JP3858160B2 - ディジタル復調器におけるタイミング補間器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は受信された変調信号をディジタル方式で復調するディジタル復調器においてシンボルタイミングを復元するタイミング復元回路に係り、特にフィルターのタップ数が(L+1)個であり、用いられる位相値がM個である場合、メモリに(L+1)×M個のタップ係数を格納する代りにM個のサイン関数値を格納した後、クロック毎にサイン関数値を読出して直接タップ係数を計算するタイミング補間器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル通信システムにおいて、受信器はチャンネルを通して伝送された変調信号を受信し、所定のサンプリングクロックにてサンプリングしてディジタル信号に変換させる。その後、送信器で用いられた変調形態に応じて該周波数及び位相を有するキャリアー信号を前記ディジタル信号から復元し、前記復元されたキャリアー信号を用いて復調を行い元の情報信号を復元する。受信器が備えるタイミング復元回路は受信器の性能に大きな影響を及ぼす正確なサンプリングクロックを決定する役割を果たす。
【0003】
受信器の種類のうちディジタルモデムにおいて、サンプリングがデータシンボルに同期され行われる場合には、アナログモデムの場合と同様に、ローカルクロックの位相を調節してサンプリングクロックを調整するフィードバックループ(feedback loop)又は、受信された変調信号からタイミング波形を再生成してサンプリングクロックを調整するフィードフォワードループ(feedforward loop)を用いる。一方、サンプリングがデータシンボルに同期され行われない場合、すなわちサンプリングクロックがシンボルタイミングと無関係な場合には、補間(interpolation)によりタイミングを調整しなければならない。すなわち、非同期されたサンプルの間を補間して、モデムで正確なストローブ値、言い換えればサンプリングがシンボルに同期された場合に生成されるものと同一なストローブ値を生成する。ここで、補間とはローカルクロックやタイミング波形ではなく、信号に対するタイミング調整動作のことを示し、高速のディジタル信号処理を可能にする。
【0004】
図1は一般的なディジタルタイミング復元回路を示したブロック図であり、フィードバックループを用いてタイミング復元を行う例を示したものである。前記ディジタルタイミング復元回路はサンプリングクロック発生器11と、第1サンプラ12と、補間器13と、データフィルター14と、タイミングエラー検出器15と、ループフィルター16と、制御部17とから構成される。
【0005】
図1において、サンプリングクロック発生器11ではエイリアシング(aliasing)が発生しないTs周期でサンプリングクロックを発生する。第1サンプラ12では帯域制限された受信信号(X(t))をサンプリングクロックに応じてサンプリングした信号(X(mTs))を生成して出力する。補間器13ではサンプリングされた信号(X(mTs))を補間間隔(Ti)で補間した補間信号(y(kTi))を生成して出力する。データフィルター14は補間信号(y(kTi))をフィルタリング処理して最終ストローブデータを生成して出力する。タイミングエラー検出器15はストローブデータからタイミングエラーを検出し、ループフィルター16は検出されたタイミングエラーからノイズ成分を取り除く。制御部17はフィルタリングされたタイミングエラーを用いて補間器13の動作を制御することにより、高精度のタイミング復元を行う。
【0006】
次は、補間器13をディジタル回路で具体化するための過程を図2に基づき詳細に説明することにする。
【0007】
図2は図1に示された補間器13の動作を説明するためのブロック図であり、補間器13はディジタル/アナログ変換器21(以下、D/A変換器という)と補間フィルター22及び第2サンプラ23から構成される。図2において、第1サンプラ12(図1参照)からのサンプリングされた信号(X(mTs))はD/A変換器21を通して再びアナログ信号(x(t))に変換された後、補間フィルター22を通してフィルタリングされ補間された信号(y(t))として出力され、再び第2サンプラ23で再サンプリングされ補間信号(y(kTi))として出力される。ここで、第2サンプラ23のサンプリング間隔、すなわち補間信号の間の間隔(Ti)は制御部17(図1参照)から供給される。
【0008】
補間フィルター22のインパルス応答をhI(t)とすると、補間フィルター22の出力y(t)は下記の式1のように示される。
【0009】
【数1】
【0010】
ここで、第2サンプラ23を通してt=kTiの時点でy(t)を再サンプリングして得られた新たなサンプル、すなわち補間信号(y(kTi))は下記の式2のように示される。
【0011】
【数2】
【0012】
前記式2において、入力信号(x(m))と補間フィルター22のインパルス応答(hI(t))、第1サンプラ12のサンプリング間隔(Ts)及び、第2サンプラ23のサンプリング間隔(Ti)が分かっていると、式2で示される補間信号を完全にディジタル的に計算することができる。
【0013】
次に、前記式2で用いられた変数を定義するために、mを信号インデックスとする場合、フィルターインデックス(I)、基準ポイントインデックス(mk)、小数間隔(μk)はそれぞれ下記の式3のように示される。
【0014】
【数3】
【0015】
前記式3において、int[z]はzを超えない最大の整数のことを示し、0≦μk <1である。ここで、小数間隔(μk )は実際の補間器13の再サンプリング間隔を調整するにおいて大事であり、制御部17から計算されて第2サンプラ23に供給される。
【0016】
一方、第1サンプラ12の周期(Ts)と第2サンプラ23の周期(Ti)の関係からμk の変化を説明すると次の通りである。第1、TsとTiが相互約分されないと、μk は無理数になり、それぞれの補間信号を求める度に変化する。第2、TsとTiが類似な値を有しながらサンプリングがほとんど同期化されたら、μk は非常にゆっくりと変化して、量子化させると定数を有するようになる。第3、TsとTiが約分されるが相互同一でないと、μkは周期的に変動する。
【0017】
一方、前記式2は前記式3の変数置換を通して下記の式4のように示される。
【0018】
【数4】
【0019】
前記式4によりモデムでのディジタル補間が可能になる。式4において、補間フィルター22のインパルス応答hI [(i+μk)Ts] 値はフィルターのタップ係数になる。
【0020】
一方、補間器13は遅延シフトレジスタ、乗算器及び加算器等から構成された有限インパルス応答(以下、FIRという)フィルターにより簡単に具体化される。この際、高速で動作するシステムに適用される補間器は計算されたフィルタータップ係数を別途のメモリ、例えばROMに格納し、単位時間、すなわち単位クロック毎にROMからフィルタータップ係数を読出して補間を行う。ここで、補間器のタップ係数は多項(polynomial)フィルター又は多相(polyphase)フィルターから求められるが、もし(L+1)個のタップを有する多相フィルターを例に挙げると、一つのタップ毎にM個の位相値が用いられるので、全部で(L+1)×M個のタップ係数が計算される。従って、インパルス応答の変数であるフィルターインデックス(I)、すなわちタップ数が(L+1)個であり、小数間隔(μk)値がM個である場合、ROMに格納されるタップ係数の数は(L+1)×M個になる。
【0021】
このような補間フィルターのタップ数は信号の伝送速度又はシステムの動作速度に比例して増加するので、高速で動作するシステムの場合には計算されたフィルタータップ係数の数が増加し、従ってタップ係数を格納するためのメモリの容量が増加するという問題点がある。
【0022】
【発明が解決しょうとする課題】
本発明は前記問題点を解決するために案出されたものであり、ディジタル復調器において、フィルターのタップ数が(L+1)個であり、用いられる位相値がM個である場合、メモリに(L+1)×M個のタップ係数を格納する代りにM個のサイン関数値を格納した後、クロック毎にサイン関数値を読出して直接タップ係数を計算するタイミング補間器を提供するにその目的がある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するためにディジタル復調器における本発明のタイミング補間器は、クロック毎に0と1の間の小数値を有するM個の小数間隔を入力し、前記小数間隔からアドレスを生成して出力するアドレス生成部と、前記M個の小数間隔に応じるM個のサイン関数値を格納し、前記アドレス生成部から出力されるアドレスに当たるサイン関数値を出力するメモリ手段と、フィルターインデックス、前記小数間隔及び前記メモリ手段から出力されるサイン関数値を入力してタップ係数を計算して出力するタップ係数計算部と、L+1個のタップを有し、入力信号を前記計算されたタップ係数にてフィルタリングして出力するディジタルフィルターとを備え、前記タップ係数計算部は、前記メモリ手段から出力されたサイン関数値、前記小数間隔とフィルターインデックスを入力して、タップ係数の絶対値を生成して出力する絶対値生成部と、前記フィルターインデックスを入力して前記タップ係数の符号を決定して出力する符号決定部とからなることを特徴とする。
【0024】
かかる構成により本発明のタイミング補間器では、フィルターインデックスの変化及び小数間隔の変化に応じる(L+1)×M個のタップ係数を格納する代りに、小数間隔(μk)の変化に応じるM個のサイン関数値をメモリに格納し、前記値を用いてタップ係数を直接計算するので、メモリの容量を従来に比べて1/(L+1)倍ほど減少させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付した図面に基づき更に詳細に説明する。
【0026】
図3は本発明によるタイミング補間器を示したブロック図であり、アドレス生成部32と、メモリ、例えばROM34と、タップ係数計算部36と、ディジタルフィルター、例えばFIRフィルター39とから構成される。アドレス生成部32はクロック毎に小数間隔31(μk)を入力してアドレス信号33を生成して出力する。ROM34は小数間隔値(μk)に応じるM個のサイン関数値を格納し、アドレス信号33に当たるサイン関数値35を出力する。タップ係数計算部36はROM34から出力されたサイン関数値35と小数間隔(μk)及びフィルターインデックス(I)を入力してタップ係数38を計算して出力する。FIRフィルター39はタップ係数38とアドレス信号 33を入力して入力信号30をフィルタリングした補間信号40を生成して出力する。
【0027】
図4は図3に示されたタイミング補間器の細部ブロック図であり、特にROM34とタップ係数計算部36及びFIRフィルター39を示したものである。ここで、タップ係数計算部36はROM34から出力されたサイン関数値35を一時的にラッチするサインバッファー部36-1と、小数間隔31(μk)とフィルターインデックス37(I)を加算する加算器36-2と、加算器36-2から出力された値にメモリ、例えばROM36-3に格納されたπ値を乗算する乗算器36-4と、サインバッファー部36-1から出力されたサイン関数値35を乗算器36-4から出力された値で除算してタップ係数の絶対値38-1を出力する除算器36-5と、フィルターインデックス37(I)を入力してタップ係数の符号38-2を決定する符号決定部36-6とから構成される。かつ、FIRフィルター39は基本フィルタリング部39-1と、補助フィルタリング部39-2と、各乗算器(3,3-1〜3-L)から出力された値を加算して入力信号30をフィルタリングした補間信号40を出力する加算器39-3とからなる。基本フィルタリング部39-1はタップ係数の絶対値38-1とタップ係数の符号38-2及びアドレス信号33を入力してタップ係数38を出力するタップ係数バッファー部2と、入力信号30とタップ係数バッファー部2から出力されたタップ係数38を乗算して出力する乗算器3とから構成され、補助フィルタリング部39-2は入力信号30を1クロック遅延させる第1遅延ラッチ部1-1と、タップ係数の絶対値38-1とタップ係数の符号38-2及びアドレス信号33を入力してタップ係数38を出力する第1タップ係数レジスタ部2-1と、第1遅延ラッチ部1-1の出力値と第1タップ係数レジスタ部2-1の出力値を乗算する第1乗算器3-1を一組にして複数個(L)が並列で連結される。
【0028】
それでは、本発明によるタイミング補間器の動作を図3及び図4に基づき更に詳細に説明する。
【0029】
まず、インパルス応答
【0030】
【数5】
【0031】
を有する補間フィルター22(図2参照)はインパルス応答
【0032】
【数6】
【0033】
を有するFIRフィルターにより具体化される。ここで、フィルターインデックス(I)値は0、負数又は正数の定数であり、FIRフィルターのタップ数(ここでは、L+1と設定する)に応じて決定され、小数間隔(μk)は図1で説明した通りサンプリング間隔を再調整するために制御部17から出力される0と1の間の値を有する小数である。例えば、フィルターインデックス(I)値として -4,-3,-2,-1,0,1,2,3の値を有し、小数間隔(μk)値が同一であれば、サイン関数は奇関数なので、下記の式5と式6が成り立つ。
【0034】
【数7】
【0035】
【数8】
【0036】
前記式5と式6を比較すると、両式から得られる値の符号は相互反対であるが、両式の絶対値は同一である。すなわち、式5のサイン関数値は正数で、式6のサイン関数値は負数である。従って、フィルターインデックス(I)の変化はタップ係数の符号のみに影響を及ぼし、実際のタップ係数の絶対値は小数間隔(μk)の変化に応じて変わる。すなわち、本発明では小数間隔(μk)に対するサイン関数値をROM34に格納した後、ROM34から読出されるサイン関数値を用いて計算されたインパルス応答値、すなわちタップ係数の絶対値と、これと別途に決定された該絶対値の符号をFIRフィルター39に供給する。
【0037】
一方、アドレス生成部32はクロック毎に0と1の間に存在するM個の小数値を有する小数間隔31(μk)を制御部17(図1参照)から供給され、これを量子化してアドレス信号33として出力する。ここで、小数間隔31(μk)はフィルター係数サンプル値を決定するためのものである。
【0038】
ROM34は小数間隔(μk)値に応じるM個のサイン関数値(SIN(1)〜SIN(M))を格納し、M個のサイン関数値のうちアドレス生成部32から出力されるアドレス信号33に当たるサイン関数値35を出力する。ROM34から読出されたサイン関数値35はタップ係数計算部36のサインバッファー部36-1に出力される。
【0039】
タップ係数計算部36はROM34から出力されたサイン関数値35と小数間隔(μk )及びフィルターインデックス(I)を入力して、タップ係数38を計算して出力する。これを更に詳細に説明する。
【0040】
タップ係数計算部36において、加算器36-2では小数間隔31(μk)とフィルターインデックス値(I)37を入力して、前記二つの値を加算した後、乗算器36-4に出力する。乗算器36-4ではROM36-3に格納されたπ値を読出して加算器36-2から出力された値と乗算して除算器36-5に出力する。除算器36-5ではサインバッファー部36-1から出力された値を乗算器36-4から出力された値で除算した結果値をタップ係数の絶対値38-1として出力する。
【0041】
符号決定部36-6はフィルターインデックス値37を入力してタップ係数の符号38-2を決定する。タップ係数はサイン関数値(sin(I+μk)π)を(I+μk)πで除算した値、すなわち同期関数である。この際、フィルターインデックス値(I)が負数である場合、タップ係数は該サイン関数値が有する符号と反対の符号に決定し、フィルターインデックス値(I)が正数である場合、タップ係数は該サイン関数値が有する符号と同一な符号に決定する。他の符号決定条件としては、フィルターインデックス値が0であると、"+"符号を出力し、正数で偶数であると、"+"符号を出力し、正数で奇数であると、"−"符号を出力し、負数で偶数であると、"−"符号を出力し、負数で奇数であると、"−"符号を出力する。
【0042】
次いで、FIRフィルター39はタップ係数計算部36から供給されるタップ係数38とアドレス信号33を入力して、入力信号30をフィルタリングした補間信号40を生成して出力する。前記補間信号40はデータフィルター14(図1参照)でデータ及びタイミングの復元に必要なストローブデータを計算するに用いられる。
【0043】
FIRフィルター39の基本フィルタリング部39-1において、タップ係数バッファー部2はタップ係数の絶対値38-1とタップ係数の符号38-2及びアドレス信号33を入力して、タップ係数38を生成して格納させる。乗算器3では入力信号30とタップ係数バッファー部2から出力されたタップ係数38を乗算して加算器39-3に出力する。
【0044】
補助フィルタリング部39-2において、L個の遅延ラッチ部(1-1〜1-L)は直列で連結され、それぞれ入力信号30に対して1乃至Lクロック遅延させた信号を出力する。L個のタップ係数レジスタ部(2-1〜2-L)はタップ係数の絶対値38-1とタップ係数の符号38-2及びアドレス信号33を入力して、タップ係数38を生成して格納させる。
【0045】
L個の乗算器(3-1〜3-L)はL個の遅延ラッチ部(1-1〜1-L)の出力とL個のタップ係数レジスタ部(2-1〜2-L)の出力をそれぞれ乗算し、乗算されたL個の値を加算器39-3に供給する。すなわち、第1乗算器3-1では入力信号(X(mTs))30を第1遅延レジスタ部1-1で1クロック遅延させた信号と第1タップ係数レジスタ部2-1から出力されるタップ係数を乗算し、乗算された値を加算器39-3に出力する。同様に、第L乗算器3-Lでは入力信号(X(mTs))30を第L遅延レジスタ部1-LでLクロック遅延させた信号と第Lタップ係数レジスタ部2-Lから出力されるタップ係数を乗算し、乗算された値を加算器39-3に出力する。
【0046】
加算器39-3では各乗算器(3,3-1〜3-L)からの出力を加算し、加算された値を補間信号(y(kTi))40に出力する。
【0047】
【発明の効果】
以上、本発明によるタイミング補間器は、フィルターインデックス(I)の変化と小数間隔(μk)の変化に応じる(L+1)×M個のタップ係数をメモリに格納した従来の技術とは異なり、メモリにクロック毎に入力される小数間隔(μk)に応じるM個のサイン関数値を格納し、これを用いて直接(L+1)個のタップ係数を計算することにより、メモリの容量を1/(L+1)倍ほど減少させることができる。よって、回路を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル復調器において一般的なタイミング復元回路を示したブロック図である。
【図2】図1に示された補間器を示したブロック図である。
【図3】本発明によるタイミング補間器の一実施形態を示したブロック図である。
【図4】図3に示されたタイミング補間器の細部ブロック図である。
【符号の説明】
11 サンプリングクロック発生器
12 第1サンプラ
13 補間器
14 データフィルター
15 タイミングエラー検出器
16 ループフィルター
17 制御部
21 ディジタル/アナログ変換器
22 補間フィルター
23 第2サンプラ
32 アドレス生成部
34 メモリ
36 タップ係数計算部
39 ディジタルフィルター
Claims (4)
- クロック毎に0と1の間の小数値を有するM個の小数間隔を入力し、前記小数間隔からアドレスを生成して出力するアドレス生成部と、
前記M個の小数間隔に応じるM個のサイン関数値を格納し、前記アドレス生成部から出力されるアドレスに当たるサイン関数値を出力するメモリ手段と、
フィルターインデックス、前記小数間隔及び前記メモリ手段から出力されるサイン関数値を入力してタップ係数を計算して出力するタップ係数計算部と、
L+1個のタップを有し、入力信号を前記計算されたタップ係数にてフィルタリングして出力するディジタルフィルターとを備え、
前記タップ係数計算部は、
前記メモリ手段から出力されたサイン関数値、前記小数間隔とフィルターインデックスを入力して、タップ係数の絶対値を生成して出力する絶対値生成部と、
前記フィルターインデックスを入力して前記タップ係数の符号を決定して出力する符号決定部とからなることを特徴とするディジタル復調器におけるタイミング補間器。 - 前記絶対値生成部は、前記メモリ手段から読出されたサイン関数値を一時的にラッチするサインラッチ部と、
前記小数間隔とフィルターインデックスを入力して、前記二つの値を加算する加算器と、
前記加算器から出力された値にπ値を乗算する乗算器と、
前記サインバッファー部から出力されたサイン関数値を前記乗算器から出力された値で除算してタップ係数の絶対値を出力する除算器とからなることを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調器におけるタイミング補間器。 - 前記符号決定部では前記フィルターインデックスが0であるか、正数で偶数であるか、負数で奇数であると、"+"符号を出力し、正数で奇数であるか、負数で偶数であると、"−"符号を出力することを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調器におけるタイミング補間器。
- 前記ディジタルフィルターは、
前記タップ係数の絶対値とタップ係数の符号及び前記アドレス信号を入力し、タップ係数を生成して出力するタップ係数バッファー部と、前記入力信号と前記タップ係数バッファー部から出力されたタップ係数を乗算して出力する乗算器とから構成される基本フィルタリング部と、
それぞれ入力信号に対して1乃至Lクロック遅延させた信号を出力するL個の遅延ラッチ部と、前記タップ係数の絶対値とタップ係数の符号及びアドレス信号を入力し、タップ係数を生成して格納するL個のタップ係数レジスタ部と、前記L個の遅延ラッチ部の出力と前記L個のタップ係数レジスタ部の出力をそれぞれ乗算し、乗算されたL個の値を出力するL個の乗算器とからなる補助フィルタリング部と、
前記補助フィルタリング部のL個の乗算器からそれぞれ出力された値を加算し、加算された値を前記入力信号をフィルタリングした補間信号に出力する加算器とから構成されることを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調器におけるタイミング補間器。
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