JP2020076168A - ウェブ製造装置およびシート製造装置 - Google Patents

ウェブ製造装置およびシート製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020076168A
JP2020076168A JP2018209382A JP2018209382A JP2020076168A JP 2020076168 A JP2020076168 A JP 2020076168A JP 2018209382 A JP2018209382 A JP 2018209382A JP 2018209382 A JP2018209382 A JP 2018209382A JP 2020076168 A JP2020076168 A JP 2020076168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
unit
manufacturing apparatus
humidifying
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018209382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7211022B2 (ja
Inventor
稲葉 功
Isao Inaba
功 稲葉
中村 昌英
Masahide Nakamura
昌英 中村
一真 宮澤
Kazuma Miyazawa
一真 宮澤
裕生 小口
Hiroo Oguchi
裕生 小口
勇 荒井
Isamu Arai
勇 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2018209382A priority Critical patent/JP7211022B2/ja
Priority to US16/675,315 priority patent/US11384482B2/en
Publication of JP2020076168A publication Critical patent/JP2020076168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211022B2 publication Critical patent/JP7211022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G7/00Damping devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/003Indicating or regulating the moisture content of the layer
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/008Steam showers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0009Paper-making control systems

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

【課題】ウェブの搬送を再開する際に、ウェブの品質の低下を抑制するウェブ製造装置、および、かかるウェブ製造装置を備えるシート製造装置を提供すること。【解決手段】繊維を含むウェブを搬送する搬送部と、前記ウェブを加湿するウェブ加湿部と、前記搬送部および前記ウェブ加湿部の作動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記搬送部による前記ウェブの搬送が停止した場合、前記ウェブ加湿部により前記ウェブを加湿した後に、前記搬送部による前記ウェブの搬送を再開させることを特徴とするウェブ製造装置。また、前記制御部は、前記ウェブ加湿部により前記ウェブの加湿を開始させた後、所定時間経過後に、前記ウェブの加湿を停止させることが好ましい。【選択図】図2

Description

本発明は、ウェブ製造装置およびシート製造装置に関するものである。
特許文献1には、繊維材料とバインダー粉末との混合物から造形品を製造する方法が開示されている。この方法では、まず、繊維をシート状に広げた後、機械的に予備圧密化して、シート状繊維構造体を得る。次に、得られたシート状繊維構造体にバインダー粉末を散布する。その後、バインダー粉末を散布したシート状繊維構造体に対し、繊維とバインダーの乾燥混合物の総重量の5〜60重量%の水を散布して湿らせる。そして、湿らせたシート状繊維構造体に対して加圧・熱処理を行うことにより、造形品を得る。
特表平8−503255号公報
特許文献1に記載されている方法において、一連のプロセスを連続して行うためには、各プロセスを行うエリアに向けて、シート状繊維構造体を順次搬送することが考えられる。
しかしながら、湿らせたシート状繊維構造体を加圧・熱処理を行うエリアに搬送する前の段階において、意図せずプロセスが停止してしまうこと、あるいは、意図的にプロセスを停止させることが起こり得る。この場合、湿らせたシート状繊維構造体は、その状態で放置されることになるため、環境条件によっては、経時的に乾燥が進行する。そうすると、シート状繊維構造体の機械的特性が低下することが懸念される。
そして、乾燥が進行した状態でプロセスが再開されると、機械的特性が低下したシート状繊維構造体を搬送することになる。このため、搬送の際に、シート状繊維構造体にしわが発生したり、厚さが不安定になったりすることが懸念される。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明のウェブ製造装置は、繊維を含むウェブを搬送する搬送部と、
前記ウェブを加湿するウェブ加湿部と、
前記搬送部および前記ウェブ加湿部の作動を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記搬送部による前記ウェブの搬送が停止した場合、前記ウェブ加湿部により前記ウェブを加湿した後に、前記搬送部による前記ウェブの搬送を再開させることを特徴とする。
本発明のシート製造装置は、本発明のウェブ製造装置と、
前記ウェブ製造装置により製造された前記ウェブを加圧する加圧部と、
を備え、
加圧された前記ウェブからシートを製造することを特徴とする。
第1実施形態に係るシート製造装置を示す概略側面図である。 図1の部分拡大図である。 図1に示すウェブ製造装置のブロック図である。 図1に示すウェブ製造装置の作動を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るシート製造装置の部分拡大図である。 第2実施形態に係るウェブ製造装置のブロック図である。 図6に示すウェブ製造装置の作動を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るシート製造装置の部分拡大図である。 第3実施形態に係るウェブ製造装置のブロック図である。
以下、本発明のウェブ製造装置およびシート製造装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係るウェブ製造装置およびシート製造装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係るシート製造装置を示す概略側面図である。図2は、図1の部分拡大図である。図3は、図1に示すウェブ製造装置のブロック図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平面となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「+」、その反対方向を「−」という。また、図1の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」ということがある。また、図2の左側を「上流」、右側を「下流」ということがある。
図1に示すように、シート製造装置100は、ウェブ製造装置1と、シート形成部20と、切断部21と、ストック部22と、回収部27と、を備えている。
ウェブ製造装置1は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、制御部28と、背面搬送部29と、ウェブ加湿部237と、を備えている。また、これら各部は、制御部28と電気的に接続されており、制御部28によってその作動が制御される。
また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236とを備えている。その他、シート製造装置100は、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263と、を備えている。
また、シート製造装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程と、がこの順に実行される。
以下、各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給する原料供給工程を行なう部分である。この原料M1としては、セルロース繊維を含む繊維含有物からなるシート状材料が挙げられる。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロース、すなわち狭義のセルロースを主成分とし、繊維状をなすものをいう。また、セルロース繊維には、狭義のセルロースの他に、ヘミセルロース、リグニン等が含まれていてもよい。また、原料M1の形態は、特に限定されないが、例えば織布、不織布等が挙げられる。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して再生、製造されたリサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーでなくてもよい。なお、本実施形態では、原料M1は、使用済みまたは不要となった古紙である。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中等の気中で粗砕する粗砕工程を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなしている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含む図示しないフィルターを有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式または温風気化式の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ、すなわち、気流を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開き未満の解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側、すなわち、下流側が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに再び解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト151と、3つの張架ローラー152と、吸引部153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、その上に第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合する混合工程を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを樹脂P1に含ませて複合化したものを樹脂供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂P1とが混合される。また、ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト191と、張架ローラー192と、吸引部193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。なお、加湿部236は、超音波式加湿器に限定されず、気化式加湿器であってもよい。
また、加湿部231〜加湿部236までに加えられる合計水分量は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、後述する背面搬送部29が配置され、さらにその下流側にはシート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。なお、このときの加熱の程度としては、例えば、樹脂P1を溶融させない程度であるのが好ましい。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート形成部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程を行なう部分である。この切断部21は、第1カッター211と、第2カッター212とを有する。
第1カッター211は、シートSの搬送方向と交差する方向、特に直交する方向にシートSを切断するものである。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。この切断は、シートSの両側端部(y軸方向の端部)の不要な部分を除去して、シートSの幅を整えるものであり、切断除去された部分は、いわゆる「みみ」と呼ばれる。
このような第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の形状、大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
背面搬送部29は、第2ウェブM8を下流方向へ搬送する搬送部である。このような背面搬送部29は、メッシュベルト291と、複数の張架ローラー292と、を備えている。メッシュベルト291は、無端ベルトであり、3つの張架ローラー292に掛け回されている。そして、張架ローラー292の回転駆動により、メッシュベルト291下の第2ウェブM8を、下流側に搬送する。また、背面搬送部29は、前述したメッシュベルト191の上方に配置されている。そして、メッシュベルト291の延在範囲は、その一部が、前述したメッシュベルト191の延在範囲と重複している。この重複部分に第2ウェブM8が挿入される。したがって、第2ウェブM8の上面にはメッシュベルト291が当接し、第2ウェブM8の下面にはメッシュベルト191が当接することになる。その結果、第2ウェブM8は、上下からメッシュベルト291とメッシュベルト191との間に挟持され、より安定的に搬送される。
なお、背面搬送部29は、必要に応じて、メッシュベルト291下に第2ウェブM8が存在しているか否かを検出するセンサー等を備えていてもよい。このセンサーによる検出信号は、制御部28に出力される。
ここで、第2ウェブM8は、加湿部236によって加湿されているため、シート製造装置100が稼働している間は、十分な含水率を有している。このため、第2ウェブM8も、良好な機械的特性を有しており、背面搬送部29による搬送にも支障はない。
しかしながら、シート製造装置100の稼働は、意図せず停止したり、意図的に停止させたりすることがある。その際、シート製造装置100の稼働状況によっては、背面搬送部29の直下に第2ウェブM8が残っている場合がある。シート製造装置100の稼働が停止すると、第2ウェブM8の搬送が停止するとともに加湿部236による加湿も停止するため、第2ウェブM8に含まれた水分は徐々に蒸発し、第2ウェブM8の含水率は経時的に低下するおそれがある。特に、シート製造装置100の外部環境が乾燥している場合、その傾向は顕著になる。
シート製造装置100の稼働が停止した後、シート製造装置100を再稼働する際には、背面搬送部29も稼働を再開し、背面搬送部29下に残っていた第2ウェブM8についても下流側への搬送が再開される。ところが、背面搬送部29下に残っていた第2ウェブM8の含水率が、稼働停止中に低下していた場合、それに伴って第2ウェブM8の機械的特性も低下しているおそれがある。そのような場合には、背面搬送部29による搬送の結果、第2ウェブM8にしわが発生したり、厚さが不安定になったりすることが懸念される。
そこで、本実施形態に係るウェブ製造装置1は、第2ウェブM8を加湿可能なウェブ加湿部237を備えており、第2ウェブM8の搬送が停止したとき、その後の搬送の再開に先立って、ウェブ加湿部237により第2ウェブM8の加湿を行う。図1に示すウェブ加湿部237は、ドラム部181の上方に設けられ、背面搬送部29やその周辺、すなわち第2ウェブM8が搬送される空間HSを加湿する。空間HSが加湿されることにより、第2ウェブM8も加湿され、含水率が高められる。なお、メッシュベルト291が通気性を有している場合には、メッシュベルト291を介して第2ウェブM8を加湿することもできる。
そして、ウェブ加湿部237により第2ウェブM8を加湿した後に、背面搬送部29による搬送を再開する。このようにすれば、第2ウェブM8が十分な機械的特性を有している状態で搬送されることになるため、前述したような品質の低下が抑制される。
なお、空間HSとは、ウェブ加湿部237により加湿可能な範囲のことを意味しており、外装パネルや機器類等で囲まれた閉空間であってもよいが、外部に開放された開放空間であってもよい。
また、制御部28は、図3に示すように、CPU281(Central Processing Unit)と記憶部282とを備えている。上記のようなウェブ製造装置1の作動は、制御部28によって制御される。すなわち、背面搬送部29およびウェブ加湿部237の作動は、制御部28からの制御信号に基づいて制御される。
なお、ウェブ加湿部237の位置は、上記の位置に限定されず、空間HSが加湿可能な位置であれば、いかなる位置であってもよい。
ここで、図4は、図1に示すウェブ製造装置の作動を示すフローチャートである。
ウェブ製造装置1では、前述したように、意図せずまたは意図的に第2ウェブM8の製造を停止することがある。すなわち例えば、停電等の理由で意図せず第2ウェブM8の搬送が停止したり、意図的に搬送を停止させたりすることがある。このようにして、第2ウェブM8の搬送が停止すると、制御部28は、必要に応じて、その停止時刻および第2ウェブM8の有無等の情報を記憶部282に記憶する。そして、第2ウェブM8の搬送を再開する際には、それに先立って、記憶部282に記憶された情報に基づき、または、背面搬送部29からの信号に基づき、背面搬送部29下に第2ウェブM8が存在しているか否かを判断する。なお、この判断の基となる情報は、上記の情報に限定されない。
第2ウェブM8が存在していない場合には、制御部28は、第2ウェブM8の搬送を再開させる。一方、第2ウェブM8が存在している場合には、制御部28は、ウェブ加湿部237による第2ウェブM8の加湿を開始させる。
このとき、ウェブ加湿部237による加湿量は、第2ウェブM8の含水率が十分に高くなり、求められる機械的特性を満足する量が確保されればよい。一例として、本実施形態に係る制御部28は、ウェブ加湿部237により第2ウェブM8の加湿を開始させた後、所定時間経過後に、第2ウェブM8の加湿を停止させるように制御する。このようにあらかじめ設定した時間によって加湿量を制御するようにすれば、複雑な演算等を経ることなく、記憶部282に記憶させておいた所定時間に基づいてウェブ加湿部237の作動を制御すればよいので、制御部28の構成を簡素化することができる。
この所定時間は、加湿量を左右するパラメーターであるが、あらかじめ定めた時間であってもよいし、各種条件等に基づいて動的に変化する時間であってもよい。なお、加湿量の確保とダウンタイムの削減とを考慮した場合、ウェブ加湿部237の加湿の開始から停止までの所定時間を、5分以上60分以下とするのが好ましく、10分以上40分以下とするのがより好ましい。ウェブ加湿部237の加湿時間が前記下限値を下回ると、第2ウェブM8の構成によっては、加湿量が少なすぎるため、第2ウェブM8の含水率を十分に高めることができないおそれがある。一方、加湿時間が前記上限値を上回ると、第2ウェブM8の構成によっては、加湿量が多すぎるため、例えば第2ウェブM8が背面搬送部29に貼り付くといった不具合を生じるおそれがある。
第2ウェブM8の加湿を停止させた後、制御部28は、背面搬送部29による第2ウェブM8の搬送を再開させる。以上のようにして第2ウェブM8の製造も再開される。
以上のように、本実施形態に係るウェブ製造装置1は、繊維を含む第2ウェブM8を搬送する搬送部である背面搬送部29と、第2ウェブM8を加湿するウェブ加湿部237と、背面搬送部29およびウェブ加湿部237の作動を制御する制御部28と、を備えている。そして、第2ウェブM8の搬送が停止した場合、制御部28は、ウェブ加湿部237により第2ウェブM8を加湿した後に、背面搬送部29による第2ウェブM8の搬送を再開させる。
このようなウェブ製造装置1によれば、第2ウェブM8が十分な機械的特性を有している状態で搬送されることになるため、第2ウェブM8における品質の低下が抑制される。その結果、稼働停止および稼働再開を経た後でも、品質の高い第2ウェブM8を製造することができる。そして、かかる第2ウェブM8を用いることにより、最終的には、品質の高いシートSを製造することができる。
なお、加湿後の第2ウェブM8の含水率は、その厚さ等に応じて若干異なるものの、質量比で3.5%以上であるのが好ましく、4.0%以上10.0%以下であるのがより好ましい。含水率が前記範囲内であれば、第2ウェブM8は、十分な機械的特性を有しているとともに、過剰な含水に伴う余分な水分の発生が抑えられる。その結果、より品質の高いシートSを製造可能な第2ウェブM8を製造することができる。
なお、第2ウェブM8の含水率は、例えば株式会社ケツト科学研究所製の紙水分計HK−300等を用いて測定可能である。
また、本実施形態では、ウェブ加湿部237の加湿を停止した後、第2ウェブM8の搬送を再開させるようにしているが、ウェブ加湿部237の加湿を停止する前に搬送を再開させるようにしてもよい。また、制御部28は、加湿時間ではなく、単位時間当たりの加湿量、すなわち加湿速度を制御するようになっていてもよいし、加湿時間と加湿速度の双方を制御するようになっていてもよい。
また、ウェブ加湿部237は、その加湿方式において特に限定はされないものの、気化式の加湿器を備えるものが好ましく用いられる。気化式は、大きな液滴を発生させにくいため、液滴に伴う不具合、例えば第2ウェブM8の表面だけが加湿され、内部の加湿量が上がらないといった不具合の発生を抑制することができる。さらに、気流を付加することで比較的広い範囲の加湿を行うことができるので、加湿すべき第2ウェブM8の面積が大きい場合でも、ムラなく加湿することができる。このため、加湿ムラに伴うしわ等の発生を抑制することができる。
さらに、プロセス上、第2ウェブM8が乾燥しやすい位置がある場合には、ウェブ加湿部237をその位置の近くに設けるのが好ましい。具体的には、図2では、背面搬送部29からシート形成部20の加圧部201までの間を第2ウェブM8が乗り移るのに伴って、第2ウェブM8が浮いた状態になっている。このように第2ウェブM8が浮いていると、空気に曝されやすいため、乾燥が促進される。したがって、このような背面搬送部29から加圧部201までの間を含むように空間HSを設定し、その空間HSを加湿するように、つまり、少なくとも背面搬送部29と加圧部201との間に位置する第2ウェブM8を加湿するように、ウェブ加湿部237の配置が適宜設定されることが好ましい。これにより、加湿によって第2ウェブM8の含水率をより確実に高めることができ、機械的特性の低下をより確実に抑制することができる。その結果、最終的にシート製造装置100において、品質の高いシートSをより製造しやすくなる。
なお、空間HSは、背面搬送部29から加圧部201までの間とは、背面搬送部29の上流端から加圧部201までの間のことをいう。また、空間HSは、さらに、ほぐし部18から背面搬送部29までの間も含むように設定されてもよい。
以上のように、本実施形態に係るシート製造装置100は、上記のウェブ製造装置1と、ウェブ製造装置1により製造された第2ウェブM8を加圧する加圧部201と、を備え、この加圧された第2ウェブM8からシートSを製造する。
このようなシート製造装置100によれば、稼働停止および稼働再開を経た後でも、ウェブ製造装置1において品質の高い第2ウェブM8を製造することが可能になるため、最終的には、品質の高いシートSを製造することができる。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態に係るシート製造装置の部分拡大図である。図6は、第2実施形態に係るウェブ製造装置のブロック図である。図7は、図6に示すウェブ製造装置の作動を示すフローチャートである。
以下、この図を参照して第2実施形態について説明するが、以下の説明では、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。なお、各図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態は、制御部が空間温湿度検出部の検出結果に基づいて各部の作動を制御すること以外、前記第1実施形態と同様である。
前述した第1実施形態では、第2ウェブM8のウェブ加湿部237による加湿を開始した後、所定時間経過後にウェブ加湿部237による加湿を停止するという制御を行っているが、本実施形態では、第1湿度検出部である空間温湿度検出部31により検出した空間HSの湿度に基づいて、ウェブ加湿部237による加湿量を調整するように制御する。これにより、第2ウェブM8の含水率を最適化することができる。
本実施形態に係るウェブ製造装置1は、図5に示すように、前述した第2ウェブM8が位置している空間HS内に設けられた空間温湿度検出部31を備えている。この空間温湿度検出部31は、空間HS内の温度および湿度を検出し、図6に示すように、検出結果を制御部28に出力する。
ここで、図7に示すフローチャートに基づいて本実施形態に係るウェブ製造装置1の作動を説明する。
第2ウェブM8の搬送が停止すると、制御部28は、その停止時刻、第2ウェブM8の有無等の情報の他、空間温湿度検出部31により検出された空間HSの湿度等の情報を記憶部282に記憶する。そして、第2ウェブM8の搬送を再開する際には、それに先立って、背面搬送部29下に第2ウェブM8が存在しているか否かを判断する。
第2ウェブM8が存在していない場合には、制御部28は、再開の準備が整うことになるため、第2ウェブM8の搬送を再開させる。
一方、第2ウェブM8が存在している場合、制御部28は、空間HSの湿度に基づいて判断を行う。具体的には、空間HSの湿度が所定値より高い場合には、加湿の必要がないと判断する。この場合、制御部28は、第2ウェブM8の搬送を再開させる。この判断の基となる空間HSの湿度の所定値は、第2ウェブM8の組成等に応じて異なるが、一例として相対湿度30%が挙げられる。その場合、空間HSの相対湿度が30%より高い場合には、加湿の必要がないと判断する。なお、空間HSの湿度の所定値は、相対湿度30%に限定されず、例えば相対湿度20〜50%であってもよい。
また、空間HSの湿度が所定値以下である場合には、加湿の必要があると判断する。すなわち、制御部28は、第1湿度検出部である空間温湿度検出部31により検出された湿度が所定値以下であるとき、ウェブ加湿部237により第2ウェブM8の加湿を開始させる。これにより、演算等を経ることなく、湿度の検出値に基づいて加湿の要否を判断すればよいので、制御部28の構成を簡素化することができる。
このとき、ウェブ加湿部237による加湿時間は、空間温湿度検出部31により検出された空間HSの湿度に基づいて調整されてもよい。すなわち、加湿時間は、検出された湿度と加湿時間と含水率との関係をあらかじめ取得しておき、その関係に基づいて第2ウェブM8の含水率が最適になるように算出されてもよい。これにより、第2ウェブM8の含水率が最適化され、第2ウェブM8の機械的特性を高めつつ、過剰な加湿に伴うダウンタイムの増加を抑制することができる。なお、加湿量の制御にあたっては、検出された湿度に基づいて算出した加湿時間で加湿するようにしてもよいし、湿度をリアルタイムに検出し、その検出結果に基づいて加湿時間を増減させながら加湿するようにしてもよい。後者の一例としては、空間HSの相対湿度が40〜60%に到達した時点で加湿を停止するといった制御が挙げられる。この場合、加湿不足を抑制し、かつ、無駄な加湿時間をさらに削減することができる。
以上のように、本実施形態に係るウェブ製造装置1は、第2ウェブM8が搬送される空間HSの湿度を検出する第1湿度検出部である空間温湿度検出部31を備え、制御部28は、空間温湿度検出部31の検出結果に基づき、ウェブ加湿部237の作動を制御する。これにより、第2ウェブM8の含水率が最適化され、第2ウェブM8の機械的特性を高めつつ、過剰な加湿に伴うダウンタイムの増加を抑制することができる。
なお、記憶部282には、必要に応じて、空間温湿度検出部31により検出された空間HSの温度の情報が記憶されていてもよい。そして、制御部28は、この温度も加味しつつ加湿時間を調整するようにしてもよい。したがって、温度の情報が必要ない場合には、空間温湿度検出部に代えて、空間湿度検出部を用いるようにすればよい。
さらに、記憶部282には、第2ウェブM8の搬送を停止した以降の、空間HSの湿度および温度の履歴が記憶されるようになっていてもよい。すなわち、第2ウェブM8の搬送を再開するにあたり、搬送の停止からそれまでの期間、第2ウェブM8がどのような環境下に置かれたのかという履歴に基づくことにより、第2ウェブM8の搬送を停止した以降の含水率の低下幅を推測することができる。したがって、制御部28は、推測した含水率の低下幅に基づき、その低下分を補うように加湿量を調整するようにすればよい。このようにすれば、加湿に伴い、第2ウェブM8の含水率を特に最適化することができるため、特に品質の高いシートSを製造することができる。
また、空間HSの加湿を開始するタイミングは、シート製造装置100の稼働再開のタイミングであってもよいし、それより前のタイミングであってもよい。後者の例としては、シート製造装置100の稼働を再開する前に行う作業が行われたタイミング等が挙げられる。かかる作業としては、例えば、加湿のための水や原料M1を追加する作業が挙げられる。
なお、空間温湿度検出部31の湿度検出方式としては、特に限定されないが、例えば高分子抵抗式、高分子静電容量式等が挙げられる。このうち高分子抵抗式が特に好ましく用いられる。高分子抵抗式では、高湿度でも精度よく測定することができ、構造も簡単なため、空間温湿度検出部31の湿度検出方式として有用である。
また、空間温湿度検出部31の温度検出方式としては、特に限定されないが、例えば熱電対式、測温抵抗体式、サーミスター式、放射温度計式等が挙げられる。
以上のような第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図8は、第3実施形態に係るシート製造装置の部分拡大図である。図9は、第3実施形態に係るウェブ製造装置のブロック図である。
以下、この図を参照して第3実施形態について説明するが、以下の説明では、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。なお、各図において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
本実施形態は、制御部が外気温湿度検出部の検出結果に基づいて各部の作動を制御すること以外、前記第2実施形態と同様である。
前述した第2実施形態では、第2ウェブM8が位置している空間HSの湿度に基づいて加湿量を調整するという制御を行っているが、本実施形態では、シート製造装置100の外気の湿度に基づいて加湿量を調整するように制御する。
本実施形態に係るウェブ製造装置1は、図8に示すように、シート製造装置100の外気の湿度を検出可能な位置に設けられた第2湿度検出部である外気温湿度検出部32を備えている。この外気温湿度検出部32は、外気の温度および湿度を検出し、図9に示すように、検出結果を制御部28に出力する。そして、制御部28は、外気温湿度検出部32の検出結果に基づき、ウェブ加湿部237の作動を制御する。これにより、第2ウェブM8の含水率が最適化され、第2ウェブM8の機械的特性を高めつつ、過剰な加湿に伴うダウンタイムの増加を抑制することができる。
なお、外気温湿度検出部32は、外気の温度および湿度を検出可能な位置に設けられていればよいので、シート製造装置100の外装パネルの外側に設けられてもよいが、外装パネルの内側に設けられていてもよい。
ここで、フローチャートに基づいて本実施形態に係るウェブ製造装置1の作動を説明する。なお、フローチャートは、第2実施形態における図7のチャートと同様である。
本実施形態に係る制御部28は、外気の湿度に基づいて判断を行う。具体的には、外気の湿度が所定値より高い場合には、シート製造装置100の内部についても湿度が高いとみなし、ウェブ加湿部237による加湿の必要がないと判断する。この場合、制御部28は、第2ウェブM8の搬送を再開させる。この判断の基となる外気の湿度の所定値は、第2ウェブM8の組成等に応じて異なるが、一例として相対湿度30%が挙げられる。その場合、外気の相対湿度が30%より高い場合には、ウェブ加湿部237による加湿の必要がないと判断する。なお、外気の湿度の所定値は、相対湿度30%に限定されず、例えば相対湿度20〜50%であってもよい。
また、外気の湿度が所定値以下である場合には、ウェブ加湿部237による加湿の必要があると判断する。この場合、制御部28は、ウェブ加湿部237により空間HSの加湿を開始させる。
このとき、ウェブ加湿部237による加湿時間は、外気温湿度検出部32により検出された外気の湿度に基づいて調整されてもよい。すなわち、加湿時間は、検出された湿度と加湿時間と含水率との関係をあらかじめ取得しておき、その関係に基づいて第2ウェブM8の含水率が最適になるように算出されてもよい。これにより、第2ウェブM8の含水率が最適化され、第2ウェブM8の機械的特性を高めつつ、過剰な加湿に伴うダウンタイムの増加を抑制することができる。
なお、記憶部282には、必要に応じて、外気温湿度検出部32により検出された外気の温度の情報が記憶されていてもよい。そして、制御部28は、この温度も加味しつつ加湿時間を調整するようにしてもよい。したがって、温度の情報が必要ない場合には、外気温湿度検出部に代えて、外気湿度検出部を用いるようにすればよい。
さらに、記憶部282には、第2ウェブM8の搬送を停止した以降の、外気の湿度および温度の履歴が記憶されるようになっていてもよい。このような履歴に基づくことにより、第2ウェブM8の搬送を停止した以降の含水率の低下幅を推測することができる。したがって、制御部28は、推測した含水率の低下幅に基づき、その低下分を補うように加湿量を調整するようにすればよい。このようにすれば、加湿に伴い、第2ウェブM8の含水率を特に最適化することができるため、特に品質の高いシートSを製造することができる。
以上のような第3実施形態においても第1、第2実施形態と同様の効果が得られる。
なお、外気温湿度検出部32の湿度検出方式としては、特に限定されないが、例えば高分子抵抗式、高分子静電容量式等が挙げられる。このうち高分子抵抗式が特に好ましく用いられる。高分子抵抗式では、高湿度でも精度よく測定することができ、構造も簡単なため、外気温湿度検出部32の湿度検出方式として有用である。
また、外気温湿度検出部32の温度検出方式としては、特に限定されないが、例えば熱電対式、測温抵抗体式、サーミスター式、放射温度計式等が挙げられる。
以上のような第3実施形態においても第2実施形態と同様の効果が得られる。
なお、変形例として、第2実施形態と第3実施形態とが併合されてもよい。この場合、ウェブ製造装置1は、空間温湿度検出部31と外気温湿度検出部32の双方を備えることになる。また、制御部28は、空間温湿度検出部31で検出された空間HSの湿度および温度の情報と、外気温湿度検出部32で検出された外気の湿度および温度の情報と、に基づいて加湿量を調整することが可能になる。
一例として、本変形例に係るウェブ加湿部237は、第2ウェブM8が搬送される空間HSの露点が外気の温度を超えない温度で第2ウェブM8を加湿するように作動する。具体的には、温風のような加熱された空気を用いることなく、常温の空気で気化させる加湿器を用いるようにすればよい。このように加湿中の温度を制御することにより、ウェブ加湿部237から放出される空気と外気との温度差が小さくなり、加湿に伴う結露の発生を抑制することができる。すなわち、加湿された空気が外気で冷やされることで露点を下回って結露が発生し、それに伴う不具合が発生するのを抑制することができる。これにより、第2ウェブM8をより安定して製造することができる。
以上、本発明のウェブ製造装置およびシート製造装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ウェブ製造装置およびシート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のもので置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のウェブ製造装置およびシート製造装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成や特徴を組み合わせたものであってもよい。
また、前記各実施形態では、空間HSを加湿するウェブ加湿部237を設けているが、ウェブ加湿部237の機能を、加湿部234や加湿部236に持たせるようにしてもよい。つまり、ウェブ加湿部237を省略し、その代わりに加湿部234または加湿部236によって空間HSを加湿するようにしてもよい。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
1.ウェブの製造
(実施例1)
図1および図2に示すウェブ製造装置を用いて、加圧部に到達する直前の第2ウェブM8を製造した。
次いで、第2ウェブM8を背面搬送部下に残した状態で、外気温10℃、外気相対湿度15%の環境下に一昼夜放置した。
翌日、ウェブ製造装置の再稼働に先立ち、ウェブ加湿部により、第2ウェブM8を25分間加湿した。この状態で第2ウェブM8を取り出し、これを加湿したウェブとした。
なお、第2ウェブM8が配置されている空間における、加湿後の湿度は、相対湿度60%であった。
(実施例2、3)
厚さ等を異ならせた以外は、実施例1と同様にして加湿したウェブを得た。
(比較例1〜3)
加湿を省略した以外は、実施例1〜3と同様にして加湿しないウェブを得た。
2.ウェブの評価
2.1 含水率の測定
得られたウェブについて、紙水分計(株式会社ケツト科学研究所製 HK−300)により含水率を測定した。測定結果を表1に示す。
2.2 引張荷重の測定
まず、得られたウェブを加圧してシート状に延ばした後、所定形状を切り出し、試験片を得た。
次に、得られた試験片を引張荷重測定機にセットし、破断に至るまでの引張荷重を測定した。
そして、得られた測定値を以下の評価基準に照らして評価した。
<引張荷重の評価基準>
A:引張荷重が2N以上である
B:引張荷重が2N未満である
評価結果を表1に示す。
Figure 2020076168
表1から明らかなように、各実施例で得られたウェブは、含水率が高く、引張荷重が十分に高いことが認められた。これに対し、各比較例で得られたウェブは、含水率が低く、引張荷重も十分ではなかった。
以上の実施例によれば、加湿に伴い、ウェブの含水率を高め、ひいては、機械的特性を高め得ることが認められた。
1…ウェブ製造装置、11…原料供給部、12…粗砕部、13…解繊部、14…選別部、15…第1ウェブ形成部、16…細分部、17…混合部、18…ほぐし部、19…第2ウェブ形成部、20…シート形成部、21…切断部、22…ストック部、27…回収部、28…制御部、29…背面搬送部、31…空間温湿度検出部、32…外気温湿度検出部、100…シート製造装置、121…粗砕刃、122…シュート、141…ドラム部、142…ハウジング部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、161…プロペラ、162…ハウジング部、171…樹脂供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、181…ドラム部、182…ハウジング部、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、211…第1カッター、212…第2カッター、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、237…ウェブ加湿部、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、281…CPU、282…記憶部、291…メッシュベルト、292…張架ローラー、HS…空間、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、P1…樹脂、S…シート

Claims (9)

  1. 繊維を含むウェブを搬送する搬送部と、
    前記ウェブを加湿するウェブ加湿部と、
    前記搬送部および前記ウェブ加湿部の作動を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記搬送部による前記ウェブの搬送が停止した場合、前記ウェブ加湿部により前記ウェブを加湿した後に、前記搬送部による前記ウェブの搬送を再開させることを特徴とするウェブ製造装置。
  2. 前記制御部は、前記ウェブ加湿部により前記ウェブの加湿を開始させた後、所定時間経過後に、前記ウェブの加湿を停止させる請求項1に記載のウェブ製造装置。
  3. 前記ウェブが搬送される空間の湿度を検出する第1湿度検出部を備え、
    前記制御部は、前記第1湿度検出部の検出結果に基づき、前記ウェブ加湿部の作動を制御する請求項1または2に記載のウェブ製造装置。
  4. 前記制御部は、前記第1湿度検出部により検出された湿度が所定値以下であるとき、前記ウェブ加湿部により前記ウェブを加湿させる請求項3に記載のウェブ製造装置。
  5. 外気の湿度を検出する第2湿度検出部を備え、
    前記制御部は、前記第2湿度検出部の検出結果に基づき、前記ウェブ加湿部の作動を制御する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウェブ製造装置。
  6. 前記ウェブ加湿部は、気化式の加湿器を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載のウェブ製造装置。
  7. 前記ウェブ加湿部は、前記ウェブが搬送される空間の露点が外気温を超えない温度で前記ウェブを加湿する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のウェブ製造装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のウェブ製造装置と、
    前記ウェブ製造装置により製造された前記ウェブを加圧する加圧部と、
    を備え、
    加圧された前記ウェブからシートを製造することを特徴とするシート製造装置。
  9. 前記ウェブ加湿部は、少なくとも、前記搬送部と前記加圧部との間に位置する前記ウェブを加湿する請求項8に記載のシート製造装置。
JP2018209382A 2018-11-07 2018-11-07 ウェブ製造装置およびシート製造装置 Active JP7211022B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209382A JP7211022B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 ウェブ製造装置およびシート製造装置
US16/675,315 US11384482B2 (en) 2018-11-07 2019-11-06 Web manufacturing apparatus and sheet manufacturing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209382A JP7211022B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 ウェブ製造装置およびシート製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020076168A true JP2020076168A (ja) 2020-05-21
JP7211022B2 JP7211022B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=70458483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018209382A Active JP7211022B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 ウェブ製造装置およびシート製造装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11384482B2 (ja)
JP (1) JP7211022B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11384482B2 (en) * 2018-11-07 2022-07-12 Seiko Epson Corporation Web manufacturing apparatus and sheet manufacturing apparatus
US11859348B2 (en) 2021-06-28 2024-01-02 Seiko Epson Corporation Fiber body manufacturing method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109642371B (zh) * 2016-08-31 2021-11-12 精工爱普生株式会社 薄片制造装置及薄片制造装置的控制方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018043019A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法
WO2018092626A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 セイコーエプソン株式会社 気化式加湿ユニット、気化式加湿ユニットの制御方法、及びシート製造装置
JP2018159156A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシート製造システム
JP2018162539A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法

Family Cites Families (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4306808A1 (de) 1993-03-04 1994-09-08 Wacker Chemie Gmbh Vernetzbare Dispersionspulver als Bindemittel für Fasern
US5611891A (en) * 1995-12-08 1997-03-18 Westvaco Corporation System and method for controlling papermaking stock consistency
JPH1039906A (ja) * 1996-05-10 1998-02-13 Canon Inc ラインの制御方法とその装置及びラインシステム
US6728592B2 (en) * 2000-08-24 2004-04-27 Voith Paper Automation, Inc. Streak detection in papermaking
EP1323105A4 (en) * 2000-10-04 2004-07-21 Hoffman Group METHOD AND DEVICE FOR CONTROLLING THE OPERATING SPEED OF A PRODUCTION PLANT
US6650947B2 (en) * 2001-03-23 2003-11-18 Metso Automation Oy Multi-variable control loop assessment
JP4689871B2 (ja) * 2001-05-11 2011-05-25 株式会社エコノス・ジャパン 過熱蒸気乾燥方法並びに過熱蒸気乾燥装置
FI20025023A (fi) * 2001-08-21 2003-02-22 Liqum Oy Menetelmä paperi- tai selluprosessissa massa- ja kiertovesijärjestelmän kemiallisen tilan hallitsemiseksi
DE10160603A1 (de) * 2001-12-10 2003-06-26 Voith Paper Patent Gmbh Verfahren zur Regelung von Sortiersystemen sowie zur Durchführung dieses Verfahrens geeignetes Sortiersystem
FI111173B (fi) * 2002-05-03 2003-06-13 Metso Paper Inc Menetelmä paperirainan laadun hallitsemiseksi
US20090106290A1 (en) * 2007-10-17 2009-04-23 Rivard James P Method of analyzing manufacturing process data
US7812947B2 (en) * 2008-01-21 2010-10-12 Honeywell International Inc. Apparatus and method for measuring and/or controlling paper pulp properties
JP5656739B2 (ja) * 2010-12-17 2015-01-21 デュプロ精工株式会社 古紙再生処理装置
US9309625B2 (en) * 2012-10-18 2016-04-12 Honeywell Asca Inc. Concept to separate wet end and dry end paper machine control through estimation of physical properties at the wire
JP2014208922A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シートの製造方法
JP6393998B2 (ja) * 2013-03-27 2018-09-26 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造装置の制御方法
JP2014208924A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6213284B2 (ja) * 2013-03-27 2017-10-18 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6127882B2 (ja) * 2013-10-01 2017-05-17 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシートの製造方法
JP6277654B2 (ja) * 2013-10-03 2018-02-14 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
US9776213B2 (en) * 2013-12-25 2017-10-03 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus
JP6354154B2 (ja) * 2013-12-25 2018-07-11 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6357767B2 (ja) * 2013-12-25 2018-07-18 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
US9562325B2 (en) * 2013-12-27 2017-02-07 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus and sheet manufacturing method
JP6127992B2 (ja) * 2014-01-23 2017-05-17 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法
JP6364804B2 (ja) * 2014-02-14 2018-08-01 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、原料解繊装置
JP6252232B2 (ja) * 2014-02-21 2017-12-27 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシートの製造方法
JP6248690B2 (ja) * 2014-02-21 2017-12-20 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシートの製造方法
JP6500329B2 (ja) * 2014-02-26 2019-04-17 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP2015161047A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6287365B2 (ja) * 2014-03-07 2018-03-07 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6269181B2 (ja) * 2014-03-07 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6065864B2 (ja) * 2014-03-20 2017-01-25 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシートの製造方法
JP6361209B2 (ja) * 2014-03-25 2018-07-25 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法及びシート
JP6269235B2 (ja) * 2014-03-26 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6264986B2 (ja) * 2014-03-26 2018-01-24 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6277836B2 (ja) * 2014-04-09 2018-02-14 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
CN111319111A (zh) * 2014-09-05 2020-06-23 精工爱普生株式会社 薄片制造装置以及薄片制造方法
US10146217B2 (en) * 2014-09-15 2018-12-04 Abb Schweiz Ag Controlling real world objects in an industrial installation
JP6485626B2 (ja) * 2014-10-30 2019-03-20 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシート製造方法
JP2016089296A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シートの製造方法
JP6455660B2 (ja) * 2014-12-12 2019-01-23 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6531381B2 (ja) * 2014-12-15 2019-06-19 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法
JP6511803B2 (ja) * 2014-12-25 2019-05-15 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、シート製造方法
JP6439929B2 (ja) * 2015-02-06 2018-12-19 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置及びシート製造方法
JP6459595B2 (ja) * 2015-02-16 2019-01-30 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6485124B2 (ja) * 2015-03-06 2019-03-20 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
TR201906512T4 (tr) * 2015-03-27 2019-05-21 Buehler Ag Geb Bir OPC-UA bazlı makineler arası ağ içinde tesisinin işlem kontrolüne yönelik yöntem ve sistem.
CN108350633B (zh) * 2015-11-09 2020-12-29 精工爱普生株式会社 薄片制造装置及薄片制造方法
EP3385424B1 (en) * 2015-11-30 2022-10-12 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing device, control method for sheet manufacturing device, and method for manufacturing sheet
JP6791241B2 (ja) * 2016-03-31 2020-11-25 セイコーエプソン株式会社 原料供給装置、原料供給方法、シート製造装置
CN109642374B (zh) * 2016-08-31 2022-02-25 精工爱普生株式会社 薄片制造装置以及薄片制造装置的控制方法
CN109642371B (zh) * 2016-08-31 2021-11-12 精工爱普生株式会社 薄片制造装置及薄片制造装置的控制方法
WO2018043177A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法
JP6573036B2 (ja) * 2016-08-31 2019-09-11 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法
CN109661488B (zh) * 2016-08-31 2021-09-14 精工爱普生株式会社 薄片制造装置及薄片制造装置的控制方法
US20180356805A1 (en) * 2017-06-07 2018-12-13 Honeywell Limited Data Source Agnostic Browser-Based Monitoring Display for Monitoring Manufacturing or Control Process
JP6879106B2 (ja) * 2017-07-31 2021-06-02 セイコーエプソン株式会社 解繊物製造装置、及びシート製造装置
JP6988277B2 (ja) * 2017-08-31 2022-01-05 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
US20190100877A1 (en) * 2017-09-29 2019-04-04 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus
JP7006293B2 (ja) * 2018-01-18 2022-01-24 セイコーエプソン株式会社 繊維処理装置
JP7035551B2 (ja) * 2018-01-18 2022-03-15 セイコーエプソン株式会社 繊維処理装置、繊維原料再生装置、および、繊維処理装置の制御方法
JP7059693B2 (ja) * 2018-02-28 2022-04-26 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
CN110202904B (zh) * 2018-02-28 2021-06-11 精工爱普生株式会社 料片形成装置以及薄片制造装置
JP7211019B2 (ja) * 2018-11-05 2023-01-24 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP7211022B2 (ja) * 2018-11-07 2023-01-24 セイコーエプソン株式会社 ウェブ製造装置およびシート製造装置
JP7218545B2 (ja) * 2018-11-08 2023-02-07 セイコーエプソン株式会社 ウェブ製造装置およびシート製造装置
JP7268353B2 (ja) * 2018-12-28 2023-05-08 セイコーエプソン株式会社 旋回流形成装置および堆積装置
JP7215165B2 (ja) * 2018-12-28 2023-01-31 セイコーエプソン株式会社 ホッパーおよび切断処理装置
DE102019102001B4 (de) * 2019-01-28 2021-09-09 Koenig & Bauer Ag Verfahren zum Betreiben einer Bogenbearbeitungsmaschine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018043019A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法
WO2018092626A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 セイコーエプソン株式会社 気化式加湿ユニット、気化式加湿ユニットの制御方法、及びシート製造装置
JP2018159156A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシート製造システム
JP2018162539A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11384482B2 (en) * 2018-11-07 2022-07-12 Seiko Epson Corporation Web manufacturing apparatus and sheet manufacturing apparatus
US11859348B2 (en) 2021-06-28 2024-01-02 Seiko Epson Corporation Fiber body manufacturing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP7211022B2 (ja) 2023-01-24
US20200141059A1 (en) 2020-05-07
US11384482B2 (en) 2022-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10676867B2 (en) Defibrated material manufacturing device, and sheet manufacturing apparatus
JP7211022B2 (ja) ウェブ製造装置およびシート製造装置
JP2019148046A (ja) シート製造装置
JP7211019B2 (ja) シート製造装置
CN111501140B (zh) 分离装置以及纤维体堆积装置
JP7218545B2 (ja) ウェブ製造装置およびシート製造装置
US11686044B2 (en) Fibrous body accumulating device and estimation method
JPWO2018092626A1 (ja) 気化式加湿ユニット、気化式加湿ユニットの制御方法、及びシート製造装置
JP7395884B2 (ja) シート製造装置
JP2021050450A (ja) 繊維体堆積装置
JP6972857B2 (ja) シート製造装置
EP4019697B1 (en) Fiber body forming apparatus and control method of fiber body forming apparatus
JP2020100119A (ja) 処理装置および処理方法
JP2022056063A (ja) シート製造装置
US11332331B2 (en) Material supply device and fiber body generation apparatus
JP2023109302A (ja) 繊維体製造装置の制御方法
JP2021123485A (ja) シート供給装置、シート処理装置、繊維体堆積装置および繊維構造体製造装置
US20230129241A1 (en) Control method for sheet manufacturing apparatus and sheet manufacturing apparatus
US20220034030A1 (en) Raw material supply device
JP2023053538A (ja) 繊維体の製造方法
JP6965542B2 (ja) シート製造装置およびシート製造システム
JP2022156153A (ja) 繊維構造体製造装置および繊維構造体製造方法
JP2023053539A (ja) 繊維体の製造方法
JP2020084396A (ja) 解繊装置、再生処理装置および解繊方法
CN113459237A (zh) 纤维体的制造方法以及纤维体制造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7211022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150