JP2749591B2 - ピリミジン誘導体及びレチノイドの併用剤 - Google Patents

ピリミジン誘導体及びレチノイドの併用剤

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、毛髪の育成を誘発及び刺激し且つその損耗
を減少させる目的で、継続的に又は一定の時間間隔毎に
使用するか、又は使用直前に混合されるピリジン誘導体
及びレチノイドの併用剤に関する。
人間は合計100,000ないし150,000本の毛髪を有し、そ
して通常は一日に50ないし100本の毛髪を失うことが正
常である。この合計量の維持は、主として毛髪の寿命が
同じ毛胞に現れる新しい毛髪によって置き換えられる前
に、毛髪が生じ、成長そして抜け落ちる毛周期と呼ばれ
る周期に支配される事実の結果である。
これらの継続相は毛周期、即ち、成長期、退行期(ca
tagen phase)、及び休止期の間に観測される。
最初の、いわゆる成長期の間に、毛髪は毛球段階での
強い代謝活性と関連した活発な成長期間を通過する。
第二に、いわゆる退行期は一時的な有糸分裂(mitoti
c)活性の鈍化を特徴としている。この相の間、毛髪は
発育し、毛胞の萎縮及び皮膚の埋没(implantation)は
益々高い水準にあるように見える。
終末期、いわゆる休止期は毛胞の休止の期間に相当
し、新しく形成した成長期の毛髪によって押し出されて
毛髪は最終的に抜け落ちる。この連続的な生理的再生の
経過は年令を重ねる間に自然な変化を受け、毛髪は細く
なりその周期は短くなっていく。
脱毛症はこのい生理的再生の経過が促進又は障害を受
けた時、即ち成長相が短縮された時に発生し、毛髪の終
末期への移行が早期に生じ、そして毛髪が大量に抜け落
ちる。継続的な成長周期の短縮化の結果毛髪は着実に細
く且つ短くなり、次第に色素のない状態へと下降線をた
どって禿頭に達する可能性がある。
毛周期は更に多少なりとも顕著な脱毛症をもたらす多
くの要因に支配されている。これらの因子の内で内分泌
性及び神経性の要因が挙げられる。
脱毛症の効果を撤廃し又は減少させ、特に毛髪の成長
を誘発し又は刺激してその損耗を減少させることを可能
とする組成物が、化粧品又は製薬工業の分野で長年の間
模索されてきた。
特に、上記のように毛髪の損耗に導く終末期に関して
毛胞の成長期を長引かせることが模索された。
特許出願国際公開パンフレットWO−A−第8,302,558
号は、レチノイド(retinoid)及び特に人間の毛髪の成
長を増進し或種の脱毛症を治療するために使用されてい
る、ミノキシジルという名前でも知られている2,4−ジ
アミノ−6−ピペリジノピリミジン−3−オキシドを基
剤とした組成物を既に記載している。
該出願は驚くべきことに、レチノイド及びピリミジン
誘導体を別々な段階で塗布することにより、毛髪の成長
の誘発及び刺激、及びその損耗の減少を増進することが
可能であることを見出だした。
従って本発明の主題は、毛髪の成長を誘発又は刺激し
且つその損耗を減少させるために、継続的に又は一定の
期間を置いて使用するように意図されたピリミジン誘導
体及びレチノイドの薬剤である。
本発明の他の主題は下記の記述及び実施例を読むに従
って明らかになるであろう。
本発明による薬剤はそれが: a)生理学的に許容できる媒体中に、少なくとも一種の
レチノイドを含む成分A、及び b)生理学的に許容できる媒体中に、下記式: 但し R1は基 を示し、 R3及びR4は水素及び低級アルキル、アルケニル、アルキ
ルアリール、又はシクロアルキル基から選択することが
でき、又R3とR4はそれらが結合している窒素原子と共
に、殊に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニ
ル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ヘプタメチ
レンイミン、オクタメチレンイミン、モルホリン及び4
−(低級アルキル)ピペラジニル基から選択された複素
環式基を形成することも可能であり、又該複素環式基が
炭素原子上で一ないし三個の低級アルキル基又はヒドロ
キシ又はアルコキシ基で置換されていることも可能であ
り;及び R2は水素及び低級アルキル、アルケニル、アルキルアル
コキシ、シクロアルキル、アリール、アルキルアリー
ル、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、ア
ルコキシアリールアルキル又はハロアリールアルキル基
から選択される、 に対応するピリミジン誘導体並びに生理学的に許容し得
る酸との付加塩の少なくとも1種を含む成分B、 から事実上成ることを特徴としている。成分A及びB
は、毛髪の成長を誘発又は刺激し且つその損耗を減少さ
せるために、別個に又は時間間隔を置いて使用されるよ
うに意図されている。それらは又使用直前に必要に応じ
混合することもできる。
本発明による薬剤において、式(I)の化合物の場
合、アルキル又はアルコキシ基は好適には1ないし4個
の炭素原子を有する基を示し;アルケニル基は好適には
2ないし5個の炭素原子を有する基を示し;アリールは
好適にはフェニルを示し且つシクロアルキルは好適には
4ないし6個の炭素原子を有する基を示す。
好適な化合物はR2が水素を示し、 R1を示し、 そこでR3及びR4がピぺリジル環を形成している化合物、
並びにそれらの例えば硫酸塩のような塩から成る。これ
らの化合物の中で、特に好適な化合物はミノキシジルと
しても知られている6−アミノ−1,2−ジヒドロ−1−
ヒドロキシ−2−イミノ−4−ピペリジノピリミジンか
ら成る。
レチノイドはそれ自体既知の化合物であり、下記の一
般式により定義することができる: 但し:(a)Aは下記式の基: から選択された基であり、 Aが式(III a)の基を示す時には、Rは下記の基: CHO;CH2OR5、 但し R5は水素又は低級アルキルを示し; 但し R6はC1−C16直鎖状又は分枝状アルキルを示し、 CH2SR7、 但し R7は水素又はメチルを示し; 但し Xは (i)OH; (ii)OR8、但しR8はC1−C6アルキル基、アリール基上
で随時置換されていてもよいC1−C4アリールアルキル
基、アリール基上で随時置換されていてもよいC1−C4
リールカルボキシアルキル基、又はC1−C4ヒドロキシア
ルキル基又はC1−C4アミドアルキル基を示す; (iii)NR9R10、但しR9又はR10は同一又は異なっていて
もよく、水素、C1−C6アルキル、C1−C4ヒドロキシアル
キル又は随時置換されたアリールを示す; R9及びR10は随時置換された複素環式基を示すか、又
はそれらが結合している窒素原子と共にそれ自体随時置
換されている複素環式基を形成することが可能である; (iv)N3基; を示す、 又は式CH2NHR11の基 但しR11は随時置換されたベンゾイル基を示す、 から選択され、 Aが式(III b)、(IV)、(V)又は(VI)の基を
示す時には、RはCOOH並びにその塩又はエステル化され
た形態を示す; (b)Aがアリール又は置換アリール基、複素環式基又
は置換された複素環式基、随時複素環上で置換されたア
リール複素環式基又は随時芳香族環上で置換されたアリ
ール炭素環式基から選択された基であり、この場合Rは
COOH基又はCOOR12基、式中R12はC1−C4アルキル基を示
す、又はC1−C4アルキル基で置換されたアミド基を示
す、 の化合物並びにそれらの生理学的に許容し得る塩及びエ
ステル。
上記の式において、C1−C4アルキルは好適にはメチ
ル、エチル、n−ブチル、t−ブチルを示し; C1−C16アルキルは好適にはエチル、プロピル、パルミ
チルを示し;アリールは好適にはフェニル又はベンジル
を示し、且つアリール基上の置換基は好適にはC1−C4
ルキル、C1−C12アルコキシ、ヒドロキシル、ハロ又は
ニトロ基であり、アルコキシ又はアルキル基自体が随時
OH基で置換されていてもよい。
複素環式基は、殊に、フタルイミドから又はスクシン
イミドから誘導された基、又は一個又は複数個の酸素原
子及び一個又は複数個の窒素原子を含む4ないし6員環
の複素環であってもよい。
上記に定義されたレチノイド族の化合物は、特に、レ
チナール、レチノール、レチニルアセテート、プロピオ
ネート及びパルミテート、全トランス、13−シス、9−
シス、11−シス、11,13−ジシス及び9−13−ジシス型
のレチノイン酸(retinoic acid)、対応する亜鉛レチ
ノエート及び下記式の第四アンモニウムレチノエート: 但し X は全−トランス−又は13−シス−レチノエー
ト基を示し、及び (i)R13、R14及びR15は同一又は異なっていてもよ
く、鎖中に一個又は多数個のヒドロキシル基を有するこ
とができるC1〜C4直鎖状アルキル基を示し、R16はC12
C18直鎖状アルケニル又はアルキルを示す、 (ii)R16は下記基: 但し nは0又は1に等しく、 R17は水素又はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C
18ヒドロキリアルキル又はアルキル基又はC2−C18アシ
ル基を示し、 R13、R14及びR15は(i)で述べた意味を有する; (iii)R13及びR14は随時酸素原子、窒素原子又は硫黄
原子を含む脂肪族複素環を形成することができ; R15又はR16は(i)及び(ii)で述べた意味を有す
る、 から選択される。
本発明により特に使用できるレチノイドの定義内に入
る他の化合物は下記のものから選択される: 全−トランス−レチノイルオキシアセトアミド、2−
ヒドロキシ−1−プロピル及び1−ヒドロキシ−2−プ
ロピル 全−トランス−レチノエートの混合物、2−ヒ
ドロキシ−エチル 全−トランス−レチノエート、4−
ニトロベンジル 全−トランス−レチノエート、ベンジ
ル 全−トランス−レチノエート、4−(全−トランス
−レチノイルオキシアセチル)カテコール、2−シクロ
ヘキシルエチル 全−トランス−レチノエート、10−カ
ルボキシメチルデシル 全−トランス−レチノエート、
4−ヒドロキシブチル 全−トランス−レチノエート、
コレステリル 全−トランス−レチノエート、4−ブロ
モベンジル 全−トランス−レチノエート、コレステリ
ル 全−トランス−レチノイルオキシアセテート、全−
トランス−レチノイルオキシアセチルベンゼン、4−
(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)ブロモベ
ンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)ニトロベンゼン、4−(全−トランス−レチノイル
オキシアセチル)ベンゾニトリル、全−トランス−レチ
ノイルオキシアセチル−2,4−ジクロロベンゼン、N−
(全−トランス−レチノイルオキシ)−フタルイミド、
N−(全−トランス−レチノイルオキシ)−スクシンイ
ミド、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)メトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノイ
ルオキシアセチル)フェノール、4−(全−トランス−
レチノイルオキシアセチル)−3,4,5−トリメトキシベ
ンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、4−(全−トラン
ス−レチノイルオキシアセチル)−トルエン、4−(全
−トランス−レチノイルオキシアセチル)エトキシベン
ゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)アセトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノ
イルオキシアセチル)ナフタレン、4−(全−トランス
−レチノイルオキシアセチル)ビフェニル、4−(全−
トランス−レチノイルオキシアセチル)−2,5−ジメト
キシベンゼン、1−(全−トランス−レチノイルオキシ
アセチル)−2,4−ジメチルベンゼン、4−(全−トラ
ンス−レチノイルオキシアセチル)−3,4−ジアセトキ
シベンゼン、全−トランス−レチンアミド、2−ヒドロ
キシエチル−全−トランス−レチンアミド、N−エチル
−全−トランス−レチンアミド、4−(全−トランス−
レチノイル)アミノフェノール、N−メチルジメチルジ
オキソラン−レチンアミド、N−(オルト−カルボキシ
フェニル)レチンアミド、N−(p−カルボキシフェニ
ル)レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−全−トラ
ンス−レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−13−シ
ス−レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−全−ト
ランス−レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−13
−シス−レチンアミド、N−(3,4−メチレンジオキシ
−フェニルメチル)−全−トランス−レチンアミド、N
−(n−プロピル−全−トランス−レチンアミド、N−
tert−ブチル−全−トランス−レチンアミド、N−(1,
1,3,3−テトラメチルブチル)−全−トランス−レチン
アミド、N−(4−カルボキシメチル−3−ヒドロキシ
フェニル)−全−トランス−レチンアミド、N−[β−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−全−トランス
−レチンアミド、2−(全−トランス−レチノイルアミ
ノ)ベンゾチアゾール、1−(全−トランス−レチノイ
ル)−1,2,4−トリアゾール、N−(全−トランス−レ
チノイル)イミダゾール、1−ニコチノイル−2−(全
−トランス−レチノイル)ヒドラジン、N−(全−トラ
ンス−レチノイル)モルホリン、トランス−β−イオノ
ン−(全−トランス−レチノイル)ヒドラゾン、N,N′
−ジシクロヘキシル−N−(全−トランス−レチノイ
ル)尿素、アセトン−(全−トランス−レチノイル)ヒ
ドラゾン、N−ベンゾイルレチニルアミン及びレチノイ
ルアジド。
Aにより示され、且つアリール、置換されたアリー
ル、複素環式又は置換された複素環式基、複素環上で置
換されたアリール複素環式基又は芳香族環上で置換され
たアリール炭素環基に関連した上記の項(b)で定義さ
れた基は、特に下記の部類から選択される: R基はCOOH、CONHC2H5及びCOOC2H5の意味を有する。
この群の中で特に好適な化合物はモトレチニド及びエ
トレチネートである。
本発明により使用し得る他のレチノイドは下記式に対
応するか、又はそれらの生理学的に許容し得る塩又はエ
ステルである。
本発明により使用し得るレチノイド族の化合物は特
に、米国特許第4,190,594号及び4,126,698号、ヨーロッ
パ特許公開公報EP−A第010,209号、ヨーロッパ特許公
開公報EP−A第010,208号、ヨーロッパ特許公開公報EP
−A第09,776号、フランス特許第2,293,193号及びヨー
ロッパ特許公開公報EP−A第033,095号に記載されてい
る。
より詳細には本発明による好適なレチノイドは下記一
般式に対応し: 及び全−トランス又は13−シス異性体の形態にあること
ができ、 式中 Rは基 を示し、XはOH又はOYを示し、Yは1ないし15個の炭素
原子を有するアルキル基を示し、Xが好適には1ないし
6個の炭素原子を有する低級アルキル基で随時モノ又は
ジ置換されたアミノ基を示すことも可能であり、Rは又
−CH2OH又は −CHO基を示すこともでき、 且つ Aは下記の基を示す。
特に好適な誘導体の間では、普通トレチノイン、イソ
トレチノイン、レチノール、モトレチニド及びエトレチ
ネート、且つアセテート、パルミテート又はプロピオネ
ートのようなレチノール誘導体及び亜鉛全−トランス−
レチノエートとして知られる生成物を挙げることができ
る。
本発明による薬剤に使用される成分A及びBは、通常
局所塗布用に使用される各種の形態で存在することがで
き、及び詳細には随時増粘されたローション、ゲル、乳
化液又は随時エーロゾルとして包装された発泡剤の形態
であってもよい。
生理学的に許容される媒体は水、又は水と溶剤、特に
エチルアルコール、イソプロピルアルコール、tert−ブ
チルアルコールのような低級アルコール、アルキレング
リコール及びアルキレングリコール又はジアルキレング
リコール アルキルエーテルから選択された溶剤との混
合物から成ることができる。
溶剤は組成物の全重量に対し1ないし80重量%の間の
割合で存在することが好ましい。
これらの媒体はそれ自体既知の増粘剤、より詳細には
“カルボポール(CARBOPOL)”の名称で“グッドリッチ
(GOODRICH)”社から市販されている製品、例えばカル
ボポール910、934、934D、940、941及び1342のような多
官能性剤で架橋されたポリアクリル酸、又はセルロース
の共重合体又は水溶性の第四アンモニウム単量体塩でグ
ラフトされたセルロース誘導体の共重合体から成る陽イ
オン性重合体と、ジメチルホルムアミド又はメタノール
中で濃度5%で30℃における絶対粘度が30×10-3Pa.s以
下又はそれに等しいカルボン酸系陰イオン重合体とのイ
オン性相互作用から得られる増粘剤で、増粘剤それ自体
の25℃における水中での1%濃度溶液のエプレヒト−ド
ラーゲ(Epprecht−Drage)、モジュール3、粘度が0.5
Pa.sより大きいか又はそれに等しいような増粘剤を用い
て、増粘することができる。
特に好適なこの種の増粘剤は“セルカット(CELQUAT
L 200又はH 100"の名称でナショナル・スターチ
(NATIONAL STARCH)社から市販されている製品のよう
な、遊離基法によりジアリルジメチルアンモニウムクロ
リドでグラフトされたヒドロキシエチルセルロースの共
重合体と、メタクリル酸のメチルメタクリレート又はエ
チルモノマレエート、ブチルメタクリレート又はマレイ
ン酸の共重合体とのイオン性相互作用から得られる増粘
剤である。
ゲル化作用をも有する他の増粘剤は、詳細に述べれば
ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロースにより代表されるセルロース誘導体から選択
され、特に“セロサイズ(CRLLOSIZE)QP及びWP"の名称
でユニオン・カーバイド(UNION CARBIDE)社から市販
されている製品、“ナトロソル(NATROSOL)150及び25
0"の名称でハーキュルズ(HERCULES)社から市販されて
いる製品;“クルーセル(KLUCEL)H、HF、HP、M、E
F、G"の名称でハーキュルズ社から市販されているよう
なヒドロキシプロピルセルロース;“タイロース(TYLO
SE) MH 30"の名称でヘキスト(HOECHST)社から市販
されているようなメチルヒドロキシエチルセルロース;
及び“メトセル(METHOCEL)E、F、J、K"の名称でダ
ウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社から市販されている
製品のようなメチルヒドロキシプロピルセルロースから
選択される。
微生物による砂糖類の発酵により合成される生成物の
ような、特にその鎖中にマンノース、グルコース及びグ
ルクロン酸又はガラスチュロン酸単位を含むヘテロバイ
オ多糖類(heterobiopolysaccharide)、及びより詳細
には1,000,000ないし50,000,000の分子量を有するキサ
ンタン(xanthan)・ガム又はスクレログルカン(screl
oglucan)を使用することも可能である。特にケルコ(K
ELCO)社により市販されている商品名“ケルトロール
(KELTROL T又はTF"、“ケルザン(KELZAN) S"、
“ケルザンK9 C57"、“ケルザンK8 B12"及び“ケルザ
ンK3 B130"製品;“ロドポール(RHODOPOL)23、23S
C"、“ロジゲル(RHODIGEL)23"の名称でローヌ・プー
ラン(RHONE−POULENC)社から市販されている製品;
“ジュートロン(DEUTRON)XG"の名称でショーナー(SC
HONER)社から市販されている製品;及び“アンチガム
(ANTIGUM)CX9、CS11及びC56"の名称でセカ/サチア
(CECA/SATIA)社から市販されている製品が挙げられ
る。
これらの増粘剤は組成物の各々の重量に対し、0.1な
いし5重量%、及び好適には0.4ないし3重量%の割合
で好適に使用される。
本発明による化合物は局所用、化粧用又は製薬学的な
組成物に通常使用される任意の他の補助剤、より詳細に
は保存剤、錯化剤、着色剤、香料、アルカリ化又は酸性
化剤、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性、両性界面
活性剤又はそれらの混合物、及び陰イオン性、陽イオン
性、非イオン性、両性重合体並びにそれらの混合物も含
むことができる。
これらの組成物のpHは4ないし9の間にあることがで
きる。
本発明により使用されるレチノイドは成分Aの合計重
量に対し0.001ないし2重量%、及び好適には0.01ない
し0.5重量%の割合の使用される組成物中に存在するこ
とができる。
式(I)のピリミジン誘導体は成分Bの重量に対し0.
1ないし10重量%の間、好適には0.1ないし3重量%の
間、特に0.25ないし2重量%の間の割合で本発明による
組成物中で使用される。
これらの誘導体は生理学的に許容される媒体中に溶解
した形態として、或いは80μmよりも小さい、好適には
20μmよりも小さい、及び特に5μmよりも小さい粒子
寸法を有する粒子の形態で上記媒体中に全体的又は部分
的に懸濁して存在することができる。
これらの組成物は毛髪の成長を誘発及び刺激し、その
損耗を軽減する目的で頭皮を処置する過程で、別々に又
は一定の時間間隔を置いて塗布するように意図されてい
る。特定の具体化は、第一段階において、レチノイド誘
導体を含む成分Aを塗布し、そして1分間ないし12時間
の接触時間後に、式(I)のピリミジン誘導体を含む成
分Bを塗布することから成っている。
レチノイド誘導体を基剤とした成分Aの塗布は好適に
は夜分に行なわれ、ピリミジン誘導体を含む成分Bの塗
布は、この事例では朝に実行される。これによって、特
に光増感の結果として起きるかも知れない問題を避ける
ことが可能となる。
本出願者はこの薬剤を二段階に塗布することが、特に
二成分を含む単一な組成物を塗布することに比較する
と、毛髪の損耗の処置に関して殊に有効であることを見
出だした。
本発明による薬剤は第一の区画がレチノイドを基剤と
した成分Aを含み、第二の区画が式(I)のピリミジン
誘導体を基剤とした成分Bを含むような、“キット”又
はセット用品(outfit)として知られている多重区画集
成装置(multi−compartment arrangement)中に包装す
ることができる。
本発明による薬剤は一回の塗布毎にピリミジン誘導体
のローションの使用量を0.5ないし2cm3として施用する
ことが好適である。
本発明による治療方法は、例えば第一段階においてレ
チノイドを基剤としたシャンプーを使用し、次いで式
(I)のピリミジン誘導体を含むローションを塗布する
ような各種の形態で行うことができる。又組成物の一つ
をクリームの形態で塗布し、他を発泡剤の形態で使用す
ることも可能である。
特に好適な実行方法は組成物Aをゲルの形態で塗布
し、次ぎにミノキシジルを含むローションをリンスとし
て用いて処置することである。
本発明による方法は、それが毛髪の成長の起点の生理
学的な機能又は機構に作用するものである限り、本質的
に毛髪の損耗の治療的な処置を指向するものである。
本発明の方法は、それが毛髪を再活性化し、毛髪によ
り良い外観を与えることによりその美観を増進するとい
う面からすれば、化粧的な処理方法であると考えること
もできる。
下記の実施例は本発明の内容を限定することなく、本
発明を説明するためのものである。
実施例 1 下記処方にて組成物Aを製造する。
組成物 A レチノイン酸 0.031g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.001g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量 100g この組成物はローションの形態として提供される。
下記処方にて組成物Aを製造する。
組成物 B ミノキシジル 0.80g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g pH=8 この組成物はローションの形態として提供される。
組成物Aは晩に、そして組成物Bは朝に塗布される。
組成物Aの晩の使用はレチノイン酸が紫外線に暴露され
ない利点がある。
組成物Aを朝に、組成物Bを晩に塗布することもで
き、又は交代に塗布することもできる。
実施例 2 実施例1に記載された組成物を組成物Aとして使用す
る。
組成物Bは下記の通りである: ミノキシジル 0.625g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量 100g この組成物はローションの形態で提供される。
組成物Aを塗布後、30分間の間隔を置いて組成物Bを
塗布する。
実施例 3 下記の組成物Aを製造する: レチノイン酸 0.025g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.020g ブチル化ヒドロキシアニソール 0.030g エチルアルコール 50g 水 13g カルバポール 940 1g トリエタノールアミン 適量 pH=5 プロピレングリコール 適量 100g この組成物は増粘ゲルの形態で提供される。
下記の組成物Bを製造する: ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g pH=8.35 この組成物はローションの形態で提供される。
組成物Aは晩に、そして組成物Bは朝に塗布される。
組成物を5分間の間隔を置いて、交代に塗布することも
できる。
実施例 4 下記の組成物Aを製造する: レチノイン酸 0.025g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.050g ヒドロキシプロピルセルロース 3g 絶対エチルアルコール 適量 100g この組成物はゲルの形態で提供される。
下記の組成物Bを製造する: ミノキシジル 0.5g ヒドロキシプロピルセルロース 3g エチルアルコール 50g 水 適量 100g pH=7.25 この組成物はゲルの形態で提供される。
組成物Aは晩に、組成分Bは朝に塗布される。
実施例 5 下記の組成物Aを製造する: レチノイン酸 0.050g DLα−トコフェロール 0.100g エチルアルコール 50g プロピレングリコール 適量 100g 下記の組成物Bを製造する: ミノキシジル 1g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量100g pH=8.3 組成物A及び組成物Bは、組成物Aの1時間の暴露時
間後に順次塗布される。
実施例 6 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A レチノイン酸 0.062g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.025g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量100g 組成物 B ミノキシジル 1.25g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量100g 使用の時点で組成物Aと組成物Bとの等量の混合物を
調製し、この即席の混合物を処置すべき区域に塗布す
る。
実施例 7 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A レチノイン酸 0.375g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.025g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量100g 組成物 B ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量100g 使用時に0.4gの組成物Aと5.06gの組成物Bとを混合
し、この即席混合物を一日当たり1gの投与量で処置すべ
き区域に塗布する。
実施例1ないし7で使用されるレチノイン酸はトレチ
ノイン又は全−トランスレチノイン酸の名称で通常市販
されている酸の形態である。
実施例 8 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A レチノイン酸亜鉛 0.05g ハーキュールズ社からクルーセルGの商品名で市販され
ているヒドロキシプロピルセルロース 3g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.1g エチルアルコール 適量 100g この組成物Aはゲルの形態で提供される。
組成物 B ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g 二種の組成物A及びBを交互に塗布するほか、或いは
朝にAを晩にBを又はその逆にして、又は5分間ないし
数時間の時間間隔を置いて、別々に又は一定の時間間隔
を置いて塗布する。
実施例 9 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A 13−シス レチノイン酸 0.025g エチルアルコール 43.2g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.025g プロピレングリコール400 適量 100g 組成物 B ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g 二種の組成物A及びBを一定の時間間隔を置いて、即
ちBを朝に、Aを晩に別々に塗布する。
実施例 10 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A レチニルパルミテート 0.025g DLα−トコフェロール 0.05g エチルアルコール 95g プロピレングリコール 適量 100g 組成物 B ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g 二種の組成物A及びBを交互に塗布するか、或いは朝
にAを晩にBを又はその逆にして、又は5分間ないし数
時間の時間間隔を置いて、別々に又は一定の時間間隔を
置いて塗布する。
実施例 11 下記の組成物A及びBを製造し、キットとして包装す
る: 組成物 A レチノイン酸亜鉛 0.1g エチルアルコール 43g プロピレングリコール400 適量 100g 組成物 B ミノキシジル 2.2g プロピレングリコール 20g エチルアルコール 50g 水 適量 100g 二種の組成物A及びBを交互に塗布するか、或いは朝
にAを晩にBを又はその逆にして、又は5分間ないし数
時間の時間間隔を置いて、別々に又は一定の時間間隔を
置いて塗布する。
実施例 12 下記の組成物を製造する。
組成物 A 全−トランス−レチノイン酸 0.031g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.0125g エタノール/プロピレングリコール(95:5)適量 100g 組成物 B 2,4−ジアミノ−6−ジエチルアミノピリジン 3−オ
キシド 2.5g プロピレングリコール 20g エタノール 50g 水 適量 100g 脱毛区域に2ないし3ケ月間毎日、2gの組成物Aを朝
に塗布し、2gの組成物Bを晩に塗布する。
実施例 13 下記の組成物を製造する: 組成物 A 13−シス−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムレチノ
エート 0.15g ブチル化ヒドロキシトルエン 0.05g 無水エタノール 適量 100g 組成物 B ミノキシジル 1.5g エタノール/プロピレングリコール(95:5)適量 100g この二部の組成物を実施例12に示された方法と類似の
方法で塗布すると、2ないし3ケ月の治療により毛髪の
損耗を著しく遅延させることが可能となる。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.a)生理学的に許容できる媒体中に、少なくとも一種
のレチノイドを含む成分A、及び b)生理学的に許容できる媒体中に、下記式: 但し R1は基 を示し、 R3及びR4は水素及び低級アルキル、アルケニル、アルキ
ルアリール、又はシクロアルキル基から選択することが
でき、又R3とR4はそれらが結合している窒素原子と共
に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペ
リジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ヘプタメチレンイミ
ン、オクタメチレンイミン、モルホリン及び4−(低級
アルキル)ピペラジニル基から選択された複素環式基を
形成することも可能であり、又該複素環式基が炭素原子
上で一ないし三個の低級アルキル基又はヒドロキシ又は
アルコキシ基で置換されていることも可能であり;及び R2は水素及び低級アルキル、アルケニル、アルキルアル
コキシ、シクロアルキル、アリール、アルキルアリー
ル、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、ア
ルコキシアリールアルキル又はハロアリールアルキル基
から選択される、 に対応するピリミジン誘導体並びに生理学的に許容し得
る酸との付加塩の少なくとも1種を含む成分B、 を別個の形態で含むことを特徴とする毛髪の成長を誘発
又は刺激し且つその損耗を減少させることを意図した薬
剤。
2.式(I)のピリミジン誘導体において、式中R2が水素
を表し、そしてR1が基 但しR3及びR4がピペリジル環を形成する、 を示す化合物から選択される上記1に記載の薬剤。
3.該レチノイドが下記式: 但し:(a)Aは下記式の基: から選択された基であり、 Aが式(III a)の基を示す時には、Rは下記の基: CHO;CH2OR5、 但し R5は水素又はC1−C4低級アルキルを示す、; 但し R6はC1−C16直鎖状又は分枝状アルキルを示す、 CH2SR7、 但し R7は水素又はメチルを示す; 但し Xは (i)OH; (ii)OR8、但しR8はC1−C6アルキル基、アリール基上
で随時置換されていてもよいC1−C4アリールアルキル
基、アリール基上で随時置換されていてもよいC1−C4
リールカルボキシアルキル基、又はC1−C4ヒドロキシア
ルキル基又はC1−C4アミドアルキル基を示す; (iii)NR9R10、但しR9又はR10は同一又は異なっていて
もよく、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアル
キル又は随時置換されたアリールを示す; R9及びR10は随時置換された複素環式基を示すか、又
はそれらが結合している窒素原子と共にそれ自体随時置
換されている複素環式基を形成することが可能である; (iv)N3基; を示す、 又は式CH2NHR11の基 但しR11は随時置換されたベンゾイル基を示す、 から選択され、 Aが式(III b)、(IV)、(V)又は(VI)の基を
示す時には、RはCOOHを示す; (b)Aはアリール又は置換アリール基、複素環式基又
は置換された複素環式基、随時複素環上で置換されたア
リール複素環式基又は随時芳香族環上で置換されたアリ
ール炭素環式基から選択された基であり、この場合 R
はCOOH基又はCOOR12基、式中R12はC1−C4アルキル基を
示す、又はC1−C4アルキル基で置換されたアミド基を示
す、 の化合物並びにそれらの生理学的に許容し得る塩及びエ
ステルから選ばれる上記1に記載の薬剤。
4.レチノイド族の化合物がレチナール、レチノール、レ
チニルアセテート、プロピオネート及びパルミテート、
全−トランス、13−シス、9−シス、11−シス、11,13
−ジシス及び9−13−ジシス型のレチノイン酸、対応す
る亜鉛レチノエート及び下記式: 但し X は全−トランス−又は13−シス−レチノエー
ト基を示し、及び (i)R13、R14及びR15は同一又は異なっていてもよ
く、鎖中に一個又は多数個のヒドロキシル基を有するこ
とができるC1−C4直鎖状アルキル基を示し、 R16はC12−C18直鎖状アルケニル又はアルキルを示
す; (ii)R16は下記基: 但し nは0又は1に等しく、 R17は水素又はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C
18ヒドロキシアルキル又はアルキル基又はC2−C18アシ
ル基を示し; R13、R14及びR15は(i)で述べた意味を有する; (iii)R13及びR14は随時酸素原子、窒素原子又は硫黄
原子を含む脂肪族複素環を形成することができ; R15又はR16は(i)及び(ii)で述べた意味を有す
る、 から選択される第四アンモニウムレチノエート、 全−トランス−レチノイルオキシアセトアミド、2−
ヒドロキシ−1−プロピル及び1−ヒドロキシ−2−プ
ロピル 全−トランス−レチノエートの混合物、2−ヒ
ドロキシ−エチル 全−トランス−レチノエート、4−
ニトロベンジル 全−トランス−レチノエート、ベンジ
ル 全−トランス−レチノエート、4−(全−トランス
−レチノイルオキシアセチル)カテコール、2−シクロ
ヘキシルエチル 全−トランス−レチノエート、10−カ
ルボキシメチルデシル 全−トランス−レチノエート、
4−ヒドロキシブチル 全−トランス−レチノエート、
コレステリル 全−トランス−レチノエート、4−ブロ
モベンジル 全−トランス−レチノエート、コレステリ
ル 全−トランス−レチノイルオキシアセテート、全−
トランス−レチノイルオキシアセチルベンゼン、4−
(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)ブロモベ
ンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)ニトロベンゼン、4−(全−トランス−レチノイル
オキシアセチル)ベンゾニトリル、全−トランス−レチ
ノイルオキシアセチル−2,4−ジクロロベンゼン、N−
(全−トランス−レチノイルオキシ)−フタルイミド、
N−(全−トランス−レチノイルオキシ)−スクシンイ
ミド、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)メトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノイ
ルオキシアセチル)フェノール、4−(全−トランス−
レチノイルオキシアセチル)−3,4,5−トリメトキシベ
ンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、4−(全−トラン
ス−レチノイルオキシアセチル)−トルエン、4−(全
−トランス−レチノイルオキシアセチル)エトキシベン
ゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチ
ル)アセトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノ
イルオキシアセチル)ナフタレン、4−(全−トランス
−レチノイルオキシアセチル)ビフェニル、4−(全−
トランス−レチノイルオキシアセチル)−2,5−ジメト
キシベンゼン、1−(全−トランス−レチノイルオキシ
アセチル)−2,4−ジメチルベンゼン、1−(全−トラ
ンス−レチノイルオキシアセチル)−3,4−ジアセトキ
シベンゼン、全−トランス−レチンアミド、2−ヒドロ
キシエチル−全−トランス−レチンアミド、N−エチル
−全−トランス−レチンアミド、4−(全−トランス−
レチノイル)アミノフェノール、N−メチルジメチルジ
オキソラン−レチンアミド、N−(オルト−カルボキシ
フェニル)レチンアミド、N−(p−カルボキシフェニ
ル)レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−全−トラ
ンス−レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−13−シ
ス−レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−全−ト
ランス−レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−13
−シス−レチンアミド、N−(3,4−メチレンジオキシ
−フェニルメチル)−全−トランス−レチンアミド、N
−n−プロピル−全−トランス−レチンアミド、N−te
rt−ブチル−全−トランス−レチンアミド、N−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)−全−トランス−レチンア
ミド、N−(4−カルボキシメチル−3−ヒドロキシフ
ェニル)−全−トランス−レチンアミド、N−[β−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−全−トランス
−レチンアミド、2−(全−トランス−レチノイルアミ
ノ)ベンゾチアゾール、1−(全−トランス−レチノイ
ル)−1,2,4−トリアゾール、N−(全−トランス−レ
チノイル)イミダゾール、1−ニコチノイル−2−(全
−トランス−レチノイル)ヒドラジン、N−(全−トラ
ンス−レチノイル)モルホリン、トランス−β−イオノ
ン−(全−トランス−レチノイル)ヒドラゾン、N,N′
−ジシクロヘキシル−N−(全−トランス−レチノイ
ル)尿素、アセトン−(全−トランス−レチノイル)ヒ
ドラゾン、N−ベンゾイルレチニルアミン及びレチノイ
ルアジド、 から選択される上記1ないし3のいずれかに記載の薬
剤。
5.レチノイドが式(II)の化合物: 但し Aが下記の基: の任意の一つを示し、且つRがCOOH、CONHC2H5及びCOOC
2H5を示す、 から選択される上記1に記載の薬剤。
6.レチノイドが下記式の化合物: 並びにそれらの生理学的に許容し得る塩又はエステルか
ら選択される上記1に記載の薬剤。
7.レチノイドが全−トランス又は13−シスの形態にある
式(II): 但し Rは基 を示し、XはOH基又はOY基を示し、Yは1ないし15個の
炭素原子を有するアルキル基を示し、Xは1ないし6個
の炭素原子を有する低級アルキル基で随時モノ又はジ置
換されたアミノ基を示すことも可能であり、 Rは又−CH2OH又は−CHO基を示し、且つAは下記の基を
示す、 の化合物、並びに製薬学的に又は化粧品的に許容される
塩から選択される上記1ないし5のいずれかに記載の薬
剤。
8.レチノイドがトレチノイン、イソトレチノイン、レチ
ノール、又はビタミンA及びアセテート、パルミテート
又はプロピオネートのようなその誘導体、モトレチニド
及びエトレチネート、レチノール誘導体及び亜鉛全−ト
ランス−レチノエートから選択される上記1ないし5の
いずれかに記載の薬剤。
9.成分(A)及び(B)を使用直前の必要時に混合する
ように意図している上記1ないし8のいずれかに記載の
薬剤。
10.成分(A)及び(B)を別々に又は一定の時間間隔
を置いて塗布するように意図している上記1ないし8の
いずれかに記載の薬剤。
11.成分(A)が組成物の合計重量に対し0.001ないし2
重量%の範囲の割合でレチノイドを含有している上記1
ないし10のいずれかに記載の薬剤。
12.成分(B)が0.1ないし10重量%の割合で式(I)の
化合物を含む上記1ないし10のいずれかに記載の薬剤。
13.生理学的に許容し得る媒体が成分の各々の合計重量
に対し1ないし80重量%の割合で存在する、水又は水と
低級アルコール、アルキレングリコール、又はアルキレ
ングリコール又はジアルキレングリコールアルキルエー
テルから選択された溶剤の混合物を含む上記1ないし12
のいずれかに記載の薬剤。
14.組成物が成分の各々の合計重量に対し0.1ないし5重
量%の範囲の割合で増粘剤を含有している上記1ないし
13のいずれかに記載の薬剤。
15.成分(A)又は(B)のいずれかが保存剤、錯化
剤、着色剤、アルカリ化又は酸性化剤、香料、陰イオン
性、陽イオン性、非イオン性又は両性界面活性剤又はそ
れらの混合物、及び陰イオン性、陽イオン性、非イオン
性、両性重合体又はそれらの混合物から選択された一種
又は多種の補助剤を含む上記1ないし14のいずれかに記
載の薬剤。
16.一つの区画は上記1ないし15のいずれかに記載の成
分(A)を含み、他の区画は同様記載の成分(B)を含
む少なくとも二つの区画を含む多区画の集成装置。
17.毛髪の成長を誘発及び刺激し、その損耗を軽減する
ための薬品として使用するための上記1ないし15のいず
れかに記載の薬剤。
18.毛髪の成長を誘発及び刺激し、その損耗を軽減する
成分(A)及び(B)が別々に又は一定の時間間隔を置
いて塗布される二つの成分(A)及び(B)から成る生
成物を製造するために上記1ないし15のいずれかに記載
の薬剤を使用すること。
19.毛髪の成長を誘発及び刺激し、その損耗を軽減する
成分(A)及び(B)が使用の直前の必要な時に混合さ
れる二つの成分(A)及び(B)から成る生成物を製造
するために上記1ないし15のいずれかに記載の薬剤を使
用すること。
20.毛髪の化粧的処理において使用するための上記1な
いし15のいずれかに記載の薬剤。
21.上記1ないし15のいずれかに記載の少なくとも一種
の薬剤が別々な段階又は一定の時間間隔を置いた段階で
頭皮に塗布されることを特徴とする毛髪の美観の増進の
目的のための毛髪の化粧的処理方法。
22.レチノイドを含む成分(A)を最初の段階で塗布
し、そして、1分間ないし12時間の接触時間後に、式
(I)のピリミジン誘導体を含む成分(B)を塗布する
ことを特徴とする上記21に記載の方法。
23.上記1ないし15のいずれかに記載の薬剤の成分
(A)及び(B)の混合から得られる組成物を頭皮に塗
布することを特徴とする毛髪の化粧的処理方法。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/06 - 7/155 A61K 31/505 C07D 239/00 - 239/96 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)生理学的に許容できる媒体中に、少な
    くとも一種のレチノイドを含む成分(A)、及び b)生理学的に許容できる媒体中に、下記式: 式中、R1は基 を示し、 ここで、R3及びR4は水素及び低級アルキル、アルケニ
    ル、アルキルアリール又はシクロアルキル基から選択す
    ることができ、またR3とR4はそれらが結合している窒素
    原子と共に、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニ
    ル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ヘプタメチ
    レンイミン、オクタメチレンイミン、モルホリン及び4
    −(低級アルキル)ピペラジニル基から選択された複素
    環式基を形成することも可能であり、また該複素環式基
    が炭素原子上で一ないし三個の低級アルキル基又はヒド
    ロキシ又はアルコキシ基で置換されていることも可能で
    あり;及び R2は水素及び低級アルキル、アルケニル、アルキルアル
    コキシ、シクロアルキル、アリール、アルキルアリー
    ル、アリールアルキル、アルキルアリールアルキル、ア
    ルコキシアリールアルキル又はハロアリールアルキル基
    から選択される、 に対応するピリミジン誘導体並びに生理学的に許容し得
    る酸との付加塩の少なくとも1種を含む成分(B)、 を別個の形態で含むことを特徴とする毛髪の成長を誘発
    及び刺激し且つその損耗を減少させることを意図した薬
    剤。
  2. 【請求項2】式(I)のピリミジン誘導体が、式(I)
    においてR2が水素を表し、そしてR1が基 但しR3及びR4がピペリジル環を形成する、 を示す化合物から選択される特許請求の範囲第1項記載
    の薬剤。
  3. 【請求項3】該レチノイドが下記式: 式中、(a)Aは下記式の基: から選択された基であり、 Aが式(III a)の基を示す時には、Rは下記の基: CHO;CH2OR5、 但し、R5は水素又はC1−C4低級アルキルを示す、 但し、R6はC1−C16直鎖状又は分枝状アルキルを示す、 CH2SR7、 但し、R7は水素又はメチルを示す; 但し、Xは (i)OH; (ii)OR8、但しR8はC1−C4アルキル基、アリール基上
    で随時置換されていてもよいC1−C4アリールアルキル
    基、アリール基上で随時置換されていてもよいC1−C4
    リールカルボキシアルキル基、又はC1−C4ヒドロキシア
    ルキル基又はC1−C4アミドアルキル基を示す; (iii)NR9R10、但しR9又はR10は同一でも異なっていて
    もよく、水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアル
    キル又は随時置換されたアリールを示し; R9又はR10は随時置換された複素環式基を示すか、又は
    それらが結合している窒素原子と共にそれ自体随時置換
    されている複素環式基を形成することが可能である; (iv)N3基; を示す、 又は式CH2NHR11の基 但しR11は随時置換されたベンゾイル基を示す、 から選択され、 Aが式(III b)、(IV)、(V)又は(VI)の基を示
    す時には、RはCOOHを示し; (b)Aがアリール又は置換アリール基、複素環式基又
    は置換された複素環式基、随時複素環上で置換されたア
    リール複素環式基又は随時芳香族環上で置換されたアリ
    ール炭素環式基から選択された基であり、この場合、R
    はCOOH基又はCOOR12基、ここにR12はC1−C4アルキル基
    を示す、又はC1−C4アルキル基で置換されたアミド基を
    示す、の化合物並びにそれらの生理学的に許容し得る塩
    及びエステル、 から選択される特許請求の範囲第1項に記載の薬剤。
  4. 【請求項4】レチノイドがレチナール、レチノール、レ
    チニルアセテート、プロピオネート及びパルミテート、
    全−トランス、13−シス、9−シス、11−シス、11,13
    −ジシス及び9,13−ジシス型のレチノイン酸、対応する
    亜鉛レチノエート及び下記式: 但し、X は全−トランス−又は13−シス−レチノエー
    ト基を示し、及び (i)R13、R14及びR15は同一でも異なっていてもよ
    く、鎖中に一個又は多数個のヒドロキシル基を有するこ
    とができるC1−C4直鎖状アルキル基を示し、 R16はC12−C18直鎖状アルケニル又はアルキルを示す; (ii)R16は下記基: 但し、nは0又は1に等しく、 R17は水素又はハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1−C18
    ヒドロキシアルキル又はアルキル基又はC2−C18アシル
    基を示し; R13、R14及びR15は(i)で述べた意味を有する; (iii)R13及びR14は随時酸素原子、窒素原子又は硫黄
    原子含む脂肪族複素環を形成することができ; R15又はR16は(i)及び(ii)で述べた意味を有する、 から選択される第四アンモニウムレチノエート、 全−トランス−レチノイルオキシアセトアミド、2−ヒ
    ドロキシ−1−プロピル及び1−ヒドロキシ−2−プロ
    ピル 全−トランス−レチノエートの混合物、2−ヒド
    ロキシ−エチル 全−トランス−レチノエート、4−ニ
    トロベンジル 全−トランス−レチノエート、ベンジル
    全−トランス−レチノエート、4−(全−トランス−
    レチノイルオキシアセチル)カテコール、2−シクロヘ
    キシルエチル 全−トランス−レチノエート、10−カル
    ボキシメチルデシル 全−トランス−レチノエート、4
    −ヒドロキシブチル 全−トランス−レチノエート、コ
    レステリル 全−トランス−レチノエート、4−ブロモ
    ベンジル 全−トランス−レチノエート、コレステリル
    全−トランス−レチノイルオキシアセテート、全−ト
    ランス−レチノイルオキシアセチルベンゼン、4−(全
    −トランス−レチノイルオキシアセチル)ブロモベンゼ
    ン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)
    ニトロベンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオキ
    シアセチル)ベンゾニトリル、全−トランス−レチノイ
    ルオキシアセチル−2,4−ジクロロベンゼン、N−(全
    −トランス−レチノイルオキシ)−フタルイミド、N−
    (全−トランス−レチノイルオキシ)−スクシンイミ
    ド、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)
    メトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノイルオ
    キシアセチル)フェノール、4−(全−トランス−レチ
    ノイルオキシアセチル)−3,4,5−トリメトキシベンゼ
    ン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)
    −2,4,6−トリメチルベンゼン、4−(全−トランス−
    レチノイルオキシアセチル)−トルエン、4−(全−ト
    ランス−レチノイルオキシアセチル)エトキシベンゼ
    ン、4−(全−トランス−レチノイルオキシアセチル)
    アセトキシベンゼン、4−(全−トランス−レチノイル
    オキシアセチル)ナフタレン、4−(全−トランス−レ
    チノイルオキシアセチル)ビフェニル、4−(全−トラ
    ンス−レチノイルオキシアセチル)−2,5−ジメトキシ
    ベンゼン、1−(全−トランス−レチノイルオキシアセ
    チル)−2,4−ジメチルベンゼン、1−(全−トランス
    −レチノイルオキシアセチル)−3,4−ジアセトキシベ
    ンゼン、全−トランス−レチンアミド、2−ヒドロキシ
    エチル−全−トランス−レチンアミド、N−エチル−全
    −トランス−レチンアミド、4−(全−トランス−レチ
    ノイル)アミノフェノール、N−メチルジメチルジオキ
    ソラン−レチンアミド、N−(オルト−カルボキシフェ
    ニル)レチンアミド、N−(p−カルボキシフェニル)
    レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−全−トランス
    −レチンアミド、N−ヒドロキシプロピル−13−シス−
    レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−全−トラン
    ス−レチンアミド、N−(5−テトラゾリル)−13−シ
    ス−レチンアミド、N−(3,4−メチレンジオキシ−フ
    ェニルメチル)−全−トランス−レチンアミド、N−n
    −プロピル−全−トランス−レチンアミド、N−tert−
    ブチル−全−トランス−レチンアミド、N−(1,1,3,3
    −テトラメチルブチル)−全−トランス−レチンアミ
    ド、N−(4−カルボキシメチル−3−ヒドロキシフェ
    ニル)−全−トランス−レチンアミド、N−[β−(3,
    4−ジメトキシフェニル)エチル]−全−トランス−レ
    チンアミド、2−(全−トランス−レチノイルアミノ)
    ベンゾチアゾール、1−(全−トランス−レチノイル)
    −1,2,4−トリアゾール、N−(全−トランス−レチノ
    イル)イミダゾール、1−ニコチノイル−2−(全−ト
    ランス−レチノイル)ヒドラジン、N−(全−トランス
    −レチノイル)モルホリン、トランス−β−イオノン−
    (全−トランス−レチノイル)ヒドラゾン、N,N′−ジ
    シクロヘキシル−N−(全−トランス−レチノイル)尿
    素、アセトン−(全−トランス−レチノイル)ヒドラゾ
    ン、N−ベンゾイルレチニルアミン及びレチノイルアジ
    ド、から選択される特許請求の範囲第1項ないし3項の
    いずれかに記載の薬剤。
  5. 【請求項5】レチノイドが式(II)の化合物: 式中、Aが下記の基: の任意の一つを示し、且つRがCOOH、CONHC2H5又はCOOC
    2H5を示す、 から選択される特許請求の範囲第1項記載の薬剤。
  6. 【請求項6】レチノイドが下記式の化合物: 並びにそれらの生理学的に許容し得る塩又はエステルか
    ら選択される特許請求の範囲第1項に記載の薬剤。
  7. 【請求項7】レチノイドが全−トランス又は13−シスの
    形態にある式(II): 但し Rは基 を示し、XはOH基又はOY基を示すことができ、Yは1な
    いし15個の炭素原子を有するアルキル基を示し、Xは1
    ないし6個の炭素原子を有する低級アルキル基で随時モ
    ノ又はジ置換されたアミノ基を示すことも可能であり、 Rはまた−CH2OH又は−CHO基を示し、且つAは下記の基
    を示す、 の化合物、並びに製薬学的に又は化粧品的に許容される
    塩から選択される特許請求の範囲第1項ないし5項のい
    ずれかに記載の薬剤。
  8. 【請求項8】レチノイドがトレチノイン、イソトレチノ
    イン、レチノール、又はビタミンA及びアセテート、パ
    ルミテート又はプロピオネートのようなその誘導体、モ
    トレチニド及びエトレチネート、及び亜鉛全−トランス
    −レチノエートから選択される特許請求の範囲第1項な
    いし5項のいずれかに記載の薬剤。
  9. 【請求項9】一つの区画は特許請求の範囲第1項ないし
    8項のいずかに記載の成分(A)を含み、他の区画は特
    許請求の範囲第1項ないし8項のいずれかに記載の成分
    (B)を含む、少なくとも二つの区画を含む多区画の集
    成装置。
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