JP2019143254A - シート製造装置 - Google Patents

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JP2019143254A JP2018026486A JP2018026486A JP2019143254A JP 2019143254 A JP2019143254 A JP 2019143254A JP 2018026486 A JP2018026486 A JP 2018026486A JP 2018026486 A JP2018026486 A JP 2018026486A JP 2019143254 A JP2019143254 A JP 2019143254A
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【課題】堆積物の厚さを正確に調節することができるシート製造装置を提供すること。【解決手段】メッシュベルトと、繊維を含む材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、を備え、前記メッシュベルトは、第1の孔を有する第1の領域と、前記第1の孔よりも開口面積が大きい第2の孔を有する第2の領域と、を有することを特徴とするシート製造装置。また、前記第1の領域と前記第2の領域とは、前記メッシュベルトの可動方向に対して交差する方向である幅方向に並んで配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、シート製造装置に関する。
従来、シート製造装置においては、繊維を含む原料を水に投入し、主に機械的作用により離解して、抄き直す、いわゆる湿式方式が採用されている。このような湿式方式のシート製造装置は、大量の水が必要であり、装置が大きくなる。さらに、水処理施設の整備のメンテナンスに手間がかかる上、乾燥工程に係るエネルギーが大きくなる。
そこで、小型化、省エネルギーのために、水を極力利用しない乾式によるシート製造装置が提案されている。例えば特許文献1には、乾式解繊機において紙片を繊維状に解繊し、サイクロンにおいて繊維の脱墨を行い、脱墨された繊維を、フォーミングドラム表面の小孔スクリーンを通過させて、サクション装置で吸引することによってメッシュベルト上に堆積させ、紙を成形することが記載されている。
また、特許文献1には、メッシュベルトとサクション装置との間に設けられた整流プレートをメッシュベルトに対して接近・離間させることにより吸引力を調節し、メッシュベルト上の堆積物の厚さを調節することが記載されている。
特開2006−132009号公報
しかしながら、特許文献1のように整流プレートを接近・離間させる構成では、気流が乱れることがある。この気流の乱れにより、堆積物の厚さを正確に調節するのが難しくなる虞がある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、堆積物の厚さをより正確に調節することができるシート製造装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明のシート製造装置は、メッシュベルトと、繊維を含む材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、を備え、前記メッシュベルトは、第1の孔を有する第1の領域と、前記第1の孔よりも開口面積が大きい第2の孔を有する第2の領域と、を有することを特徴とする。
これにより、メッシュベルトの孔の大きさと位置に応じて、堆積物の厚さを調節することができる。よって、堆積物の厚みを位置に応じてより正確に調節することができる。
本発明のシート製造装置では、前記第1の領域と前記第2の領域とは、前記メッシュベルトの可動方向に対して交差する方向である幅方向に並んで配置されているのが好ましい。
これにより、堆積物の幅方向において、厚さ分布を形成することができる。その結果、得られるシートの幅方向での剛度に強弱を持たせることができる。
本発明のシート製造装置は、孔を有するメッシュベルトと、繊維を含む材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、前記メッシュベルトと前記吸引部との間に設けられている通過抵抗調節部と、を備え、前記通過抵抗調節部は、前記孔を通過する単位時間あたりの気流の量を調節することを特徴とする。
これにより、通過抵抗調節部によって、繊維を含む材料がメッシュベルトの孔を通過する際の通過抵抗を調節することができる。よって、メッシュベルトの孔の大きさ、位置に応じて、堆積物の厚みをより正確に調節することができる。
本発明のシート製造装置では、前記通過抵抗調節部は、前記メッシュベルトの平面視で、前記メッシュベルトと少なくとも一部が重なるように設置され、前記通過抵抗を増大させる通過抵抗増大部材を有するのが好ましい。
これにより、通過抵抗増大部材が、例えば、吸引部の吸引力を部分的に弱めることができる。よって、通過抵抗増大部材上の堆積物が孔を通過する量を調節することができる。その結果、堆積物の厚さを容易に調節することができる。
本発明のシート製造装置では、前記通過抵抗調節部は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトに対して移動させる移動機構を有するのが好ましい。
これにより、例えば、堆積物の厚さを調節する状態と、堆積物の厚さを調節しない状態とを切り替えることができる。
本発明のシート製造装置では、前記移動機構は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトの幅方向に移動させるのが好ましい。
これにより、例えば、堆積物の厚さを調節する状態と、堆積物の厚さを調節しない状態とを切り替えることができる。
本発明のシート製造装置では、前記移動機構は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトの搬送方向に移動させるのが好ましい。
これにより、例えば、堆積物に、搬送方向につながっていない模様を形成することができる。
本発明のシート製造装置では、前記通過抵抗増大部材は、前記メッシュベルトの前記孔よりも開口面積が小さい孔を有するメッシュ部材で構成されているのが好ましい。
これにより、メッシュベルトの貫通孔の通過抵抗を部分的に高めることができるとともに、通過抵抗が高くなり過ぎるのを防止することができる。
本発明のシート製造装置は、メッシュベルトと、繊維を含んでいる材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、を備え、前記メッシュベルトは、第1のメッシュベルトと第2のメッシュベルトとを備え、前記第1のメッシュベルトは、第1の孔を有する第1の領域を有し、前記第2のメッシュベルトは、前記第1の孔よりも開口面積が大きい第2の孔を有する第2の領域を有し、前記第1のメッシュベルトおよび前記第2のメッシュベルトを選択的に用いることを特徴とする。
これにより、第1のメッシュベルトおよび第2のメッシュベルトのうちのいずれか一方を選択するという簡単な構成により、堆積物の厚さを容易かつ正確に調節することができる。よって、従来のように気流が乱れたりするのを防止することができる。その結果、堆積物の厚さを正確に調節することができ、得られるシートの剛度を正確に調節することができる。また、第1のメッシュベルトおよび第2のメッシュベルト上の第1の領域および第2の領域の配置形態を変更するという簡単な構成によって、堆積物の厚さおよび得られるシートの剛度を正確に調節することができる。
図1は、本発明のシート製造装置の第1実施形態を示す概略構成図(一部断面図)である。 図2は、図1に示すシート製造装置のブロック図である。 図3は、図1に示すメッシュベルト(一例)の平面図である。 図4は、図3中矢印A方向から見た図である。 図5は、図1に示すメッシュベルト(一例)の平面図である。 図6は、図5中矢印B方向から見た図である。 図7は、本発明のシート製造装置の第2実施形態を示す概略構成図(部分拡大図)である。 図8は、図7に示す矢印C方向から見た図である。 図9は、本発明のシート製造装置の第3実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。 図10は、本発明のシート製造装置の第4実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。 図11は、本発明のシート製造装置の第4実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。 図12は、本発明のシート製造装置の第5実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。 図13は、本発明のシート製造装置の第6実施形態を示す通過抵抗増大部材およびメッシュベルトの平面図である。 図14は、本発明のシート製造装置の第6実施形態を示す通過抵抗増大部材およびメッシュベルトの平面図である。 図15は、本発明のシート製造装置の第6実施形態を示す通過抵抗増大部材およびメッシュベルトの平面図である。 図16は、本発明のシート製造装置の第7実施形態を示す概略構成図(部分拡大図)である。 図17は、図16中矢印D方向から見た図である。 図18は、本発明のシート製造装置の第8実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。 図19は、本発明のシート製造装置の第8実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。
以下、本発明のシート製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のシート製造装置の第1実施形態を示す概略構成図(一部断面図)である。図2は、図1に示すシート製造装置のブロック図である。図3は、図1に示すメッシュベルト(一例)の平面図である。図4は、図3中矢印A方向から見た図である。図5は、図1に示すメッシュベルト(一例)の平面図である。図6は、図5中矢印B方向から見た図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言い、左側を「左」または「上流側」、右側を「右」または「下流側」と言うことがある。
図1〜図6に示すシート製造装置100は、メッシュベルト191と、繊維を含む材料を気中を介してメッシュベルト191に堆積させる堆積部18と、材料をメッシュベルト191側に吸引させる吸引部193と、を備え、メッシュベルト191は、貫通孔195A(第1の孔)を有する第1の領域A1と、貫通孔195A(第1の孔)よりも開口面積が大きい貫通孔195B(第2の孔)を有する第2の領域A2と、を有する。
これにより、メッシュベルト191の孔(貫通孔195Aおよび貫通孔195B)の大きさ、位置に応じて、堆積物の厚さを調節することができる。よって、メッシュベルト191の孔(貫通孔195Aおよび貫通孔195B)の大きさ、位置に応じて、堆積物の厚みをより正確に調節することができる。
以下、シート製造装置100が備える各部の構成について説明する。
図1に示すように、シート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、堆積部18と、第2ウェブ形成部19と、シート形成部20と、切断部30と、ストック部40と、回収部27とを備えている。また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236とを備えている。その他、シート製造装置100は、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263とを備えている。
また、図2に示すように、シート製造装置100が備える各部(例えば、堆積部18、第2ウェブ形成部19、吸引部193等)は、制御部28と電気的に接続されている。そして、これら各部の作動は、制御部28によって制御される。制御部28は、CPU(Central Processing Unit)281と、記憶部282とを有している。CPU281は、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。記憶部282は、例えば、シートSを製造するまでのプログラム等の各種プログラムが記憶されている。また、この制御部28は、シート製造装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、シート製造装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、シート製造装置100とネットワーク(例えばインターネット)を介して接続されている場合等がある。またCPU281と、記憶部282とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPU281がシート製造装置100に内蔵され、記憶部282が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよし、記憶部282がシート製造装置100に内蔵され、CPU281が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
また、シート製造装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とがこの順に実行される。
以下、各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1(基材)を供給する原料供給工程を行なう部分である。この原料M1としては、繊維(セルロース繊維)を含むシート状材料である。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロース(狭義のセルロース)を主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロース(狭義のセルロース)の他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して製造された(再生された)リサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよい。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中(空気中)等の気中で粗砕する粗砕工程を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート(ホッパー)122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含むフィルター(図示せず)を有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式(または温風気化式)の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管(流路)241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ(気流)を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、100μm以上10mm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管(流路)243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側(下流側)が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部(分離部)15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト(分離ベルト)151と、3つの張架ローラー152と、吸引部(サクション機構)153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管(流路)244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管(流路)245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調節される。この調節により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂Pとを混合する混合工程を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管(流路)172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16と堆積部18とを接続しており、細分体M6と樹脂Pとの混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂Pを粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂Pは、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂Pは、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂Pの他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂Pの凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを樹脂Pに含ませた(複合化した)ものを樹脂供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と樹脂Pとが混合される。また、ブロアー173は、堆積部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂Pとを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂Pとが均一に分散した状態で、堆積部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
堆積部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程を行なう部分である。堆積部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
なお、ドラム部181は、回転するドラム形状に限定されず、面内方向に振動する、目開きを有する篩いでもよく、スプレーのように混合物M7を噴射するような構成のものであってもよい。
そして、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト(分離ベルト)191と、張架ローラー192と、吸引部(サクション機構)193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
また、張架ローラー192は、モーター等の駆動源、変速機等を有する駆動部194に連結されており、この駆動部194の作動によって、所定の回転速度で回転することができる。駆動部194の作動は、制御部28により制御され(図2参照)、例えば、張架ローラー192の回転速度を可変(多段階に設定)とすることもできる。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7(第2ウェブM8)を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進されるとともに、後述する第2ウェブM8の厚さの調節を促進することができる。
吸引部193には、管(流路)246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。ブロアー263の作動は、制御部28により制御されている(図2参照)。
吸引部193にて吸引した気流でメッシュベルト191を通過した混合物の一部は、ブロワ263の気流によって上流の経路に戻され(図示なし)、管241や管162に供給されることにより再利用することができる。
このように、シート製造装置100は、メッシュベルト191を介してメッシュベルト191上の第2ウェブM8(堆積物)を吸引する吸引部193を有する。これにより、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進されるとともに、後述する第2ウェブM8の厚さの調節を促進することができる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
堆積部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調節される。この調節により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部231〜加湿部236までに加えられる水分量(合計水分量)は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、シート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、カレンダーローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに(樹脂Pを溶融させずに)加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、モーター(図示せず)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂Pが溶融して、この溶融した樹脂Pを介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部30に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、モーター(図示略)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート形成部20の下流側には、切断部30が配置されている。切断部30は、シートSを切断する切断工程を行なう部分である。この切断部30は、第1カッター301と、第2カッター302とを有する。
第1カッター301は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断するものである。
第2カッター302は、第1カッター301の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。
このような第1カッター301と第2カッター302との切断により、所望の大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部40に蓄積される。
次に、メッシュベルト191について詳細に説明する。
前述したように、第2ウェブ形成部19(堆積部)は、第2ウェブM8(堆積物)が堆積され、第2ウェブM8を搬送するメッシュベルト(ベルト)191を備えている(図1、図3および図5〜図7参照)。
メッシュベルト191は、可撓性を有する網状体で構成されている。第2ウェブM8の繊維の一部は、吸引部193の吸引力によってメッシュベルト191に形成された多数の貫通孔195(孔)を介して吸引される。
また、メッシュベルト191としては、例えば、シート(ベルト)に対してレーザー加工、エッチング加工、打抜き加工等の機械加工によって貫通孔195を形成したものや、樹脂線、金属線等を編み込んだもの等が挙げられる。すなわち、メッシュベルト191の貫通孔195は、機械加工によって形成されたものや、網目(目)の部分のことを言う。また、貫通孔195の平面視での形状としては、特に限定されず、例えば、円形、楕円形、長円形または多角形等であってもよい。
ここで、図3に示すように、メッシュベルト191は、貫通孔195の大きさが、異なる領域を有している。すなわち、メッシュベルト191は、第1の孔である貫通孔195Aが形成された第1の領域A1と、貫通孔195Aよりも開口面積が大きい第2の孔である貫通孔195Bが形成された第2の領域A2とを有している。
第1の領域A1は、メッシュベルト191の移動方向と平面視で交差している方向である幅方向の中央部に設けられている。また、第1の領域A1は、メッシュベルト191の長手方向に沿って全域に形成されている。すなわち、第1の領域A1は、メッシュベルト191の全周に亘って形成されている。
この第1の領域A1の貫通孔195Aの大きさ、すなわち、貫通孔195Aの開口面積(各開口面積の平均値)は、0.001mm以上5mm以下であるのが好ましく、0.003mm以上1mm以下であるのがより好ましい。これにより、第2ウェブM8の繊維の通過量を比較的少なくすることができる。
一方、第2の領域A2は、メッシュベルト191の幅方向の両縁部に設けられている。すなわち、第2の領域A2は、第1の領域A1を介して両側にそれぞれ設けられている。
この第2の領域A2の貫通孔195Bの大きさ、すなわち、貫通孔195Bの開口面積(各開口面積の平均値)は、0.05mm以上15mm以下であるのが好ましく、0.2mm以上7mm以下であるのがより好ましい。これにより、第2ウェブM8の繊維の通過量を、第1の領域A1よりも多くすることができる。
このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
図3に示すように、メッシュベルト191上の第2ウェブM8は、吸引部193によって下方に向って吸引される。これにより、第2ウェブM8の繊維の一部は、貫通孔195を介して下方に落下し、その結果、第2ウェブM8の上面が均される。
この際、図4に示すように、第1の領域A1では、貫通孔195Aが比較的小さいため、第2ウェブM8の繊維が貫通孔195Aを通過する量は比較的少ない。一方で、第2の領域A2では、貫通孔195Bが貫通孔195Aよりも開口面積が大きいため、第2ウェブM8の繊維が貫通孔195Bを通過する量は、第1の領域A1よりも多い。
このため、解繊物M3をメッシュベルト191の幅方向の全域に均一に供給した場合、第2ウェブM8は、厚さtM8がメッシュベルト191の幅方向(図中の左右方向)の中央部で最大となり、その両縁部側(第2の領域)に向かって徐々に薄くなっている。そして、この第2ウェブM8を均一な厚さになるように加圧した場合、得られるシートSは、その中央部で繊維の密度が高く、強度(紙力)高いものとなる。その結果、いわゆるコシが強いシートSを得ることができる。
また、図5に示すように、第2の領域A2がメッシュベルト191の幅方向の中央部に設けられ、第1の領域A1がメッシュベルト191の幅方向の両縁部に設けられていた場合には、第2ウェブM8は、図6に示すように、厚さtM8がメッシュベルト191の幅方向(図中の左右方向)の両縁部で最大となり、中央部に向かって徐々に薄くなる。この第2ウェブM8を均一な厚さになるように加圧した場合、得られるシートSは、その両縁部で繊維の密度が高く、強度(紙力)高いものとなる。その結果、両縁部の強度が高いシートSを得ることができる。
このように、本発明では、メッシュベルト191は、解繊物M3を含んでいる材料の少なくとも一部が通過可能な貫通孔195A(第1の孔)が形成された第1の領域A1と、貫通孔195Aよりも開口面積が大きい貫通孔195B(第2の孔)が形成された第2の領域A2と、を有する。これにより、メッシュベルト191において、第1の領域A1上の第2ウェブM8の厚さを比較的厚くすることができ、第2の領域A2上の第2ウェブM8の厚さを比較的薄くすることができる。このように、本発明では、メッシュベルト191に形成された孔の大きさに応じて、解繊物M3を含んだ材料の通過抵抗を調節する。その結果、第2ウェブM8の厚さをより正確に調節することができ、得られるシートSの剛度を正確に調節することができる。また、メッシュベルト191上の第1の領域A1および第2の領域A2の配置形態を変更するという簡単な構成によって、第2ウェブM8の厚さおよび得られるシートSの剛度をより正確に調節することができる。
また、前述したように、第1の領域A1と第2の領域A2とは、メッシュベルト191の幅方向(メッシュベルト191の可動方向に対して交差する方向)に並んで配置されていることにより、第2ウェブM8の幅方向において、厚さ分布を形成することができる。その結果、得られるシートSの幅方向での剛度に強弱を持たせることができる。
第1の領域A1と第2の領域A2とは、メッシュベルト191の長手方向、すなわち、搬送方向に並んで配置されていてもよく、メッシュベルト191の幅方向および搬送方向の双方に並んで配置されていてもよい。
また、第1の領域A1での貫通孔195Aは、それぞれ同じ開口面積であってもよく、異なる開口面積であってもよい。例えば、第1の領域A1において、その中央部の貫通孔195Aの開口面積が最大で、メッシュベルト191の両縁部にいくに従って、貫通孔195Aの開口面積が小さくなっていてもよい(第2の領域A2についても同様)。
<第2実施形態>
図7は、本発明のシート製造装置の第2実施形態を示す概略構成図(部分拡大図)である。図8は、図7に示す矢印C方向から見た図である。
以下、この図を参照して本発明のシート製造装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、通過抵抗調節部を有すること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7および図8に示すシート製造装置100は、貫通孔195(孔)を有するメッシュベルト191と、繊維を含む材料を気中を介してメッシュベルト191に堆積させる堆積部18と、材料をメッシュベルト191側に吸引させる吸引部193と、メッシュベルト191と吸引部193との間に設けられている通過抵抗調節部2と、を備え、通過抵抗部2は、貫通孔195(孔)を通過する単位時間あたりの気流の量を調節する。これにより、通過抵抗調節部2によって、繊維を含む材料がメッシュベルト191の貫通孔195を通過する際の通過抵抗を調節することができる。よって、メッシュベルト191における貫通孔195の大きさ、位置に応じて、堆積物の厚みをより正確に調節することができる。
図8に示すように、本実施形態では、通過抵抗調節部2は、メッシュベルト191の平面視で、メッシュベルト191と少なくとも一部が重なるように設置され、解繊物M3を含んだ材料がメッシュベルト191の貫通孔195を通過する際の通過抵抗を面内で部分的に増大させる通過抵抗増大部材であるメッシュ部材21を有する。これにより、メッシュ部材21が、吸引部193(図示せず)の吸引力を部分的に弱めることができる。よって、メッシュ部材21上の第2ウェブM8が貫通孔195を通過する量を調節することができる。その結果、第2ウェブM8の厚さを容易に調節することができる。
また、図7に示すように、メッシュ部材21(通過抵抗増大部材)は、メッシュベルト191の、第2ウェブM8(堆積物)が堆積する面(上面)と反対の面(下面)側に設置されている。メッシュ部材21がメッシュベルト191の、第2ウェブM8(堆積物)が堆積する面(上面)側に設けられている場合には、メッシュ部材21が、解繊物M3を含んだ材料がメッシュベルト191に堆積するのを直接的に阻害することとなり、第2ウェブM8の厚さの調節が難しくなる傾向を示す。これに対し、メッシュ部材21がメッシュベルト191の、第2ウェブM8(堆積物)が堆積する面(上面)と反対の面(下面)側に設置されていることにより、吸引部193がメッシュベルト191を介して第2ウェブM8を吸引する吸引力を調節することとなる。よって、メッシュベルト191上の第2ウェブM8の厚さをより正確に調節することができる。その結果、シートSの剛度の調節をより正確に行うことができる。
また、メッシュ部材21は、その貫通孔211の大きさが面内で異なる領域を有している。すなわち、メッシュベルト191は、第3の孔である貫通孔211Aが形成された第3の領域A3と、貫通孔211Aよりも開口面積が大きい第4の孔である貫通孔211Bが形成された第4の領域A4とを有している。
第3の領域A3は、メッシュ部材21の幅方向の中央部に設けられている。また、第3の領域A3は、メッシュベルト191の長手方向に沿って全域に形成されている。すなわち、第3の領域A3は、メッシュベルト191の全周に亘って形成されている。
この第3の領域A3の貫通孔211Aの大きさ、すなわち、貫通孔211Aの開口面積(各開口面積の平均値)は、0.001mm以上5mm以下であるのが好ましく、0.003mm以上1mm以下であるのがより好ましい。これにより、メッシュベルト191の、第3の領域A3に対応する領域での第2ウェブM8の繊維の通過量を比較的少なくすることができる。
一方、第4の領域A4は、メッシュ部材21の幅方向の両縁部に設けられている。すなわち、第4の領域A4は、第3の領域A3を介して両側にそれぞれ設けられている。
この第4の領域A4の貫通孔211Bの大きさ、すなわち、貫通孔211Bの開口面積(各開口面積の平均値)は、0.05mm以上15mm以下であるのが好ましく、0.2mm以上7mm以下であるのがより好ましい。これにより、メッシュベルト191の、第4の領域A4に対応する領域での第2ウェブM8の繊維の通過量を、メッシュベルト191の、第3の領域A3に対応する領域での第2ウェブM8の繊維の通過量よりも多くすることができる。
このように、本実施形態では、通過抵抗増大部材は、メッシュベルト191の貫通孔195(孔)よりも開口面積が小さい孔(貫通孔211A、211B)を有するメッシュ部材21で構成されている。これにより、メッシュベルト191の貫通孔195の通過抵抗を部分的に高めることができるとともに、通過抵抗が高くなり過ぎるのを防止することができる。
<第3実施形態>
図9は、本発明のシート製造装置の第3実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。
以下、この図を参照して本発明のシート製造装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、移動機構が設けられていること以外は、前記第2実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、通過抵抗調節部2は、メッシュ部材21に加え、メッシュ部材21(通過抵抗増大部材)をメッシュベルト191に対して移動させる移動機構22を有する。これにより、後述するように、例えば、第2ウェブM8の厚さを調節する状態と、第2ウェブM8の厚さを調節しない状態とを切り替えることができる。
移動機構22は、メッシュ部材21(通過抵抗増大部材)をメッシュベルト191の幅方向に移動させる機能を有する。この移動機構22は、例えば、ボールネジとリニアガイドとを有する構成や、モーターを有する構成とすることができる。また、この移動機構22は、図示はしないが、図2に示す制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
また、この移動機構22は、メッシュ部材21を、第1の位置P1と第2の位置P2とに移動させる。第1の位置P1では、メッシュ部材21の幅方向の全域とメッシュベルト191とが、平面視で重なった状態である。第2の位置P2では、メッシュ部材21がメッシュベルト191から外れた状態である。
このように、本実施形態では、移動機構22は、メッシュ部材21(通過抵抗増大部材)をメッシュベルト191の幅方向に移動させる。これにより、第1の位置P1にて、第2ウェブM8の厚さを調節することができ、第2の位置P2において、第2ウェブM8の厚さを調節しない状態とすることができる。すなわち、第2ウェブM8の厚さを調節する状態と、第2ウェブM8の厚さを調節しない状態とを切り替えることができる。
<第4実施形態>
図10および図11は、本発明のシート製造装置の第4実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート製造装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、メッシュ部材の構成および移動機構の構成が異なること以外は、前記第3実施形態と同様である。
図10および図11に示すように、メッシュ部材21は、中央部の第3の領域A3が省略されており、中央部に開口212が形成されている。すなわち、本実施形態では、メッシュ部材21は、中央部に開口212を有し、その両縁部側に第4の領域A4が形成されている。
また、本実施形態では、移動機構22は、メッシュ部材21を第1の位置P1と第3の位置P3とに移動させる。第1の位置P1は、前記実施形態と同様に、メッシュ部材21の幅方向の全域とメッシュベルト191とが、平面視で重なった状態である。
一方、第3の位置P3は、メッシュ部材21が、第1の位置P1から第4の領域A4のひとつの幅分ずれた位置に位置している。この第3の位置P3では、メッシュベルト191の中央部に第4の領域A4が位置し、その両縁部側には、メッシュの部分が省略された状態となっている。これにより、第2ウェブM8の幅方向の中央部の厚さを薄くすることができる。
このように、本実施形態では、1つのメッシュ部材21で、幅方向の中央部が最大厚さとなる第2ウェブM8を得ることができるとともに、両縁部側が最大厚さとなる第2ウェブM8を得ることができる。
<第5実施形態>
図12は、本発明のシート製造装置の第5実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート製造装置の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、メッシュ部材の構成が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
図12に示すように、本実施形態では、メッシュ部材21は、複数用意されている。各メッシュ部材21をメッシュ部材21A、21B、21Cとしたとき、メッシュ部材21A、21B、21Cは、第3の領域A3および第4の領域A4の配置形態が異なっている。
図示の構成では、メッシュ部材21Aでは、中央部に第3の領域A3が位置し、両縁部側に第4の領域A4が位置している。メッシュ部材21Bでは、中央部に第4の領域A4が位置し、両縁部側に第3の領域A3が位置している。メッシュ部材21Cでは、複数(図示の構成では、4個)の第3の領域A3および複数(図示の構成では、4個)の第4の領域A4が幅方向に交互に並んで配置されている。
また、本実施形態では、メッシュ部材21A、21B、21Cのうちからいずれか1つを選択してメッシュベルト191の下方(平面視で重なる位置)に挿入(配置)することができる。
このように、互いにパターンが異なるメッシュ部材21A、21B、21Cのうちから選択的にメッシュベルト191の下方に配置することにより、第2ウェブM8の厚さの調節の自由度が高まり、所望の厚さ分布を得ることができる。
<第6実施形態>
図13〜図15は、本発明のシート製造装置の第6実施形態を示す通過抵抗増大部材およびメッシュベルトの平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート製造装置の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、メッシュ部材の構成が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、通過抵抗調節部2は、通過抵抗増大部材として、模様形成部材23を有している。模様形成部材23は、平板状をなしており、2つの模様形成孔230を有する。本実施形態では、模様形成孔230は、星形の開口をなしており、メッシュベルト191の模様形成孔230の直上での第2ウェブM8は、通過抵抗が低下しないため、その周囲に比べて、厚さが薄くなる。これにより、第2ウェブM8には、星形の模様200が形成される。なお、模様形成孔230の形状は、図示の構成に限定されず、円形、三角形、四角形、それ以上の多角形等、如何なる形状であってもよい。
また、本実施形態では、メッシュベルト191は、図13〜図15に示すように、間欠的に搬送(移動)するため、第2ウェブM8には、模様200が独立して、すなわち、搬送方向につながることなく、互いに離間して形成される。そして、この状態で、加熱、加圧することにより、模様200が形成されたシートSを得ることができる。
<第7実施形態>
図16は、本発明のシート製造装置の第7実施形態を示す概略構成図(部分拡大図)である。図17は、図16中矢印D方向から見た図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート製造装置の第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、メッシュ部材の構成および移動機構の構成が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
図16に示すように、通過抵抗調節部2は、通過抵抗増大部材として、模様形成ベルト24を有している。模様形成ベルト24は、メッシュベルト191の内側に設けられた無端ベルトであり、4つの張架ローラー25(移動機構)に掛け回されている。
これら4つの張架ローラー25のうちの1つは、制御部28(図示せず)と電気的に接続され、その作動が制御される。そして、4つの張架ローラー25の回転により、模様形成ベルト24は、メッシュベルト191と同方向に回転する。
また、図17に示すように、模様形成ベルト24には、貫通孔で構成された模様形成孔240が設けられている。模様形成孔240は、模様形成ベルト24の幅方向に2つ離間して設けられており、この列が、模様形成ベルト24の長手方向の全域に互いに離間して配置されている。
本実施形態では、模様形成ベルト24は、等速移動するメッシュベルト191と同速度で移動する。これにより、第2ウェブM8には、模様200が独立して、すなわち、搬送方向につながることなく、互いに離間して形成される。
このように、本実施形態では、張架ローラー25(移動機構)は、模様形成ベルト24(通過抵抗増大部材)をメッシュベルト191の搬送方向に移動させる。これにより、第2ウェブM8には、模様200が搬送方向につながることなく、互いに離間して形成される。
<第8実施形態>
図18および図19は、本発明のシート製造装置の第8実施形態を示すメッシュベルトの平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のシート製造装置の第8実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、主として、メッシュベルトの設置個数が異なること以外は、前記第1実施形態と同様である。
図18および図19に示すシート製造装置100は、メッシュベルトと、繊維を含んでいる材料を気中を介してメッシュベルトに堆積させる堆積部18と、材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部193(図示せず)と、を備え、メッシュベルトは、メッシュベルト191A(第1のメッシュベルト)とメッシュベルト191B(第2のメッシュベルト)とを備え、メッシュベルト191A(第1のメッシュベルト)は、貫通孔195A(第1の孔)を有する第1の領域A1を有し、メッシュベルト191B(第2のメッシュベルト)は、貫通孔195A(第1の孔)よりも開口面積が大きい貫通孔195B(第2の孔)を有する第2の領域A2を有し、メッシュベルト191A(第1のメッシュベルト)およびメッシュベルト191B(第2のメッシュベルト)を選択的に用いることを特徴とする。
これにより、メッシュベルト191Aおよびメッシュベルト191Bのうちのいずれか一方を選択するという簡単な構成により、第2ウェブM8の厚さを容易かつ正確に調節することができる。よって、従来のように気流が乱れたりするのを防止することができる。その結果、第2ウェブM8の厚さを正確に調節することができ、得られるシートSの剛度を正確に調節することができる。また、メッシュベルト191A、191B上の第1の領域A1および第2の領域A2の配置形態を変更するという簡単な構成によって、第2ウェブM8の厚さおよび得られるシートSの剛度を正確に調節することができる。
図18および図19に示すように、シート製造装置100は、複数(本実施形態では、2つ)のメッシュベルト191A、191Bを有している。メッシュベルト191A、191Bは、それらの幅方向に互いに離間して並んで配置されている。
また、メッシュベルト191A、191Bは、第1の領域A1および第2の領域A2の配置パターンが異なっている。メッシュベルト191Aでは、幅方向の中央部に第1の領域A1が位置しており、両縁部側に第2の領域A2が位置している。メッシュベルト191Bでは、幅方向の中央部に第2の領域A2が位置しており、両縁部側に第1の領域A1が位置している。
また、シート製造装置100は、メッシュベルト191A、191Bを一括して移動させる移動機構196を有している。この移動機構196は、例えば、前述した移動機構22と同様の構成とすることができる。移動機構196は、制御部28(図示せず)と電気的に接続され、その作動が制御される。
このような本実施形態では、図18に示すように、堆積部18のドラム部181とメッシュベルト191Bとが重なった状態と、図19に示すように、堆積部18のドラム部181とメッシュベルト191Aとが重なった状態とをとり得る。すなわち、移動機構196がメッシュベルト191A、191Bを移動させることにより、堆積部18のドラム部181が、メッシュベルト191Aに解繊物M3(混合物M7)を供給するか、メッシュベルト191Bに解繊物M3(混合物M7)を供給するかを選択することができる。よって、第2ウェブM8の厚さの調節を行うことができる。
移動機構196によってメッシュベルト191A、191Bを移動させる他に、メッシュベルト191A、191Bにそれぞれ堆積部18のドラム181が設けられており、解繊物M3を供給する経路を切り替えることでメッシュベルト191Aとメッシュベルト191Bのいずれを用いるか選択する構成であってもよい。
なお、メッシュベルト191A、191Bは、前記構成に限定されず、例えば、メッシュベルト191Aの全面が第1の領域A1で構成され、メッシュベルト191Bの全面が第2の領域A2で構成されていてもよい。
以上、本発明のシート製造装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、シート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のシート製造装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
100…シート製造装置、2…通過抵抗調節部、21…メッシュ部材、21A…メッシュ部材、21B…メッシュ部材、21C…メッシュ部材、211…貫通孔、211A…貫通孔、211B…貫通孔、212…開口、22…移動機構、23…模様形成部材、230…模様形成孔、24…模様形成ベルト、240…模様形成孔、25…張架ローラー、11…原料供給部、121…粗砕刃、122…シュート、12…粗砕部、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…堆積部、181…ドラム部、
182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト、191A…メッシュベルト、191B…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、194…駆動部、195…貫通孔、195A…貫通孔、195B…貫通孔、196…移動機構、20…シート形成部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…回収部、28…制御部、281…CPU、282…記憶部、30…切断部、40…ストック部、200…模様、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、301…第1カッター、302…第2カッター、A1…第1の領域、A2…第2の領域、A3…第3の領域、A4…第4の領域、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、P…樹脂、P1…第1の位置、P2…第2の位置、P3…第3の位置、S…シート

Claims (9)

  1. メッシュベルトと、
    繊維を含む材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、
    前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、を備え、
    前記メッシュベルトは、第1の孔を有する第1の領域と、前記第1の孔よりも開口面積が大きい第2の孔を有する第2の領域と、を有することを特徴とするシート製造装置。
  2. 前記第1の領域と前記第2の領域とは、前記メッシュベルトの可動方向に対して交差する方向である幅方向に並んで配置されている請求項1に記載のシート製造装置。
  3. 孔を有するメッシュベルトと、
    繊維を含む材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、
    前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、
    前記メッシュベルトと前記吸引部との間に設けられている通過抵抗調節部と、を備え、
    前記通過抵抗調節部は、前記孔を通過する単位時間あたりの気流の量を調節することを特徴とするシート製造装置。
  4. 前記通過抵抗調節部は、前記メッシュベルトの平面視で、前記メッシュベルトと少なくとも一部が重なるように設置され、前記通過抵抗を増大させる通過抵抗増大部材を有する請求項3に記載のシート製造装置。
  5. 前記通過抵抗調節部は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトに対して移動させる移動機構を有する請求項4に記載のシート製造装置。
  6. 前記移動機構は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトの幅方向に移動させる請求項5に記載のシート製造装置。
  7. 前記移動機構は、前記通過抵抗増大部材を前記メッシュベルトの搬送方向に移動させる請求項5に記載のシート製造装置。
  8. 前記通過抵抗増大部材は、前記メッシュベルトの前記孔よりも開口面積が小さい孔を有するメッシュ部材で構成されている請求項4ないし7のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  9. メッシュベルトと、
    繊維を含んでいる材料を気中を介して前記メッシュベルトに堆積させる堆積部と、
    前記材料をメッシュベルト側に吸引させる吸引部と、を備え、
    前記メッシュベルトは、第1のメッシュベルトと第2のメッシュベルトとを備え、
    前記第1のメッシュベルトは、第1の孔を有する第1の領域を有し、
    前記第2のメッシュベルトは、前記第1の孔よりも開口面積が大きい第2の孔を有する第2の領域を有し、
    前記第1のメッシュベルトおよび前記第2のメッシュベルトを選択的に用いることを特徴とするシート製造装置。
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