】本願発明は、上記課題を解消するためにな
されたもので、その目的は、受信信号を固定クロックで
サンプリングする復調器において、連続モードの場合も
再生クロックのスリップを生ずることなく、判定点デー
タを出力することが可能なクロック再生回路を得ること
である。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、復調器のクロック再生回
路において、A/D変換した準同期検波受信信号を非線
形処理する非線形処理手段と、上記非線形処理された信
号を、受信信号のシンボルレートの4倍の周波数で交互
に選択する選択手段と、上記選択された信号を、受信信
号のシンボルレートの2倍の周波数で交互に反転/非反
転し、その結果を平均化した後さらに受信信号のシンボ
ルレートの2倍の周波数で反転/非反転する2つの符号
反転/平均化手段と、上記出力値を受信信号のシンボル
レートの4倍の周波数で交互に選択し、再生クロック信
号を出力する第2の選択手段と、を含むことを特徴とす
るクロック再生回路である。
【0036】上記課題を解決するために、請求項2記載
の本発明は、復調器のクロック再生回路において、A/
D変換した準同期検波受信信号を非線形処理する非線形
処理手段と、上記非線形処理された信号を受信信号のシ
ンボルレートの2倍の周波数で反転/非反転する第1の
反転/非反転手段と、上記第1の反転/非反転手段の出
力信号の平均値を求める平均化手段と、上記平均化手段
の出力信号を受信信号のシンボルレートの2倍の周波数
で反転/非反転し、再生クロック信号を出力する第2の
反転/非反転手段と、を含むことを特徴とするクロック
再生回路である。
【0037】上記課題を解決するために、請求項3記載
の本発明は、請求項1から請求項2までに記載されてい
るクロック再生回路において、受信信号のシンボルレー
トの4倍の周波数でオーバーサンプルされた再生クロッ
ク信号を、補間する補間手段と、を含むことを特徴とす
るクロック再生回路である。
【0038】上記課題を解決するために、請求項4記載
の本発明は、請求項1から請求項3に記載されているク
ロック再生回路において、前記平均化手段のレベルを検
出するレベル検出手段と、上記レベル検出手段の出力信
号を用いて、平均化手段が出力する信号のレベルを制御
する出力レベル設定手段と、を含むことを特徴とするク
ロック再生回路である。
【0039】上記課題を解決するために、請求項5記載
の本発明は、請求項1から請求項に記載されているク
ロック再生回路において、前記平均化手段は、出力する
信号のレベルを検出するレベル検出手段と、上記レベル
検出手段の出力信号を用いて平均化手段の出力値をホー
ルドするホールド手段と、を含むことを特徴とするクロ
ック再生回路である。
【0040】
【作用】非線形処理回路出力にシンボルレート周期のC
OS,−SIN値をそれぞれ乗算し、平均化の後、各平
均結果に先と同じCOS,−SIN値を乗算し、加算す
ることによって、平均的に受信信号のシンボルクロック
周期で動作させることにより、再生クロックのスリップ
を生ずることなく判定点データを出力することができ
る。請求項1記載のクロック再生回路によれば、CO
S,−SIN値の乗算に相当する処理を乗算器を用いず
に行われる。すなわち、4倍の周波数でオーバーサンプ
リングしたCOS、−SINの値、すなわち±1、0に
対応して、COS,−SIN値の乗算に相当する処理が
反転/非反転/0のいずれかの選択によって遂行され
る。つまり請求項1記載のクロック再生回路によれば、
非線形処理された信号を、受信信号のシンボルレートの
4倍の周波数で交互に選択し、2個の反転/非反転+平
均化+反転/非反転部分をシンボルレートの4倍の周波
数で交互に動作を行わせ、この動作の結果である出力値
をシンボルレートの4倍の周波数で交互に選択して出力
した。従って、再生クロックのスリップを生ずることな
く判定点データを出力する構成が、通常の乗算器を用い
ることなく実現され、低消費電力でハードウェア規模の
小さいクロック再生回路が得られる。
【0041】請求項2記載のクロック再生回路によれ
ば、非線形処理された信号を、受信信号のシンボルレー
トの2倍の周波数で反転/非反転し、2種類の記憶機能
を有する1つの平均化回路で交互に平均化し、その出力
値をシンボルレートの2倍の周波数で反転/非反転する
ことで、低消費電力でハードウェア規模の小さいクロッ
ク再生回路を得る。
【0042】請求項3記載のクロック再生回路によれ
ば、上記クロック再生回路において、4倍のオーバーサ
ンプリングされた出力再生クロックを補間する手段を備
えているので、より精度の良い再生クロックが得られ
る。
【0043】請求項4記載のクロック再生回路によれ
ば、上記クロック再生回路において、平均化部の出力信
号のレベルを検出し、平均化部の出力レベルを制御する
ことで、その出力信号の振幅を一定の値に抑える。従っ
て、ハードウェア規模の小さいクロック再生回路が得ら
れる。
【0044】請求項5記載のクロック再生回路によれ
ば、平均化部の出力信号のレベルを検出し、その検出値
に応じて平均化部の出力値をホールドすることによっ
て、フェージングなどにより信号が消失してしまった場
合でも、再生クロック位相が発散してしまうことを防止
することができる。
【0045】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0046】基本的構成例1には、本発明の説明に用いるクロック再生回路の構
成ブロック図が示されている。図において、中心周波
数が受信信号のシンボルクロック周波数と同一である帯
域通過フィルタ200(BPFと言う)が備えられてお
り、判定点検出器201は前記BPF200の出力信号
に基づき補間スタートパルスと、判定点位相情報とを生
成する。また、位相推定回路104は、非線形処理回路
8と、BPF200と、判定点検出器201とを有する
構成である。
【0047】図には、図に記載されている判定点検
出器201の構成例を示す構成ブロック図が示されてい
る。図において、BPF200の出力信号は入力端子
210を介して取り込まれる。立上り検出器211は、
入力端子210から入力される入力信号の立上りを検出
することによって補間スタートパルスを出力する。そし
て、位相差検出器212は、入力信号の位相情報を検出
し、補間スタートパルスは出力端子213を介して出力
され、位相情報は出力端子214を介して出力される。
【0048】次に、本クロック再生回路の動作について
説明する。
【0049】非線形処理回路8の出力信号は、その中心
周波数が受信信号のシンボルクロック周波数と等しいB
PFに入力され、BPFにおいて受信信号のシンボルク
ロック成分が抽出される。ここで、BPFの中心周波数
は、上述したようにシンボルクロック周波数であり、そ
の帯域はクロック再生回路の動作する時定数に設定され
ている。
【0050】図は、帯域制限フィルタの出力信号の一
例を示す図である。図においては、4倍のオーバーサ
ンプリングによってA/D変換された場合が示されてい
る。図において、点線で示されている正弦波は抽出さ
れたシンボルクロック成分を表し、実線は実際のサンプ
ル値であってBPF200の出力信号を表す。
【0051】判定点検出器201は、入力端子210を
介して上述したBPF200の出力値を取り込み、立上
り検出器211によって各サンプリング点間において前
述した式22に示されているθR (n)の符号が負から
正に変化するタイミングが検出され、補間スタートパル
スが出力端子213を介して出力される。また、位相差
検出器212は、補間スタートパルスが出力される前及
び後におけるBPF200の出力信号の値に基づき、サ
ンプリング点と0クロス点との位相差を検出し、これを
出力端子214から出力する。なお、ここに述べた位相
差検出方法は、例えば予め補間スタートパルスが出力さ
れる前及び後におけるBPF200の出力値と位相差と
の関係をROMに格納しておき、上述した前と後におけ
るBPF200の出力値をアドレスとして上記ROMに
供給し、そのデータ出力を位相差として利用することも
好適である。
【0052】そして、内挿補間回路53は、クロック位
相推定回路104から出力される補間スタートパルス及
び位相情報とに基づき、シフトレジスタ52からA/D
変換値を入力し、補間計算を行う。このようにして求め
られた判定点データは、Ich及びQchの出力端子11及
び12から出力される。
【0053】基本的構成例2 以下、本発明のクロック再生回路の説明に用いる基本的
な回路構成例について説明する。図は、本回路構成例
に係るクロック再生回路のブロック構成図であり、機能
としては上記基本的構成例1[図]のクロック位相推
定回路104部分に相当する。(但し、出力端子は1つ
になっている。)図において、固定発振器420は受
信信号のシンボルクロック周波数のほぼ4倍の周波数で
発振する。カウンタ421は、固定発振器420が出力
するクロック信号により動作するModulo4のカウ
ンタであり、COS/−SIN出力回路422は、カウ
ンタ421の出力信号を入力し、COS及び−SIN値
を出力する。また、第1の乗算器423は、非線形処理
回路402の出力値とCOS/−SIN出力回路422
のCOS出力値を乗算し、第2の乗算器424は、非線
形処理回路402の出力値とCOS/−SIN出力回路
422の−SIN出力値とを乗算し、低域通過フィルタ
425及び426はそれぞれ第1及び第2の乗算器42
3、424の出力値を平均する。第3の乗算器427
は、第1の低域通過フィルタ425の出力信号とCOS
/−SIN出力回路422のCOS出力値とを乗算し、
第4の乗算器428は、第2の低域通過フィルタ426
の出力信号とCOS/−SIN出力回路422の−SI
N出力値とを乗算する。そして、加算器429は、第3
及び第4の乗算器427、428の出力信号を加算す
る。
【0054】非線形処理回路402の出力信号に含まれ
るクロック成分の周波数をfclk とすると、低域通過フ
ィルタ425、426の出力信号からは、受信機の固定
発振器の周波数fl との周波数偏差Δfが出力される。
回路構成例においては、この周波数偏差Δfに再び受
信器の固定発振周波数fl を乗算しているので、出力さ
れるクロックの周波数はΔf+f =fclkとな
る。
【0055】図には、図に示されている乗算器の構
成の一例が記載されている。図に記載されているよう
に、入力端子430を介して入力された入力信号は、反
転回路431によりその符号が反転されている。一方、
入力端子432を介して入力されたCOS/−SIN出
力回路422の出力信号に基づき、セレクタ433は、
入力端子430から入力された入力信号、もしくはその
符号を反転した信号、もしくは“0”の信号のうちいず
れか1個の信号を選択して出力する。そしてこのセレク
タ433の出力信号は出力端子434を介して出力され
る。
【0056】非線形処理回路402は受信信号からシン
ボルクロック成分を生成し、第1及び第2の乗算器42
3、424はこのシンボルクロック成分を入力する。こ
こでは、非線形処理回路402の出力値をX(n)で表
す。このnはサンプルタイミングを示す整数である。一
方、固定発振器420は、上述したシンボルクロック周
波数のほぼ4倍の周波数で動作しており、この4倍の周
波数のクロックで動作するModulo4カウンタ42
1は受信信号のシンボルクロックの1周期中にほぼ
(0、1、2、3)のように1周する。ここで、COS
/−SIN出力回路422は、カウンタ421の出力値
を入力し、COS、−SINの値をそれぞれ出力する
が、カウンタ421の出力信号(0、1、2、3)を
(0、π/2、π、3π/2)とみなして、COS側か
らは(1、0、−1、0)を、−SIN側からは(0、
−1、0、1)がそれぞれ出力される。
【0057】第1及び第2の乗算器423、424はそ
れぞれ非線形処理回路402の出力信号とCOS値、及
び−SIN値を乗算するが、上述したようにCOS/−
SIN出力回路422の出力信号は(±1、0)の値し
かとらないため、第1及び第2の乗算器423、424
の出力信号は符号反転/非反転/0の3通りのいずれか
に限られる。従って、第1及び第2の乗算器423、4
24の構成は図のように簡略化される。非線形回路4
02の出力信号は、入力端子430から入力され、CO
S/−SIN出力回路422の出力値が“1”の場合に
はそのまま出力端子434から出力され、一方この出力
値が“−1”の場合には符号反転回路431の出力信号
が選択され、“0”の場合には0が出力される。よっ
て、第1及び第2の乗算器423、424はいわゆる通
常の乗算器である必要はなく、簡単な構成で実現可能で
ある。
【0058】第1及び第2の乗算器423、424の出
力値をそれぞれXm1(n)、Xm2(n)とするとそ
れぞれ次式で表される。 Xm1(n)=X(n)・COS(n・π/2) =(−1)n/2 ・X(n) :nは偶数 =0 :nは奇数 Xm2(n)=X(n)・−SIN(n・π/2) =0 :nは偶数 =(−1)(n−1)/2+1 ・X(n):nは奇数 …(24)
【0059】次に、低域通過フィルタ425、426は
それぞれ第1及び第2の乗算器423、424の出力信
号Xm1(n)、Xm2(n)を平均し、雑音成分を除
去する。時刻nにおける低域通過フィルタ425、42
6の出力値をそれぞれXave1(n)、Xave2
(n)とすると、それらは例えば次式で表される。 Xave1(n)=E[Xm1] =(1/2)En:even[Xm1(n)] Xave2(n)=E[Xm2] =(1/2)En:odd[Xm2(n)] …(25)
【0060】ここにおいて、E[・]は平均化を表し、
En:even[・]はnが偶数番目の信号のみの平均
化を表し、一方En:odd[・]はnが奇数番目の平
均化をそれぞれ表す。そして、低域通過フィルタ42
5、426の出力信号はそれぞれCOS/−SIN出力
回路422の出力信号のCOS値、−SIN値と、第1
及び第2の乗算器427、428において乗算される
が、上述したようにCOS/−SIN出力回路422の
出力値は(±1、0)しかとらないので、第3及び第4
の乗算器427、428も図に示されているような簡
単な構成で実現可能である。第3及び第4の乗算器42
7、428の出力値Xm3(n)、Xm4(n)はそれ
ぞれ次式で表される。 Xm3(n)=Xave1(n)・COS(n・π/2) =(−1)n/2 ・Xave1(n) =(−1)n/2 (1/2)En:even[X(n)] :nは偶数 =0 :nは奇数 Xm4(n)=Xave2(n)・−SIN(n・π/2) =0 :nは偶数 =(−1)(n−1)/2+1 ・Xave2(n) =(−1)(n−1)/2+1 (1/2)En:odd[ X(n)] :nは奇数 …(26)
【0061】そして、第3及び第4の乗算器427、4
28の出力信号は、加算器429において加算され、そ
の加算された信号が出力端子412を通じて外部に出力
される。加算器429の出力値Xadd(n)は次式で
表される。 Xadd(n)=Xm3(n)+Xm4(n) =(−1)n/2 ・Xave1(n) =(−1)n/2 (1/2)En:even[Xm1(n)] :nは偶数 =(−1)(n−1)/2+1 ・Xave2(n) =(−1)(n−1)/2+1 (1/2)En:odd[Xm2 (n)] :nは奇数 …(27)
【0062】従って、本回路構成例によるクロック再生
回路において、加算器429から出力されるクロック成
分は受信信号に含まれるシンボルクロックのため、再生
クロックのスリップが生じることはない。また、非線形
処理回路、反転回路、低域通過フィルタ、加算器、Mo
dulo4カウンタのみの構成で、シンボルクロック成
分の抽出が可能である。なお、COS/−SIN出力回
路422は、COS/SIN出力回路を用いても同様の
効果が得られる。
【0063】実施例16は、実施例によるクロック再生回路の構成を示す
ブロック構成図である。図において、セレクタ440
は、受信信号のシンボルクロック周波数のほぼ4倍の周
波数で交互に出力部を切り替える。
【0064】また、符号判定回路441は、シンボルク
ロック周波数のほぼ2倍の周波数で符号反転/非反転を
切り替える。第2の符号反転回路443は、低域通過フ
ィルタ442の出力信号を入力し、上述した第1の符号
反転回路441と同期して動作を行う。そして、第1の
符号反転/平均化部450は、第1の符号反転回路44
1と、低域通過フィルタ442と、第2の符号反転回路
443とを含み、シンボルクロック周波数のほぼ2倍の
周波数で動作を行う。第3の符号反転回路444は、上
述した第1の符号反転回路441と同一の周期で符号反
転/非反転を切り替え、第4の符号反転回路446は、
低域通過フィルタ445の出力信号を入力し、第3の符
号反転回路444と同期して動作を行う。第2の符号反
転/平均化部451は、第3の符号反転回路444と、
低域通過フィルタ445と、第4の符号反転回路446
とを含む。また、第2のセレクタ447は、第1のセレ
クタ440と同期して同一の符号反転/平均化部を選択
する。なお、図には、第1及び第2のセレクタ44
0、447の制御信号、第1〜第4の符号反転回路44
1、443、444、446の制御信号をそれぞれ表す
波形の例が示されている。
【0065】図に示されている回路構成例において
は、COSと−SINとの直交性よりCOS/−SIN
出力回路422のCOS値が±1の場合には−SIN値
は必ず0であり、また−SIN値が±1の場合にはCO
S値は必ず0になっている。従って、式(24)、(2
5)、(26)、(27)において、時刻nが偶数の場
合すなわちCOS値が±1の時は、第2及び第4の乗算
器424、428の出力値は“0”になっており、時刻
nが奇数の場合には、すなわち−SIN値が±1の時に
は第1及び第3の乗算器423、427の出力値は
“0”になっているため、各ブロックは交互に動作して
も、加算器429の出力信号は同一である。
【0066】よって、図において入力端子401から
入力された受信信号は非線形処理回路402でクロック
成分を作成された後、クロック周波数のほぼ4倍で動作
する第1のセレクタ440によって出力先を第1の符号
反転/平均化部450と第2の符号反転/平均化部45
1とに交互に送出される。例えば、図において第1及
び第2の端440、447の制御信号が“H”の場合に
は、第1の符号反転/平均化部が選択され、“L”の場
合には第2の符号反転/平均化部が選択される。
【0067】第1の符号反転/平均化部450の符号反
転回路441において、入力信号はシンボルクロック周
波数のほぼ2倍で交互に反転/非反転される。これは、
COS(π)値とCOS(0)値とを乗算することに相
当する。図(b)には、第1の符号反転回路41の動
作の一連が示されている。例えば、制御信号が“H”で
ある場合には、入力信号がそのまま出力信号となり、制
御信号が“L”である場合には入力信号の符号が反転さ
れて出力される。従って、第1の符号反転回路441の
出力信号をXR1(n)とするとそれは次の式で表され
る。 XR1(n)=(−1)n/2 ・X(n) :nは偶数 (28 )
【0068】低域通過フィルタ442は、反転/非反転
された信号を平均化し、シンボルクロック成分以外の雑
音成分を除去し、平均化出力XLPF1(n)を出力する。 XLPF1(n)=En:even[XR1(n)] (29)
【0069】第2の符号反転回路443は、低域通過フ
ィルタ442の出力信号を、第1の符号反転回路441
と同期して反転/非反転し、XR2(n)を出力する。 XR2(n)=(−1)n/2 ・XLPF1(n) =(−1)n/2 ・En:even[XR1(n)](3 0) XR2(n)は、第2のセレクタ447を介し
て、出力端子412から外部に出力される。
【0070】同様に、第2の符号反転/平均化回路45
1の出力値、すなわち第4の符号反転回路446の出力
値XR4(n)は次式で示される。 XR4(n) =(−1)(n−1) /2+1(1/2)En:odd[XR3(n)] (31) 上式において、XR3(n)は、第3の符号
反転回路444の出力信号を表しており、また図
(c)には第3及び第4の符号反転回路444、446
の動作の一例が示されている。
【0071】従って、第2のセレクタ447の出力信号
XSEL(n)は、次式で示される。 XSEL(n) =XR2(n)=(−1)n/2 ・En:even[XR1(n)] :nは偶数 =XR4(n)=(−1)(n−1)/2+1 En:odd[XR3(n )] :nは奇数 …(32)
【0072】XR1(n)とXR3(n)とはそれぞれ
式(27)におけるXm1(n)とXm3(n)と等価
であるため、XSEL(n)はXadd(n)の振幅が
2倍で、同じ位相関係を有する正弦波となり、上記基本
的構成例2の回路構成例と同様の効果が得られる。よっ
て、本実施例のクロック再生回路は、加算器の代りにセ
レクタを用い、2系統の符号反転/平均化回路を交互に
シンボルレートの2倍の周波数で動作してもクロック成
分が抽出可能である。
【0073】なお、第1〜第4の符号反転回路441、
443、444、446は、第1及び第2のセレクタ4
40、447と同期しており、動作周期がシンボルレー
トの2倍の周波数であれば良く、必ずしも図(b)、
(c)に示されている関係でなくとも良い。すなわち、
第1及び第2の符号反転回路441、443が反転の関
係にあっても良く、また第1及び第3の符号反転回路4
41と444とが同じ値を出力しても良い。ただしこの
場合には第2のセレクタ447から出力される再生クロ
ックの位相は変化する。
【0074】実施例2 以下、本発明の好適な実施例について図面に基づいて
説明する。図は、本実施例によるクロック再生回路の
構成を示すブロック構成図であり、一次のIIR(Infi
nite Impulse Response )フィルタで構成した例が示さ
れている。
【0075】図において、第1の符号反転回路460
は、受信信号のシンボルクロック周波数のほぼ2倍の周
波数で入力信号を反転/非反転する。そして、加算器4
61は、第1の符号反転回路460の出力信号とIIR
フィルタ内の値を加算する。第1のシフトレジスタ46
2は、上記加算器461の出力値をラッチし、第2のシ
フトレジスタ463は、第1のシフトレジスタ462の
出力値をラッチする。乗算器464は、第2のシフトレ
ジスタ463の出力信号に係数αを乗算する。パラレル
IIRフィルタ470は、上記加算器461、第1及び
第2のシフトレジスタ462、463、乗算器464と
から構成される。そして、第2の符号反転回路465
は、このパラレルIIRフィルタ470の出力値を第1
の符号反転回路460と同じ周期で反転/非反転する。
また、図には、非線形処理回路402の出力信号と、
第1及び第2の符号反転回路460、465の動作タイ
ミングの一例が示されている。
【0076】非線形処理回路402の出力信号は、第1
の符号反転回路460において、クロック周波数のほぼ
2倍の周波数で入力信号を反転/非反転する。図
(a)には、非線形処理回路402の出力タイミングが
示されており、図(b)には、第1の符号反転回路4
60の動作タイミングが示されている。第1の符号反転
回路460の出力信号をXS(n)とすると、このXS
(n)は次式で表される。 XS(n)=(−1)n/2 ・X(n) n:偶数 =(−1)(n−1)/2+1 ・X(n) n:奇数 (33)
【0077】これは、以下の処理と等価である。 XS(n) =X(n)・{COS(0)−SIN(0)} :MOD(n,4)=0 =X(n)・{COS(π/2)−SIN(π/2)} :MOD(n,4)=1 =X(n)・{COS(π)−SIN(π)} :MOD(n,4)=2 =X(n)・{COS(3π/2)−SIN(3π/2)} :MDO(n,4)=3 …(34)
【0078】ここで、任意の時刻nにおいて、第2のシ
フトレジスタ463に記憶されている値をYCOS
(n)、第1のシフトレジスタ462に記憶されている
値をYSIN(n)とすると、その時刻nにおける加算
器461の出力Xa(n)は、次式で表される。 Xa(n)=XS(n)+αYCOS(n) (35)
【0079】この値は、時刻n+1において第1のシフ
トレジスタ462に記憶される。同時に、第1のシフト
レジスタ462に記憶されていた値YSIN(n)は、
第2のシフトレジスタ463に記憶される。また時刻n
+1、n+2、n+3、n+4のそれぞれにおける加算
器461の出力は次式で表される。 Xa(n+1)=XS(n+1)+αYSIN(n+1) Xa(n+2)=XS(n+2)+αYCOS(n+2) =XS(n+2)+αXa(n) Xa(n+3)=XS(n+3)+αYSIN(n+3) =XS(n+3)+αXa(n+1) Xa(n+4)=XS(n+4)+αYCOS(n+4) =XS(n+4)+αXa(n+2) …(36) 上式より、加算器461の出力信号は、H(Z)=Xa
(Z)/XS(Z)=1/(1+αZ−2)のIIRフ
ィルタ出力となっており(Z=ejωT/4:Tはシン
ボル周期)、nの偶数番目と奇数番目の値がそれぞれ平
均化されて交互に出力されているのが理解されよう。
【0080】よって、nが偶数の場合のIIRフィルタ
470の出力信号をRn:even(n)、nが奇数の
場合のIIRフィルタ470の出力信号をRn:odd
(n)とすると、第2の符号判定回路465の出力信号
Xo(n)は次式で表される。 Xo(n)=(−1)n/2 ・Rn:even(n) :nは偶数 =(−1)(n−1)/2+1 ・Rn:odd(n) :n は奇数 …(37) 従って、上述した式(32)と等しい形になる。
【0081】従って、本実施例のクロック再生回路にお
いては、平均化部に偶数時刻用と奇数時刻用の記憶部分
を設けることにより、平均化部以外の部分は、偶数時刻
用と奇数時刻用とで共有することが可能である。また、
第1及び第2の符号反転回路460、465は同じ動作
をする必要はない。すなわち、例えば反転の動作の場合
においても、再生クロックの位相が変るだけでクロック
成分は同様に抽出できる。さらに平均化部は、一次のI
IRである必要はなく、高次のFIR(FiniteImpulse
Response )及びIIRでも同様である。
【0082】実施例3 以下、本発明の好適な実施例について説明する。図
は、本実施例によるクロック再生回路の構成を示すブ
ロック構成図である。図10において、補間回路480
は、セレクタ447から出力される4倍のオーバーサン
プリングの再生クロックを補間操作により細かいサンプ
ルにし、高精度に再生クロック位相を検知し、この補間
回路480の出力信号は、出力端子481を介して外部
に出力される。
【0083】図11には、この補間回路480の構成の
一例が示されている。図11に示されている補間回路4
80によれば、4倍オーバーサンプリングの再生クロッ
クから16倍オーバーサンプリングの再生クロックの位
相を一次補間で得ることができる。図11において、入
力端子490から入力された入力信号は、0挿入回路4
91において0が挿入される。この0挿入回路491
は、シンボルクロックの16倍のクロックで動作し、4
クロックに1回サンプルデータを挿入し、残りの3回は
“0”を挿入する。シフトレジスタ492は0挿入され
たデータを記憶する。そして、第1の加算器493はシ
フトレジスタ492の1段目と7段目とに保持されてい
る値を加算し、第2の加算器94はシフトレジスタ49
2の2段目と6段目とに保持されている値を加算し、第
3の加算器495はシフトレジスタ492の3段目と5
段目とに保持されている値を加算する。また、第1の乗
算器496は第1の加算器493の出力信号に係数C0
を乗算し、第2の乗算器497は第2の加算器494の
出力信号に係数C1 を乗算し、第3の乗算器498は第
3の加算器495の出力信号に係数C2 を乗算する。そ
して、第4の加算器499は第1〜第3の乗算器49
6、497、498とシフトレジスタ492の4段目に
保持されている値とを加算する。また、一次補間フィル
タ回路500は、0挿入回路491と、シフトレジスタ
492と、第1〜第3の加算器493、494、495
と、第1〜第3の乗算器496、497、498と、第
4の加算器499とから構成されている。遅延回路50
1は、一次補間フィルタ回路500の出力信号を16倍
のクロックで1クロック分遅延する。符号反転回路50
2は、遅延回路501の出力信号を反転する。AND回
路503は一次補間フィルタ回路500の出力信号のM
SBと符号反転回路502の出力信号のMSBとのAN
Dをとる。第2の遅延回路504はAND回路503の
出力信号を16倍クロックで1クロック分遅延させる。
比較器505は、一次補間フィルタ回路500の出力値
と符号反転回路502の出力値とを比較する。そして、
セレクタ506は、比較器505の出力信号を入力し、
AND回路503の出力信号と遅延回路504の出力信
号とのいずれか一方を出力する。このセレクタ506に
より選択された信号は出力端子507を介して出力され
る。立上り検出器508は、遅延回路501と、符号反
転回路502と、AND回路503と、第2の遅延回路
504と、比較器505、セレクタ506とから構成さ
れている。また、図12は、補間回路480の内部の動
作を示す各部の波形の例が示されている。
【0084】本実施例の動作を図10、図11、図12
を用いて説明する。図12(a)は4倍のクロックでサ
ンプリングされた再生クロックの波形であり、図11
記載されている入力端子490から入力される。入力さ
れた再生クロックは0挿入回路491において0挿入さ
れ、16倍クロックのデータに変換される。例えば、0
挿入回路491にXSEL(n)、XSEL(n+
1)、XSEL(n+2)が入力された場合には、0挿
入回路491の出力信号は…XSEL(n)、0、0、
0、XSEL(n+1)、0、0、0、XSEL(n+
2)、0、…のようになる。0挿入された信号は一次補
間されて加算器499から16倍のオーバーサンプリン
グの補間再生クロックが出力される。図12(b)に
は、加算器99の出力信号、つまり一次補間回路500
の出力例が示されている。
【0085】AND回路503は、一次補間回路500
の出力信号のMSBと、16倍のクロックで1クロック
分遅延し、符号反転した信号のMSBとのANDをと
り、再生クロックの立上り(すなわち、負から正への遷
移)が生じたことが検出される。図12(c)に図12
(b)に示されている波形に対応した符号反転回路50
2の出力信号のMSBの波形が示されており、図12
(d)には一次補間フィルタ500の出力信号のMSB
の波形が示され、図12(e)には、AND回路503
の出力波形が示されている。このようにAND回路50
3は再生クロックに立上りが生じる度にパルスを発生
し、図12(b)の波形の図中の、間で立上りが生
じたことが認識され得る。
【0086】次に図12(b)の波形のサンプル点、
で、より本来の0クロス点に近い方を検出する。比較
器505は、符号反転回路502の出力信号と一次補間
フィルタ500の出力信号とを比較する。AND回路5
03が立上りを検出する時点においては、両方の出力信
号共に正の値になり、上記0クロス点に近い方を判断す
ることは、サンプル点、の絶対値を比較することに
相当する。そして絶対値の小さい方のサンプル点が0ク
ロス点であるとみなされ、例えばが0クロス点である
とみなされた場合には、AND回路503の出力信号が
が0クロス点であると判断された場合には遅延回路5
04の出力信号がそれぞれセレクタ506によって選択
されるように選択信号がセレクタ506に供給される。
このようにして、16倍クロック精度の立上り検出パル
スは、出力端子107を介して外部に出力される。こう
して出力された0クロス検出パルスは、後続する回路で
ナイキスト点情報に変換される。
【0087】よって、上述した本発明に補間回路を付加
することにより高精度にナイキスト点情報を得ることが
可能となる。なお、本実施例においては16倍クロック
精度の一次補間を適用したが、この補間はより高次でも
高精度でも同様の効果が得られる。このように補間が変
った場合には、0クロス点情報精度に変更が生じるだけ
である。また、ナイキスト情報検出は0クロス点以外の
情報、例えば振幅が最大になる点の検出を用いても同様
の効果が得られることは言うまでもない。
【0088】実施例4 以下、本発明の実施例について説明する。図13には、
本実施例によるクロック再生回路の構成を示すブロック
構成図が示されている。図13において、レベル検出器
510は、第1及び第2の低域通過フィルタ442、4
45の出力信号を入力し、第1及び第2の低域通過フィ
ルタ442、445の中に蓄えられている信号のレベル
を検出する。そして、出力レベル設定回路511は、レ
ベル検出器510の出力信号に従って、出力レベルを制
御する。また、図14には、第1及び第2の低域通過フ
ィルタ442、445に蓄えられている信号のクロック
成分をベクトル表示したものが示されている。
【0089】本実施例の動作を図13、図14を用いて
説明する。第1及び第2の低域通過フィルタ442、4
45の出力信号と、再生クロックつまりセレクタ447
の出力信号との関係の一例が図14で表されている。第
1及び第2の低域通過フィルタ442、445の出力値
をそれぞれVx、Vyとすると、再生クロックは図14
(b)に示されているようにして作成される。また、位
相面では再生クロックベクトルVclk は、図14(a)
に示されているような関係で表されてその振幅値Aは図
14(a)に基づき次式で示される。 A=(Vx +Vy1/2 (38)
【0090】従って、レベル検出器510は、第1及び
第2の低域通過フィルタ442、445のそれぞれの出
力値Vx、Vyに基づき、再生クロックの振幅値Aを上
式(38)を用いて求め、その求められた値を出力レベ
ル設定回路511に供給する。
【0091】出力レベル設定回路511は、振幅値Aを
入力し、第1及び第2の低域通過フィルタ442、44
5のそれぞれの出力値Vx、Vyに対しそれぞれ以下の
演算を行い、それぞれVnx、Vnyを出力する。 Vnx=Vx/A Vny=Vy/A (39)
【0092】従って、出力レベル設定回路511の出力
値Vnx、Vnyを用いた再生クロックの振幅は“1”
となり、常に振幅を“1”とした再生クロックを得るこ
とができる。従って、本実施例によれば一種のリミッタ
効果が得られ、出力レベル設定回路511から後の回路
のビット数を削減することが可能である。
【0093】なお、レベル検出器512は、必ずしも上
式(39)のような演算を行わせる必要はなく、例えば
VxとVyとの内絶対値の大きな方の値|Vmax|を
用いても好適である。この場合には、AとVmaxとで
は最大で21/2 倍の差が生じるが、その差は出力レベル
設定回路511で調整すれば問題はない。また、出力レ
ベル設定回路511も簡便な構成としては出力ビットの
選択によっても実現可能である。
【0094】実施例5 以下、本発明の実施例について説明する。図15は、本
発明の好適な実施例のクロック再生回路の構成を示す
ブロック構成図である。図15において、比較器520
は、レベル検出器510の出力値を、予め設定したしき
い値と比較する。その結果、レベル検出器510の出力
値が前記しきい値より小さい場合には、ホールド信号が
この比較器520から出力される。ホールド回路521
は、前記比較器520の出力信号であるホールド信号を
入力し、第1及び第2の低域通過フィルタ442、44
5の出力値をホールドする。また、図16は、第1及び
第2の低域通過フィルタ442、445に蓄えられてい
るシンボルクロック成分をベクトル表示した図であり、
特にしきい値との関係が示されている。
【0095】本実施例の動作を図15、図16とを用い
て説明する。図16において、再生クロックベクトルV
clk の振幅Aは、シンボルクロック成分が抽出されてい
る場合には、大きな値となっており、ディープフェード
やブロッケージなどにより受信信号が雑音のみになって
しまった場合には振幅はAN のように小さな値となる。
従って、レベル検出器510が、検出した再生クロック
のベクトルVclk の振幅値が所定のしきい値より小さく
なった場合には、比較器520がホールド信号を出力
し、その時点の第1及び第2の低域通過フィルタ44
2、445の値をホールドする。そして、再び信号が受
信されるようになってから、再生クロックのベクトルV
clk の振幅が所定のしきい値を越えたならば比較器52
0は、通過信号を出力する。そして、ホールド回路52
1は、第1及び第2の低域通過フィルタ442、445
の出力値を出力する。
【0096】このように、本実施例によれば、ディープ
フェードやブロッケージングなどによって信号が受信で
きなくなってしまった場合においても、クロック再生回
路は同期状態を保つことが可能となる。
【0097】以上述べたように、本発明によれば、2つ
の低域通過フィルタ出力に再びCOS,−SIN値を乗
算し、加算することにより、受信信号に含まれるシンボ
ルクロック成分を出力でき、再生クロックのスリップを
防ぐことができる。また4倍のオーバーサンプリングし
たCOS、−SINの値、すなわち±1、0を用いるこ
とで、COS、−SINの値との積を求める処理におい
て、いわゆる通常の乗算器を用いる必要がなく、単に反
転/非反転/0選択のみで同様の効果が得られるため、
ハードウェア規模の小さなクロック再生回路が実現可能
である。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、受
信信号を固定クロックを用いてサンプリングする復調器
を、連続モードで動作させた場合においても、再生クロ
ックのスリップを生じることなく判定点データを出力す
ることが可能なクロック再生回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明に用いるクロック再生回路の構成
ブロック図である。
【図2】図に記載されている判定点検出器の構成を表
す構成ブロック図である。
【図3】帯域制限フィルタ出力の一例を示すタイムチャ
ートである。
【図4】本発明の説明に用いる基本的なクロック再生回
路に係る構成ブロック図である。
【図5】本発明の説明に用いる基本的なクロック再生回
路に係る乗算器の構成を示す構成ブロック図である。
【図6】実施例に係るクロック再生回路の構成ブロッ
ク図である。
【図7】実施例におけるセレクタ、符号反転回路の制
御信号例の説明図である。
【図8】実施例に係るクロック再生回路の構成ブロッ
ク図である。
【図9】実施例における非線形処理回路、符号反転回
路の動作を表すタイムチャートである。
【図10】実施例に係るクロック再生回路の構成ブロ
ック図である。
【図11】実施例における補間回路の構成例を示す構
成ブロック図である。
【図12】実施例における各部の出力波形を示すタイ
ムチャートである。
【図13】実施例に係るクロック再生回路の構成ブロ
ック図である。
【図14】実施例における位相面上における低域通過
フィルタ出力信号と、再生クロックの波形との関係を示
す説明図である。
【図15】実施例に係るクロック再生回路の構成ブロ
ック図である。
【図16】実施例における位相面上におけるしきい値
の関係を説明する説明図である。
【図17】第1の従来例であるクロック再生回路を示す
構成ブロック図である。
【図18】図17に記載されている信号レベル検出器の
構成ブロック図である。
【図19】図17に記載されているクロック位相検出器
の構成ブロック図である。
【図20】ラグランジェの一次補間を説明する説明図で
ある。
【符号の説明】
1 Ich入力端子 2 Qch入力端子 3 固定発振器 4 IchA/D変換器 5 QchA/D変換器 6 第一のRAM 7 第二のRAM 8 非線形処理 9 クロック位相検出器 10 内挿補間回路 11 Ich出力端子 12 Qch出力端子 20 Ich入力端子 21 Qch入力端子 22 第一の2乗回路 23 第二の2乗回路 24 加算器 25 信号レベル情報出力端子 30 信号レベル情報入力端子 31 固定クロック入力端子 32 位相発生器 33 COS/SIN波形発生器 34 第一の乗算器 35 第二の乗算器 36 第一の積分器 37 第二の積分器 38 位相計算器 39 推定位相差出力端子 52 シフトレジスタ 53 内挿補間回路 100 2ポートRAM 101〜104 クロック位相推定回路 200 帯域通過フィルタ 201 判定点検出器 210 帯域通過フィルタ出力値入力端子 211 立上り検出器 212 位相差検出器 213 補間スタートパルス出力端子 214 位相情報出力端子 420 固定発振器 421 Modulo4カウンタ 422 COS/−SIN出力回路 423 乗算器 424 乗算器 425 低域通過フィルタ 426 低域通過フィルタ 427 乗算器 428 乗算器 429 加算器 430 入力端子 431 符号反転回路 432 入力端子 433 セレクタ 434 出力端子 440 セレクタ 441 符号反転回路 442 低域通過フィルタ 443 符号反転回路 444 符号反転回路 445 低域通過フィルタ 446 符号反転回路 447 セレクタ 450 第1の符号反転/平均化部 451 第2の符号反転/平均化部 460 符号反転回路 461 加算器 462 第1のシフトレジスタ 463 第2のシフトレジスタ 464 係数乗算器 465 符号反転回路 470 IIRフィルタ 480 補間回路 481 出力端子 490 入力端子 491 0挿入回路 492 シフトレジスタ 493、494、495 加算器 496、497、498 係数乗算器 499 加算器 500 一次補間フィルタ 501 遅延回路 502 符号反転回路 503 AND回路 504 遅延回路 505 比較器 506 セレクタ 507 出力端子 508 立上り検出器 510 レベル検出器 511 出力レベル設定回路 520 比較器 521 ホールド回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−57432(JP,A) 特開 平4−177946(JP,A) 特開 昭62−204608(JP,A) 特開 平5−211532(JP,A) 特開 平4−213257(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告,Vo l.90,No.215,SAT90−31,p. 13−18 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H04L 7/027

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調器のクロック再生回路において、 受信信号を準同期検波した後、A/D変換した信号を非
    線形処理する非線形処理手段と、 上記非線形処理された信号を、受信信号のシンボルレー
    トの4倍の周波数で交互に選択する選択手段と、 上記選択された信号を、受信信号のシンボルレートの2
    倍の周波数で交互に反転/非反転し、その結果を平均化
    した後さらに受信信号のシンボルレートの2倍の周波数
    で反転/非反転する2つの符号反転/平均化手段と、 上記出力値を受信信号のシンボルレートの4倍の周波数
    で交互に選択し、再生クロック信号を出力する第2の選
    択手段と、 を含むことを特徴とするクロック再生回路。
  2. 【請求項2】 復調器のクロック再生回路において、 受信信号を準同期検波した後、A/D変換した信号を非
    線形処理する非線形処理手段と、 上記非線形処理された信号を受信信号のシンボルレート
    の2倍の周波数で反転/非反転する第1の反転/非反転
    手段と、 上記第1の反転/非反転手段の出力信号の平均値を求め
    る平均化手段と、 上記平均化手段の出力信号を受信信号のシンボルレート
    の2倍の周波数で反転/非反転し、再生クロック信号を
    出力する第2の反転/非反転手段と、 を含むことを特徴とするクロック再生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されてい
    るクロック再生回路において、 受信信号のシンボルレートの4倍の周波数でオーバーサ
    ンプルされた再生クロック信号を、補間する補間手段
    と、 を含むことを特徴とするクロック再生回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    に記載されているクロック再生回路において、 前記平均化手段のレベルを検出するレベル検出手段と、 上記レベル検出手段の出力信号を用いて、平均化手段が
    出力する信号のレベルを制御する出力レベル設定手段
    と、 を含むことを特徴とするクロック再生回路。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項
    記載されているクロック再生回路において、 前記平均化手段は、 出力する信号のレベルを検出するレベル検出手段と、 上記レベル検出手段の出力信号を用いて平均化手段の出
    力値をホールドするホールド手段と、 を含むことを特徴とするクロック再生回路。
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