JP2020513927A5

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Info

Publication number: JP2020513927A5
Application number: JP2019536861A
Authority: JP
Filing date: 2018-01-10
Publication date: 2021-02-25
Anticipated expiration: 2038-01-10

Claims

対象から血液を採取して保存する装置であって、
開口部を有するハウジングと、
血液の採取を可能にするため、前記対象の皮膚を貫通するために前記開口部を通って延びることができる１つ以上の穿刺要素と、
血液を採取して保存するための１つ以上のマトリックスを保持するように構成されたカートリッジと、
前記カートリッジを受け入れるように構成されたカートリッジチャンバであって、前記カートリッジは、前記カートリッジチャンバの出力ポートに解放可能に結合される、カートリッジチャンバと、を備える装置。
前記カートリッジは、前記出力ポートに解放可能に結合されたカートリッジポートを有する、請求項１に記載の装置。
前記ハウジングは凹部を有し、前記開口部は、前記凹部の一部に配置される、請求項１に記載の装置。
前記装置は、前記ハウジング内の真空チャンバを備え、前記真空チャンバは、真空の初期状態を有しており、及び、前記真空の作動によって前記真空チャンバと前記凹部との間に流体連通が確立されて前記対象の皮膚を前記凹部内に引き込むように構成される、請求項３に記載の装置。
前記凹部は、皮膚を引き込むための吸引空洞として機能し、前記凹部は、毛管圧差下で血液が採取されることを可能にするように構成されたサイズ又は形状を有し、採取された血液は、前記凹部内に引き込まれる皮膚の体積及び／又は表面積に依存する、請求項４に記載の装置。
前記真空チャンバ内の前記真空の初期状態の圧力は、約−４ｐｓｉｇ〜約−１５ｐｓｉｇの範囲である、請求項４に記載の装置。
（ｉ）前記装置は、前記１つ以上の穿刺要素による貫通後、少なくとも３０μＬ／分の平均流量で前記対象から血液を引き込んで採取するように構成される、又は
（ｉｉ）前記装置は、少なくとも１５０μＬ／分の平均流量で血液を引き込んで採取するように、かつ、少なくとも１５０μＬの血液が採取されるまで前記平均流量を維持するように構成される、又は
（ｉｉｉ）前記装置は、３分未満で前記対象から少なくとも１７５μＬの血液を採取するように構成される、請求項１に記載の装置。
前記真空チャンバからの前記真空の作動時、（１）前記真空の圧力及び（２）前記サイズ又は前記形状を有する前記凹部は、前記凹部内に引き込まれた皮膚に前記凹部の表面が実質的に接触するように、皮膚が前記凹部に実質的に一致することを可能にするように構成される、請求項４に記載の装置。
（ｉ）前記凹部の表面積は、前記開口部の面積の少なくとも１０倍である、又は
（ｉｉ）前記凹部の表面積が約７５ｍｍ²〜約２９００ｍｍ²の範囲であり、前記開口部の面積が約１．５ｍｍ²〜約３０ｍｍ²の範囲である、又は
（ｉｉｉ）前記開口部の直下の皮膚の面積が、前記凹部内に引き込まれた皮膚の総面積の少なくとも３分の２である、又は
（ｉｖ）前記凹部によって囲まれた皮膚の体積が、約０．４ｃｍ³〜約４．０ｃｍ³の範囲であり、前記凹部と接触している皮膚の表面積が、約３．２ｃｍ²〜約７．２ｃｍ²の範囲である、又は
（ｖ）前記凹部が、約１．０ｃｍ³〜約５．０ｃｍ³の範囲の容積を有する凹状の空洞を含む、又は
（ｖｉ）約１０ｍｍ〜約６０ｍｍの範囲の基部直径、及び、約３ｍｍ〜約３０ｍｍの範囲の高さを有する球形キャップの形状であり、任意選択的に、前記開口部は、前記球形キャップの頂点にある、請求項３に記載の装置。
前記凹部は、皮膚への真空吸引力を向上させ、かつ、真空漏れを減らすように構成された１つ以上のフィレットを有し、任意選択的に、前記１つ以上のフィレットが、前記凹部の周囲に沿って連続的に延び、さらに任意選択的に、前記１つ以上のフィレットが、皮膚が前記凹部内に引き込まれるときに皮膚と接触するように構成される、請求項４に記載の装置。
皮膚は、前記真空によって前記凹部内に引き込まれ、１秒未満で前記凹部を完全に満たす、請求項４に記載の装置。
前記装置は、接着剤及び前記真空を使用して前記対象の皮膚上の所定の位置に支持されて保持され、任意選択的に、前記装置は、重力の補助によって血液の採取を促進する位置又は配向で前記対象の腕の上部に使用するように構成される、請求項４に記載の装置。
前記装置が、（ａ）前記凹部の前記サイズ又は前記形状、及び／又は、（ｂ）真空圧力に応じた速度で血液を採取するように構成される、請求項５に記載の装置。
前記真空は、前記真空チャンバの壁に設けられたバリヤを破ることによって作動させられ、前記真空チャンバと前記凹部との間の流体連通は、前記バリヤが破られたときに確立され、任意選択的に、前記真空チャンバは、真空の前記初期状態を提供するために空気が前記真空チャンバから引き出される隔壁を有する、請求項４に記載の装置。
前記ハウジングが前記カートリッジチャンバを備える、請求項１に記載の装置。