JP3095067B2 - Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法 - Google Patents

Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法

Info

Publication number
JP3095067B2
JP3095067B2 JP09334586A JP33458697A JP3095067B2 JP 3095067 B2 JP3095067 B2 JP 3095067B2 JP 09334586 A JP09334586 A JP 09334586A JP 33458697 A JP33458697 A JP 33458697A JP 3095067 B2 JP3095067 B2 JP 3095067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
offset
training sequence
digital signal
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09334586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11168516A (ja
Inventor
仁志 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP09334586A priority Critical patent/JP3095067B2/ja
Priority to EP98122567A priority patent/EP0921663A3/en
Priority to US09/205,452 priority patent/US6400778B1/en
Publication of JPH11168516A publication Critical patent/JPH11168516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3095067B2 publication Critical patent/JP3095067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
    • H04L25/062Setting decision thresholds using feedforward techniques only

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ受信装置にお
いて、受信装置内で発生した直流成分をデジタル演算で
取り除くDCオフセットキャンセラーに関し、特に、ト
レーニング信号を含む受信信号中に周波数オフセットが
含まれていても直流成分を取り除くことのできるDCオ
フセットキャンセラーに関する。
【0002】
【従来の技術】受信装置に用いられるDCオフセットを
補正するためのDCオフセットキャンセラーの従来例と
しては、特開平2−142248号公報に開示されるも
のがある。図7は、上記公報に開示されるようなDCオ
フセットキャンセラーの要部構成を示すブロック図であ
る。
【0003】図7に示す構成では、入力端子201に入
力される周波数f1の入力信号を、局部発振器203の
局部発振周波数f1+f2により検波器203で検波す
ることにより、図8(a)に示すように、中心周波数が
f2の信号に変換される。その後に、コンデンサー20
4によりDC(直流)成分が取り除かれる。DC成分が
取り除かれた信号はAD変換器205でデジタル信号に
変換された後、周波数変換器207で局部発振器206
が出力する局部発振周波数f2の正弦波を用いで周波数
変換することにより、図8(b)に示すような中心周波
数が0の信号が出力される。
【0004】上述した従来のDCオフセットキャンセラ
ーでは、コンデンサー204の前段となるアナログ部で
発生するDC成分に重ならない周波数に入力信号を変換
した後にDC成分をコンデンサー204を用いて取り除
いているので、コンデンサー204による影響が入力信
号成分にまで及ぶことがない。入力信号の中心周波数を
最終的に0とするのはデジタル演算によって行われるの
でDC成分が入り込むことがない。よって、アナログ部
において発生するDC成分の影響を受けずに入力信号の
復調を行うことができるものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
よるDCオフセットキャンセラーでは、周波数をずらし
た信号をAD変換するために周波数帯域幅を大きく取る
必要がある。
【0006】その理由は、AD変換器205に入力され
る信号の周波数成分が図8(a)に示すようにf2+f
3まで拡がっているため、サンプリング周波数は少なく
とも2(f2+f3)以上である必要がある。しかし、
DCオフセットキャンセラーを必要としない回路ならば
AD変換器206へ入力される信号の周波数成分が図8
(b)に示すようにf3までしか拡がっていないのでサ
ンプリング周波数も2f3以上であればよい。
【0007】サンプリング周波数が高くなると、AD変
換器自体が高価になるのみならず、消費電力も周波数に
比例して増大するために、携帯端末のように低消費電力
化が必要な分野での応用がむずかしくなるという問題点
がある。
【0008】また、従来の技術によるDCオフセットキ
ャンセラーでは、デジタル演算部において周波数変換を
行うために、正弦波の発生やフィルター演算を行う必要
がある。デジタル演算において正弦波の発生を行うため
には、一般にはROMに正弦波の値を予め書き込んでお
く方式が用いられるが、変換周波数によってはROMの
容量が大きくなるという問題点がある。
【0009】また、フィルター演算は乗算を複数回行う
必要があるために演算規模が大きくなるという問題点が
ある。
【0010】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な回路で
実現することができ、低消費電力化が容易なDCオフセ
ットキャンセラーを実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のDCオフセット
キャンセラーは、周期性を持ったトレーニング系列を先
頭に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システ
ムの受信機に設けられるDCオフセットキャンセラーに
おいて、受信した前記バースト信号をベースバンド信号
へ変換する直交復調器と、前記直交復調器の出力信号を
デジタル信号へ変換するAD変換器と、前記AD変換器
の出力信号をトレーニング系列の1周期分だけ遅延させ
る1周期遅延素子と、前記AD変換器の出力信号と前記
1周期遅延素子の出力信号とからAD変換された信号に
含まれているDCオフセット成分を検出するDCオフセ
ット検出器と、 前記AD変換器の出力信号から前記D
Cオフセット検出器にて検出されたDCオフセット成分
を取り除く減算器とを有することを特徴とする。
【0012】本発明の他の形態によるDCオフセットキ
キャンセラーは、周期性を持ったトレーニング系列を先
頭に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システ
ムの受信機に設けられるDCオフセットキャンセラーに
おいて、受信信号をベ一スバンド信号へ変換する直交復
調器と、前記直交復調器の出力信号をデジタル信号へ変
換するAD変換器と、前記AD変換器の出力信号をトレ
ーニング系列の1周期分だけ遅延させる1周期遅延素子
と、前記AD変換器の出力信号をトレーニング系列の2
周期分だけ遅延させる2周期遅延素子と、前記AD変換
器の出力信号と前記1周期遅延素子の出力信号と前記2
周期遅延素子の出力信号とからAD変換された信号に含
まれているDCオフセット成分を検出するDCオフセッ
ト検出器と、前記AD変換器の出力信号から前記DCオ
フセット検出器にて検出されたDCオフセット成分を取
り除く減算器とを有することを特徴とする。
【0013】本発明の受信機は、周期性を持ったトレー
ニング系列を先頭に持ったバースト信号を用いて通信を
行う通信システムの受信機であって、上記のように構成
されたDCオフセットキキャンセラーを備えることを特
徴とする。
【0014】本発明の通信システムは、周期性を持った
トレーニング系列を先頭に持ったバースト信号を用いて
通信を行う通信システムであって、受信機が上記のよう
に構成されたDCオフセットキキャンセラーを備えるこ
とを特徴とする。
【0015】本発明のDCオフセットキャンセル方法
は、周期性を持ったトレーニング系列を先頭に持ったバ
ースト信号を用いて通信を行う通信システムで行われる
DCオフセットキャンセル方法において、受信した前記
バースト信号をベースバンド信号へ変換した後にデジタ
ル信号に変換する第1のステップと、前記第1のステッ
プにて得られたデジタル信号をトレーニング系列の1周
期分だけ遅延させる第2のステップと、前記第1のステ
ップにて得られたデジタル信号と前記第2のステップに
て得られたデジタル信号とから前記第1のステップにて
得られたデジタル信号に含まれているDCオフセット成
分を検出する第3のステップと、前記第1のステップに
て得られたデジタル信号から前記第3のステップにて得
られたDCオフセット成分を取り除く第4のステップと
を有することを特徴とする。
【0016】本発明の他の形態によるDCオフセットキ
ャンセル方法は、周期性を持ったトレーニング系列を先
頭に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システ
ムで行われるDCオフセットキャンセル方法において、
受信した前記バースト信号をベースバンド信号へ変換し
た後にデジタル信号に変換する第1のステップと、前記
第1のステップにて得られたデジタル信号をトレーニン
グ系列の1周期分だけ遅延させる第2のステップと、前
記第1のステップにて得られたデジタル信号をトレーニ
ング系列の2周期分だけ遅延させる第3のステップと、
前記第1のステップにて得られたデジタル信号と前記第
2のステップにて得られたデジタル信号と前記第3のス
テップにて得られたデジタル信号から前記第1のステッ
プにて得られたデジタル信号に含まれているDCオフセ
ット成分を検出する第4のステップと、前記第1のステ
ップにて得られたデジタル信号から前記第4のステップ
にて得られたDCオフセット成分を取り除く第5のステ
ップとを有することを特徴とする。
【0017】「作用」本発明は、バースト信号伝送にお
いて、バースト先頭のトレーニング系列を付加し、受信
機側でトレーニング系列を受信しているときに、デジタ
ル演算によってのみDCオフセット成分を検出し、その
検出値に基づいてバースト全体の信号からDC成分をキ
ャンセルする。
【0018】具体的には、バース卜信号の先頭に付加し
たトレーニング系列に周期性を持ったパターンを用い、
トレーニング系列の受信信号と、1周期離れた受信信号
の2点の受信信号との間にはDCオフセットに比例した
差が現れるため、これを検出して受信信号から取り除
く。
【0019】また、トレーニング系列の受信信号と、1
周期離れた受信信号と、2周期離れた受信信号の3点の
受信信号からは、さらに、周波数オフセットをも抽出す
ることができるので、DCオフセットおよび周波数オフ
セットをキャンセルすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明による送受信システムの一実
施例の構成を示す図であり、図面上方に示される送信側
と図面下方に示される受信側により構成されている。
【0022】送信側はデータ信号が入力される入力端子
101、トレーニング信号を発生するトレーニング系列
発生器102、入力端子からの入力信号の先頭にトレー
ニング系列発生器102にて発生したトレーニング系列
を付加する合成器103、合成器103にてトレーニン
グ系列が付加された信号を変調する変調器104、変調
信号を増幅する送信アンプ105、増幅された変調信号
を送信するアンテナ106から構成されている。
【0023】受信側は、変調信号を受信するアンテナ1
10、変調信号を復調する直交復調器112、復調信号
をデジタル信号に変換するAD変換器113、AD変換
器113出力を所定時間遅延させる遅延素子114、遅
延素子114出力とAD変換器113出力を入力し、D
Cオフセット量を検出するDCオフセット検出器115
と、AD変換器113出力からDCオフセット検出器1
15にて検出されたDCオフセット量を減算する減算器
116および出力端子117から構成されている。
【0024】上記のように構成される本実施例の具体的
な動作について以下に説明する。
【0025】送信側では、データの伝送に先立ってトレ
ーニング系列の送信を行う。トレーニング系列として
は、31ビットのM系列疑似乱数符号の繰り返しを用い
る。トレーニング系列発生器102で発生したトレーニ
ング信号は、合成器103で入力端子101に入力され
たデータ信号と合成されて一つのバースト信号を形成す
る。バースト信号の構成を図2に示す。
【0026】本実施例で用いられるバースト信号は、先
頭の256ビットがトレーニング系列で、残りの102
4ビットがデータとされる。合成器103から出力され
たデジタル信号は変調器104で変調される。ここで
は、変調方式としてMSK(Minimum Shift Keying)変
調を用いる。
【0027】MSK変調は図3に示すように変調器への
入力信号が”0”の呼は位相が反時計回りに90度回転
し、入力信号が”1”のときには位相が時計回りに90
度回転する変調方式である。
【0028】変調器104で変調された信号は、送信ア
ンプ105で増幅された後にアンテナ106から送出さ
れる。
【0029】受信側では、アンテナ110から入力され
た信号が受信アンプ111で増幅された後、直交復調器
112で複素ベースバンド信号へ変換され、さらに、複
素ベースバンド信号はAD変換器113で複素デジタル
信号へ変換される。
【0030】ここで、デジタル信号の実数成分と虚数成
分には送信側および受信側のアナログ回路で発生したD
Cオフセットが付加されている。DCオフセットが付加
されていると、図4に示した変調信号の振幅位相特性は
図4に示すように変化し、復調特性の劣化を引き起こ
す。これを防ぐためにDCオフセットキャンセラーが必
要となる。AD変換された複素デジタル信号は、31ビ
ットのM系列疑似乱数符号であるトレーニング系列の1
周期分に相当する31シンボル分の遅延を持った遅延素
子114へ入力される。DCオフセットが存在しない場
合にはAD変換器113出力と遅延素子114出力の位
相差は0となるが、DCオフセットが存在する場合には
その量に応じた位相差が各出力間に現れる。
【0031】DCオフセット検出器115ではAD変換
器113の複素出力信号と遅延素子114の複素出力信
号からDCオフセットを検出する。AD変換器113か
らの複素出力信号un+31および遅延素子114からの複
素出力信号unは以下のように表される。
【0032】un=d+rn…(1) un+31=d+rn+31=d+jrn…(2) ここで、dがDCオフセット成分、rn、rn+31がDC
オフセットがないときのそれぞれの受信信号である。な
お、MSK変調されたトレーニング系列には、 rn+31=jrn…(3) の周期性があるので(2)式のような式の変形ができ
る。ここで、jは虚数単位である。
【0033】(1)式および(2)式からDCオフセッ
ト成分dは次の式により取り出すことができる。
【0034】 d=[(1−j)un+(1+j)un+31]/2…(4) (4)式において、2の割り算はビットシフトで行うこ
とができるので、実際の演算回路は加算器とシフターの
みで行うことができる。
【0035】DCオフセット検出器115で検出された
DCオフセット成分は、減算器116で複素デジタル信
号から除かれることにより、DCオフセット成分を含ま
ない複素信号を減算器116から取り出すことができ
る。
【0036】図5は、図1におけるDCオフセット検出
器115の構成を示す図である。図5においては、受信
信号rn、rn+31の実数成分および虚数成分をそれぞれ
n、pn+31およびqn、qn+31としている。
【0037】この回路は(4)式を次のように変形する
ことにより得られる。
【0038】 d=[(1−j)un+(1+j)un+31]/2 =[(1−j)(pn+jqn)+(1+j)(pn+31+jqn+31)]/2 ={[(pn+31+qn)+(pn−qn+31)]+j[(pn+31+qn)+(pn −qn+31)]}/2…(5) 図5に示すDCオフセット検出器115は上記の(5)
式を実行するもので、図示するように、実数成分pn
ら虚数成分qn+31を減算する加算器6011と、実数成
分pn+31と虚数成分qnとを加算する加算器6012と、
加算器6011出力と加算器6012出力とを加算する加
算器6013と、加算器6012出力から加算器6011
出力を減算する加算器6014と、加算器6013、60
4の出力をそれぞれビットシフトするシフター60
1、6022により構成されている。このように、4つ
の加算器6011〜6014と2つのシフター6021
6022のみで構成されており、きわめて簡単な構成で
実現することができるものとなっている。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に鋭明する。
【0040】図6は本発明の第2の実施例の構成を示す
図である。図6に示す例では、31ビットのM系列疑似
乱数符号であるトレーニング系列の1周期分に相当する
31シンボル分の遅延を持った遅延素子705とトレー
ニング系列の2周期分に相当する62シンボルの遅れを
持つ遅延素子706の2つの遅延素子が設けられてい
る。DCオフセット検出器707ではAD変換器704
の出力信号un+62と遅延素子705の出力信号un+31
遅延素子706の出力信号unを用いてDCオフセット
の検出を行う。
【0041】AD変換器704の出力信号に周波数オフ
セットが含まれていると、受信トレーニング系列信号で
31シンボル離れた信号間の位相のずれ量はDCオフセ
ットによるずれ量のみとならなくなるので(2)式が成
り立たなくなる。よって、(4)式も成り立たなくなる
ため、上述した第1の実施例の構成では正しいDCオフ
セットの検出ができなくなる。
【0042】AD変換器の出力信号に周波数オフセット
が含まれているときには次の式に基づいたDCオフセッ
トの検出法を行う。
【0043】DCオフセットdと周波数オフセットΔf
が含まれている遅延素子706の出力信号unはΔω=
2πΔfとすると次の式で表すことができる。
【0044】 un=d+rnexp(jΔωnT)…(6) 同様に遅延素子705の出力信号とAD変換器704の
出力信号は次の式で表すことができる。
【0045】 un+31=d+rn+31exp[jΔω(n+31T)] =d+jrnexp(jΔωn+T)・exp(j31ΔωT)…(7) un+62=d+rn+62exp[jΔω(n+62T)] =d−rnexp(jΔωnT)・exp(j62ΔωT)…(8) (6)式、(7)式、(8)式から次の式が成り立つ。
【0046】 (un+62−un+31)/(un+31−un)=jexp(j31Δωt)…(9) (9)式から周波数オフセット量が検出できるので、
(9)式を(8)式に代入し、さらに(6)式を用いる
ことによりDCオフセットdが次式のように求められ
る。
【0047】 d=[(un+312−unn+62]/(2un+31−un+62−un)…(10) よって、DCオフセット検出器707ではun
n+31、un+62を入力し、(10)式に基づいた計算を
行うことにより、周波数オフセットが含まれていても正
確にDCオフセット値を検出することができる。
【0048】DCオフセット検出器707で検出された
DCオフセット成分は、減算器708で複素デジタル信
号から除かれることにより、DCオフセットを含まない
複素信号を減算器から取り出すことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0050】トレーニング系列の受信信号と、1周期離
れた受信信号の2点の受信信号からDCオフセットのキ
ャンセルを行うことにより、簡単な回路で実現すること
ができ、低消費電力化が容易なものとすることができる
効果がある。
【0051】また、トレーニング系列の受信信号と、1
周期離れた受信信号と、2周期離れた受信信号の3点の
受信信号からDCオフセットのキャンセルを行う場合に
は、上記効果に加えて周波数オフセットの影響を受けな
いものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】バースト信号の一構成図である。
【図3】MSK信号の位相変化を示した図である。
【図4】MSK信号にDCオフセットが付加された信号
を示した図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるDCオフセット
検出器の構成を示した図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図7】従来例の一構成図である。
【図8】従来例における周波数成分を示した図である。
【符号の説明】
101 入力端子 102 トレーニング系列発生器 103 合成器 104 変調器 105 送信アンプ 106 アンテナ 110 アンテナ 108 推定候補信号生成器 111 受信アンプ 112 直交復調器 113 AD変換器 114 遅延素子 115 DCオフセット轡山器 116 減算器 117 出力端子 201 入力拍子 202 発振器 203 検波器 204 コンデンサー 205 AD変換器 206 発振器 207 周波数変換器 208 出力端子 601 加算器 602 シフタ 701 アンテナ 702 受信アンプ 703 直交復調器 704 AD変換器 705 遅延素子 706 遅延素子 707 DCオフセット検出器 708 減算器 709 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/14 H04L 27/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    の受信機に設けられるDCオフセットキャンセラーにお
    いて、 受信した前記バースト信号をベースバンド信号へ変換す
    る直交復調器と、 前記直交復調器の出力信号をデジタル信号へ変換するA
    D変換器と、 前記AD変換器の出力信号をトレーニング系列の1周期
    分だけ遅延させる1周期遅延素子と、 前記AD変換器の出力信号と前記1周期遅延素子の出力
    信号とからAD変換された信号に含まれているDCオフ
    セット成分を検出するDCオフセット検出器と、 前記
    AD変換器の出力信号から前記DCオフセット検出器に
    て検出されたDCオフセット成分を取り除く減算器とを
    有することを特徴とするDCオフセットキキャンセラ
    ー。
  2. 【請求項2】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    の受信機に設けられるDCオフセットキャンセラーにお
    いて、 受信信号をベ一スバンド信号へ変換する直交復調器と、 前記直交復調器の出力信号をデジタル信号へ変換するA
    D変換器と、 前記AD変換器の出力信号をトレーニング系列の1周期
    分だけ遅延させる1周期遅延素子と、 前記AD変換器の出力信号をトレーニング系列の2周期
    分だけ遅延させる2周期遅延素子と、 前記AD変換器の出力信号と前記1周期遅延素子の出力
    信号と前記2周期遅延素子の出力信号とからAD変換さ
    れた信号に含まれているDCオフセット成分を検出する
    DCオフセット検出器と、 前記AD変換器の出力信号から前記DCオフセット検出
    器にて検出されたDCオフセット成分を取り除く減算器
    とを有することを特徴とするDCオフセットキキャンセ
    ラー。
  3. 【請求項3】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    の受信機であって、 請求項1または請求項2記載のDCオフセットキキャン
    セラーを備えることを特徴とする受信機。
  4. 【請求項4】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    であって、 受信機が請求項1または請求項2記載のDCオフセット
    キキャンセラーを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    で行われるDCオフセットキャンセル方法において、 受信した前記バースト信号をベースバンド信号へ変換し
    た後にデジタル信号に変換する第1のステップと、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号をトレー
    ニング系列の1周期分だけ遅延させる第2のステップ
    と、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号と前記第
    2のステップにて得られたデジタル信号とから前記第1
    のステップにて得られたデジタル信号に含まれているD
    Cオフセット成分を検出する第3のステップと、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号から前記
    第3のステップにて得られたDCオフセット成分を取り
    除く第4のステップとを有することを特徴とするDCオ
    フセットキャンセル方法。
  6. 【請求項6】 周期性を持ったトレーニング系列を先頭
    に持ったバースト信号を用いて通信を行う通信システム
    で行われるDCオフセットキャンセル方法において、 受信した前記バースト信号をベースバンド信号へ変換し
    た後にデジタル信号に変換する第1のステップと、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号をトレー
    ニング系列の1周期分だけ遅延させる第2のステップ
    と、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号をトレー
    ニング系列の2周期分だけ遅延させる第3のステップ
    と、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号と前記第
    2のステップにて得られたデジタル信号と前記第3のス
    テップにて得られたデジタル信号から前記第1のステッ
    プにて得られたデジタル信号に含まれているDCオフセ
    ット成分を検出する第4のステップと、 前記第1のステップにて得られたデジタル信号から前記
    第4のステップにて得られたDCオフセット成分を取り
    除く第5のステップとを有することを特徴とするDCオ
    フセットキャンセル方法。
JP09334586A 1997-12-04 1997-12-04 Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法 Expired - Fee Related JP3095067B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09334586A JP3095067B2 (ja) 1997-12-04 1997-12-04 Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法
EP98122567A EP0921663A3 (en) 1997-12-04 1998-12-02 DC-offset canceller
US09/205,452 US6400778B1 (en) 1997-12-04 1998-12-04 DC-offset canceller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09334586A JP3095067B2 (ja) 1997-12-04 1997-12-04 Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11168516A JPH11168516A (ja) 1999-06-22
JP3095067B2 true JP3095067B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=18279067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09334586A Expired - Fee Related JP3095067B2 (ja) 1997-12-04 1997-12-04 Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6400778B1 (ja)
EP (1) EP0921663A3 (ja)
JP (1) JP3095067B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9912586D0 (en) * 1999-05-28 1999-07-28 Simoco Int Ltd Radio receivers
JP2000349840A (ja) * 1999-06-03 2000-12-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd ベースバンド信号オフセット補正回路及び方法、この補正回路を備えたfsk受信装置
GB2355900B (en) 1999-10-29 2004-03-17 Ericsson Telefon Ab L M Radio receiver
US6330375B1 (en) * 1999-12-16 2001-12-11 Lucent Technologies Inc. Distortion analyzer for compensation apparatus of first order polarization mode dispersion (PMD)
JP3351412B2 (ja) * 2000-01-17 2002-11-25 日本電気株式会社 Dcオフセット除去方式及びdcオフセット除去回路を備えた受信回路
KR20020051301A (ko) * 2000-12-22 2002-06-28 오길록 직류전원 오프셋이 제어된 디지털 직교 복조 장치
KR100689033B1 (ko) * 2001-02-02 2007-03-08 삼성전자주식회사 데이터 슬라이서 및 이를 적용한 알에프 수신기
US7035589B1 (en) * 2001-09-24 2006-04-25 Atheros Communications, Inc. Method and system for tracking and mitigating DC offset in the presence of carrier frequency offsets
KR100436207B1 (ko) * 2002-06-18 2004-06-12 전자부품연구원 채널 추정 및 디씨 옵셋 보상 방식을 이용한 홈알에프시스템
US7392368B2 (en) * 2002-08-09 2008-06-24 Marvell International Ltd. Cross multiply and add instruction and multiply and subtract instruction SIMD execution on real and imaginary components of a plurality of complex data elements
DE10331818B3 (de) * 2003-07-14 2005-03-10 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Schätzung des DC-Offsets eines OFDM-Empfangssignals, Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens, Funkempfänger mit einer solchen Vorrichtung, sowie Verfahren zur Kompensation eines DC-Offsets eines OFDM-Empfangssignals, Vorrichtung zur Durchführung dieses Verfahrens und Funkempfänger mit einer solchen Vorrichtung
KR100532285B1 (ko) * 2003-09-24 2005-11-29 삼성전자주식회사 시분할 다중 통신방식 수신기의 dc 옵셋 제거 장치
US7693242B2 (en) * 2005-06-14 2010-04-06 Freescale Semiconductor, Inc. DC offset correction for constant envelope signals
US7756495B2 (en) * 2005-09-29 2010-07-13 Intel Corporation High speed receiver
US8218686B1 (en) * 2008-04-18 2012-07-10 Marvell International Ltd. Circuit and method for DC offset compensation
US8594251B2 (en) 2011-06-22 2013-11-26 Broadcom Corporation Long-term drift mitigation for radio frequency receivers utilizing a free-running crystal
US8542784B2 (en) * 2011-06-22 2013-09-24 Broadcom Corporation Spur mitigation for radio frequency receivers utilizing a free-running crystal

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716150B2 (ja) 1986-03-18 1995-02-22 日本電気株式会社 自動周波数制御回路
JPS63296622A (ja) 1987-05-28 1988-12-02 Hirakazu Sasa 枝つかみバサミ付剪定バサミ
JPH0636504B2 (ja) * 1988-11-22 1994-05-11 日本電気株式会社 Dcオフセット補正方式
US4878029A (en) 1988-12-05 1989-10-31 General Electric Company Complex digital sampling converter for demodulator
JPH0423859A (ja) 1990-05-16 1992-01-28 Nippon Zeon Co Ltd 食品保存用ゴム組成物およびそれから得られるゴム部材
JP2850557B2 (ja) 1991-01-31 1999-01-27 日本電気株式会社 自動干渉除去装置
JPH04277956A (ja) 1991-03-05 1992-10-02 Kokusai Electric Co Ltd 位相オフセットキャンセル回路
US5281968A (en) * 1991-09-06 1994-01-25 Nec Corporation DC offset correction circuit for A/D converter
US5430894A (en) * 1992-03-11 1995-07-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio receiver noise suppression system
GB2267629B (en) * 1992-06-03 1995-10-25 Fujitsu Ltd Signal error reduction in receiving apparatus
GB9211712D0 (en) * 1992-06-03 1992-07-15 Fujitsu Microelectronics Ltd Gm digital receive processing
KR100355684B1 (ko) * 1992-11-26 2002-12-11 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 직접변환수신기
GB2274759B (en) * 1993-02-02 1996-11-13 Nokia Mobile Phones Ltd Correction of D.C offset in received and demodulated radio signals
AU682032B2 (en) * 1993-06-29 1997-09-18 Sony Corporation Audio signal transmitting apparatus and the method thereof
JPH07303126A (ja) 1994-05-02 1995-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置
JPH08116340A (ja) 1994-10-14 1996-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd オフセットキャンセラ
JPH08163191A (ja) 1994-12-02 1996-06-21 Kokusai Electric Co Ltd 直交変調装置及びその制御方法
JP3306736B2 (ja) 1995-02-20 2002-07-24 日本電信電話株式会社 周波数オフセット補償回路
US5748681A (en) * 1995-10-27 1998-05-05 Lucent Technologies Inc Offset correction for a homodyne radio
US5675498A (en) * 1996-04-22 1997-10-07 Boeing North American, Inc. Measuring amplitude of sparsely sampled sinusoidal signal
TW405314B (en) * 1998-08-28 2000-09-11 Ind Tech Res Inst Device for eliminating DC offset utilizing noise regulation technique and its method

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
1996年電子情報通信学会通信ソサイエティ1−B−450

Also Published As

Publication number Publication date
EP0921663A3 (en) 2002-01-02
US6400778B1 (en) 2002-06-04
JPH11168516A (ja) 1999-06-22
EP0921663A2 (en) 1999-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3095067B2 (ja) Dcオフセットキャンセラーおよびこれを備えた受信機と通信システムとdcオフセットキャンセル方法
JP2982567B2 (ja) 受信装置
EP0533208A2 (en) PSK demodulator with feedback circuit for correcting phase and freqency errors
JP3058870B1 (ja) Afc回路
JPH10135865A (ja) 通信装置
JPS5845216B2 (ja) マルチパス歪の除去回路
JP2994836B2 (ja) 復調器のafc回路
JP4312705B2 (ja) 直交復調誤差補償方法および直交復調誤差補償回路
EP0591748A1 (en) Method and circuit for estimating the carrier frequency of PSK signals
JP2931454B2 (ja) ディジタル位相変調信号復調回路
JP2003188747A (ja) 歪補償送信装置
JP2005210436A (ja) キャリア周波数検出方法
JP4520365B2 (ja) 無線通信方式
JP3164944B2 (ja) 同期検出回路
JP2853728B2 (ja) ディジタル復調回路
JPH08265381A (ja) 直交変調装置
JP2601206B2 (ja) スペクトル拡散通信方式及び受信装置
JP2785009B2 (ja) スペクトル拡散受信方式
JP2785004B2 (ja) スペクトル拡散受信方式
JP3763263B2 (ja) スペクトル拡散通信における受信装置
JPH0583314A (ja) 復調回路
JP3658768B2 (ja) Fm受信装置
JP2528744B2 (ja) 遅延検波回路
JP3729369B2 (ja) 直接変換fsk受信機
JP2003037442A (ja) Fmディジタル復調器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070804

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees