JP2929366B2 - デジタルam復調器とその方法 - Google Patents
デジタルam復調器とその方法Info
- Publication number
- JP2929366B2 JP2929366B2 JP11709396A JP11709396A JP2929366B2 JP 2929366 B2 JP2929366 B2 JP 2929366B2 JP 11709396 A JP11709396 A JP 11709396A JP 11709396 A JP11709396 A JP 11709396A JP 2929366 B2 JP2929366 B2 JP 2929366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital
- signal
- phase
- cos
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
とその方法に関する。
て、AM信号を復調する場合、包絡線検波や2乗検波等の
復調方式があった。これらの検波回路は、ダイオード等
のアナログ素子で構成されているため、周囲の温度や湿
度の変化及び経年変化によって回路の動作が不安定にな
り、定量的に変調信号を検波するのが困難となる場合が
あった。そこで、昨今、デジタル信号処理技術の発達に
伴い、デジタル処理によるAM信号の復調器やその方法が
種々提案されている。
2乗和平方根処理を施して、キャリヤの包絡線に比例し
た変調信号を取り出す包絡線検波方式がある。図2に示
すこの方式によれば、まず、入力するアナログAM信号を
アナログ/デジタル変換器(以下、A/D変換器とい
う。)でデジタルAM信号Xinに変換し端子20よりデジタ
ルAM復調器に入力するが、一般的にA/D変換器に入力
する信号及びD/A変換器に入力する信号等と、標本化
周波数(以下、サンプリング周波数とも言う。)fsと
が、式(1)の関係を満足している必要がある。但し、
tsをサンプリング時間、tcを搬送波周期、fcを搬送波周
波数とする。 fc≦2fs ∴ ts≦tc/2 ・・・(1)
で示すサンプリング周波数でサンプリングしている時、
乗算器22でデジタルAM信号Xinを自乗した信号と、他
方、レジスタDで構成されたデジタル移相器21でデジタ
ルAM信号Xinをπ/2移相処理し乗算器23で自乗した信
号とが、デジタルAM信号のπ/2位相差のあるq個のサ
ンプル点となる。但し、qは整数である。 4fc=fs(1+2q) ・・・(2)
することで、搬送波fcの振幅の2乗値となる信号Yinを
生成することができる。次に、この2乗和信号Yinを平
方根関数器25で平方根演算し開平することで、デジタル
AM信号の搬送波の振幅を得ることができ、開平後の信号
の直流成分をデジタルハイパスフィルタ26で除去し端子
27から出力し、デジタル/アナログ変換器(以下、D/
A変換器という。)でアナログ信号に変換することで、
AM信号波の振幅レベルに比例した信号を取り出すことが
でき、搬送波の包絡線に比例した変調信号を得ることが
できる。
的には十分であるものの実用的ではなく、例えば、平方
根関数器25の平方根開平演算でROMテーブルや専用の
デジタル平方根開平器等を使用するが、ROMテーブル
の場合、平方根展開の演算精度を上げるために、膨大な
容量のROMが必要となる問題点があり、また、専用の
デジタル平方根開平器を使用する場合は、平方根開平器
の演算が所定の精度まで収束するのに長時間を要すると
いう問題点もあり、何れの場合も平方根の演算精度が、
復調特性に大きく影響するものであった。
(1)の問題点の起因となっていた平方根開平の演算を
改良した、特公平6−18291号公報に開示されてい
るデジタルAM復調方式がある。図3で示すように、この
方式は、平方根開平演算の演算精度を入力される信号の
信号レベルによらず一定の精度で演算を実施する方式で
あり、平方根開平演算をする前段で2乗和信号Yinのレ
ベルをレベル検出器30で検出し、そのレベルを平方根開
平を施す多項式演算器32の許容誤差範囲に入るように、
上方ビットシフタ31でレベル補正した後、多項式演算器
32で2乗和平方根に開平し、下方ビットシフタ33で元の
信号レベルに戻して変調信号を得る方式であった。
根の演算精度を上げるために、多項式演算器32の許容誤
差範囲内に入るように、2乗和信号Yinのレベルを補正
することが必要とされるが、例えば、2乗和信号Yinの
レベルがゼロに限りなく近い、つまり、100%変調に
近い信号を多項式演算器32の許容誤差範囲内に入れるの
は原理的に不可能であり、また、レベル補正したゼロに
限りなく近い2乗和信号Yinを精度よく平方根開平演算
するには相当量の計算量を必要とし、実際にクオリティ
の高い変調信号を得るためには、ゼロに限りなく近い2
乗和信号Yinをも高い精度で復調する必要があり、結果
的に相当量の計算が必要となる問題点があった。
技術(1)及び(2)の平方根開平演算方式によるデジ
タルAM復調方式とは異なる、PSN(Phase Shift Networks
の略)方式のデジタルSSB 復調方式がある。図4に示す
この方式は、SSB変調信号の検波に用いられ、搬送波の
上または下の周波数にある側波帯(以下、サイドバンド
とも言う。)成分をDCに移相することで検波するもので
ある。
によって移相処理することができる帯域が限定され、こ
の帯域を越えると、復調信号の帯域に目的外の側波帯
(イメージ)の移相が生じ、つまり、エイリアシングが
起こり復調信号のサイドバンドサプレッションレベルが
悪化する。後段のフィルタで、この悪化を抑えるような
最適なPSN 帯域を選択できるようにするが、その分、群
遅延特性が悪化する。従って、これらを適当にトレード
オフしても、S/Nが高くクオリティの良い変調信号を
得るのは困難となる。
術(3)を応用したPSN 方式のデジタルAM復調方式があ
る。図5に示すこの方式は、上記従来技術(3)のSSB
信号とは異なり、搬送波に対して側波帯が正負対称にあ
るため、従来技術(3)のPSN で移相処理を行った後、
絶対値をとることで検波するものである。
(1)及び(2)のデジタルAM復調方式に比べて、変調
度の大きいAM信号でも演算器の演算量によらず精度良く
復調できるものである。
に入力する信号が式(1)の条件を満たしていても、内
部での絶対値加算した際に生成される信号が、式(1)
の条件を満足せずにD/A変換器に入力されるため、エ
イリアシングが発生し、振幅性の歪み信号が復調信号に
重畳する問題が生じていた。
のデジタルAM復調方式の問題点に鑑みて、本発明では従
来技術(4)のPSN 絶対値検波方式を改良し、絶対値加
算して生成した信号等が、式(1)の条件を満たさずD
/A変換されても、極めて小さなレベルの歪みで復調信
号を得ることができるようなデジタルAM復調器を提案す
る。
器と、移相器と、第1の位相係数発生器と、該第1の位
相係数発生器と接続される第1の乗算器と、第2の位相
係数発生器と、該第2の位相係数発生器と接続される第
2の乗算器と、前記第1の乗算器の出力と前記第2の乗
算器の出力とを加算する第1の加算器と、該第1の加算
器と接続する絶対値化器とで構成されるn個のPSN回
路と、該n個のPSN回路の夫々の出力を加算する第2
の加算器と、レベル補正器と、デジタルハイパスフィル
タと、デジタル/アナログ変換器とが、縦列接続してい
ることを特徴とするデジタルAM復調器を提供する。
て、入力したAM信号をアナログ/デジタル変換器で第1
のデジタル信号に変換し、前記第1のデジタル信号から
移相器で、π/2の位相差を持つ第2及び第3のデジタ
ル信号を生成し、前記第2のデジタル信号に、前記第1
の位相係数発生器より出力される各々がπ/nの位相差を
持つcos(0)からcos((n-1)π/n)までのn個の位相係数を
n個の第1の乗算器でそれぞれ乗じ、前記第3のデジタ
ル信号に、前記第2の位相係数発生器より出力される各
々がπ/n の位相差を持つsin(0)からsin((n-1)π/n) ま
でのn個の位相係数をn個の第2の乗算器でそれぞれ乗
じ、前記n個の第1の乗算器の出力と前記n個の第2の
乗算器の出力とをそれぞれn個の第1の加算器でベクト
ル合成し、前記n個の絶対値化器でそれぞれ絶対値をと
ることでn個の第4のデジタル信号を生成し、前記n個
の第4のデジタル信号を第2の加算器で全て加算し、レ
ベル補正器でレベル補正した後、デジタルハイパスフィ
ルタで直流成分を除去し、デジタル/アナログ変換器で
アナログ信号に変換して、復調信号を得ることを特徴と
するデジタルAM復調器の復調方法を提供する。但し、n
は自然数とする。
示す実施の形態を図面を基に説明する。図1は本発明の
実施の形態を示すブロック図であり、1は入力端子、2
はA/D変換器、3はデジタル移相器、4はデジタル加
算器、5はレベル補正器、6はデジタルハイパスフィル
タ、7はD/A変換器、8は出力端子、9はPSNマト
リックス、10a,10b,10cは位相係数発生器、
11a,11b,11cは位相係数発生器、12a,1
2b,12cはデジタル乗算器、13a,13b,13
cはデジタル乗算器、14a,14b,14cはデジタ
ル加算器、15a,15b,15cは絶対値化器であ
る。尚、以下の説明において、10a,10b,10c
の位相係数発生器を位相係数発生器10とし、11a,
11b,11cの位相係数発生器を位相係数発生器11
とし、12a,12b,12cのデジタル乗算器をデジ
タル乗算器12とし、13a,13b,13cのデジタ
ル乗算器をデジタル乗算器13とし、14a,14b,
14cのデジタル加算器をデジタル乗算器14とし、1
5a,15b,15cの絶対値化器を絶対値化器15と
する。
信号x(式(3))は、フロント・エンド回路及びIF回
路等で信号処理された後、所望のIF周波数となって、本
発明の入力端子1から入力し、A/D変換器2において
サンプリング周波数fsで標本化され量子化しデジタルAM
信号xd となる。尚、vsを変調信号とする。 x=(1+vs)cos(ωt−ψ) ・・・(3)
で式(4)及び(5)で示すπ/2の位相差をもつ2つ
のデジタルAM信号I及びQになる。ここで便宜的に、ψ
を零とする。 I=(1+vs)cosωt ・・・(4) Q=(1+vs)cos(ωt-π/2)=(1+vs)sinωt ・・・(5)
号xd の1周期をπ/nの位相差で等分割したn個のデ
ジタルAM信号xdnを生成する。式(6)で示す如く、こ
のn個のデジタルAM信号xdnは、先の2つの直交するデ
ジタルAM信号I及びQと、後段に位置する位相係数発生
器10及び11からの所望の位相差を導き出す位相係数
信号とをそれぞれ乗算器12及び13で乗算し、加算器
14でそれらをベクトル合成することで生成される。 xd1 = (1+vs)cos(ωt-0) =Icos(0)π + Qsin(0)π xd2 = (1+vs)cos(ωt-(π/n)) =Icos(π/n) + Qsin(π/n) xd3 = (1+vs)cos(ωt-(2π/n)) =Icos(2π/n) + Qsin(2π/n) xd4 = (1+vs)cos(ωt-(3π/n)) =Icos(3π/n) + Qsin(3π/n) ・・・・・・・・・・・・・・・ xdn = (1+vs)cos(ωt-((n-1)π/n)) =Icos((n-1)π/n) + Qsin((n-1)π/n) ・・・(6)
信号xdnをそれぞれ絶対値にし、この絶対値をとったn
個のデジタルAM信号|xdn|をデジタル加算器4で、式
(7)及び(8)で示す如く全て加算する。 |xd1|+|xd2|+|xd3|+|xd4|+・・・+|xdn| =(1+vs)Σ|Icos(i/n)π + Qsin(i/n)π| (但し、i=0 〜 n-1) ・・・ (7) =(1+vs)Σ|cos(ωt-(i/n)π)| (但し、i=0 〜 n-1) ・・・ (8)
π)|の項について、f(ωt)=Σ|cos (ωt-(i/n)π)
| として式を展開すると、nが偶数の時と奇数の時と
で、関数f(ωt)の展開式が相違してくる。nが偶数の
時、関数f(ωt) の展開式は、以下に示すようになる。 [ 0<ωt≦ π/n] f(ωt)=Cmax1・cos(ωt-( π/2n)) [ π/n<ωt≦2π/n] f(ωt)=Cmax1・cos(ωt-(3π/2n)) [2π/n<ωt≦3π/n] f(ωt)=Cmax1・cos(ωt-(5π/2n)) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [(n-1)π/n<ωt≦nπ/n] f(ωt)=Cmax1・cos(ωt-((n-1)π/2n)) (但し、Cmax1=2・Σ|cos((2j-1)π/2n)| (j=0〜n/2)) ・・・(9)
なる。 [-π/2n<ωt≦ π/2n] f(ωt)=Cmax2・cos(ωt) [ π/2n<ωt≦3π/2n] f(ωt)=Cmax2・cos(ωt-( π/n)) [3π/2n<ωt≦5π/2n] f(ωt)=Cmax2・cos(ωt-(2π/n)) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [(2n-3)π/2n<ωt≦(2n-1)π/2n] f(ωt)=Cmax2・cos(ωt-((n-1)π/n)) (但し、Cmax2=1+2・Σ|cos(2jπ/2n)| (j=1〜(n-1)/2)) ・・・(10)
らωt=π/(2n),3π/(2n),5π/(2n),・・・・で式(11)に
示す最大値を、ωt=0,π/n,2π/n,3π/n,・・・・ で式(1
2)に示す最小値をとる。 f(π/(2n))=Cmax1 ・・・(11) f(π/n) =Cmax1・cos(π/(2n)) ・・・(12)
ωt=0,π/n,2π/n,3π/n,・・・・で式(13)に示す最大
値を、ωt=π/(2n),3π/(2n),5π/(2n),・・・・で式(1
4)に示す最小値をとる。 f(0) =Cmax2 ・・・(13) f(π/(2n)) =Cmax2・cos(π/(2n)) ・・・(14)
/(2n))の項は1に収束し、最小値は最大値Cmax1に近づ
くことがわかる。つまり、nを大きくすると、関数f(ω
t)は時間tに関係なく、ある一定の値Cmax1に近づく。
式(14)においても同様である。
及びCmax2に近づくということは、式(8)は、式(1
5)及び(16)で示すような式となり、変調波成分と
直流成分だけが残るような形になることがわかる。つま
り、絶対値加算で生成した信号は、変調信号の包絡線に
ほぼ近くなることが言える。 (1+vs)・Cmax1 ・・・(15) (1+vs)・Cmax2 ・・・(16)
り、nを増加すると、これらの直流成分が増加するた
め、加算器4の後段にあるデジタル乗算器5で、式(1
1)及び(13)で示す最大値の逆数を下記に示す補正
係数Cとして乗じ、元のデジタルAM信号の振幅レベルに
なるように補正する。 C=1/Cmax1=1/(2・Σ|cos(2j-1)π/2n)|) (nが偶数:j=0〜n/2) ・・・(17) C=1/Cmax2=1/(1+2・Σ|cos(2j)π/2n)|) (nが奇数:j=1〜(n-1)/2) ・・・(18)
で補正された信号は、デジタルハイパスフィルタで直流
分を除去され、デジタルAM信号の包絡線そのものとな
る。その後、デジタル/アナログ変換器(以下、D/A
変換器という。)でアナログ信号に変換し搬送波の包絡
線に比例したAM復調信号yを出力端子8に出力する。
は多少なりとも、時間と共に変動し、絶対値加算で生成
した信号は、わずかながら包絡線から変化する。関数f
(ωt)は、式(8)で明らかのように、無変調の時の絶
対値加算で生成した信号として考えられる。包絡線から
変化する幅は、関数f(ωt)の変動する幅に依存するた
め、後述からは便宜的に無変調として考える。
った場合等に生じる、エイリアシング信号をその振幅と
周波数に分けて導出する。まず、図6に、上述のn個の
デジタルAM信号を絶対値加算したときの波形図を示す。
図6より、絶対値加算した波形は、搬送波周波数fcの2
n倍の周波数fbで繰り返す半波正弦波であり、この振幅
レベルは上述した最大値、最小値の比より、補正係数C
で補正されていることを考慮して、つまり、復調した時
の信号の最大振幅レベルを1となるように正規化するも
のとし、半波正弦波の振幅レベルをαとすると、αは式
(19)のようになる。 α=(最大値−最小値)・補正係数 =1−cos(π/(2n)) ・・・(19)
すαは零に収束し、絶対値加算で生成した信号は、デジ
タルAM信号の包絡線そのものとなって検波されているこ
とが分かる。しかし、デジタルAM信号を無限個加算する
ことは非現実的で、実用上問題の無いレベルにαがあれ
ば良いと考えられる。
の周波数は、搬送波周波数の2n倍となり、式(1)の
条件を満たすことができなくなる。これは、半波正弦波
において、その2分の1周期に1つ以上のサンプル点が
存在しないような形となる。これより、サンプリング周
波数fsに対し、絶対値加算で生成された半波正弦波の周
波数が、fs/(4n) を越える周波数となるため、復調信号
にエイリアシングのような現象が生じる。また、図6で
示すこの標本点の軌跡がエイリアシング信号になると考
えられるが、図6より、そのエイリアシング信号の振幅
は式(19)で示すα以下の値になる。
tcの1/2n倍であるから、tbは式(20)のようになり、
サンプリング時間tsと半波正弦波の周期tbの差をΔt と
すると、Δtは式(21)になる。 tb=2ntc ・・・(20) Δt=|ts-tb| ・・・(21)
は、m周期おきに1個表れるので、サンプル点mは式
(22)のようになり、それにともないΔt は、式(2
3)のようになる。 m={(ts/tb)+0.5} (但し、{ }は整数部を示す。) ・・・(22) Δt=|ts-mtb| ・・・(23)
は、式(24)で示す形となるから、その周波数fuは、
式(25)のようになる。 tu=(tb/Δt)ts ・・・(24) fu=fs/(tb/Δt)=2nfcfs|(1/fs)-(m/(2nfc))| ・・・(25)
波の1周期分を跨ぐ位置で極が反転するため、復調信号
の歪み成分には、式(25)で示す周波数の高調波成分
もが重畳される。また、この高調波の振幅レベルは、式
(19)で求めたαを乗じた値以下になると考えられ
る。
アシング信号とその高調波のみで構成されており、式
(19)や式(25)からその歪みレベルは、変調度に
は依存せず、例えば100%の変調度であっても、歪み
レベルの小さいクオリティの高い変調信号を検波するこ
とが可能となる。
波周波数fcが12kHzで、本発明のデジタルAM復調を実施
した場合の搬送波に対する歪みレベルを表1に示す。
波周波数fcが15.138kHzで、本発明のデジタルAM復調を
実施した場合の搬送波に対する歪みレベルを表2に示
す。
波周波数fcが1.892 kHzで、本発明のデジタルAM復調を
実施した場合の搬送波に対する歪みレベルを表3に示
す。
ば、近年のデジタル技術やICの製造技術の進歩に鑑み
ると、アナログAM復調器に比べて、回路等の構成が簡単
で、かつ、安定してクオリティの高い変調信号が検波で
き、また、IC化することで安価にデジタルAM復調器を
実現することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 アナログ/デジタル変換器と、移相器
と、第1の位相係数発生器と、該第1の位相係数発生器
と接続される第1の乗算器と、第2の位相係数発生器
と、該第2の位相係数発生器と接続される第2の乗算器
と、前記第1の乗算器の出力と前記第2の乗算器の出力
とを加算する第1の加算器と、該第1の加算器と接続す
る絶対値化器とで構成されるn個のPSN回路と、該n
個のPSN回路の夫々の出力を加算する第2の加算器
と、レベル補正器と、デジタルハイパスフィルタと、デ
ジタル/アナログ変換器とが、縦列接続していることを
特徴とするデジタルAM復調器。 - 【請求項2】 請求項1のデジタルAM復調器において、
入力したAM信号をアナログ/デジタル変換器で第1のデ
ジタル信号に変換し、前記第1のデジタル信号から移相
器で、π/2の位相差を持つ第2及び第3のデジタル信
号を生成し、前記第2のデジタル信号に、前記第1の位
相係数発生器より出力される各々がπ/nの位相差を持つ
cos(0)からcos((n-1)π/n)までのn個の位相係数をn個
の第1の乗算器でそれぞれ乗じ、前記第3のデジタル信
号に、前記第2の位相係数発生器より出力される各々が
π/n の位相差を持つsin(0)からsin((n-1)π/n) までの
n個の位相係数をn個の第2の乗算器でそれぞれ乗じ、
前記n個の第1の乗算器の出力と前記n個の第2の乗算
器の出力とをそれぞれn個の第1の加算器でベクトル合
成し、前記n個の絶対値化器でそれぞれ絶対値をとるこ
とでn個の第4のデジタル信号を生成し、前記n個の第
4のデジタル信号を第2の加算器で全て加算し、レベル
補正器でレベル補正した後、デジタルハイパスフィルタ
で直流成分を除去し、デジタル/アナログ変換器でアナ
ログ信号に変換して、復調信号を得ることを特徴とする
デジタルAM復調の復調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11709396A JP2929366B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | デジタルam復調器とその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11709396A JP2929366B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | デジタルam復調器とその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284054A JPH09284054A (ja) | 1997-10-31 |
JP2929366B2 true JP2929366B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=14703229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11709396A Expired - Fee Related JP2929366B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | デジタルam復調器とその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2929366B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4896047B2 (ja) * | 2008-01-30 | 2012-03-14 | 株式会社ダイヘン | 高周波検出装置 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP11709396A patent/JP2929366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09284054A (ja) | 1997-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3017041B2 (ja) | 自動周波数制御方法及びその装置 | |
US5268647A (en) | Method and arrangement of coherently demodulating PSK signals using a feedback loop including a filter bank | |
JP3058870B1 (ja) | Afc回路 | |
JP3095067B2 (ja) | Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法 | |
JP2874511B2 (ja) | クワッドラチャ検波受信機用の平衡位相振幅ベースバンド・プロセッサ | |
JPH10506249A (ja) | 振幅復調方法 | |
JPH0823231A (ja) | Fm変調回路 | |
JP3247850B2 (ja) | Fm信号復調方法及びその装置 | |
JP4169393B2 (ja) | 角度復調器 | |
JP2929366B2 (ja) | デジタルam復調器とその方法 | |
JP3568284B2 (ja) | 復調方法および復調装置 | |
JPH0779363B2 (ja) | 遅延検波回路 | |
KR100676568B1 (ko) | 타이밍추출장치 및 방법 그리고 그 타이밍추출장치를구비한 복조장치 | |
JP3819592B2 (ja) | 64qam、256qam変調解析方法 | |
JPH06237277A (ja) | Psk搬送波信号再生装置 | |
US6914945B2 (en) | Clock recovery circuit | |
JP4458549B2 (ja) | 受信装置 | |
JP2853728B2 (ja) | ディジタル復調回路 | |
JP2705542B2 (ja) | 周波数誤差検出装置 | |
JPH04261248A (ja) | 一括復調装置 | |
EP2797225B1 (en) | Method of and apparatus for demodulating an amplitude modulated signal | |
JP3193081B2 (ja) | 角変調信号の復調装置 | |
JP2901427B2 (ja) | Fm復調器 | |
CN117614795A (zh) | 一种适用多种相位调制方式的载波捕获方法 | |
JP2548217Y2 (ja) | ダイレクトコンバージョン受信機のレベル・位相差補正装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100521 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120521 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 14 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521 Year of fee payment: 14 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |