JP2021078526A - 第ix因子融合タンパク質及びそれらの製造方法及び使用方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願と共に提出したASCIIテキストファイル(名称:2159_466PC03
_SeqListing_ST25.txt;サイズ:688,154バイト;及び作成
日:2016年8月2日)中で電子的に提出した配列表の内容は、参照によりその全体が
本明細書に援用される。
害の1つである。血友病は、インビボ及びインビトロでの血液凝固活性の低下を引き起こ
し、罹患した個体の生涯にわたって広範な医学的監視を要する。介入を行わない場合、罹
患した個体は関節内における突発性出血を起こすこととなり、該出血によって重度の痛み
及び衰弱性の不可動状態を生じ;筋肉中への出血は筋組織における血液貯留を引き起こし
;咽喉及び頸部の突発性出血は、直ちに治療しなければ窒息を引き起こす場合があり;腎
出血を引き起こし;及び手術、軽度の偶発的な受傷、または抜歯の後の重篤な出血もよく
見られる。
ロンビン)、第VII因子、第IX因子、第X因子及び第XI因子(可溶性血漿タンパク
質);膜貫通タンパク質組織因子及び血漿タンパク質第V及び第VIII因子を含む補助
因子;フィブリノゲン、トランスグルタミナーゼ第XIII因子、リン脂質(活性化血小
板を含む)、及びカルシウムを必要とする。一部のインビトロ凝固試験に関しては、カリ
クレイン、高分子量キニノゲン、及び第XII因子を含む更なるタンパク質が必要であり
、これらは病理学的条件下においてインビボで役割を果たし得る。
Bは、第IX因子(FIX)タンパク質の合成の低下もしくは該FIXタンパク質の欠損
のいずれかに起因し得るFIXの不足または活性が低い欠陥のあるFIX分子よって起こ
る。血友病の治療は、FIXを高度に富化させた外因性因子濃縮物によって、欠損した凝
固因子を置換することによって行われる。しかしながら、かかる濃縮物を血液からつくり
出すことは、以下に記載するように技術的困難を伴う。
ボキシル化されたFIXのみが得られる。しかしながら、FIXは血漿中に低濃度(5μ
g/mL)でしか存在しないために、かかる血漿からのFIXの精製は非常に困難である
。Andersson,Thrombosis Research 7:451 459
(1975)。更に、血液からの精製はHIV及びHCVなどの感染性因子の除去または
不活性化を要する。加えて、pdFIXは半減期が短く、そのために頻繁に投与する必要
がある。組換え第IX因子(rFIX)も利用可能であるが、pdFIXと同様の短い半
減期及び頻繁な投与の必要性(例えば、予防のために週に2〜3回)という悩みがある。
死亡率の低下、関節損傷の予防及び生活の質の改善は、血漿由来及び組換えFIXの開
発による重要な成果であった。長期的に出血から保護することは、血友病B患者の治療に
おけるもう1つの重要な進歩となる。したがって、有効な活性を維持しながら半減期がよ
り長い、改良された組換えFIXに対する必要性が依然として存在する。
て、本発明は、第IX因子(FIX)ポリペプチドと、配列番号2のアミノ酸103、配
列番号2のアミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149
、配列番号2のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸1
74、配列番号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ
酸228、配列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より
選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に挿入された少なく
とも1のXTENとを含み、凝血促進活性を示すFIX融合タンパク質を提供する。
が42のアミノ酸より長く且つ144のアミノ酸より短いアミノ酸配列を含むXTENと
を含むFIX融合タンパク質も提供する。
病の予防、治療、改善、または管理方法を提供することを含むいくつかの用途を有する。
一実施形態において、上記方法は、有効量の本明細書に記載のFIX融合タンパク質を(
例えば、皮下投与によって)投与するステップを含む。
酸103、配列番号2のアミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のア
ミノ酸149、配列番号2のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2
のアミノ酸174、配列番号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番
号2のアミノ酸228、配列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせか
らなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内にXT
ENを挿入し、それによってFIX融合タンパク質を構築することを含み、上記FIXタ
ンパク質が凝血促進活性を示す、上記方法も提供する。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
第IX因子(FIX)ポリペプチドと、配列番号2のアミノ酸103、配列番号2のア
ミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149、配列番号2
のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174、配列番
号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ酸228、配
列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるア
ミノ酸に対応する挿入部位で前記FIXポリペプチド内に挿入された少なくとも1のXT
ENとを含み、凝血促進活性を示すFIX融合タンパク質。
(項目2)
前記挿入部位が、配列番号2のアミノ酸149、配列番号2のアミノ酸162、配列番
号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174及びそれらの任意の組み合わせから
なる群より選択されるアミノ酸に対応する、項目1に記載のFIX融合タンパク質。
(項目3)
前記XTENが、少なくとも約5アミノ酸、少なくとも約6のアミノ酸、少なくとも約
12のアミノ酸、少なくとも約36のアミノ酸、少なくとも約42のアミノ酸、約72の
アミノ酸、少なくとも約144のアミノ酸、または少なくとも約288のアミノ酸を含む
、項目1または2に記載のFIX融合タンパク質。
(項目4)
第2のXTENを更に含む、項目1〜3のいずれか1項に記載のFIX融合タンパク質
。
(項目5)
前記XTENが、配列番号2のアミノ酸166に対応する挿入部位で前記FIXポリペ
プチド内に挿入され、第2のXTENが前記FIXポリペプチドのC末端に融合された、
項目4に記載のFIX融合タンパク質。
(項目6)
Fcドメインを更に含む、項目1〜5のいずれか1項に記載のFIX融合タンパク質。
(項目7)
第2のFcドメインを含む、項目6に記載のFIX融合タンパク質。
(項目8)
2のポリペプチド鎖を含み、前記第1のポリペプチド鎖が前記Fcドメインに融合され
た前記FIXポリペプチドを含み、前記第2のポリペプチド鎖が第2のFcドメインを含
み、前記第1のFcドメインと前記第2のFcドメインとが共有結合によって会合してい
る、項目7に記載のFIX融合タンパク質。
(項目9)
前記FIXポリペプチドがR338L FIX変異体である、項目1〜8のいずれか1
項に記載のFIX融合タンパク質。
(項目10)
項目1〜9のいずれか1項に記載のFIX融合タンパク質をコードする配列を含む単離
されたポリヌクレオチド。
(項目11)
項目10に記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。
(項目12)
項目10に記載のポリヌクレオチドまたは項目11に記載のベクターを含む宿主細胞。
(項目13)
項目1〜9のいずれか1項に記載のFIX融合タンパク質、項目10に記載のポリヌク
レオチド、項目11に記載の発現ベクター、または項目12に記載の宿主細胞、及び薬学
的に許容される担体を含む組成物。
(項目14)
有効量の項目1〜9のいずれか1項に記載のFIX融合タンパク質、項目10に記載の
ポリヌクレオチド、項目11に記載の発現ベクター、項目12に記載の宿主細胞、または
項目13に記載の組成物を投与することを含む、それを必要とする患者における凝固疾患
もしくは疾病の予防、治療、改善、または管理方法。
(項目15)
第1の連鎖及び第2の連鎖を含む第IX因子(FIX)融合タンパク質であって、
a.前記第1の連鎖が、
i.FIXポリペプチドと、
ii.配列番号2のアミノ酸166に対応する挿入部位で前記FIXポリペプチド内に
挿入され、少なくとも約72のアミノ酸を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1のXT
ENと、
iii.前記少なくとも1のXTENの前記FIXポリペプチドに融合された第1のF
cドメインと
を含み、
b.前記第2の連鎖が第2のFcドメインを含み、
前記第1のFcドメインと前記第2のFcドメインとが共有結合によって会合しており、
凝血促進活性を示す前記FIX融合タンパク質。
本明細書に開示される全ての刊行物、特許及び特許出願は、個々の刊行物、特許または
特許出願が、具体的且つ個別に参照により援用されることが示されているのと同様の程度
に、参照により本明細書に援用される。
質、ならびにその製造及び使用方法を提供する。ある特定の態様において、本FIX融合
タンパク質は、上記FIXポリペプチド内に挿入された、上記FIXポリペプチドのC末
端に融合された、またはそれらの両方である少なくとも1の異種部分を含み、本FIX融
合タンパク質は凝血促進活性を示す。特定の態様において、上記異種部分はXTENであ
る。
本開示を通じて、用語“a” entity(実体)または“an” entityと
は1または複数の当該実体を指し、例えば、「a polynucleotide(ポリ
ヌクレオチド)」は1または複数のポリヌクレオチドを表すと理解されるべきものである
。したがって、「a」(または「an」)、「1または複数の」、及び「少なくとも1の
」という用語は、本明細書では同義で用いることができる。
れぞれの、それらの他方を伴うまたは伴わない明示と解釈されるべきものである。したが
って、本明細書における「A及び/またはB」などの句において用いられる「及び/また
は」という用語は、「A及びB」と、「AまたはB」と、「A」(単独)と、「B」(単
独)とを含むことを意図する。同様に、「A、B及び/またはC」などの句において用い
られる「及び/または」という用語は、以下の態様、すなわち、A、B及びCと;A、B
またはCと;AまたはCと;AまたはBと;BまたはCと;A及びCと;A及びBと;B
及びCと;A(単独)と;B(単独)と;C(単独)とのそれぞれを包含することを意図
する。
に記載されていても、「〜からなる(consisting of)」及び/または「〜
から本質的になる(consisting essentially of」という言葉
で記述される他の類似の態様も提供されるということが理解されるべきものである。
本開示が関係する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有す
る。例えば、the Concise Dictionary of Biomedic
ine and Molecular Biology,Juo,Pei−Show,2
nd ed.,2002,CRC Press;The Dictionary of
Cell and Molecular Biology,3rd ed.,1999,
Academic Press;及びthe Oxford Dictionary O
f Biochemistry And Molecular Biology,Rev
ised,2000,Oxford University Pressは、本開示にお
いて用いられる多くの用語の一般的な辞書を当業者に提供する。
される。数値範囲は当該範囲を画定する数字を含む。別段の表示がない限り、アミノ酸配
列は、アミノからカルボキシの向きで左から右に書かれる。本明細書に記載される見出し
は本開示の種々の態様を限定するものではなく、該態様は本明細書全体を参照することに
よって理解することができる。したがって、このすぐ後に定義される用語は、明細書全体
を参照することにより完全に定義される。
するために用いられる。「約」という用語が数値範囲と共に用いられる場合には、記載さ
れた数値の上下に境界を拡張することによって当該範囲を変更する。一般に、「約」とい
う用語は、数値を記載された値の上下に、例えば10パーセントの上下(高低)の変動に
より変更することができる。
の核酸を包含することを意図し、単離された核酸分子または構築物、例えばメッセンジャ
ーRNA(mRNA)またはプラスミドDNA(pDNA)を指す。ある特定の実施形態
において、ポリヌクレオチドは、在来型のホスホジエステル結合または非在来型の結合(
例えば、ペプチド核酸(PNA)に存在するようなアミド結合)を含む。「核酸」という
用語は、ポリヌクレオチド中に存在する任意の1または複数の核酸セグメント、例えばD
NAまたはRNA断片を指す。「単離された」核酸またはポリヌクレオチドとは、その本
来の環境から取り出された核酸分子、DNAまたはRNAを意図する。例えば、ベクター
中に含まれるFIXポリペプチドをコードする組換えポリヌクレオチドは、本発明の目的
のために単離されたと考えられる。単離されたポリヌクレオチドの更なる例としては、異
種宿主細胞中に維持されるかまたは溶液中の他のポリヌクレオチドから(部分的にまたは
実質的に)精製された組換えポリヌクレオチドが挙げられる。単離されたRNA分子とし
ては、本発明のポリヌクレオチドのインビボまたはインビトロRNA転写物が挙げられる
。本発明に係る単離されたポリヌクレオチドまたは核酸は、合成的に生成したかかる分子
を更に包含する。更に、ポリヌクレオチドまたは核酸は、プロモーター、エンハンサー、
リボソーム結合部位、または転写終結シグナルなどの調節エレメントを含んでいてもよい
。
ンからなるポリヌクレオチドの一部である。「終結コドン」(TAG、TGAまたはTA
A)は一般的にはアミノ酸に翻訳されないが、コード領域の一部であると見なしてもよい
が、但し、いずれの隣接する配列、例えばプロモーター、リボソーム結合部位、転写終結
因子、イントロンなどはコード領域の一部ではない。コード領域の境界は、一般的には、
得られるポリペプチドのアミノ末端をコードする5’末端の開始コドンと、得られるポリ
ペプチドのカルボキシル末端をコードする3’末端の翻訳終結コドンとによって決定され
る。本発明の2以上のコード領域は、単一のポリヌクレオチド構築物中に、例えば単一の
ベクター上に、または別個の複数のポリヌクレオチド構築物中に、例えば別個の(異なる
)複数のベクター上に存在してもよい。その結果、単一のベクターが単一のコード領域の
みを含有していてもよく、または2以上のコード領域を含んでいてもよく、例えば以下に
説明するように、単一のベクターが結合ドメイン−A及び結合ドメイン−Bを別々にコー
ドしてもよいこととなる。更に、本発明のベクター、ポリヌクレオチドまたは核酸は、本
発明の結合ドメインをコードする核酸に融合しているかまたは融合していないかのいずれ
かの異種コード領域をコードしていてもよい。異種コード領域としては、限定はされない
が、分泌シグナルペプチドまたは異種機能ドメインなどの特殊化したエレメントまたはモ
チーフが挙げられる。
しており、該分泌シグナルペプチドは、粗面小胞体を通る成長タンパク質鎖の輸送が開始
されると成熟タンパク質から切断される。当業者であれば、シグナルペプチドは一般に当
該ポリペプチドのN末端に融合しており、完全なすなわち「全長」ポリペプチドから切断
される、分泌された、すなわち「成熟した」形態のポリペプチドを生成することを認識し
ている。ある特定の実施形態においては、天然のシグナルペプチド、または作動可能に会
合している当該ポリペプチドの分泌を指示する能力を保持している、その配列の機能性誘
導体。あるいは、異種哺乳動物シグナルペプチド、例えば、ヒト組織プラスミノーゲン活
性化因子(TPA)もしくはマウスβ−グルクロニダーゼシグナルペプチド、またはそれ
らの機能を有する誘導体を用いることもできる。
オチド配列を指す。ある特定の実施形態において、下流のヌクレオチド配列は転写の開始
点に続く配列に関係する。例えば、遺伝子の翻訳開始コドンは、転写の開始部位の下流に
位置する。「下流」は、基準となるヌクレオチド配列のC末端側に位置するペプチド配列
を指す場合もある。
オチド配列を指す。ある特定の実施形態において、上流のヌクレオチド配列はコード領域
または転写の開始点の5’側に位置する配列に関係する。例えば、殆どのプロモーターは
転写の開始部位の上流に位置する。「上流」は、基準となるヌクレオチド配列のN末端側
に位置するペプチド配列を指す場合もある。
、内部、または下流(3’側非コード配列)に位置し、関連するコード領域の転写、RN
Aプロセシング、安定性、または翻訳に影響を与えるヌクレオチド配列を指す。調節領域
としては、プロモーター、翻訳リーダー配列、イントロン、ポリアデニル化認識配列、R
NAプロセシング部位、エフェクター結合部位及びステムループ構造を挙げることができ
る。コード領域が真核細胞における発現を意図する場合、ポリアデニル化シグナル及び転
写終結配列は通常、当該コード配列に対して3’側に位置することとなる。
及び/または1もしくは複数のコード領域に作動可能に会合している他の転写または翻訳
調節エレメントを含んでいてもよい。作動可能な会合において、例えばポリペプチドであ
る遺伝子産物のためのコード領域は、上記遺伝子産物の発現を1または複数の調節領域の
影響下または制御下に置くような形態で、上記調節領域(複数可)に会合している。例え
ば、プロモーターの機能を誘導することによって、コード領域によってコードされる遺伝
子産物をコードするmRNAが転写され、且つ上記プロモーターと上記コード領域との間
の連結の特質が、上記プロモーターの上記遺伝子産物の発現を指示する能力に干渉しない
、または転写されるDNAテンプレートの能力に干渉しないならば、当該コード領域とプ
ロモーターとは「作動可能に会合している」。プロモーター以外の他の転写調節エレメン
ト、例えばエンハンサー、作動因子、抑制因子、及び転写終結シグナルも、コード領域に
作動可能に会合して、遺伝子産物発現を指示することができる。
れないが、サイトメガロウイルス(最初期プロモーター、イントロン−Aと共に)、シミ
アンウイルス40(初期プロモーター)、及びレトロウイルス(例えばラウス肉腫ウイル
ス)由来のプロモーター及びエンハンサーセグメントなどの、但しこれらに限定されない
、脊椎動物細胞で作用する転写調節領域が挙げられる。他の転写調節領域としては、アク
チン、熱ショックタンパク質、ウシ成長ホルモン及びウサギβ−グロビンなどの脊椎動物
遺伝子に由来する転写調節領域、ならびに真核細胞中で遺伝子発現を制御することができ
る他の配列が挙げられる。更なる好適な転写調節領域としては、組織特異的プロモーター
及びエンハンサー、ならびにリンホカイン誘導性プロモーター(例えば、インターフェロ
ンまたはインターロイキンによって誘導可能なプロモーター)が挙げられる。
としては、リボソーム結合部位、翻訳開始コドン及び終結コドン、ならびにピコルナウイ
ルス由来のエレメント(特に、内部リボソーム侵入部位、すなわちCITE配列とも呼ば
れるIRES)が挙げられるが、これらに限定はされない。
またはポリペプチドを産生するプロセスを指す。発現には、限定はされないが、当該ポリ
ヌクレオチドのメッセンジャーRNA(mRNA)、トランスファーRNA(tRNA)
、小ヘアピンRNA(shRNA)、低分子干渉RNA(siRNA)または任意の他の
RNA産物への転写、及びmRNAのポリペプチドへの翻訳が含まれる。発現は「遺伝子
産物」を産生する。本明細書では、遺伝子産物は、核酸、例えば、遺伝子の転写によって
産生されるメッセンジャーRNA、または転写物から翻訳されるポリペプチドのいずれか
であってよい。本明細書に記載の遺伝子産物は、転写後修飾、例えばポリアデニル化また
はスプライシングを伴う核酸、または、翻訳後修飾、例えばメチル化、グリコシル化、脂
質の付加、他のタンパク質サブユニットとの会合、またはタンパク質分解切断を伴うポリ
ペプチドを更に包含する。
ビヒクルを指す。ベクターはレプリコンであってもよく、レプリコンには、別の核酸セグ
メントが複製されるように、該別のセグメントが結合する。「レプリコン」とは、インビ
ボでの自律複製の単位として作用する、すなわちそれ自体の制御下で複製する能力を有す
る任意の遺伝エレメント(例えば、プラスミド、ファージ、コスミド、染色体、ウイルス
)を指す。「ベクター」という用語は、インビトロ、エクスビボまたはインビボで核酸を
細胞に導入するためのウイルス及び非ウイルスビヒクルの両方を包含する。例えば、プラ
スミド、改変真核生物ウイルス、または改変細菌ウイルスを含む多数のベクターが公知で
あり、本技術分野で使用されている。適宜のベクターへのポリヌクレオチドの挿入は、適
宜のポリヌクレオチド断片を、相補的な付着端を有する選択されたベクターに結合するこ
とによって実現することができる。
またはレポーターをコードするように操作してもよい。選別可能なマーカーまたはレポー
ターの発現によって、当該ベクター上に含まれる他のコード領域を取り込んで発現する宿
主細胞を識別及び/または選別することが可能になる。本技術分野において公知であり且
つ使用されている選別可能なマーカー遺伝子の例としては、アンピシリン、ストレプトマ
イシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ハイグロマイシン、ネオマイシン、ピューロマ
イシン、ビアラフォス除草剤、スルホンアミド等に対する耐性を付与する遺伝子、及び表
現型マーカーとして用いられる遺伝子、すなわちアントシアニン調節遺伝子、イソペンタ
ニルトランスフェラーゼ遺伝子等が挙げられる。本技術分野において公知であり且つ使用
されているレポーターの例としては、ルシフェラーゼ(Luc)、緑色蛍光タンパク質(
GFP)、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)、−ガラクトシ
ダーゼ(LacZ)、−グルクロニダーゼ(Gus)等が挙げられる。選別可能なマーカ
ーはレポーターと見なすこともできる。
常は環状二本鎖DNA分子の形態である遺伝子を有する染色体外エレメントを指す。かか
るエレメントは、多数のヌクレオチド配列が、選択された遺伝子産物のためのプロモータ
ー断片及びDNA配列を適宜の3’非翻訳配列と共に細胞中に導入することができる特有
の構築物中に結合されまたは組換えられている、任意の起源に由来する、一本鎖もしくは
二本鎖のDNAまたはRNAの、線状、環状、または高次コイルである、自律的に複製す
る配列、ゲノム組込み配列、ファージまたはヌクレオチド配列であってよい。
ウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、及びポックスウイルススベクター、例
えばワクシニアウイルスベクター、バキュロウイルスベクター、またはヘルペスウイルス
ベクターが挙げられるが、これらに限定はされない。非ウイルスベクターとしては、プラ
スミド、リポソーム、荷電脂質(サイトフェクチン)、DNA−タンパク質複合体、及び
生体高分子が挙げられる。
ァージまたはコスミドなどの複製開始点を含む「レプリコン」を指し、上記複製開始点に
は、別の核酸セグメントが複製されるように、該別のセグメントが結合する。ある特定の
クローニングベクターは、1つの細胞型、例えばバクテリアにおいて複製することが可能
であり、且つもう一方の細胞型、例えば真核細胞において発現することが可能である。ク
ローニングベクターは一般的には、目的の核酸配列を挿入するためのベクター及び/また
は1もしくは複数の多重クローニング部位を含む細胞の選択に使用できる1つまたは複数
の配列を含む。
可能にするように設計されたビヒクルを指す。上記挿入された核酸配列は、上述の調節領
域に作動可能に会合している。
量注入、形質導入、細胞融合、DEAEデキストラン、リン酸カルシウム沈殿、リポフェ
クション(リソソーム融合)、遺伝子銃の使用、またはDNAベクタートランスポーター
によって宿主細胞に導入される。
裂を可能にする、または細胞を生存状態に維持するインビトロ条件下で細胞をインキュベ
ートすることを意味する。本明細書では、「培養細胞」とはインビトロで増殖させる細胞
を意味する。
の「ポリペプチド」を指し、アミド結合(ペプチド結合としても知られる)によって直線
的に連結された単量体(アミノ酸)からなる分子を指す。「ポリペプチド」という用語は
、2以上のアミノ酸の任意の連鎖または複数の連鎖を指し、特定の長さの産物を指すもの
ではない。したがって、ペプチド、ジペプチド、トリペプチド、オリゴペプチド、「タン
パク質」、「アミノ酸鎖」、または2以上のアミノ酸の連鎖または複数の連鎖を指すため
に用いられる任意の他の用語は「ポリペプチド」の定義の中に含まれ、「ポリペプチド」
という用語はこれらの用語のいずれかに代えて、またはこれらの用語のいずれかと同義で
用いることができる。「ポリペプチド」という用語はまた、限定はされないが、グリコシ
ル化、アセチル化、リン酸化、アミド化、公知の保護基/ブロック基による誘導体化、タ
ンパク質分解切断、または非天然起源のアミノ酸による修飾を含む上記ポリペプチドの発
現後修飾の産物をいうことも意図する。ポリペプチドは天然の生物学的供給源または生み
出された組換え技術に由来してもよいが、必ずしも指定の核酸配列から翻訳されるもので
はない。ポリペプチドは化学合成によることを含む、任意の形態で生成させることができ
る。
の環境にないポリペプチドを指す。特定のレベルの精製を必要とはしない。例えば、単離
されたポリペプチドは、単にその天然または自然の環境から取り出されていてもよい。組
み換えによって産生されたポリペプチド及び宿主細胞中で発現されたタンパク質は、任意
且つ適宜の技法によって分離され、分画され、または部分的もしくは実質的に精製された
天然または組換えポリペプチドがそうであるように、本発明の目的のために単離されたと
見なされる。
に保有することができる細胞または細胞の集団を指す。宿主細胞は原核細胞(例えばE.
coli)であってもよく、あるいは、該宿主細胞は真核細胞、例えば真菌細胞(例えば
、Saccharomyces cerevisiae、Pichia pastori
s、もしくはSchizosaccharomyces pombeなどの酵母細胞)、
及び昆虫細胞(例えばSf−9)または哺乳動物細胞(例えば、HEK293F、CHO
、COS−7、NIH−3T3)などの種々の動物細胞であってもよい。
る。「断片」または「変異体」という用語は、本発明のポリペプチド結合ドメインまたは
結合分子に言及する場合、言及しているポリペプチドの特性(例えば、FcRn結合ドメ
インもしくはFc変異体のFcRn結合親和性、またはFIX変異体の凝固活性)の少な
くとも一部を保持している任意のポリペプチドを包含する。ポリペプチドの断片は、本明
細書の他の箇所で論じる特異的抗体断片に加えて、タンパク質分解断片ならびに欠失断片
を包含するが、天然起源の全長ポリペプチド(または成熟ポリペプチド)は含まない。本
発明のポリペプチド結合ドメインまたは結合分子の変異体は、上述の断片、及びアミノ酸
の置換、欠失、または挿入に起因する改変されたアミノ酸配列を有するポリペプチドを包
含する。変異体は天然起源または非天然起源であってよい。非天然起源の変異体は本技術
分野で公知の変異誘発技法を用いて産生させることができる。変異体ポリペプチドは、保
存的なもしくは非保存的なアミノ酸の置換、欠失または付加を含むことができる。本明細
書に開示される1つの特定のFIX変異体はR338L FIX(パドゥバ)変異体(配
列番号2)である。例えば、Simioni,P.,et al.,‘‘X−Linke
d Thrombophilia with a Mutant Factor IX(
Factor IX Padua),’’ NEJM 361:1671−75(Oct
ober 2009)を参照されたく、該文献はその全体が参照により本明細書に援用さ
れる。
によって置き換えられた置換である。類似の側鎖を有するアミノ酸残基の群は本技術分野
において定義されており、塩基性側鎖(例えば、リシン、アルギニン、ヒスチジン)、酸
性側鎖(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電極性側鎖(例えば、グリシン
、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン)、非極性側
鎖(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン
、メチオニン、トリプトファン)、ベータ分枝側鎖(例えば、トレオニン、バリン、イソ
ロイシン)及び芳香族側鎖(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒ
スチジン)が含まれる。したがって、ポリペプチド中のアミノ酸が同一の側鎖群に属する
別のアミノ酸によって置換されている場合、当該の置換は保存的であると見なされる。別
の実施形態において、アミノ酸のストリング(a string of amino a
cids)は、側鎖群を構成するアミノ酸の順序及び/または組成が異なる構造的に類似
したストリングによって保存的に置換することができる。
う用語は、当該の2の配列の最適なアラインメントに対して導入する必要がある付加また
は削除(すなわちギャップ)を考慮に入れた、比較ウィンドウ全体にわたる、該配列が共
有する、同一の一致する位置の数を指す。一致する位置は、任意の位置であって、同一の
ヌクレオチドまたはアミノ酸が標的配列及び参照配列の両方の当該位置に示されている上
記位置である。ギャップはヌクレオチドまたはアミノ酸ではないことから、標的配列に示
されるギャップはカウントされない。同様に、標的配列のヌクレオチドまたはアミノ酸は
カウントされ、参照配列に属するヌクレオチドまたはアミノ酸はカウントされないことか
ら、参照配列に示されるギャップはカウントされない。
基が存在する位置の数を決定して一致する位置の数を得ること、上記一致する位置の数を
比較するウィンドウ内の位置の総数で除すこと、及び上記結果に100を乗じて配列同一
性のパーセンテージを得ることによって算出される。2の配列間の配列の比較及びパーセ
ント表記配列同一性の決定は、オンライン使用及びダウンロード用の両方の、容易に利用
可能なソフトウェアを用いて実施することができる。好適なソフトウェアプログラムは、
様々な供給源から且つタンパク質配列及びヌクレオチド配列の両方のアラインメント用に
入手可能である。パーセント表記配列同一性を決定するための1つの好適なプログラムと
しては、米国政府のNational Center for Biotechnolo
gy Information BLASTウェブサイト(blast.ncbi.nl
m.nih.gov)から利用可能であるBLASTプログラム一式の一部であるbl2
seqがある。bl2seqはBLASTNまたはBLASTPアルゴリズムのいずれか
を使用して2の配列間の比較を行う。BLASTNは核酸配列を比較するために用いられ
る一方、BLASTPはアミノ酸配列を比較するために用いられる。他の好適なプログラ
ムとしては、例えば、EMBOSS生命情報科学プログラム一式の一部であるNeedl
e、Stretcher、Water、またはMatcherがあり、www.ebi.
ac.uk/Tools/psaにおいてthe European Bioinfor
matics Institute(EBI)からも利用可能である。
たはポリペプチドの標的配列内の異なる領域は、それぞれ独自のパーセント表記配列同一
性を有していてもよい。上記パーセント表記配列同一性の値は小数第2位で四捨五入され
ることに留意されたい。例えば、80.11、80.12、80.13、及び80.14
は80.1に切り捨てられる一方、80.15、80.16、80.17、80.18、
及び80.19は80.2に切り上げられる。また、長さの値は常に整数になることにも
留意されたい。
は、専ら一次配列データによって進められるバイナリー配列−配列比較に限定されるもの
ではないことを理解しよう。配列アラインメントは多重整列に由来してもよい。多重配列
アラインメントを作成するための1つの好適なプログラムとしては、www.clust
al.orgから利用可能なClustalW2がある。別の好適なプログラムとしては
、www.drive5.com/muscle/から利用可能なMUSCLEがある。
ClustalW2及びMUSCLEは、上記に代えて、例えばEBIからも利用可能で
ある。
、機能データ(例えば変異の位置)、または系統発生学的データなどの異種の出所からの
データと統合することによって作成することができることも理解されよう。多重配列アラ
インメントを作成するために異種データを統合する好適なプログラムとしては、www.
tcoffee.orgにおいて利用可能な、また上記に代えてEBIからも利用可能な
T−Coffeeがある。また、パーセント表記配列同一性を計算するために用いられる
最終的なアラインメントは、自動的にまたは手動でのいずれでキュレートされてもよいこ
とも理解されよう。
対応する部位」、または「等価なアミノ酸」は、第1のFIX配列と第2のFIX配列と
の間の同一性または類似性を最大化するようなアラインメントによって識別される。第2
のFIX配列において等価なアミノ酸を識別するために用いられる番号は、第1のFIX
配列において対応するアミノ酸を識別するために用いられる番号に基づく。
Xポリペプチド)、またはその断片、変異体、もしくは誘導体における、異種部分を挿入
することができる位置の隣接する上流のアミノ酸残基の番号を指す。「挿入部位」は番号
として特定され、該番号は、上記挿入部位が対応し、上記挿入の位置に隣接するN末端側
である、R338L FIX(パドゥバ)変異体(配列番号2)中のアミノ酸の番号であ
る。例えば、「上記EGF2ドメインは配列番号2のアミノ酸105に対応する挿入部位
にXTENを含む」という表現は、異種部分が、配列番号2のアミノ酸105とアミノ酸
106とに対応する2のアミノ酸の間に位置することを示す。但し、当業者であれば、い
ずれのFIX変異体においても対応する位置を容易に識別することができるであろうし、
本開示はR338L FIX(パドゥバ)変異体において単独で行われる挿入に限定され
るものではない。逆に、本明細書に開示される挿入は、凝血促進活性を有する任意のFI
X変異体またはその断片において、上記R338L FIX変異体の位置に対応する位置
で行うことができる。
キシル基のすぐ隣の位置を指す。同様に、「アミノ酸の隣接する上流」という表現は、当
該アミノ酸の末端アミン基のすぐ隣の位置を指す。したがって、本明細書では、「挿入部
位の2のアミノ酸の間」という表現は、XTENまたは任意の他のポリペプチドが挿入さ
れる2の隣接するアミノ酸の間の位置を指す。
nserted)、「〜に挿入された」(inserted into)という用語また
は文法的に関連する用語は、R338L FIX(パドゥバ)変異体(配列番号2)にお
ける類似の位置に対応する、融合ポリペプチド中のXTENの位置を指す。当業者であれ
ば、配列番号1として示されるものなどの他のFIXポリペプチド配列に関する、対応す
る挿入位置を識別する方法を理解しよう。本明細書では、上記用語は、当該組換えFIX
ポリペプチドのR338L FIX(パドゥバ)変異体と対比した特徴を指し、当該融合
ポリペプチドを製造したいずれの方法またはプロセスも示さず、示唆せずまたは暗示しな
い。例えば、本明細書において提供される融合ポリペプチドに関して、「XTENが、F
IXポリペプチドの残基105の隣接する下流で、EGF2ドメイン中に挿入されている
」という表現は、当該融合ポリペプチドがXTENを、R338L FIX変異体(配列
番号2)中のアミノ酸105に対応するアミノ酸の隣接する下流に、例えば、R338L
FIX変異体のアミノ酸105及び106アミノ酸に対応するアミノ酸によって囲まれ
た状態で含んでいる。
酸配列を含み、第1のアミノ酸配列は天然においては第2のアミノ酸配列に自然に連結す
ることはない。通常、別個のタンパク質中に存在するアミノ酸配列を、融合ポリペプチド
中で結合することができ、または通常同一のタンパク質中に存在するアミノ酸配列を本融
合ポリペプチド、例えば、本発明のFIXドメインのIg Fcドメインとの融合物中に
新たな編成で配置することができる。融合タンパク質は、例えば、化学合成によって、ま
たはペプチド領域が所望の関係でコードされたポリヌクレオチドを創生し、翻訳すること
によって創生される。融合タンパク質は、非ペプチド結合である共有結合または非共有結
合によって第1のアミノ酸配列と会合している第2のアミノ酸配列を更に含んでいてもよ
い。
他の部分が、当該ポリヌクレオチド等が比較されている相手の実体のポリヌクレオチド等
とは異なる実体に由来することを意味する。例えば、異種ポリペプチドは、合成品であっ
ても、あるいは異なる種、1つの個体の異なる細胞型、または別個の個体の同一もしくは
異なる型の細胞に由来していてもよい。一態様において、異種部分は、別のポリペプチド
に融合し、融合ポリペプチドまたは融合タンパク質を生成するポリペプチドである。別の
態様において、異種部分は、ポリペプチドまたはタンパク質に接合したPEGなどの非ポ
リペプチドである。
半減期を指す。半減期は、対象に投与された量の半量が当該の動物における循環及び/ま
たは他の組織から除去されるのに要する時間によって表すことができる。所与のポリペプ
チドのクリアランス曲線が時間の関数として描かれている場合、該曲線は通常、急速なα
相及びより長いβ相を有する二相性である。上記α相は一般的には、投与されたポリペプ
チドの血管内空間と血管外空間との間での平衡化を表しており、部分的にはポリペプチド
の大きさによって決定される。上記β相は一般的には、血管内空間における当該ポリペプ
チドの異化を表わす。いくつかの実施形態において、FIX及びFIXを含む融合タンパ
ク質は単相性であり、したがってα相がなく、単一のβ相のみを有する。したがって、あ
る特定の実施形態において、本明細書では、半減期という用語は、上記β相中の当該ポリ
ペプチドの半減期を指す。一般的なヒトにおけるヒト抗体のβ相での半減期は21日であ
る。
またはヌクレオチド配列であって、それぞれ第2のアミノ酸配列もしくはヌクレオチド配
列に共有結合もしくは非共有結合した上記アミノ酸配列またはヌクレオチド配列を指す。
第1のアミノ酸配列もしくはヌクレオチド配列は、直接第2のアミノ酸配列もしくはヌク
レオチド配列と結合しているかまたは並べられていてもよく、あるいは、介在する配列が
第1の配列を第2の配列に結合させてもよい。「連結された」という用語は、第1のアミ
ノ酸配列の第2のアミノ酸配列に対する、そのC末端またはN末端での融合を意味するの
みならず、第1のアミノ酸配列(または第2のアミノ酸配列)全体の、第2のアミノ酸配
列(または第1のアミノ酸配列)中の任意の2のアミノ酸への挿入も包含する。一実施形
態において、第1のアミノ酸配列はペプチド結合またはリンカーによって第2のアミノ酸
配列に連結されている。第1のヌクレオチド配列はホスホジエステル結合またはリンカー
によって第2のヌクレオチド配列に連結することができる。上記リンカーは、ペプチドも
しくはポリペプチド(ポリペプチド鎖に対して)またはヌクレオチドもしくはヌクレオチ
ド鎖(ヌクレオチド鎖に対して)または任意の化学的部分(ポリペプチド及びポリヌクレ
オチド鎖の両方に対して)であってよい。「連結された」という用語はまた、ハイフン(
−)によっても示される。
酸鎖との間に形成された共有結合または非共有結合を指す。一実施形態において、「〜と
会合している」という用語は、非ペプチド結合である共有結合または非共有結合を意味す
る。この会合はコロン、すなわち(:)で表示してもよい。別の実施形態において、会合
はペプチド結合以外の共有結合を意味する。例えば、アミノ酸システインは、第2のシス
テイン残基上のチオール基とジスルフィド結合すなわちブリッジを形成することができる
チオール基を含む。殆どの天然起源のIgG分子においては、CH1及びCL領域はジス
ルフィド結合によって会合し、2の重鎖は、Kabat付番方式を用いた239及び24
2に対応する位置(EU付番方式では226位または229位)で2のジスルフィド結合
によって会合している。共有結合の例としては、ペプチド結合、金属結合、水素結合、ジ
スルフィド結合、シグマ結合、パイ結合、デルタ結合、グリコシド結合、アゴスチック結
合、曲がった結合、双極子結合、パイの逆結合、二重結合、三重結合、四重結合、五重結
合、六重結合、共役、超共役、芳香族性、ハプト数、または反結合が挙げられるが、これ
らに限定はされない。非共有結合の非限定的な例としては、イオン結合(例えば、カチオ
ン−パイ結合または塩結合)、金属結合、水素結合(例えば、二水素結合、二水素錯体、
低障壁水素結合、または対称水素結合)、ファンデルワールス力、ロンドン分散力、機械
的結合、ハロゲン結合、金親和性、インターカレーション、スタッキング、エントロピー
力、または化学的極性が挙げられる。
される部位を指す。ある特定の酵素切断部位は細胞内プロセシング部位を含む。一実施形
態において、ポリペプチドは、凝固カスケードの間に活性化される酵素によって切断され
る酵素切断部位を有しているので、かかる部位の切断は血餅形成の部位で起こる。例示的
なかかる部位としては、例えば、トロンビン、第XIa因子または第Xa因子によって認
識される部位が挙げられる。例示的なFXIa切断部位としては、例えば、TQSFDF
TR(配列番号166)及びSVSQTSKLTR(配列番号167)が挙げられる。例
示的なトロンビン切断部位としては、例えば、DFLAEGGGVR(配列番号168)
、TTKIKPR(配列番号169)、LVPRG(配列番号170)及びALRPR(
配列番号171)が挙げられる。他の酵素切断部位は本技術分野において公知である。
、ポリペプチドの翻訳後に作用する酵素の標的である、当該ポリペプチド中の一種の酵素
切断部位を指す。一実施形態において、かかる酵素はゴルジ内腔からトランス−ゴルジ区
画への輸送中に作用する。細胞内プロセシング酵素は、当該細胞からのタンパク質の分泌
の前にポリペプチドを切断する。かかるプロセッシング部位の例としては、PACE/フ
ューリン(PACEはPaired basic Amino acid Cleavi
ng Enzymeの頭字語である。)群のエンドペプチダーゼによって標的とされる部
位が挙げられる。これらの酵素はゴルジ膜に局在化しており、配列モチーフArg−[任
意の残基]−(LysまたはArgで)−Argのカルボキシ末端側でタンパク質を切断
する。本明細書では、「フューリン」群の酵素としては、例えば、PCSK1(PC1/
Pc3としても知られる)、PCSK2(PC2としても知られる)、PCSK3(フュ
ーリンもしくはPACEとしても知られる)、PCSK4(PC4としても知られる)、
PCSK5(PC5もしくはPC6としても知られる)、PCSK6(PACE4として
も知られる)、またはPCSK7(PC7/LPC、PC8、もしくはSPC7としても
知られる)が挙げられる。その他のプロセシング部位は本技術分野で公知である。本明細
書において言及される「プロセシング可能なリンカー」という用語は、細胞内プロセシン
グ部位を含むリンカーを指す。
あってもまたは異なっていてもよいことが理解されよう。
ング部位を含むリンカーを指し、該リンカーは本明細書の他の箇所に記載される。
レベルの測定値である。上記FIX血漿レベルは投与前の2の時点で測定することができ
る。すなわち、スクリーニングのための往訪時及び投与の直前である。あるいは、(a)
治療前のFIX活性が1%未満であり、検出可能なFIX抗原を有しておらず、且つナン
センス遺伝子型を有する対象におけるベースラインは0%と定義することができ、(b)
治療前のFIX活性が1%未満であり、且つ検出可能なFIX抗原を有する対象のベース
ラインは0.5%に設定することができ、(c)治療前のFIX活性が1〜2%である対
象のベースラインはCmin(PKの検討全体を通じて最低の活性)であり、及び(d)
治療前のFIX活性が2%以上である対象のベースラインは、2%に設定することができ
る。
とも1回の制御されない出血症状の発現があったことが判っている個人、制御されない出
血症状の発現を伴う疾患または障害、例えば出血性疾患または障害、例えば血友病Bであ
ると診断されている個人、制御されない出血症状の発現を起こしやすい個人、またはそれ
らの任意の組み合わせが挙げられる。対象としてはまた、特定の活動、例えば、外科手術
、スポーツ活動、または任意の激しい活動の前に、1または複数の制御されない出血症状
の発現の危険性がある個人も挙げることができる。上記対象のベースラインFIX活性は
、1%未満、0.5%未満、2%未満、2.5%未満、3%未満、または4%未満であっ
てよい。対象としては小児のヒトも挙げられる。小児のヒトの対象は、出生時〜20才、
好ましくは出生時〜18才、出生時〜16才、出生時〜15才、出生時〜12才、出生時
〜11才、出生時〜6才、出生時〜5才、出生時〜2才、及び2〜11才である。
度の低減;疾患経過の継続期間の短縮;疾患もしくは疾病に伴う1もしくは複数の症状の
改善;疾患もしくは疾病を有する対象に対する有益な効果の提供であって、必ずしも当該
疾患もしくは疾病の治癒を伴わない上記提供;または疾患もしくは疾病に伴う1もしくは
複数の症状の予防を指す。一実施形態において、「治療すること」または「治療」とは、
本発明の融合タンパク質を投与することによって、対象において、FIXのトラフレベル
を、少なくとも約1IU/dL、2IU/dL、3IU/dL、4IU/dL、5IU/
dL、6IU/dL、7IU/dL、8IU/dL、9IU/dL、10IU/dL、1
1IU/dL、12IU/dL、13IU/dL、14IU/dL、15IU/dL、1
6IU/dL、17IU/dL、18IU/dL、19IU/dL、または20IU/d
Lに維持することを意味する。別の実施形態において、治療することまたは治療とは、F
IXのトラフレベルを、約1〜約20IU/dL、約2〜約20IU/dL、約3〜約2
0IU/dL、約4〜約20IU/dL、約5〜約20IU/dL、約6〜約20IU/
dL、約7〜約20IU/dL、約8〜約20IU/dL、約9〜約20IU/dL、ま
たは約10〜約20IU/dLに維持することを意味する。疾患もしくは疾病の治療また
はそれらを治療することとは、対象におけるFIX活性を、非血友病の対象におけるFI
X活性の少なくとも約1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%
、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、または
20%に相当するレベルに維持することも包含する。治療に必要な最低限のトラフレベル
は1種または複数種の公知の方法によって測定することができ、それぞれの人に対して調
節(増加または減少)することができる。
如に起因する、自発的にまたは外傷の結果としてのいずれかで出血する傾向を特徴とする
、遺伝性または後天性の疾病を意味する。かかる障害の例としては血友病が挙げられる。
3種の主たる形態は血友病A(第VIII因子欠乏症)、血友病B(第IX因子欠乏症ま
たは「クリスマス病」)及び血友病C(第XI因子欠乏症、軽度の出血傾向)である。他
の止血障害としては、例えば、フォンビルブラント病、第XI因子欠乏症(PTA欠乏症
)、第XII因子欠乏症、フィブリノゲン、プロトロンビン、第V因子、第VII因子、
第X因子または第XIII因子の欠乏または構造上の異常、GPIbの欠損症または欠乏
症であるバーナード・スーリエ症候群が挙げられる。VWFの受容体であるGPIbは欠
損する場合があり、一次血餅形成(一次止血)の不足及び出血傾向の増加)、ならびにグ
ランツマン及びネーゲリの血小板無力症(グランツマン血小板無力症)に繋がる場合があ
る。(急性及び慢性の形態の)肝不全において、肝臓による凝固因子の産生が不十分にな
り、これが出血の危険性を高める場合がある。
現を指す。例えば、対象は、外傷、尿毒症、遺伝性出血障害(例えば、第VII因子欠乏
症)、血小板障害、または凝固因子に対する抗体の発生に起因する抵抗性を有する場合が
ある。
本発明は、FIXポリペプチド、及び該FIXポリペプチド内に挿入された少なくとも
1の異種部分、該FIXポリペプチドのC末端に融合された少なくとも1の異種部分、ま
たはそれらの両方を含むFIX融合タンパク質を対象とする。本FIX融合タンパク質は
、上記異種部分の挿入または該異種部分への融合後に、1または複数のFIX活性を保持
することができる。一実施形態において、上記FIX活性は凝血促進活性である。「凝血
促進活性」という用語は、天然FIXに代わって血液における凝固カスケードに関与する
、本発明のFIXタンパク質の能力を意味する。例えば、本発明の組換えFIXタンパク
質は、該タンパク質が、例えば発色アッセイにおいて試験される、第VIII因子(FV
III)の存在下で第X因子(FX)を活性化された第X因子(FXa)へと変換するこ
とができる場合に、凝血促進活性を有する。別の実施形態において、上記FIX活性はテ
ナーゼ複合体を生成する能力である。他の実施形態において、上記FIX活性はトロンビ
ン(または血餅)を生成する能力である。
を示す必要はない。実際、特定の態様において、本発明のFIXポリペプチドに挿入され
た異種部分は当該タンパク質の半減期または安定性を有意に増加させることができ、その
結果より低い活性は十分に許容される。したがって、ある特定の態様において、本発明の
FIX融合タンパク質は、天然FIXの凝血促進活性の少なくとも約10%、約20%、
約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%または約10
0%を有する。但し、いくつかの発明の実施形態において、本発明の組換えFIXタンパ
ク質は、FIXパドゥバR338L高活性変異体を含有するタンパク質に関して、天然F
IXの活性の100%よりも大きな活性、例えば、天然FIXの活性の少なくとも約10
5%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、18
0%、190%もしくは200%またはそれ以上を有する場合がある。
ことができる。FIXの上記活性は、血餅の生成を監視すること(凝固アッセイ)によっ
て凝固カスケードの下流で、またはFVIII−FIX複合体による活性化に続くFXの
酵素活性を直接測定すること(発色アッセイ)によって上流でのいずれかで測定すること
ができる(例えば、Barrowcliffe et al.,Semin.Throm
b.Haemost.28:247−56(2002);Lee et al.,Thr
omb.Haemost.82:1644−47(1999);Lippi et al
.,Clin.Chem.Lab.Med.45:2−12(2007)を参照されたい
。)。したがって、凝血促進活性は、発色基質アッセイ、凝固アッセイ(例えば、1段階
もしくは2段階凝固アッセイ)、またはそれらの両方を用いて測定することができる。発
色アッセイの機構は、活性化されたFIXがFVIII、リン脂質及びカルシウムイオン
の存在下でFXをFXaへと変換する血液凝固カスケードの原理に基づいている。FXa
活性はFXaに特異的なp−ニトロアニリド(pNA)基質の加水分解によって評価され
る。405nMで測定されるp−ニトロアニリンの初期放出速度は、FXa活性に、延い
ては当該試料中のFIX活性に正比例する。上記発色アッセイは、国際血栓症及び止血学
会(the International Society on Thrombosi
s and Hemostasis)(ISTH)の科学及び標準化委員会(the S
cientific and Standardization Committee)
(SSC)の第VIII因子及び第IX因子小委員会(the Factor VIII
and Factor IX Subcommittee)によって推奨されている。
iflinger及びDockalに対する米国出願公開第2010/0022445号
に開示されるアッセイが挙げられ、該公開公報はその全体が参照により本明細書に援用さ
れる。
熟FIXと比較され、ある特定の態様において、該活性が国際標準と比較される。
含んでいてもよく、または当該FIXタンパク質の特性を改善することができる部分であ
ってもよい。例えば、一態様において、本発明に有用な異種部分は、当該FIXタンパク
質の半減期を延長することができる部分、または当該FIXタンパク質の安定性を向上さ
せることができる部分であってもよい。本発明のFIX融合タンパク質は、当該FIXポ
リペプチド中に挿入または該ポリペプチドに融合された複数の異種部分を有していてもよ
い。一実施形態において、上記複数の異種部分は同一である。別の実施形態において、上
記複数の異種部分は異なる。他の実施形態において、上記異種部分は、XTEN、アルブ
ミン、アルブミン結合ペプチド、アルブミン結合性低分子、Fcドメイン、FcRn結合
パートナー、PAS、CTP、PEG、HES、PSA、またはそれらの任意の組み合わ
せからなる群より選択される。
メイン内に挿入され、ドメイン間には挿入されない。FIXポリペプチドは、複数のドメ
イン、例えば、γ−カルボキシグルタミン酸(GLA)ドメイン、上皮成長因子様1(E
GF1)ドメイン、上皮成長因子様2(EGF2)ドメイン、活性化ペプチド(AP)ド
メイン、EGF2ドメインとAPドメインとの間のリンカー、及び触媒ドメイン(例えば
、セリンプロテアーゼドメイン)を含む。FIX酵素前駆体は461のアミノ酸を含む。
すなわち、アミノ酸1〜28(配列番号3に対応する)がシグナルペプチドであり、アミ
ノ酸29〜46(配列番号3に対応する)がプロペプチドであり、その後に415のアミ
ノ酸のFIXタンパク質配列が続く。この415のプロセッシングを受けたFIXにおい
て、アミノ酸1〜145(配列番号1または配列番号2に対応する)はFIX軽鎖であり
、アミノ酸146〜180は活性化ペプチドであり、アミノ酸181〜415(配列番号
1または配列番号2に対応する)は触媒FIX重鎖である。上記軽鎖及び重鎖内で、GL
Aドメインは配列番号1または配列番号2のアミノ酸1〜46に対応し、EGF1ドメイ
ンは配列番号1または配列番号2のアミノ酸47〜84に対応し、EGF2ドメインは配
列番号1または配列番号2のアミノ酸85〜127に対応し、EGF2ドメインとAPド
メインとの間のリンカーは配列番号1または配列番号2のアミノ酸128〜145に対応
し、APドメインは配列番号1または配列番号2のアミノ酸146〜180に対応し、触
媒ドメインは配列番号1または配列番号2のアミノ酸181〜415に対応する。
は複数のドメイン内に挿入される。例えば、少なくとも1の異種部分、例えばXTENは
、GLAドメイン、EGF1ドメイン、EGF2ドメイン、APドメイン、EGF2ドメ
インとAPドメインとの間のリンカー、触媒ドメイン、及びそれらの任意の組み合わせか
らなる群より選択されるドメイン内に挿入されていてもよい。1つの特定の実施形態にお
いて、上記少なくとも1の異種部分、例えばXTENは、GLAドメイン、例えば配列番
号1または配列番号2のアミノ酸1〜46内に挿入される。1つの特定の実施形態におい
て、上記少なくとも1の異種部分、例えばXTENは、EGF1ドメイン、例えば配列番
号1または配列番号2のアミノ酸47〜83内に挿入される。1つの特定の実施形態にお
いて、上記少なくとも1の異種部分、例えばXTENは、EGF2ドメイン、例えば配列
番号1または配列番号2のアミノ酸84〜125内に挿入される。いくつかの実施形態に
おいて、上記少なくとも1の異種部分、例えばXTENは、EGF2ドメインとAPドメ
インとの間のリンカー、例えば配列番号1または配列番号2のアミノ酸132〜145内
に挿入される。1つの特定の実施形態において、上記少なくとも1の異種部分、例えばX
TENは、APドメイン、例えば配列番号1または配列番号2のアミノ酸146〜180
内に挿入される。いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分、例えばX
TENは、触媒ドメイン、例えば配列番号1または配列番号2のアミノ酸181〜415
内に挿入される。
てもよい。ある特定の実施形態において、少なくとも1の異種部分、例えばXTENが1
または複数のこれらの挿入部位に挿入されることによって、FIX活性を喪失することは
なく、及び/または当該FIXタンパク質の特性の向上を誘導する。例えば、少なくとも
1の異種部分が、配列番号2のアミノ酸103(すなわち、配列番号2のアミノ酸103
に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸105(すなわち、配列番
号2のアミノ酸105に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸14
2(すなわち、配列番号2のアミノ酸142に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列
番号2のアミノ酸149(すなわち、配列番号2のアミノ酸149に対応するアミノ酸の
隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸162(すなわち、配列番号2のアミノ酸162
に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸166(すなわち、配列番
号2のアミノ酸166に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸17
4(すなわち、配列番号2のアミノ酸174に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列
番号2のアミノ酸224(すなわち、配列番号2のアミノ酸224に対応するアミノ酸の
隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸226(すなわち、配列番号2のアミノ酸226
に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸228(すなわち、アミノ
酸228に対応するアミノ酸の隣接する下流)、配列番号2のアミノ酸413(すなわち
、配列番号2のアミノ酸413に対応するアミノ酸の隣接する下流)及びそれらの任意の
組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプ
チド内に挿入されていてもよく、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を示す。
のアミノ酸149、配列番号1または配列番号2のアミノ酸162、配列番号1または配
列番号2のアミノ酸166、配列番号1または配列番号2のアミノ酸174、及びそれら
の任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIX
ポリペプチド内に挿入される。別の実施形態において、上記異種部分、例えばXTENは
、配列番号1または配列番号2のアミノ酸224、配列番号1または配列番号2のアミノ
酸226、配列番号1または配列番号2のアミノ酸228、配列番号1または配列番号2
のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に
対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入される。他の実施形態において、上
記異種部分、例えばXTENは、配列番号1または配列番号2のアミノ酸103、配列番
号1または配列番号2のアミノ酸105、及びそれらの両方からなる群より選択されるア
ミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入される。別の実施形態にお
いて、上記異種部分、例えばXTENは、配列番号1または配列番号2のアミノ酸103
、配列番号1または配列番号2のアミノ酸142で当該FIXポリペプチド内に挿入され
る。
であってよい。例えば、上記XTENは、少なくとも約42のアミノ酸、少なくとも約7
2のアミノ酸、少なくとも約144のアミノ酸、少なくとも約288のアミノ酸、または
少なくとも約864のアミノ酸を含んでいてよい。いくつかの実施形態において、上記X
TENは、AE42、AG42、AE72、AG72、AE144、AG144、AE2
88、AG288、AE864、及びAG864からなる群より選択される。FIXポリ
ペプチド中に挿入されてもよい、または該ポリペプチドに融合されていてもよいXTEN
の非限定的な例は本明細書の他の箇所に挙げられる。
AG42が、配列番号1または2のアミノ酸103、配列番号1または2のアミノ酸10
5、配列番号1または2のアミノ酸142、配列番号1または2のアミノ酸149、配列
番号1または2のアミノ酸162、配列番号1または2のアミノ酸166、配列番号1ま
たは2のアミノ酸174、配列番号1または2のアミノ酸224、配列番号1または2の
アミノ酸226、配列番号1または2のアミノ酸228、配列番号1または2のアミノ酸
413及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入
部位で当該FIXポリペプチド内に挿入され、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性
を示す。
はAG72が、配列番号1または2のアミノ酸149、配列番号1または2のアミノ酸1
62、配列番号1または2のアミノ酸166、配列番号1または2のアミノ酸174、配
列番号1または2のアミノ酸224、配列番号1または2のアミノ酸226、配列番号1
または2のアミノ酸228、配列番号1または2のアミノ酸413及びそれらの任意の組
み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチ
ド内に挿入されるか、または上記XTENがC末端に融合され、当該FIX融合タンパク
質は凝血促進活性を示す。
またはAG144が、配列番号1または2のアミノ酸149、配列番号1または2のアミ
ノ酸162、配列番号1または2のアミノ酸166、配列番号1または2のアミノ酸17
4、配列番号1または2のアミノ酸224、配列番号1または2のアミノ酸226、配列
番号1または2のアミノ酸228、配列番号1または2のアミノ酸413及びそれらの任
意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリ
ペプチド内に挿入され、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を示す。
またはAG288が、配列番号1または2のアミノ酸149、配列番号1または2のアミ
ノ酸162、配列番号1または2のアミノ酸166、配列番号1または2のアミノ酸17
4、配列番号1または2のアミノ酸224、配列番号1または2のアミノ酸226、配列
番号1または2のアミノ酸228、配列番号1または2のアミノ酸413及びそれらの任
意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリ
ペプチド内に挿入され、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を示す。
たはAG8648が、配列番号1または2のアミノ酸149、配列番号1または2のアミ
ノ酸162、配列番号1または2のアミノ酸166、配列番号1または2のアミノ酸17
4、配列番号1または2のアミノ酸224、配列番号1または2のアミノ酸224、配列
番号1または2のアミノ酸226、配列番号1または2のアミノ酸228、配列番号1ま
たは2のアミノ酸413及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ
酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入され、当該FIX融合タンパク
質は凝血促進活性を示す。
融合された、またはそれらの両方である第2の異種部分、例えば第2のXTENを更に含
んでいてもよい。第2の異種部分は、配列番号1または2のアミノ酸103、配列番号1
または2のアミノ酸105、配列番号1または2のアミノ酸142、配列番号1または2
のアミノ酸149、配列番号1または2のアミノ酸162、配列番号1または2のアミノ
酸166、配列番号1または2のアミノ酸174、配列番号1または2のアミノ酸224
、配列番号1または2のアミノ酸226、配列番号1または2のアミノ酸228、配列番
号1または2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択され
るアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入されていてもよく、ま
たは第2のXTENは当該FIXポリペプチドのC末端に融合されている。いくつかの実
施形態において、第1のXTEN及び第2のXTENは、それぞれ、配列番号1または2
のアミノ酸105及び配列番号1または2のアミノ酸166;配列番号1または2のアミ
ノ酸105及び配列番号1または2のアミノ酸224;配列番号1または2のアミノ酸1
05及びC末端に融合された;配列番号1または2のアミノ酸166及び配列番号1また
は2のアミノ酸224;配列番号1または2のアミノ酸166及びC末端に融合された;
ならびに配列番号1または2のアミノ酸224及びC末端に融合されたからなる群より選
択される、配列番号1または2のアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド
内に挿入され及び/または当該FIXポリペプチドのC末端に融合される。一実施形態に
おいて、第1のXTENは配列番号1または2のアミノ酸166に対応する挿入部位で当
該FIXポリペプチド内に挿入されており、第2のXTENは当該FIXポリペプチドの
C末端に融合されている。
とも約36のアミノ酸、少なくとも約42のアミノ酸、少なくとも約72のアミノ酸、少
なくとも約144のアミノ酸、または少なくとも約288のアミノ酸を含んでいてもよい
。いくつかの実施形態において、第2のXTENは、6のアミノ酸、12のアミノ酸、3
6のアミノ酸、42のアミノ酸、72のアミノ酸、144のアミノ酸、または288のア
ミノ酸を含む。第2のXTENは、AE42、AE72、AE864、AE576、AE
288、AE144、AG864、AG576、AG288、AG144、及びそれらの
任意の組み合わせからなる群より選択されてもよい。1つの特定の実施形態において、第
2のXTENはAE72またはAE144である。
、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、
51、52、53、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸配
列と、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約9
5%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約9
9%、または約100%同一であるアミノ酸配列を含む。
または第6のXTENを更に含む。
プロペプチド配列を含まない、配列番号54〜配列番号153からなる群より選択される
配列と、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約
95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約
99%、または約100%同一であるアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態において
、本FIX融合タンパク質は、上記シグナルペプチド及びプロペプチド配列を含まない、
配列番号54〜配列番号153からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む。一実施形
態において、本FIX融合タンパク質は、上記シグナルペプチド及びプロペプチド配列を
含まない、配列番号119、120、121、及び123からなる群より選択される配列
と、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95
%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99
%、または約100%同一であるアミノ酸配列を含む。別の実施形態において、本FIX
融合タンパク質は、上記シグナルペプチド及びプロペプチド配列を含まない、配列番号1
19、120、123、121及び226または122からなる群より選択されるアミノ
酸配列を含む。いくつかの実施形態において、本FIX融合タンパク質は、上記シグナル
ペプチド及びプロペプチド配列を含まない、FIX−AP.72、FIX−AP.144
、FIX−CT.72、FIX−CT.144、FIX−AP.288及びFIX−CT
.288からなる群より選択される。
含む。いくつかの実施形態において、本FIX融合タンパク質は、FIXポリペプチド、
XTEN、及びFcドメイン(もしくはFcRn結合パートナー)またはその断片を含む
。いくつかの実施形態において、上記XTENは当該FIX内に挿入され、上記Fcドメ
イン(もしくはFcRn結合パートナー)またはその断片は当該FIXのC末端に融合さ
れる。いくつかの実施形態において、上記XTENは、表3に列挙される挿入部位から選
択される1または複数の挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入される。一実施形態
において、上記XTENは、配列番号1または2のアミノ酸103、配列番号1または2
のアミノ酸105、配列番号1または2のアミノ酸142、配列番号1または2のアミノ
酸149、配列番号1または2のアミノ酸162、配列番号1または2のアミノ酸166
、配列番号1または2のアミノ酸174、配列番号1または2のアミノ酸224、配列番
号1または2のアミノ酸226、配列番号1または2のアミノ酸228、及び配列番号1
または2のアミノ酸413からなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該
FIXポリペプチド内に挿入され、上記Fcドメイン(もしくはFcRn結合パートナー
)またはその断片は当該FIXのC末端に融合される。ある特定の実施形態において、上
記XTENは、配列番号1または2のアミノ酸105、配列番号1または2のアミノ酸1
66、及び配列番号1または2のアミノ酸224からなる群より選択されるアミノ酸に対
応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入され、上記Fcドメイン(もしくはF
cRn結合パートナー)またはその断片は当該FIXのC末端に融合される。いくつかの
実施形態において、上記XTENは、AE42、AE72、及びAE144から選択され
る。
ド鎖を含む。一実施形態において、本FIX融合タンパク質は2のポリペプチド鎖を含み
、第1のポリペプチド鎖はFcドメイン(またはFcRn結合パートナー)に融合された
当該FIXポリペプチドを含み、第2のポリペプチド鎖は第2のFcドメインを含み、第
1のFcドメイン(またはFcRn結合パートナー)と第2のFcドメイン(またはFc
Rn結合パートナー)とは共有結合によって会合している。
イン(またはFcRn結合パートナー)を含む単一のポリペプチド鎖を含む。1つの特定
の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、上記FIXポリペプチドと上記Fcド
メイン(またはFcRn結合パートナー)とを連結するリンカーを更に含む。別の実施形
態において、本FIX融合タンパク質は、FIXポリペプチド、Fcドメイン、及び第2
のFcドメイン(またはFcRn結合パートナー)を含む。1つの特定の実施形態におい
て、本FIX融合タンパク質は、上記Fcドメイン(またはFcRn結合パートナー)と
第2のFcドメイン(またはFcRn結合パートナー)とを連結するリンカーを更に含む
。別の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、FIXポリペプチド、Fcドメイ
ン(またはFcRn結合パートナー)、及び第2のFcドメイン(またはFcRn結合パ
ートナー)を含み、上記FIXポリペプチドはリンカーによって上記Fcドメイン(また
はFcRn結合パートナー)と連結している。別の実施形態において、本FIX融合タン
パク質は、FIXポリペプチド、Fcドメイン(またはFcRn結合パートナー)、及び
第2のFcドメイン(またはFcRn結合パートナー)を含み、上記FIXポリペプチド
は第1のリンカーによって上記Fcドメイン(またはFcRn結合パートナー)と連結し
、上記Fcドメイン(またはFcRn結合パートナー)はリンカーによって第2のFcド
メイン(またはFcRn結合パートナー)と連結している。ある特定の実施形態において
、本FIX融合タンパク質は、
(i) FIX(X)−F1、
(ii) FIX(X)−L1−F1、
(iii) FIX(X)−F1−F2、
(iv) FIX(X)−L1−F1−F2、
(v) FIX(X)−L1−F1−L2−F2、
(vi) FIX(X)−F1−L1−F2、
(vii) FIX(X)−F1:F2、
(viii) FIX(X)−L1−F1:F2、及び
(ix) それらの任意の組み合わせ
からなる群より選択される式を含み、式中、FIX(X)は1または複数の本明細書に記
載の挿入部位に挿入されたXTENを有するFIXポリペプチドであり、L1及びL2の
それぞれはリンカーであり、F1はFcドメインまたはFcRn結合パートナーであり、
F2は第2のFcドメインまたは第2のFcRn結合パートナーであり、(−)はペプチ
ド結合または1もしくは複数のアミノ酸であり、(:)は共有結合、例えばジスルフィド
結合である。
カーは開裂性であってもまたは非開裂性であってもよく、該リンカーは1または複数の細
胞内プロセシング部位を含んでいてもよい。上記リンカーの非限定的な例は本明細書の他
の箇所に記載される。任意の上記リンカーを用いて、FIXを異種部分(例えばXTEN
もしくはFc)と結合させてもよく、または第1の異種部分(例えば第1のFc)を第2
の異種部分(例えば第2のFc)と結合させてもよい。
の実施形態において、上記トロンビン切断部位はXVPRを含み、但し、Xは任意の脂肪
族アミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、またはイソロイシン)で
ある。1つの特定の実施形態において、上記トロンビン切断部位はLVPRを含む。いく
つかの実施形態において、上記リンカーは、SFLLRN(配列番号190)を含むPA
R1非活性部位相互作用モチーフを含む。いくつかの実施形態において、上記PAR1非
活性部位相互作用モチーフは、P、PN、PND、PNDK(配列番号191)、PND
KY(配列番号192)、PNDKYE(配列番号193)、PNDKYEP(配列番号
194)、PNDKYEPF(配列番号195)、PNDKYEPFW(配列番号196
)、PNDKYEPFWE(配列番号197)、PNDKYEPFWED(配列番号19
8)、PNDKYEPFWEDE(配列番号199)、PNDKYEPFWEDEE(配
列番号200)、PNDKYEPFWEDEES(配列番号201)、またはそれらの任
意の組み合わせから選択されるアミノ酸配列を更に含む。他の実施形態において、上記リ
ンカーはFXIa切断部位LDPRを含む。
TENを含む異種部分を含み、該XTENは、開裂性であっても開裂性でなくてもよいリ
ンカーによってまたはリンカーなしで当該FIXポリペプチドのC末端に融合しており、
且つ長さが42のアミノ酸よりも長く864のアミノ酸よりも短い、好ましくは長さが1
44のアミノ酸よりも短いアミノ酸配列を含む。上記XTENは、42、43、44、4
5、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58
、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、もしく
は71のアミノ酸よりも長く、140、139、138、137、136、135、13
4、133、132、131、130、129、128、127、126、125、12
4、123、122、121、120、119、118、117、116、115、11
4、113、112、111、110、109、108、107、106、105、10
4、103、102、101、100、99、98、97、96、95、94、93、9
2、91、90、89、88、87、86、85、84、83、82、81、80、79
、78、76、75、74、または73などのアミノ酸よりも短い、またはそれらの任意
の組み合わせであるアミノ酸配列を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、上
記XTENは長さが72のアミノ酸である。1つの特定の実施形態において、上記XTE
NはAE72である。別の実施形態において、上記XTENは、配列番号35と少なくと
も約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくと
も約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または1
00%同一であるアミノ酸配列を含む。
XTEN配列及び、開裂性であっても開裂性でなくてもよいリンカーによってまたはリン
カーなしで当該FIXポリペプチドのC末端に融合しているXTENを含む異種部分を含
む。いくつかの実施形態において、上記XTENは長さが864のアミノ酸よりも短く、
好ましくは長さが144のアミノ酸より短い。他の実施形態において、上記XTENは、
長さが244、140、130、120、110、100、90、80、または75のア
ミノ酸より短いアミノ酸配列を含む。
(i) FIX−X
(ii) FIX−L1−X
(iii) FIX(X)−X
(iv) FIX(X)−L1−X
(v) FIX(X)−L1:X
(vi) それらの任意の組み合わせ
からなる群より選択される式を含み、式中、FIXはFIXポリペプチドであり、FIX
(X)は1または複数の本明細書に記載の挿入部位中に挿入された少なくとも1のXTE
Nを有するFIXポリペプチドであり、(X)は42のアミノ酸よりも長く、144のア
ミノ酸よりも短いXTENあり、Xは42のアミノ酸よりも長く、864のアミノ酸より
も短い288のアミノ酸など、好ましくは144のアミノ酸よりも短いXTEN(例えば
、72のアミノ酸を有するXTEN)であり、L1はリンカーであり;(−)はペプチド
結合または1もしくは複数のアミノ酸であり、(:)は共有結合、例えばジスルフィド結
合である。
必要に応じて開裂性であってもまたは非開裂性であってもよく、該リンカーは1または複
数の細胞内プロセシング部位を含んでいてもよい。上記リンカーの非限定的な例は本明細
書の他の箇所に記載される。任意の上記リンカーを用いて、FIXを異種部分(例えばX
TENもしくはFc)と結合させてもよい。以下は多くの発明の実施形態に好適なリンカ
ーの非限定的な例である。
特定の実施形態において、上記トロンビン切断部位はXVPRを含み、但し、Xは、任意
の脂肪族アミノ酸(例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、またはイソロイシ
ン)である。1つの特定の実施形態において、上記トロンビン切断部位はLVPRを含む
。いくつかの実施形態において、上記リンカーは、SFLLRN(配列番号190)を含
むPAR1非活性部位相互作用モチーフを含む。いくつかの実施形態において、上記PA
R1非活性部位相互作用モチーフは、P、PN、PND、PNDK(配列番号191)、
PNDKY(配列番号192)、PNDKYE(配列番号193):PNDKYEP(配
列番号194)、PNDKYEPF(配列番号195)、PNDKYEPFW(配列番号
196)、PNDKYEPFWE(配列番号197)、PNDKYEPFWED(配列番
号198)、PNDKYEPFWEDE(配列番号199)、PNDKYEPFWEDE
E(配列番号200)、PNDKYEPFWEDEES(配列番号201)、またはそれ
らの任意の組み合わせから選択されるアミノ酸配列を更に含む。ある特定の他の実施形態
において、上記リンカーは、上記PAR1非活性部位相互作用モチーフに結合することが
できるLDPRを含むFXIa切断部位を含む。
第2のXTENを更に含んでいてもよい。第2のXTENは、本明細書に開示の挿入部位
を始めとする、但しこれらに限定されない、本FIX融合タンパク質の任意の部分に融合
または挿入されていてもよい。本FIX融合タンパク質は、第3のXTEN、第4のXT
EN、第5のXTEN、または第6のXTENを更に含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、本FIX融合タンパク質は、天然FIXの凝血促進活性の
少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、
少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、
少なくとも約90%または100%を有する。凝血促進活性は、発色基質アッセイ、1段
階凝固アッセイ、またはそれらの両方を含む、但しこれらに限定されない、本技術分野で
公知の任意の方法によって測定することができる。
ヒト第IX因子(FIX)は、血液凝固カスケードの内因系経路の重要な構成要素である
セリンプロテアーゼである。本明細書では、「第IX因子」すなわち「FIX」は、凝固
因子タンパク質ならびにその種変異体及び配列変異体を指し、ヒトFIX前駆体ポリペプ
チド(「プレプロ」)の461の単鎖アミノ酸配列、成熟ヒトFIXの415の単鎖アミ
ノ酸配列(配列番号1)、及びR338L FIX(パドゥバ)変異体(配列番号2)を
包含するが、これらに限定はされない。FIXは、血液凝固FIXの一般的な特性を有す
る任意の形態のFIX分子を包含する。本明細書では、「第IX因子」及び「FIX」は
、ドメインGla(γ−カルボキシグルタミン酸残基を含有する領域)、EGF1及びE
GF2(ヒト上皮増殖因子に相同な配列を含有する領域)、活性化ペプチド(「AP」、
成熟FIXのR136−R180残基によって形成される)、及びC末端プロテアーゼド
メイン(「プロ」)、または本技術分野で公知のこれらのドメインの同義語を含むポリペ
プチドを包含することを意図し、または当該の天然タンパク質の生物学的活性の少なくと
も一部を保持するトランケートされた断片または配列変異体であってもよい。FIXまた
は配列変異体は、米国特許第4,770,999号及び第7,700,734号に記載さ
れるようにクローニングされており、また、ヒト第IX因子をコードするcDNAは、単
離、特徴づけられ、発現ベクター中にクローニングされている(例えば、Choo et
al.,Nature 299:178−180(1982);Fair et al
.,Blood 64:194−204(1984);及びKurachi et al
.,Proc.Natl.Acad.Sci.,U.S.A.79:6461−6464
(1982)を参照のこと)。Simioni et al,2009によって特徴づけ
られたFIXの1つの特定の変異体であるR338L FIX(パドゥバ)変異体(配列
番号2)は機能獲得型突然変異を含み、該突然変異はパドゥバ変異体が天然FIXと比較
して活性が8倍近く増加することと関係がある(表1)。FIX変異体はまた、当該FI
XポリペプチドのFIX活性に影響を及ぼさない1または複数の保存的アミノ酸置換を有
する任意のFIXポリペプチドを包含してもよい。
ノ酸1〜28)のシグナルペプチド、グルタミン酸残基のガンマ−カルボキシル化に必要
な18のアミノ酸(アミノ酸29〜46)のプロペプチド、及び415のアミノ酸の成熟
第IX因子(配列番号1または2)からなるプレプロポリペプチド鎖(配列番号1)とし
て合成された55kDaのポリペプチドである。上記プロペプチドは、上記ガンマ−カル
ボキシグルタミン酸ドメインに対してN末端側の18のアミノ酸残基の配列である。上記
プロペプチドはビタミンK依存性ガンマカルボキシラーゼと結合し、次いで内因性プロテ
アーゼ、最も可能性が高いのはフューリンまたはPCSK3としても知られるPACE(
Paired basic Amino acid Cleaving Enzyme)
によってFIXの前駆体ポリペプチドから切断される。ガンマカルボキシル化が起こらな
ければ、Glaドメインがカルシウムに結合して、当該タンパク質を負に荷電したリン脂
質表面に固定するのに必要な正しい立体構造をとることができず、それによって第IX因
子の機能が損なわれる。カルボキシル化が行われたとしても、保持されたプロペプチドは
カルシウム及びリン脂質への最適な結合に必要なGlaドメインの立体構造の変化を妨害
することから、Glaドメインは、適正な機能を果たすためには上記プロペプチドの切断
にも依存している。ヒトにおいては、肝細胞によって、生成した成熟第IX因子が概略1
7重量%の炭水化物を含有する415のアミノ酸残基の単鎖タンパク質である不活性な酵
素前駆体として血流中に分泌される(Schmidt,A.E.,et al.(200
3) Trends Cardiovasc Med,13:39)。
、EGF2ドメイン、活性化ペプチド(AP)ドメイン、及びプロテアーゼ(または触媒
)ドメインである数種のドメインからなる。短いリンカーがEGF2ドメインをAPドメ
インに結合している。FIXは、それぞれR145〜A146及びR180〜V181に
よって形成される2の活性化ペプチドを含有する。活性化に続いて、上記単鎖FIXは2
の連鎖がジスルフィド結合によって連結された二本鎖分子となる。凝固因子を、該因子の
活性化ペプチドを置換することによって操作してもよく、その結果活性化特異性が変化す
る。哺乳類動物において、第IXa因子を産生するためには、成熟したFIXが活性化さ
れた第XI因子によって活性化される必要がある。FIXのFIXaへの活性化に際して
、上記プロテアーゼドメインがFIXの触媒活性を提供する。活性化された第VIII因
子(FVIIIa)が第FIXa因子の活性を完全に発現させるための特異的な補因子で
ある。
来の第IX因子を含み、内因性第IX因子と同様の構造的及び機能的特徴を有する。
44A3号は、4ページ、9〜30行及び15ページ、6〜31行に、ヘパリンによる阻
害に対する向上した抵抗性を示す変異体を開示する。国際公開第WO03/020764
A2号は、表2及び表3(14〜24ページ)及び12ページ、1〜27行に、低下した
T細胞免疫原性のFIX変異体を開示する。国際公開第WO2007/149406A2
号は、4ページ、1行〜19ページ、11行に、増加したタンパク質安定性、増加したイ
ンビボ及びインビトロ半減期、及びプロテアーゼに対する増加した耐性を示す、機能を有
する変異FIX分子を開示する。WO2007/149406A2も、19ページ、12
行〜20ページ、9行に、キメラ及び他の変異体FIX分子を開示する。国際公開第WO
08/118507A2号は、5ページ、14行〜6ページ、5行に、増加した凝固活性
を示すFIX変異体を開示する。国際公開第WO09/051717A2号は、9ページ
、11行〜20ページ、2行に、N結合及び/またはO結合グリコシル化部位の数が増加
し、その結果増加した半減期及び/または回収率を有するFIX変異体を開示する。国際
公開第WO09/137254A2号も、2ページ、段落[006]〜5ページ、段落[
011]及び16ページ、段落[044]〜24ページ、段落[057]に、グリコシル
化部位の数が増加した第IX因子変異体を開示する。国際公開第WO09/130198
A2号は、4ページ、26行〜12ページ、6行に、グリコシル化部位の数が増加し、そ
の結果半減期が増加した機能性変異体FIX分子を開示する。国際公開第WO09/14
0015A2号は、11ページ、段落[0043]〜13ページ、段落[0053]に、
ポリマー(例えばPEG)の複合化に用いることができるCys残基の数が増加した、機
能性FIX変異体を開示する。2011年7月11日に出願され、2012年1月12日
にWO2012/006624として公開された国際出願第PCT/US2011/04
3569号に記載のFIXポリペプチドも、その全体が参照により本明細書に援用される
。
ており、それらの多くが国際公開第WO09/137254A2号の11〜14ページ、
表5に開示される。かかる機能しない突然変異体は本発明には含まれないが、如何なる突
然変異体によって、機能性FIXポリペプチドが生じる可能性がより高いかまたはより低
いかに関する更なる指針を提供する。
部分)は、配列番号1または2に示される配列(配列番号1または2のアミノ酸1〜41
5)と少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少
なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも
99%、または100%同一であるアミノ酸配列を、あるいはプロペプチド配列と共に、
またはプロペプチド配列及びシグナル配列と共に(全長FIX)含む。別の実施形態にお
いて、上記FIXポリペプチドは、配列番号2に示される配列と少なくとも70%、少な
くとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも9
6%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または100%同一で
あるアミノ酸配列を含む。
活性は、1ミリリットルの正常なヒト血漿中のFIXの量にほぼ相当する。第IX因子活
性の測定には、1段階凝固アッセイ(活性化部分トロンボプラスチン時間、aPTT)、
トロンビン生成時間(TGA)及び回転トロンボエラストメトリー(ROTEM(登録商
標))を含むいくつかのアッセイが利用可能である。本発明は、ヒト、非ヒト霊長動物、
(家畜を含む)哺乳動物由来などの天然の、及びFIXの生物学的活性または生物学的機
能の少なくとも一部を保持している非天然配列変異体である、及び/または凝固因子関連
の疾患、欠乏、障害または疾病(例えば、外傷、外科手術に関連した凝固因子の欠乏の出
血症状の発現)の予防、治療、調節、または改善に有用な、FIX配列、配列断片に対す
る相同性を有する配列を企図する。ヒトFIXに対する相同性を有する配列は、NCBI
BLASTなどの標準的な相同性検索技法によって見出すことができる。
本発明のFIX融合タンパク質は、上記FIXポリペプチド内の1または複数の部位に
挿入された、C末端に融合された、またはそれらの両方である少なくとも1の異種部分を
有していてもよく、凝血促進活性を有し、且つ宿主細胞中、インビボまたはインビトロで
発現させることができる。「異種部分」は異種ポリペプチド部分、もしくは非ポリペプチ
ド部分、またはそれらの両方を含んでいてもよい。ある特定の態様において、上記異種部
分はXTENである。いくつかの態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、上記
FIXポリペプチド内の1または複数の部位に挿入された少なくとも1のXTENを含む
。他の態様において、FIX融合タンパク質は、上記FIXポリペプチド内の1または複
数の部位に挿入された少なくとも1の異種部分を含み、該異種部分は半減期を延長する部
分(例えば、インビボで半減期を延長する部分)である。
って、1または複数のこれらの同一の部位においてFIXタンパク質に融合される場合に
、半減期の延長を伴う体系化されていないまたは体系化された特性のいずれかを有する他
のペプチド及びポリペプチドを挿入することが可能になると考えられる。異種部分(例え
ば半減期を延長する部分)の非限定的な例としては、アルブミン、アルブミン断片、免疫
グロブリンのFc断片、FcRn結合パートナー、ヒト絨毛性ゴナドトロピンのβサブユ
ニットのC末端ペプチド(CTP)、HAP配列、トランスフェリン、米国特許出願第2
0100292130号のPASポリペプチド、ポリグリシンリンカー、ポリセリンリン
カー、ペプチドが挙げられ、50%未満〜50%超の異なる程度の二次構造を有する、グ
リシン(G)、アラニン(A)、セリン(S)、トレオニン(T)、グルタメート(E)
及びプロリン(P)から選択される2種のアミノ酸の、6〜40のアミノ酸の短いポリペ
プチドがとりわけ、FIXの上記特定された活性な挿入部位に挿入するのに適していると
思われる。
トロ半減期を増加させる。他の態様において、異種部分は本FIX融合タンパク質の可視
化及び位置の特定を容易にする。FIX融合タンパク質の可視化及び/または位置の特定
は、インビトロ、インビボ、エクスビボ、またはそれらの組み合わせとすることができる
。他の態様において、異種部分は本FIX融合タンパク質の安定性を増加させる。本明細
書では、「安定性」という用語は、本技術分野で認知された、環境条件(例えば、高いま
たは低い温度)に対して、本FIX融合タンパク質の1または複数の物理的特性が維持さ
れることの尺度を指す。ある特定の態様において、上記物理的特性は本FIX融合タンパ
ク質の共有結合構造の維持(例えば、タンパク質分解切断、不要な酸化または脱アミド化
がないこと)である。他の態様において、上記物理的特性は、本FIX融合タンパク質が
適切に折り畳まれた状態で存在していること(例えば、可溶性または不溶性の凝集体また
は沈殿物がないこと)である場合もある。一態様において、上記本FIX融合タンパク質
の安定性は、当該FIX融合タンパク質の生物物理学的特性、例えば、熱安定性、pH−
アンフォールディングプロファイル、グリカンの安定な除去、溶解性、生化学的機能(例
えば、他のタンパク質に結合する能力)など、及び/またはそれらの組み合わせをアッセ
イすることによって測定される。別の態様において、生化学的機能は相互作用の結合親和
性によって実証される。一態様において、タンパク質の安定性の1つの尺度は熱安定性、
すなわち熱負荷に対する耐性である。安定性は、HPLC(高速液体クロマトグラフィー
)、SEC(サイズ排除クロマトグラフィー)、DLS(動的光散乱)等の当該分野で公
知の方法を用いて測定することができる。熱安定性の測定方法としては、示差走査熱量測
定法(DSC)、示差走査蛍光光度法(DSF)、円偏光二色性(CD)、及び熱負荷ア
ッセイが挙げられるが、これらに限定はされない。
異種部分は当該FIX融合タンパク質の生化学的活性を保持する。特定の実施形態におい
て、上記異種部分はXTENである。一実施形態において、上記生化学的活性はFIX活
性であり、該活性は発色アッセイによって測定することができる。
端、またはN末端及びC末端の両方に位置するリンカーを介して挿入部位に間接的に挿入
されている。上記異種部分のN末端及びC末端のリンカーは同一であるかまたは異なって
いてもよい。いくつかの実施形態において、いくつかのリンカーが、上記異種部分の一方
または両方の末端にタンデムで隣接していてもよい。いくつかの実施形態において、上記
リンカーは「Gly−Serペプチドリンカー」である。「Gly−Serペプチドリン
カー」とという用語はグリシン及びセリン残基を含むペプチドを指す。
n(配列番号161)(但し、nは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、
20、25、30、35、40、46、50、55、60、70、80、90、または1
00に等しいかそれ以上の整数)が挙げられるが、これに限定はされない。一実施形態に
おいて、n=1、すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)(配列番号161)であ
る。一実施形態において、n=2、すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)2(配
列番号162)である。別の実施形態において、n=3、すなわち、上記リンカーは(G
ly4Ser)3(配列番号172)である。別の実施形態において、n=4、すなわち
、上記リンカーは(Gly4Ser)4(配列番号173)である。別の実施形態におい
て、n=5、すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)5(配列番号174)である
。更に別の実施形態において、n=6、すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)6
(配列番号175)である。別の実施形態において、n=7、すなわち、上記リンカーは
(Gly4Ser)7(配列番号176)である。更に別の実施形態において、n=8、
すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)8(配列番号177)である。別の実施形
態において、n=9、すなわち、上記リンカーは(Gly4Ser)9(配列番号178
)である。更に別の実施形態において、n=10、すなわち、上記リンカーは(Gly4
Ser)10(配列番号179)である。
r)n(配列番号180)(但し、nは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
5、20、25、30、35、40、46、50、55、60、70、80、90、また
は100に等しいかそれ以上の整数)を含む。一実施形態において、n=1、すなわち、
上記リンカーはSer(Gly4Ser)(配列番号180)である。一実施形態におい
て、n=2、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4Ser)2(配列番号181)
である。別の実施形態において、n=3、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4S
er)3(配列番号182)である。別の実施形態において、n=4、すなわち、上記リ
ンカーはSer(Gly4Ser)4(配列番号183)である。別の実施形態において
、n=5、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4Ser)5(配列番号184)で
ある。更に別の実施形態において、n=6、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4
Ser)6(配列番号185)である。更に別の実施形態において、n=7、すなわち、
上記リンカーはSer(Gly4Ser)7(配列番号186)である。更に別の実施形
態において、n=8、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4Ser)8(配列番号
187)である。更に別の実施形態において、n=9、すなわち、上記リンカーはSer
(Gly4Ser)9(配列番号188)である。更に別の実施形態において、n=10
、すなわち、上記リンカーはSer(Gly4Ser)10(配列番号189)である。
された1の異種部分を含む。他の態様において、FIX融合タンパク質は、表7に列挙さ
れた2の挿入部位に挿入された2の異種部分を含む。ある特定の実施形態において、上記
2の異種部分は、表8に列挙された2の挿入部位に挿入される。ある特定の態様において
、FIX融合タンパク質は、表7に列挙された3の挿入部位に挿入された3の異種部分を
含む。ある特定の態様において、FIX融合タンパク質は、表7に列挙された4の挿入部
位に挿入された4の異種部分を含む。ある特定の態様において、FIX融合タンパク質は
、表7に列挙された5の挿入部位に挿入された5の異種部分を含む。ある特定の態様にお
いて、FIX融合タンパク質は、表7に列挙された6の挿入部位に挿入された6の異種部
分を含む。いくつかの態様において、上記全ての挿入された異種部分は同一である。他の
態様において、上記挿入された異種部分の少なくとも1は、残余の挿入された異種部分と
異なる。
本発明の融合タンパク質の物理的または化学的特性、例えば薬物動態に影響を与えること
ができる。特定の実施形態において、FIXタンパク質に連結した上記異種部分は、少な
くとも1種の薬物動態学的特性増加させ、例えば、増加した終末相半減期または増加した
曲線下面積(AUC)とし、その結果、本明細書に記載の融合タンパク質は、野生型FI
Xまたは当該異種部分をもたない対応するFIXと比較して、長い期間インビボに留まる
。更なる実施形態において、本発明に用いられるXTEN配列は、少なくとも1種の薬物
動態学的特性、例えば、終末相半減期の増加、皮下投与に対する回収率の増加及び/また
は生物学的利用能の増加、曲線下面積(AUC)の増加を増加させ、その結果、本明細書
に記載の融合タンパク質は、野生型FIXまたは当該異種部分をもたない対応するFIX
と比較して、長い期間インビボに留まる。
分は、限定はされないが、アルブミン、免疫グロブリンFc領域、XTEN配列、ヒト絨
毛性ゴナドトロピンのβサブユニットのC末端ペプチド(CTP)、PAS配列、HAP
配列、トランスフェリン、アルブミン結合部分、またはこれらのポリペプチドの任意の断
片、誘導体、変異体、もしくは組み合わせを含む。ある特定の態様において、本発明のF
IX融合タンパク質は半減期を増加させる異種ポリペプチドを含み、該異種ポリペプチド
はXTEN配列である。他の関連する態様において、異種部分は、ポリエチレングリコー
ル(PEG)、ヒドロキシエチルデンプン(HES)、ポリシアル酸、またはこれらの部
分の任意の誘導体、変異体、もしくは組み合わせなどの非ポリペプチド部分のための結合
部位を含んでいてもよい。
合化している。上記ポリマーは水溶性または非水溶性であってよい。該ポリマーは、共有
結合もしくは非共有結合でFIXまたはFIXに複合化した他の部分に結合していてもよ
い。上記ポリマーの非限定的な例としては、ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(ビニル
ピロリドン)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリオキサゾリン、またはポリ(アクリロイ
ルモルホリン)であってよい。
上の異種部分を含み、該異種部分は、それぞれ同一または異なる分子であってよい。いく
つかの実施形態において、本FIX融合タンパク質は1または複数のXTENを含む。他
の実施形態において、本FIX融合タンパク質は1または複数のXTEN及び1または複
数のFcドメインを含む。1つの特定の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、
上記FIX内に挿入されたXTEN及び該FIXのC末端に融合されたFcを含んでいて
もよい。
8Lと比較して増加したインビボ半減期を有し得る。いくつかの実施形態において、本F
IX融合タンパク質は、上記異種部分をもたない天然FIXと比較して、または上記異種
部分をもたないFIX R338Lと比較して、少なくとも約1.5倍、少なくとも約2
倍、少なくとも約3倍、または少なくとも約4倍長いインビボ半減期を有することができ
る。1つの特定の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、上記異種部分をもたな
い上記FIXポリペプチドよりも2倍を超える長さのインビボ半減期を有する。
ないFIXポリペプチドのインビボ半減期よりも、少なくとも約5時間、少なくとも約6
時間、少なくとも約7時間、少なくとも約8時間、少なくとも約9時間、少なくとも約1
0時間、少なくとも約11時間、少なくとも約12時間、少なくとも約13時間、少なく
とも約14時間、少なくとも約15時間、少なくとも約16時間、少なくとも約17時間
、少なくとも約18時間、少なくとも約19時間、少なくとも約20時間、少なくとも約
21時間、少なくとも約22時間、少なくとも約23時間、少なくとも約24時間、少な
くとも約25時間、少なくとも約26時間、少なくとも約27時間、少なくとも約28時
間、少なくとも約29時間、少なくとも約30時間、少なくとも約31時間、少なくとも
約32時間、少なくとも約33時間、または少なくとも約34時間長くてもよい。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分はXTENである。本明細
書では、「XTEN配列」とは、生理学的条件下で二次または三次構造をとることがない
またはその程度が小さい配列を有する、主として小さな親水性アミノ酸からなる、非天然
起源の、実質的に非反復配列を有する、長尺のポリペプチドを指す。XTENは、融合タ
ンパク質のパートナーとして、本発明のFIX配列に連結されて融合タンパク質を創生し
た場合に、ある特定の所望の薬物動態学的、物理化学的及び薬学的特性を与える運搬体と
して作用することができる。かかる望ましい特性としては向上した薬物動態学的パラメー
タ及び溶解特性が挙げられるが、これらに限定されるものではない。本明細書では、「X
TEN」には、詳細には、単鎖抗体または軽鎖もしくは重鎖のFc断片などの抗体あるい
は抗体断片は含まれない。
た少なくとも1のXTENまたはその断片、変異体、もしくは誘導体を含み、本FIX融
合タンパク質は凝血促進活性を有し、且つ宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現
させることができる。ある特定の態様において、2の上記異種部分がXTEN配列である
。いくつかの態様において、3の上記異種部分がXTEN配列である。いくつかの態様に
おいて、4の上記異種部分がXTEN配列である。いくつかの態様において、5の上記異
種部分がXTEN配列である。いくつかの態様において、6の上記異種部分がXTEN配
列である。
40、50、60、70、80、90、100、150、200、250、300、35
0、400、450、500、550、600、650、700、750、800、85
0、900、950、1000、1200、1400、1600、1800、または20
00よりも多いアミノ酸残基を有するペプチドまたはポリペプチドである。ある特定の実
施形態において、XTENは、約20を超えて約3000までのアミノ酸残基、30を超
えて約2500までの残基、40を超えて約2000までの残基、50を超えて約150
0までの残基、60を超えて約1000までの残基、70を超えて約900までの残基、
80を超えて約800までの残基、90を超えて約700までの残基、100を超えて約
600までの残基、110を超えて約500までの残基、または120を超えて約400
までの残基を有するペプチドまたはポリペプチドである。1つの特定の実施形態において
、上記XTENは、長さが42のアミノ酸よりも長く且つ144のアミノ酸よりも短いア
ミノ酸配列を含む。
または該配列モチーフと少なくとも80%、90%、91%、92%、93%、94%、
95%、96%、97%、98%、または99%同一であるアミノ酸配列を含んでいても
よく、上記モチーフは、グリシン(G)、アラニン(A)、セリン(S)、トレオニン(
T)、グルタメート(E)及びプロリン(P)からなる群より選択される4〜6種のアミ
ノ酸(例えば5種のアミノ酸)を含む、上記アミノ酸から本質的に構成される、または上
記アミノ酸から構成される。US2010−0239554A1を参照されたい。
あって、該配列の約80%、または少なくとも約85%、または少なくとも約90%、ま
たは約91%、または約92%、または約93%、または約94%、または約95%、ま
たは約96%、または約97%、または約98%、または約99%または約100%が、
表2Aから選択される単一モチーフファミリーから選択される非オーバーラッピング配列
の複数のユニットからなり、その結果ファミリーモチーフとなる上記非オーバーラッピン
グ配列モチーフを含む。本明細書では、「ファミリー」とは、上記XTENが、表2Aの
単一モチーフカテゴリー、すなわち、AD、AE、AF、AG、AM、AQ、BC、また
はBD XTENのみから選択されるモチーフを有すること、及びファミリーモチーフに
属さない当該XTEN中の他のアミノ酸が、コード化ヌクレオチドによる制限部位の組み
込み、切断部位の組み込みを可能にするなどの必要な特性を実現するように、またはFI
Xへのより良好な連結を実現するように選択されることを意味する。XTENファミリー
のいくつかの実施形態において、XTEN配列は、ADモチーフファミリーの、またはA
Eモチーフファミリーの、またはAFモチーフファミリーの、またはAGモチーフファミ
リーの、またはAMモチーフファミリーの、またはAQモチーフファミリーの、またはB
Cファミリーの、またはBDファミリーのモチーフファミリーの非オーバーラッピング配
列モチーフの複数のユニットを含み、得られるXTENは上記の範囲の相同性を示す。他
の実施形態において、上記XTENは表2Aのモチーフファミリーの2つ以上のモチーフ
配列の複数のユニットを含む。これらの配列を選択して、以下により詳細に説明する、当
該モチーフのアミノ酸組成によって付与される、正味電荷、親水性、二次構造をとらない
こと、または反復性がないことなどの特性を含む、所望の物理的/化学的特性を実現する
ことができる。本段落に上述の実施形態において、上記XTENに組み込まれるモチーフ
を、本明細書に記載の方法を用いて選択し且つ組み立てて、約36〜約3000のアミノ
酸残基のXTENを得ることができる。
い。一実施形態において、上記XTEN配列(複数可)の長さは本融合タンパク質におい
て達成されるべき特性または機能に基づいて選択される。XTENは、意図する特性また
は機能に応じて、短いもしくは中間の長さの配列または、運搬体としての役割を果たすこ
とができるより長い配列であってもよい。ある特定の実施形態において、上記XTENは
、約6〜約99アミノ酸残基の短いセグメント、約100〜約399のアミノ酸残基の中
間の長さ、ならびに約400〜約1000の及び最大で約3000のアミノ酸残基のより
長い長さを含む。したがって、FIX中に挿入されたまたはFIXに連結された上記XT
ENは、長さが、約6、約12、約36、約40、約42、約72、約96、約144、
約288、約400、約500、約576、約600、約700、約800、約864、
約900、約1000、約1500、約2000、約2500、または最大で3000の
アミノ酸残基の長さであってよい。他の実施形態において、上記XTEN配列は、長さが
、約6〜約50、約50から約100、約100〜150、約150〜250、約250
〜400、約400〜約500、約500〜約900、約900〜1500、約1500
〜2000、または約2000〜約3000のアミノ酸残基である。FIX中に挿入され
たまたはFIXに連結されたXTENの正確な長さは、上記FIXの活性に悪影響を与え
ることなく変化し得る。一実施形態において、本明細書で用いられる1または複数のXT
ENは、42のアミノ酸、72のアミノ酸、144のアミノ酸、288のアミノ酸、57
6のアミノ酸、または864のアミノ酸の長さを有し、且つ上記XTENファミリー配列
、すなわち、AD、AE、AF、AG、AM、AQ、BCまたはBDの1または複数から
選択することができる。
2、AE48、AM48、AE72、AG72、AE108、AG108、AE144、
AF144、AG144、AE180、AG180、AE216、AG216、AE25
2、AG252、AE288、AG288、AE324、AG324、AE360、AG
360、AE396、AG396、AE432、AG432、AE468、AG468、
AE504、AG504、AF504、AE540、AG540、AF540、AD57
6、AE576、AF576、AG576、AE612、AG612、AE624、AE
648、AG648、AG684、AE720、AG720、AE756、AG756、
AE792、AG792、AE828、AG828、AD836、AE864、AF86
4、AG864、AM875、AE912、AM923、AM1318、BC864、B
D864、AE948、AE1044、AE1140、AE1236、AE1332、A
E1428、AE1524、AE1620、AE1716、AE1812、AE1908
、AE2004A、AG948、AG1044、AG1140、AG1236、AG13
32、AG1428、AG1524、AG1620、AG1716、AG1812、AG
1908、AG2004、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される配列
と、少なくとも60%、70%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、9
4%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%同一である。US20
10−0239554A1を参照されたい。1つの特定の実施形態において、上記XTE
Nは、AE42、AE72、AE144、AE288、AE576、AE864、AG4
2、AG72、AG144、AG288、AG576、AG864、またはそれらの任意
の組み合わせを含む。
配列番号34)、AE72(配列番号35)、AE78(配列番号218)、AE144
(配列番号36)、AE144_2A(配列番号37)、AE144_3B(配列番号3
8)、AE144_4A(配列番号39)、AE144_5A(配列番号40)、AE1
44_6B(配列番号41)、AG144(配列番号42)、AG144_A(配列番号
43)、AG144_B(配列番号44)、AG144_C(配列番号45)、AG14
4_F(配列番号46)、AE288(配列番号47)、AE288_2(配列番号48
)、AG288(配列番号49)、AE576(配列番号50)、AG576(配列番号
51)、AE864(配列番号52)、AG864(配列番号53)、XTEN_AE7
2_2A_1(配列番号202)、XTEN_AE72_2A_2(配列番号203)、
XTEN_AE72_3B_1(配列番号204)、XTEN_AE72_3B_2(配
列番号205)、XTEN_AE72_4A_2(配列番号206)、XTEN_AE7
2_5A_2(配列番号207)、XTEN_AE72_6B_1(配列番号208)、
XTEN_AE72_6B_2(配列番号209)、XTEN_AE72_1A_1(配
列番号210)、XTEN_AE72_1A_2(配列番号211)、XTEN_AE1
44_1A(配列番号212)、AE150(配列番号213)、AG150(配列番号
214)、AE294(配列番号215)、AG294(配列番号216)、及びそれら
の任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも60%、70%
、80%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である
。
、アラニン(A)、セリン(S)、トレオニン(T)、グルタメート(E)及びプロリン
(P)から選択され、または該配列の100%未満が、表2Aの配列モチーフまたは表2
BのXTEN配列からなる。かかる実施形態において、上記XTENの残余のアミノ酸残
基は、その他の14種の天然L−アミノ酸のいずれかから選択されるが、上記XTEN配
列が少なくとも約90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、
98%、または少なくとも約99%の親水性アミノ酸を含有するように、親水性アミノ酸
から優先的に選択されてもよい。上記複合化構築物において利用される上記XTEN中の
疎水性アミノ酸の含有量は、5%未満、または2%未満、または1%未満の疎水性アミノ
酸含有量であってよい。XTENの構築においてあまり好ましくない疎水性残基としては
、トリプトファン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、バリン、及
びメチオニンが挙げられる。また、XTEN配列中の以下のアミノ酸、すなわち、メチオ
ニン(例えば、酸化を回避するため)、またはアスパラギン及びグルタミン(脱アミド化
を回避するため)の含有量は、5%未満もしくは4%未満もしくは3%未満もしくは2%
未満もしくは1%未満であってもよく、またはXTENは上記アミノ酸を含まなくてもよ
い。
(配列番号34)、AE72(配列番号35)、AE78(配列番号218)、AE14
4(配列番号36)、AE144_2A(配列番号37)、AE144_3B(配列番号
38)、AE144_4A(配列番号39)、AE144_5A(配列番号40)、A1
44_6B(配列番号41)、AG144(配列番号42)、AG144_A(配列番号
43)、AG144_B(配列番号44)、AG144_C(配列番号45)、AG14
4_F(配列番号46)、AE288(配列番号47)、AE288_2(配列番号48
)、AG288(配列番号49)、AE576(配列番号50)、AG576(配列番号
51)、AE864(配列番号52)、AG864(配列番号53)、XTEN_AE7
2_2A_1(配列番号202)、XTEN_AE72_2A_2(配列番号203)、
XTEN_AE72_3B_1(配列番号204)、XTEN_AE72_3B_2(配
列番号205)、XTEN_AE72_4A_2(配列番号206)、XTEN_AE7
2_5A_2(配列番号207)、XTEN_AE72_6B_1(配列番号208)、
XTEN_AE72_6B_2(配列番号209)、XTEN_AE72_1A_1(配
列番号210)、XTEN_AE72_1A_2(配列番号211)、XTEN_AE1
44_1A(配列番号212)、AE150(配列番号213)、AG150(配列番号
214)、AE294(配列番号215)、AG294(配列番号216)、及びそれら
の任意の組み合わせからなる群より選択される。特定の実施形態において、上記XTEN
配列は、AE72、AE144、及びAE288からなる群より選択される。本発明の特
定のXTEN配列のアミノ酸配列を表2Bに示す。
質の物理的または化学的特性、例えば薬物動態に影響を及ぼす。本発明で用いられるXT
EN配列は、以下の有利な特性、すなわち、立体構造の柔軟性、水に対する高い溶解性、
高いプロテアーゼ耐性、低免疫原性、哺乳動物の受容体への低結合性、または流体力学的
(またはストークス)半径の増加の1種または複数種を示すことができる。特定の実施形
態において、本発明におけるFIXタンパク質に連結されたXTEN配列は、より長い終
末相半減期、増加した生物学的利用能または曲線下面積(AUC)など、薬物動態学的特
性を増加させ、その結果、本明細書に記載のタンパク質は、野生型FIXと比較して、長
い期間インビボに留まる。更なる実施形態において、本発明に用いられるXTEN配列は
、より長い終末相半減期または曲線下面積(AUC)の増加などの薬物動態学的特性を増
加させ、その結果、FIXタンパク質は、野生型FIXと比較して、長い期間インビボに
留まる。
、FIX R338L、もしくは上記XTENをもたない対応するFIXタンパク質より
も少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約3倍、または少なくとも約4
倍長いインビボ半減期を示す。1つの特定の実施形態において、本FIX融合タンパク質
のインビボ半減期は、異種部分をもたないFIXポリペプチドよりも2倍を超えて長い場
合がある。
プチドのインビボ半減期よりも、少なくとも約5時間、少なくとも約6時間、少なくとも
約7時間、少なくとも約8時間、少なくとも約9時間、少なくとも約10時間、少なくと
も約11時間、少なくとも約12時間、少なくとも約13時間、少なくとも約14時間、
少なくとも約15時間、少なくとも約16時間、少なくとも約17時間、少なくとも約1
8時間、少なくとも約19時間、少なくとも約20時間、少なくとも約21時間、少なく
とも約22時間、少なくとも約23時間、少なくとも約24時間、少なくとも約25時間
、少なくとも約26時間、少なくとも約27時間、少なくとも約28時間、少なくとも約
29時間、少なくとも約30時間、少なくとも約31時間、少なくとも約32時間、少な
くとも約33時間、または少なくとも約34時間長いインビボ半減期を示す。
法及びアッセイを用いることができる。かかる方法としては、分析用遠心法、EPR、H
PLC−イオン交換、サイズ排除HPLC、逆相HPLC、光散乱、キャピラリー電気泳
動、円二色性、示差走査熱量測定、蛍光分析、イオン交換HPLC、サイズ排除HPLC
、IR、NMR、ラマン分光法、屈折率測定、及びUV/可視分光法が挙げられるが、こ
れらに限定はされない。更なる方法がAmau et al.,Prot Expr a
nd Purif 48,1−13(2006)に開示される。
239554A1号、第2010/0323956A1号、第2011/0046060
A1号、第2011/0046061A1号、第2011/0077199A1号、もし
くは第2011/172146A1号、または国際特許公開第WO2010091122
A1号、第WO2010144502A2号、第WO2010144508A1号、第W
O2011028228A1号、第WO2011028229A1号、第WO20110
28344A2号、第WO2014/011819A2号、または第2015/0238
91号に記載される。
IXのC末端に融合されているか、またはそれらの両方である1または複数のXTEN配
列を含む。一実施形態において、上記1または複数のXTEN配列はGLAドメイン内に
挿入されている。別の実施形態において、上記1または複数のXTEN配列はEGF1ド
メイン内に挿入されている。他の実施形態において、上記1または複数のXTEN配列は
EGF2内に挿入されている。更に他の実施形態において、上記1または複数のXTEN
配列はAP内に挿入されている。更に他の実施形態において、上記1または複数のXTE
N配列は触媒ドメイン内に挿入されている。いくつかの実施形態において、上記1または
複数のXTEN配列は上記FIXのC末端に融合されている。
た1または複数のXTEN配列を含む。他の態様において、FIX融合タンパク質は、表
7に列挙される2の挿入部位に挿入された2のXTEN配列を含む。ある特定の態様にお
いて、上記2のXTEN配列は表8に列挙される2の挿入部位に挿入されている。ある特
定の態様において、FIX融合タンパク質は、表7に列挙される3の挿入部位に挿入され
た3のXTEN配列を含む。ある特定の態様において、FIX融合タンパク質は、表7に
列挙される4の挿入部位に挿入された4のXTEN配列を含む。ある特定の態様において
、FIX融合タンパク質は、表7に列挙される5の挿入部位に挿入された5のXTEN配
列を含む。ある特定の態様において、FIX融合タンパク質は、表7に列挙される6の挿
入部位に挿入された6のXTEN配列を含む。いくつかの態様において、全ての上記挿入
されたXTEN配列は同一である。他の態様において、少なくとも1の上記挿入されたX
TEN配列は残余の挿入されたXTEN配列と異なる。
列番号2のアミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149
、配列番号2のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸1
74、配列番号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ
酸228、配列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より
選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で当該FIXポリペプチド内に挿入された1のX
TENを含み、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を示す。いくつかの態様におい
て、FIX融合タンパク質は、配列番号2のアミノ酸103、配列番号2のアミノ酸10
5、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149、配列番号2のアミノ酸
162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174、配列番号2のアミ
ノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ酸228、配列番号2の
アミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に対
応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に第2のXTENを含むか、または第2のX
TENは上記FIXポリペプチドのC末端に融合され、当該FIX融合タンパク質は凝血
促進活性を示す。1つの特定の態様において、FIX融合タンパク質は、当該FIXのC
末端に融合された1のXTEN配列を含み、該XTENは、長さが42のアミノ酸よりも
長く且つ144のアミノ酸よりも短いアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分は、Fc領域(例えば、F
cRn結合パートナー)またはその断片である。ある特定の態様において、本発明のFI
X融合タンパク質は、当該FIX内に挿入された、該FIXのC末端に融合された、また
はそれらの両方である少なくとも1のFc領域(例えば、FcRn結合パートナー)を含
み、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を有し、且つ宿主細胞中、インビボまたは
インビトロで発現させることができる。本明細書では、「Fc」または「Fc領域」とは
、別段の明示がない限り、Fcドメイン、その変異体、または断片を含む機能性胎児性F
c受容体(FcRn)結合パートナーであってもよい。FcRn結合パートナーは、Fc
Rn受容体が特異的に結合することができ、その結果として生じる、アルブミンを始めと
する、但しそれには限定されない、当該FcRn結合パートナーのFcRn受容体による
能動輸送を伴う任意の分子である。したがって、Fcという用語は、機能性である、Ig
G Fcの任意の変異体を包含する。上記FcRn受容体に結合するIgGのFc部分の
領域は、X線結晶学に基づいて記載されている(その全体が参照により本明細書に組み込
まれる、Burmeister et al.,Nature 372:379(199
4))。上記Fcの上記FcRnとの主要な接触領域はCH2ドメインとCH3ドメイン
との接合部の近傍である。Fc−FcRnの接触部は全て単一のIg重鎖内である。Fc
Rn結合パートナーとしては、全IgG、IgGのFc断片、及びFcRnの完全な結合
領域を含むIgGの他の断片が挙げられるが、これらに限定はされない。Fcは、免疫グ
ロブリンのヒンジ領域を伴なってまたは伴わずに免疫グロブリンのCH2ドメイン及びC
H3ドメインを含んでいてもよい。融合タンパク質中でFc領域の所望の特性、例えば、
半減期、例えばインビボ半減期の増加を維持するFc断片、変異体、または誘導体も含ま
れる。無数の突然変異体、断片、変異体及び誘導体が、例えば、PCT公開第WO201
1/069164A2号、第WO2012/006623A2号、第WO2012/00
6635A2号、または第WO2012/006633A2号等に記載されており、これ
らは全て、それらの全体が本明細書に参照により援用される。
該ポリペプチドのC末端に融合されているか、またはその両方であってよい。いくつかの
実施形態において、上記Fcドメインは上記FIXポリペプチドに融合されている。いく
つかの実施形態において、上記Fcドメインは、XTENなどの、上記FIX内に挿入さ
れているかまたは上記XTENのC末端に融合されている別の異種部分に融合されている
。いくつかの実施形態において、本FIX融合タンパク質は第2のFcドメインを含む。
第2のFcドメインは、例えば、1または複数の共有結合を介して第1のFcドメインと
会合していてもよい。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分は、アルブミン、アルブミ
ン結合ドメイン、もしくはアルブミン結合低分子、またはそれらの変異体、誘導体もしく
は断片である。特定の態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、上記FIX内に
挿入された、上記FIXのC末端に融合された、またはそれらの両方である少なくとも1
のアルブミンポリペプチドまたはその断片、変異体、もしくは誘導体を含み、当該FIX
融合タンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現さ
せることができる。ヒト血清アルブミン(HSAまたはHA)は、その完全長の形態で6
09のアミノ酸のタンパク質であり、血清の浸透圧の相当部分を担い、且つ内因性及び外
因性リガンドの運搬体としても作用する。本明細書では、「アルブミン」という用語は、
完全長アルブミンまたはその機能を有する断片、変異体、誘導体、または類似体を包含す
る。アルブミンまたはその断片もしくは変異体の例は、米国特許公開第2008/019
4481A1号、第2008/0004206A1号、第2008/0161243A1
号、第2008/0261877A1号、もしくは第2008/0153751A1号、
またはPCT出願公開第2008/033413A2号、第2009/058322A1
号、または第2007/021494A2号に開示され、これらは参照によりそれらの全
体が本明細書に援用される。
ン結合ドメイン、アルブミン結合ペプチド、またはアルブミンに結合することができるア
ルブミン結合抗体断片を損なう場合がある。Kraulis et al.,FEBS
Lett.378:190−194(1996)及びLinhult et al.,P
rotein Sci.11:206−213(2002)によって開示されたレンサ球
菌タンパク質G由来のドメイン3が細菌アルブミン結合ドメインの例である。アルブミン
結合ペプチドの例としては、核となる配列DICLPRWGCLW(配列番号163)を
有する一連のペプチドが挙げられる。例えば、Dennis et al.,J.Bio
l.Chem.2002,277:35035−35043(2002)を参照されたい
。アルブミン結合抗体断片の例は、Muller and Kontermann,Cu
rr.Opin.Mol.Ther.9:319−326(2007);Roovers
et al.,Cancer Immunol.Immunother.56:303
−317(2007),及びHolt et al.,Prot.Eng.Design
Sci.,21:283−288(2008)に開示され、これらは参照によりそれら
の全体が本明細書に援用される。
た、該FIXのC末端に融合された、またはそれらの両方であるアルブミンに結合するこ
とができる非ポリペプチド低分子、その変異体、または誘導体(例えばアルブミン結合低
分子)のための少なくとも1の結合部位を含み、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活
性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現させることができる。例えば、
本発明のFIX融合タンパク質は、1または複数の挿入部位で上記FIX内に結合された
、または該FIXのC末端に融合された1または複数の有機アルブミン結合部分を含んで
いてもよく、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボま
たはインビトロで発現させることができる。かかるアルブミン結合部分の一例には、Tr
ussel et al.,Bioconjugate Chem.20:2286−2
292(2009)によって開示される2−(3−マレイミドプロパンアミド)−6−(
4−(4−ヨードフェニル)ブタンアミド)ヘキサノエート(「Albu」タグ)がある
。
rペプチドリンカー配列によって、C末端、N末端、または両方の末端に隣接している。
いくつかの実施形態において、上記Gly−SerペプチドリンカーはGly4Ser(
配列番号161)である。他の実施形態において、上記Gly−Serペプチドリンカー
は(Gly4Ser)2(配列番号162)である。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分は、ヒト絨毛性ゴナドトロ
ピンのβサブユニットのC末端ペプチド(CTP)またはその断片、変異体もしくは誘導
体である。ある特定の態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、当該FIX中に
挿入されているか、該FIXのC末端に融合されているか、またはそれらの両方である少
なくとも1のCTPまたはその断片、変異体、もしくは誘導体を含み、当該FIX融合タ
ンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現させるこ
とができる。組換えタンパク質中に挿入された1または複数のCTPペプチドは、当該の
タンパク質の半減期を増加させることが知られている。例えば、参照によりその全体が本
明細書に援用される、米国特許第5,712,122号を参照されたい。例示的なCTP
ペプチドとしては、DPRFQDSSSSKAPPPSLPSPSRLPGPSDTPI
L(配列番号164)またはSSSSKAPPPSLPSPSRLPGPSDTPILP
Q(配列番号165)が挙げられる。例えば、参照により援用される、米国特許出願公開
第2009/0087411A1号を参照されたい。いくつかの実施形態において、上記
CTP配列は、Gly−Serペプチドリンカー配列によって、C末端、N末端、または
両方の末端に隣接する。いくつかの実施形態において、上記Gly−Serペプチドリン
カーはGly4Ser(配列番号161)である。他の実施形態において、上記Gly−
Serペプチドリンカーは(Gly4Ser)2(配列番号162)である。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分はPASペプチドである。
ある特定の態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、当該FIX中に挿入されて
いるか、該FIXのC末端に融合されているか、またはそれらの両方である少なくとも1
つのPASペプチドまたはその断片、変異体、もしくは誘導体を含み、当該FIX融合タ
ンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現させるこ
とができる。本明細書では、「PASペプチド」または「PAS配列」とは、主としてア
ラニン及びセリン残基を含む、または主としてアラニン、セリン及びプロリン残基を含み
、生理学的条件下でランダムコイルの立体構造を形成するアミノ酸配列を意味する。した
がって、上記PAS配列は、本融合タンパク質中において上記異種部分の一部として用い
ることができる、アラニン、セリン、及びプロリンを含む、それらから本質的になる、も
しくはそれらからなる、ビルディングブロック、アミノ酸ポリマー、または配列カセット
である。アミノ酸ポリマーは、アラニン、セリン、及びプロリン以外の残基がPAS配列
中の微量成分として添加される場合、ランダムコイル立体構造を形成することもできる。
「微量成分」とは、アラニン、セリン、及びプロリン以外のアミノ酸が、ある程度まで、
例えば、アミノ酸の約12%、すなわち上記PAS配列の100のアミノ酸の約12まで
、約10%まで、約9%まで、約8%まで、約6%、約5%、約4%、約3%、すなわち
約2%、または約1%、上記PAS配列中に添加されていてもよいことを意味する。上記
アラニン、セリン、及びプロリン以外のアミノ酸は、Alg、Asn、Asp、Cys、
Gln、Glu、Gly、His、Ile、Leu、Lys、Met、Phe、Thr、
Trp、Tyr、及びValからなる群より選択することができる。生理学的条件下では
、PASペプチドはランダムコイル立体構造を形成し、それにより本発明の組換えタンパ
ク質に対してインビボ及び/またはインビトロ安定性の増加を媒介することができ、凝血
促進活性を有する。
PA(配列番号154)、AAPASPAPAAPSAPAPAAPS(配列番号155
)、APSSPSPSAPSSPSPASPSS(配列番号156)、APSSPSPS
APSSPSPASPS(配列番号157)、SSPSAPSPSSPASPSPSSP
A(配列番号158)、AASPAAPSAPPAAASPAAPSAPPA(配列番号
159)、ASAAAPAAASAAASAPSAAA(配列番号160)またはそれら
の任意の変異体、誘導体、断片、もしくは組み合わせが挙げられる。PAS配列の更なる
例は、例えば、米国特許公開第2010/0292130A1号及びPCT出願公開第W
O2008/155134A1号から公知である。欧州交付特許第2173890号。
列によって、C末端、N末端、または両方の末端に隣接する。いくつかの実施形態におい
て、上記Gly−SerペプチドリンカーはGly4Ser(配列番号161)である。
他の実施形態において、上記Gly−Serペプチドリンカーは(Gly4Ser)2(
配列番号162)である。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分は、ホモ−アミノ酸ポリマ
ー(HAP)ペプチドまたはその断片、変異体もしくは誘導体である。ある特定の態様に
おいて、本発明のFIX融合タンパク質は、上記FIX内に挿入されているか、該FIX
のC末端に融合されているか、またはそれらの両方である少なくとも1のホモ−アミノ酸
ポリマー(HAP)ペプチドまたはその断片、変異体、もしくは誘導体を含み、当該FI
X融合タンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現
させることができる。HAPペプチドは、少なくとも50のアミノ酸、少なくとも100
のアミノ酸、120のアミノ酸、140のアミノ酸、160のアミノ酸、180のアミノ
酸、200のアミノ酸、250のアミノ酸、300のアミノ酸、350のアミノ酸、40
0のアミノ酸、450のアミノ酸、または500のアミノ酸の長さであるグリシンの反復
配列を含んでいてよい。HAP配列は、当該HAP配列に融合または連結された部分の半
減期を延長することができる。上記HAP配列の非限定的な例としては、それらに限定は
されないが、(Gly)n、(Gly4Ser)nまたはSer(Gly4Ser)nが
挙げられ、式中、nは1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17、18、19または20である。一実施形態において、nは、2
0,21,22,23,24,25,26,26、28、29、30、31、32、33
、34、35、36、37、38、39、または40である。別の実施形態において、n
は、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150
、160、170、180、190、または200である。例えば、Schlapsch
y M et al.,Protein Eng.Design Selection,
20:273−284(2007)を参照されたい。
いくつかの実施形態において、上記少なくとも1の異種部分は、有機ポリマー、例えば
、ポリエチレングリコール、ポリシアル酸、またはヒドロキシエチルデンプンである。あ
る特定の態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、当該FIX中に挿入されてい
るか、該FIXのC末端に融合されているか、またはそれらの両方である非ポリペプチド
異種部分またはその断片、変異体、もしくは誘導体のための少なくとも1の結合部位を含
み、当該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはイン
ビトロで発現させることができる。例えば、本発明のFIX融合タンパク質は、上記FI
X配列内に結合されているか、該FIXのC末端に結合されているか、またはそれらの両
方である1または複数のポリエチレングリコール(PEG)部分を含んでいてもよく、当
該FIX融合タンパク質は凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロ
で発現させることができる。
間で形成される複合体を指すことができる。多種多様な分子量及び平均分子量範囲のPE
Gが市販されている。PEGの平均分子量範囲の一般的な例としては、約200、約30
0、約400、約600、約1000、約1300〜1600、約1450、約2000
、約3000、約3000〜3750、約3350、約3000〜7000、約3500
〜4500、約5000〜7000、約7000〜9000、約8000、約10000
、約8500〜11500、約16000〜24000、約35000、約40000、
約60000、及び約80000ダルトンが挙げられるが、これらに限定はされない。こ
れらの平均分子量は単なる例として記載されており、何ら限定することを意味するもので
はない。
G部分を含んでいてもよい。ペグ化は本技術分野で公知のペグ化反応のいずれかによって
行うことができる。ペグ化タンパク質生成物の調製方法は、概括的には、(i)ポリペプ
チドをポリエチレングリコール(PEGの反応性エステルまたはアルデヒド誘導体など)
と、本発明のペプチドが1または複数のPEG基に結合した状態となる条件下で反応させ
ること、及び(ii)反応生成物を得ることを含むこととなる。一般に、当該反応の最適
反応条件は、既知のパラメータ及び所望の結果に基づいて個々の場合に応じて決定される
。
.,Exp.Hematol.20:1028−35(1992);Francis,F
ocus on Growth Factors 3(2):4−10(1992);欧
州特許公開第EP0401384号、第EP0154316号、及び第EP040138
4号;及び国際特許出願公開第W092/16221号及び第WO95/34326号が
ある。非限定的な例として、FIX変異体は、本明細書に記載の1または複数の挿入部位
またはその付近でのシステイン置換を含んでいてもよく、該システインはPEGポリマー
に更に複合化されていてもよい。参照によりその全体が本明細書に援用される、Mei
et al.,Blood 116:270−279(2010)及び米国特許第7,6
32,921号を参照されたい。
、特定の細菌株によって及びある特定の細胞中の哺乳動物中で産生される、天然起源のシ
アル酸の非分枝ポリマーである。例えば、Roth J.et al.(1993) i
n Polysialic Acid:From Microbes to Man,e
ds.Roth J.,Rutishauser U.,Troy F.A.(Birk
hauserVerlag,Basel,Switzerland),pp.335−4
8を参照されたい。PSAは、限定された酸加水分解またはノイラミニダーゼによる消化
、または天然の、細菌由来の形態のポリマーの分画によって、n=約80以上のシアル酸
残基からn=2までの様々な重合度で産生することができる。当業者に利用可能な多数の
PSA結合方法、例えば上記の同一のPEG結合方法がある。ある特定の態様において、
活性化したPSAをFIX上のシステインアミノ酸残基に結合することもできる。例えば
、米国特許第5846951号を参照されたい。
マーである。特定の態様において、本発明のFIX融合タンパク質は、1または複数の部
位で上記FIX内に複合化されているか、該FIXのC末端に融合されているか、または
それらの両方である少なくとも1のHESポリマーを含み、当該FIX融合タンパク質は
凝血促進活性を有し、宿主細胞中、インビボまたはインビトロで発現させることができる
。
本発明は、更に、本明細書に記載のFIX融合タンパク質をコードするポリヌクレオチ
ド、上記ポリヌクレオチドを含む発現ベクター、上記ポリヌクレオチドもしくは上記ベク
ターを含む宿主細胞、または上記FIX融合タンパク質の製造方法を提供する。
、2のヌクレオチド配列、3のヌクレオチド配列、またはそれ以上であってよい。一実施
形態において、単一のヌクレオチド配列は、FIXポリペプチド及び異種部分(例えばX
TEN)を含むFIX融合タンパク質、例えば、FIXポリペプチド及び、該FIXポリ
ペプチド内に挿入されたXTEN、該FIXポリペプチドのC末端に融合されたFcドメ
イン、及び任意選択のリンカーによって上記FIXポリペプチドに融合された第2のFc
ドメインを含むFIX融合タンパク質をコードする。別の実施形態において、上記ポリヌ
クレオチドは2のヌクレオチド配列を含み、第1のヌクレオチド配列はFIXポリペプチ
ド及び該FIXポリペプチド内に挿入されたXTENをコードし、第2のヌクレオチド配
列は異種部分、例えばFcをコードする。他の実施形態において、上記ポリヌクレオチド
は2のヌクレオチド配列を含み、第1のヌクレオチド配列は、FIXポリペプチド、該F
IXポリペプチド内に挿入されたXTEN、及び該FIXポリペプチドに融合されたFc
ドメインをコードし、第2のヌクレオチド配列は第2のFcドメインをコードする。上記
コードされたFcドメインは発現後に共有結合を形成してもよい。
チドはコドン最適化されている。
ード配列を転写及び翻訳するために必要な要素を含む任意の核酸構築物、またはRNAウ
イルスベクターの場合、複製及び翻訳するために必要な要素を指す。発現ベクターは、プ
ラスミド、ファージミド、ウイルス、及びそれらの誘導体を包含することができる。
ハンサーの組み合わせなどの、当該遺伝子発現制御配列が作動可能に連結されたコード核
酸の効率的な転写及び翻訳を促進する、任意の調節ヌクレオチド配列である。上記遺伝子
発現制御配列は、例えば、構成的プロモーターまたは誘導性プロモーターなどの、哺乳動
物またはウイルスのプロモーターであってよい。構成的哺乳動物プロモーターとしては、
以下の遺伝子、すなわち、ヒポキサンチンホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT
)、アデノシンデアミナーゼ、ピルビン酸キナーゼ、β−アクチンプロモーター、及び他
の構成的プロモーターの遺伝子のためのプロモーターが挙げられるが、これらに限定はさ
れない。真核細胞において構成的に作用するウイルスプロモーターとしては、例えば、サ
イトメガロウイルス(CMV)、シミアンウイルス(例えばSV40)、パピローマウイ
ルス、アデノウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ラウス肉腫ウイルス、サイト
メガロウイルス、モロニー白血病ウイルスの末端反復配列(LTR)、及び他のレトロウ
イルス由来のプロモーター、ならびに単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼプロモー
ターが挙げられる。他の構成的プロモーターは当業者に公知である。本発明の遺伝子発現
配列として有用なプロモーターとしては、誘導性プロモーターも挙げられる。誘導性プロ
モーターは誘導剤の存在下で発現される。例えば、メタロチオネインプロモーターは、あ
る特定の金属イオンの存在下で誘導され、転写及び翻訳を促進する。他の誘導性プロモー
ターは当業者に公知である。
クターは、一般的には、宿主生物中でエピソームとしてまたは宿主の染色体DNAの不可
欠な部分として複製可能である。発現ベクターは、プロモーター(例えば、天然に会合し
ているプロモーターまたは異種プロモーター)、エンハンサー、シグナル配列、スプライ
スシグナル、エンハンサーエレメント、及び転写終結配列を含む、但しこれらに限定され
ない発現制御配列を含んでいてもよい。上記発現制御配列は、真核宿主細胞を形質転換ま
たはトランスフェクトすることができるベクター中の真核生物プロモーター系であること
が好ましい。発現ベクターは、ウシパピローマウイルス、ポリオーマウイルス、アデノウ
イルス、ワクシニアウイルス、バキュロウイルス、レトロウイルス(RSV、MMTVま
たはMOMLV)、サイトメガロウイルス(CMV)、またはSV40ウイルスなどの動
物ウイルス由来のDNAエレメントを利用することもできる。他の発現ベクターは内部リ
ボソーム結合部位を有するポリシストロニック系の使用を含む。
選別マーカー(例えば、アンピシリン耐性、ハイグロマイシン耐性、テトラサイクリン耐
性またはネオマイシン耐性)を含む(例えば、Itakuraetal、米国特許第4,
704,362号を参照のこと)。当該DNAをその染色体中に組み込んだ細胞を、トラ
ンスフェクトされた宿主細胞の選別を可能にする1種または複数種のマーカーを導入する
ことによって選別することができる。上記マーカーは、栄養要求性宿主に原栄養性、殺生
剤耐性(例えば抗生物質)または銅などの重金属に対する耐性を付与することができる。
上記選別可能なマーカー遺伝子は、発現されるべきDNA配列に直接連結するか、または
同時形質転換によって同一細胞中に導入するかのいずれかとすることができる。
米国特許第6,159,730号)がある。このベクターは、サイトメガロウイルスプロ
モーター/エンハンサー、マウスβ−グロビンの主要なプロモーター、SV40複製起点
、ウシ成長ホルモンポリアデニル化配列、ネオマイシンホスホトランスフェラーゼエキソ
ン1及びエキソン2、ジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子及びリーダー配列を含む。このベ
クターは、可変領域及び定常領域遺伝子を組み込み、細胞中にトランスフェクトし、続い
てG418含有培地中において選別し、且つメトトレキセート増幅を行うと、抗体を非常
に高レベルで発現することが見出されている。ベクター系は米国特許第5,736,13
7号及び第5,658,570号においても教示され、それらのそれぞれは参照によりそ
の全体が本明細書に援用される。この系は高発現レベル、例えば30pg超/細胞/日を
与える。他の例示的なベクター系が、例えば、米国特許第6,413,777号に開示さ
れる。
れる。これらの発現系においては、多量体結合タンパク質の複数のポリペプチドなどの複
数の目的とする遺伝子産物を、単一の多シストロン性構築物から産生させることができる
。これらのシステムは、内部リボソーム侵入部位(IRES)を有利に用いて、真核生物
宿主細胞において比較的高レベルのポリペプチドを与える。適合性のあるIRES配列が
、これも本明細書に援用される、米国特許第6,193,980号に開示される。
、当該発現ベクターを適宜の宿主細胞に導入することができる。すなわち、上記宿主細胞
を形質転換することができる。上記宿主細胞への上記プラスミドの導入は、上記に議論し
た、当業者に周知の様々な技法によって実現することができる。上記形質転換された細胞
を、当該FIXポリペプチドの産生に適した条件下で増殖させて、FIXポリペプチドの
合成に関してアッセイを行う。例示的なアッセイ技法としては、酵素結合免疫吸着アッセ
イ(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、または蛍光活性化細胞ソーター分
析(FACS)、免疫組織化学などが挙げられる。
物」という用語は、別段の明確な明示がない限り、ポリペプチドの供給源を表わすために
同義で用いられる。換言すれば、「細胞」からのポリペプチドの回収とは、遠沈した細胞
全体から、または培地と懸濁した細胞の両方を含む細胞培養物からのいずれかを意味する
場合がある。
しくはヒトまたはマウス起源の細胞株である。例示的な宿主細胞株は上述されている。F
IX活性を有するポリペプチドの製造方法の一実施形態において、上記宿主細胞はHEK
293細胞である。FIX活性を有するポリペプチドの製造方法の別の実施形態において
、上記宿主細胞はCHO細胞である。
の非哺乳動物細胞においても発現させることができる。この点に関して、細菌などの種々
の単細胞非哺乳動物微生物、すなわち、培養または発酵で増殖させることができる微生物
も形質転換させることができることが理解されよう。形質転換しやすい細菌としては、E
scherichia coliまたはSalmonellaの株などの腸内細菌科に属
する細菌、Bacillus subtilisなどのBacillaceae、Pne
umococcus、Streptococcus、及びHaemophilus in
fluenzaeが挙げられる。上記ポリペプチドは、細菌中で発現される場合、一般的
には封入体の一部となることが更に理解されよう。上記ポリペプチドを単離し、精製し、
次いで機能をもつ分子へと組み立てるする必要がある。
の後の該遺伝子導入動物の乳における発現のための導入遺伝子中に組み込まれてもよい(
例えば、Deboer et al.,US5,741,957,Rosen,US5,
304,489,及びMeade et al.,US5,849,992を参照のこと
)。好適な導入遺伝子としては、カゼインまたはβ−ラクトグロブリンなどの乳腺特異的
遺伝子由来のプロモーター及びエンハンサーと作動可能に連結したポリペプチドのための
コード配列が挙げられる。
可能となる。組織培養条件下での哺乳動物細胞の培養技法は本技術分野で公知であり、例
えば、エアリフト型反応器もしくは連続撹拌反応器中での均一浮遊培養、または例えば中
空繊維中、マイクロカプセル中、アガロースマイクロビーズもしくはセラミックカートリ
ッジ上での固定化(immobilized)または封入(entrapped)細胞培
養が挙げられる。必要及び/または所望であれば、ポリペプチドの溶液を、例えば、合成
ヒンジ領域ポリペプチドの優先的な生合成の後に、または本明細書に記載のHICクロマ
トグラフィーステップの前もしくはその後に、慣用的なクロマトグラフィー法、例えばゲ
ルろ過、イオン交換クロマトグラフィー、DEAE−セルロース上でのクロマトグラフィ
ーまたは(免疫)アフィニティークロマトグラフィーによって精製してもよい。任意選択
で、下流での精製を容易にするために、親和性タグ配列(例えば、His(6)タグ)を
当該ポリペプチド配列内に結合させてもまたは含ませてもよい。
トグラフィー、HPLC精製、ゲル電気泳動などを含む、本技術分野の標準的な手順に従
って精製してもよい(概括的には、Scopes,Protein Purificat
ion(Springer−Verlag,N.Y.(1982)を参照のこと)。医薬
用途には、少なくとも約90%〜95%の均一性の実質的に純粋なタンパク質が好ましく
、98%〜99%またはそれ以上の均一性の上記タンパク質が最も好ましい。
確な核を有する任意の動物または植物細胞を指す。動物の真核細胞としては、脊椎動物、
例えば哺乳動物の細胞、及び無脊椎動物、例えば昆虫の細胞が挙げられる。植物の真核細
胞としては、詳細には酵母細胞を挙げることができるが限定はされない。真核細胞は原核
細胞、例えば細菌とは異なる。
物に由来する任意の細胞である。哺乳動物細胞としては、詳細には哺乳動物細胞株が挙げ
られるがこれらに限定はされない。一実施形態において、上記哺乳動物細胞はヒト細胞で
ある。別の実施形態において、上記哺乳動物細胞はヒト胚性腎臓細胞株であるHEK29
3細胞である。HEK293細胞は、CRL−1533として、バージニア州マナサスの
American Type Culture Collectionより、及び293
−H細胞、カタログ番号11631−017または293−F細胞、カタログ番号116
25−019として、Invitrogen(カリフォルニア州カールスバッド)より入
手可能である。いくつかの実施形態において、上記哺乳動物細胞は、網膜由来のヒト細胞
株であるPER.C6(登録商標)細胞である。PER.C6(登録商標)細胞はCru
cell(オランダ国ライデン)より入手可能である。他の実施形態において、上記哺乳
動物細胞はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞である。CHO細胞はバージニア
州マナサスのAmerican Type Culture Collectionより
入手可能である。(例えば、CHO−K1;CCL−6)。更に他の実施形態において、
上記哺乳動物細胞はベビーハムスター腎臓(BHK)細胞である。BHK細胞はバージニ
ア州マナサスのAmerican Type Culture Collectionよ
り入手可能である。(例えば、CRL−1632)。いくつかの実施形態において、上記
哺乳動物細胞は、HEK293細胞とヒトB細胞株のハイブリッド細胞株であるHKB1
1細胞である。Mei et al.,Mol.Biotechnol.34(2):1
65−78(2006)。
れている。これらの細胞は、当業者に公知の従来の技法を用いて、安定な細胞株として選
別し且つ維持することができる。
明細書では、「適宜の増殖培地」という用語は、細胞の増殖に必要な栄養素を含む培地を
意味する。細胞増殖に必要な栄養素としては、炭素源、窒素源、必須アミノ酸、ビタミン
、ミネラル、及び成長因子を挙げることができる。任意選択で、上記培地は1種または複
数種の選別因子を含有していてもよい。任意選択で、上記培地は仔ウシ血清またはウシ胎
仔血清(FCS)を含有していてもよい。一実施形態において、上記培地は実質的にIg
Gを含有しない。上記増殖培地は、一般に、例えば、薬物選別、または上記DNA構築物
上のもしくは該DNA構築物と共に同時トランスフェクトされた選別可能なマーカーによ
って補完される必須栄養素の欠乏によって、上記DNA構築物を含有する細胞を選別する
。培養された哺乳動物細胞は、一般に、市販の血清含有培地または無血清培地(例えば、
MEM、DMEM、DMEM/F12)中で増殖させる。一実施形態において、上記培地
はCD293(Invitrogen、カリフォルニア州カールスバッド)である。別の
実施形態において、上記培地はCD17(Invitrogen、カリフォルニア州カー
ルスバッド)である。用いられる特定の細胞株に適した培地の選択は当業者のレベル内で
ある。
換酵素をコードする更なるヌクレオチドを更に含む。上記タンパク質転換酵素は、プロタ
ンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン5型(PCSK5またはPC5)、プロタンパ
ク質転換酵素サブチリシン/ケキシン7型(PCSK7またはPC5)、酵母Kex2、
プロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン3型(PACEまたはPCSK3)、及
びそれらの2種以上の組み合わせからなる群より選択される。いくつかの実施形態におい
て、上記タンパク質転換酵素はPACE、PC5またはPC7である。特定の実施形態に
おいて、上記タンパク質転換酵素はPC5またはPC7である。参照により本明細書に援
用される、国際出願公開第WO2012/006623号を参照されたい。別の実施形態
において、上記タンパク質転換酵素はPACE/フューリンである。
タンパク質に関する。
融合タンパク質を発現することができる。インビトロでの産生により、大量の所望の本発
明の改変ポリペプチドを得るためのスケールアップが可能となる。FIX融合タンパク質
は、本FIX融合タンパク質が発現される条件下で、本明細書に記載の宿主細胞を培養す
ることによって産生することができる。組織培養条件下での哺乳動物細胞の培養技法は本
技術分野で公知であり、例えば、エアリフト型反応器もしくは連続撹拌反応器中での均一
浮遊培養、または例えば中空繊維中、マイクロカプセル中、アガロースマイクロビーズも
しくはセラミックカートリッジ上での固定化または封入細胞培養が挙げられる。必要及び
/または所望であれば、ポリペプチドの溶液を、慣用的なクロマトグラフィー法、例えば
ゲルろ過、イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー(HIC
、DEAE−セルロース上でのクロマトグラフィーまたはアフィニティークロマトグラフ
ィーによって精製してもよい。他の態様において、上記宿主細胞はインビボで本FIX融
合タンパク質を発現する。
に記載されるように、異種部分を挿入部位に挿入すること、上記FIXのC末端に異種部
分を融合すること、またはそれらの両方を含み、上記FIX融合タンパク質が凝血促進活
性を示す上記方法を含む。
の凝血促進活性を失うまたは低下させることなく増加させる方法であって、本明細書に記
載されるように、異種部分を挿入部位に挿入すること、上記FIXのC末端に異種部分を
融合すること、またはそれらの両方を含み、上記FIX融合タンパク質が、凝血促進活性
、及び上記異種部分をもたない上記FIXタンパク質と比較して半減期の増加を示す上記
方法を含む。
書に記載の、挿入部位中の、上記FIXのC末端に融合した、またはそれらの両方の少な
くとも1の異種部分を含む上記FIX融合タンパク質をコードするヌクレオチド配列を設
計することを含む上記方法を提供する。
って、本明細書に記載されるように、異種部分を挿入部位に挿入すること、上記FIXの
C末端に融合すること、またはそれらの両方を含み、上記FIX融合タンパク質が凝血促
進活性を示す上記方法を含む。
法であって、本明細書に記載されるように、異種部分を挿入部位に挿入すること、上記F
IXのC末端に異種部分を融合すること、またはそれらの両方を含み、上記FIX融合タ
ンパク質が凝血促進活性を示す上記方法を提供する。
本発明は、本発明のFIX融合タンパク質を含む医薬組成物を用いて、本方法を必要と
するヒトの対象における凝固疾患もしくは疾病または出血性疾病の予防、治療、改善、ま
たは管理方法を更に提供する。例示的な方法は、治療上有効な量の本発明のFIX融合タ
ンパク質を含む医薬組成物/製剤を、本方法を必要とする対象に投与することを含む。他
の態様において、本発明の融合タンパク質をコードするDNAを含む組成物が、それを必
要とする対象に投与されてもよい。本発明のある特定の態様において、本発明のFIX融
合タンパク質を発現する細胞が、それを必要とする対象に投与されてもよい。本発明のあ
る特定の態様において、上記医薬組成物は、(i)FIX融合タンパク質、(ii)FI
X融合タンパク質をコードする単離された核酸、(iii)FIX融合タンパク質をコー
ドする核酸を含むベクター、(iv)FIX融合タンパク質をコードする単離された核酸
及び/またはFIX融合タンパク質をコードする核酸を含むベクターを含む細胞、または
(v)それらの組み合わせを含み、当該医薬組成物は許容される賦形剤または担体を更に
含む。
ことができる。ある特定の実施形態において、本FIX融合タンパク質は静脈内注射によ
って対象に投与される。他の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、皮下注射に
よって対象に投与される。上記注射は単回ボーラスから構成されてもよい。対象は複数回
の注射を受けてもよい。
」という用語は、出血症状の発現の前に分子を投与することを指す。一実施形態において
、一般的な止血剤を必要とする上記対象は、外科手術を受けているか、または受けようと
している。本発明の融合タンパク質を予防薬として術前または術後に投与してもよい。本
発明の融合タンパク質を、急性出血症状の発現を制御するために、術中または術後に投与
してもよい。上記外科手術としては、肝移植、肝切除、歯科処置、または幹細胞移植が挙
げられるが、これらに限定はされない。
いう用語は、出血症状の発現の徴候に応じて、または出血を起こす場合がある活動の前に
融合タンパク質を投与することを指す。一態様において、上記オンデマンド処置は、受傷
後などの出血が始まったとき、または外科手術の前などの出血が予期される場合に対象に
施される。別の態様において、上記オンデマンド処置は、接触を伴うスポーツなどの出血
の危険性を高める活動の前に施される。
たは治療するために用いられる。他の実施形態において、本FIX融合タンパク質は、上
記異種部分をもたない対応するFIXタンパク質と比較して、1種または複数種の薬物動
態学的パラメータを示す。PKパラメータは、FIX抗原レベル(本明細書中では、多く
の場合、「抗原」として挿入句的に表記される。)またはFIX活性レベル(本明細書中
では、多くの場合、「活性」として挿入句的に表記される。)を基にする場合がある。文
献においては、多くの場合、一部の対象の血漿中に、投与された(すなわち外因性の)F
IXを、FIXに対する抗体を用いて測定することができることに支障をきたす内因性の
不活性なFIXが存在するために、PKパラメータはFIX活性レベルを基にしている。
しかしながら、本明細書において提供されるFc融合タンパク質の一部としてFIXが投
与される場合には、上記異種ポリペプチドに対する抗体を用いて、投与された(すなわち
外因性の)FIX抗原を正確に測定することができる。また、ある特定のPKパラメータ
はモデル予測データ(本明細書中では、多くの場合、「モデル予測」として挿入句的に表
記される)または観察データ(本明細書中では、多くの場合、「観察」として挿入句的に
表記される)を基にすることができ、好ましくは観察データを基にする。
とができる。例えば、本FIX融合タンパク質は、局所(例えば、経皮または眼)、経口
、頬側、鼻腔、膣、直腸、または非経口(例えば、皮下、皮内、血管内/静脈内、筋内、
脊髄、頭蓋内、髄腔内、眼内、眼周囲、眼窩内、滑液包内、及び腹腔内注入)投与によっ
て投与することができる。1つの特定の実施形態において、本FIX融合タンパク質は皮
下注射によって投与される。上記皮下注射としては、例えば、本FIX融合タンパク質の
単回ボーラスを始めとする1回または複数回のボーラスを挙げることができる。あるいは
、本FIX融合タンパク質は、静脈内注射によって投与することができる。
に応じて変化し得る。いくつかの実施形態において、本FIX融合タンパク質の用量は、
1〜1000IU/kgの間の本FIX融合タンパク質を含んでいてもよい。
る場合もある。一例において、本開示の医薬組成物によって治療することができる血液凝
固障害は血友病である。別の例において、本開示の医薬組成物によって治療することがで
きる血液凝固障害は血友病Bである。
は、関節内出血、筋肉出血(bleed)、口腔出血(bleed)、出血(hemor
rhage)、筋肉中への出血(hemorrhage)、口腔出血(hemorrha
ge)、外傷、頭部外傷、消化管出血(bleeding)、頭蓋内出血(hemorr
hage)、腹腔内出血(hemorrhage)、胸腔内出血(hemorrhage
)、骨折、中枢神経系での出血(bleeding)、後腹膜臓器での出血(bleed
ing)、咽頭後空間での出血(bleeding)、及び腸腰筋鞘での出血(blee
ding)から選択される。
予防または周術期管理を含む外科手術に対する処置を必要とする。一例において、上記外
科手術は小手術及び大手術から選択される。例示的な外科手技としては、抜歯、扁桃摘出
術、鼠径ヘルニア切除術、滑膜切除術、開頭術、骨接合術、外傷手術、頭蓋内手術、腹腔
内手術、胸腔内手術、関節置換術(例えば、膝関節全置換、股関節置換等)、心臓手術、
及び帝王切開術が挙げられる。
物はFIXaを活性化することができることから、上記対象へFIXaを投与する前に、
FIXaポリペプチドを予備活性化するために該化合物を用いてもよい。
い。
は眼)、経口、頬側、鼻腔、膣、直腸または非経口投与を含む任意且つ適宜の投与形態用
に製剤化されてもよい。
髄、頭蓋内、髄腔内、眼内、眼周囲、眼窩内、滑液包内及び腹腔内注射、ならびに任意の
同様の注射または注入技法を包含する。特に、本発明のFIX融合タンパク質を含む医薬
組成物は、皮下投与用に処方されてもよい。本組成物はまた、例えば、懸濁液剤、乳化液
剤、持続放出製剤、クリーム剤、ジェル剤または散剤であってもよい。本組成物は、トリ
グリセリドなどの従来の結合剤及び担体と共に、座薬として製剤化されてもよい。
において、本医薬組成物は、生理学的pH、または略生理学的pHを有する。他の例にお
いて、上記水性製剤は生理学的または略生理学的浸透圧及び塩分を有する。上記水性製剤
は塩化ナトリウム及び/または酢酸ナトリウムを含んでいてもよい。いくつかの例におい
て、本発明の組成物は凍結乾燥されている。
口腔出血(bleed)、出血(hemorrhage)、筋肉中への出血(hemor
rhage)、口腔出血(hemorrhage)、外傷、頭部外傷、消化管出血(bl
eeding)、頭蓋内出血(hemorrhage)、腹腔内出血(hemorrha
ge)、胸腔内出血(hemorrhage)、骨折、中枢神経系での出血(bleed
ing)、後腹膜臓器での出血(bleeding)、咽頭後空間での出血(bleed
ing)、及び腸腰筋鞘での出血(bleeding)からなる群より選択される出血性
疾患または障害の治療に対する遺伝子治療手法を用いて、哺乳動物、例えば、ヒトの患者
においてインビボで産生させることができ、このことは治療上有益となろう。一実施形態
において、上記出血性疾患または障害は血友病である。別の実施形態において、上記出血
性疾患または障害は血友病Bである。これは、適宜の発現制御配列に作動可能に連結した
、融合タンパク質をコードする適宜の核酸の投与を含む。ある特定の実施形態において、
これらの配列はウイルスベクター中に組み込まれる。かかる遺伝子治療に適したウイルス
ベクターとしては、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、バキュロウイル
スベクター、エプスタイン・バールウイルスベクター、パポバウイルスベクター、ワクシ
ニアウイルスベクター、単純ヘルペスウイルスベクター、及びアデノ随伴ウイルス(AA
V)ベクターが挙げられる。上記ウイルスベクターは複製欠損ウイルスベクターであって
よい。他の実施形態において、アデノウイルスベクターはそのE1遺伝子またはE3遺伝
子に欠失を有する。アデノウイルスベクターが用いられる場合、上記哺乳動物は選別可能
なマーカー遺伝子をコードする核酸に曝露させなくてもよい。他の実施形態において、上
記配列は、当業者に公知の非ウイルスベクター中に組み込まれる。
導入生物学、微生物学、組換えDNA、及び免疫学の従来の技術を用いることとなり、そ
れらは本技術分野の範囲内である。かかる技法は文献において詳細に説明される。例えば
、Molecular Cloning A Laboratory Manual,2
nd Ed.,Sambrook et al.,ed.,Cold Spring H
arbor Laboratory Press:(1989);Molecular
Cloning:A Laboratory Manual,Sambrook et
al.,ed.,Cold Springs Harbor Laboratory,N
ew York(1992),DNA Cloning,D.N.Glover ed.
,Volumes I and II(1985);Oligonucleotide
Synthesis,M.J.Gait ed.,(1984);Mullis et
al.U.S.Pat.No:4,683,195;Nucleic Acid Hyb
ridization,B.D.Hames & S.J.Higgins eds.(
1984);Transcription And Translation,B.D.
Hames & S.J.Higgins eds.(1984);Culture O
f Animal Cells,R.I.Freshney,Alan R.Liss,
Inc.,(1987);Immobilized Cells And Enzyme
s,IRL Press,(1986);B.Perbal,A Practical
Guide To Molecular Cloning(1984);the tre
atise,Methods In Enzymology,Academic Pre
ss,Inc.,N.Y.;Gene Transfer Vectors For M
ammalian Cells,J.H.Miller and M.P.Calos
eds.,Cold Spring Harbor Laboratory(1987)
;Methods In Enzymology,Vols.154 and 155(
Wu et al.eds.);Immunochemical Methods In
Cell And Molecular Biology,Mayer and Wa
lker,eds.,Academic Press,London(1987);Ha
ndbook Of Experimental Immunology,Volume
s I−IV,D.M.Weir and C.C.Blackwell,eds.,(
1986);Manipulating the Mouse Embryo,Cold
Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spr
ing Harbor,N.Y.,(1986);及びAusubel et al.,
Current Protocols in Molecular Biology,J
ohn Wiley and Sons,Baltimore,Maryland(19
89)を参照されたい。
tocols in Immunology,John Wiley & Sons,N
ew York;Klein,J.,Immunology:The Science
of Self−Nonself Discrimination,John Wile
y & Sons,New York(1982);Roitt,I.,Brostof
f,J.and Male D.,Immunology,6th ed.London
:Mosby(2001);Abbas A.,Abul,A.and Lichtma
n,A.,Cellular and Molecular Immunology,E
d.5,Elsevier Health Sciences Division(20
05);及びHarlow and Lane,Antibodies:A Labor
atory Manual,Cold Spring Harbor Press(19
88)が挙げられる。
がより明確に理解されよう。これらの実施例は例証のみを目的として本明細書に付随する
ものであり、本発明を限定することを意図するものではない。
FIX融合タンパク質であって、FIXポリペプチドを、上記FIXタンパク質の特性
を向上させるための1または複数のXTEN挿入物と共に含む上記FIX融合タンパク質
を構築した。但し、XTEN修飾物の位置、長さ、組成及び数は容易に変えることができ
、FIXの活性及びクリアランスに対するこれら修飾物の影響を評価することができる。
つ他の面では修飾されていないFIXの融合タンパク質及び組換えFIX−Fc融合タン
パク質の両方に対してこの手法を適用することができる、FIX中の部位を特定すること
を目的とする。
開始Met残基をコードするATGコドンに隣接する5’側にコザック翻訳開始配列(
GCCGCCACC)を導入した後に、FIXポリペプチドコード配列を発現ベクターp
cDNA4/myc−His C(INVITROGEN(商標)、カリフォルニア州カ
ールスバッド)中、BsiWI部位とPmeI部位との間に結合させた。
ン)を用いて、HEK293F細胞(INVITROGEN(商標)、カリフォルニア州
カールスバッド)をプラスミドでトランスフェクトした。上記一過性にトランスフェクト
された細胞を、FREESTYLE(商標)293培地またはFREESTYLE(商標
)293培地とCD OPTICHO(商標)培地(INVITROGEN(商標)、カ
リフォルニア州カールスバッド)との混合培地中で増殖させた。トランスフェクションの
5日後に上記細胞培養培地を回収し、発色FIX活性アッセイまたはaPTT FIX活
性アッセイによってFIX活性を分析した。
し、全てのインキュベーションを37℃のプレートヒーター上で振とうしながら実施した
。6ウェルプレートからのFIX−XTEN変異体の一過性トランスフェクション培地か
らの細胞培養回収物を、トリスBSA希釈緩衝液(R4)を用いて所望のFIX活性範囲
に希釈した。FIX標準液もトリスBSA希釈緩衝液中で調製した。上記標準液、希釈し
た細胞培養物試料、及びプールした正常なヒト血漿アッセイ対照(50μL/ウェル)を
、2つの同一組成の試料による繰返しでLMMULON(登録商標)2HB 96ウェル
プレートに添加した。ヒト第X因子、FVIII:C及びフィブリン重合禁止剤(50μ
L)、50μLの第XIa因子のトロンビン、リン脂質及びカルシウムとの混合液、及び
50μLの第Xa因子特異的発色基質(SXa−11)を、それぞれの添加の間に2分間
のインキュベーションを行いながら、各ウェル中に逐次添加した。基質と共にインキュベ
ートした後、50μLの20%酢酸を添加して呈色反応を停止させ、SPECTRAMA
X(登録商標)plus(MOLECULAR DEVICES(登録商標))装置を用
いて405nmでの吸光度を測定した。データ解析はSOFTMAX(登録商標)Pro
ソフトウェア(バージョン5.2)を用いて行った。
X活性を評価した。SYSMEX(登録商標)CA−1500装置(Siemens H
ealthcare Diagnostics Inc.、ニューヨーク州タリータウン
)を用いてFIX−XTEN aPTT活性を測定した。アッセイ用の標準曲線を作成す
るために、WHO第IX因子標準液を、培養培地の濃度を試験試料に一致させて偽トラン
スフェクション培地で希釈した。6ウェルプレートからのFIX−XTEN変異体の一過
性トランスフェクション培地からの細胞培養回収物を、偽トランスフェクション培地を用
いて所望のFIX活性範囲に希釈した。希釈後に、Sysmex装置を用い、以下のよう
にして、上記aPTTアッセイを実施した。すなわち、50μLの希釈した標準液及び試
料を、50μLのSiemensのFIXを枯渇させたヒト血漿と、次いで50μLのS
iemensのActin FSL(エラグ酸)活性化剤と混合した。この混合物を1分
間インキュベートした。続いて50μLのSiemensのCaCl2を上記混合物に添
加し、この混合物を240秒間インキュベートした。このインキュベーション直後の凝固
時間を測定した。試験試料のFIX活性を測定するために、ログスケールを用いて上記標
準液の凝固時間をプロットし、凝固時間とFIX活性との間の式を外挿し、次いでFIX
−XTENの活性を上記標準曲線に対して算出した。
Protein Data BankのFIX構造、1PFX、1IXA、1CFI、
1CFH、1EDM、3LC3、3LC5、1RFN、1X7A及び3KCGを解析して
、FIX中のXTEN挿入のための部位を選択した。GLAドメイン内へのXTEN挿入
は、リン脂質表面と内皮下IV型コラーゲンへのFIXの固定化におけるGLAドメイン
の重要な役割により回避した。XTEN挿入部位は、以下の選択基準、すなわち、1)ア
ルゴリズムソフトウェアASA View(http://www.abren.net
/asaview/)及びGet Area(http://curie.utmb.e
du/getarea.html)によって計算した到達可能な表面積、2)水素/重水
素交換質量分析(H/DX−MS)によって評価した溶媒の到達可能性、3)限定された
二次構造エレメント内の部位の除外、4)顕著な種間でのタンパク質配列の可変性による
位置の優先性、及び5)既知の血友病Bの突然変異に近位の部位の除外と共に、Prot
ein Data Bankにおける利用可能なFIXの構造の解析によって選択した。
F2ドメインとの間のリンカー領域中の2の部位、AP(活性化ペプチド)ドメイン中の
4の部位及び触媒ドメイン中の18の部位がXTENの挿入に対して選択された(表6)
。
XTENの導入によって生じる活性低下に起因する潜在的なFIX活性の減損を打ち消
すためのスキャフォールドとして、高活性FIXパドゥバ変異体(R338L)を用いた
。42残基のXTENエレメント(AE42)を、上記の選択基準を用いて選択した部位
に挿入するかまたはFIXのC末端に融合した。これらの変異体のFIX活性を、上述の
トランスフェクトされたHEK293細胞の馴化培地中で評価した。FIX−AE42の
FIX活性を、XTENをもたないベース構築物、FIX−R338Lの百分率として示
す(図1)。
れた(図1及び表7)。FIX中の合計33の部位を選択し、AE−42の挿入によって
評価を行った。これらのうち、EGF2ドメイン中の2、EGF2ドメインとAPドメイ
ンとの間のリンカー領域中の1、APドメイン中の4、及び触媒ドメイン中の4が、C末
端を含めて、FIX活性アッセイによって許容される部位として特定された(図1及び表
7)。
次に、より長いXTEN(AE72、144、及び288)を、AE42の挿入に対し
て許容されることが示された部位で同様に試験した。FIX活性を上述のようにして測定
し、XTENをもたないベース構築物であるFIX−R338Lのパーセンテージとして
示す(図2)。
TEN(AE144、AE288またはAE864)が許容された(図2)。馴化培地に
おいて検出されたFIX活性は導入されたXTENの長さと逆の相関を示した(図2、表
7)。FIXの異なるドメイン中の4の挿入が許容される部位を、コンビナトリアルライ
ブラリをつくるために選択した。
単一のXTENの変異体を用いて得られた結果に基づいて、種々の長さの且つ4の異な
る位置の複数のXTEN挿入物を有するFIX変異体(図4及び表8を参照のこと)のF
IX活性を、トランスフェクトされたHEK293細胞の馴化培地中で、aPTTアッセ
イにより評価した(表8〜10)。FIX活性を、XTENをもたないベース構築物であ
るFIX−R338Lのパーセンテージとして示す(図4)。
一のXTEN挿入物を有するFIX−Fcが検出可能な活性を示した一方、3以上の部位
での挿入/融合の組み合わせはFIX活性が消失した(図4)。
た組み合わせのXTEN挿入物変異体はFIX活性を保持する。ここで特定された活性な
FIX−XTEN変異体は、血友病Bマウスにおける薬物動態学的特性の特徴づけの候補
である。
第IX因子欠損(HemB,B6.129P2−F9tm1Dws/J,MGI:19
32297)マウス(Lin.et al.,1997)は、当初Darrel Sta
fford博士(ノースカロライナ大学、チャペルヒル)より入手した。オス/メスのH
emBマウスに、それぞれ50または200IU/kgのFIX融合タンパク質(例えば
、FIX−CT.288(FIXポリペプチドのC末端に融合されたAE288 XTE
N)、FIX−CT.864(FIXポリペプチドのC末端に融合したAE864 XT
EN)、FIX−AP.144(FIXポリペプチドのAPドメイン内のD166の後に
挿入されたAE144 XTEN)、FIX−AP.72(FIXポリペプチドのAPド
メイン内のD166の後に挿入されたAE72 XTEN)、FIX−AP.42(FI
XポリペプチドのAPドメイン内のD166の後に挿入されたAE42 XTEN)、F
IXFc、及びFIX)の単回静脈内ボーラス注射を、t=0時間において、10mL/
kgの投与容量で静脈内注射した。投与の5分後から投与の168時間(7日)後まで血
液を採取した。表示した各時点について、約100μLのクエン酸塩添加血液を、時点当
たり3〜4頭のマウスから、後眼窩または端末大静脈での採血によって採取した。マウス
当たり最大3回の時点で採血を行った。5000rpmで8分間の遠心分離によって血漿
を単離し、血漿試料をドライアイス−エタノール浴中で瞬間凍結し、分析を行うまで−8
0℃で保存し、分析は、活性化剤としてデイドベーリング試薬及びアクチンFSLを、そ
して活性の標準として投与物質を用いた、Sysmex−CA1500凝固分析装置上で
の1段階での活性化トロンボプラスチン時間(aPTT)アッセイによって行った。図5
の5A〜5Bに、注射した用量の%として血漿活性をプロットする。平均滞留時間(MR
T)及び他の薬物動態学的(PK)パラメータをPhoenix WinNonlin
6.2.1(Pharsight、NCA解析によるCertera)により、ノンコン
パートメント解析を用いて計算した。図5CはMRT(X軸)に対する相対的血漿回収率
(Y軸)を示す。円の面積は用量当たりの曲線下面積(AUC/D、単位:時間/kg/
mL)を表し、XTENの長さが増加すると共に、FIX血漿活性回収率及びAUC/D
が増加することを示している(図5の5C)。これらの図は、大きなXTEN長(C末端
における288及び864またはAPドメイン中の144、72、及び42)を有するF
IX融合タンパク質は、静脈内ボーラス投与後に、血漿回収率の60%に及ぶ長さ依存性
の増加及びAUC/Dの増加を示す。
FIX欠損マウスに、50または200IU/kgの本FIX融合タンパク質、すなわ
ち、288のアミノ酸を有するXTEN(例えばAE288)に融合されたFIX、72
のアミノ酸を有するXTEN(例えばAE72)がAPドメイン中、D166の後に挿入
されたFIX−Fc、42のアミノ酸を有するXTEN(例えばAE42)がAPドメイ
ン中、D166の後に挿入されたFIX−Fc、及び対照(例えばFIXFc及びFIX
)を静脈内投与した。血漿を採取し、FIX活性の分析及びPK分析を実施例5に記載の
方法と同様にして実施した。図6の6Aは注射した用量の%として血漿活性をプロットす
る。薬物動態学的(PK)パラメータをWinNonlin 6.2.1(Pharsi
ght、NCA解析によるCerteraを用いて計算し、図6の6BはMRT(X軸)
に対する相対的血漿回収率(Y軸)を示す。円の面積は用量当たりの曲線下面積(AUC
/D、単位:時間/kg/mL)を表し、FIXFcの活性化ペプチド(AP)ドメイン
へのXTEN配列の挿入によって、rFIXFc単独の平均滞留時間よりも長い平均滞留
時間が、FIXに比較して延長されることを示す(図6の6B)。また、血漿活性回収率
及びAUC/DがXTEN長の増加に伴って向上する(図6の6A〜6B)。rFIX−
CT.288(配列番号226)及びrFIXFc−AP.72(配列番号151)のA
UC/Dは、rFIXFcと比較してそれぞれ3.4倍及び4.5倍向上した(図6の6
A〜6B)。これは、静脈内投与したrFIXと比較した場合、それぞれ8.5倍及び1
4.5倍に相当する(図6の6A〜6B)。したがって、APドメイン中へのXTENの
挿入をrFIXFc−R338LにおけるFcに媒介される半減期の延長と組み合わせる
ことによって、半減期ならびに血漿回収率及びAUC/用量の増加の両方が、rFIX及
びrFIXFcのそれに比較して拡大される。
FIX欠損マウスに、t=0において、50または200IU/kgのFIX融合タン
パク質、すなわち、288のアミノ酸のXTEN(例えばAE288)にC末端で融合さ
れたFIX(FIX−CT.288)、72のアミノ酸のXTEN(例えばAE72)を
APドメイン中に有するFIXFc(FIXFc−AP.72)、42のアミノ酸のXT
EN(例えばAE42)をEGF2ドメイン中に有するFIXFc(例えばFIXFc−
EGF.42)、及び対照(FIXFc及びFIX)を皮下投与した。血漿を採取し、F
IX活性の分析及びPK分析を実施例1に記載の方法と同様にして実施した。図7の7A
は注射した用量の%として血漿活性をプロットする。薬物動態学的(PK)パラメータを
WinNonlin 6.2.1(Pharsight、NCA解析によるCerter
aを用いて計算し、図7の7BはMRT(X軸)に対する相対的血漿回収率(Y軸)を示
す。円の面積は用量当たりの曲線下面積(AUC/D、単位:時間/kg/mL)を表し
、rFIXのカルボキシ末端におけるXTENポリペプチドの融合またはFIXFcの活
性化ペプチド(AP)ドメインもしくはEGF2ドメインへのXTEN配列の挿入によっ
て、上記FIX融合タンパク質の皮下投与プロファイルが大幅に向上することを示す(図
7の7B)。HemBマウスにおいて皮下投与に関し、rFIXFcと比較して、rFI
XFc−AP.72及びrFIX−CT.288のAUC/Dは6〜9倍向上し、生物学
的利用能は1.5〜2倍向上し、且つCmax/Dは3〜10倍向上している。rFIX
と比較した場合、FIXFc−AP.72及びrFIX−CT.288の薬物動態学的パ
ラメータの向上は、rFIXと比較して、それぞれ、28〜40倍のAUC/Dの向上、
3倍の生物学的利用能の増加及び15〜30倍のCmax/Dの向上である(図7の7A
〜7B)。
.288及びrFIXFc−AP.72)は、rFIXFcの静脈内投与と比較した場合
、2.6倍及び1.9倍のAUC/Dの向上を示し、後者は、ヒトにおける予防のための
週1回またはそれよりも低頻度での静脈内投与を支持する。
ヒト血友病Bの血液に、3、10、及び30IU/dLの表示した用量のrFIXFc
(白丸、点線)またはFIX融合タンパク質(例えばrFIXFc−AP.72)(黒丸
、実線)またはビヒクル(白三角)を添加した(図8の8A〜8C)。回転トロンボエラ
ストメトリー(ROTEM)を用いて全血凝固特性を測定し、当該血液の再石灰化(NA
TEM)によって凝固を開始させた。rFIXFc−AP.72は、血友病Bの血液中に
おいて、凝固時間(CT、単位:秒)、アルファ角(単位:度)及び最大血餅硬度(MC
F、単位:mm)に関して、rFIXFcと比較して同様の活性を示した(図8の8A〜
8C)。各時点におけるデータは4〜5の同一組成の試料による繰返しの平均値+/−標
準偏差である(図8の8A〜8C)。
rFIX及びrFIXFcの両方と比較して、皮下投与での薬物動態の大幅な向上を示し
ている。有効性及び相対成長率に対処するための更なる検討が、前臨床動物モデルにおい
て進行中である。
での有効性
既報(Dumont et al.,Blood,119(13):3024−303
0,2012)のとおりに、尾の先端を切断した後に、投与したマウスにおける全失血量
を測定する、盲検化マウス尾切断出血モデルにおいて急性の有効性を検討した。簡単に説
明すると、8〜15週齢のオスの血友病Bマウス(Lin et al.,Blood(
1997) 90:3962−3966)を、50mg/kgのケタミンと0.5mg/
kgのデクスメデトミジンとの混合物で麻酔した。尾を37℃の生理的食塩水に10分間
浸漬して側脈を拡張させ、続いてビヒクル(3.88g/LのL−ヒスチジン、23.8
g/Lのマンニトール、11.9g/Lのスクロース、3.25g/Lの塩化ナトリウム
、0.01%(w/v)のポリソルベート20(pH 7.1)、3%のヒト血清アルブ
ミン)、rFIXFc−AP.72、またはrFIXFcのいずれかを、50、100、
及び200IU/kgで静脈内尾部静脈注射した。投与の5分後に尾の遠位先端部の5m
mを切断し、事前に重量を測定した、13mLの生理的食塩水が入った管の中に30分間
浸漬した。失血量を重量で定量した。統計的有意性をGraphPad Prism 6
において、対応のない両側t検定を用いて算出した。かかる両側t検定は、上記50、1
00、及び200IU/kgの用量のrFIXFc−AP.72はビヒクルと有意に異な
ることを示した(P値<0.0001)。また、データは、低用量、例えば50IU/k
gのrFIXFc−AP.72によって、同一の低用量、すなわち50IU/kgのrF
IXFcと比較して、失血量が有意に低くなることを示している。これらの結果から、こ
の出血モデルにおいては、rFIXFcに比較して、rFIXFc−AP.72の同等ま
たは向上した急性の有効性が実証される。
ビボでの有効性
既報(Toby et al.,PLOS One,DOI:10.1371/jou
rnal.pone.0148255,2016;Pan et al.,Blood
114:2802−2822(2009))のとおりに、外側尾静脈の切断後の、投与し
た血友病Bマウスの生存時間を測定する盲検化マウス尾静脈切断(TVT)出血モデルに
おいて、長期の有効性を検討した。簡単に説明すると、8〜15週齢のオスの血友病Bマ
ウス(Lin et al.,Blood 90:3962−3966(1997))に
、15、50、100IU/kgのFIX活性のrFIXFcまたはこれに対応する皮下
用量のFIXFc−AP.72を静脈内投与し、ビヒクルをボーラス投与したマウスと比
較した。投与の72時間後に、全てのマウスを麻酔し、尾の径が2.7mmの部分で一方
の外側尾静脈を切断した。TVTの直後から9〜11時間の間、次いで24時間の一昼夜
の時点で、再出血及び(マウスが瀕死であった場合に決定された安楽死までの時間として
定義される)死亡時刻を含む定性的な終点を監視し、毎時間記録した。24時間の検討の
終了時に全てのマウスを安楽死させ、死亡または瀕死ではないマウスを24時間生存して
いたと判定した。
存率としてプロットした。ビヒクルを皮下投与したマウス(点線)、FIXFc−AP.
72を皮下投与したマウス(実線、閉じた記号)またはFIXFcを静脈内投与したマウ
ス(破線、白抜きの記号)(15IU/kg、50IU/kg、100IU/kg n=
30であるビヒクル投与以外はn=20/用量)(図10)。対応するIU/kg表記の
用量で皮下投与したFIXFc−AP.72対静脈内投与したrFIXFcで処置したマ
ウスの生存率曲線は、試験した全ての用量において、等価の静脈内投与したrFIXFc
と比較して、FIXFc−AP.72を皮下投与したHemBマウスの生存率が向上した
ことを示した(図10)。
−216、二重鎖Fc)の静脈内及び皮下投与での薬物動態学的パラメータの向上
血友病−Bマウスに、200IU/kgのFIXFc−AP.72(FIX−216、
二重鎖Fc)またはrFIXのいずれかを投与した。表示した時点で、血液を後眼窩での
採血によって採取した。活性の標準として投与物質を用いた1段階凝固アッセイ活性によ
って、FIXの血漿レベルを測定した。図11の11Aにおいて、血漿活性を注射した用
量の%としてプロットする。図11の11Bは、Phoenix WinNonLin
6.2.1(Pharsight、Certara)を用い、NCA(ノンコンパートメ
ント)解析によって計算した薬物動態学的パラメータの表を示す。rFIXに対するFI
X−216について示された薬物動態学的パラメータの向上には、平均滞留時間(MRT
)、AUC/用量及び他のパラメータが含まれる。
max、及び同様(IU/kg)の静脈内投与したrFIXまたはrFIXFcと比較し
た場合の血漿活性レベルの向上が示されている。本発明者らは、HemBマウスにおける
上記TVT出血モデルを用いて、投与後72時間において、皮下投与したFIXFc−A
P.72が、試験した全ての用量において静脈内投与したrFIXFcと比較して、イン
ビボでの有効性が向上したことを示している。同様に、HemBマウス尾切断出血モデル
における急性の有効性試験によって、静脈内投与したFIXFc−AP.72がrFIX
Fcと比較して有効性が向上することが示された。これらのデータは、ヒトにおけるFI
XFc−AP.72の週1回またはそれよりも低頻度での予防的皮下投与の可能性を支持
する。
ので、他の者は当業者の範囲内の知識を適用することにより、過度の実験をすることなく
、発明の概括的な概念から逸脱することなく、かかる詳細な実施形態を種々の用途に対し
て容易に改変及び/または適合させることができる。したがって、かかる適合及び改変は
、本明細書に提示される教示及び指針に基づけば、上記開示された実施形態の均等物の意
味及び範囲の内であることが意図される。本明細書における語法または用語は説明を目的
とするものであって限定を目的とするものではなく、本明細書の用語または語法は、本明
細書の教示及び指針に照らして当業者によって解釈されるべきものであることを理解する
必要がある。
業者には明らかとなろう。上記詳述及び実施例は単に例示的と見なされるべきものであり
、本発明の真の範囲及び趣旨は後述の特許請求の範囲によって示されることを意図する。
6年1月22日出願の同第62/281,993号の優先権を主張し、上記出願はそれら
の全体が参照により本明細書に援用される。
E1. 第IX因子(FIX)ポリペプチドと、配列番号2のアミノ酸103、配列番
号2のアミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149、配
列番号2のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174
、配列番号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ酸2
28、配列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択
されるアミノ酸に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に挿入された少なくとも
1のXTENとを含み、凝血促進活性を示すFIX融合タンパク質。
、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174及びそれらの任意の組み合
わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する、E1に記載のFIX融合タンパク質
。
、配列番号2のアミノ酸228、配列番号2のアミノ酸413及びそれらの任意の組み合
わせからなる群より選択されるアミノ酸に対応する、E1またはE2に記載のFIX融合
タンパク質。
、及び両方からなる群より選択されるアミノ酸に対応する、E1〜E3のいずれか1に記
載のFIX融合タンパク質。
か1に記載のFIX融合タンパク質。
少なくとも約36のアミノ酸、少なくとも約42のアミノ酸、約72のアミノ酸、少なく
とも約144のアミノ酸、または少なくとも約288のアミノ酸を含む、E1〜E5のい
ずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
、AE144、AG864、AG576、AG288、AG144、またはそれらの任意
の組み合わせを含む、E1〜E6のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、及びそ
れらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも約80%、
少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、
少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または約100%同一
であるアミノ酸配列を含む、E1〜E7のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
IX融合タンパク質。
ンパク質。
05、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ酸149、配列番号2のアミノ
酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のアミノ酸174、配列番号2のア
ミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2のアミノ酸228、配列番号2
のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸に
対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に挿入されているか、または第2のXTE
Nが、上記FIXポリペプチドのC末端もしくは該FIXポリペプチドのC末端に融合さ
れているリンカーのいずれかに融合されている、E10に記載のFIX融合タンパク質。
i.配列番号2のアミノ酸105及び配列番号2のアミノ酸166、
ii.配列番号2のアミノ酸105及び配列番号2のアミノ酸224、
iii.配列番号2のアミノ酸105及びC末端に融合された、
iv.配列番号2のアミノ酸166及び配列番号2のアミノ酸224、
v.配列番号2のアミノ酸166及びC末端に融合された、ならびに
vi.配列番号2のアミノ酸224及びC末端に融合された
からなる群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に挿
入され及び/または上記FIXポリペプチドのC末端に融合される、E10またはE11
に記載のFIX融合タンパク質。
IXポリペプチド内に挿入され、第2のXTENが上記FIXポリペプチドのC末端に融
合された、E10またはE11に記載のFIX融合タンパク質。
酸、少なくとも約36のアミノ酸、少なくとも約42のアミノ酸、少なくとも約72のア
ミノ酸、少なくとも約144のアミノ酸、または少なくとも約288のアミノ酸を含む、
E10〜E13のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
88、AE144、AG864、AG576、AG288、AG144、及びそれらの任
意の組み合わせからなる群より選択される、E10〜E14のいずれか1に記載のFIX
融合タンパク質。
融合タンパク質。
41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、及
びそれらの任意の組み合わせからなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも約80
%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96
%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または約100%
同一であるアミノ酸配列を含む、E10〜E16のいずれか1に記載のFIX融合タンパ
ク質。
ずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
が42のアミノ酸より長く且つ144のアミノ酸より短いアミノ酸配列を含むXTENと
を含むFIX融合タンパク質。
く且つ140、130、120、110、100、90もしくは80のアミノ酸より短い
、またはそれらの任意の組み合わせのアミノ酸配列を含む、E19に記載のFIX融合タ
ンパク質。
ンパク質。
、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%
、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または100%同一であるアミノ酸配列を
含む、E19に記載のFIX融合タンパク質。
ンパク質。
ている、E24に記載のFIX融合タンパク質。
ク質。
FIX融合タンパク質。
合された上記FIXポリペプチドを含み、第2のポリペプチド鎖が第2のFcドメインを
含み、第1のFcドメインと第2のFcドメインとが共有結合によって会合している、E
26またはE27に記載のFIX融合タンパク質。
上記Fcドメインと第2のFcドメインとを連結するリンカーとを含む単一のポリペプチ
ド鎖である、E26またはE27に記載のFIX融合タンパク質。
9に記載のFIX融合タンパク質。
ある、E29またはE30に記載のFIX融合タンパク質。
列番号153からなる群より選択される配列と少なくとも約80%、少なくとも約85%
、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%
、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または約100%同一であるアミノ酸配列
を含む、E1〜E31に記載のFIX融合タンパク質。
%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70
%、少なくとも約80%、少なくとも約90%または100%の凝血促進活性を有する、
E1〜E32のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
の両方によって測定される、E33に記載のFIX融合タンパク質。
のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
くとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少な
くとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または100%同一である
アミノ酸配列を含む、E35に記載のFIX融合タンパク質。
を含む単離されたポリヌクレオチド。
細胞。
胞。
細胞。
FIX融合タンパク質が発現される条件下で培養することを含む、上記方法。
ポリヌクレオチド、E38に記載の発現ベクター、またはE39〜E41のいずれか1に
記載の宿主細胞及び薬学的に許容される担体を含む組成物。
に記載のポリヌクレオチド、E38に記載の発現ベクター、E39〜E41のいずれか1
に記載の宿主細胞、E43に記載の組成物を投与することを含む、それを必要とする患者
における凝固疾患もしくは疾病の予防、治療、改善、または管理方法。
1〜E36のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質、E37に記載のポリヌクレオチ
ド、E38に記載の発現ベクター、E39〜E41のいずれか1に記載の宿主細胞を上記
対象の試料と接触させることを含む上記方法。
03、配列番号2のアミノ酸105、配列番号2のアミノ酸142、配列番号2のアミノ
酸149、配列番号2のアミノ酸162、配列番号2のアミノ酸166、配列番号2のア
ミノ酸174、配列番号2のアミノ酸224、配列番号2のアミノ酸226、配列番号2
のアミノ酸228、配列番号2のアミノ酸413、及びそれらの任意の組み合わせからな
る群より選択されるアミノ酸に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内にXTEN
を挿入し、それによってFIX融合タンパク質を構築することを含み、上記FIXタンパ
ク質が凝血促進活性を示す、上記FIXポリペプチドの半減期の延長方法。
って、
a.第1の連鎖が、
i.FIXポリペプチドと、
ii.配列番号2のアミノ酸166に対応する挿入部位で上記FIXポリペプチド内に
挿入され、少なくとも約72のアミノ酸を有するアミノ酸配列を含む少なくとも1のXT
ENと、
iii.上記少なくとも1のXTENの上記FIXポリペプチドに融合された第1のF
cドメインと
を含み、
b.第2の連鎖が第2のFcドメインを含み、
第1のFcドメインと第2のFcドメインとが共有結合によって会合しており、凝血促進
活性を示す、上記FIX融合タンパク質。
約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも
約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または約1
00%同一であるアミノ酸配列を含む、E48に記載のFIX融合タンパク質。
と少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%
、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約
99%同一であるアミノ酸配列を含み、且つ上記FIX融合タンパク質の第2の連鎖が、
配列番号228のアミノ酸配列と少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも
約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも
約98%、または少なくとも約99%同一であるアミノ酸配列を含む、E48またはE4
9に記載のFIX融合タンパク質。
含み、且つ上記FIX融合タンパク質の第2の連鎖が配列番号228のアミノ酸配列を含
む、E48〜E50のいずれか1に記載のFIX融合タンパク質。
Claims (1)
- 明細書に記載の発明。
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