JP2871197B2 - 縫製模様等を確認可能なミシン - Google Patents

縫製模様等を確認可能なミシン

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JP2871197B2
JP2871197B2 JP3198766A JP19876691A JP2871197B2 JP 2871197 B2 JP2871197 B2 JP 2871197B2 JP 3198766 A JP3198766 A JP 3198766A JP 19876691 A JP19876691 A JP 19876691A JP 2871197 B2 JP2871197 B2 JP 2871197B2
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B79/00Incorporations or adaptations of lighting equipment

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模様等の縫製に際して
縫製すべき模様等を加工布に映写して確認可能なミシン
に関し、特に、加工布保持手段を縫製位置と映写位置と
に移動可能とし、その映写位置にて模様等を確認するよ
うにしたミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縫製すべき模様等の縫い始め位置
や縫い上がり位置を縫製に先だって確認するため、種々
のミシンが提案されている。例えば、本出願人の出願に
係る特開昭63−105787号公報には、視覚表示装
置を設け、この視覚表示装置に縫製可能な範囲と縫製す
べき縫目模様の占有範囲とを共に表示させて模様等の確
認を行うミシンが記載されている。
【0003】また、特開昭63−197488号公報に
は、模様等の確認を行うに際し、針を上下動させること
なく刺繍枠を移動させて刺繍枠に対する模様等の外形範
囲の確認動作をするようにしたコンピュータ刺繍機の初
期制御方式が記載されている。更に、本出願人は特願平
2−31020号において、縫製位置にてベッド面又は
ベッド上の加工布に模様等の各種形象を映写可能であ
り、特にジグザグミシンに使用して好適な装置を提案し
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−105787号公報に記載されたミシンで
は、CRTディスプレイ等の視覚表示装置に縫製可能な
範囲と縫製すべき縫目模様の占有範囲とを共に視覚表示
させるようにしているので、刺繍枠に対する縫い上がり
位置の概略を確認できるものの正確な縫い上がり位置は
確認できず、例えば、柄のある加工布や既に刺繍された
加工布に追加刺繍をする場合には、縫い上がり位置の確
認が困難であり作業者の希望する位置に正確に刺繍をす
ることが難しいという問題があった。
【0005】また、特開昭63−197488号公報に
記載されたコンピュータ刺繍機の初期制御方式では、刺
繍枠内に模様が収まるかどうかの確認をすることができ
るもの、縫い上がり位置の概略しか分からず、正確な縫
製位置までは確認できないので上記特開昭63−105
787号のミシンと同様の問題があった。
【0006】更に、特願平2−31020号の出願に係
るミシンは、縫製位置にて縫製すべき各種形象の映写を
することができるので縫い上がり位置を正確に確認でき
るが、縫製位置と模様等を映写する映写位置とを区別し
ておらず、縫製位置にて映写を行うものである。従っ
て、映写時において、ミシンの構造上必要とされる押え
足、押え棒、針棒、針等が映写の際邪魔になり、影とな
って映写されてしまうため、映写可能な範囲は押え足等
が存在する部位よりも前方側に限定されてしまう。この
結果、縫製範囲として押え足等の後方側まで必要とされ
るミシン、特に、刺繍ミシンにはそのまま適用できない
という問題があった。
【0007】本発明は、上記した問題点を解消するため
になされたものであり、縫製すべき模様等の映写を縫製
位置とは異なる障害物のない映写位置にて行うことによ
り、模様等の縫い上がり位置を正確に、かつ、極めて簡
単に確認することができるとともに、映写位置において
模様等の縫製位置を自由に指定できるミシンを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、縫い針と釜との協働により縫目が形成される
加工布を保持する加工布保持手段を有し、縫目データに
基づいて前記縫い針と加工布保持手段とを相対的に移動
させて加工布に模様等を縫製するミシンにおいて、前記
縫目データに対応して縫製すべき模様等に関する映像デ
ータを記憶する映像データ記憶手段と、前記映像データ
記憶手段により記憶された映像データに基づき模様等を
前記加工布保持手段に保持された加工布に映写する映写
手段と、前記加工布保持手段を、前記縫い針により模様
等が加工布に縫製される縫製位置と、前記映写手段によ
り模様等が加工布に映写される映写位置とに移動させる
移動制御手段とを備え、模様等の縫製に際し、前記映写
位置にて縫製すべき模様等を確認するようにした縫製模
様等を確認可能な構成とされる。
【0009】また、本発明は、前記映写位置において、
前記加工布に縫製される模様等の縫製位置を指定する縫
製位置指定手段と、前記縫製位置指定手段により入力さ
れた縫製位置データに基づいて前記移動制御手段による
加工布保持手段の移動量を補正する補正制御手段とを設
けてなる構成とされる。
【0010】
【作用】本発明に係るミシンでは、まず縫製すべき模様
等が選択され、かかる模様等を加工布に映写して確認す
る必要があるかどうかが判断される。映写確認の必要が
あると判断した場合には、模様等の縫目データに対応す
る映像データを映像データ記憶手段から読み出し、同時
に、加工布を保持する加工布保持手段を縫製位置から映
写位置に移動させ、記憶手段から読み出された映像デー
タに基づき映写手段を介して加工布上に縫製すべき模様
等が映写される。これにより、縫製模様等の縫い上がり
位置が確認可能となる。
【0011】更に、かかる映写位置において、模様等の
縫製位置を変更する必要があれば、加工布の模様等と加
工布上に映写された縫製模様等との関係を考慮しつつ縫
製位置が、縫製位置指定手段により指定される。この
後、縫製位置指定手段からの縫製位置データに基づき加
工布保持手段の移動量を補正しつつ、加工布保持手段を
映写位置から縫製位置に移動させ、縫目データに基づき
加工布上に模様等が縫製される。また、縫製模様等の確
認の必要がない場合には、上記のように映写確認をする
ことなく縫目データに基づき模様等の縫製が行われる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る縫製模様等を確認可能な
刺繍ミシンにつき、本発明を具体化した一実施例に基づ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、刺繍ミシ
ンの基本構造について図1を参照して説明する。図1
は、刺繍ミシンの斜視図であり、ベッド20上にはミシ
ン本体10が設けられており、このミシン本体10の頭
部12の下部に後述するミシンモータ40(図3参照)
によって上下動され下端に縫い針16が取付られた針棒
14が配設されている。
【0013】かかる針棒14の後ろ側には、公知の押え
棒が垂下されており、押え棒の下端には布押え18が取
付られている。ここに、布押え18は、作業者が公知の
押え上げレバーを操作することにより布押えを解除する
上方の退避位置と布押えを行う下方の縫製位置へ切り換
えられるものであり、かかる布押え18の上下動に伴い
後述する押え上げスイッチ42(図3参照)のON/O
FFが切換わるようにされている。
【0014】尚、縫い針16の下方位置に対応するベッ
ド20の内部には、内釜と外釜とよりなる公知の釜(図
示せず)等が配設されており、かかる釜等と縫い針16
との協働により加工布22に縫目が形成されて刺繍が行
われていく。
【0015】また、ベッド20上に、加工布保持手段と
して加工布22を保持する刺繍枠24が配設されてお
り、刺繍枠24は刺繍枠送り装置26によりX方向及び
Y方向に自在に送り駆動される。この刺繍枠送り装置2
6は、縫い針16の上下動と同期して回転駆動される一
対のパルスモータ(図示せず)によってX方向及びY方
向に移動され、かかる刺繍枠送り装置26の移動に伴い
刺繍枠24が移動されて加工布22の送り駆動が行われ
る。
【0016】更に、ミシン本体10の前面には、ROM
44(図3参照)に記憶されている各種の模様を表示す
るための模様表示部28、模様表示部28に表示された
模様の内から所望の模様を選択する複数の模様選択スイ
ッチ31を配置してなる模様選択操作部30、模様選択
スイッチ31により選択された模様や模様番号を確認表
示する液晶表示部32がそれぞれ設けられている。ま
た、頭部12にミシンの起動及び停止を制御する起動/
停止スイッチ46(以下、S/Sスイッチと称する)が
配設されている。
【0017】また、ベッド20の前方には、後述するプ
ロジェクタ56による模様の映写をON/OFF切換す
る映写確認スイッチ50、刺繍枠24の位置を縫製位置
と映写位置とに切換る枠位置切換スイッチ52、後述す
るように模様の縫い上がり位置の変更指定を行う枠位置
指定スイッチ54が設けられている。この枠位置指定ス
イッチ54は、通常のカーソルスイッチと同様の構成を
しており、刺繍枠24を前後左右に微小量位置変更して
指定するものである。尚、上記各S/Sスイッチ、映写
確認スイッチ50、枠位置切換スイッチ52は、いずれ
も一方向スイッチより構成され、従って、1回の押下と
これに続く再度の押下によってON/OFFが切り換え
られるものである。
【0018】また、頭部12の左端には取付部55が設
けられており、この取付部55には、模様選択スイッチ
31により選択された模様を、刺繍枠24に保持された
加工布22上に映写するためのプロジェクタ56が配置
されている。尚、このプロジェクタ56を取付部55に
配置するについては、針棒14、布押え18等がプロジ
ェクタ56による映写を妨げないように、その取付位置
が決定される。
【0019】プロジェクタ56は図2に模式的に示すよ
うに、メタルハライド系の放電ランプ58、ROM44
から選択的に読み出された各種模様に関する映写データ
を映像化する液晶パネル60及びこの液晶パネル60を
透過する光により模様を光学的に結像させる結像レンズ
62から基本的に構成される。ここで、液晶パネル60
には、微少なシャッタが多数配置され、これらのシャッ
タは駆動回路64(図3参照)により開閉駆動されて各
種模様を加工布22上に映像化するものである。
【0020】これより、光源58から発せられた光が液
晶パネル60及び結像レンズ62を通過すると、刺繍枠
24に保持された加工布22の表面に焦点が合わされ模
様が映写結像される。この場合において、加工布22上
に結像される模様は、加工布22に対して縫い上がり時
の大きさ、方向及び位置をもって映写される。
【0021】次に、刺繍ミシンの制御系について図3を
参照して説明する。図3は刺繍ミシンの制御ブロック図
を示し、マイクロプロセッサよりなる制御装置(以下、
CPUと称する)66を核として構成される。このCP
U66にはROM44が接続されており、かかるROM
44には模様選択操作部30により選択可能な模様に関
する縫目データ78及び縫目データ78に対応したこの
模様に関する映写データ80、その他刺繍ミシンを駆動
制御するための各種の制御プログラムが記憶されてい
る。
【0022】また、CPU66には、RAM82が接続
され、かかるRAM82はCPU66にて演算されたデ
ータを一時的に記憶するものである。これより、CPU
66に接続された模様選択操作部30によって所望の模
様が選択された場合、その選択された模様に対応するコ
ード信号がCPU66に入力され、これを受けてCPU
66はROM44から模様縫目データ78又は模様映写
データ80を読み出し、これらデータに基づいて演算し
た結果をRAM82に一時格納する。
【0023】また、模様選択操作部30により模様が選
択されると、CPU66はROM44に記憶された模様
映写データ80を読み出し、かかるデータに基づいて駆
動回路72を駆動して液晶表示部32に選択された模様
を表示させる。
【0024】また、CPU66にはS/Sスイッチ46
が接続され、S/Sスイッチ46からのスイッチ信号が
CPU66に入力されると、CPU66は駆動回路68
を介してミシンモータ40を回転駆動する。同様に、布
押え18の上下動に伴って押え上げスイッチ42からC
PU66にスイッチ信号が入力されると、CPU66は
駆動回路68を介してミシンモータ40を回転駆動して
押え棒を昇降させる。
【0025】更に、CPU66には、映写確認スイッチ
50、枠位置切換スイッチ52、枠位置指定スイッチ5
4が接続されており、CPU66は映写確認スイッチ5
0からスイッチ信号が入力されると駆動回路70により
刺繍枠送り装置26をXおよびY方向に駆動し、加工布
22を保持した刺繍枠24を映写位置に移動させる。ま
た、枠位置切換スイッチ52からスイッチ信号がCPU
66に入力されるとCPU66は刺繍枠24の位置を映
写位置から縫製位置へ、又は、その逆の方向に切換え
る。
【0026】更に、枠位置指定スイッチ54からスイッ
チ信号がCPU66に入力されると、CPU66は駆動
回路70、刺繍枠送り装置26を介して刺繍枠24を微
小量移動させて縫製位置の変更指定を行う。この際、枠
位置指定スイッチ54から入力された縫製位置データは
RAM82に一時的に記憶され、CPU66は刺繍枠2
4を刺繍枠送り装置26を介して縫製位置に移動させる
とき、RAM82に記憶された縫製位置データに基づき
刺繍枠24の移動量を補正すべく制御を行う。
【0027】これにより、刺繍の縫い上がり位置を微小
変更することができる。このとき、RAM82に記憶さ
れた縫製位置データは、新たに模様の選択が行われるま
で保持され、新たに模様の選択が行われた場合にはRA
M82に記憶されている縫製位置データはクリアされ
る。
【0028】尚、タイミング信号発生装置74は、針棒
14の昇降位置との関係に基づきミシンモータ40、刺
繍枠送り装置26の動作タイミング等の信号を発するも
のであり、CPU66はこれを受けてミシンモータ4
0、刺繍枠送り装置26の駆動を行う。
【0029】また、CPU66は、映写確認スイッチ5
0からのスイッチ信号を受けて光源58をONさせると
ともに、ROM44から模様映写データ80を読み出
し、このデータに基づいて駆動回路64を介してプロジ
ェクタ56の液晶パネル60を駆動し、加工布22上に
模様を映写する。
【0030】続いて、上記のように構成される刺繍ミシ
ンの動作について図4及び図5に示すフローチャートを
参照して説明する。先ず、ステップ(以下、Sと略記す
る)101において、ミシンの電源がONされると、S
102で初期設定が行われ刺繍枠24が縫製位置にセッ
トされる。次いで、S103において、模様選択操作部
30の模様選択スイッチ31により縫製すべき所望の模
様が選択された後、S104にて枠位置切換スイッチ5
2が押下されたかどうかが判断される。
【0031】S104における判断がYESの場合、S
105で押え上げスイッチ42からの信号に基づいて布
押え18が退避位置にあるかどうかの判断がなされる。
布押え18が退避位置にない場合(NOの場合)、刺繍
枠24が布押え18に邪魔されて映写位置まで移動でき
ないため、S114にて布押え18を退避位置に上昇さ
せるべく液晶表示部32に「押え↑」を表示して警告が
発せられ、S104に戻る。
【0032】S105において布押え18が退避位置に
あると判断された場合(YESの場合)、S106で刺
繍枠24を縫製位置から映写位置へ移動させ、次いで、
S107で映写確認スイッチ50が押下されたかどうか
を判断する。
【0033】S107において、映写確認スイッチ50
が押下されたと判断された場合、S108にてプロジェ
クタ56がONされ、これと同時にROM44から映写
データ80が読み出され、縫製模様の映写確認が行われ
る。更に、S109では模様の映写確認を行いつつ必要
に応じて枠位置指定スイッチ54により刺繍枠送り装置
26を介して刺繍枠24を微小量移動させて縫製位置の
変更指定が行われたり、模様の変更が行われる。
【0034】このとき、縫製位置を変更するためのデー
タはRAM82に一時的に記憶され、模様の変更が行わ
れた場合にはRAM82に記憶された縫製位置変更デー
タはクリアされる。
【0035】これに対し、S107で映写確認スイッチ
54が押下されなかったと判断された場合、S115に
進み、S115にて枠位置切換スイッチ52が再度押下
されたかどうか(刺繍枠24を縫製位置に戻すかどう
か)が判断され、再度押下されていなければ(NOの場
合)S107に戻り、再度押下されていればS116に
て刺繍枠24を縫製位置に移動させた後、S104に戻
る。
【0036】一方、S104において、枠位置切換スイ
ッチが押下されていないと判断された場合S117に進
み、S117でS/Sスイッチ46が押下されていなけ
ればS104に戻り、S/Sスイッチ46が押下されて
いる場合には、S118にて押え上げスイッチ42から
の信号に基づいて布押え18が縫製位置にあるかどうか
が判断される。
【0037】布押え18が縫製位置にない場合には縫製
することができないので、S119で布押え18を縫製
位置まで下降させるべく液晶表示部32に「押え↓」を
表示して警告が発せられてS104に戻る。S118に
おいて布押え18が縫製位置にあると判断された場合、
S120でミシンモータ40を起動して縫製を行う。そ
の後、S121で縫目データが終了したと判断した場
合、S123にてミシンを停止する。
【0038】S121で縫目データが終了していない場
合、S122にてS/Sスイッチ46が再度押下された
かどうか(ミシンを停止させるかどうか)が判断され、
再度押下された場合にはS123でミシンが停止され、
再度押下されていない場合にはS121に戻り縫目デー
タが終了するまで繰り返し判断が行われる。
【0039】尚、S122でS/Sスイッチ46が再度
押下されることによりミシンが停止された場合でもプロ
ジェクタ56によって模様の映写確認が可能であるが、
かかる場合模様縫目データ78により停止位置での刺繍
枠24の位置を記憶しておき映写位置から縫製位置に戻
るときに元の縫製位置に戻るようにされている。
【0040】更に、S109の処理が終了した後、即
ち、映写位置にて縫製すべき模様の映写確認を行い、且
つ、必要に応じて模様の縫製位置を微小変更等した後、
図5に示すように、S110で映写確認スイッチ50が
再度押下されたかどうか(映写確認が終了したかどう
か)が判断される。再度押下された場合には、S111
で現在プロジェクタ56がONされているかどうかが確
認され、通常はONであるためS112でプロジェクタ
56がOFFされ、一方、S111でプロジェクタ56
がONしていない場合S113にてプロジェクタ56が
ONされる。
【0041】この後、S110に戻り、映写確認スイッ
チ50が押下される毎に上記S111、S112、S1
13を介してプロジェクタ56をON−OFFさせるこ
とができる。
【0042】また、S110で映写確認スイッチ50が
再度押下されていないと判断された場合、S124で枠
位置切換スイッチ52が再度押下されたかどうか(刺繍
枠24を縫製位置に戻すかどうか)判断され、再度押下
されていない場合にはS110に戻り、再度押下されて
いる場合にはS125でプロジェクタ56がONしてい
るかどうかを判断する。S125でプロジェクタ56が
ONしていればS126でプロジェクタ56をOFFさ
せた後、OFFしていれば直接S127に進み、刺繍枠
24を縫製位置に移動させた後、S104に戻る。
【0043】以上詳細に説明した通り、本実施例の刺繍
ミシンは、刺繍枠24を縫製位置と、針棒14、縫い針
16、布押え18等によって映写が邪魔されない映写位
置とに移動可能とし、縫製すべき模様等をかかる映写位
置にて確認するようにしたので、極めて簡単に、且つ、
正確に縫製模様等の縫い上がり位置を確認することがで
きる。
【0044】更に、本実施例の刺繍ミシンでは、映写位
置において枠位置指定スイッチ54により縫製模様等の
縫製位置を変更指定できるようにしたので、柄のある加
工布や既に刺繍された加工布に追加刺繍をする場合にも
正確に縫製模様等を確認して刺繍を行うことができる。
【0045】尚、本実施例では、映写確認スイッチ50
の押下によりROM44から映写データ80を読み出し
てプロジェクタ56を介して加工布22上に模様の映写
確認を行うようにしたが、ミシン自体に、新たに入力さ
れた縫目データから映写データ80に存在しない模様の
創作機能を付加した場合には、かかる縫目データに基づ
いてCPU66が縫目データを映写データに変換し、変
換後の映写データにより模様を映写するようにしても良
い。
【0046】また、本実施例では、布押え18が下方の
縫製位置にある場合刺繍枠24の枠位置を切換できない
ようにしたが、更に縫い針16が加工布22に刺さって
いるときにも針棒14の上下位置を判断することにより
刺繍枠24の移動を禁止するようにしても良いことは勿
論である。
【0047】
【発明の効果】以上の通り本発明は、縫製すべき模様等
の映写を縫製位置とは異なる障害物のない映写位置にて
行うことにより、模様等の縫い上がり位置を正確に、か
つ、極めて簡単に確認することができるとともに、映写
位置において模様等の縫製位置を自由に指定できるミシ
ンを提供することができ、その産業上奏する効果は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺繍ミシンの概略構成を示す斜視図である。
【図2】プロジェクタの概略構成を模式的に示す模式図
である。
【図3】刺繍ミシンの制御系を示す制御ブロック図であ
る。
【図4】刺繍ミシンの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】刺繍ミシンの動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
14 縫い針 22 加工布 24 刺繍枠 26 刺繍枠送り装置 44 ROM 50 映写確認スイッチ 52 枠位置切換スイッチ 54 枠位置指定スイッチ 56 プロジェクタ 66 CPU 78 模様縫目データ 80 模様映写データ 82 RAM

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫い針と釜との協働により縫目が形
    成される加工布を保持する加工布保持手段を有し、縫目
    データに基づいて前記縫い針と加工布保持手段とを相対
    的に移動させて加工布に模様等を縫製するミシンにおい
    て、 前記縫目データに対応して縫製すべき模様等に関する映
    像データを記憶する映像データ記憶手段と、 前記映像データ記憶手段により記憶された映像データに
    基づき模様等を前記加工布保持手段に保持された加工布
    に映写する映写手段と、 前記加工布保持手段を、前記縫い針により模様等が加工
    布に縫製される縫製位置と、前記映写手段により模様等
    が加工布に映写される映写位置とに移動させる移動制御
    手段とを備え、 模様等の縫製に際し、前記映写位置にて縫製すべき模様
    等を確認するようにした縫製模様等を確認可能なミシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記映写位置において、前記加工布に
    縫製される模様等の縫製位置を指定する縫製位置指定手
    段と、 前記縫製位置指定手段により入力された縫製位置データ
    に基づいて前記移動制御手段による加工布保持手段の移
    動量を補正する補正制御手段とを設けてなる請求項1記
    載の縫製位置を確認可能なミシン。
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