JPH08265216A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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Publication number
JPH08265216A
JPH08265216A JP7060181A JP6018195A JPH08265216A JP H08265216 A JPH08265216 A JP H08265216A JP 7060181 A JP7060181 A JP 7060181A JP 6018195 A JP6018195 A JP 6018195A JP H08265216 A JPH08265216 A JP H08265216A
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JP
Japan
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output
coefficient
code length
signal processing
processing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP7060181A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takei
利行 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP7060181A priority Critical patent/JPH08265216A/ja
Publication of JPH08265216A publication Critical patent/JPH08265216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードウェアの量を減少し、符号長の長い場
合でも実現可能となり、デジタルマッチドフィルタの持
つ高速同期捕捉が可能となる信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 アンテナ1で受信した信号はRF増幅器2を
介して乗算器3に入力され、周波数変換され、LPF6
においてサイドバンドを除去される。このLPF6の出
力は、A/D6で数値化され、係数切換器8によって係
数が切換可能なDMF7を介して積分器9で累積加算さ
れる。この積分器9の出力は比較器32と復調器14に
入力されて、情報データとして出力される。この情報デ
ータとしての出力は、タイミング生成器15を制御して
正常な復調が成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトル拡散技術を
用いた通信を行う装置においてスペクトル拡散の復調を
行う際に用いる信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の機器がディジタル化される
に及んで、その動作による不要輻射が問題となってい
る。例えば、旅客機内に携帯型コンパクトディスクプレ
ーヤを使用できないのは、その動作による不要輻射で旅
客機の操縦系統が混乱して墜落寸前まで至った事例があ
るからである。この一例からも明らかなように信号伝達
経路内に侵入する不要輻射は、深刻な問題となってい
る。
【0003】このような不要輻射の影響を受けにくい通
信方式として「スペクトル拡散通信方式」が現今脚光を
浴びている。この方式は、その名前が示すように、ある
帯域に制限されたスペクトルを、広帯域に拡散させて使
用する通信方式である。これによって雑音による影響を
受けても全てのスペクトルが潰れるわけではないので、
受信時の誤りを未然に防止することができるものであ
る。
【0004】さて、まずスペクトル拡散を行う送受信の
動作の概略を説明する。図5の(a)は、送信側におけ
るスペクトル拡散方式の変調原理を表す図である。同図
において51は送信すべき情報データの発生手段であ
り、この出力は、一旦狭帯域のベースバンド変調器52
によって変調される。この変調方式としてはQPSK(Q
uadri Phase Shift Keying)やBPSK(Binary Phase S
hift Keying)などが一般的である。
【0005】このベースバンド変調器52の出力はスペ
クトル拡散変調器53においてPN符号などと乗算す
る。このPN符号のクロック周波数が、拡散後の周波数
帯域幅を決める。例えば、帯域幅26MHzに拡散させるに
はクロック周波数13MHzのPN符号を乗算する。拡散し
た信号をRF変調器でRF帯に周波数変換してアンプで
増幅して出力する。
【0006】受信する場合は、図5の(b)に示すよう
に逆プロセスを通って元の情報に復元される。ここで
は、妨害波についての利点を述べたが、そのほかにも電
力を拡散するためピーク電力を低く抑えたり、受信側で
は送信側と同じ「鍵」(符号)を使わなければ復調でき
ないので、特別な処理を施さなくとも秘話性が得られる
などの特徴がある。なお、以上のような方法を直接拡散
方式と呼ぶ。
【0007】以上のような利点を多々有するスペクトル
拡散方式であるが、提案そのものは1940年代であっ
たが、近年になってはじめて応用が始まったばかりであ
り、充分な開発が成されてきたわけではない。図2は、
そのような少ない応用事例の一つを示した、本発明の従
来例における信号処理装置のブロック略図である。
【0008】同図において、アンテナ1で受信した電波
は、RF増幅器2において増幅され、乗算器3に送られ
る。正弦波発振器4からの正弦波信号によって周波数変
換され、低域通過フィルタ(以下「LPF」と略す)に
おいてサイドバンドの帯域を除去し、アナログ・ディジ
タル変換器(以下「A/D」と略す)において数値化す
る。
【0009】この数値化された受信信号は、相関器31
において、例えばマッチド・フィルタによって自己相関
などが求められる。この相関器31の出力は、比較器3
2と復調器14に送られる。比較器32では、ROM(R
ead Only Memory)などに蓄えた閾値33と比較し、図3
に示すように所定の閾値THを越えていれば、情報と見
なし、情報検知信号Snを出力する。この情報検知信号
Snによってタイミング生成器15の同期をとり、復調
器14にクロック信号を供給するものである。
【0010】このような相関器31として用いられるマ
ッチド・フィルタは、符号の長さがnの場合には、図4
に示すような構造の一種のデジタル・フィルタを用いる
のが一般的である。図4において61はシフトレジスタ
であり、1クロックの遅延を表しており、z-1はz変換
における演算子であり、1タイムスロット遅れを表す。
62は、係数器であり、乗算器と係数ROM(Read Only
Memory)から構成されている。この係数器62の出力は
加算器63において単純加算されるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の相関器では、符号長が長い場合、ハードウ
ェアの量が膨大となり、実現が困難、あるいは膨大なコ
ストを要するという問題点がある。例えば、符号長が6
3で4ビット乗算を行う場合でも、数万ゲートとなる。
このような大規模の回路は、例えば符号長が1023の
場合には、非現実的なハードウェア規模となってしまう
という問題点がある。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
であり、ハードウェアの量を減少し、符号長の長い場合
でも実現可能となり、デジタルマッチドフィルタの持つ
高速同期捕捉が可能となる信号処理装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の信号処理装置は、請求項1では、所定の周
期を有するクロックに同期して入力信号を遅延する(i
−1)段の遅延手段と、j個の所定の係数を時間的に切
り替えつつ前記遅延手段の出力に乗じるi個の乗算手段
と、この乗算手段の出力を加算する加算手段と、この加
算手段の出力を積分する積分手段とを備えるものであ
る。
【0014】また、請求項2では、上記入力信号は拡散
符号であり、i×j個の符号長を有することを特徴とす
るものである。
【0015】
【作用】上記した構成により、請求項1では、(i−
1)段の遅延手段が所定の周期を有するクロックに同期
して入力信号を遅延し、i個の乗算手段がj個の所定の
係数を時間的に切り替えつつ前記遅延手段の出力に乗
じ、この乗算手段の出力を加算手段が加算して、積分手
段がこの加算手段の出力を積分するので、ハードウェア
の量を減少し、符号長の長い場合でも実現可能となり、
デジタルマッチドフィルタの持つ高速同期捕捉が可能と
なることとなる。
【0016】また、請求項2では、上記入力信号は拡散
符号であり、i×j個の符号長を有するので、ハードウ
ェアの量を減少し、符号長の長い場合でも実現可能とな
り、デジタルマッチドフィルタの持つ高速同期捕捉が可
能となることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
信号処理装置のブロック略図を示すものである。図1に
おいて、アンテナ1、RF増幅器2、乗算器3、正弦波
発振器4、LPF5、A/D6、復調器14、タイミン
グ生成器15、比較器32及び閾値33は、従来例にお
けるそれらと同一であり、詳しい説明は省略する。7は
ディジタル・マッチド・フィルタ(以下「DMF」と略
す)、8は係数切換器、9は積分器である。以上のよう
に構成された本発明の信号処理装置につき、以下にその
動作を説明する。
【0018】DMF7の構成は図6に挙げたものと同一
であり、遅延器61は32個、係数器62は33個あ
り、それぞれ係数を次表1のようにi個の係数を切り換
え可能としている点が異なり、係数切換器8によってな
されるものである。
【0019】
【表1】
【0020】このようにDMF7の係数を係数切換器8
によって時間的に切り換え、その結果を積分器9におい
てi個づつ累積加算する。これにより、少ない係数器と
シフトレジスタでDMF7を構成できるものである。
【0021】このときの係数の個数は次のようにして決
定する。まず、符号長をnとしたとき、 n=i×j に素因数分解する。ここで、例えばn=1023のと
き、i=33、j=31である。これにより(i−1)
段のシフトレジスタ61とi個の乗算器を設けてDMF
7を1組だけ構成する。その後、係数切換器8によっ
て、j組の係数を切り換えるものである。
【0022】これにより、1022段のシフトレジスタ
61が32段に、1023個の乗算器62が33個に激
減することになるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の信号処理装置によ
れば、請求項1では、(i−1)段の遅延手段が所定の
周期を有するクロックに同期して入力信号を遅延し、i
個の乗算手段がj個の所定の係数を時間的に切り替えつ
つ前記遅延手段の出力に乗じ、この乗算手段の出力を加
算手段が加算して、積分手段がこの加算手段の出力を積
分するので、ハードウェアの量を減少し、符号長の長い
場合でも実現可能となり、デジタルマッチドフィルタの
持つ高速同期捕捉が可能とする事ができるという効果が
ある。
【0024】また、請求項2では、上記入力信号は拡散
符号であり、i×j個の符号長を有するので、ハードウ
ェアの量を減少し、符号長の長い場合でも実現可能とな
り、デジタルマッチドフィルタの持つ高速同期捕捉が可
能とする事ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における信号処理装置の構
成を示すブロック略図である。
【図2】 本発明の従来例における信号処理装置の構成
を示すブロック略図である。
【図3】 同従来例における信号処理装置の動作を示す
信号波形図である。
【図4】 同従来例における信号処理装置の相関器の構
成を示すブロック図である。
【図5】 スペクトル拡散技術一般の送受信の方法を示
すブロック略図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF増幅器 3 乗算器 4 正弦波発振器 5 LPF 6 A/D 7 DMF 8 係数切換器 9 積分器 14 復調器 15 タイミング生成器 32 比較器 33 閾値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周期を有するクロックに同期して
    入力信号を遅延する(i−1)段の遅延手段と、 j個の所定の係数を時間的に切り替えつつ前記遅延手段
    の出力に乗じるi個の乗算手段と、 この乗算手段の出力を加算する加算手段と、 この加算手段の出力を積分する積分手段と、を備える信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記入力信号は拡散符号であり、i×j
    個の符号長を有することを特徴とする請求項1に記載の
    信号処理装置。
JP7060181A 1995-03-20 1995-03-20 信号処理装置 Pending JPH08265216A (ja)

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JP7060181A JPH08265216A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 信号処理装置

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ID=13134739

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JP7060181A Pending JPH08265216A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 信号処理装置

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JP (1) JPH08265216A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511955A (ja) * 1999-10-13 2003-03-25 ユー−ナブ マイクロエレクトロニクス コーポレーション スペクトル拡散受信機用信号獲得システム
US8320968B2 (en) 2002-11-27 2012-11-27 Qualcomm Atheros Technology Ltd. System and method for providing secure communication between network nodes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511955A (ja) * 1999-10-13 2003-03-25 ユー−ナブ マイクロエレクトロニクス コーポレーション スペクトル拡散受信機用信号獲得システム
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