JP2785004B2 - スペクトル拡散受信方式 - Google Patents

スペクトル拡散受信方式

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JP2785004B2 JP26900895A JP26900895A JP2785004B2 JP 2785004 B2 JP2785004 B2 JP 2785004B2 JP 26900895 A JP26900895 A JP 26900895A JP 26900895 A JP26900895 A JP 26900895A JP 2785004 B2 JP2785004 B2 JP 2785004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散(以
下、SSと称す。)通信における受信方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のSS受信方式において
は、特開平5−252142号公報等に示されるような
デジタルマッチドフィルタを使用した復調回路として、
例えば図9に示すような、VCOで再生されたキャリヤ
をSS信号にかけて拡散符号を含めたデータにした後、
前記デジタルマッチドフィルタを通して逆拡散し、更
に、この出力で周波数誤差を検出して前記VCOに負帰
還をかけていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、上述のような
従来技術のSS受信方式においては、キャリヤを再生す
るための回路が別に必要であり、また、入力するSS信
号にはダイナミックレンジの広いAGCをかけなければ
ならないので、回路構成が複雑になるなどの欠点を有し
ていた。
【0004】更に、上記欠点例を敷衍して述べると、キ
ャリヤ再生回路はDCループであるため温度補償が難し
く、また、周波数誤差を検出するための90゜位相器が
必要であり、かつ、この90゜位相器以後に係わる回路
が2系統必要となる。
【0005】そこで本発明は、上述のAGCをかけるた
めのAGC回路とキャリヤ再生回路と90゜位相器を不
要とし、同時に各回路のゲート数が減少することにとも
なって、全体の回路構成を簡略化したSS受信方式を得
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1により本発明の構成
を説明すると、SS信号入力のキャリヤ周波数をチップ
・レートの整数倍まで混合器1及び局部発振器2により
周波数変換し、更に、振幅制限増幅器3を介してクロッ
ク発生器4及びA/D変換器5によりサンプリングす
る。
【0007】次に、このサンプリングされたSS信号を
1チップ・レート遅延するシフトレジスタ6をPN長だ
け並べて通し、更に、これらの出力信号にPN符号のM
SBからLSBまで掛算器7にかけ、更に、この出力信
号のすべてを加算器8に加えた出力と、この加算された
出力を1ビット・レート分遅延させたものの積によって
復調する差動遅延検波器10よりデータが出力されるも
のである。
【0008】なお、デジタルマッチドフィルタ9は、上
記シフトレジスタ6、掛算器7及び加算器8により構成
されている。
【0009】
【作用】上記のように構成されたSS受信方式は、振幅
制限増幅器3の作用により入力するSS信号をリミッテ
ィングレベルまで増幅し、逆拡散を行うためのA/D変
換器5及びデジタルマッチドフィルタ9が有効かつ安定
に動作するように働く。
【0010】そして、上記の逆拡散されたSS信号は、
次に差動遅延検波器10の作用により、通常のデータ出
力を得るよう動作する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明するが、その前に説明を容易にするため、SS信
号のIF周波数はチップ・レートと等しく、かつ、サン
プリング・クロックは前記チップ・レートの4倍とす
る。
【0012】なお、PN符号は7ビット“000101
1”を用い、かつ、SS信号のキャリヤ周波数とチップ
・レートを等しくしてDifferentially
Binary PSK(以下、DBPSKと称す。)で
説明するが、更に、この動作を説明するものとして図2
ないし図8を示し、また、各クロック(CLK)入力は
クロック発生器4により同時に供給されるものである。
【0013】図9において、デジタルマッチドフィルタ
を用いた従来のSS受信方式は、再生されたデータを遅
延させ、更にPN符号をかけて逆拡散を行うが、本発明
では図6に示すように、PSKの波形を遅延させた後、
更にPN符号をかけて逆拡散を行うものであり、その構
成を図1に示す。
【0014】なお、送信されるSS信号は直接拡散方式
であり、かつ拡散はBPSKで行うものとし、データは
PN符号の1周期と同期させるものであるが、必ずしも
SS信号のキャリヤは同期させる必要はない。
【0015】図1において、入力するSS信号を混合器
1及び局部発振器2によりチップ・レートの整数倍まで
周波数変換し、更に、この出力信号を振幅制限増幅器3
によりリミッティングレベルまで増幅(図8参照)した
後、クロック発生器4及びA/D変換器5によりサンプ
リングされる(図3の(a)にデータ0のサンプリング
・データ例を示し、図3の(b)にデータ1のサンプリ
ング・データ例を示す)。
【0016】また、サンプリング・クロックはSS信号
と非同期ではあるが、キャリヤ周波数とチップ・レート
を等しくしているため、ある時点のサンプリングと、そ
れより4クロック後のサンプリングは図3の(a),
(b)にそれぞれ示されるようにPN符号が1ビットず
れており、その位相差は0゜か180゜である。
【0017】このように、本発明のSS受信方式によれ
ば、周波数差を利用しているため非同期でよく、波形が
飽和していてもよい。また、周波数ずれに関しても、例
えばPN長が63ビットで10PPMずれたとしても、
63×4×10−6×360゜=0.9゜程度のずれと
なり、特に問題とはならない。
【0018】次に、デジタルマッチドフィルタ9におい
て、図3のサンプリング・データ(1)〜(32)が図
4の(a)のようにシフトレジスタ6に入っているとす
ると、(A)には(1)、(B)には(5)、(C)に
は(9)、(D)には−(13)、(E)には(1
7)、(F)には−(21)、(G)には−(25)の
データがそれぞれ掛算器7により出力され、更に、この
データをすべて加算器8により加算した(H)は(1)
+(5)+(9)−(13)+(17)−(21)−
(25)となる。
【0019】また、この状態から1つシフトすると図4
の(b)のようになり、(H)は(2)+(6)+
(9)+(10)−(14)+(18)−(22)−
(26)となる。
【0020】次に、上記(A)〜(G)及び(H)を時
間軸で表した波形をそれぞれ図5の(a),(b)に示
す。
【0021】そして、(A)〜(G)すべてを加算した
(H)は、シフトレジスタ6に与えたPN符号とSS信
号のPN符号が一致した4クロック間に7倍(PN長
倍)となり、更に、前記(H)をPN符号の1周期分遅
延させ((I))、この(H)と(I)との積を取る
((J))ことによりデータが復調できるものであっ
て、これらの動作を説明する差動遅延検波器10の出力
波形を図6に示す。
【0022】なお、図7にAGC増幅器(構成図は不図
示)によりDBPSKでシミュレーションした波形を示
し、図8に振幅制限(リミッタ)増幅器(図1参照)に
よりDBPSKでシミュレーションした波形を示す。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したごとく構成され
ているので、次に記載するような効果を奏するものであ
る。
【0024】入力増幅部にAGCが必要でないため、従
来からあるFM用のリミッタ増幅器等がそのまま使用で
きるので、機器の小形化及びローコスト化が図れる。
【0025】また、すべてデジタル回路により構成し得
るので、ゲートアレイ化が可能である。
【0026】更に、デジタルマッチドフィルタを従来で
は2系統必要としていたものが1系統で済むため、ゲー
トアレイのゲート数を約1/2に減らすことができる。
【0027】このため、キャリヤ再生ループが無くなる
ので、温度変化などに対して安定に動作する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための構成図である。
【図2】本発明のSS−DBPSKによる説明図であ
る。
【図3】サンプリング・データ例を示す図である。
【図4】サンプリング・データのシフト状態を示す図で
ある。
【図5】サンプリング・データを時間軸で表した波形図
である。
【図6】PN符号における差動遅延検波出力を表した波
形図である。
【図7】DBPSK(AGC増幅器)による波形図であ
る。
【図8】本発明のDBPSK(リミッタ増幅器)による
波形図である。
【図9】従来の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 混合器(MIX) 2 局部発振器(OSC) 3 振幅制限増幅器(リミッタ) 4 クロック発生器(CLK) 5 A/D変換器 6 シフトレジスタ(D:ディレー) 7 掛算器 8 加算器(Σ) 9 デジタルマッチドフィルタ 10 差動遅延検波器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接スペクトル拡散を行う無線通信方式
    において、受信スペクトル拡散信号をチップ・レートの
    整数倍の周波数まで周波数変換手段により変換し、更
    に、振幅制限増幅手段を介してサンプリング手段により
    サンプリングした後、前記のサンプリングされた受信ス
    ペクトル拡散信号は、次に、拡散符号生成手段より発生
    する出力の、1チップ・レートに相当する拡散符号ビッ
    ト分に並べられた遅延手段へ入力され、かつ、前記の並
    べられた遅延手段の各段からの出力に対応する拡散符号
    をそれぞれ乗算し、更に、これら乗算された出力のすべ
    てを加算した出力と、この加算した出力を1ビット・レ
    ート分遅延させた出力との積によって復調する手段を具
    備したことを特徴とするスペクトル拡散受信方式。
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