JP2002120967A - シートカッタ及び画像形成装置 - Google Patents
シートカッタ及び画像形成装置Info
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Abstract
る差異の屑の姿勢を安定させ、最も屑が堆積する位置を
検知することにより、屑が屑収納ボックスからあふれる
のを防止したシートカッタ及び画像形成装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
るシートカッタ及び画像形成装置の代表的な構成は、シ
ートを切断して短冊状の屑を生成するカッタと、前記カ
ッタで切断した屑を回収する屑収納ボックスと、前記ボ
ックスの屑が一定量になったことを検知するセンサを有
するシートカッタにおいて、前記カッタと前記屑収納ボ
ックスとの間に、屑の落下を規制する姿勢保持部材を有
することを特徴とする。
Description
出力する写真焼付装置やインクジェットプリンタ等に設
けられたシートカッタに関するものである。
周囲に余白部がある「縁あり」から余白が全くない「縁
なし」へと推移してきた。また、銀塩写真以外のデジタ
ル写真のプリンタにおいても、「縁なし」を謳ったもの
が製品化されている。
は、シート搬送方向と垂直な方向の両端(左右端)に対
しては、シート幅より余分に露光または印刷することで
「縁なし」となるが、シート搬送方向の両端(前後端)
に対しては、通常、露光または印刷後に余分な部分をカ
ッタで切断することで「縁なし」を実現している。これ
は、シートを搬送するためには搬送ローラ等の搬送機構
を露光または印刷領域外に設けるのが容易なため、一般
的にシートに長尺状のロール紙が使用されることによ
る。
間に余白を設けずに行うと、カッタで切断する際に非常
に高い切断位置精度が要求される。そこでコマとコマの
間に余白を設け、この余白を短冊状に切除するよう構成
する場合が多い。これにより、カッタの切断位置精度が
多少悪くても、隣のコマの画像が入り込むことを回避す
ることができる。
構が必要となり、例えば特開平11-O07087に示されるよ
うに、カッタの下方に屑収納ボックスを設置する必要が
ある。また屑収納ボックスには、特開平08-323231に示
されるように屑で満杯になったことを検知するためのセ
ンサを配置する必要がある。
合、センサで検知する位置が、屑収納ボックス内で最も
屑が堆積するような位置にする必要がある。若しくは特
開平09-047681に記載された如く堆積した屑を平らに均
す機構を別途設けることも考えられるが、かかる機構を
設けると装置が複雑になり、生産コストの上昇を招いて
しまうおそれがある。
うにカッタ100によって短冊状にシートPを切断する場
合、始点側のシート端面から順次切断されていくため、
切断された短冊状の屑Dは、その自重で始点側Sが大き
く下にXだけ垂れ下がっていく。そして、図7に示すよ
うに最後に残った終点側Eを切断する直前には、切り残
したごくわずかの部分が屑D1を支えている状態とな
る。
られない不安定な状態で、その結果屑D1は略垂直に起
立した状態となりやすい。また、完全に切断する瞬間に
はカッタ100の切断力と走査方向の移動力が屑D1に作
用し、屑D1の落下する方向が安定しないため、屑収納
ボックス101の横の壁に寄りかかった状態(D2)とな
る場合があった。このため屑収納ボックス101内の屑の
量を検知するセンサ102と異なる位置に屑の山が堆積
し、屑が屑収納ボックス101からあふれるという問題が
生じる可能性があった。
合は、垂れ下がり量Xはシート毎に異なる。例えば、材
質が同じで厚みだけが異なるシートについて考えた場
合、厚みが1の薄いシートP1と、厚みが2の厚いシー
トP2を比較すると、シートの撓み量は厚みの3乗に反
比例するが、自重は厚みの1乗に比例する。このため総
合的に考えると、シートP1の撓み量X1とシートP2
の撓み量X2の関係は、X1=X2*4となり、薄いシ
ートの方が4倍多く垂れ下がる計算となる。この状態で
終点側Eを切断すると、図8に示すように、始点側Sの
落下位置が大きく異なる結果となる。すなわち、シート
の種類によって屑の山ができる位置が異なり、センサ10
2を設置する位置が難しいという問題があった。
て切断する差異の屑の姿勢を安定させ、最も屑が堆積す
る位置を検知することにより、屑が屑収納ボックスから
あふれるのを防止したシートカッタ及び画像形成装置を
提供することを目的としている。
に、本発明に係るシートカッタ及び画像形成装置の代表
的な構成は、シートを切断して短冊状の屑を生成するカ
ッタと、前記カッタで切断した屑を回収する屑収納ボッ
クスと、前記ボックスの屑が一定量になったことを検知
するセンサを有するシートカッタにおいて、前記カッタ
と前記屑収納ボックスとの間に、屑の落下を規制する姿
勢保持部材を有することを特徴とする。
像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図、図
2はシートカッタ近傍を説明する斜視図、図3は切断さ
れる直前の状態を説明する図、図4は切断された後の状
態を説明する図、図5は幅の狭いシートを切断する状態
を説明する図である。
は、データを記録する媒体として、ロール状に巻かれた
長尺形状をしているシートPと、シートPを給送する一
対の給送ローラ2aとを有している。給送部2から給送
されたシートPは、搬送ローラ対3によって下流側の記
録部4に搬送される。
らの命令により、画像情報をシートPに記録する。記録
部4にて画像を記録されたシートPは搬送ローラ対5に
よって下流側へと搬送される。搬送ローラ対5の下流側
にはシートカッタ6が配置されており、シートPは所定
の長さで切断されてから排出ローラ対7によって機外の
排出トレイ8に排出、積載される。
断するカッタで、固定刃6aと、回転しながら移動する
可動刃6bとから構成されている。シートカッタ6の下
方には屑収納ボックス12が配置されており、シートカッ
タ6と屑収納ボックス12の間に屑Dの落下を規制する姿
勢保持部材10、屑Dを屑収納ボックス12に案内する屑ガ
イド11を設けている。
脱可能に取り付けられており、両側に穴12aが設けられ
ている。この穴12aの外側には屑Dの量を検知するセン
サとして、発光素子と受光素子とからなる屑量検知セン
サ13が配置されている。また屑収納ボックス12の下部近
傍にはマイクロスイッチ14が配置されており、屑収納ボ
ックス12が装置本体1に対して装着されているか否かを
検知している。
図であり、1コマ目の先端部の「縁なし」を形成してい
る状態を示している。長尺形状のシートPには所定幅の
余白部PYを設けて、複数の画像P1、P2が連続的に
形成される。まず1コマ目の先端を「縁なし」とするた
めに、シートP先端の余白部PYをシートカッタ6によ
って短冊状に切断する。
端(始点側S)から他端(終点側E)に向かって移動す
ることにより行われ、図は可動刃6bが始点側Sと終点
側Eの略中間位置まで切断した状態を示している。可動
刃6bにて切断される屑D1には、余白部の他に、画像
が形成された領域P1’を含んでいる。
に設けられており、切断されて撓んだ屑D1の先端であ
る始点側Sがこれに支持される。従って図に示すよう
に、可動刃6bによって略半分切断された状態にあって
も屑D1は姿勢保持部材10によって落下を規制され、図
6に示した如く垂れ下がることなく、略水平状態を保持
している。
切断される直前の状態を示している。可動刃6bがシー
トPの終点側Eに近づくにつれて、屑D1は中央部が自
重により下方向に撓むこととなる。すると屑D1の始点
側Sはこの撓みにより終点側Eに移動することとなる。
ここで始点側Sと姿勢保持部材10の端部とのオーバーラ
ップ量LがL>0である間は、屑D1の始点側Sは姿勢
保持部材10によって落下を規制される。しかし、L<0
となると姿勢保持部材10は始点側Sの落下を規制できな
くなり、屑D1は図7に示した如く切り残したわずかの
部分が屑D1を吊り下げた状態となってしまう。そこで
姿勢保持部材10は、可動刃6bが終点側Eを切断すると
きまでL>0が維持される位置、大きさに設置すること
が必要となる。
断された屑D1は、始点側Sが姿勢保持部材10によって
規制されているため、まず終点側Eから落下する。しか
し落下中に始点側Sは姿勢保持部材10の端部まで滑るた
め、オーバーラップ量Lが0となった瞬間に姿勢保持部
材10は屑D2の始点側Sの落下を規制できなくなる。こ
のため落下中の屑D3は屑D2と同じ姿勢のまま落下
し、屑収納ボックス12の底に屑D3の終点側Eが衝突す
るとその終点側Eを始点として回転し、屑D4は屑収納
ボックス12の底に載置される。
た屑が散逸することなく、常に安定して同様の位置に堆
積させることができる。従って屑収納ボックス12内の屑
の量を屑量検知センサ13によって確実に検知することが
でき、屑が屑収納ボックス12からあふれたり、まだ収納
できるのに満杯であると誤検知することを確実に回避す
ることができる。
るために、隣接する画像P1、P2の間の余白部PYを
短冊状に切断する。この短冊状の屑には画像P1および
P2の一部を含むことにより、切り離された画像を「縁
なし」とすることができる。なお切り離された屑は上記
説明と全く同様に、屑収納ボックス12の底に安定して落
下、堆積される。
を使用する場合には、始点側Sが姿勢保持部材10に規制
される位置に搬送する。そして切断された屑F1は、上
記D1〜D4と全く同様に、終点側Eが降下し(F
2)、そのままの姿勢で姿勢保持部材10の底まで落下し
(F3)、終点側Eを中心に回動して姿勢保持部材10の
底に載置される(F4)。
検知センサ13は、始点側Sと終点側Eの中央よりも始点
側Sよりに設けられている。これにより幅の異なるシー
トを搬送する場合にも安定して屑D、Fの堆積を検知す
ることができ、屑が屑収納ボックス12からあふれること
を確実に回避することができる。
aと回動する可動刃6bとを組み合わせたロータリカッ
タを用いて説明したが、本発明はこれに限定するもので
はなく、固定刃と回動する長尺刃とを組み合わせた押し
切りカッタ等、一端から他端までを同時に切断しないカ
ッタであれば、本発明を適用することができる。
知するセンサとして発光素子と受光素子とからなる透過
方式のフォトインタラプタを用いて説明したが、屑の表
面の反射光を利用した反射方式のセンサを用いて検知を
行うことでもよい。
カッタ及び画像形成装置は、カッタと屑収納ボックスと
の間に屑の落下を規制する姿勢保持部材を設けたことに
より、切断された屑が散逸したり、屑収納ボックスの壁
によりかかったりすることなく、常に安定して同様の位
置に整然と堆積させることができる。従って屑収納ボッ
クス内の屑の量をセンサによって確実に検知することが
でき、屑が屑収納ボックスからあふれたり、まだ収納で
きるのに満杯であると誤検知することを確実に回避する
ことができる。
収納量を減らすことなく屑収納ボックスの大きさを小さ
くすることができ、装置全体の小型化を図ることができ
るとともに、生産コストの低減を図ることができる。
る。
ある。
る。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 シートを切断して短冊状の屑を生成する
カッタと、 前記カッタで切断した屑を回収する屑収納ボックスと、 前記ボックスの屑が一定量になったことを検知するセン
サを有するシートカッタにおいて、 前記カッタと前記屑収納ボックスとの間に、屑の落下を
規制する姿勢保持部材を有することを特徴とするシート
カッタ。 - 【請求項2】 前記カッタは前記シートの幅方向の一端
から他端に向かって切断するものであり、 前記姿勢保持部材は、前記カッタの切断開始点側に設け
られたことを特徴とする請求項1記載のシートカッタ。 - 【請求項3】 前記センサは、前記カッタの切断開始点
と切断終了点の中央よりも、切断開始点側に設けられた
ことを特徴とする請求項1記載のシートカッタ。 - 【請求項4】 シートに画像を記録する画像形成手段
と、 前記シートを搬送するシート搬送手段と、 請求項1乃至3のいずれか1項記載のシートカッタとを
有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000313035A JP4442844B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | シートカッタ及び画像形成装置 |
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JP2002120967A5 JP2002120967A5 (ja) | 2007-11-22 |
JP4442844B2 JP4442844B2 (ja) | 2010-03-31 |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020104236A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | セイコーエプソン株式会社 | ホッパーおよび切断処理装置 |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000313035A patent/JP4442844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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