JP2019081638A - シート貯留器および古紙再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを貯留部に貯留する際、そのシートが貯留部内で所定の位置に正確に貯留されるシート貯留器および古紙再生装置を提供すること。【解決手段】シートが挿入される挿入口を有し、前記挿入口を介して挿入された前記シートを貯留する貯留部3と、前記シートが前記挿入口を通過した際の前記シートの前記貯留部内での落下方向を定めるとともに、前記シートが前記挿入口を通過する際の前記シートの形状を矯正するシート矯正部5と、を備えることを特徴とするシート貯留器1。【選択図】図2

Description

本発明は、シート貯留器および古紙再生装置に関する。
従来から、使用済みの用紙を裁断するシュレッダーが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシュレッダー(シュレッダ装置)は、使用済みの用紙が一旦貯留される給紙部と、給紙部から供給された用紙の姿勢を矯正する姿勢矯正部材と、裁断に適した姿勢に矯正された用紙を裁断する裁断部とを備えている。
特開平6−198208号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシュレッダーでは、そもそも給紙部に用紙が整頓して貯留されていなければ、その給紙部から供給される用紙は、姿勢矯正部材で裁断に適した姿勢に矯正されず、結果、裁断部での裁断が不十分となるという問題があった。
本発明の目的は、シートを貯留部に貯留する際、そのシートが貯留部内で所定の位置に正確に貯留されるシート貯留器および古紙再生装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明のシート貯留器は、シートが挿入される挿入口を有し、前記挿入口を介して挿入された前記シートを貯留する貯留部と、
前記シートが前記挿入口を通過した際の前記シートの前記貯留部内での落下方向を定めるとともに、前記シートが前記挿入口を通過する際の前記シートの形状を矯正するシート矯正部と、を備えることを特徴とする。
これにより、シートを貯留部に貯留する際、そのシートは、シート矯正部によって、貯留部内の所定の位置に向かって落下方向が矯正され、そのまま、所定の位置に到達することができる。これにより、シートは、貯留部内で所定の位置に正確に貯留される。また、シートは、例えば反り返ったり、折れ曲がったりしていたものであっても、その変形した部分がシート矯正部によって矯正される。これにより、シートは、貯留部の挿入口を円滑に通過することができ、よって、前記落下方向の矯正と相まって、所定の位置に到達し、貯留される。
本発明のシート貯留器では、前記シート矯正部は、前記挿入口に設けられ、間隙を介して対向配置された2つの板状部を有するのが好ましい。
これにより、シートを挿入口を介して貯留部に挿入する際、2つの板状部の間にシートを差し込めば、そのシートは、挿入口を円滑に通過することができ、よって、その挿入作業を容易に行なうことができる。
本発明のシート貯留器では、前記各板状部は、前記貯留部の底部に対し、同方向に傾斜しており、
前記シートは、前記各板状部の傾斜方向に沿った方向に矯正されて落下するのが好ましい。
これにより、シートは、貯留部内で所定の位置に向かって落下することができる。
本発明のシート貯留器では、前記各板状部のうちの下側に位置する板状部は、上側に位置する板状部よりも外方に向かって突出しているのが好ましい。
これにより、2つの板状部の間にシートを差し込む際、シートの下端を、一旦、下側に位置する板状部に当接させて、そのまま、この板状部に沿って押し込めば、その差し込み作業を容易かつ迅速に行なうことができる。
本発明のシート貯留器では、前記各板状部は、同方向に湾曲または屈曲しており、
前記シートは、前記各板状部の湾曲または屈曲形状に沿って矯正されるのが好ましい。
これにより、シートは、2つの板状部の間を通過中、矯正状態が維持されるため、これら板状部間を円滑に通過することができ、よって、貯留部の所定の位置に向かって正確に落下して着地することができる。
本発明のシート貯留器では、前記各板状部は、前記貯留部の底部に対し、同方向に傾斜しており、
前記各板状部のうちの上側に位置する板状部は、湾曲しており、下側に位置する板状部は、屈曲しているのが好ましい。
これにより、板状部同士の間に、比較的大きく開いた部分が生じ、よって、その部分にシートを容易に挿入することができる。
本発明のシート貯留器では、前記各板状部同士の間隔は、前記貯留部の底部側に向かって漸減しているのが好ましい。
これにより、シート矯正部は、貯留部の底部と反対側の部分でシートに対する形状矯正力を緩和し、貯留部の底部側の部分でシートに対する形状矯正力が徐々に強く作用するものとなり、よって、シートを容易に挿入することができ、また、その後の形状矯正も確実に行なわれる。
本発明のシート貯留器では、前記貯留部内で落下中の前記シートに向けて空気を噴射する噴射部を備えるのが好ましい。
これにより、シートが貯留部内の所定の位置に到達するまで、貯留部内を落下するシートの姿勢を維持することができ、よって、シートは、所定の位置に正確に着地することができる。
本発明のシート貯留器では、前記シートが前記貯留部内に着地した際、前記シートが伏倒するのを補助する補助部を備えるのが好ましい。
これにより、シートは、貯留部内の所定の位置に正確に着地した後、補助部側に傾倒しようとしても、その傾倒が補助部によって規制されるため、所定の位置に正確な姿勢で伏倒することができる。
本発明のシート貯留器では、前記貯留部に貯留された前記シートの枚数に応じて、前記シートの落下地点の高さを調整する高さ調整部を備えるのが好ましい。
これにより、シートは、貯留部内で安定して着地することができる。
本発明のシート貯留器では、前記貯留部に貯留された前記シートを前記貯留部から搬出する搬出部を備えるのが好ましい。
これにより、例えばシート貯留器内のシートを原料として、その原料から別のシートを再生する場合、シート貯留器よりも下流側の装置に原料を供給することができる。そして、この原料から新たなシートを製造することができる。
本発明の古紙再生装置は、使用済みの古紙を貯留するのに用いられる、本発明のシート貯留器を備えることを特徴とする。
これにより、シートを貯留部に貯留する際、そのシートは、シート矯正部によって、貯留部内の所定の位置に向かって落下方向が矯正され、そのまま、所定の位置に到達することができる。これにより、シートは、貯留部内で所定の位置に正確に貯留される。また、シートは、例えば反り返ったり、折れ曲がったりしていたものであっても、その変形した部分がシート矯正部によって矯正される。これにより、シートは、貯留部の挿入口を円滑に通過することができ、よって、前記落下方向の矯正と相まって、所定の位置に到達し、貯留される。また、この貯留されたシート(古紙)から紙を再生することができる。
図1は、本発明の古紙再生装置(第1実施形態)の構成を示す概略側面図である。 図2は、図1に示す古紙再生装置が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図3は、図2中のA−A線断面図である。 図4は、本発明の古紙再生装置(第2実施形態)が備えるシート貯留器のシート矯正部の水平断面図である。 図5は、本発明の古紙再生装置(第3実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図6は、本発明の古紙再生装置(第4実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図7は、本発明の古紙再生装置(第5実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図8は、本発明の古紙再生装置(第6実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図9は、本発明の古紙再生装置(第6実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。 図10は、本発明の古紙再生装置(第7実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、本発明のシート貯留器および古紙再生装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の古紙再生装置(第1実施形態)の構成を示す概略側面図である。図2は、図1に示す古紙再生装置が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。図3は、図2中のA−A線断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、図1および図2中(図5〜図10についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言うことがある。
本発明のシート貯留器1は、原料M1(シート)が挿入される挿入口331を有し、挿入口331を介して挿入された原料M1(シート)を貯留する貯留部3と、原料M1(シート)が挿入口331を通過した際の原料M1(シート)の貯留部3内での落下方向を定めるとともに、原料M1(シート)が挿入口331を通過する際の原料M1(シート)の形状とをそれぞれ矯正するシート矯正部5と、を備える。
このような発明によれば、後述するように、原料M1を貯留部3に貯留する際、その原料M1は、シート矯正部5によって、貯留部3内の所定の位置(本実施形態では搬出部4のベルト41上)に向かって落下方向が矯正され、そのまま、ベルト41上に到達することができる。これにより、原料M1は、貯留部3内でベルト41上に正確に貯留される。また、原料M1は、例えば反り返ったり、折れ曲がったりしていたものであっても、その変形した部分がシート矯正部5によって矯正される。これにより、原料M1は、貯留部3の挿入口331を円滑に通過することができ、よって、前記落下方向の矯正と相まって、ベルト41上に到達し、貯留される。
本発明の古紙再生装置(シート製造装置)100は、シート貯留器1を備える。このシート貯留器1は、使用済みの古紙を貯留するのに用いられる。
これにより、前述したシート貯留器1の利点を享受しつつ、古紙(原料M1)からシートS(紙)を再生する(製造する)ことができる。
図1に示すように、古紙再生装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、シート形成部20と、切断部21と、ストック部22と、回収部27とを備えている。本実施形態では、原料供給部11は、シート貯留器1で構成されている。また、古紙再生装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236とを備えている。その他、古紙再生装置100は、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263とを備えている。
なお、古紙再生装置100(シート貯留器1)が備える各部(例えば、シート貯留器1の搬出部4等)の作動は、制御部(図示せず)によって制御されている。また、この制御部は、古紙再生装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。この外部機器は、例えば、古紙再生装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、古紙再生装置100とネットワーク(例えばインターネット)を介して接続されている場合等がある。
また、古紙再生装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とがこの順に実行される。
以下、各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1(基材)を供給する原料供給工程を行なう部分である。この原料M1としては、繊維(セルロース繊維)を含むシート状材料である。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロース(狭義のセルロース)を主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロース(狭義のセルロース)の他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して製造された(再生された)リサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーでなくてもよい。また、本実施形態では、原料M1は、使用済みの古紙である。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中(空気中)等の気中で粗砕する粗砕工程を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート(ホッパー)122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含むフィルター(図示せず)を有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式(または温風気化式)の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管(流路)241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ(気流)を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管(流路)243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側(下流側)が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部(分離部)15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト(分離ベルト)151と、3つの張架ローラー152と、吸引部(サクション機構)153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管(流路)244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管(流路)245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合する混合工程を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管(流路)172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを樹脂P1に含ませた(複合化した)ものを樹脂供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂P1とが混合される。また、ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト(分離ベルト)191と、張架ローラー192と、吸引部(サクション機構)193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管(流路)246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
なお、管241、管242、管243、管244、管245、管246および管172は、それぞれ、一本の管で構成されていてもよいし、複数の管を連結した連結管で構成されていてもよい。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部231〜加湿部236までに加えられる水分量(合計水分量)は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、シート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに(樹脂P1を溶融させずに)加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、モーター(図示せず)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、モーター(図示略)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート形成部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程を行なう部分である。この切断部21は、第1カッター211と、第2カッター212とを有する。
第1カッター211は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断するものである。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。
このような第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
前述したように、本実施形態では、原料供給部11は、シート貯留器1で構成されている。ところで、このシート貯留器1から供給される原料M1は、主に使用済みの古紙を含んでおり、大きさや種類が異なるものがある。大きさとしては、例えば、A3サイズ、A4サイズ、A5サイズ、B3サイズ、B4サイズ、B5サイズ、葉書きサイズ等が挙げられる。また、種類としては、例えば、葉書き、PPC用紙、レポート用紙等が挙げられる。また、原料M1は、使用済みのものであるため、例えば、反り返ったり、折れ曲がったりしたものがある。そして、シート貯留器1では、古紙を再生するのに際し、このように変形した原料M1であっても、シート貯留器1内の所定の位置(本実施形態では搬出部4のベルト41上)に一旦貯留して、そこから安定して円滑に供給されるのが好ましい。そこで、シート貯留器1は、原料M1がシート貯留器1内で所定の位置に正確に貯留される構成となっている。以下、シート貯留器1について説明する。
図2に示すように、シート貯留器1は、原料M1を一時的に貯留する貯留部3と、原料M1を貯留部3から搬出する搬出部(搬送部)4と、原料M1が貯留部3に挿入された際に当該原料M1の落下方向とその形状とを矯正するシート矯正部5とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
貯留部3は、底板部31と、底板部31から立設した側壁部32と、天板部33とを有する箱状をなすものである。この箱状をなす貯留部3の内側、すなわち、底板部31と側壁部32と天板部33とで画成された貯留空間34には、原料M1を一時的に貯留することができる。なお、貯留空間34に貯留される原料M1の枚数としては、シート貯留器1の使用状態にもよるが、例えば、1枚となる場合もあるし、2枚以上となる場合もある。貯留される原料M1の枚数が2枚以上の場合、これら原料M1は、重ねて集積された状態となる。
天板部33の中央部には、原料M1(シート)が挿入される挿入口331が貫通して形成されている。この挿入口331は、y方向に沿ったスリット状をなすのが好ましい。作業者WKは、原料M1を、例えば1枚ずつまたは複数枚重ねて、挿入口331を介して貯留空間34に挿入することができる。
また、側壁部32には、x方向負側に臨む部分に、原料M1が排出される排出口321が貫通して形成されている。この排出口321も、挿入口331と同様に、y方向に沿ったスリット状をなすのが好ましい。貯留部3に貯留された原料M1は、搬出部4の作動によって排出口321から排出される。
シート貯留器1は、貯留部3に貯留された原料M1(シート)を貯留部3から搬出する搬出部4を備えている。これにより、図2に示すように、シート貯留器1よりも下流側に原料M1を迅速に供給することができる。そして、この原料M1からシートSを製造することができる。
この搬出部4は、貯留空間34の底板部31側に配置されている。搬出部4は、ベルト41と、ベルト41を駆動させる駆動部42を有している。
ベルト41は、無端ベルトで構成されている。貯留空間34内の原料M1は、ベルト41上に載置される。ベルト41の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ウレタンゴム等のような各種熱可塑性エラストマーや、ステンレス鋼等のような各種金属材料を用いることができる。
駆動部42は、モーター(図示せず)に接続された主動ローラー421と、主動ローラー421からx方向正側に離間して配置された従動ローラー422とを有している。ベルト41は、主動ローラー421と従動ローラー422とに掛け回されている。そして、主動ローラー421が回転することにより、その回転力がベルト41を介して、従動ローラー422に伝達される。これにより、ベルト41上に載置された原料M1をx方向負側、すなわち、排出口321に向かって搬送することができる。そして、排出口321から排出された原料M1は、その下方にある粗砕部12に向かう。
なお、駆動部42の作動は、前記制御部により制御され、例えば、原料M1の搬送速度を可変(例えば無段階、多段階に設定)とすることもできる。
また、搬出部4によって搬出される原料M1の枚数としては、搬出部4の作動タイミングによって、例えば、1枚となる場合もあるし、2枚以上となる場合もある。また、搬出部4の作動タイミングは、例えば、シート貯留器1に内蔵されたタッチパネルや外付けのキーボード等によって任意に設定することができる。
シート矯正部5は、原料M1(シート)が挿入口331を介して挿入された際に原料M1(シート)の貯留部3内での落下方向と、原料M1(シート)が挿入口331を通過するときの原料M1(シート)の形状とをそれぞれ矯正する部分である。
なお、シート矯正部5は、貯留部3と一体的に形成されたものであってもよいし、貯留部3とは別体で構成され、この別体を貯留部3に接合したものであってもよい。
図2に示すように、シート矯正部5は、挿入口331に設けられ、挿入口331の幅と同じ分の間隙50を介して平行に対向配置された2つの板状部、すなわち、第1板状部51Aおよび第2板状部51Bを有する。第1板状部51Aは、x方向正側に臨んで配置されている、すなわち、作業者WKにとって手前に位置する。第2板状部51Bは、x方向負側に臨んで配置されている、すなわち、作業者WKにとって奥側に位置する。これにより、原料M1を挿入口331を介して貯留部3に挿入する際、第1板状部51Aと第2板状部51Bとの間、すなわち、間隙50に原料M1を差し込めば、原料M1は、挿入口331を円滑に通過することができ、よって、その挿入作業を容易に行なうことができる。
第1板状部51Aと第2板状部51Bとは、それぞれ、貯留部3の底板部31、すなわち、xy平面に対し、同方向(図2に示す構成ではx方向負側)に傾斜している。また、第1板状部51Aと第2板状部51Bとは、それぞれ、傾斜方向の途中が貯留部3の天板部33に支持されている。その結果、第1板状部51Aは、貯留部3の内側と外側とに突出し、これと同様に、第2板状部51Bも、貯留部3の内側と外側とに突出した状態となる。そして、第1板状部51Aと第2板状部51Bとがそれぞれ貯留部3の外側に向かって突出した外側突出部52を有することにより、これら外側突出部52同士の間で、原料M1を挿入口331に円滑に案内することができる。また、第1板状部51Aと第2板状部51Bとがそれぞれ貯留部3の内側に向かって突出した内側突出部53を有することにより、後述する原料M1の落下方向の矯正を促進することができる。
図2に示すように、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)のうちの下側に位置する第2板状部51B(板状部)は、上側に位置する第1板状部51A(板状部)よりも外方に向かって突出している。すなわち、第2板状部51Bの外側突出部52の突出量は、第1板状部51Aの外側突出部52の突出量よりも大きい。これにより、第1板状部51Aと第2板状部51Bとの間、すなわち、間隙50に原料M1を差し込む際、原料M1の下端BTを、一旦、第2板状部51Bの外側突出部52に当接させて、そのまま、外側突出部52に沿って押し込めば、その差し込み作業を容易かつ迅速に行なうことができる。
なお、第1板状部51Aの内側突出部53の突出量と、第2板状部51Bの内側突出部53の突出量とは、図2に示す構成では第2板状部51Bの内側突出部53の突出量の方が大きいが、これに限定されず、例えば、同じであってもよいし、第1板状部51Aの内側突出部53の突出量の方が大きくてもよい。
前述したように、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)は、貯留部3の底板部31(底部)に対し、同方向に傾斜している。これにより、図2に示すように、原料M1(シート)は、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)の傾斜方向に沿った方向に矯正されて、貯留空間34内を落下していく。そして、この落下方向は、ベルト41上の、x方向正側の部分、すなわち、原料M1の搬送方向上流側の部分に向かった方向となっている。この部分は、原料M1の下端BTがベルト41上に着地する目標地点411である。原料M1は、その下端BTが目標地点411に着地した後、下端BTを支点として、ベルト41上に伏倒するように載置される。
図3に示すように、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)は、同方向に湾曲または屈曲(図示の構成では2箇所で屈曲)している。このように、第1板状部51Aおよび第2板状部51Bには、それぞれ、2つの屈曲部54が形成されている。各屈曲部54は、x方向正側に向かって屈曲しており、その屈曲角度は、鈍角であるのが好ましい。
このような形状の第1板状部51Aと第2板状部51Bとの間に原料M1を差し込む際、当該原料M1が例えば反り返ったり、折れ曲がったりしていた場合には、その変形した部分を強制的に広げて解消して、そのまま差し込む。そして、この原料M1をさらに差し込んでいくと、原料M1(シート)は、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)の各屈曲部54で、その屈曲形状(湾曲または屈曲形状)に沿って矯正されて伸ばされる。原料M1は、第1板状部51Aと第2板状部51Bとの間を通過中、矯正状態が維持されるため、これら板状部間を円滑に通過することができ、よって、ベルト41上の目標地点411に向かって正確に落下して着地することができる。この着地後、原料M1は、前述したようにベルト41上に載置されて、搬出されるまで貯留部3に一旦貯留された状態となる。また、この状態で、ベルト41を駆動させれば、排出口321から原料M1を排出して、下流側に安定して供給することができる。
なお、原料M1は、例えば折り畳まれた状態で、反り返ったり、折れ曲がったりしていた場合には、その折り畳まれた状態のままで、前記変形した部分を強制的に広げて、シート矯正部5に差し込んでもよい。
また、前記2つの屈曲部54の間(以下「平坦部55」と言う)の距離は、例えば、葉書きの長辺方向の長さよりも長いのが好ましい。葉書きは、比較的厚く、コシがあるため、使用済み状態でも反り等が抑えられている場合がある。この場合、葉書きには、シート矯正部5による形状矯正力が作用するのを省略することができる。この省略を行なう場合には、葉書きを、第1板状部51Aの平坦部55と、第2板状部51Bの平坦部55との間を通過させればよい。
また、屈曲部54の形成数は、図3に示す構成では2つであるが、これに限定されず、1つまたは3つ以上であってもよい。
また、各屈曲部54は、図3に示す構成では同じ方向に屈曲しているが、これに限定されず、反対方向に屈曲したものがあってもよい。
また、第1板状部51Aでの屈曲部54の形成数と、第2板状部51Bでの屈曲部54の形成数とは、図3に示す構成では同じであるが、異なってもよい。
また、第1板状部51Aおよび第2板状部51Bには、それぞれ、間隙50に臨む面に、例えば、フッ素のコート層を形成するような低摩擦処理が施されていてもよい。これにより、原料M1が第1板状部51Aと第2板状部51Bとの間を円滑に通過することができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の古紙再生装置(第2実施形態)が備えるシート貯留器のシート矯正部の水平断面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、シート矯正部の第1板状部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
前記第1実施形態と同様に、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)は、それぞれ、貯留部3の底板部31(底部)に対し、同方向に傾斜している。また、第1板状部51Aと第2板状部51Bとは、間隙50を介して、上下に重なっており、第1板状部51Aが上側に位置し、第2板状部51Bが下側に位置している。
図4に示すように、本実施形態では、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部)のうちの第1板状部51A(重なり方向の上側に位置する板状部)は、弓なり状に湾曲しており、第2板状部51B(重なり方向の下側に位置する板状部)は、2箇所で屈曲している。第1板状部51Aは、第2板状部51Bの平坦部55と対向する部分(中央部56)と、その両側の部分とで曲率が異なり、中央部56の方が曲率が小さい。
このような構成のシート矯正部5では、第1板状部51Aの中央部56と、第2板状部51Bの平坦部55との間が最も大きく開いている。これにより、原料M1を容易に挿入することができる。
なお、第1板状部51Aおよび第2板状部51Bは、本実施形態では第1板状部51Aが湾曲し、第2板状部51Bが屈曲したものであるが、これに限定されず、例えば、第1板状部51Aが屈曲し、第2板状部51Bが湾曲したものであってもよいし、双方が湾曲したものであってもよい。双方が湾曲したものである場合、各板状部の曲率は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
<第3実施形態>
図5は、本発明の古紙再生装置(第3実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、シート矯正部の第1板状部の姿勢および形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、本実施形態では、第1板状部51Aは、第2板状部51Bよりもxy平面に対して急峻に傾斜している。また、第1板状部51Aは、外側突出部52がx方向正側に傾倒している。このような第1板状部51Aにより、第1板状部51Aおよび第2板状部51B(各板状部同士)の間隔は、貯留部3の底板部31(底部)側に向かって漸減する。これにより、シート矯正部5は、その上側の部分で原料M1に対する形状矯正力を緩和し、下側の部分で原料M1に対する形状矯正力が徐々に強く作用するものとなり、よって、原料M1を容易に挿入することができ、また、その後の形状矯正も確実に行なわれる。
<第4実施形態>
図6は、本発明の古紙再生装置(第4実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、シート貯留器の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態では、シート貯留器1は、貯留部3内で落下中の原料M1(シート)に向けて空気ARを噴射する噴射部6を備えている。噴射部6は、搬出部4の上側のx方向負側に配置されており、x方向正側に空気ARを噴出することができる。このような噴射部6により、原料M1がベルト41に到達するまで、貯留空間34内を落下する原料M1の姿勢を維持することができる。これにより、原料M1は、その下端BTが目標地点411に正確に着地することができる。
なお、噴射部6の作動は、前記制御部により制御され、例えば、風力や風向を可変(例えば無段階、多段階に設定)とすることもできる。
また、噴射部6としては、特に限定されず、例えば、ファン等を用いることができる。
<第5実施形態>
図7は、本発明の古紙再生装置(第5実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、貯留部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、貯留部3(シート貯留器1)は、原料M1(シート)が貯留部3内のベルト41に着地した際、原料M1(シート)が伏倒するのを補助する補助部35を備えている。この補助部35は、側壁部32のx方向正側の部分の内側に突出した突出部で構成されている。また、補助部35は、シート矯正部5によって矯正された原料M1の落下方向に沿った傾斜面351を有している。このような構成の補助部35により、原料M1は、目標地点411に正確に着地した後、補助部35(傾斜面351)側に傾倒しようとしても、その傾倒が補助部35によって規制されるため、ベルト41上に正確な姿勢で伏倒することができる。
<第6実施形態>
図8および図9は、それぞれ、本発明の古紙再生装置(第6実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、シート貯留器の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8および図9に示すように、本実施形態では、シート貯留器1は、貯留部3に貯留された原料M1(シート)の枚数に応じて、原料M1(シート)の落下地点の高さを調整する高さ調整部7を備えている。この高さ調整部7は、搬出部4をz方向に沿って上下動可能に支持するものであり、複数のコイルバネ71で構成されている。例えば、図8に示すように、ベルト41に未だ原料M1が載置されていない状態では、ベルト41は、高さ調整部7により、最も高い位置に位置している。また、図9に示すように、ベルト41に既に原料M1が複数集積された状態では、その集積された分だけ重くなるため、ベルト41は、コイルバネ71の付勢力に抗して下方に移動する。このとき、新たな原料M1(原料M1’)が、前記集積された状態の複数の原料M1のうちの最上部に位置する原料M1上に着地する高さは、図8に示す状態での目標地点411とほぼ同じ高さとなっている。このように高さ調整部7により、ベルト41上の原料M1の有無(大小)に関わらず、原料M1の落下地点の高さを一定に調整することができる。これにより、原料M1は、貯留部3内で安定して着地することができる。
本実施形態では、高さ調整部7は、コイルバネ71で構成されているため、電気的に駆動する駆動部を要さず、その構成を簡単なものとすることができる。
また、貯留部3は、貯留部3の排出口321を覆い、z方向に上下動するシャッター36を有している。高さ調整部7によってベルト41も上下動するため、シャッター36もそれに伴って上下動することができる。これにより、ベルト41上の原料M1の大小に関わらず、その原料M1を排出口321から排出することができる。
<第7実施形態>
図10は、本発明の古紙再生装置(第7実施形態)が備えるシート貯留器の構成を示す概略側面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート貯留器および古紙再生装置の第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、高さ調整部の構成が異なること以外は前記第6実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、高さ調整部7は、互いに回動可能に連結された複数のリンク72で構成されている。このような構成の高さ調整部7によっても、ベルト41上の原料M1の有無(大小)に関わらず、原料M1の落下地点の高さを一定に調整することができる。これにより、原料M1は、貯留部3内で安定して着地することができる。
なお、高さ調整部7は、本実施形態では複数のリンク72を有するものであるが、これに限定されず、例えば、ベルトを有するもの、ボールネジを有するもの等とすることもできる。
以上、本発明のシート貯留器および古紙再生装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、シート貯留器および古紙再生装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のシート貯留器および古紙再生装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
100…古紙再生装置(シート製造装置)、1…シート貯留器、3…貯留部、31…底板部、32…側壁部、321…排出口、33…天板部、331…挿入口、34…貯留空間、35…補助部、351…傾斜面、36…シャッター、4…搬出部(搬送部)、41…ベルト、411…目標地点、42…駆動部、421…主動ローラー、422…従動ローラー、5…シート矯正部、50…間隙、51A…第1板状部、51B…第2板状部、52…外側突出部、53…内側突出部、54…屈曲部、55…平坦部、56…中央部、6…噴射部、7…高さ調整部、71…コイルバネ、72…リンク、11…原料供給部、12…粗砕部、121…粗砕刃、122…シュート(ホッパー)、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部(篩部)、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部(サクション機構)、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管(流路)、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…ほぐし部、181…ドラム部、182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト(分離ベルト)、192…張架ローラー、193…吸引部(サクション機構)、20…シート形成部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、21…切断部、211…第1カッター、212…第2カッター、22…ストック部、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管(流路)、242…管(流路)、243…管(流路)、244…管(流路)、245…管(流路)、246…管(流路)、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…回収部、AR…空気、BT…下端、M1…原料、M1’…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、P1…樹脂、S…シート、WK…作業者

Claims (12)

  1. シートが挿入される挿入口を有し、前記挿入口を介して挿入された前記シートを貯留する貯留部と、
    前記シートが前記挿入口を通過した際の前記シートの前記貯留部内での落下方向を定めるとともに、前記シートが前記挿入口を通過する際の前記シートの形状を矯正するシート矯正部と、を備えることを特徴とするシート貯留器。
  2. 前記シート矯正部は、前記挿入口に設けられ、間隙を介して対向配置された2つの板状部を有する請求項1に記載のシート貯留器。
  3. 前記各板状部は、前記貯留部の底部に対し、同方向に傾斜しており、
    前記シートは、前記各板状部の傾斜方向に沿った方向に矯正されて落下する請求項2に記載のシート貯留器。
  4. 前記各板状部のうちの下側に位置する板状部は、上側に位置する板状部よりも外方に向かって突出している請求項3に記載のシート貯留器。
  5. 前記各板状部は、同方向に湾曲または屈曲しており、
    前記シートは、前記各板状部の湾曲または屈曲形状に沿って矯正される請求項2ないし4のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  6. 前記各板状部は、前記貯留部の底部に対し、同方向に傾斜しており、
    前記各板状部のうちの上側に位置する板状部は、湾曲しており、下側に位置する板状部は、屈曲している請求項5に記載のシート貯留器。
  7. 前記各板状部同士の間隔は、前記貯留部の底部側に向かって漸減している請求項2ないし6のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  8. 前記貯留部内で落下中の前記シートに向けて空気を噴射する噴射部を備える請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  9. 前記シートが前記貯留部内に着地した際、前記シートが伏倒するのを補助する補助部を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  10. 前記貯留部に貯留された前記シートの枚数に応じて、前記シートの落下地点の高さを調整する高さ調整部を備える請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  11. 前記貯留部に貯留された前記シートを前記貯留部から搬出する搬出部を備える請求項1ないし10のいずれか1項に記載のシート貯留器。
  12. 使用済みの古紙を貯留するのに用いられる、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のシート貯留器を備えることを特徴とする古紙再生装置。
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