JP2015161047A - シート製造装置 - Google Patents

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    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
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    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper

Abstract

【課題】繊維及び樹脂を安定に搬送可能なシート製造装置を提供する。
【解決手段】繊維を含む被解繊物を空気中で解繊する解繊部と、前記解繊部で解繊処理された解繊物に、添加物を供給する供給部と、前記解繊物と前記添加物とを堆積する堆積部と、前記堆積部で堆積したウエブを加熱する加熱部と、を備えるシート製造装置であって、前記供給部は、前記添加物を加湿する加湿部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート製造装置に関する。
従来、天然セルロース繊維や合成繊維に対して熱融着性物質等の添加物を供給し、これらを空気中で混合解繊してマットを形成し、当該マットを加熱して形成される液体吸収体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−158024号公報
しかしながら、上記液体吸収体の製造過程において添加物を天然セルロース繊維に供給する際、添加物が静電気により帯電し、搬送路内等に付着してしまい、添加物を安定して搬送することができない、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるシート製造装置は、繊維を含む被解繊物を空気中で解繊する解繊部と、前記解繊部で解繊処理された解繊物に、添加物を供給する供給部と、前記解繊物と前記添加物とを堆積する堆積部と、前記堆積部で堆積したウエブを加熱する加熱部と、を備えるシート製造装置であって、前記供給部は、前記添加物を加湿する加湿部を有することを特徴とする。
この構成によれば、供給される添加物が加湿される。これにより、添加物が湿気を帯びることから帯電しにくくなる。これにより、添加物の帯電による付着を防止することができる。
[適用例2]上記適用例にかかるシート製造装置は、前記解繊部から前記堆積部に向けて前記解繊物を搬送する第1搬送部と、を備え、前記供給部は、前記添加物を貯留する貯留部と、前記貯留部から前記第1搬送部へ前記添加物を搬送する第2搬送部と、を有し、前記加湿部は、前記第2搬送部内を加湿することを特徴とする。
この構成によれば、添加物を搬送する搬送部内が加湿されるため、添加物が帯電して搬送部内に付着してしまうことを抑制することができる。
[適用例3]上記適用例にかかるシート製造装置の前記加湿部は、水分を噴射する噴射口を有し、前記噴射口は、前記第2搬送部において、前記第1搬送部よりも前記貯留部に近い側に配置することを特徴とする。
この構成によれば、第2搬送部における搬送方向の上流側から加湿することで添加物が帯電して搬送部内に付着してしまうことを抑制する。
[適用例4]上記適用例にかかるシート製造装置の前記供給部は、前記添加物の供給をする場合としない場合とを選択可能であり、前記加湿部は、前記添加物を供給する場合に加湿を行うことを特徴とする。
この構成によれば、供給部から添加物を供給する場合にのみ加湿を行うため、添加物を供給しないときに加湿して水分過多になることを抑制することができる。
[適用例5]上記適用例にかかるシート製造装置の前記供給部は、前記添加物の供給量を制御可能であり、前記加湿部は、加湿を制御可能であり、前記加湿部は前記添加物の供給量に応じて加湿を制御することを特徴とする。
この構成によれば、添加物の供給量に応じて加湿量も制御することで適切な加湿が可能となる。
[適用例6]上記適用例にかかるシート製造装置は、前記第1搬送部と前記第2搬送部との合流部よりも前記解繊物の搬送方向下流において、前記第1搬送部を加湿する第2の加湿部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、繊維と添加物とが混ざった材料が加湿により帯電しにくくなり、第1搬送部内で帯電して付着してしまうことを抑制することができる。
第1実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す概略図。 第1実施形態にかかる添加物供給部の構成を示す模式図。 第2実施形態にかかるシート製造装置の構成に示す一部概略図。
以下、本発明の第1及び第2実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
(第1実施形態)
まず、シート製造装置の構成について説明する。シート製造装置は、例えば、純パルプシートや古紙などの原料(被解繊物)Puを新たなシートPrに形成する技術に基づくものである。本実施形態にかかるシート製造装置は、繊維を含む被解繊物を空気中で解繊する解繊部と、解繊部で解繊処理された解繊物に、添加物を供給する供給部と、解繊物と添加物とを堆積する堆積部と、堆積部で堆積したウエブを加熱する加熱部と、を備えるシート製造装置であって、供給部は、前記添加物を加湿する加湿部を有するものである。以下、具体的にシート製造装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す概略図であり、図2は、添加物供給部の構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態のシート製造装置1は、投入部10と、粗砕部20と、解繊部30と、分級部40と、選別部50と、供給部としての添加物供給部60と、堆積部70と、加熱部150等を備えている。そして、これらの部材を制御する制御部を備えている。
投入部10は、粗砕部20に古紙Puを投入するものである。投入部10は、例えば、複数枚の古紙Puを重ねて貯めておくトレー11と、トレー11中の古紙Puを粗砕部20に連続して投入可能な自動送り機構12等を備えている。シート製造装置1に投入する古紙Puとしては、例えば、オフィスで現在主流となっているA4サイズの用紙等である。
粗砕部20は、供給された古紙Puを数センチメートル角の紙片に裁断するものである。粗砕部20では、粗砕刃21を備え、通常のシュレッダーの刃の切断幅を広げたような装置を構成している。これにより、供給された古紙Puを容易に紙片に裁断することができる。そして、分断された粗砕紙は、搬送路201を介して解繊部30に供給される。
解繊部30は、回転する回転刃(図示せず)を備え、粗砕部20から供給された粗砕紙(繊維を含む被解繊物)を繊維状に解きほぐす解繊を行うものである。本願においては、解繊部30で解繊されるものを被解繊物と言い、解繊部30を通過したものを解繊物と言う。なお、本実施形態の解繊部30は、空気中で乾式で解繊を行うものである。解繊部30の解繊処理により、印刷されたインクやトナー、にじみ防止材等の紙への塗工材料等は、数十μm以下の粒(以下、「インク粒」という)となって繊維と分離する。したがって、解繊部30から出る解繊物は、紙片の解繊により得られる繊維とインク粒である。そして、回転刃の回転によって気流が発生する機構となっており、搬送路202を介して解繊された繊維はこの気流に乗って空気中で分級部40に搬送される。なお、必要に応じて解繊部30に搬送路202を介して解繊された繊維を分級部40に搬送させるための気流を発生させる気流発生装置を別途設けてもよい。
分級部40は、導入された導入物を気流により分級するものである。本実施形態では、導入物としての解繊物をインク粒と繊維とに分級する。分級部40は、例えば、サイクロンを適用することにより、搬送された繊維をインク粒と脱墨繊維(脱墨解繊物)とに気流分級することができる。なお、サイクロンに替えて他の種類の気流式分級器を利用してもよい。この場合、サイクロン以外の気流式分級器としては、例えば、エルボージェットやエディクラシファイヤー等が用いられる。気流式分級器は旋回気流を発生させ、解繊物のサイズと密度により受ける遠心力の差によって分離、分級するもので、気流の速度、遠心力の調整により、分級点を調整することができる。これにより比較的小さく密度の低いインク粒と、インク粒より大きく密度の高い繊維とに分けられる。繊維からインク粒を除去することを脱墨と言う。
本実施形態の分級部40は接線入力方式のサイクロンであり、解繊部30から導入される導入口40aと、導入口40aが接線方向についた筒部41と、筒部41の下部に続く円錐部42と、円錐部42の下部に設けられる下部取出口40bと、筒部41の上部中央に設けられる微粉排出のための上部排気口40cとから構成される。円錐部42は鉛直方向下方にむかって径が小さくなる。
分級処理において、分級部40の導入口40aから導入された解繊物をのせた気流は、筒部41、円錐部42で円周運動に変わり、遠心力がかかり分級される。そして、インク粒より大きく密度の高い繊維は下部取出口42へ移動し、比較的小さく密度の低いインク粒は空気とともに微粉として上部排気口40cへ導出され、脱墨が進行する。そして、分級部40の上部排気口40cからインク粒が多量に含まれた短繊維混合物が排出される。そして、排出されたインク粒が多量に含まれる短繊維混合物は、サイクロン40の上部排気口40cに接続された搬送路206を介して受け部80に回収される。一方、分級部40の下部取出口40bから搬送路203を介して分級された繊維を含む分級物が選別部50に向けて空気中で搬送される。分級部40から選別部50へは、分級される際の気流によって搬送されてもよいし、上方にある分級部40から重力で下方にある選別部50に搬送されてもよい。なお、分級部40の上部排気口40cや搬送路206等に、上部排気口40cから短繊維混合物を効率よく吸引するための吸引部等を配置してもよい。
選別部50は、分級部40により分級された繊維を含む分級物を複数の開口を有するドラム部51から通過させて選別するものである。さらに、具体的には、分級部40により分級された繊維を含む分級物を、開口を通過する通過物と、開口を通過しない残留物と、に選別するものである。本実施形態の選別部50では、分級物を回転運動により空気中で分散させる機構を備えている。
そして、選別部50の選別により開口を通過した通過物(解繊物)は堆積部70に搬送される。詳細には、選別部50と堆積部70とは第1搬送部としての搬送路204で接続されている。そして、選別部50の選別により開口を通過した通過物(解繊物)は、ホッパー部56で受けてから搬送路204を介して堆積部70に空気中で搬送される。選別部50から堆積部70へは、気流を発生させる図示しないブロアによって搬送されてもよいし、上方にある選別部50から下方にある堆積部70に重力で搬送されてもよい。一方、選別部50の選別により開口を通過しなかった残留物は、送り路としての搬送路205を介して再び被解繊物として解繊部30に戻される。これにより、残留物は廃棄されずに再使用(再利用)される。
また、搬送路204における選別部50と堆積部70との間には、搬送される通過物(解繊物)に対して添加物を供給する添加物供給部60が設けられている。添加物としては樹脂(例えば、融着樹脂あるいは熱硬化性樹脂)等の他、例えば、難燃剤、白色度向上剤、シート力増強剤やサイズ剤等である。添加物の形態は、紛体であってもよいし、繊維体であってもよい。そして、これらの添加物は、添加物供給部60に設けられた貯留部としての添加物貯留部61に貯留される。
添加物供給部60は、搬送路204に接続された第2搬送部としての搬送路208を備えている。そして、添加物貯留部61に貯留された添加物Fは、スクリューフィーダー等の排出機構によって供給口62から搬送路208に向けて供給され、搬送路208から搬送路204へ向けて搬送される。
また、添加物供給部60には加湿部300が配置されている。当該加湿部300は搬送路208内を加湿するものである。加湿部300は、図2に示すように、加湿するための水を貯留する液体貯留部302と、水分を噴射する噴射口301と、を備えている。そして、噴射口301は、搬送路208において、搬送路204よりも添加物貯留部61に近い側に配置されている。本実施形態では、噴射口301が、添加物貯留部61から添加物Tが供給される供給口62に向けて配置されている。これにより、添加物Fの搬送方向において添加物Tが加湿され、添加物Tが帯電して搬送路208に付着することを防止できる。また、これにより、搬送路208内が加湿される。
また、添加物供給部60は、添加物Tの供給をする場合としない場合とを選択可能であり、加湿部300は、添加物Tを供給する場合に加湿を行うように構成されている。従って、添加物Tが供給されない場合には加湿処理は行われない。これにより、添加物Tを供給しないときに加湿して水分過多になることを抑制することができる。さらに、添加物供給部60は、添加物Tの供給量を制御可能であり、加湿部300は、加湿を制御可能であり、加湿部300は添加物Tの供給量に応じて加湿を制御するように構成されている。例えば、供給される添加物Tが溶融樹脂の場合、溶融樹脂の供給重量に対して1〜8%重量の水を付与する。これにより、添加する溶融樹脂に対して適切に加湿が可能となり水分過多が抑制される。水分過多になると、搬送路208や搬送路204内を添加物Tが移動しにくくなる場合がある。なお、搬送路208は図2に示すように、管路形状の部分と、管路形状の端部が拡大した部分を有する。そして、噴射口301から拡大した部分に向けて水分を霧状に噴射している。拡大した部分により、供給口62から供給された添加物Tを受けやすくするとともに、添加物Tを加湿しやすくする。
図1に戻って、堆積部70は、搬送路204から投入された繊維を含む通過物(解繊物)と添加物(樹脂とを含む材料)とを用いて堆積させてウエブWを形成するものである。堆積部70は、繊維を空気中に均一に分散させる機構と、分散された繊維をメッシュベルト73上に堆積する機構を有している。なお、本実施形態にかかるウエブWとは、繊維と樹脂とを含む物体の構成形態を言う。従って、ウエブの加熱時や加圧時や切断時や搬送時等において寸法等の形態が変化した場合であってもウエブとして示している。
まず、繊維を空気中に均一に分散させる機構として、堆積部70には、繊維及び樹脂が内部に投入されるフォーミングドラム71が配置されている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させることにより通過物(繊維)中に樹脂(添加剤)を均一に混ぜることができる。フォーミングドラム71には複数の小孔を有するスクリーンが設けられている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させて、通過物(繊維)中に樹脂(添加剤)を均一に混ぜるとともに、小孔を通過した繊維や繊維と樹脂の混合物を空気中に均一に分散させることができる。
フォーミングドラム71の下方には、張架ローラー72によって張架されるメッシュが形成されているエンドレスのメッシュベルト73が配されている。そして、張架ローラー72のうちの少なくとも1つが自転することで、このメッシュベルト73が一方向に移動するようになっている。
また、フォーミングドラム71の鉛直下方には、メッシュベルト73を介して、鉛直下方に向けた気流を発生させる吸引部としてのサクション装置75が設けられている。サクション装置75によって、空気中に分散された繊維をメッシュベルト73上に吸引することができる。
そして、フォーミングドラム71の小孔スクリーンを通過した繊維等は、サクション装置75による吸引力によって、メッシュベルト73上に堆積される。このとき、メッシュベルト73を一方向に移動させることにより、繊維と樹脂を含み長尺状に堆積させたウエブWを形成することができる。フォーミングドラム71からの分散とメッシュベルト73の移動を連続的に行うことで、帯状の連続したウエブWが成形される。なお、メッシュベルト73は金属製でも、樹脂製でも、不織布でもよく、繊維が堆積でき、気流を通過させることができれば、どのようなものであってもよい。なお、メッシュベルト73のメッシュの穴径が大きすぎるとメッシュの間に繊維が入り込み、ウエブW(シート)を成形したときの凸凹になり、一方、メッシュの穴径が小さすぎると、サクション装置75による安定した気流を形成しづらい。このため、メッシュの穴径は適宜調整することが好ましい。サクション装置75はメッシュベルト73の下に所望のサイズの窓を開けた密閉箱を形成し、窓以外から空気を吸引し箱内を外気より負圧にすることで構成できる。
メッシュベルト73上に成形されたウエブWは、搬送部100によって搬送される。本実施形態の搬送部100は、メッシュベルト73から最終的にシートPr(ウエブW)としてスタッカー160に投入されるまでの間のウエブWの搬送過程を示している。従って、メッシュベルト73の他、各種ローラー等は搬送部100の一部として機能する。搬送部としては、搬送ベルトや搬送ローラーなどの少なくとも一つがあればよい。具体的には、まず、搬送部100の一部であるメッシュベルト73上に成形されたウエブWは、メッシュベルト73の回転移動により、搬送方向(図中の矢印)に従って搬送される。次いで、ウエブWは、メッシュベルト73から搬送方向(図中の矢印)に従って搬送される。なお、本実施形態では、堆積部70や搬送部100は、ウエブWを用いてシートPrを成形する成形部200の一部である。
ウエブWの搬送方向における堆積部70の下流側に加圧部が配置されている。なお、本実施形態の加圧部は、ウエブWを加圧するローラー141を有する加圧部140である。ローラー141と張架ローラー72の間にウエブWを通過させることにより、ウエブWを加圧することができる。これにより、ウエブWの強度を向上させることができる。
ウエブWの搬送方向における加圧部140の下流側には、切断部前ローラー120が配置されている。切断部前ローラー120は、一対のローラー121を有している。一対のローラー121のうち、一方が駆動制御ローラーであり、他方が従動ローラーである。
また、切断部前ローラー120を回転させる駆動伝達部にはワンウエイクラッチが用いられている。ワンウエイクラッチは、一方の方向のみに回転力を伝達するクラッチ機構を有し、逆方向に対して空転するように構成されている。これにより、切断部後ローラー125と切断部前ローラー120との速度差でウエブWに過度のテンションが掛けられた際、切断部前ローラー120側で空転するため、ウエブWへのテンションが抑制され、ウエブWが引きちぎられることを防止できる。
ウエブWの搬送方向における切断部前ローラー120の下流側には、搬送されるウエブWの搬送方向と交差する方向にウエブWを切断する切断部110が配置されている。切断部110は、カッターを備え、連続状のウエブWを所定の長さに設定された切断位置に従って枚葉状(シート状)に切断する。切断部110は、例えば、ロータリーカッターを適用することができる。これによれば、ウエブWを搬送させながら切断が可能となる。従って、切断時にウエブWの搬送を停止させないので、製造効率を向上させることができる。なお、切断部110は、ロータリーカッターの他、各種カッターを適用してもよい。
切断部110よりウエブWの搬送方向の下流側には、切断部後ローラー125が配置されている。切断部後ローラー125は、一対のローラー126を有している。一対のローラー126のうち、一方が駆動制御ローラーであり、他方が従動ローラーである。
本実施形態では、切断部前ローラー120と切断部後ローラー125との速度差によってウエブWにテンションをかけることができる。そして、ウエブWにテンションをかけた状態で切断部110を駆動してウエブWを切断するように構成されている。
切断部後ローラー125よりもウエブWの搬送方向の下流側には、ウエブWを加熱する加熱部150が配置されている。本実施形態の加熱部150はウエブWを加熱加圧する一対の加熱加圧ローラー151が配置されている。当該加熱部150は、ウエブWに含まれる繊維同士を樹脂を介して結着(定着)させるものである。加熱加圧ローラー151の回転軸中心部にはヒーター等の加熱部材が設けられており、当該一対の加熱加圧ローラー151間にウエブWを通過させることにより、搬送されるウエブWに対して加熱加圧することができる。そして、ウエブWは一対の加熱加圧ローラー151によって加熱加圧されることで、樹脂が溶けて繊維と絡みやすくなるとともに繊維間隔が短くなり繊維間の接触点が増加する。これにより、密度が高まってウエブWとしての強度が向上する。
加熱部150よりもウエブWの搬送方向の下流側に、ウエブWの搬送方向に沿ってウエブWを切断する後切断部130が配置されている。後切断部130は、カッターを備え、ウエブWの搬送方向における所定の切断位置に従って切断する。これにより、所望するサイズのシートPr(ウエブW)が成形される。そして、切断されたシートPr(ウエブW)はスタッカー160等に積載される。
なお、上記実施形態にかかるシートとは、古紙や純パルプなどの繊維を含むものを原料とし、シート状にしたものを主に言う。しかし、そのようなものに限らず、ボード状やウエブ状(や凸凹を有する形状で)あってもよい。また、原料としてはセルロースなどの植物繊維やPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステルなどの化学繊維や羊毛、絹などの動物繊維であってもよい。本願においてシートとは、紙と不織布に分かれる。紙は、薄いシート状にした態様などを含み、筆記や印刷を目的とした記録紙や、壁紙、包装紙、色紙、ケント紙などを含む。不織布は紙より厚いものや低強度のもので、不織布、繊維ボード、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体吸収材、吸音体、緩衝材、マットなどを含む。
また、上記本実施形態において古紙とは、主に印刷された紙を指すが、紙として成形されたものを原料とするのであれば使用したか否かに関わらず古紙とみなす。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
添加物供給部60に設けられた加湿部300から搬送路208に向けて水を噴射させることにより、搬送路208に供給される添加物が加湿される。これにより、添加物が湿気を帯びることから帯電しにくくなり、添加物の搬送路208への付着が防止される。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態にかかるシート製造装置の構成について説明する。本実施形態にかかるシート製造装置1aは、第1実施形態にかかるシート製造装置1の構成に第2の加湿部310を加えたものである。従って、第2の加湿部310以外の構成は、第1実施形態にかかるシート製造装置1の構成と同様なので説明を省略する。以下、具体的に説明する。
図3は、本実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す一部概略図である。図3に示すように、本実施形態のシート製造装置1aは、第1搬送部としての搬送路204と第2搬送部としての搬送路208との合流部よりも解繊物の搬送方向下流において、搬送路204を加湿する第2の加湿部310を備えている。
第2の加湿部310は、加湿するための液体(例えば、水)を貯留する液体貯留部312と、液体を噴射する噴射口311と、を備えている。そして、噴射口311は、開口部69から搬送路204に向けて配置されている。これにより、搬送路204に搬送される搬送物に対して容易に加湿を行うことができる。また、搬送路204内を容易に加湿することができる。
また、第2の加湿部310は、搬送路204に解繊物と添加物とが混合して通過する通過物の有無に応じて加湿処理を行うように構成してもよい。この場合、搬送路204に通過物が通過する場合には加湿処理を行い、搬送路204に通過物が通過しない場合には加湿処理を行わないようにする。さらに、搬送路204を通過する通過物の搬送量に応じて加湿を制御してもよい。これにより、適切な量で加湿が可能となり水分過多が抑制される。
以上、上記実施形態によれば、第1実施形態にかかる効果に加え、以下の効果を得ることができる。
搬送路204と搬送路208との合流部よりも解繊物の搬送方向の下流側において繊維と添加物とが混ざった材料が加湿により帯電しにくくなり、搬送路204内で帯電して付着してしまうことを抑制することができる。
1,1a…シート製造装置、10…投入部、20…粗砕部、30…解繊部、40…分級部、50…選別部、60…供給部としての添加物供給部、61…添加物貯留部、62…供給口、69…開口部、70…堆積部、80…受け部、110…切断部、150…加熱部、204…第1搬送部としての搬送路、208…第2搬送部としての搬送路、300…加湿部、301…噴射口、302…液体貯留部、310…第2の加湿部、311…噴射口、312…液体貯留部。

Claims (6)

  1. 繊維を含む被解繊物を空気中で解繊する解繊部と、
    前記解繊部で解繊処理された解繊物に、添加物を供給する供給部と、
    前記解繊物と前記添加物とを堆積する堆積部と、
    前記堆積部で堆積したウエブを加熱する加熱部と、を備えるシート製造装置であって、
    前記供給部は、前記添加物を加湿する加湿部を有することを特徴とするシート製造装置。
  2. 請求項1に記載のシート製造装置において、
    前記解繊部から前記堆積部に向けて前記解繊物を搬送する第1搬送部と、を備え、
    前記供給部は、
    前記添加物を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から前記第1搬送部へ前記添加物を搬送する第2搬送部と、を有し、
    前記加湿部は、前記第2搬送部内を加湿することを特徴とするシート製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート製造装置において、
    前記加湿部は、水分を噴射する噴射口を有し、
    前記噴射口は、前記第2搬送部において、前記第1搬送部よりも前記貯留部に近い側に配置することを特徴とするシート製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記供給部は、前記添加物の供給をする場合としない場合とを選択可能であり、
    前記加湿部は、前記添加物を供給する場合に加湿を行うことを特徴とするシート製造装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記供給部は、前記添加物の供給量を制御可能であり、
    前記加湿部は、加湿を制御可能であり、
    前記加湿部は前記添加物の供給量に応じて加湿を制御することを特徴とするシート製造装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記第1搬送部と前記第2搬送部との合流部よりも前記解繊物の搬送方向下流において、
    前記第1搬送部を加湿する第2の加湿部を備えることを特徴とするシート製造装置。
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