JP2019108017A - 車両の樹脂バックドア及びその製造方法 - Google Patents

車両の樹脂バックドア及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させる。【解決手段】樹脂製のインナパネル20とロアアウタパネル15と、インナパネル20とロアアウタパネル15とで形成される中空空間に配置される金属製の補強部材30とを含む樹脂バックドア100であって、補強部材30は、インナパネル20の外周縁に沿った環状で、隙間を空けてインナパネル20に接着剤で固定される相互に離間した左右の補強部材31L,31R、下辺補強部材35を左右の角接続部材36L,36R、上接続部材37で相互に接続して構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、金属製の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアの構造及びその製造方法に関する。
近年、樹脂製の車両ドアが多く用いられている。樹脂製のドアは重量を低減することができる反面、鋼板で形成されたドアに比べて剛性を確保することが難しい。このため、樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルによって形成された中空空間に金属製の補強部材を取り付けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、樹脂製のインナパネルに金属製の補強部材をねじ止めで固定したバックドアの構造が記載されている(例えば、特許文献1の段落0008、図11、0035、図5参照)。
特開2011−126388号公報
ところで、樹脂製のインナパネル、アウタパネル、金属製の補強部材にはそれぞれ寸法のばらつきがある。このため、特許文献1に記載されたように、剛性の高い金属製の補強部材を剛性が低い樹脂製のインナパネルにねじ止め等の締結で接合すると、寸法のばらつきにより、樹脂製のインナパネルが剛性の高い金属製の補強部材になじむように変形してしまい、インナパネルの外周形状が変形してしまう場合がある。そして、この変形は、ボデーの意匠面とバックドアの左右の外周との間の隙間幅違い、あるいは、ボデーの意匠面とバックドアの意匠面との段差に結び付く場合がある。
そこで、本発明は、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることを目的とする。
本発明の車両の樹脂バックドアは、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の補強部材と、を含む樹脂バックドアであって、前記補強部材は、前記インナパネルの外周縁に沿った環状で、隙間を空けて前記インナパネルに接着剤で固定される相互に離間した複数の分割補強部材を接続部材で相互に接続して構成されていることを特徴とする。
隙間に補強部材の寸法のばらつきとインナパネルの寸法のばらつきとを吸収させてインナパネルに補強部材を接着固定するので、組立の際に補強部材がインナパネルを変形させることがなく、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。また、分割補強部材を接続部材で接続して環状の補強部材を構成することにより、補強部材がインナパネルの全周縁を覆うので、熱や外力等の外部要因による車両の樹脂バックドアの変形を抑制することができる。
車両の樹脂バックドアにおいて、前記分割補強部材と前記接続部材とは締結部材で締結され、前記分割補強部材と前記接続部材との締結部材用の穴は、前記各分割補強部材相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさでもよい。
これにより、接続部材の締結の際にインナパネルを変形させることがないので、車両の樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
車両の樹脂バックドアにおいて、前記分割補強部材は、前記インナパネルの上辺部と左側部と左下部とに沿って配置され、前記上辺部に対向する左上肩部と前記左下部に対向する左下アーム部とを含む略L字型の左補強部材と、前記インナパネルの前記上辺部と右側部と右下部とに沿って配置され、前記上辺部に対向する右上肩部と前記右下部に対向する右下アーム部とを含む略L字型の右補強部材と、前記インナパネルの下辺部に配置される下辺補強部材と、であり、前記接続部材は、前記左補強部材の左上肩部と前記右補強部材の右上肩部とを接続する上接続部材と、前記下辺補強部材と前記左補強部材の前記左下アーム部とを接続する左角接続部材と、前記下辺補強部材と前記右補強部材の前記右下アーム部とを接続する右角接続部材としてしもよい。
このように、左補強部材と右補強部材と下辺補強部材とを、上接続部材と左角接続部材と右角接続部材とで接続して補強部材を構成することにより、補強部材がインナパネルの全周縁を覆い、熱や外力等の外部要因による車両の樹脂バックドアの変形を抑制することができる。
本発明の車両の樹脂バックドアの製造方法は、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の補強部材と、を含む樹脂バックドアの製造方法であって、隙間を空けて前記補強部材を前記インナパネルに合わせる合わせ工程と、前記補強部材を前記インナパネルに接着固定する接着工程と、前記インナパネルの外周縁を所定の寸法に矯正する矯正工程を含み、前記合わせ工程は、前記インナパネルの前記外周縁を所定の寸法に矯正した状態で、前記補強部材を前記インナパネルに合わせ、前記接着工程は、前記インナパネルの前記外周縁から離間した位置に前記補強部材を接着固定することを含むこと、を特徴とする。
隙間を空けてインナパネルに補強部材を合わせることにより、補強部材の寸法のばらつきとインナパネルの寸法のばらつきとを隙間で吸収させ、この状態でインナパネルに補強部材を接着固定するので、組立の際に補強部材がインナパネルを変形させることがなく、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。また、外周縁を所定の寸法に矯正した状態で補強部材をインナパネルに接着固定するので、外形寸法精度をより向上させることができる。
車両の樹脂バックドアの製造方法において、前記補強部材は、相互に離間して前記インナパネルに固定される複数の分割補強部材を接続部材で相互に接続して前記インナパネルの前記外周縁に沿って環状に構成されており、前記分割補強部材と前記接続部材とは締結部材で締結され、前記分割補強部材と前記接続部材との締結部材用の穴は、前記各分割補強部材相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさであり、前記合わせ工程は、隙間を空けて前記分割補強部材を前記インナパネルに合わせ、前記接着工程は、前記分割補強部材を前記インナパネルに接着固定し、前記接続部材は、前記分割補強部材を前記インナパネルに接着固定した後、前記締結部材で前記分割補強部材に締結されること、としてもよい。
これにより、接続部材を分割補強部材に締結する際に、インナパネルを変形させることがなく、外周寸法精度を確保しつつ、車両の樹脂バックドアの強度を向上させることができる。
本発明は、車両の樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
本発明の実施形態における樹脂バックドアの斜視図である。 図1に示す樹脂バックドアの分割斜視図である。 図1に示すA−A断面図である。 図1に示すB−B断面図である。 図1に示すC−C断面図である。 インナパネルと補強部材の組付けを示す斜視図である。 下冶具に固定したインナパネルに上冶具に固定した補強部材を組み付けた状態を示す断面図である。 インナパネルの溝部と補強部材との車両前後方向の隙間の長手方向に沿った変化を示す断面図である。 本発明の他の実施形態の樹脂バックドアの補強部材の分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の車両の樹脂バックドア100について説明する。車両の樹脂バックドア100は、図1に示す樹脂製のアッパアウタパネル10と、ロアアウタパネル15と、図2に示す樹脂製のインナパネル20と、インナパネル20に固定された金属製の補強部材30とで構成されている。なお、本明細書では、左右は車両の後方から見た左側、右側として説明する。
図2に示すように、インナパネル20は、中央にバックウィンドウ用の開口25が設けられ、外周縁には、補強部材30が組み付けられる溝部21a,22a,23aが設けられている。インナパネル20は、開口25の上側でアッパアウタパネル10が組付けられる上辺部21と、開口25の車両幅方向外側でロアアウタパネル15の上部が組付けられる左側部22L、右側部22Rと、開口25の下側でロアアウタパネル15が組付けられる左下部23L、右下部23R、下辺部24とを有している。
図2に示すように、補強部材30は、略L字型の左補強部材31Lと、右補強部材31Rと、下辺補強部材35とを上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rで接続して四角環状の一体構造に組み立てたものである。左補強部材31Lはインナパネル20の上辺部21と左側部22Lと左下部23Lとに沿った略L字型であり、右補強部材31Rはインナパネル20の上辺部21と右側部22Rと右下部23Rとに沿った略L字型である。左補強部材31Lは、インナパネル20の上辺部21の溝部21aに対向するように組付けられる左上肩部32Lと、インナパネル20の左側部22Lの溝部22aに対向するように組付けられる左上アーム部33Lと、インナパネル20の左下部23Lに対向するように組付けられる左下アーム部34Lとを有している。右補強部材31Rは、左補強部材31Lと左右対称で、右上肩部32Rと、右上アーム部33Rと、右下アーム部34Rとを有している。
図1に示すように、アッパアウタパネル10の車両上下方向下側には、バックドアガラス40が取付けられている。また、アッパアウタパネル10の車両上下方向上端部には、樹脂スポイラ45が取り付けられている。図2に示すように、樹脂バックドア100は、インナパネル20の上辺部21に設けられたヒンジ取り付け穴27と、左補強部材31Lの左上肩部32L、右補強部材31Rの右上肩部32Rに設けられたヒンジ取り付け穴38に締結した図示しない取り付けヒンジによってルーフパネル60に取り付けられている。
図3に示すように、インナパネル20の上辺部21の左側には、左補強部材31Lの左上肩部32Lと、アッパアウタパネル10とが組付けられている。インナパネル20の上辺部21は、車両上下方向下側に凹んだ略V字状の溝部21aと、溝部21aから車両前後方向前側に折れ曲がって伸びるフランジ21cと、車両前方側の見切り部21eと、車両後方側の端部21bとを含んでいる。
アッパアウタパネル10は、車両上下方向上側に向かって略V字状に凹んでおり、意匠面を構成する前部10aと、樹脂スポイラ45が組付けられる後部10cとを含んでいる。前部10aの前端10eはインナパネル20の見切り部21eに接着剤51で組付けられ、後部10cの後端10bはインナパネル20の端部21bに接着剤51で組付けられる。このように、下側に凹んだ略V字状のインナパネル20に上側に向かって略V字状に凹んだアッパアウタパネル10を組み付けると内部に中空空間18ができ、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左上肩部32Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左上肩部32Lは、略クランク状に折り曲げられたインナパネル20側の内板32aと、略クランク状に折り曲げられたアッパアウタパネル10側の外板32bとを中央部が台形状の閉断面となるように車両前後方向にずらして両端部をフリクションスクリュー溶接(FSW)またはスポット溶接したものである。内板32aの中央部分は隙間d1を空けてインナパネル20の溝部21aに接着剤50によって固定され、内板32aの車両前後方向前側の端部は、隙間d2を空けて接着剤50によってインナパネル20のフランジ21cに固定されている。外板32bとアッパアウタパネル10の前部10a、後部10cとの間には、隙間d10が空いている。
図4に示すように、インナパネル20の左側部22Lには、左補強部材31Lの左上アーム部33Lと、側部アウタパネル12と、バックドアガラス40とが組付けられている。インナパネル20の左側部22Lは、車両前後方向前側に凹んだ略U字状の溝部22aと、溝部22aから車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジ22cと外フランジ22dとを含んでいる。外フランジ22dの車両幅方向外側は、車両幅方向外側の見切り部22eとなっている。
図2、図4に示すように、ロアアウタパネル15の上部は、車両幅方向外側で上方向に突き出した帯状の部分で、インナパネル20の左側部22Lの外フランジ22dに接着剤51で組付けられており、車両幅方向内側部分は、インナパネル20の溝部22aを覆うように車両幅方向内側に延びている。ロアアウタパネル15の上部とインナパネル20の溝部22aの間には中空空間18が形成され、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左上アーム部33Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、略四角の環状の閉断面構造で車両幅方向外側と車両前後方向後側に向かってそれぞれ鍔部33c、33dが張り出しているものである。左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、略U字状で車両幅方向外側に向かって延びる鍔を含むインナパネル20側の内板33aと、U字状の内板33aの開放側を塞ぐような折り曲げ板で両端に内板33aの鍔に組付けられる鍔を有する外板33bとで構成される。内板33aの各鍔と外板33bの各鍔との接合部は、鍔部33c、33dを構成する。左補強部材31Lの内板33aの底部の面33fは隙間d3を空けてインナパネル20の溝部22aの面22fに接着剤50で固定され、左補強部材31Lの鍔部33cのインナパネル20側の面33gは隙間d4を空けてインナパネル20の内フランジ22cの面22gに接着剤50で固定されている。外板33bと側部アウタパネル12とは離間している。
インナパネル20の外フランジ22dの上に組付けられたロアアウタパネル15の上部の車両前後方向後側には、ウレタン52を介してバックドアガラス40が取り付けられている。
図5に示すように、インナパネル20の左下部23Lには、左補強部材31Lの左下アーム部34Lと、ロアアウタパネル15とが組付けられている。インナパネル20の左下部23Lは、車両前後方向前側に凹んだ略U字状の溝部23aと、溝部23aから車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジ23cと外フランジ23dとを含んでいる。外フランジ23dの車両幅方向外側は、車両幅方向外側の見切り部23eとなっている。
ロアアウタパネル15は、車両前後方向後側に向かって湾曲して、意匠面を構成する中央部15aと、インナパネル20の外フランジ23dに接着剤51で組付けられる端部15eとを含んでいる。このように、車両前後方向前側にU字状に凹んだインナパネル20に車両前後方向後ろ側に向かって湾曲したロアアウタパネル15を組み付けると内部に中空空間18ができ、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左下アーム部34Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左下アーム部34Lは、略四角の環状の閉断面構造で車両幅方向外側と車両幅方向内側に向かってそれぞれ鍔部34c、34dが張り出しているものである。左補強部材31Lの左下アーム部34Lは、略U字状で車両幅方向外側と車両幅方向内側に向かって延びる鍔を含むインナパネル20側の内板34aと、U字状の内板34aの開放側を塞ぐ板状部材で両端に内板34aの両側の鍔に組付けられる鍔を有する外板34bとで構成される。内板34aの各鍔と外板34bの各鍔との接合部は、鍔部34c、34dを構成する。左補強部材31Lの内板34aの底部は隙間d5を空けてインナパネル20の溝部23aに接着剤50で固定され、左補強部材31Lの鍔部34cのインナパネル20側の面は隙間d6を空けてインナパネル20の内フランジ23cに接着剤50で固定されている。外板34bとロアアウタパネル15との間には、隙間が空いている。
図2に示すように、上接続部材37は、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとを車両幅方向に接続する帯板状の部材である。上接続部材37は、樹脂バックドア100が温度上昇により熱変形した際に、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとが車両幅方向に開く方向に変形することを抑制する。
図2に示すように、左角接続部材36Lは、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とを接続する略L字型の部材であり、右角接続部材36Rは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とを接続する略L字型の部材である。左角接続部材36L、右角接続部材36Rにより、左右の補強部材31L、31Rと下辺補強部材35とを接続することにより、樹脂バックドア100の下端に物が挟まった際の樹脂バックドア100の変形を抑制することができる。
補強部材30は、略L字型の左補強部材31Lと、右補強部材31Rと、下辺補強部材35とを上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rで接続して四角環状の一体構造に組み立てたものである。このため、補強部材30は、インナパネル20の全周縁を覆い、樹脂バックドア100が熱や外力等の外部要因により変形することを抑制できる。
以上の様に構成された樹脂バックドア100のインナパネル20と補強部材30との隙間の変化と製造方法について図6から図8を参照しながら説明する。以下の説明では、インナパネル20の左側部22Lと左補強部材31Lの左上アーム部33Lとの間の隙間の変化について説明する。また、以下の説明では、図6に示すように、インナパネル20の左側部22Lは設計形状の通りに仕上っているが、左上アーム部33Lが一点鎖線で示す設計形状から車両前後方向後側に向かって僅かに湾曲しているとして説明する。なお、湾曲による設計寸法からのずれは、製造公差内の大きさである。また、以下の説明では、インナパネル20の左側部22L、左補強部材31Lの左上アーム部33Lをそれぞれ下冶具70、上冶具80に固定し、左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間が標準隙間dsとなるように設定し、その隙間に接着剤50を充填することにより、インナパネル20の左側部22Lに左補強部材31Lの左上アーム部33Lを固定することとして説明する。
図7に示すように、インナパネル20の左側部22Lは、下冶具70に固定されている。図7に示すように、下冶具70は、本体71と、本体71の周囲に設けられた上冶具80を受ける台座72と、インナパネル20の左側部22Lの外フランジ22dを本体71に固定する回転クランプ74とを含んでいる。本体71は、インナパネル20の左側部22Lの溝部22a、内フランジ22c、外フランジ22dを受ける台座71a、71c、71dと、回転クランプ74が取り付けられるポスト73と、を有している。溝部22a、内フランジ22c、外フランジ22dをそれぞれ下冶具70の本体71の各台座71a、71c、71dの上に載置し、回転クランプ74を回転させて外フランジ22dを下冶具70の本体71に挟み込むことにより、インナパネル20の左側部22Lは下冶具70に固定される。
上冶具80は、本体81と、下冶具70の台座72の上に載置されるアーム82と、左補強部材31Lの左上アーム部33Lを保持するブラケット83とを有している。図7に示すように、左補強部材31Lの左上アーム部33Lをブラケット83に保持させた状態で、アーム82の下面を下冶具70の台座72の上面に設定すると、左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間が標準隙間dsに設定される(合わせ工程)。
ここで、図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3は、補強部材30の寸法のばらつきを規定する製造公差e30、インナパネル20の寸法のばらつきを規定する製造公差e20、インナパネル20に補強部材30を組み付ける際の組付け寸法のばらつきea、上冶具80と補強部材30との取り付け誤差e80、下冶具70とインナパネル20との取り付け誤差e70、により、下記の式1で示される±ed3だけばらつく。
±ed3=[√(|e20|2+|e30|2+|ea|2)]+e80+e70
----- (式1)
標準隙間dsは、図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3が式1で示される±ed3だけばらついても最小隙間dmin以上の隙間となるように、以下の式2の様に設定される。
ds=ed3+dmin ------- (式2)
この場合、図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3は、図8に示すように、dminとdmax=dmin+2*ed3の間で変化する。
インナパネル20の左側部22Lは、設計寸法の通りに仕上っているので、溝部22aの車両前後方向後側の面22fは、水平な直線状の面となっている。一方、左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、車両前後方向後側に向かって僅かに湾曲しているので、左上アーム部33Lの溝部の面22fに対向する車両前後方向前側の面33fは、車両前後方向後側に湾曲した面となっている。このため、面22fと面33fとの間の隙間の幅は、端部では小さいdminで、中央部では大きなdmaxの様に変化する。そして、dminとdmaxとの間で変化する隙間d3に接着剤50を充填して、補強部材30をインナパネル20に接着固定する(接着工程)。接着剤50が固化した際の接着剤層の厚さは隙間d3の幅に応じて変化する。左補強部材31Lの鍔部33cのインナパネル20側の面33gとインナパネル20の内フランジ22cの面22gとの間の隙間d4も隙間d3と同様、dminとdmaxとの間で変化する。この隙間d4にも接着剤50を充填して、補強部材30をインナパネル20に接着固定する。
以上説明したように、本実施形態の樹脂バックドアでは、補強部材30を上冶具80に取り付けて、左上アーム部33Lの面33f、33gとインナパネル20の面22f、22gとの間に最小隙間dmin以上の隙間が空くように補強部材30をインナパネル20から浮かして設定する(合わせ工程)、その隙間に接着剤50を充填して補強部材30をインナパネル20に接着固定する(接着工程)。接着剤50が固化した際の接着剤層の厚さは隙間の幅に応じて変化するので、補強部材30をインナパネル20に接着固定する際に樹脂製のインナパネル20の外周寸法が補強部材30に引っ張られて変形することがない。
図7に示すように、インナパネル20の外周縁である見切り部22eから離間した面22f,22gに補強部材30を接着固定するので、インナパネル20に製造公差の範囲内での寸法のばらつきがあっても、インナパネル20の外フランジ22dを下冶具70の本体71に回転クランプ74で固定して見切り部22eの位置を設計寸法に矯正して(矯正工程)から補強部材30を接着固定することができる。
つまり、インナパネル20が設計形状の通りに仕上っていない場合、図7に示すように、インナパネル20の外フランジ22dを下冶具70の本体71に回転クランプ74で固定して見切り部22eを所定の設計寸法に矯正し(矯正工程)、見切り部22eの位置を設計寸法通りの位置に保持した状態で、補強部材30を冶具等の支持部材に取り付けてインナパネル20との間に最小隙間dmin以上の隙間が空くように補強部材30をインナパネル20から浮かして設定し、その隙間に接着剤50を充填して補強部材30を固定する。この場合、補強部材30をインナパネル20に接着固定する際に樹脂製のインナパネル20の外周寸法が補強部材30に引っ張られて変形することがない上、補強部材30の強度により、インナパネル20の見切り部22eの位置は、設計形状に保持されるので、外周寸法精度をより向上させることができる。
以上述べたように、本実施形態の樹脂バックドア100は、補強部材30の寸法のばらつきとインナパネル20の寸法のばらつきとを隙間の幅の変化で吸収してインナパネル20に補強部材30を接着するので強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
以上の説明では、補強部材30をインナパネル20から浮かして設定し(合わせ工程)、その隙間に接着剤50を充填して補強部材30をインナパネル20に接着固定する(接着工程)こととして説明したが、補強部材30又はインナパネル20のいずれか一方または両方に接着剤を塗布してから、補強部材30をインナパネル20から浮かして設定し補強部材30をインナパネル20に接着固定してもよい。
次に図9を参照しながら他の実施形態の樹脂バックドア300について説明する。先に図1から図8を参照して説明したのと同様の部位には、同様の符号を付して説明を省略する。本実施形態の樹脂バックドア300は、インナパネル20に隙間を空けて分割補強部材である左補強部材31L、右補強部材31R、下辺補強部材35を相互に離間するように接着固定した後、接続部材である上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rで接続して四角環状の補強部材30としたものである。
先に述べた樹脂バックドア100と同様、上接続部材37は、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとに締結されて左補強部材31Lと右補強部材31Rとを車両幅方向に接続する帯板状の部材である。上接続部材37は、図示しない締結部材であるボルト、ナットで左補強部材31Lと右補強部材31Rとに締結されている。上接続部材37は、樹脂バックドア300が温度上昇により熱変形した際に、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとが車両幅方向に開く方向に変形することを抑制するものである。このため、引っ張り力にのみ対向し、曲げモーメント、ねじりモーメントは伝達しないような帯状部材となっている。
左角接続部材36Lは、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とを接続する略L字型の部材である。左角接続部材36Lの左補強部材31Lの側の端部には左補強部材31Lの下端部に固定された締結部材であるボルト31bが通る締結部材用の穴である長穴36eが設けられており、下辺補強部材35の側の端部には、下辺補強部材35の左端に固定された締結部材であるボルト35bが通る締結部材用の穴36dが設けられている。長穴36eは、左補強部材31Lの延びる方向に沿った長穴である。また、穴36dの大きさは、ボルト35bとの間に隙間が空くようにボルト35bの直径に隙間分を加えた大きさとなっている。右角接続部材36Rは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とを接続する略L字型の部材であり、右角接続部材36Rと同様、長穴36eと穴36dとが設けられている。
左角接続部材36Lは、長穴36e、穴36dをボルト31b、35bに通して、図示しないナットで締め付けることにより、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とに締結される。同様に、右角接続部材36Rは、長穴36e、穴36dをボルト31b、35bに通して、図示しないナットで締め付けることにより、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とに締結される。このように、左右の補強部材31L、31Rと下辺補強部材35とを接続することにより、樹脂バックドア300の下端に物が挟まった際の樹脂バックドア300の変形を抑制することができる。
樹脂バックドア300でも、樹脂バックドア100と同様、補強部材30の寸法のばらつきとインナパネル20の寸法のばらつきとを隙間の幅の変化で吸収してインナパネル20に補強部材30を接着する。このため、各補強部材31L,31R、35を相互に離間するようにインナパネル20に接着固定した後では、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端との間の距離、或いは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端との距離は、左右の補強部材31L、31R、下辺補強部材35の寸法のばらつきによって変化する。
長穴36e、穴36dは、これらの各補強部材31L、31R、35相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさとなっているので、左角接続部材36Lを左補強部材31Lの下端部、下辺補強部材35の左端に締結する際に、インナパネル20を変形させることがない。このため、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。右角接続部材36Rも同様である。
また、補強部材30は、相互に離間した左補強部材31L、右補強部材31R、下辺補強部材35を上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rで接続して四角環状としたものとなる。これにより、先に図1〜図8を参照して説明した樹脂バックドア100と同様、補強部材30は、インナパネル20の全周縁を覆い、樹脂バックドア300が外部要因により変形することを抑制できる。
また、各補強部材31L、31R、35は、図1から図8を参照して説明した樹脂バックドア100の四角環状の一体構造に組み立てた補強部材30よりも各部材の大きさが小さいので、各補強部材31L、31R、35の設計寸法からの偏差の絶対値が小さくなる。このため、組み付け時のばらつきが小さくなり、樹脂バックドア200の外周寸法精度をより向上させることができる。
10 アッパアウタパネル、10a 前部、10b 後端、10c 後部、10e 前端、15 ロアアウタパネル、15a 中央部、15e 端部、18 中空空間、20 インナパネル、21 上辺部、21a,22a,23a 溝部、21b 端部、21c フランジ、21e,22e,23e 見切り部、22L 左側部、22R 右側部、22c,23c 内フランジ、22d,23d 外フランジ、22f,22g,33f,33g 面、23L 左下部、23R 右下部、24 下辺部、25 開口、27 穴、30 補強部材、31L 左補強部材、31R 右補強部材、31b,35b,74 ボルト、32L 左上肩部、32R 右上肩部、32a,33a,34a 内板、32b,33b,34b 外板、33L 左上アーム部、33R 右上アーム部、33c,33d,34c,34d 鍔部、34L 左下アーム部、34R 右下アーム部、35 下辺補強部材、36L 左角接続部材、36R 右角接続部材、36d 穴、36e 長穴、37 上接続部材、38 穴、40 バックドアガラス、45 樹脂スポイラ、50,51 接着剤、52 ウレタン、60 ルーフパネル、70 下冶具、71 本体、71a,71c,71d,72 台座、73 ポスト、74 回転クランプ、80 上冶具、81 本体、82 アーム、83 ブラケット、100,200,300 樹脂バックドア。

Claims (5)

  1. 樹脂製のインナパネルと、
    樹脂製のアウタパネルと、
    前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアであって、
    前記補強部材は、前記インナパネルの外周縁に沿った環状で、隙間を空けて前記インナパネルに接着剤で固定される相互に離間した複数の分割補強部材を接続部材で相互に接続して構成されていること、
    を特徴とする車両の樹脂バックドア。
  2. 請求項1に記載の車両の樹脂バックドアであって、
    前記分割補強部材と前記接続部材とは締結部材で締結され、
    前記分割補強部材と前記接続部材との締結部材用の穴は、前記各分割補強部材相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさであること、
    を特徴とする車両の樹脂バックドア。
  3. 請求項2に記載の車両の樹脂バックドアであって、
    前記分割補強部材は、
    前記インナパネルの上辺部と左側部と左下部とに沿って配置され、前記上辺部に対向する左上肩部と前記左下部に対向する左下アーム部とを含む略L字型の左補強部材と、
    前記インナパネルの前記上辺部と右側部と右下部とに沿って配置され、前記上辺部に対向する右上肩部と前記右下部に対向する右下アーム部とを含む略L字型の右補強部材と、
    前記インナパネルの下辺部に配置される下辺補強部材と、であり、
    前記接続部材は、
    前記左補強部材の左上肩部と前記右補強部材の右上肩部とを接続する上接続部材と、
    前記下辺補強部材と前記左補強部材の前記左下アーム部とを接続する左角接続部材と、
    前記下辺補強部材と前記右補強部材の前記右下アーム部とを接続する右角接続部材と、である車両の樹脂バックドア。
  4. 樹脂製のインナパネルと、
    樹脂製のアウタパネルと、
    前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアの製造方法であって、
    隙間を空けて前記補強部材を前記インナパネルに合わせる合わせ工程と、
    前記補強部材を前記インナパネルに接着固定する接着工程と、
    前記インナパネルの外周縁を所定の寸法に矯正する矯正工程を含み、
    前記合わせ工程は、前記インナパネルの前記外周縁を所定の寸法に矯正した状態で、前記補強部材を前記インナパネルに合わせ、
    前記接着工程は、前記インナパネルの前記外周縁から離間した位置に前記補強部材を接着固定すること、
    を特徴とする車両の樹脂バックドアの製造方法。
  5. 請求項4に記載の車両の樹脂バックドアの製造方法であって、
    前記補強部材は、相互に離間して前記インナパネルに固定される複数の分割補強部材を接続部材で相互に接続して前記インナパネルの前記外周縁に沿って環状に構成されており、
    前記分割補強部材と前記接続部材とは締結部材で締結され、
    前記分割補強部材と前記接続部材との締結部材用の穴は、前記各分割補強部材相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさであり、
    前記合わせ工程は、隙間を空けて前記分割補強部材を前記インナパネルに合わせ、
    前記接着工程は、前記分割補強部材を前記インナパネルに接着固定し、
    前記接続部材は、前記分割補強部材を前記インナパネルに接着固定した後、前記締結部材で前記分割補強部材に締結されること、
    を特徴とする車両の樹脂バックドアの製造方法。
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