JP4602170B2 - クロック再生回路およびクロック再生方法 - Google Patents

クロック再生回路およびクロック再生方法 Download PDF

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Description

本発明は、復調装置のクロック再生回路およびクロック再生方法に関するものであり、特に、入力信号から所望のクロック信号成分を抽出して再生するクロック再生回路およびクロック再生方法に関するものである。
従来のクロック再生回路としては、たとえば、下記特許文献1に記載された方式が提案されており、ここでは、フーリエ変換を用いて入力信号のクロックの位相成分を求め、この位相成分に対して逆変調を行うことにより、クロックを再生している。
以下、下記特許文献1に記載された従来のクロック再生回路を図面に基づいて説明する。図9は、従来のクロック再生回路のブロック構成を示す図であり、入力端子81、乗算器82,83,86,87、低域通過フィルタ84,85、加算器88、回転因子発生部89、出力端子90を備えている。図9に示すクロック再生回路において、入力端子81から入力された信号は、本回路によって再生処理が実行され、その再生された信号が出力端子90より出力される。なお、入力信号は、クロック成分を抽出し易いように非線形処理を施されている。また、回転因子発生部89は、フーリエ変換を行う際に使用する回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する。ここで、上記乗算器82および86は、回転因子として「cos成分」を使用し、これに対して上記乗算器83および87は、「−sin成分」を使用する。
つづいて、図9を使用して従来のクロック再生回路の動作について説明する。乗算器82および83は、入力端子81から入力された信号と回転因子発生部89が作成した回転因子を乗算し、相関処理(フーリエ変換)を行う。つぎに、乗算器82および83により相関処理を施された信号は、それぞれ低域通過フィルタ84および85に入力される。つぎに、乗算器86および87は、低域通過フィルタ84および85から出力された信号を、回転因子と乗算し、逆変調を行う。最後に、加算器88は、上記乗算器86および87の乗算結果を加算し、当該加算結果を再生クロックとして出力端子90から出力する。
ここで、入力信号のサンプリング周波数をfsamp、クロック周波数をfclkとすると、回転因子のcos成分、−sin成分は、それぞれ(1)式,(2)式のように表せる。
cos(2πn・fclk/fsamp) n=0、1、2、…
…(1)
−sin(2πn・fclk/fsamp) n=0、1、2、…
…(2)
したがって、入力信号をX(n)とすると、乗算器82の出力X1(n)および乗算器83の出力X2(n)は、それぞれ(3)式,(4)式のように表せる。
X1(n)=X(n)・cos(2πn・fclk/fsamp)
…(3)
X2(n)=X(n)・{−sin(2πn・fclk/fsamp)}
…(4)
なお、低域通過フィルタは、下記特許文献1に記載の移動平均処理、または、忘却係数の乗算処理を含む累積加算処理、を行うことにより、回路規模の増加を抑えている。
特開平11−098209号公報
しかしながら、上記従来のクロック再生回路においては、所望のクロック周波数の回転因子のみを使用して相関処理および逆変調処理を行っているため、入力信号のクロック周波数に比較的大きな偏差が存在する場合、前記低域通過フィルタからの出力信号の電力が小さくなる。そのため、クロック位相が安定せず、クロックを高精度に再生できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、周波数偏差が存在するクロック信号が入力された場合であっても高精度にクロックを再生することが可能なクロック再生回路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるクロック再生回路は、所望のクロック周波数に所定の偏差を加えた周波数の回転因子を作成する回転因子作成手段と、入力信号に対して前記回転因子を乗算することにより相関処理を行う相関処理手段と、前記相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する雑音成分除去手段と、前記雑音成分除去後の信号に対して前記回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調手段と、前記逆変調後の信号に基づいてクロック信号を再生するクロック再生手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、たとえば、クロック周波数偏差δを加えた周波数の回転因子を用いてクロック再生処理を行うこととした。これにより、周波数偏差δを有する入力信号に対して高精度にクロックを再生することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、通常、クロック再生回路は、クロック成分を抽出しやすいように入力信号(受信信号)に対して非線形処理を行っているが、非線形処理回路の有無については本発明の効果に対して何ら影響を与えるものではないので、以下の実施の形態においては非線形処理回路に関する説明を省略する。以下の実施の形態では、非線形処理回路からの出力信号を単に「入力信号」と表現する。また、雑音除去フィルタは、一般的には平均化フィルタを用いることから、以下の実施の形態においては「平均化フィルタ」と表現する。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態1の構成例を示す図である。本実施の形態のクロック再生回路は、入力端子1,相関処理部21,平均化処理部22,逆変調処理部23,加算器8,偏差付回転因子発生部9,出力端子11を備えている。また、上記相関処理部21は、乗算器2および3を備え、平均化処理部22は、平均化フィルタ4および5を備え、逆変調処理部23は、乗算器6および7を備えている。ここで、本発明の特徴である偏差付回転因子発生部9は、フーリエ変換を行う際に使用する回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成するにあたり、入力信号の周波数偏差(δ)を考慮して処理を実行する(以下、本実施の形態においては、偏差付回転因子発生部9が作成した回転因子を「偏差付回転因子」と呼ぶこととする)。なお、上記乗算器2および6は、「cos成分」の回転因子を使用する。一方、上記乗算器3および7は「−sin成分」の回転因子を使用する。
つづいて、本実施の形態のクロック再生回路が入力信号を再生する動作を、図1および図2を用いて具体的に説明する。ここで、図2は、本実施の形態のクロック再生回路の動作を示すフローチャートである。入力信号は、並列に接続された乗算器2および3に分配される。乗算器2および3は、入力信号と偏差付回転因子とを乗算する(相関処理:ステップS1)。つぎに、平均化フィルタ4および5は、それぞれ、上記乗算器2および3における乗算結果を平均化し、雑音成分を除去する(平均化処理:ステップS2)。つぎに、乗算器6および7は、それぞれ、上記平均化フィルタ4および5の出力と偏差付回転因子とを乗算する(逆変調処理:ステップS3)。つぎに、加算器8は、上記乗算器6および7の出力を加算し、その出力を再生クロックとして出力端子11から出力する(ステップS4)。その後、クロック再生回路は、上記処理を終了するかどうかを判断し、終了すると判断するまで、入力信号に対して上記ステップS1〜S4の処理を繰り返し実行する(ステップS10)。
このように、本実施の形態においては、クロック周波数偏差δを加えた周波数の回転因子を用いてクロック再生処理を行うこととした。これにより、周波数偏差δを有する入力信号に対して高精度にクロックを再生することができる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の動作について説明する。図3は、本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態2の構成例を示す図である。本実施の形態のクロック再生回路は、前述した実施の形態1のクロック再生回路(バンドパスフィルタ41(以下、バンドパスフィルタを単に「BPF」と記載する)と偏差付回転因子発生部9との組み合わせ)と、前述した実施の形態1のクロック再生回路の偏差付回転因子発生部9に代えて回転因子発生部19を備えたクロック再生回路(BPF41aと回転因子発生部19との組み合わせ)と、を備え、さらに、入力端子1a,電力算出部31および31a,最大値検出部32,セレクタ33,出力端子11aを備えている。なお、BPF41aの各構成部(21a、22a、23a、8a)は、回転因子発生部19が作成した回転因子を使用して上述した実施の形態1のクロック再生回路の各構成部(21、22、23、8)と同様の処理を行う。
また、図4は、本実施の形態のクロック再生回路の動作を示すフローチャートである。以下、入力信号を再生する動作を、図3および図4を用いて具体的に説明する。なお、図4のステップS1〜S4は、BPF41の処理を示し、ステップS11〜S14は、BPF41aの処理を示しており、ステップS1とS11、ステップS2とS12、ステップS3とS13、ステップS4とS14の各処理はそれぞれ並行して実施される。また、ステップS1〜S4は、前述した実施の形態1の図2に記載されているステップS1〜S4と同一の処理であるためその説明を省略する。ここでは、前述した実施の形態1と異なる処理について説明する。
BPF41aの相関処理部21aは、回転因子発生部19が作成した所望のクロック周波数の回転因子を使用して入力信号の相関処理を行い(ステップS11)、平均化処理部22aは、相関処理部21aの出力を平均化する(ステップS12)。つぎに、逆変調処理部23aは、平均化処理部22aの出力を逆変調し(ステップS13)、加算器8aは、その逆変調結果を加算し、再生クロックとして出力する(ステップS14)。
また、電力算出部31および31aは、それぞれ平均化処理部22および22aの出力の同相成分と直交成分の2乗和をとり、平均化処理部22および22a出力の電力値を算出する(ステップS5、S15)。なお、これらステップS5およびS15の処理は、上記ステップS3,S4およびS13,S14と並行して実施される。
つぎに、最大値検出部32は、電力算出部31および31aの出力値(電力値)を比較し、その結果をセレクタ33に通知する。そして、セレクタ33は、BPF41または41aが再生したクロック信号のうち、上記電力値が大きい方の平均化処理部出力に対応するクロック信号を選択し、出力端子11aに出力する(ステップS16)。その後、クロック再生回路は、上記処理を終了するかどうかを判断し、終了すると判断するまで、入力信号に対して上記ステップS1〜S5、S11〜S16の処理を繰り返し実行する(ステップS20)。
なお、上記説明においては、2つのクロック再生回路が、それぞれ異なる回転因子を使用してクロック再生処理を実施し、より高精度に再生された方のクロックを再生結果として出力することとしたが、これに限らず、3つ以上のクロック再生回路が、それぞれ異なる回転因子を使用してクロック再生処理を実施することとしてもよい。それらの再生結果の中で最も高精度に再生されたクロックを再生結果として出力することにより、さらに高精度にクロックを再生することができる。
このように、本実施の形態においては、それぞれ異なる周波数偏差を考慮してクロック再生処理を行う複数のクロック再生回路を備え、それぞれの平均化フィルタ出力の電力値を測定し、その測定結果が最大となる場合に、入力信号にクロック周波数成分が多く含まれていると判断し、その判断結果に基づいて再生信号を選択出力することによって、入力信号のクロック周波数により近づけた形のクロック再生を実現することとした。これにより、クロック周波数の偏差が比較的小さい場合、およびクロック周波数の偏差が比較的大きい場合、いずれにおいても、高精度にクロックを再生することができる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の動作について説明する。図5は、本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態3の構成例を示す図である。本実施の形態のクロック再生回路は、前述した実施の形態2のクロック再生回路の一部を含んでおり、それらの部分については同一の符号を付与し、説明を省略する。具体的には、本実施の形態のクロック再生回路は、前述した実施の形態2のクロック再生回路に含まれているBPF41,BPF41a,偏差付回転因子発生部9,回転因子発生部19,電力算出部31,電力算出部31aを備え、さらに、BPF41b,クロック周波数推定部61,動的回転因子発生部62,入力端子1b,出力端子11bを備えている。
また、図6は、本実施の形態のクロック再生回路の動作を示すフローチャートである。以下、入力信号を再生する動作を、図5および図6を用いて具体的に説明する。なお、図6のステップS1,S2は、BPF41の処理を示し、ステップS5は、電力算出部31の処理を示す。一方、ステップS11,S12は、BPF41aの処理を示し、ステップS15は、電力算出部31aの処理を示しており、ステップS1とS11、ステップS2とS12、ステップS5とS15の各処理はそれぞれ並行して実施される。また、ステップS1,S2,S5は、前述した実施の形態1の図2に記載されているステップS1,S2,S5と同一であり、また、ステップS11,S12,S15は、前述した実施の形態2の図4に記載されているステップS11,S12,S15と同一の処理であるためその説明を省略する。ここでは、前述した実施の形態1および2と異なる処理について説明する。
BPF41,電力算出部31による処理(ステップS1、S2、S5)およびBPF41a,電力算出部31aによる処理(ステップS11、S12、S15)が実行された後、クロック周波数偏差推定部61は、所定のアルゴリズムを使用して、上記ステップS5およびS15による電力算出結果に基づいて入力クロックの周波数偏差を推定する(ステップS21)。
動的回転因子発生部62は、クロック周波数偏差推定部61が推定した周波数偏差に基づいて動的に回転因子を作成する(ステップS22)。なお、動的回転因子発生部62において作成される回転因子は、すなわち、作成される回転因子のcos成分,−sin成分は、たとえば、入力信号のサンプリング周波数をfsamp、所望のクロック周波数をfclk、上記クロック周波数偏差推定部61が推定したクロック周波数偏差をδとすると、それぞれ(5)式,(6)式で表せる。
cos{2πn・(fclk+δ)/fsamp} n=0、1、2、…
…(5)
−sin{2πn・(fclk+δ)/fsamp} n=0、1、2、…
…(6)
つぎに、BPF41bは、上述した実施の形態1のクロック再生回路のクロック再生処理(図2のステップS1〜S4に相当)と同様に、入力信号と上記動的回転因子発生部62が作成した回転因子とを乗算し(ステップS23)、当該乗算結果に対して平均化処理を実施し(ステップS24)、当該平均化処理を施された信号と上記動的回転因子発生部62が作成した回転因子とを乗算し(ステップS25)、当該乗算結果を加算した結果を再生クロックとして出力端子11bへ出力する(ステップS26)。その後、クロック再生回路は、上記処理を終了するかどうかを判断し、終了すると判断するまで、入力信号に対して上記ステップS1、S2、S5、S11、S12、S15、S21〜S26の処理を繰り返し実行する(ステップS30)。
なお、上記説明においては、2つのクロック再生回路が、それぞれ異なる回転因子を使用して入力信号の処理を行い、クロック周波数偏差推定部61は、当該処理結果(信号の電力値)に基づいて周波数偏差を推定することとしたが、これに限らず、3つ以上のクロック再生回路の処理結果に基づいて周波数偏差を推定することとしてもよい。
つづいて、上記クロック周波数偏差推定部61が行う入力クロックの周波数偏差推定処理(ステップS21)のアルゴリズムの一例を具体的に説明する。図7は、シンボルレート8MHzのシステムが本実施の形態のクロック再生回路を利用する場合の回転因子周波数(入力信号の周波数)、クロック周波数偏差、電力算出部の出力値の関係の一例を示す図であり、周波数偏差を推定するための情報(信号の電力値)を取得するために必要な信号再生部(BPFと回転因子発生部との組み合わせ)および電力算出部を5組備えている場合の例である。
図7に示されている各電力算出部の出力値によれば、入力クロックの周波数偏差は「+10%」と「+20%」との間にあると推測することができ、さらに、周波数偏差が「+10%」および「+20%」のいずれの場合の電力出力値もほぼ同じであるから、入力クロックの周波数偏差は、「+15%」付近であると推測できる。したがって、図7に示された例の場合、動的回転因子発生部62は、上記推定値の「+15%」に基づいて回転因子を作成する。
つづいて、上記一例とは異なる、上記クロック周波数偏差推定部61が行う入力クロックの周波数偏差推定処理(ステップS21)のアルゴリズムについて説明する。上記で説明した入力クロックの周波数偏差推定処理のアルゴリズムに次のような処理を加えることにより、クロック周波数偏差推定部61における周波数偏差の推定精度を向上させることができる。なお、図8は、周波数偏差の推定精度を向上させる処理を行う際に使用する回転因子周波数およびクロック周波数偏差の関係の一例を示す図である。
たとえば、上記で説明した周波数偏差推定処理のアルゴリズムでは、周波数偏差が+10〜+20%の間にあると推測されたため、上記5組の信号再生部に含まれる回転因子発生部が使用している回転因子を、それぞれ図8に示された回転因子周波数に対して使用する回転因子に変更する。なお、当該回転因子の変更処理は、たとえば、上記クロック周波数推定部61または動的回転因子発生部62が行うこととする。そして、クロック再生回路は、これら変更された回転因子を使用して、さらに、前述した周波数偏差の推定処理を実施することにより、入力クロックの周波数偏差が図8に示されるクロック周波数偏差のいずれの値に近似しているのかを判定することができる。
また、さらに同様の処理を繰り返し実施することにより、段階的に回転因子の周波数分解能を高め、所望のクロック周波数偏差の値に近づけながらクロック再生を行うことができる。なお、この例では、信号再生部および電力算出部を5組備えていることとしたが、5組以外の場合であっても同様の処理を行うことにより周波数偏差の推定が可能である。また、上記において、同時に(並行して)複数の信号再生部および電力算出部で実施している処理を、1組の信号再生部および電力算出部を用いて5種類の処理を切り替えながら時系列的に実施することとしてもよい。
このように、本実施の形態においては、入力クロックの周波数偏差を推定する手段を設け、この推定結果に基づいて動的に回転因子を作成することとした。これにより、入力クロックの周波数偏差がクロック再生処理に与える影響を抑えることができ、さらに高精度にクロックを再生することができる。
以上のように、本発明にかかるクロック再生回路およびクロック再生方法は、復調装置に有用であり、特に、入力信号から所望のクロック信号成分を再生する機能を有する復調装置に適している。
本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態1の構成例を示す図である。 本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。 本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態2の構成例を示す図である。 本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。 本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態3の構成例を示す図である。 本発明にかかるクロック再生回路の実施の形態3の動作を示すフローチャートである。 回転因子周波数、クロック周波数偏差、電力値の関係の一例を示す図である。 回転因子周波数、クロック周波数偏差の関係の一例を示す図である。 従来のクロック再生回路のブロック構成を示す図である。
符号の説明
1,1a,1b 入力端子
2,3,6,7 乗算器
4,5 平均化フィルタ
8,8a 加算器
9 偏差付回転因子発生部
11,11a,11b 出力端子
19 回転因子発生部
21,21a 相関処理部
22,22a 平均化処理部
23,23a 逆変調処理部
31,31a 電力算出部
32 最大値検出部
33 セレクタ
41,41a,41b バンドパスフィルタ
61 クロック周波数推定部
62 動的回転因子発生部


Claims (6)

  1. 所望のクロック周波数に所定の偏差を加えた周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する回転因子作成手段と、
    入力信号に対して前記回転因子を乗算することにより相関処理を行う相関処理手段と、
    前記相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する雑音成分除去手段と、
    前記雑音成分除去後の信号に対して前記回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調手段と、
    前記逆変調後の信号に基づいてクロック信号を再生するクロック再生手段と、
    を備えることを特徴とするクロック再生回路。
  2. 所望のクロック周波数に所定の偏差を加えた周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する回転因子作成手段と、
    入力信号に対して前記回転因子を乗算することにより相関処理を行う相関処理手段と、
    前記相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する雑音成分除去手段と、
    前記雑音成分除去後の信号に対して前記回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調手段と、
    前記逆変調後の信号に基づいてクロック信号を再生するクロック再生手段と、
    前記雑音成分除去後信号の電力を算出する電力算出手段と、
    の組み合わせを複数備え、
    前記各回転因子作成手段が所望のクロック周波数にそれぞれ異なる偏差(偏差=0の場合も含む)を加えた周波数の回転因子を作成し、
    前記各電力算出手段にて算出された電力の中から最大電力を検出し、当該最大電力となる前記雑音成分除去後信号に対応する再生クロック信号を出力することを特徴とするクロック再生回路。
  3. 所望のクロック周波数に所定の偏差を加えた周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する第1の回転因子作成手段と、
    入力信号に対して前記回転因子を乗算することにより相関処理を行う第1の相関処理手段と、
    前記相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する第1の雑音成分除去手段と、
    前記雑音成分除去後の信号に対して前記回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調手段と、
    前記逆変調後の信号に基づいてクロック信号を再生するクロック再生手段と、
    を備え、
    さらに、
    所望のクロック周波数にそれぞれ異なる偏差(偏差=0の場合も含む)を加えた複数の周波数の回転因子を作成する第2の回転因子作成手段と、
    入力信号に対して各回転因子を個別に乗算することにより相関処理を行う第2の相関処理手段と、
    前記各相関処理実行後の信号の雑音成分を個別に除去する第2の雑音成分除去手段と、
    前記各雑音成分除去後の信号の電力を個別に算出する電力算出手段と、
    前記電力算出手段にて算出された電力に基づいて入力信号のクロック周波数偏差を推定する周波数偏差推定手段と、
    を備え、
    前記第1の回転因子作成手段は、前記所定の偏差として前記推定されたクロック周波数偏差を、所望のクロック周波数に加えた周波数の回転因子を作成することを特徴とするクロック再生回路。
  4. 所望のクロック周波数に所定の偏差を加えた周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する回転因子作成ステップと、
    入力信号に対して前記回転因子を乗算することにより相関処理を行う相関処理ステップと、
    前記相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する雑音成分除去ステップと、
    前記雑音成分除去後の信号に対して前記回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調ステップと、
    前記逆変調後の信号を用いてクロック信号を再生するクロック再生ステップと、
    を含むことを特徴とするクロック再生方法。
  5. 所望のクロック周波数にそれぞれ異なる偏差(偏差=0の場合も含む)を加えた複数の周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する回転因子作成ステップと、
    入力信号に対して各回転因子を個別に乗算することにより相関処理を行う相関処理ステップと、
    前記各相関処理実行後の信号の雑音成分を個別に除去する雑音成分除去ステップと、
    前記各雑音成分除去後の信号に対して各回転因子を個別に乗算することにより逆変調を行う逆変調ステップと、
    前記各逆変調後の信号を用いて個別にクロック信号を再生するクロック再生ステップと、
    前記逆変調ステップおよび前記クロック再生ステップに並行して、前記各雑音成分除去後の信号の電力を個別に算出する電力算出ステップと、
    前記各電力算出ステップにて算出された電力の中から最大電力を検出し、当該最大電力となる前記雑音成分除去後信号に対応する再生クロック信号を出力するクロック信号出力ステップと、
    を含むことを特徴とするクロック再生方法。
  6. 所望のクロック周波数にそれぞれ異なる偏差(偏差=0の場合も含む)を加えた複数の周波数の回転因子(「cos成分」または「−sin成分」)を作成する第1の回転因子作成ステップと、
    入力信号に対して各回転因子を個別に乗算することにより相関処理を行う第1の相関処理ステップと、
    前記各相関処理実行後の信号の雑音成分を個別に除去する第1の雑音成分除去ステップと、
    前記各雑音成分除去後の信号の電力を個別に算出する電力算出ステップと、
    前記電力算出ステップにて算出された電力に基づいて入力信号のクロック周波数偏差を推定する周波数偏差推定ステップと、
    所望のクロック周波数に前記推定されたクロック周波数偏差を加えた周波数の回転因子を作成する第2の回転因子作成ステップと、
    入力信号に対して前記第2の回転因子作成ステップにて作成された回転因子を乗算することにより相関処理を行う第2の相関処理ステップと、
    前記第2の相関処理ステップにて相関処理実行後の信号の雑音成分を除去する第2の雑音成分除去ステップと、
    前記第2の雑音成分除去ステップにて雑音成分除去後の信号に対して前記第2の回転因子作成ステップにて作成された回転因子を乗算することにより逆変調を行う逆変調ステップと、
    前記逆変調後の信号に基づいてクロック信号を再生するクロック再生ステップと、
    を含むことを特徴とするクロック再生方法。
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