JP6511803B2 - シート製造装置、シート製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート製造装置及びシート製造方法に関する。
従来、オフィス等で用いられるA4サイズの古紙を粉砕して解繊し、解繊された解繊物で紙を成形する紙再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−144819号公報
しかしながら、上記装置では、供給される原料が一種類(古紙のみ)であるため、製造される紙の特性を変えることができない、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるシート製造装置は、繊維を含む原料を大気中で解繊する解繊部と、前記解繊部で解繊処理された解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形する成形部と、前記解繊部に第1紙材を供給する第1供給部と、前記解繊部に第2紙材を供給する第2供給部と、を備え、前記第1紙材と前記第2紙材の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材であることを特徴とする。
この構成によれば、シートの成形において樹脂層を有する紙材が用いられるため、機能添加剤を使用することなくシートの特性を変えることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるシート製造装置では、前記樹脂層を有する紙材は、非水溶性の紙材であることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂層を有する非水溶性の紙材を混合することでシートの密度を低くすることができる。
[適用例3]上記適用例にかかるシート製造装置では、前記樹脂層を有する紙材は、グラシン紙を含む剥離紙であることを特徴とする。
この構成によれば、グラシン紙を混合することでシートの密度を低くすることができる。また、ラベルを剥がした後のロール状の剥離紙をそのままシート製造装置の供給部に取り付け再利用することができる。
[適用例4]上記適用例にかかるシート製造装置は、前記第1紙材の供給量に対する前記第2紙材の供給量を変更可能な制御部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、シートの密度や強度、風合い等を変更することができる。
[適用例5]本適用例にかかるシート製造方法は、繊維を含む原料を大気中で解繊し、解繊処理された解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形するシート製造方法であって、第1紙材と第2紙材とを供給して解繊し、前記第1紙材と前記第2紙材の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材であることを特徴とする。
この構成によれば、シートの成形において樹脂層を有する紙材が用いられるため、機能添加剤を使用することなくシートの特性を変えることができる。
シート製造装置の構成を示す概略図。 供給部の構成を示す概略図。 変形例1にかかる供給部の構成を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、シート製造装置の構成について説明する。シート製造装置は、例えば、純パルプシートや古紙などの原料(被解繊物)Puを新たなシートPrに形成する技術に基づくものである。本実施形態にかかるシート製造装置は、繊維を含む原料を大気中で解繊する解繊部と、解繊部で解繊処理された解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形する成形部と、解繊部に第1紙材を供給する第1供給部と、解繊部に第2紙材を供給する第2供給部と、を備えたものである。そして、第1紙材と第2紙材の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材であることを特徴とする装置である。以下、具体的にシート製造装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態のシート製造装置1は、供給部10と、解繊部30と、成形部を構成する分級部40や選別部50、添加物投入部60、堆積部70、加熱加圧部120等を備えている。また、これらの部材を制御する制御部2を備えている。制御部2は、例えば、MPU(マイクロプロセッサ)やPC(パーソナルコンピューター)であり、入出力部や記憶部や処理部等を備えている。
供給部10は、解繊部30に向けて繊維を含む原料としての紙材を供給するものである。なお、本実施形態では、紙材を、粗砕部20に供給し、粗砕部20を介して解繊部30に供給する。また、本実施形態の供給部10は、第1紙材を供給するための第1供給部10aと第2紙材を供給するための第2供給部10bとを備えている。なお、供給部10の詳細の構成は後述する。
粗砕部20は、供給された古紙Puを数センチメートル角の紙片に裁断するものである。粗砕部20では、粗砕刃21を備え、通常のシュレッダーの刃の切断幅を広げたような装置を構成している。これにより、供給された古紙Puを容易に紙片に裁断することができる。そして、分断された粗砕紙は、配管201を介して解繊部30に供給される。
解繊部30は、繊維を含む材料を大気(空気)中で解繊するものである。具体的には、解繊部30は、回転する回転刃(図示せず)を備え、粗砕部20から供給された粗砕紙を繊維状に解きほぐす解繊を行うものである。本願においては、解繊部30で解繊されるものを被解繊物と言い、解繊部30を通過したものを解繊物と言う。なお、本実施形態の解繊部30は、空気中で乾式で解繊を行うものである。解繊部30の解繊処理により、印刷されたインクやトナー、にじみ防止材等の紙への塗工材料等は、数十μm以下の粒(以下、「インク粒」という)となって繊維と分離する。したがって、解繊部30から出る解繊物は、紙片の解繊により得られる繊維とインク粒である。そして、回転刃の回転によって気流が発生する機構となっており、配管202を介して解繊された繊維はこの気流に乗って空気中で分級部40に搬送される。なお、必要に応じて解繊部30に配管202を介して解繊された繊維を分級部40に搬送させるための気流を発生させる気流発生装置を別途設けてもよい。
分級部40は、導入された導入物を気流により分級するものである。本実施形態では、導入物としての解繊物をインク粒と繊維とに分級する。分級部40は、例えば、サイクロンを適用することにより、搬送された解繊物をインク粒と繊維とに気流分級することができる。なお、サイクロンに替えて他の種類の気流式分級器を利用してもよい。この場合、サイクロン以外の気流式分級器としては、例えば、エルボージェットやエディクラシファイヤー等が用いられる。気流式分級器は旋回気流を発生させ、解繊物のサイズと密度により受ける遠心力の差によって分離、分級するもので、気流の速度、遠心力の調整により、分級点を調整することができる。これにより、比較的小さく密度の低いインク粒と、インク粒より大きく密度の高い繊維とに分けられる。
本実施形態の分級部40は接線入力方式のサイクロンであり、解繊部30から導入物が導入される導入口40aと、導入口40aが接線方向についた筒部41と、筒部41の下部に続く円錐部42と、円錐部42の下部に設けられる下部取出口40bと、筒部41の上部中央に設けられる微粉排出のための上部排気口40cとから構成される。円錐部42は鉛直方向下方にむかって径が小さくなる。
分級処理において、分級部40の導入口40aから導入された解繊物をのせた気流は、筒部41、円錐部42で円周運動に変わり、遠心力がかかり分級される。そして、インク粒より大きく密度の高い繊維は下部取出口40bへ移動し、比較的小さく密度の低いインク粒は空気とともに微粉として上部排気口40cへ導出される。そして、分級部40の上部排気口40cからインク粒が排出される。そして、排出されたインク粒は、分級部40の上部排気口40cに接続された配管206を介して受け部80に回収される。一方、分級部40の下部取出口40bから配管203を介して分級された繊維を含む分級物が選別部50に向けて空気中で搬送される。分級部40から選別部50へは、分級される際の気流によって搬送されてもよいし、上方にある分級部40から重力で下方にある選別部50に搬送されてもよい。なお、分級部40の上部排気口40cや配管206等に、上部排気口40cから短繊維混合物を効率よく吸引するための吸引部等を配置してもよい。分級は、あるサイズや密度を境にして正確に分けられるものではない。また、繊維とインク粒とに正確に分けられるものでもない。繊維の中でも比較的短い繊維はインク粒と共に上部排気口40cから排出される。インク粒の中でも比較的大きいものは繊維とともに下部取出口40bから排出される。
選別部50は、分級部40により分級された繊維を含む分級物(解繊物)を複数の開口を有するふるい部51から通過させて選別するものである。さらに、具体的には、分級部40により分級された繊維を含む分級物を、開口を通過する通過物と、開口を通過しない残留物と、に選別するものである。本実施形態の選別部50では、分級物を回転運動により空気中で分散させる機構を備えている。そして、選別部50の選別により開口を通過した通過物は、通過物搬送部52から配管204を介して堆積部70側に搬送される。一方、選別部50の選別により開口を通過しなかった残留物は、配管205を介して再び被解繊物として解繊部30に戻される。これにより、残留物は廃棄されずに再使用(再利用)される。
選別部50の選別により開口を通過した通過物は配管204を介して堆積部70に空気中で搬送される。選別部50から堆積部70へは、気流を発生させる図示しないブロワーによって搬送されてもよいし、上方にある選別部50から下方にある堆積部70に重力で搬送されてもよい。配管204における選別部50と堆積部70との間には、搬送される通過物に対して結着樹脂(例えば、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂)等の添加物を添加する添加物投入部60が設けられている。なお、添加物としては、結着樹脂の他、例えば、難燃剤、白色度向上剤、シート力増強剤やサイズ剤、吸収調整剤、芳香剤、脱臭剤等を投入することも可能である。これらの添加物は、添加物貯留部61に貯留され、図示しない投入機構によって投入口62から投入される。
堆積部70は、繊維を含む材料を堆積可能にするものであり、解繊部30で解繊された解繊物の少なくとも一部を空気中で堆積するものである。具体的には、堆積部70は、配管204から投入された繊維や結着樹脂を含む材料を用いて堆積させてウエブWを形成するものであり、繊維を空気中に均一に分散させる機構を備えている。また、堆積部70は、移動しながら解繊物を堆積物(ウエブW)として堆積する移動部を有している。なお、本実施形態の移動部は、張架ローラー72と、張架ローラー72によって張架されるメッシュが形成されているエンドレスのメッシュベルト73とで構成されている。そして、張架ローラー72のうちの少なくとも1つが自転することで、このメッシュベルト73が一方向に回転(移動)するようになっている。なお、本実施形態にかかるウエブWとは、繊維と結着樹脂とを含む物体の構成形態を言う。従って、ウエブの加熱時や加圧時や切断時や搬送時等において寸法等の形態が変化した場合であってもウエブとして示している。
まず、繊維を空気中に均一に分散させる機構として、堆積部70には、繊維及び結着樹脂が内部に投入されるフォーミングドラム71が配置されている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させることにより通過物(繊維)中に結着樹脂(添加物)を均一に混ぜることができる。フォーミングドラム71には複数の小孔を有するスクリーンが設けられている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させて、通過物(繊維)中に結着樹脂(添加物)を均一に混ぜるとともに、小孔を通過した繊維や繊維と結着樹脂の混合物を空気中に均一に分散させることができる。
フォーミングドラム71の下方には、メッシュベルト73が配されている。また、フォーミングドラム71の鉛直下方には、メッシュベルト73を介して、鉛直下方に向けた気流を発生させる吸引部としてのサクション装置75が設けられている。サクション装置75によって、空気中に分散された繊維をメッシュベルト73上に吸引することができる。
そして、フォーミングドラム71の小孔スクリーンを通過した繊維等は、サクション装置75による吸引力によって、メッシュベルト73上に堆積される。このとき、メッシュベルト73を一方向に移動させることにより、繊維と結着樹脂を含み長尺状に堆積させたウエブWを形成することができる。フォーミングドラム71からの分散とメッシュベルト73の移動を連続的に行うことで、帯状の連続したウエブWが成形される。なお、メッシュベルト73は金属製でも、樹脂製でも、不織布でもよく、繊維が堆積でき、気流を通過させることができれば、どのようなものであってもよい。なお、メッシュベルト73のメッシュの穴径が大きすぎるとメッシュの間に繊維が入り込み、ウエブW(シート)を成形したときの凸凹になり、一方、メッシュの穴径が小さすぎると、サクション装置75による安定した気流を形成しづらい。このため、メッシュの穴径は適宜調整することが好ましい。サクション装置75はメッシュベルト73の下に所望のサイズの窓を開けた密閉箱を形成し、窓以外から空気を吸引し箱内を外気より負圧にすることで構成できる。
メッシュベルト73上に成形されたウエブWは、メッシュベルト73の回転移動により、搬送方向(図中の白抜き矢印)に従って搬送される。メッシュベルト73の上側には剥離部としての中間搬送部90が配置される。ウエブWは中間搬送部90によりメッシュベルト73上から剥離されて、加圧部110側に搬送される。つまり、移動部(メッシュベルト73)から堆積物(ウエブW)を剥離する剥離部(中間搬送部90)を有し、剥離した堆積物(ウエブW)を加圧部110に搬送できる。中間搬送部90は、鉛直上方(ウエブWがメッシュベルト73から離間する方向)にウエブWを吸引しながらウエブWを搬送可能に構成されている。中間搬送部90は、メッシュベルト73から鉛直上方(ウエブWの表面に対して垂直な方向)に離間して配置され、且つ、ウエブWの搬送方向においてメッシュベルト73と一部が下流側にずれて配置されている。そして、中間搬送部90の搬送区間は、メッシュベルト73の下流側の張架ローラー72aから加圧部110までの区間となる。
中間搬送部90は、搬送ベルト91と、複数の張架ローラー92と、吸引室93と、を有する。搬送ベルト91は、張架ローラー92によって張架されるメッシュが形成されているエンドレスのメッシュベルトである。そして、複数の張架ローラー92のうちの少なくとも1つが自転することで、搬送ベルト91が一方向に回転(移動)するようになっている。
吸引室93は、搬送ベルト91の内側に配置され、上面と当該上面に接する4つの側面とを有する中空の箱型形状をしており、底面(下方に位置する搬送ベルト91と対向する面)が開口している。また、吸引室93は、吸引室93内に気流(吸引力)を発生させる吸引部を備えている。そして、吸引部を駆動させることにより吸引室93の内部空間が吸引されて、吸引室93の底面から空気が流れ込む。これにより吸引室93の上方に向けた気流が発生し、ウエブWをウエブWの上方から吸引して搬送ベルト91にウエブWを吸着させることができる。そして、搬送ベルト91は、張架ローラー92が自転することによって移動(周回)し、ウエブWを加圧部110に向けて搬送することができる。また、吸引室93は、上方から見て、メッシュベルト73と一部が重なり、また、サクション装置75と重ならない下流側の位置に配置されるため、メッシュベルト73上のウエブWは、吸引室93と対向する位置においてメッシュベルト73から剥離させて搬送ベルト91に吸着させることができる。張架ローラー92は、搬送ベルト91がメッシュベルト73と同速度で移動するように自転する。メッシュベルト73と搬送ベルト91の速度に差があると、ウエブWが引っ張られて破断したり座屈したりすることを、同速度にすることで防止できる。
ウエブWの搬送方向における中間搬送部90の下流側に加圧部110が配置されている。加圧部110は、一対の加圧ローラー111,112で構成され、搬送されるウエブWを加圧する。例えば、加圧部110により、堆積部70で形成されたウエブWの厚みに対しておよそ1/5から1/30の厚みのウエブWとなるように加圧する。これにより、ウエブWの強度を向上させることができる。
ウエブWの搬送方向における加圧部110の下流側に加熱加圧部120が配置されている。加熱加圧部120は、堆積部70で堆積した堆積物としてのウエブWを加熱加圧するものである。加熱加圧部120は、ウエブWに含まれる繊維同士を結着樹脂を介して結着させるものである。本実施形態の加熱加圧部120は、一対の加熱ローラー121,122で構成されている。加熱ローラー121,122の回転軸中心部にはヒーター等の加熱部材が設けられており、当該一対の加熱ローラー121,122間にウエブWを通過させることにより、搬送されるウエブWに対して加熱加圧することができる。そして、ウエブWは一対の加熱ローラー121,122によって加熱加圧されることで、結着樹脂が溶けて繊維と絡みやすくなるとともに繊維間隔が短くなり繊維間の接触点が増加する。
加熱加圧部120の搬送方向の下流側には、ウエブWを切断する切断部130として、ウエブWの搬送方向に沿ってウエブWを切断する第1切断部130aとウエブWの搬送方向と交差する方向にウエブWを切断する第2切断部130bとが配置されている。第1切断部130aは、例えば、スリッターであり、ウエブWの搬送方向における所定の切断位置に従って裁断する。第2切断部130bは、例えば、ロータリーカッターであり、連続状のウエブWを所定の長さに設定された切断位置に従って枚葉状に裁断する。これにより、所望するサイズのシートPr(ウエブW)が形成される。切断されたシートPrはスタッカー160等に積載される。なお、ウエブWを切断せずに、連続状のまま巻き取りローラーによって巻き取るように構成してもよい。以上により、シート製造装置1においてシートPrを製造することができる。
なお、上記実施形態にかかるシートとは、古紙や純パルプなどの繊維を含むものを原料とし、シート状にしたものを主に言う。しかし、そのようなものに限らず、ボード状やウエブ状(や凸凹を有する形状)であってもよい。また、原料としてはセルロースなどの植物繊維やPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステルなどの化学繊維や羊毛、絹などの動物繊維であってもよい。本願においてシートとは、紙と不織布に分かれる。紙は、薄いシート状にした態様などを含み、筆記や印刷を目的とした記録紙や、壁紙、包装紙、色紙、ケント紙などを含む。不織布は紙より厚いものや低強度のもので、不織布、繊維ボード、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体吸収材、吸音体、緩衝材、マットなどを含む。
また、上記本実施形態において古紙とは、主に印刷された紙を指すが、紙として成形されたものを原料とするのであれば使用したか否かに関わらず古紙とみなす。
次に、供給部10の詳細な構成について説明する。図2は、供給部の構成を示す概略図である。供給部10は、解繊部30に第1紙材Pu1を供給する第1供給部10aと、解繊部30に第2紙材Pu2を供給する第2供給部10bと、を備えている。そして、第1紙材Pu1と第2紙材Pu2の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材Puである。なお、本実施形態では、第1供給部10a及び第2紙材Pu2から第1紙材Pu1及び第2紙材Pu2が粗砕部20を介して解繊部30に供給される。また、第1紙材Pu1は、例えば、オフィスで現在主流となっているA4サイズの用紙等の古紙(樹脂層を有しない紙材)であり、第2紙材Pu2は樹脂層を有する紙材である。
このように、本実施形態の供給部10は、互いに素材の異なる第1紙材Pu1と第2紙材Pu2とを同時期に解繊部30に供給可能な構成とし、第1紙材Pu1と第2紙材Pu2を解繊し、解繊処理された解繊物を用いてシートPrが成形される。従って、樹脂層を有しない紙材のみで成形されたシートとは特性の異なるシートPrを成形することができる。また、この場合、シートPrの特性を生成するための機能添加剤を使用することなくシートPrを製造することができる。
具体的には、第2紙材Pu2の樹脂層を有する紙材は、非水溶性の紙材である。これにより、中空粒子や熱可塑性発砲性粒子等の機能添加剤を使用することなく、疎水特性を有し密度が低い特性を有するシートPrを成形することができる。さらに詳細には、第2紙材Pu2の樹脂層を有する紙材は、グラシン紙を含む剥離紙である。ここで、グラシン紙は、例えば、シールラベル紙の剥離紙に含まれる構成部材として用いられるものである。なお、グラシン紙等の樹脂層を有する紙材(難古紙等)は、非水溶性部材を含むため、湿式によるシート製造では、水に溶けずに異物として残り、これらの異物は除去される。従って、湿式によるシート製造では、グラシン紙等の樹脂層を含む部材を含むシートは製造されない。一方、本実施形態では、乾式によるシート製造により、グラシン紙等の樹脂層を有する紙材(難古紙等)を用いてシートPrを製造することが可能となる。特に、シールラベルを剥がした後のロール状のグラシン紙を含む剥離紙をそのままシート製造装置の供給部10bに取り付けることが可能となり、容易に再利用することができる。以下、具体的な供給部10の構成について説明する。
図2に示すように、解繊部30に第1紙材Pu1を供給する第1供給部10aと、解繊部30に第2紙材Pu2を供給する第2供給部10bと、を備えている。
第1供給部10aは、筐体316を有し、当該筐体316の内部に第1紙材Pu1を積載する積載部310を有している。また、積載された第1紙材Pu1のうち最上位の第1紙材Pu1にはピックアップローラー313が当接している。ピックアップローラー313が回転することで最上位の第1紙材Pu1が筐体316に設けられた取り出し口318側に搬送される。取り出し口318側に搬送された第1紙材Pu1は送り出しローラー314によって取り出し口318から排出される。そして、排出された第1紙材Pu1はガイド324に沿って搬送される。その後、さらに、第1紙材Pu1はガイド324とガイド352に沿って粗砕部20に搬送される。また、ピックアップローラー313により第1紙材Pu1が1枚または複数枚搬送される毎に、積載部310は上昇する。また、積載部310の位置はピックアップローラー313の鉛直方向の位置に応じて上下動が可能である。これにより、積載部310の位置は第1紙材Pu1の搭載量に応じた位置となる。また、ピックアップローラー313の位置は、送り出しローラー314に対してほぼ一定の位置となる。図示の例では、積載部310は、上下駆動軸部312に接続されており、上下駆動軸部312が回転することによって、積載部310は、上下に移動することができる。上下駆動軸部312の回転は、上下駆動軸部312に接続されたモーター(図示せず)が駆動することによって行われる。上下駆動軸部312としては、例えば、リードスクリューを用いる。
なお、第1供給部10aの構成は、積載された第1紙材Pu1を粗砕部20に供給することができれば、特に限定されない。例えば、上下駆動軸部312の代わりに、積載部310をピックアップローラー313側に付勢するバネを設けてもよい。
また、第1供給部10aには第1センサー331と第2センサー332とが設けられている。第1及び第2センサー331,332は制御部2に接続されている。第1センサー331は、第1供給部10aの筐体316内の取り出し口318近傍に設けられている。第1センサー331は、積載部310上に第1紙材Pu1が存在しているか否かを検知するものである。なお、第1センサー331の形態及び設置位置は、積載部310上に第1紙材Pu1が存在しているか否かを検知することができれば、特に限定されない。第2センサー332は、筐体316の外側であって、第1供給部10aの取り出し口318近傍に配置されている。第2センサー332は、第1供給部10aから第1紙材Pu1が供給されたか否か(取り出し口318から第1紙材Pu1が排出されたか否か)を検知するものである。なお、第2センサー332の形態及び設置位置は、第1供給部10aから第1紙材Pu1が供給されたか否かを検知することができれば、特に限定されない。そして、第2センサー332の検出出力に基づいて、制御部2は第1紙材Pu1の供給量を得ることができるように構成されている。
第2供給部10bは、第2紙材Pu2を搬送するものである。第2紙材Pu2は、シールラベル紙の剥離紙であり、例えば、自動機でシールラベルを剥がした後のロール状のグラシン紙を含む剥離紙である。そして、本実施形態では、シールラベルを商品に貼付する自動機等でシールラベルを剥がした後にロール状に巻き取られたグラシン紙を含む剥離紙を搬送可能に構成されている。具体的には、ロール状の第2紙材Pu2を第1供給部10a上に配置するロールユニット350を備えている。
また、第2紙材Pu2を搬送する搬送ローラー対355を備え、搬送ローラー対355を回転駆動させることにより、ロールユニット350の軸部351に嵌挿されたロール状の第2紙材Pu2が移動し、ガイド352に沿って搬送される。そして、その後、ガイド352とガイド324に沿って粗砕部20に搬送される。
また、搬送ローラー対355の一方のローラー355の回転量を検出する第3センサー(図示せず)が配置され、第3センサーは制御部2に接続されている。第3センサーの検出出力に基づいて、制御部2は第2紙材Pu2の移動量を得ることができるように構成されている。換言すれば、第2紙材Pu2の供給量を検出可能に構成されている。
次に、シート製造装置の制御方法について説明する。具体的には、供給部10にかかる制御方法について説明する。
本実施形態の供給部10では、第1紙材Pu1の供給量に対する第2紙材Pu2の供給量を変更可能に制御される。この場合、第1紙材Pu1の供給量に対して第2紙材Pu2の供給量を変更してもよいし、第2紙材Pu2の供給量に対して第1紙材Pu1の供給量を変更してもよく、適宜第1紙材Pu1と第2紙材Pu2とを相対的に変更可能に制御することができる。第1紙材Pu1の供給量及び第2紙材Pu2の供給量は、第1供給部10a及び第2供給部10bに配置された第2センサー332や第3センサーによって検出される。
そして、例えば、比較的低密度のシートPrを製造する場合には、第1紙材Pu1の供給量(一定量)に対して第2紙材Pu2の供給量を増量させる。すなわち、解繊部30に供給される原料(紙材)における第2紙材Pu2の含有比率を増やす。これにより、低密度のシートPrを製造することができる。なお、第2紙材Pu2の供給量(一定量)に対して第1紙材Pu1の供給量を減量させてもよい。このようにしても、低密度のシートPrを製造することができる。
また、例えば、比較的高密度のシートPrを製造する場合には、第1紙材Pu1の供給量(一定量)に対して第2紙材Pu2の供給量を減量させる。すなわち、解繊部30に供給される原料(紙材)における第2紙材Pu2の含有比率を減らす。これにより、高密度のシートPrを製造することができる。なお、第2紙材Pu2の供給量(一定量)に対して第1紙材Pu1の供給量を増量させてもよい。このようにしても、高密度のシートPrを製造することができる。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
第1供給部10aから第1紙材Pu1として古紙が供給され、第2供給部10bからは第2紙材Pu2としてグラシン紙を含む剥離紙が供給される。これにより、中空粒子や熱可塑性発砲性粒子等の機能添加剤を使用することなく、疎水特性を有し密度が低い特性を有するシートPrを製造することができる。また、ロール状のグラシン紙を含む剥離紙を第2供給部10bから容易に供給することができる。すなわち、再利用が容易に可能となる。さらに、第1紙材Pu1の供給量と第2紙材Pu2の供給量とが制御され、密度や強度、風合い等が異なるシートPrを容易に製造することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。変形例を組み合わせてもよい。
(変形例1)上記実施形態では、第2供給部10bでは、ロール状の第2紙材Pu2を供給するための構成としたが、これに限定されない。例えば、第2供給部10bを、単票(シート状)の第2紙材Pu2を供給する構成としてもよい。図3は、変形例1にかかる供給部の構成を示す概略図である。図3に示すように、供給部11は、解繊部30に第1紙材Pu1を供給する第1供給部10aと、解繊部30に単票の第2紙材Pu2を供給する第2供給部10cと、を備えている。なお、第1供給部10aの構成は第1実施形態にかかる構成と同様なので説明を省略する。
本変形例にかかる第2供給部10cは、第1供給部10a上に配置されている。第2供給部10cは、筐体346を有し、当該筐体346の内部に第2紙材Pu2を積載する積載部340を有している。また、積載された第2紙材Pu2のうち最上位の第2紙材Pu2にはピックアップローラー343が当接している。ピックアップローラー343が回転することで最上位の第2紙材Pu2が筐体346に設けられた取り出し口348側に搬送される。取り出し口348側に搬送された第2紙材Pu2は送り出しローラー344によって取り出し口348から排出される。そして、排出された第2紙材Pu2はガイド356に沿って搬送される。その後、さらに、第2紙材Pu2はガイド352とガイド324に沿って粗砕部20に搬送される。また、ピックアップローラー343により第2紙材Pu2が1枚または複数枚搬送される毎に、積載部340は上昇する。また、積載部340の位置はピックアップローラー343の鉛直方向の位置に応じて上下動が可能である。これにより、積載部340の位置は第2紙材Pu2の搭載量に応じた位置となる。また、ピックアップローラー343の位置は、送り出しローラー344に対してほぼ一定の位置となる。図示の例では、積載部340は、上下駆動軸部353に接続されており、上下駆動軸部353が回転することによって、積載部340は、上下に移動することができる。上下駆動軸部353の回転は、上下駆動軸部353に接続されたモーター(図示せず)が駆動することによって行われる。上下駆動軸部353としては、例えば、リードスクリューを用いる。
また、第2供給部10cには第4センサー361と第5センサー362とが設けられている。第4及び第5センサー361,362は制御部2に接続されている。第4センサー361は、第2供給部10cの筐体346内の取り出し口348近傍に設けられている。第4センサー361は、積載部340上に第2紙材Pu2が存在しているか否かを検知するものである。なお、第4センサー361の形態及び設置位置は、積載部340上に第2紙材Pu2が存在しているか否かを検知することができれば、特に限定されない。第5センサー362は、筐体346の外側であって、第2供給部10cの取り出し口348近傍に配置されている。第5センサー362は、第2供給部10cから第2紙材Pu2が供給されたか否か(取り出し口348から第2紙材Pu2が排出されたか否か)を検知するものである。なお、第5センサー362の形態及び設置位置は、第2供給部10cから第2紙材Pu2が供給されたか否かを検知することができれば、特に限定されない。そして、第5センサー362の検出出力に基づいて、制御部2は第2紙材Pu2の供給量を得ることができるように構成されている。このように構成しても、上記効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態では、第1供給部10aから供給される第1紙材Pu1と第2供給部10bから供給される第2紙材Pu2とは、互いに重なるように、ガイド324とガイド352との間を搬送させたが、この構成に限定されない。第1供給部10aから供給される第1紙材Pu1と第2供給部10bから供給される第2紙材Pu2とに別々に搬送路を設けて、第1紙材Pu1と第2紙材Pu2とを別々に搬送させてもよい。このように構成しても、上記効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例3)上記実施形態にでは、第1紙材Pu1を古紙とし、第2紙材Pu2を樹脂層を有する紙材(グラシン紙を含む剥離紙)として説明したが、これに限定されない。例えば、第1紙材Pu1と第2紙材Pu2とが、共に樹脂層を有する紙材であってもよい。この場合、第1紙材Pu1と第2紙材Pu2として、例えば、グラシン紙を含む剥離紙の他、モノクロ印画紙、カラー印画紙、防水加工紙、感熱紙等から異種の紙材を用いる。このようにすれば、密度や強度、風合い等が異なるシートPrを成形することができる。
(変形例4)上記実施形態では、供給部10として第1及び第2供給部10a,10bの2つの供給部を設け、第1及び第2紙材Pu1,Pu2の2種類の紙材を供給可能な構成としたが、これに限定されない。例えば、3つ以上の供給部を設け、3種類以上の紙材を供給可能に構成してもよい。このようにすれば、シートPrの特性についてバリエーションを増やすことができる。
1…シート製造装置、2…制御部、10,11…供給部、10a…第1供給部、10b,10c…第2供給部、20…粗砕部、30…解繊部、40…分級部、50…選別部、60…添加物投入部、70…堆積部、90…中間搬送部、110…加圧部、120…加熱加圧部、130…切断部、160…スタッカー、331…第1センサー、332…第2センサー、361…第4センサー、362…第5センサー。

Claims (5)

  1. 繊維を含む原料を大気中で解繊する解繊部と、
    前記解繊部で解繊処理された解繊物の少なくとも一部を用いてシートを成形する成形部と、
    前記解繊部に第1紙材を供給する第1供給部と、
    前記解繊部に第2紙材を供給する第2供給部と、を備え、
    前記第1紙材と前記第2紙材の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材であることを特徴とするシート製造装置。
  2. 請求項1に記載のシート製造装置において、
    前記樹脂層を有する紙材は、非水溶性の紙材であることを特徴とするシート製造装置。
  3. 請求項2に記載のシート製造装置において、
    前記樹脂層を有する紙材は、グラシン紙を含む剥離紙であることを特徴とするシート製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記第1紙材の供給量に対する前記第2紙材の供給量を変更可能な制御部を備えることを特徴とするシート製造装置。
  5. 繊維を含む原料を大気中で解繊し、解繊処理された解繊物の少なくとも一部を空気中で堆積させてシートを成形するシート製造方法であって、
    第1紙材と第2紙材とを供給して解繊し、
    前記第1紙材と前記第2紙材の少なくとも一方は樹脂層を有する紙材であることを特徴とするシート製造方法。
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