JP2019217198A - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】露出制御を行う放射線撮像装置の消費電力の抑制に有利な技術を提供する。【解決手段】放射線画像を生成するための複数の画素を含む撮像部と、撮像部に入射する放射線の入射線量のモニタのために放射線を検出する検出部と、撮像部および検出部から信号を読み出し、読み出した信号に基づく信号を出力する処理を行う処理部と、処理部を制御する制御部と、を含む放射線撮像装置であって、制御部は、放射線の照射が開始される前に、処理部を第1の電力消費モードで動作させ、第1の電力消費モードにおいて、処理部に複数の画素をリセットするリセット動作を行わせ、撮像部への放射線の照射開始を示す開始情報に応じて、処理部を第1の電力消費モードよりも電力消費が多い第2の電力消費モードで動作させ、第2の電力消費モードにおいて、処理部に検出部から読み出した信号に基づく入射線量のモニタを行うための信号の出力を開始させる。【選択図】図5

Description

本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法およびプログラムに関する。
放射線を電気信号に変換する変換素子と薄膜トランジスタ(TFT)などのスイッチ素子とを組み合わせた画素が2次元アレイ状に配された画素アレイを含む放射線撮像装置が、広く利用されている。こうした放射線撮像装置において、放射線の照射中に、放射線撮像装置に入射する放射線の入射線量をモニタし露出制御を行うことが知られている。特許文献1には、撮影準備の指示に従って、所定の間隔で画像取得用の画素をリセットするリセット動作を行うとともに、入射線量をモニタする線量検出部から信号を読み出し、放射線の照射開始を検出する動作を開始する放射線撮影装置が示されている。
特開2013−138829号公報
放射線画像の撮像において、撮影準備の指示に従ってリセット動作を開始してから実際に撮影が行われるまで、数秒から数十分の時間が掛かる場合がある。撮影準備の指示から実際に撮影が開始されるまでの時間が長くなると、放射線の照射開始を検出するための動作によって大きく電力を消費してしまう可能性がある。
本発明は、露出制御を行う放射線撮像装置の消費電力の抑制に有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る放射線撮像装置は、放射線画像を生成するための複数の画素を含む撮像部と、撮像部に入射する放射線の入射線量のモニタのために放射線を検出する検出部と、撮像部および検出部から信号を読み出し、読み出した信号に基づく信号を出力する処理を行う処理部と、処理部を制御する制御部と、を含む放射線撮像装置であって、制御部は、放射線の照射が開始される前に、処理部を第1の電力消費モードで動作させ、第1の電力消費モードにおいて、処理部に複数の画素をリセットするリセット動作を行わせ、撮像部への放射線の照射開始を示す開始情報に応じて、処理部を第1の電力消費モードよりも電力消費が多い第2の電力消費モードで動作させ、第2の電力消費モードにおいて、処理部に検出部から読み出した信号に基づく入射線量のモニタを行うための信号の出力を開始させることを特徴とする。
上記手段によって、露出制御を行う放射線撮像装置の消費電力の抑制に有利な技術を提供する。
本発明の実施形態に係る放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る放射線撮像装置の構成例を示す等価回路図。 図2の放射線撮像装置の画素の構造例を示す平面図。 図2の放射線撮像装置の読出部の構成例を示す等価回路図。 図2の放射線撮像装置の動作例を説明するタイミング図。 図2の放射線撮像装置の変形例を示す等価回路図。 図6の放射線撮像装置の電流検知回路の構成例を示す等価回路図。 図6の放射線撮像装置の動作例を説明するタイミング図。 図2の放射線撮像装置の変形例を示す等価回路図。 図9の放射線撮像装置の動作例を説明するタイミング図。 図2、6、9の放射線撮像装置の動作例を説明するフロー図。 図2、6、9の放射線撮像装置を用いた放射線撮像システムの構成例を示す図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。また、本発明における放射線には、放射線崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線などの他に、同程度以上のエネルギを有するビーム、例えばX線や粒子線、宇宙線なども含みうる。
第1の実施形態
図1〜5(b)、11(a)を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置13の構成および動作について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の放射線撮像装置13を用いた放射線撮像システムSYSの構成例を示すブロック図である。放射線撮像システムSYSは、放射線源を含む放射線照射ユニット11、放射線撮像システムSYSをユーザ(例えば、医師や放射線技師)が使用する際に操作や設定などを行う制御用コンソール12、放射線撮像装置13を含む。
放射線撮像装置13は、放射線によって形成される放射線画像を撮像するように構成されている。放射線画像は、放射線照射ユニット11に含まれる放射線源から照射され被検体を透過した放射線によって形成されうる。放射線撮像装置13は、制御部21、読出部22、駆動部23および撮像部24を含む。また、放射線撮像装置13は、放射線撮像装置13の外部の放射線照射ユニット11や制御用コンソール12と、有線や無線などの適当な通信方法を用いて接続されている。制御用コンソール12には、ユーザが放射線の照射開始を指示するための放射線曝射スイッチが接続されている。放射線曝射スイッチは、例えば、2段式のスイッチになっている。1段目の放射線曝射スイッチが押されると、放射線照射ユニット11に含まれる放射線源が暖気動作に入り、2段目の放射線曝射スイッチが押されると、所定の条件を満たした場合、放射線照射ユニット11の放射線源から放射線が照射される。
本実施形態において、制御部21は、信号制御部211、電源部212を含み、放射線撮像装置13の動作を制御する。より具体的には、制御部21は、駆動部23および読出部22の動作を制御し、駆動部23および読出部22を、撮像部24から信号を読み出し、読み出した信号に基づく信号を出力する処理を行う処理部として機能させる。つまり、駆動部23は、制御部21の制御に従って、撮像部24に配される画素を駆動し、画素で生成された信号を読出部22に読み出す。読出部22は、読み出された信号を出力する処理を行い、露出制御(Auto Exposure Control:AEC)のために撮像部24に入射する放射線の入射線量のモニタや放射線画像の生成に用いる信号を生成する。このため、以下、本明細書において、駆動部23および読出部22のことを「処理部」と記載する場合がある。換言すると、本明細書における「処理部」は、駆動部23および読出部22を含む。放射線撮像装置13の制御部21による制御は、放射線照射ユニット11や制御用コンソール12から放射線撮像装置13に入力される信号や情報などに基づいて実施されうる。また、放射線撮像装置13の制御部21による制御は、放射線撮像装置13の内部の撮像部24などで生成される信号や情報などに基づいて実施されてもよい。また、本実施形態において、撮像部24に入射する放射線の入射線量のモニタすることによって露出制御を行う例を説明するが、これに限られることはない。例えば、撮像部24に入射する放射線の入射線量をモニタすることによって取得した放射線量が、被検体に入射した放射線量を推定することに用いられてもよい。
信号制御部211は、放射線照射ユニット11や制御用コンソール12から入力する信号や、放射線撮像装置13の内部で生成される信号を元に、電源部212、読出部22、駆動部23へ制御信号を与える。電源部212は、外部電源や、放射線撮像装置13内に設置された電池(不図示)などから電力の供給を受け、DCDCコンバータやレギュレーターなどを用いて利用可能な電圧などに変換し、制御部21、読出部22、駆動部23、撮像部24などに供給する。また、電源部212は、信号制御部211からの信号に従って、読出部22、駆動部23、撮像部24への電力の供給有無や供給する電力量を制御する。つまり、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部や撮像部24に供給される電力を制御する。本実施形態において、電源部212は制御部21に含まれるが、これに限られることはなく、電源部212は制御部21とは独立した構成であってもよい。この場合であっても、制御部21は、制御部21とは独立した構成の電源部212を制御することによって、処理部や撮像部24に供給される電力を制御する。
読出部22は、読出用IC221と読出用回路222とを含む。読出部22は、撮像部24に配された複数の画素それぞれから出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。さらに、読出部22は、変換されたデジタル信号を放射線画像の情報や露出制御を行うための信号として利用可能な形式に信号処理してもよい。読出用IC221および読出用回路222の動作は、信号制御部211から読出部22に入力する信号に基づき制御されうる。また、信号制御部211から読出部22の読出用回路222に入力される信号に基づいて、読出用回路222が、読出用IC221の動作を制御してもよい。読出用IC221および読出用回路222で消費される電力は、制御部21のそれぞれ電源部212からの供給電力の変更や信号制御部211からの信号に基づく動作周期や消費電流の変更によって変更させることが可能である。
駆動部23は、駆動用IC231と駆動用回路232とを含む。駆動部23は、信号制御部211から入力する信号や情報に基づき、撮像部24に駆動電圧Vg1〜Vgmを供給する。駆動電圧Vg1〜Vgmを供給するために必要な電力P_Vgは、電源部212から駆動部23に供給される。電力P_Vgは、電源部212からの供給電圧の変更することによって、変更することが可能である。また、撮像部24のそれぞれの画素を駆動する周期を変更することによって、撮像部24内で消費される電力を変更し、P_Vgを変化させることも可能である。
撮像部24は、次の図2に示すが、複数の画素を含む。撮像部24は、電源部212からの電力P_Vsの供給を受けるとともに、駆動部23を介して電力P_Vgが供給される。また、撮像部24のそれぞれの画素からの信号は、読出部22に出力される。
図2は、本実施形態における放射線撮像装置13の構成例を示す等価回路図である。本実施形態において、撮像部24は、放射線画像を生成するための行列状に配された複数の画素241が配された画素アレイを含む。画素241は、画素241に入射した放射線に応じた信号(電気信号)を出力する。それぞれの画素241は、放射線または放射線から変換された光を電荷に変換する変換素子2411および発生した電荷に応じた信号を信号線245へ出力するスイッチ素子2412を含む。図2には、行方向および列方向に4個ずつの画素241が示されているが、実際には、より多くの行および列を構成するように、多くの画素241が配される。例えば、35cm×43cmの撮像部24を備える放射線撮像装置13では、約2800行×約3400列の画素241を有しうる。
本実施形態において、変換素子2411は、放射線を光に変換するシンチレータと、その光を電荷に変換する光電変換素子と、を含むものであるが、これに限定されるものではない。変換素子2411として、放射線を直接、電荷に変換する直接型変換素子が用いられてもよい。
スイッチ素子2412として、非晶質シリコンや多結晶シリコンに形成された薄膜トランジスタ(TFT)、結晶シリコンに形成されたTFTなどが利用可能である。しかしながら、これらに限定されるものではなく、スイッチ素子2412として、他の半導体材料などを用いたスイッチ素子が用いられてもよい。
画素241において、変換素子2411の第1電極には、スイッチ素子2412の第1主電極がそれぞれ電気的に接続され、変換素子2411の第2電極には、それぞれの画素241に共通のバイアス線244が電気的に接続される。画素241のそれぞれにバイアス電圧Vsを供給するバイアス線244には、電源部212から電力P_Vsが供給される。
信号線245は、列方向に沿って配された複数の画素241のスイッチ素子2412の第2主電極が共通に接続される。信号線245は、複数の画素241が配された列ごとに配され、読出用IC221に電気的に接続される。
駆動線246は、行方向に沿って配された複数の画素241のスイッチ素子2412の制御端子に共通に接続され、駆動用IC231からゲート制御電圧Vg1〜Vgnが印加される。以後、接続されたスイッチ素子2412が導通状態となる制御電圧をHI電圧、非導通状態となる電圧をLO電圧とよぶ。駆動線246にHI電圧が印加されると、接続されたスイッチ素子2412が導通状態となり、駆動線246にHI電圧が印加された行において、変換素子2411に蓄積されていた電荷に応じた信号が、それぞれの信号線245に出力される。
次いで、画素241の構造について説明する。図3は、画素241の構造を示す平面図である。画素241は、上述のとおり、変換素子2411とスイッチ素子2412とを含む。
本実施形態において、変換素子2411には、PIN型のフォトダイオードが用いられている。しかしながら、これに限られることはなく、変換素子2411にPN型やMIS型などのフォトダイオードが用いられてもよい。変換素子2411は、ガラス基板などの絶縁性の支持基板の上に設けられたスイッチ素子2412の上に、層間絶縁層および有機平坦化膜などを挟んで積層されうる。
変換素子2411は、隣接する画素241と、互いの第1電極の側が電気的に導通しないように分離されている。変換素子2411は、スイッチ素子2412の第1主電極が電気的に接続された第1電極の側からバイアス線244が接続された第2電極に向かって、PIN型のフォトダイオードがn層−i層−p層の順で積層されている。変換素子2411の第2電極には、バイアス線244が保護膜などを挟んで配され、保護膜に配されるコンタクトホールに埋め込まれた導電ビアを介して、変換素子2411とバイアス線244の導通がとられる。また、バイアス線244の上には保護膜、平坦化膜およびシンチレータなどが配されている。
次に、本実施形態における読出部22について、図4を用いて説明する。読出部22は、上述のように読出用IC221と読出用回路222とを含む。
それぞれの信号線245は、読出用IC221に接続される。読出用IC221内では、それぞれの信号線245に対し、初段に画素241から出力される信号を増幅する増幅部であるチャージアンプAMPが接続されている。チャージアンプAMPは、電源部212から基準電位やチャージアンプAMP内の各構成を動作させるための電力P_AMPの供給を受ける。また、チャージアンプAMPは、スイッチR_swを用い、オペアンプの反転入力端子と出力端子とを一時的にショートさせることによって、信号線245およびチャージアンプAMPに接続された帰還(蓄積)容量Cfを基準電位に充電することができる。換言すると、チャージアンプAMPは、チャージアンプAMPに供給される基準電位を、撮像部24とチャージアンプAMPとを接続する信号線245に供給可能な構成を備えている。
チャージアンプAMPの出力段は、サンプルホールド回路S/Hに接続される。サンプルホールド回路S/Hは、信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hを備える。チャージアンプAMPの出力段は、信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hの双方に選択的に接続可能となっており、相関2重サンプリングが可能な構成となっている。サンプルホールド回路S/Hは、電源部212から電力P_SHの供給を受ける。
サンプルホールド回路S/Hの信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hのそれぞれの出力段は、マルチプレクサMPXに接続される。それぞれの信号線245に対応するサンプルホールド回路S/Hは、選択的に後段のバッファ回路Buffに接続可能な構成となっている。マルチプレクサMPXを介すことによって、バッファ回路Buffの数は、それぞれのチャージアンプAMPのチャネル数と比較して少なくなるため、消費電力が抑えられると同時に、読出用IC221内の実装スペースを抑えることが可能な構成になっている。それぞれのマルチプレクサMPXは、電源部212から電力P_MUXの供給を受ける。
バッファ回路Buffは、信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hのそれぞれに蓄積された電圧に対して、適当なゲインを与えることができる。バッファ回路Buffは、電源部212から電力P_Buffの供給を受ける。
アナログデジタル変換機ADCには、バッファ回路Buffを介して、信号用サンプルホールド回路S:S/Hの蓄積電圧を元にした電圧信号とノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hの蓄積電圧を元にした電圧信号が入力される。アナログデジタル変換機ADCは、これらの2つの信号の差分に基づき、電圧のアナログ信号をデジタル信号(デジタル値)に変換する変換部として機能する。電源部212からアナログデジタル変換機ADCに、アナログ信号をデジタル信号に変換するまでの回路に必要なアナログ回路用電力P_A_ADCと、デジタル変換後のデータを取り扱うために必要なデジタル回路用電力P_D_ADCと、が与えられる。
アナログデジタル変換機ADCの出力段には、Field Programmable Gate Array(FPGA)を含む読出用回路222が接続されている。読出用回路222は、アナログデジタル変換機ADCから出力されたデジタル信号を演算処理する演算部として機能する。例えば、読出用回路222は、デジタル信号の並び替えや、固定パターンノイズ補正、欠陥画素からの出力の補正、ゲイン補正、クロストーク補正などを行ってもよい。読出用回路222には、電源部212から必要な電力P_Dが供給される。
電源部212から供給される電圧を変更することによって、読出部22の各構成要素で必要な電力P_AMP、P_SH、P_MUX、P_BUFF、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dを変更することが可能である。また、信号制御部211から供給される信号CNT_AMP、CNT_Buff、CNT_ADCを用いて内部の消費電流を変更することによって、チャージアンプAMPやバッファ回路Buff、アナログデジタル変換機ADCで必要な電力を変更することが可能である。具体的には、信号CNT_AMP、CNT_Buff、CNT_ADCによって、回路内に利用されているカレントミラー回路を流れる電流をそれぞれ変更することで、電力消費を変化させることができる。電流を抑えた場合、ノイズやスルー・レートが低下するが、電力消費が改善される。アナログデジタル変換機ADCや読出用回路222において、信号制御部211から供給される信号CNT_ADC、CNT_Dによって動作周波数を変更することによっても、消費電力を変更することが可能である。
読出部22の動作の一例を次に説明する。任意の信号線245に接続された画素241から信号(アナログ信号)が入力された場合、まず、チャージアンプAMPの帰還容量に画素241の信号に相当する電荷がチャージされる。次に、信号用サンプルホールド回路S:S/HとチャージアンプAMPの出力端子を導通することで、画素241の信号に起因する電荷に相当する電圧情報を信号用サンプルホールド回路S:S/Hに充電する。一方、ノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hには、事前に画素241からの信号が入力される前の状態におけるチャージアンプAMPの出力端子の電圧情報を充電しておく。また、信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hの充電を行う際、スイッチR_swは、常に非導通状態とする。次いで、信号用サンプルホールド回路S:S/Hおよびノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hをバッファ回路Buffに接続し、バッファ回路Buffを介してアナログデジタル変換機ADCにそれぞれの電圧情報を入力する。前述のとおり、アナログデジタル変換機ADCは、信号用サンプルホールド回路S:S/Hとノイズ用サンプルホールド回路N:S/Hとの信号(電圧情報)の差分に基づいて、アナログ信号をデジタル信号に変換する。また、変換されたデジタル信号は、さらに読出用回路222において前述のような各種の演算処理が行われる。
次いで、図5(a)に示すタイミング図を用いて、本実施形態における放射線撮像装置13の動作を説明する。
タイミング図の期間T1は、放射線の照射が開始される前の撮像準備の期間である。制御用コンソール12において、撮影準備の指示ボタンがユーザによって押下されると、期間T1が開始される。期間T1の間、ユーザは、制御用コンソール12で放射線照射ユニット11に含まれる放射線源の管電圧、管電流などの照射条件などの設定や被写体のポジショニングなどなどを行う。
期間T1において、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部を、電力消費モードM1(第1の電力消費モード)で動作させる。電力消費モードM1において、制御部21は、バイアス線244にバイアス電圧Vsおよび駆動線246に駆動電圧Vg1〜Vgmが与えられるように、電源部212からバイアス線244および駆動部23に電力P_Vs、P_Vgを供給させる。これによって、制御部21は、処理部に複数の画素241のそれぞれをリセットするリセット動作を行わせる。具体的には、変換素子2411からの暗電流を定期的に除去するために、駆動部23は、電圧Vg1〜Vgmに順次HI電圧を与える。このとき、制御部21の制御に従って、チャージアンプAMPは、スイッチR_swをショートさせており、チャージアンプAMPに供給される基準電位をチャージアンプAMPから信号線245に供給させる。これによって、信号線245に導通された画素241の変換素子2411は、チャージアンプAMPに供給される基準電位にリセットされる。つまり、制御部21は、基準電位をチャージアンプAMPから信号線245を介して撮像部24に配された複数の画素241のそれぞれに供給することによって、複数の画素241のそれぞれをリセットする。
また、期間T1において、制御部21は、チャージアンプAMPへの供給を除き、電源部212から読出部22へ供給する電力を抑制している。具体的には、制御部21は、電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dを電源部212から供給する際に、電源部212が供給する電圧を抑えている。このように、制御部21は、放射線の照射が開始される前に、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費が抑制された電力消費モードM1で動作するように制御する。
次いで、制御用コンソール12に接続された放射線曝射スイッチの2段目が押されると、制御用コンソール12からの信号に基づき、放射線照射ユニット11は放射線の照射を開始する。また、制御部21には、制御用コンソール12から放射線の照射開始を示す開始情報X−Triggerが入力される。制御部21は、開始情報X−Triggerに応じて、期間T1から期間T2に遷移し、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費モードM1よりも電力消費が多い電力消費モードM2(第2の電力消費モード)で動作させる。具体的には、制御部21は、開始情報X−Trigger信号に応じて、電源部212から供給する電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dについて、供給する電圧を引き上げることによって電力量を増加させる。つまり、期間T2の電力消費モードM2において、サンプルホールド回路S/H、バッファ回路Buff、アナログデジタル変換器ADCおよび読出用回路222に供給される電力が、期間T1の電力消費モードM1において供給される電力よりも多くなる。これによって、読出部22が、撮像部24の画素241から出力される信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換可能な状態にする。ここで、図5(a)、5(b)および後述の図8、10において、開始情報X−Triggerが入力される前の各電力Pの電力消費が低い状態をLO、開始情報X−Triggerが入力された後の各電力Pの電力消費が高い状態をHIとして表している。
本実施形態において、放射線曝射スイッチの2段目が押されると開始情報X−Triggerが入力されることによって、制御部21は、電源部212から読出部22に供給される電力が多くなるように制御するが、これに限られることはない。例えば、放射線曝射スイッチの1段目が押下され、放射線源の暖気が開始されてから放射線曝射スイッチの2段目が押下されるまでの時間は、撮影準備を指示するボタンが押下されてから放射線曝射スイッチの2段目が押下されるまでの時間よりも短い。したがって、放射線曝射スイッチの1段目が押下されたタイミングで、放射線照射ユニット11の放射線源が暖気動作に入ると同時に、制御部21は、読出部22を含む処理部へ供給される電力を増加させてもよい。
本実施形態において、放射線が入射する期間T2において、特定の駆動線246を駆動する事によって、駆動する駆動線246に接続された画素241を、露出制御のために撮像部24に入射する放射線を検出する検出部として使用する。制御部21は、検出部として機能させる画素241に入射した放射線に基づく信号を周期的に検出する。図5(a)において、制御部21は、期間T2において、駆動電圧Vg2が供給される駆動線246に周期的にHI電圧が印加されるように駆動部23を動作させ、駆動電圧Vg2が供給される駆動線246に接続された画素241を検出部として用いる。読出部22には、期間T2において、上述のように放射線に基づいて検出部として機能する画素241で生成される信号をデジタル信号として出力するのに必要な電力が与えられている。これによって、制御部21は、電力消費モードM2において、処理部に検出部として機能する画素241から読み出した信号に基づく露出制御を行うための信号の出力を開始させる。また、期間T2において、制御部21は、複数の画素241が放射線画像を撮像するための蓄積動作を行うように駆動部23を動作させる。
本実施形態において、露出制御のために撮像部24に入射する放射線を検出する検出部として複数の画素241のうち何れか適当な駆動線246に接続された画素241を使用しているが、検出部は、これに限定されるものではない。撮像部24に入射した放射線に応じた信号が生成可能であり、アナログデジタル変換可能な回路に接続されていればよい。例えば、撮像部24またはその近傍に、放射線画像を生成するための複数の画素241とは別に、画素241または変換素子2411と同等な構成が検出部として配され、出力される信号が読出部22に入力するように構成されていてもよい。
放射線が照射される前の期間T1において、処理部を電力消費モードM1で動作させることによって、処理部のうち読出部22へ供給する電圧を抑え電力消費を抑制する。一方、放射線の照射開始を示す開始情報X−Triggerに応じて、処理部を電力消費モードM2で動作させ、放射線の照射中に露出制御を行うための電力を処理部のうち読出部22に供給する。これによって、露出制御を行う放射線撮像装置13において、放射線が照射される前の電力消費を抑制することが可能となる。
図5(b)は、図5(a)のタイミング図に示す動作と異なり、電力消費を供給する電圧の変更ではなく、供給する電流量の変更によって制御する場合の放射線撮像装置13の動作を示す。具体的には、期間T1の電力消費モードM1において、制御部21は、電源部212から期間T2の電力消費モードと同様の電圧を読出部22に与える。一方、期間T1において、制御部21は、読出部22に出力する信号CNT_AMP、CNT_Buff、CNT_ADCによって、チャージアンプAMP、バッファ回路Buff、アナログデジタル変換機ADCのそれぞれに供給される電流量を抑制する。これによって、消費される電力P_AMP、P_BUFF、P_A_ADCを抑制する。さらに、制御部21は、信号CNT_ADC、CNT_Dを介して、読出部22のアナログデジタル変換機ADCおよび読出用回路222におけるデジタル信号処理を停止させる。これによって、消費される電力P_D_ADC、P_Dが抑制できる。図5(a)に示す動作と同様に、放射線の照射開始を示す開始情報X−Triggerに応じて、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費モードM2に遷移させ、期間T2において、露出制御を行うための電力を処理部に供給する。
図5(b)に示される動作でも、放射線が照射される前の期間T1において、読出部22に供給される電流量を抑え電力消費を抑制する。一方、読出部22の各構成要素に必要な電圧を放射線が照射される前から与えることで、期間T2において、読出部22の各構成に供給される電位が安定した状態で、露出制御を行うための信号を検出部として機能する画素241から取得することが可能となる。
図5(a)のタイミング図に示される動作は、放射線の照射の開始情報X−Triggerを取得するまで、制御部21は、読出部22に供給される電圧を抑え、放射線撮像装置13の電力消費を低減する。放射線の照射が開始され、電力消費モードM2となると、制御部21は、上述のように、読出部22のうち少なくとも一部に電力消費モードM1よりも高い電圧が供給されるように制御する。具体的には、制御部21は、電力消費モードM1において、リセット動作のために読出部22のうちチャージアンプAMPを動作させ、読出部22の他の構成要素に供給される電圧を低くすることによって電力消費を抑制する。次いで、制御部21は、電力消費モードM2において、読出部22のうちチャージアンプAMPだけでなく、サンプルホールド回路S/H、バッファ回路Buff、アナログデジタル変換器ADCおよび読出用回路222を動作させる。これによって、放射線が照射されるまでの電力消費を抑制しつつ、露出制御が可能となる。
また、図5(b)のタイミング図に示される動作は、放射線の照射の開始情報X−Triggerを取得するまで、制御部21は、読出部22に供給される電流量を抑えることによって、放射線が照射されるまでの放射線撮像装置の電力消費を低減する。また、図5(b)に示される動作において、図5(a)に示される動作ように、読出部22のそれぞれの構成要素に供給する電圧を低くしてもよい。これによって、さらに、放射線が照射される前の期間T1において、電力消費を抑制することが可能となる。
また、読出部22の構成についても上述の構成に限られることはない。読出部22は、放射線の入射中に露出制御を行うために、検出部から出力された信号をデジタル信号として出力することが可能であり、制御部21の制御に従って、電力消費を変更することが可能な構成であればよい。
図11(a)は、本実施形態を簡便に説明するフロー図である。本実施形態の放射線撮像装置13は、放射線が照射される前の撮影待機の状態において、制御部21が、駆動部23および読出部22を含む処理部が、電力消費モードM1で動作するように制御する。このとき、制御部21は、処理部に、撮像部24の複数の画素241のそれぞれの暗電流を除去する(リセット)ためのリセット動作を行わせる。次いで、制御用コンソール12の放射線曝射スイッチの2段目が、ユーザによって押下されると、制御部21は、処理部が電力消費モードM2よりも電力消費が多い電力消費モードM2で動作するように制御する。制御部21は、電力消費モードM2に遷移すると、撮像部24に配された画素241のうち一部の画素241を検出部として利用して、露出制御を行うための信号を取得するための動作を処理部に開始させる。これと同時に、制御部21は、検出部として使用しない画素241において、放射線画像を生成するための電荷を蓄積させる蓄積動作が行われるように駆動部23を制御する。放射線が照射される前とされた後で、制御部21が、電力消費モードを切り替えることによって、露出制御を行う放射線撮像装置13において、放射線が照射される前の電力消費量を抑制することが可能となる。
本実施形態において、放射線照射ユニット11の放射線源は、処理部から出力された入射線量のモニタを行うための信号に応じて露出制御される。具体的には、入射線量のモニタによって取得した信号から、制御部21は、予め設定された入射線量になったことを判定する。制御部21は、設定された入射線量になったと判定すると、放射線照射ユニット11に放射線の照射を停止させる信号を送信する。放射線照射ユニット11は、この信号に応じて放射線源に放射線の照射を停止させる。入射線量の判定は、制御部21ではなく、制御用コンソール12が、読出部22から出力される信号に基づいて行ってもよい。露出制御を用いた放射線画像の撮像が行われた後、放射線画像を生成するための信号がそれぞれの画素241から出力される。具体的に、制御部21は、撮像部24への放射線の照射が終了した後に、駆動部23および読出部22を含む処理部を、期間T1での電力消費モードM1よりも電力消費が多い電力消費モードM3(第3の電力消費モード)で動作させる。電力消費モードM3において、制御部21は、駆動部23が複数の画素241のそれぞれに信号を出力させ、読出部22が複数の画素241のそれぞれから出力される信号に基づいた放射線画像を生成するための信号を出力するように動作させる。この放射線画像を生成するためのデジタル信号を出力される期間の電力消費は、期間T2での電力消費モードM2における電力消費と同等であってもよい。つまり、制御部21は、電源部212から期間T2と同等の電力P_Vg、P_AMP、P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dを駆動部23および読出部22に供給させてもよい。このとき読出部22から出力される信号に基づいて生成された放射線画像が、例えば制御用コンソール12のモニタなどに表示されることによって、ユーザが、撮像された放射線画像を観察できる。
第2の実施形態
図6〜8、11(b)を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置13の構成および動作について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態の放射線撮像装置13の構成を示す等価回路図である。本実施形態の放射線撮像装置13は、上述の第1の実施形態と比較して、制御部21の電源部212に電流検知回路213が配され、バイアス線244を流れる電流を測定可能となっている。これ以外の構成は、上述の第1の実施形態と同様であってもよいため、ここでは、説明を省略する。
本実施形態の放射線撮像装置13において、上述の第1の実施形態と同様に、電源部212は、バイアス線244を介して、撮像部24のそれぞれの画素241に電力P_Vsを供給する。放射線が、撮像部24に照射されるとそれぞれの画素241の変換素子2411において、光電変換によって電荷が蓄積される。変換素子2411の第1電極側は、信号線245、駆動線246との間に寄生容量を有するため、放射線が照射されている間、この寄生容量を介して、光電変換によって生成された電荷に応じた電流が、信号線245およびバイアス線244に流れる。電荷が蓄積された変換素子2411のスイッチ素子2412を導通させた場合においても、信号線245およびバイアス線244に蓄積された電荷に応じた電流が流れる。本実施形態において、制御部21の電源部212に電流検知回路213が配され、バイアス線244を流れる電流I_Vsから放射線の照射有無を判定し、放射線の照射開始の情報を取得する。
図7は、電流検知回路213の構成例を示す等価回路図である。電流検知回路213は、例えば、制御部21の電源部212に配され、電力P_Vsをバイアス線244に供給すると同時に電流I_Vsを検知可能な構成となっている。電流I_Vsは、バイアス線244を介して撮像部24に流れる。電流検知回路213において、バイアス線244に電気的に接続されたトランスインピーダンスアンプTA、フィードバック抵抗Rf1、位相補償用容量Cf1を用いて電流I_Vsを電圧情報に変換する。後段の計装アンプIAは、ゲイン設定抵抗Rgを含み、変換された電圧情報を必要に応じて増幅する。増幅後の電圧出力は、フィルタFILによって適切な帯域に制限され、ノイズが低減された状態でアナログデジタル変換機ADC1によって、デジタル信号に置き換えられる。演算回路は、アナログデジタル変換機ADC1によって変換されたデジタル信号を元に、放射線の照射が開始されたと判定した場合、制御部21の信号制御部211に開始情報X−Triggerを送信する。つまり、制御部21は、バイアス線244を流れる電流I_Vsの電流量に基づいて開始情報X−Triggerを取得することができる。制御部21は、取得した開始情報X−Triggerに応じて、上述の第1の実施形態と同様に、駆動部23および読出部22を含む処理部を、放射線の照射される前の電力消費モードM1から、放射線が照射され露出制御を行う電力消費モードM2に遷移させる。本実施形態において、電流検知回路213は、制御部21の電源部212に配されるが、これに限られることはなく、電流検知回路213は、電源部212とは独立した構成であってもよいし、さらに制御部21から独立した構成であってもよい。
次に、図8のタイミング図を用いて、本実施形態における放射線撮像装置13の動作を説明する。タイミング図の期間T1は、上述の第1の実施形態と同様に、放射線が照射される前の撮影準備の状態である。この間、ユーザは、制御用コンソール12で放射線照射ユニット11に含まれる放射線源の管電圧、管電流などの照射条件などの設定や被写体のポジショニングなどを行う。
この期間T1において、制御部21は、バイアス線244にバイアス電圧Vsおよび駆動線246に駆動電圧Vg1〜Vgmが与えられるように制御する。制御部21の制御に従って、バイアス線244および駆動部23に電力P_Vsおよび電力P_Vgが、電源部212からそれぞれ供給される。それぞれの画素241の変換素子2411の暗電流に起因する電荷を定期的に除去(リセット)するために、駆動電圧Vg1〜Vgmが供給される駆動線246には、順次HI電圧が印加される。HI電圧が印加された駆動線246に接続されたスイッチ素子2412が、変換素子2411と信号線245との間を導通することによって、それぞれの画素241の変換素子2411がリセットされる。このとき、制御部21の制御に従って、チャージアンプAMPは、スイッチR_swをショートさせており、信号線245に導通された画素241の変換素子2411は、チャージアンプAMPに供給される基準電位にリセットされる。また、本実施形態において、電源部212の電流検知回路213は、バイアス線244に流れる電流I_Vsの電流量に変化がないかモニタする。制御部21は、電流検知回路213がバイアス線244に流れる電流I_Vsをモニタする以外は、上述の図5(a)で説明した期間T1の電力消費モードとなるように、駆動部23および読出部22を含む処理部を動作させうる。
電流検知回路213は、電流I_Vsのモニタにおいて、予め決定した閾値Ithを超える電流I_Vsが流れた場合、放射線が入射したと判断し、信号制御部211に放射線の照射開始を示す開始情報X−Triggerを送る。制御部21は、開始情報X−Triggerを取得すると、期間T2に遷移する。開始情報X−Triggerに応じて、制御部21は、それぞれ電源部212から供給される電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dを、供給する電圧を引き上げることにより増加させる。これによって、読出部22が、撮像部24の複数の画素241のうち検出部として機能する画素241から出力される信号をデジタル信号に変換可能な状態にする。
このとき、本実施形態において、制御部21は、開始情報X−Triggerを取得してから所定の時間、演算部である読出用回路222における演算処理を停止させ、待機状態とする。これによって、読出用回路222を動作させるまでの間の電力P_Dを抑えることができる。読出用回路222を動作させるまでの期間において、検出部として機能する画素241に入射した放射線の情報は、画素241に蓄積されるため、失われる事はない。また、それぞれの電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dの供給を開始した後、制御部21は、一定の期間、駆動部23および読出部22を待機させる。これによって、駆動部23および読出部22を含む処理部に供給される電力や、処理部に含まれる各構成の温度が安定し、読出部22から出力されるデジタル信号の精度が改善しうる。所定の時間の経過後は、上述の第1の実施形態と同様に露出制御を行うための信号を検出部として機能する画素241から周期的に読み出すように、制御部21は、処理部を動作させる。
電流検知回路213における電流I_Vsの電流量の変化のモニタは、放射線の照射の有無を検知できる程度の精度があれよい。このため、読出部22が、検出部として機能する画素241から出力される信号をデジタル信号として変換する場合と比較し、十分に少ない電力で放射線の照射開始をモニタできる。
本実施形態において、制御部21は、開始情報X−Triggerに応じて駆動部23および読出部22を含む処理部を、露出制御を行う電力消費モードM2に遷移させた後、所定の時間、待機させた後に、露出制御のための信号の出力を処理部に行わせる。つまり、制御部21は、所定の時間の後、駆動部23が検出部として機能する画素241に信号の出力を開始させるとともに、読出部22が検出部から出力される信号に基づいたデジタル信号の出力を開始するように、駆動部23および読出部22を動作させる。これによって、待機中に、処理部に供給される電力や処理部に含まれる各構成の温度が安定し、露出制御の精度が向上しうる。ここで、電力消費モードを遷移させた後、制御部21が、処理部を待機させる時間は、期間T1の間に、ユーザが、制御用コンソール12を介して設定していてもよいし、放射線撮像装置13の出荷時に設定されていてもよい。この待機させる時間は、例えば、露出制御のために検出部として機能する画素241から周期的に信号を読み出す際の1周期の時間よりも長くてもよい。
図11(b)は、本実施形態を簡便に説明するフロー図である。本実施形態の放射線撮像装置13は、放射線が照射される前の期間T1の撮影待機の状態において、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費モードM1で動作させる。このとき、制御部21は、処理部に、撮像部24の複数の画素241のそれぞれの暗電流を除去する(リセット)ためのリセット動作を行わせる。さらに電力消費モードM1において、電流検知回路213が、バイアス線244に流れる電流I_Vsをモニタする。電流I_Vsの電流量が、予め設定された閾値Ithを超えると、電流検知回路213は、開始情報X−Triggerを制御部21の信号制御部211に出力する。開始情報X−Triggerの取得に応じて、制御部21は、処理部を電力消費モードM1よりも電力消費が多い電力消費モードM2で動作させる。このとき、制御部21は、期間T2の電力消費モードM2となってから所定の時間、処理部を待機させる。そして、所定の時間が経過した後、制御部21は、撮像部24中の一部の画素241を検出部として利用して、露出制御を行うための信号を取得するための動作を処理部に開始させる。本実施形態においても、露出制御を行う放射線撮像装置13において、放射線が照射される前の電力消費量を抑制することが可能となる。また、露出制御を行う期間T2の電力消費モードM2となってから所定の時間、待機動作を行う分、上述の第1の実施形態よりも消費電力が抑えられる。さらに、待機する間に、処理部に供給される電力や処理部の温度が安定するため、読出部22において処理され出力される露出制御に用いる信号の精度が高くなり、露出制御の精度が向上しうる。
第3の実施形態
図9、10、11(c)を参照して、本発明の実施形態による放射線撮像装置13の構成および動作について説明する。図9は、本発明の第3の実施形態の放射線撮像装置13の構成を示す等価回路図である。本実施形態の放射線撮像装置13において、読出用回路222から出力される信号に基づいて、制御部21は、開始情報X−Triggerを取得する構成となっている。これ以外の構成は、上述の第1の実施形態と同様であってもよいため、ここでは、説明を省略する。
次に、図10のタイミング図を用いて、本実施形態における放射線撮像装置13の動作を説明する。タイミング図の期間T1は、上述の第1の実施形態と同様に、放射線が照射される前の撮影準備の状態である。この間、ユーザは、制御用コンソール12で放射線照射ユニット11に含まれる放射線源の管電圧、管電流などの照射条件などの設定や被写体のポジショニングなどを行う。
この期間T1において、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費モードM1で動作させる。具体的には、制御部21は、バイアス線244にバイアス電圧Vsおよび駆動線246に駆動電圧Vg1〜Vgmが与えられるように制御する。制御部21の制御に従って、バイアス線244および駆動部23に電力P_Vsおよび電力P_Vgが、電源部212からそれぞれ供給される。それぞれの画素241の変換素子2411の暗電流に起因する電荷を定期的に除去(リセット)するために、駆動電圧Vg1〜Vgmが供給される駆動線246には、順次HI電圧が印加される。このとき、第1の実施形態と同様に、チャージアンプAMPは、スイッチR_swをショートさせており、信号線245と導通した変換素子2411の電位は、チャージアンプAMPに供給される基準電位にリセットされる。一方、制御部21は、信号CNT_AMPを用いて、上述の第1の実施形態よりもチャージアンプAMPでの消費電流を抑制するように制御する。これによって、チャージアンプAMPでのノイズ量は増加するものの、期間T1における電力消費を低減している。さらに、本実施形態において、制御部21は、放射線が照射される前の期間T1の電力消費モードM1においても、電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dが供給されるように制御する。これによって、制御部21は、駆動部23が検出部として機能する画素241から信号を出力させるとともに、読出部22が検出部から出力される信号に基づいたデジタル信号を出力するように、駆動部23および読出部22を動作させる。放射線が照射される前の期間T1において、連続的に検出部から出力される信号を変換したデジタル信号に基づいて、読出用回路222は、放射線が入射の開始を判定する。
読出用回路222は放射線が照射開始を検出したと判定した場合、読出用回路222は、開始情報X−Triggerを制御部21の信号制御部211に出力する。この開始情報X−Triggerの取得に応じて期間T2に遷移し、制御部21は、駆動部23および読出部22を含む処理部を電力消費モードM2で動作させる。開始情報X−Triggerに応じて、制御部21は、それぞれ電源部212から供給される電力P_SH、P_MPX、P_Buff、P_A_ADC、P_D_ADC、P_Dを、供給する電圧を引き上げることにより増加させる。これによって、読出部22が、撮像部24の複数の画素241のうち検出部として機能する画素241から出力される信号をデジタル信号に変換可能な状態にし、露出制御を行う。また、期間T2において、制御部21は、信号CNT_AMPを用いてチャージアンプAMPでの消費される電流量を増加させる。これによって、電力消費は上昇するが、チャージアンプAMPで発生するノイズ量が減るため、露出制御の精度が改善しうる。また、期間T2において、期間T1よりも、検出部からの信号の出力および読出部22からのデジタル信号の出力を行う周期を上げる。これによって、露出制御を行う際の時間分解能が改善されうる。
本実施形態において、読出用回路222が、放射線の入射を検出し開始情報X−Triggerを制御部21に出力するが、これに限られることはない。制御部21が、期間T1において読出用回路222から出力されるデジタル信号を取得し、このデジタル信号の積分値などに基づいて、開始情報X−Triggerを取得してもよい。また、読出用回路222および制御部21から独立した構成要素が、読出用回路222から出力されるデジタル信号から放射線の照射の開始を検出し、制御部21に開始情報X−Triggerを送信してもよい。
図11(c)は、本実施形態を簡便に説明するフロー図である。本実施形態の放射線撮像装置13は、放射線が照射される前の期間T1の撮影待機の状態において、制御部21が、駆動部23および読出部22を含む処理部が電力消費モードM1となるように制御する。このとき、制御部21は、処理部に、撮像部24の複数の画素241のそれぞれの暗電流を除去する(リセット)ためのリセット動作を行わせる。さらに、電力消費モードM1において、制御部21は、読出部22に検出部として機能する画素241から出力される信号をデジタル信号に変換させ、読出用回路222が、変換されたデジタル信号をモニタする。このとき、検出部から信号を出力させる周期は、期間T2において、露出制御を行うために検出部から信号を出力させる周期よりも長い周期であってもよい。読出用回路222は、放射線が入射したと判定した場合、開始情報X−Triggerを制御部21の信号制御部211に出力し、制御部21は、これに応じて、期間T2の電力消費モードM2に処理部を遷移する。期間T2の電力消費モードM2に遷移すると、制御部21は、撮像部24中の一部の画素241を検出部として利用して、露出制御を行うための信号を取得するための動作を処理部に開始させる。
制御部21は、放射線が照射される前の期間T1の電力消費モードM1において、駆動部23が検出部に信号を出力させるとともに、読出部22が検出部から出力される信号に基づいたデジタル信号を出力するように、駆動部23および読出部22を動作させる。さらに、期間T2の第2の電力消費モードに遷移すると、電力消費モードM1よりも短い周期で、制御部21は、処理部に検出部として機能する画素241から読み出した信号に基づく露出制御を行うための信号の出力させる。これによって、本実施形態においても、露出制御を行う放射線撮像装置13において、放射線が照射される前の電力消費量を抑制することが可能となる。
以上、本発明に係る実施形態を示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以下、図12を参照しながら本発明の放射線撮像装置13が組み込まれた放射線撮像システムについて例示的に説明する。放射線撮像装置6040(上述の放射線撮像装置13に相当する)に放射線を照射するための放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者又は被験者6061の胸部6062を透過し、放射線撮像装置6040に入射する。この入射したX線に患者又は被験者6061の体内部の情報が含まれる。放射線撮像装置6040において、X線6060の入射に対応してシンチレータが発光し、これが光電変換素子で光電変換され、電気的情報を得る。この情報は、デジタルに変換され信号処理部としてのイメージプロセッサ6070によって画像処理され、制御室の表示部としてのディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は、電話、LAN、インターネットなどのネットワーク6090などの伝送処理部によって遠隔地へ転送できる。これによって別の場所のドクタールームなどの表示部であるディスプレイ6081に表示し、遠隔地の医師が診断することも可能である。また、この情報は、光ディスクなどの記録媒体に記録することができ、またフィルムプロセッサ6100によって記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
13:放射線撮像装置、21:制御部、22:読出部、23:駆動部、24:撮像部、241:画素

Claims (16)

  1. 放射線画像を生成するための複数の画素を含む撮像部と、前記撮像部に入射する放射線の入射線量のモニタのために放射線を検出する検出部と、前記撮像部および前記検出部から信号を読み出し、読み出した信号に基づく信号を出力する処理を行う処理部と、前記処理部を制御する制御部と、を含む放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、
    放射線の照射が開始される前に、前記処理部を第1の電力消費モードで動作させ、前記第1の電力消費モードにおいて、前記処理部に前記複数の画素をリセットするリセット動作を行わせ、
    前記撮像部への放射線の照射開始を示す開始情報に応じて、前記処理部を前記第1の電力消費モードよりも電力消費が多い第2の電力消費モードで動作させ、前記第2の電力消費モードにおいて、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく入射線量のモニタを行うための信号の出力を開始させることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記第2の電力消費モードにおいて、前記処理部のうち少なくとも一部に前記第1の電力消費モードよりも高い電圧が供給されることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記第2の電力消費モードにおいて、前記処理部に供給される電流量が、前記第1の電力消費モードよりも多いことを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記開始情報が、前記放射線撮像装置の外部から前記制御部に入力されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記放射線撮像装置は、前記複数の画素のそれぞれにバイアス電圧を供給するためのバイアス線をさらに含み、
    前記制御部は、前記バイアス線を流れる電流量に基づいて前記開始情報を取得し、取得した前記開始情報に応じて、前記処理部を前記第1の電力消費モードから前記第2の電力消費モードに遷移させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記処理部は、前記撮像部から出力される信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力される信号をデジタル信号に変換する変換部と、前記変換部から出力される信号を演算処理する演算部と、を含み、
    前記第2の電力消費モードにおいて前記増幅部、前記変換部および前記演算部のうち少なくとも1つに供給される電力が、前記第1の電力消費モードにおいて供給される電力よりも多いことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記増幅部は、前記増幅部に供給される基準電位を、前記撮像部と前記増幅部とを接続する信号線に供給可能な構成を備え、
    前記リセット動作において、前記制御部は、前記基準電位を前記増幅部から前記信号線を介して前記複数の画素に供給することによって、前記複数の画素をリセットし、
    前記制御部は、
    前記第1の電力消費モードにおいて、前記処理部のうち前記増幅部を動作させ、
    前記第2の電力消費モードにおいて、前記処理部のうち前記変換部および前記演算部をさらに動作させることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記制御部は、
    前記第1の電力消費モードにおいて、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく信号を出力させ、
    当該信号に基づいて前記開始情報を取得し、取得した前記開始情報に応じて、前記処理部を前記第1の電力消費モードから前記第2の電力消費モードに遷移させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1の電力消費モードにおいて、第1の周期で、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく信号を出力させ、
    前記第2の電力消費モードにおいて、前記第1の周期よりも周期が短い第2の周期で、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく信号を出力させることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記制御部は、開始情報に応じて前記処理部を第2の電力消費モードに遷移させた後、所定の時間、待機した後に、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく信号を出力させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記所定の時間が、前記処理部に供給される電力、および、前記処理部の温度のうち少なくとも一方が安定するまでの時間であることを特徴とする請求項10に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記複数の画素のうち何れかが、前記検出部として機能することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記制御部は、前記撮像部への放射線の照射が終了した後に、前記処理部を前記第1の電力消費モードよりも電力消費が多い第3の電力消費モードで動作させ、前記処理部に前記複数の画素のそれぞれから読みだした信号に基づいた放射線画像を生成するための信号を出力させることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置に放射線を照射するための放射線源と、
    を含む放射線撮像システムであって、
    前記放射線源は、前記処理部から出力された入射線量のモニタを行うための信号に応じて露出制御されることを特徴とする放射線撮像システム。
  15. 放射線画像を生成するための複数の画素を含む撮像部と、前記撮像部に入射する放射線の入射線量のモニタのために放射線を検出する検出部と、前記撮像部および前記検出部から信号を読み出し、読み出した信号に基づく信号を出力する処理を行う処理部と、を含む放射線撮像装置の制御方法であって、
    放射線の照射が開始される前に、前記処理部を第1の電力消費モードで動作させ、前記第1の電力消費モードにおいて、前記処理部に前記複数の画素をリセットするリセット動作を行わせる工程と、
    前記撮像部への放射線の照射開始を示す開始情報に応じて、前記処理部を前記第1の電力消費モードよりも電力消費が多い第2の電力消費モードで動作させ、前記第2の電力消費モードにおいて、前記処理部に前記検出部から読み出した信号に基づく入射線量のモニタを行うための信号の出力を開始させる工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  16. 請求項15に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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