JP7215165B2 - ホッパーおよび切断処理装置 - Google Patents

ホッパーおよび切断処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7215165B2
JP7215165B2 JP2018247584A JP2018247584A JP7215165B2 JP 7215165 B2 JP7215165 B2 JP 7215165B2 JP 2018247584 A JP2018247584 A JP 2018247584A JP 2018247584 A JP2018247584 A JP 2018247584A JP 7215165 B2 JP7215165 B2 JP 7215165B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
section
guide surface
hopper
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018247584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020104236A (ja
Inventor
健太郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2018247584A priority Critical patent/JP7215165B2/ja
Priority to US16/727,084 priority patent/US11390993B2/en
Publication of JP2020104236A publication Critical patent/JP2020104236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7215165B2 publication Critical patent/JP7215165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/006Cutting the edges of the paper-web
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

本発明は、ホッパーおよび切断処理装置に関する。
近年では、環境への意識が高まり、紙の使用量の削減だけではなく、古紙の再生を行なうことが求められている。
このような再生を行う装置としては、例えば、古紙を粗砕する粗砕部と、粗砕片を解繊する解繊部と、解繊部で解繊された解繊物から異物を分離する分離部と、異物が除去された解繊物を堆積させてシート状に成形する成形部とを有する構成とすることができる。この装置により、古紙を再生紙として再利用することができる。
このような装置には、粗砕部や成形部にて切断処理された古紙またはシートを受けるホッパーが設けられており、ホッパーで集められて下流側に搬送される。
このホッパーとしては、例えば、特許文献1に示すように、鉛直方向上方に向って拡径した受け部を有する形状のものが一般的であり、この受け部によって落下してくる紙屑が集められ、底部の排出口に案内される。
特開平11-229284号公報
しかしながら、受け部に落下してくる紙屑の形状によっては、紙屑が排出口の入り口で留まってしまい、紙詰まりが生じるおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明のホッパーは、非平坦な短冊状のシートを案内する案内面と、落下してくる前記シートの姿勢を調整して前記案内面に送り出す姿勢調整部とを有する受け部材と、
前記シートを排出する排出部と、を備え
前記姿勢調整部は、前記案内面と連続し、前記案内面との境界部に稜線を形成するように前記案内面から屈曲した姿勢調整面を有し、
前記受け部材は、前記姿勢調整面の前記案内面とは反対側に前記姿勢調整面と連続して設けられ、前記姿勢調整面との境界部に谷線を形成するように前記姿勢調整面から屈曲し、落下してくる前記シートの位置を規制する規制面を有し、
前記谷線は、前記案内面の平面視で、前記案内面の前記排出部側の端部に対して傾斜しており、
前記稜線の前記端部に対する傾斜角度をθ1とし、前記谷線の前記端部に対する傾斜角度をθ2としたとき、θ1<θ2を満足し、
前記案内面の平面視で、前記案内面、前記姿勢調整面および前記規制面が並んでいる方向に沿って搬送されつつ落下してくる前記シートの搬送方向前方の部分が前記姿勢調整部と当接することを特徴とする。
本発明の切断処理装置は、シート母材を切断して非平坦な短冊状のシートを形成する切断部と、
本発明のホッパーと、を備え、
前記ホッパーは、前記切断部で形成された前記シートが落下し、落下した前記シートの一端部が前記姿勢調整部と当接する位置に設置されることを特徴とする。
図1は、本発明の切断処理装置の第1実施形態を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。 図2は、図1に示す切断処理装置の側面図である。 図3は、図2中A-A線断面図である。 図4は、図2に示す本発明のホッパーが備える案内板の平面図である。 図5は、図4に示す本発明のホッパーを鉛直方向上方から見た図である。 図6は、従来のホッパーをシート製造装置に適応した断面図である。 図7は、本発明のホッパーの第2実施形態が備える案内板の平面図である。 図8は、図7中B-B線断面図である。 図9は、本発明のホッパーの第3実施形態が備える案内板の平面図である。
以下、本発明のホッパーおよび切断処理装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の切断処理装置の第1実施形態を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。図2は、図1に示す切断処理装置の側面図である。図3は、図2中A-A線断面図である。図4は、図2に示す本発明のホッパーが備える案内板の平面図である。図5は、図4に示す本発明のホッパーを鉛直方向上方から見た図である。図6は、従来のホッパーをシート製造装置に適応した断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1~図5に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「+」、その反対方向を「-」と言う。また、図1~図3の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。
図1に示すように、シート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、シート成形部20と、切断部21と、ストック部22と、回収部27と、制御部28と、本発明のホッパー3を備える回収部10と、を備えている。また、これら各部は、制御部28と電気的に接続されており、制御部28によってその作動が制御される。
また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236とを備えている。その他、シート製造装置100は、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263とを備えている。
また、シート製造装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とがこの順に実行される。
以下、各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給する原料供給工程を行なう部分である。この原料M1としては、セルロース繊維を含む繊維含有物からなるシート状材料である。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロースを主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロースの他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して再生、製造されたリサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーでなくてもよい。また、本実施形態では、原料M1は、使用済みまたは不要となった古紙である。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中等の気中で粗砕する粗砕工程を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含む図示しないフィルターを有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する温風気化式の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転する回転刃と、回転刃の外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、回転刃とライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、回転刃の回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ、すなわち、気流を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4-1と、第1選別物M4-1よりも大きい第2選別物M4-2とに選別される。第1選別物M4-1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4-2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4-1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4-2として選別される。
第1選別物M4-1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4-2は、ドラム部141に接続されている管243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側、すなわち、上流側が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4-2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4-2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141から落下した第1選別物M4-1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4-1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト151と、3つの張架ローラー152と、吸引部153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4-1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4-1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4-1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4-1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4-1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4-1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4-1を加湿することができ、よって、第1選別物M4-1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合する混合工程を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6-12、ナイロン6-66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを樹脂P1に含ませて複合化したものを樹脂供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂P1とが混合される。また、ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト191と、張架ローラー192と、吸引部193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部231~加湿部236までに加えられる合計水分量は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、シート成形部20が配置されている。シート成形部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程を行なう部分である。このシート成形部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。なお、このときの加熱の程度としては、例えば、樹脂P1を溶融させない程度であるのが好ましい。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート成形部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程を行なう部分である。この切断部21は、第1切断部211と、第2切断部212とを有する。
第1切断部211は、シートSの搬送方向と交差する方向、特に直交する方向にシートSを切断するものである。
第2切断部212は、第1切断部211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。この切断は、シートSの両側端部、すなわち、+y軸方向および-y軸方向の端部の不要な部分を除去して、シートSの幅を整えるものであり、切断除去された部分は、いわゆる「みみ」と呼ばれる。
図3に示すように、第2切断部212は、シートSの+Y軸方向の端部を切断する第1切断ユニット213と、シートSの-Y軸方向の端部を切断する第2切断ユニット214とを有している。第1切断ユニット213および第2切断ユニット214は、+Y軸側からこの順で離間して配置されている。第1切断ユニット213および第2切断ユニット214は、同様の構成であるため、以下、第1切断ユニット213について代表的に説明する。
第1切断ユニット213は、2つの回転刃215を有する。各回転刃215は、シートSの搬送経路を介してz軸に沿って並んで配置されている。また、各回転刃215は、円板状をなし、厚さ方向がy軸方向に沿った向きで配置されている。回転刃215の外縁部は、鋭利な刃先となっており、各回転刃215の間を通過した際にシートSをx軸方向に沿って切断することができる。これにより、みみ、すなわち、シートS1が形成される。
この第2切断部212によって、シートSの両側端部が切断されて1枚のシートSにつき2本の長尺状なシートS1が形成される。シートS1は、第2切断部212でシートSに張力が掛かった状態で切断されて形成されるため、厚さ方向に湾曲し撓みを有した形状をなしている。さらに、図2に示すように、シートS1の一端が第2切断ユニット214に保持されているため、重力によりさらに厚さ方向に撓みを有した形状をなしている。2本のシートS1は、切断されるとそのまま後述する回収部10に向って落下する。
また、第2切断部212と、後述するホッパー3とが本発明の切断処理装置1を構成する。
このような切断部21によって、所望の形状、大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
以上説明したシート製造装置100が備える各部は、制御部28と電気的に接続されている。そして、これら各部の作動は、制御部28によって制御される。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit)281と、記憶部282とを有している。CPU281は、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。
記憶部282は、例えば、シートSを製造するプログラム等の各種プログラム等が記憶されている。
また、この制御部28は、シート製造装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、シート製造装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、例えばインターネット等のようなネットワークを、シート製造装置100を介して接続されている場合等がある。
また、CPU281と、記憶部282とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPU281がシート製造装置100に内蔵され、記憶部282が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよいし、記憶部282がシート製造装置100に内蔵され、CPU281が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
次に、回収部10について説明する。
図1~図3に示すように、回収部10は、シートSから切断されたシートS1を回収して解繊部13に循環させる機能を有する。回収部10は、本発明のホッパー3と、粗砕部4と、循環路5とを備える。なお、シートS1は、シートSに張力が掛かった状態で切断されて形成されるため、非平坦な形状、すなわち、厚さ方向に湾曲し撓みを有した形状をなしている。この湾曲曲率半径は、概ね50mm以上、150mm以下である。また、シートS1のアスペクト比、すなわち、長辺/短辺は、10以上、30以下であるのが好ましい。
図2および図3に示すように、ホッパー3は、受け部材31と、排出部32とを有する。受け部材31は、第1側壁と第2側壁からなる一対の案内板311と、第3側壁と第4側壁からなる一対の側壁312とを有し、これらの端部同士が接続された筒状をなしている。この受け部材31の上側の開口部が、シートS1が供給される供給口として機能し、下側の開口が排出口313として機能する。排出口313は、第1側壁が傾斜し、第1側壁と第2側壁との間の距離が受け部材31の上側の開口部よりも短く、他方の側に設けられている。
また、図3に示すように、各案内板311は、y軸方向に並んで配置されており、-z軸側に行くに従って離間距離が小さくなるようにz軸に対して傾斜して配置されている。また、図2に示すように、各側壁312は、x軸方向に対向して配置されており、その厚さ方向がx軸方向に沿った向きで配置されている。
この受け部材31は、横断面、すなわち、xy平面に沿った断面において、内部がx軸方向を長手方向とする長方形をなしており、その幅は、-z軸に行くに従って小さくなっている。
また、受け部材31は、-z軸の端部に、排出部32と連通する排出口313を有する。すなわち、一対の案内板311および一対の側壁312の-z軸の端部によって排出口313が形成されている。
このような受け部材31によって、落下してくるシートS1が集められて、シートS1は、排出口313を介して排出部32に向う。
排出部32は、受け部材31の排出口313と循環路5とを接続する流路を形成するハウジング321を有する。このハウジング321は、x軸方向に沿って延在する長尺な箱状をなしており、その-x軸側の側壁に循環路5が接続されている。
また、ハウジング321内には、粗砕部4が設けられている。粗砕部4は、一対の粗砕刃41を有する。粗砕刃41は、x軸方向に延在する円柱状をなし、その外周部に刃が形成されている。各粗砕刃41は、y軸方向に並んで配置されている。各粗砕刃41は、図3に示すように、互いに反対方向に回転することにより、これらの間でシートS1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片S2にすることができる。粗砕片S2の形状や大きさは、前述した粗砕片M2と同様に、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上、70mm以下の小片であるのがより好ましい。
このような粗砕部4にて形成された粗砕片S2は、循環路5を介して解繊部13に供給される。図1および図2に示すように、循環路5は、管51と、管51に設けられたブロアー52とを有する。管51は、その一端部がハウジング321に接続され、他端部が管241に接続されている。ハウジング321内の粗砕片S2は、ブロアー52の作動によって管51内に吸引され、管241まで送り出される。そして、粗砕片S2は、解繊部13に再度供給される。これにより、シートSの切断で生じたクズであるシートS1を再利用することができ、歩留まりを高めることができる。
さて、ホッパー3では、排出口313にシートS1が詰まってしまうのを防止または抑制し、円滑にシートSを排出するのに有効な構成である。以下このことについて説明する。
図4に示すように、各案内板311には、互いに対向する面の+z軸側でかつ+x軸側の角部付近に姿勢調整部6が設けられている。各受け部材31では、y軸を介して鏡像関係にあり、形状、作用は同じであるため、以下、+y側の案内板311について説明する。
図4は、+y側の案内板311の平面図であって、各案内板311の互いに対向する面側から見た平面図である。なお、以下では、この平面図において、案内板311の+z軸側でかつ-x軸側の角部を角部Aと言い、-z軸側でかつ-x軸側の角部を角部Bと言い、+z軸側でかつ+x軸側の角部を角部Cと言い、-z軸側でかつ+x軸側の角部を角部Dと言う。また、角部Aと角部Bとの間の縁部を縁部aと言い、角部Bと角部Dとの間の縁部を縁部bと言い、角部Cと角部Dとの間の縁部を縁部cと言い、角部Aと角部Cとの間の縁部を縁部dと言う。なお、角部A、角部B、角部Cおよび角部Dは、丸みをおびた形状であってもよく、それぞれ、隅部A、隅部B、隅部Cおよび隅部Dと言い換えることもできる。
案内板311は、角部C付近の互いに異なる位置が2ヶ所折り曲げられて、すなわち、屈曲して形成されている。一方の折り曲げ線Eは、稜線であり、縁部dから縁部cまで形成されている。他方の折り曲げ線Fは、谷線であり、縁部dから縁部cまで形成されている。折り曲げ線Fは、縁部d側の端部f1が折り曲げ線Eの縁部d側の端部e1よりも+x軸側に位置している。また、折り曲げ線Eの縁部c側の端部e2と、折り曲げ線Fの縁部c側の端部f2とは、同じ位置である。
このような構成であるため、案内板311は、3つの平面である第1の面311A、第2の面311Bおよび第3の面311Cを有する。第1の面311Aは、縁部aと、縁部bと、縁部cのうち角部Dから折り曲げ線Eの端部e2までの部分と、縁部dのうち角部Aから折り曲げ線Eの端部e1までの部分と、折り曲げ線Eとで囲まれた部分である。第2の面311Bは、折り曲げ線Eと、折り曲げ線Fと、縁部dのうち端部e1および端部f1の間の部分とで囲まれた部分である。第3の面311Cは、縁部dのうち角部Cと端部f1との間の部分と、縁部cのうち角部Cと端部f2との間の部分と、折り曲げ線Fとで囲まれた部分である。
また、折り曲げ線Eは、稜線であるため、第2の面311Bは、折り曲げ線Eから図4中において紙面奥側に向って傾斜している。また、折り曲げ線Eと折り曲げ線Fとは、折り曲げ方向が反対ではあり、第3の面311Cは、第1の面311Aと平行となっている。
また、稜線である折り曲げ線Eおよび谷線である折り曲げ線Fは、案内面である第1の面311Aの平面視で、第1の面311Aの排出部32側の端部である縁部bに対して傾斜している。このため、第2の面311Bは、折り曲げ線Eおよび折り曲げ線Fに沿った長尺状をなし、第1の面311Aの平面視で縁部bに対して傾斜することとなる。
また、稜線である折り曲げ線Eの縁部bに対する傾斜角度をθ1とし、谷線である折り曲げ線Fの縁部bに対する傾斜角度をθ2としたとき、θ1<θ2を満足する。このため、第2の面311Bは、折り曲げ線Eおよび折り曲げ線Fに沿って延在する長尺な三角形となっている。すなわち、第2の面311Bは、-z軸側にいくに連れて、すなわち、排出部32に近づくに連れてその幅が漸減している。
θ1は、45°以上、70°以下であるのが好ましく、45°以上、60°以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果がより顕著に得られる。
また、θ2-θ1は、2°以上、10°以下であるのが好ましく、2°以上、5°以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果がより顕著に得られる。
また、折り曲げ線Eでは、端部e1側の折れ曲がり角度は、端部e2側の折れ曲がり角度よりも大きい。そして、折り曲げ線Fでは、端部f1側の折れ曲がり角度は、端部f2側の折れ曲がり角度よりも大きい。このような構成であるため、第2の面311Bは、第1の面311Aに対する傾斜角度が、縁部cに近づくに連れて、換言すれば、-z軸側に行くに連れて小さくなっている。
このようなホッパー3は、図3に示すように、第2の面311Bが、切断されて落下してくるシートS1の端部が当接する位置に設置されている。本実施形態では、シートS1の切断位置、すなわち、回転刃215の刃先の-z軸側に設けられている。また、図4に示すように、シートS1が落下してきたとき、シートS1の+x軸側の端部が、第2の面311Bの-x軸側の部分、すなわち、第2の面311Bの比較的幅が広い部分と当接する。この状態を図4および図5では、状態(i)として示している。
なお、シートS1は、+x軸側の端部から切断されて先に落下していくため、状態(i)では、+x軸側の端部が-x軸側の端部よりも-z軸側に位置している。
そして、シートS1は、状態(i)から、第2の面311B上を、第2の面311Bの長手方向に沿って摺動しつつ、状態(ii)に示すように落下していく。シートS1が第2の面311B上を摺動しつつ落下する際、-x軸側の端部のz軸方向の落下速度は、+x軸側の端部のz軸方向の落下速度よりも速い。これは、シートS1の+x軸側の端部がz軸に対して斜めに案内されており、z軸に沿って落下しないためである。そして、状態(iii)に示すように、シートS1が第2の面311Bの縁部c付近まで落下したときには、シートS1は、-x軸側の端部が+x軸側の端部に追いついて略同じ高さとなる。すなわち、シートS1は、その長手方向が略x軸に沿った姿勢となる。そして、シートS1は、この姿勢のまま第1の面311Aに移行し、状態(iv)に示すように、第1の面311Aに案内されてその姿勢を維持しつつ落下して排出部32に排出される。
ここで、特に、シートS1は、一方向に湾曲した形状をなしており、かつ、+x軸側の端部から先に落下してくるため、図6に示すような従来のホッパー3’を単にシート製造装置100に適用しても、+x軸側の端部が先に落下してしまい、排出口付近で2枚の案内板の間でシートS1が橋渡しのように詰まってしまうおそれがある。
本発明のホッパー3では、第2の面311Bは、落下してくるシートS1の姿勢を調整して第1の面311Aに送り出す姿勢調整部6として機能し、第1の面311Aは、そのままの姿勢を維持しつつ排出部32に案内する案内面7として機能する。これにより、排出口313をシートS1が通過する際、シートS1の長手方向と排出口313の長手方向とが略一致した状態とすることができ、排出口313を円滑に通過することができる。よって、シートS1が排出口313で詰まってしまう、すなわち、図6に示すような状態になってしまう可能性を格段に下げることができる。その結果、スループットを高めることができる。
さらに、状態(i)~状態(iii)では、シートS1は、略x軸回りに徐々に回転しつつ落下するため、状態(iii)では、シートS1が略90°捻じれて、シートS1の厚さ方向が第1の面311Aと略平行となる。これは、前述したように、第2の面311Bは、第1の面311Aに対する傾斜角度が、縁部cに近づくに連れて小さくなっているからである。これにより、排出口313の幅や、シートS1の幅によらず、さらに高い確度で排出口313を通過することができる。すなわち、シートS1が排出口313で詰まってしまうのをさらに確実に防止することができる。
さらに、状態(i)~状態(iii)では、シートS1が回転する際、第3の面311Cが、シートS1と当接してシートS1がホッパー3の外側に離脱してしまうのを防止しつつ、回転方向も規制する規制面として機能する。すなわち、受け部材31は、姿勢調整面(傾斜面)である第2の面311Bの、案内面である第1の面311Aとは反対側に第2の面311Bと連続して設けられ、第2の面311Bとの境界部に谷線である折り曲げ線Fを形成するように第2の面311Bから屈曲し、落下してくるシートS1の位置を規制する規制面である第3の面311Cを有する。これにより、シートS1をより確実に排出口313に向って落下させることができるとともに、回転方向も規制することができる。その結果、シートS1がさらに高い確度で排出口313を通過することができる。
以上説明したように、本発明のホッパー3は、非平坦な撓みを有している状態の短冊状のシートS1を案内する案内面である第1の面311Aと、落下してくるシートS1の姿勢を調整して第1の面311Aに送り出す姿勢調整部としての第2の面311Bとを有する受け部材31と、シートS1を排出する排出部32と、を備える。
これにより、排出口313をシートS1が通過する際、シートS1の長手方向と排出口313の長手方向とが略一致した状態とすることができ、排出口313を円滑に通過することができる。よって、シートS1が排出口313で詰まってしまうのを防止または抑制することができる。その結果、スループットを高めることができる。
また、切断処理装置1は、シート母材であるシートSを切断して非平坦な短冊状のシートS1を形成する切断部である第2切断部212と、ホッパー3と、を備え、ホッパー3は、第2切断部212で形成されたシートS1が落下し、落下したシートS1の一端部が姿勢調整部6である第2の面311Bと当接する位置に設置される。これにより、前述したホッパー3の利点を有する切断処理装置1が得られる。
また、姿勢調整部6は、案内面である第1の面311Aと連続し、第1の面311Aとの境界部に稜線である折り曲げ線Eを形成するように第1の面311Aから屈曲した姿勢調整面である第2の面311Bを有する。これにより、排出口313をシートS1が通過する際、シートS1の長手方向と排出口313の長手方向とが略一致した状態とすることができ、排出口313を円滑に通過することができる。
また、姿勢調整面である第2の面311Bは、長尺状をなしており、-z軸側にいくに連れて、すなわち、排出部32に近づくに連れてその幅が漸減している。このため、状態(i)~状態(iii)では、シートS1を、略x軸回りに徐々に回転しつつ落下させることができる。その結果、さらに高い確度で排出口313を通過することができる。また、姿勢調整面である第2の面311Bは、+Y軸側よりも-Y軸側の方が-Z軸側に傾斜している。より好ましくは、-Y軸側は+Y軸側を基準としたときに、水平面に対して鉛直下方側となっていることが好ましい。これにより、シートS1が第2の面311Bに留まることを低減でき、排出部32へ導くことができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明のホッパーの第2実施形態が備える案内板の平面図である。図8は、図7中B-B線断面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のホッパーおよび切断処理装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、姿勢調整部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7および図8に示すように、本実施形態では、案内板311は、内側に向って角柱状に突出した凸部314を有する。すなわち、凸部314は、案内面である第1の面311Aを含む平面に段差を形成している。また、ホッパー3は、図示はしないが、凸部314が切断されて落下してくるシートS1の+x軸側の端部が当接する位置に設置されている。
このような本実施形態によれば、図7中、状態(i)に示すように、落下してきたシートS1の+x軸側の端部が凸部314と当接し、+x軸側の端部が一時的にとどまることとなる。そして、状態(iii)に示すように、シートS1が、その当接点を中心として回動し、-x軸側の端部の高さが+x軸側の端部の高さと略同じになる。そして、状態(iii)に示すように、シートS1は、第1の面311Aの傾斜に合わせて略x軸回りに徐々に回転しつつ落下する。このように凸部314が姿勢調整部6として機能する。これにより、排出口313をシートS1が通過する際、シートS1の長手方向と排出口313の長手方向とが略一致した状態とすることができ、排出口313を円滑に通過することができる。よって、シートS1が排出口313で詰まってしまうのを防止することができる。
なお、本実施形態では、第1の面311Aに段差を形成するのが凸部314であったが、本発明ではこれに限定されず、案内板311に設けられ、外側に向って凹没した凹部であってもよい。これにより、第1の面311Aに段差が形成され、この段差にシートS1の端部が一時的に引っ掛かり、前述した効果と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図9は、本発明のホッパーの第3実施形態が備える案内板の平面図である。
以下、この図を参照して本発明のホッパーおよび切断処理装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、姿勢調整部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、案内板311は、第1の面311Aの表面摩擦係数よりも大きい摩擦抵抗増大部315を有する。この摩擦抵抗増大部315が姿勢調整部6として機能する。摩擦抵抗増大部315は、第1の面311Aの表面摩擦係数よりも大きければよく、例えば、ゴム材料で構成されたシートを案内板311の内面に貼着する構成や、表面粗さが周囲よりも粗い構成とすることができる。
また、ホッパー3は、図示はしないが、摩擦抵抗増大部315が切断されて落下してくるシートS1の+x軸側の端部が当接する位置に設置されている。
このような本実施形態によれば、図9中、状態(i)に示すように、落下してきたシートS1の+x軸側の端部が摩擦抵抗増大部315と当接し、+x軸側の端部の落下速度が遅くなる。そして、状態(ii)に示すように、シートS1の-x軸側の端部は、第1の面311Aによって案内されつつ落下して、-x軸側の端部の高さが+x軸側の端部の高さと略同じになる。そして、状態(iii)に示すように、シートS1は、第1の面311Aの傾斜に合わせて略x軸回りに徐々に回転しつつ落下する。これにより、排出口313をシートS1が通過する際、シートS1の長手方向と排出口313の長手方向とが略一致した状態とすることができ、排出口313を円滑に通過することができる。よって、シートS1が排出口313で詰まってしまうのを防止することができる。
なお、摩擦抵抗増大部315は、第1実施形態で説明した第2の面311Bに設けることもできる。これにより、第1実施形態による効果と第3実施形態による効果の相乗効果を発揮することができ、シートS1が排出口313で詰まってしまうのをさらに確実に防止することができる。
以上、本発明のホッパーおよび切断処理装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ウェブ製造装置およびシート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のホッパーおよび切断処理装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成や特徴を組み合わせたものであってもよい。
100…シート製造装置、1…切断処理装置、3…ホッパー、3’…ホッパー、31…受け部材、311…案内板、311A…第1の面、311B…第2の面、311C…第3の面、312…側壁、313…排出口、314…凸部、315…摩擦抵抗増大部、32…排出部、321…ハウジング、4…粗砕部、41…粗砕刃、5…循環路、51…管、52…ブロアー、6…姿勢調整部、7…案内面、10…回収部、11…原料供給部、12…粗砕部、121…粗砕刃、122…シュート、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…ほぐし部、181…ドラム部、182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、20…シート成形部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、21…切断部、211…第1切断部、212…第2切断部、213…第1切断ユニット、214…第2切断ユニット、215…回転刃、22…ストック部、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…回収部、28…制御部、281…CPU、282…記憶部、A…角部、B…角部、C…角部、D…角部、E…折り曲げ線、F…折り曲げ線、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4-1…第1選別物、M4-2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、S…シート、S1…シート、S2…粗砕片、a…縁部、b…縁部、c…縁部、d…縁部、e1…端部、e2…端部、f1…端部、f2…端部、P1…樹脂、θ1…傾斜角度、θ2…傾斜角度

Claims (6)

  1. 非平坦な短冊状のシートを案内する案内面と、落下してくる前記シートの姿勢を調整して前記案内面に送り出す姿勢調整部とを有する受け部材と、
    前記シートを排出する排出部と、を備え
    前記姿勢調整部は、前記案内面と連続し、前記案内面との境界部に稜線を形成するように前記案内面から屈曲した姿勢調整面を有し、
    前記受け部材は、前記姿勢調整面の前記案内面とは反対側に前記姿勢調整面と連続して設けられ、前記姿勢調整面との境界部に谷線を形成するように前記姿勢調整面から屈曲し、落下してくる前記シートの位置を規制する規制面を有し、
    前記谷線は、前記案内面の平面視で、前記案内面の前記排出部側の端部に対して傾斜しており、
    前記稜線の前記端部に対する傾斜角度をθ1とし、前記谷線の前記端部に対する傾斜角度をθ2としたとき、θ1<θ2を満足し、
    前記案内面の平面視で、前記案内面、前記姿勢調整面および前記規制面が並んでいる方向に沿って搬送されつつ落下してくる前記シートの搬送方向前方の部分が前記姿勢調整部と当接することを特徴とするホッパー。
  2. 前記稜線は、前記案内面の平面視で、前記案内面の前記排出部側の端部に対して傾斜している請求項に記載のホッパー。
  3. 前記姿勢調整面は、長尺状をなしている請求項1または2に記載のホッパー。
  4. 前記姿勢調整面は、前記排出部に近づくに連れて幅が漸減している請求項1ないし3のいずれか1項に記載のホッパー。
  5. 前記姿勢調整部は、前記案内面の表面摩擦係数よりも大きい請求項1ないしのいずれか1項に記載のホッパー。
  6. シート母材を切断して非平坦な短冊状のシートを形成する切断部と、
    請求項1ないしのいずれか1項に記載のホッパーと、を備え、
    前記ホッパーは、前記切断部で形成された前記シートが落下し、落下した前記シートの一端部が前記姿勢調整部と当接する位置に設置されることを特徴とする切断処理装置。
JP2018247584A 2018-12-28 2018-12-28 ホッパーおよび切断処理装置 Active JP7215165B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247584A JP7215165B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ホッパーおよび切断処理装置
US16/727,084 US11390993B2 (en) 2018-12-28 2019-12-26 Hopper and cutting process device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247584A JP7215165B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ホッパーおよび切断処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104236A JP2020104236A (ja) 2020-07-09
JP7215165B2 true JP7215165B2 (ja) 2023-01-31

Family

ID=71122677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018247584A Active JP7215165B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 ホッパーおよび切断処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11390993B2 (ja)
JP (1) JP7215165B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3508635A4 (en) * 2016-08-31 2020-05-20 Seiko Epson Corporation SHEET MANUFACTURING DEVICE, AND CONTROL METHOD OF SHEET MANUFACTURING DEVICE
JP7211022B2 (ja) * 2018-11-07 2023-01-24 セイコーエプソン株式会社 ウェブ製造装置およびシート製造装置
JP2022072254A (ja) 2020-10-29 2022-05-17 セイコーエプソン株式会社 粗砕装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120967A (ja) 2000-10-13 2002-04-23 Canon Inc シートカッタ及び画像形成装置
US20130313349A1 (en) 2012-05-24 2013-11-28 Liquid Environment Solutions Organic Shredder Apparatus and Method for Operating an Organic Shredder
JP2015054358A (ja) 2013-09-10 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 裁断装置及び記録装置
JP2016163944A (ja) 2015-03-06 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4068805A (en) * 1976-11-05 1978-01-17 Fred Oswald Shredding machine
US4826062A (en) * 1987-05-27 1989-05-02 Buob Haven E Agricultural marking device
US5137172A (en) * 1990-12-24 1992-08-11 Hollymatic Corporation Paper feed system
JPH11229284A (ja) 1998-02-16 1999-08-24 Seiho Kiko Kk 紙くず処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120967A (ja) 2000-10-13 2002-04-23 Canon Inc シートカッタ及び画像形成装置
US20130313349A1 (en) 2012-05-24 2013-11-28 Liquid Environment Solutions Organic Shredder Apparatus and Method for Operating an Organic Shredder
JP2015054358A (ja) 2013-09-10 2015-03-23 セイコーエプソン株式会社 裁断装置及び記録装置
JP2016163944A (ja) 2015-03-06 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11390993B2 (en) 2022-07-19
JP2020104236A (ja) 2020-07-09
US20200208348A1 (en) 2020-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7215165B2 (ja) ホッパーおよび切断処理装置
US9637860B2 (en) Sheet manufacturing apparatus
US11060242B2 (en) Sheet manufacturing apparatus
JP7119622B2 (ja) ウェブ形成装置およびシート製造装置
JP7167671B2 (ja) 繊維材料堆積装置およびシート製造装置
JP7187817B2 (ja) シート供給装置、粗砕装置、ウェブ形成装置およびシート再生装置
JP7268353B2 (ja) 旋回流形成装置および堆積装置
JP7172518B2 (ja) 繊維体堆積装置およびシート製造装置
JP7275609B2 (ja) 分離装置および繊維体堆積装置
JP6687124B2 (ja) ウェブ形成装置およびシート製造装置
US11802377B2 (en) Fibrous body manufacturing method and fibrous body manufacturing apparatus
JP2020015027A (ja) シュレッダーおよびシート製造装置
US11834782B2 (en) Sheet manufacturing apparatus
JP2019218667A (ja) ウェブ形成装置およびシート製造装置
CN112408065B (zh) 分切装置以及薄片制造装置
US11878306B2 (en) Coarse crusher
JP7467959B2 (ja) 繊維構造体製造装置
CN113246255B (zh) 纤维体堆积装置以及纤维结构体制造装置
JP2021123832A (ja) 繊維体堆積装置および繊維構造体製造装置
JP2021123066A (ja) 繊維体堆積装置および繊維構造体製造装置
JP2019081638A (ja) シート貯留器および古紙再生装置
US20200030810A1 (en) Shredder and sheet manufacturing apparatus
JP2022035103A (ja) 繊維体製造方法、及び繊維体製造装置
JP2020158910A (ja) 添加剤供給装置およびウェブ形成装置
JP2019143254A (ja) シート製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7215165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150