JP6156354B2 - 車両用樹脂バックドア - Google Patents

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Description

本発明は、車両用樹脂バックドアに関する。
車幅方向を長手方向として配置された上部と、車体上下方向を長手方向として配置された左右の側部と、左右の側部の下端部から下方に配置された裾部とに中空領域が形成されるように樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルとを重ね合わせ、その中空領域内に、上部、側部、裾部に跨る左右一対の鋼板製のリインフォースを配設したバックドアは、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−100227号公報
しかしながら、樹脂製のバックドアにおいて、側部と前部又は裾部との間における角部(コーナー部)のねじり剛性を向上させる構造には、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、角部のねじり剛性を向上させられる車両用樹脂バックドアを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用樹脂バックドアは、車幅方向に延在されて開口部を構成する前辺縁部車体前後方向に延在されて前記開口部を構成する左右辺縁部と車幅方向に延在されて前記開口部を構成する後辺縁部と前記後辺縁部の車体下方側に一体に設けられた裾部とを有する樹脂製のインナパネルと、車幅方向に延在され、前記前辺縁部とで閉断面形状を構成する前部アウタパネルと、車体前後方向に延在され、前記左右辺縁部とでそれぞれ閉断面形状を構成する左右一対の側部アウタパネルと、前記裾部とで閉断面形状を構成する後部アウタパネルと、前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部と前記側部アウタパネルの前端部とがそれぞれ重ね合わされて接合された前接合部と、前記後辺縁部の車幅方向外側端部で前記後部アウタパネルの車幅方向外側上端部と前記側部アウタパネルの後端部とがそれぞれ重ね合わされて接合された後接合部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、インナパネルの前辺縁部と閉断面形状を構成する前部アウタパネルの車幅方向外側端部と、インナパネルの左右辺縁部とそれぞれ閉断面形状を構成する左右一対の側部アウタパネルの前端部と、が重ね合わされて接合されている。そして、後辺縁部の車幅方向外側端部で、後部アウタパネルの車幅方向外側上端部と、側部アウタパネルの後端部と、が重ね合わされて接合されている。
つまり、前部と側部との間の角部に、前部アウタパネルと側部アウタパネルとが重なり合わされて接合された前接合部が形成されている。そして、側部と後部との間の角部に、側部アウタパネルと後部アウタパネルとが重なり合わされて接合された後接合部が形成されている。
したがって、前部と側部との間の角部のねじり剛性が向上されるとともに、側部と後部との間の角部のねじり剛性が向上される。
また、請求項に記載の車両用樹脂バックドアは、請求項に記載の車両用樹脂バックドアであって、前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部は、平面視で車体後方側へ曲折されており、前記側部アウタパネルの前端部に、それぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている。
請求項に記載の発明によれば、平面視で車体後方側へ曲折された前部アウタパネルの車幅方向外側端部が、側部アウタパネルの前端部にそれぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている。したがって、アウタパネルにおける止水性が向上される。
また、請求項に記載の車両用樹脂バックドアは、請求項に記載の車両用樹脂バックドアであって、前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部における端面は、車幅方向に沿っている。
請求項に記載の発明によれば、前部アウタパネルの車幅方向外側端部における端面が、車幅方向に沿っている。したがって、アウタパネルにおける止水性が更に向上される。
また、請求項に記載の車両用樹脂バックドアは、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用樹脂バックドアであって、前記側部アウタパネルの後端部は、前記後部アウタパネルの車幅方向外側上端部に、それぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている。
請求項に記載の発明によれば、側部アウタパネルの後端部が、後部アウタパネルの車幅方向外側上端部に、それぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている。したがって、アウタパネルにおける止水性が向上される。
また、請求項に記載の車両用樹脂バックドアは、請求項に記載の車両用樹脂バックドアであって、前記側部アウタパネルの後端部における端面は、車幅方向に沿っている。
請求項に記載の発明によれば、側部アウタパネルの後端部における端面が、車幅方向に沿っている。したがって、アウタパネルにおける止水性が更に向上される。
請求項1に係る発明によれば、車両用樹脂バックドアの前部側及び後部側の角部のねじり剛性を向上させることができる。
請求項2及び請求項に係る発明によれば、車両用樹脂バックドアのアウタパネルにおける止水性を向上させることができる。
請求項3及び請求項に係る発明によれば、車両用樹脂バックドアのアウタパネルにおける止水性を更に向上させることができる。
本実施形態に係る車両用樹脂バックドアを構成するバックドアパネルの一部分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用樹脂バックドアを構成するバックドアパネルとバックウインドウアッパガラスとを示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用樹脂バックドアを構成するバックドアパネルの前部側の角部を拡大して示す平面図である。 本実施形態に係る車両用樹脂バックドアの図2におけるX−X線矢視断面図である。 図4の一部拡大断面図である。 本実施形態に係る車両用樹脂バックドアの図2におけるY−Y線矢視断面図である。 (A)比較例に係る車両用樹脂バックドアの前部側を示す斜視図である。(B)図7(A)の一部を断面で示す拡大斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印OUTを車幅方向外側とする。また、以下の説明で、特記なく上下、前後、左右の方向を用いる場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
図1、図2に示されるように、図示しない車体の後部に設けられる樹脂バックドア10は、バックドアパネル12と、バックドアパネル12の上部(前部)に形成された開口部12Aを閉塞するように設けられたバックウインドウアッパガラス18と、バックドアパネル12の下部(後部)に形成された開口部12Bを閉塞するように設けられたバックウインドウロアガラス(図示省略)と、を含んで構成されている。
なお、バックドアパネル12は、車幅方向から見た側面視で、略逆「L」字状に屈曲されている。すなわち、バックドアパネル12は、樹脂バックドア10を閉めた状態で、車体上下方向に沿って配置される下パネル16と、下パネル16の上端部から車体前上方向(車体前後方向)に沿って配置される上パネル14と、を有している。よって、上パネル14に開口部12Aが形成され、下パネル16に開口部12Bが形成されている。
また、バックドアパネル12は、互いに接合されることで閉断面形状を構成するインナパネル20とアウタパネル30とを有している。インナパネル20及びアウタパネル30は、それぞれ繊維強化樹脂材(FRP)、例えば炭素繊維強化樹脂材(CFRP)によって成形されている。
図1、図2に示されるように、上パネル14側のインナパネル20は、車体前方側で車幅方向に延在されて開口部12Aを構成する前辺縁部22と、車幅方向外側で車体前後方向に延在されて開口部12Aを構成する左右辺縁部24と、車体後方側で車幅方向に延在されて開口部12Aを構成する後辺縁部26と、を有している。
なお、下パネル16側のインナパネル20は、略平板状に形成された裾部28とされており、裾部28の上部(後辺縁部26の下方側)に、開口部12Bが形成されている。したがって、裾部28は、後辺縁部26の車幅方向外側端部から車体下方側に一体に連設されている。
アウタパネル30は、車幅方向に延在されて、前辺縁部22とで閉断面形状を構成する前部アウタパネル32と、車体前後方向に延在されて、左右辺縁部24とでそれぞれ閉断面形状を構成する左右一対の側部アウタパネル34と、裾部28とで閉断面形状を構成する後部アウタパネル36と、を有している。
なお、後部アウタパネル36の車幅方向外側上端部には、それぞれインナパネル20に沿って車体前上方向(車体前後方向)へ突出する略平板状で左右対称形状の突出部38が一体に形成されている。各突出部38は、後述するように後辺縁部26の車幅方向外側端部とでそれぞれ閉断面形状を構成するようになっている(図6参照)。
また、図3に示されるように、前部アウタパネル32の左右両端部32A(車幅方向外側端部)は、平面視で車体後方側へ曲折されており、その端面32Bは、車幅方向に沿っている。そして、前部アウタパネル32の左右両端部32Aは、側部アウタパネル34の前端部34Aに、それぞれ上方から所定幅H(例えばH=15mm)以上重ね合わされて、剛性の高い構造用の接着剤G(図4参照)によって接合されている(以下、その部位を「前接合部40」という)。
詳細に説明すると、図4に示されるように、側部アウタパネル34(前端部34Aを含む)は、断面略逆「L」字状に形成されて車体前上方向(車体前後方向)に延在するアウタパネル本体35と、アウタパネル本体35の車幅方向外側端部に形成された外フランジ部35Aと、アウタパネル本体35の車幅方向内側端部が車体下方側へ折り曲げられることで形成された内フランジ部35Bと、を有している。
そして、前部アウタパネル32の左右両端部32Aは、アウタパネル本体35と同じ断面略逆「L」字状に形成されて車体前上方向(車体前後方向)に延在するアウタパネル本体33と、アウタパネル本体33の車幅方向外側端部に形成された外フランジ部33Aと、アウタパネル本体33の車幅方向内側端部が車体下方側へ折り曲げられることで形成された内フランジ部33Bと、を有している。
したがって、側部アウタパネル34の前端部34Aにおけるアウタパネル本体35の上面と、外フランジ部35A及び内フランジ部35Bの各上面とに接着剤Gが塗布され、前部アウタパネル32の左右両端部32Aにおけるアウタパネル本体33の下面と、外フランジ部33A及び内フランジ部33Bの各下面とが、それぞれ接着剤Gに上方から重ね合わされて3面で接合されている。これにより、前接合部40の剛性が向上される構成になっている。
一方、インナパネル20の左右辺縁部24は、断面略「L」字状に形成されて車体前上方向(車体前後方向)に延在するインナパネル本体25と、インナパネル本体25の車幅方向外側端部が車幅方向外側へ折り曲げられ、更に車体上方側へ折り曲げられることで形成された外フランジ部25Aと、インナパネル本体25の車幅方向内側端部が車体上方側へ折り曲げられることで形成された内フランジ部25Bと、を有している。
よって、インナパネル20の外フランジ部25Aにアウタパネル30の外フランジ部35Aが上方から重ね合わされて接着剤Gによって接合され、インナパネル20の内フランジ部25Bにアウタパネル30の内フランジ部33Bが内側(閉断面内側)から重ね合わされて接着剤Gによって接合されることで、バックドアパネル12の左右両側部に閉断面形状が形成されるようになっている。
なお、図3、図4に示されるように、バックウインドウアッパガラス18は、アウタパネル30における外フランジ部33Aの上面とアウタパネル本体33の上面とに、ウレタン接着剤Guによって接合されている(図3ではアウタパネル本体33の上面側のウレタン接着剤Guが省略されている)。また、図5に示されるように、アウタパネル30における外フランジ部33A、35Aの車幅方向外側端部とインナパネル20の外フランジ部25Aとの間(バックドアパネル12の外周縁部)には、雨水などを流すための凹溝状の流路Pが形成されている。
また、図3に示されるように、前部アウタパネル32の内周縁部32Cと、側部アウタパネル34の内周縁部34Cとは、曲線部分を介して連続している。より具体的には、内周縁部32Cにおいて、車幅方向に沿った直線部32Dから連続する平面視円弧状の曲線部32Eと、内周縁部34Cにおいて、車体前後方向に沿った直線部34Dから連続する平面視円弧状の曲線部34Eとが、前接合部40を介して連続している。
そして、前部アウタパネル32の左右両端部32Aは、内周縁部32Cにおける直線部32Dの車幅方向外側への仮想延長線K1よりも車体後方側で、かつ側部アウタパネル34の内周縁部34Cにおける直線部34Dと曲線部34Eとの境界部を通る車幅方向に沿った仮想直線K2よりも車体前方側の領域R1内に存在するように延在されている。
また、前部アウタパネル32の内周縁部32Cにおける直線部32Dと曲線部32Eとの境界部を通る車体前後方向に沿った仮想直線K3と、上記仮想直線K2との間の領域R2が、バックドアパネル12の前部側におけるコーナー部Nとなっており、平面視で角部となっている。そして、上記領域R1は、コーナー部Nを規定する領域R2に含まれるようになっている。
また、図1、図2に示されるように、側部アウタパネル34の略平板状とされた後端部34Bが、それぞれ後部アウタパネル36の左右の突出部38に上方から所定幅以上重ね合わされて接着剤Gによって接合されている(以下、その部位を「後接合部42」という)。詳細に説明すると、図6に示されるように、後部アウタパネル36の突出部38の上面に接着剤Gが塗布され、側部アウタパネル34の後端部34Bの下面が、その接着剤Gに上方から重ね合わされて接合されている。
一方、インナパネル20の後辺縁部26の車幅方向外側端部は、断面略「U」字状に形成されたインナパネル本体27と、インナパネル本体27の車幅方向外側端部が車幅方向外側へ折り曲げられ、更に車体上方側へ折り曲げられることで形成された外フランジ部27Aと、を有しており、インナパネル本体27の車幅方向内側端部が、後辺縁部26と連続する内フランジ部27Bとされている。
したがって、インナパネル20の外フランジ部27Aに突出部38の車幅方向外側端部が上方から重ね合わされて接着剤Gによって接合され、インナパネル20の内フランジ部27Bに突出部38の車幅方向内側端部が上方から重ね合わされて接着剤Gによって接合されることで、インナパネル20の後辺縁部26の車幅方向外側端部、換言すればバックドアパネル12の左右両側部の後方側に、閉断面形状が形成されるようになっている。
なお、後端部34B及び突出部38の車幅方向外側端部と外フランジ部27Aとの間(バックドアパネル12の外周縁部)に流路Pが形成されている。また、図2に示されるように、インナパネル20の後辺縁部26における車幅方向外側端部と、側部アウタパネル34の後端部34Bと、後部アウタパネル36の突出部38とが接合された後接合部42が、バックドアパネル12の三又部Tとなっており、側面視で角部となっている。また、三又部T(角部)において、側部アウタパネル34の後端部34Bにおける端面34Fは、車幅方向に沿っている。
以上のような構成の車両用樹脂バックドア10において、次にその作用について説明する。
バックドアパネル12のコーナー部N(領域R2、より詳しくは領域R1)では、前部アウタパネル32の左右両端部32Aが、側部アウタパネル34の前端部34Aに上方から重ね合わされて接着剤Gによって(上記3面で)接合されている。したがって、別途補強部材を追加することなく、バックドアパネル12の前部側における角部(コーナー部N)のねじり剛性を向上させることができる。
しかも、前部アウタパネル32の左右両端部32Aは、平面視で車体後方側へ曲折されて、側部アウタパネル34の前端部34Aに上方から重ね合わされて接合されている。つまり、その前接合部40は、コーナー部N(領域R2)の一部である上記領域R1内に配置されている。そして、前部アウタパネル32の左右両端部32Aにおける端面32Bは、車幅方向に沿っている。
よって、バックドアパネル12のコーナー部N(角部)における止水性を向上させることができる。より具体的に説明すると、例えば図7(A)に示される比較例に係る樹脂バックドア100では、左右一対の側部アウタパネル134が、前部アウタパネルの左右半分ずつを構成するようになっており、インナパネル120の前辺縁部122における車幅方向中央部で接合されている。
したがって、この場合には、図7(B)に示されるように、側部アウタパネル134の前接合部140上に車体前後方向に沿った(雨水などが流れる方向に沿った)隙間Sが形成されてしまい、その隙間Sから雨水などが進入する懸念がある。また、隙間Sから雨水などが進入しないようにするためには、その隙間Sにウレタン接着剤Guを埋め込むなどの作業工程が必要となってしまう。
これに対し、本実施形態における前接合部40は、インナパネル20の左右辺縁部24上(上記領域R1内)に形成され、その前部アウタパネル32の左右両端部32Aにおける端面32Bが車幅方向に沿っている(雨水などが流れる方向と直交する方向に沿っている)。そして、雨水などを流すための流路Pがバックドアパネル12の外周縁部に形成されている。
したがって、前接合部40上に車幅方向に沿った隙間が形成されてしまっても、その隙間から雨水などが進入する懸念がない。つまり、本実施形態に係るバックドアパネル12によれば、前接合部40における隙間から雨水などが進入するのを抑制又は防止することができる。そして、その隙間を埋めるための作業工程も不要にすることができる。
なお、バックドアパネル12の三又部T(角部)においても、同様である。すなわち、バックドアパネル12の三又部Tでは、側部アウタパネル34の後端部34Bが後部アウタパネル36の突出部38に上方から重ね合わされて接着剤Gによって接合されている。したがって、バックドアパネル12の後部側における角部(三又部T)のねじり剛性を向上させることができる。
そして、バックドアパネル12の三又部Tにおける側部アウタパネル34の端面34Fは車幅方向に沿っており、雨水などを流すための流路Pがバックドアパネル12の外周縁部に形成されている。よって、その三又部T(角部)において、止水性を向上させることができる(後接合部42における隙間から雨水などが進入するのを抑制又は防止することができる)。
以上、本実施形態に係る車両用樹脂バックドア10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用樹脂バックドア10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、インナパネル20及びアウタパネル30は、それぞれ繊維強化樹脂材(FRP)によって成形される構成に限定されるものではない。
また、前部アウタパネル32の左右両端部32Aと側部アウタパネル34の前端部34Aとを重ね合わせて接合する前接合部40の位置は、コーナー部N(角部)のねじり剛性向上の観点からすれば、上記領域R2内であればよいが、バックドアパネル12の止水性向上の観点からすれば、上記領域R1内とすることが望ましい。
また、バックドアパネル12の止水性を良好に確保することができるのであれば、前部アウタパネル32の左右両端部32Aや側部アウタパネル34の後端部34Bは、それぞれ上方から重ね合わされていなくてもよい。そして、前部アウタパネル32の左右両端部32Aにおける端面32Bや側部アウタパネル34の後端部34Bにおける端面34Fは、それぞれ車幅方向に沿っていなくてもよい。
10 樹脂バックドア
12 バックドアパネル
12A 開口部
20 インナパネル
22 前辺縁部
24 左右辺縁部
26 後辺縁部
28 裾部
32 前部アウタパネル
32A 左右両端部(車幅方向外側端部)
32B 端面
34 側部アウタパネル
34A 前端部
34B 後端部
34F 端面
36 後部アウタパネル
38 突出部(車幅方向外側上端部)
40 前接合部
42 後接合部

Claims (5)

  1. 車幅方向に延在されて開口部を構成する前辺縁部車体前後方向に延在されて前記開口部を構成する左右辺縁部と車幅方向に延在されて前記開口部を構成する後辺縁部と前記後辺縁部の車体下方側に一体に設けられた裾部とを有する樹脂製のインナパネルと、
    車幅方向に延在され、前記前辺縁部とで閉断面形状を構成する前部アウタパネルと、
    車体前後方向に延在され、前記左右辺縁部とでそれぞれ閉断面形状を構成する左右一対の側部アウタパネルと、
    前記裾部とで閉断面形状を構成する後部アウタパネルと、
    前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部と前記側部アウタパネルの前端部とがそれぞれ重ね合わされて接合された前接合部と、
    前記後辺縁部の車幅方向外側端部で前記後部アウタパネルの車幅方向外側上端部と前記側部アウタパネルの後端部とがそれぞれ重ね合わされて接合された後接合部と、
    を備えた車両用樹脂バックドア。
  2. 前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部は、平面視で車体後方側へ曲折されており、前記側部アウタパネルの前端部に、それぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている請求項1に記載の車両用樹脂バックドア。
  3. 前記前部アウタパネルの車幅方向外側端部における端面は、車幅方向に沿っている請求項2に記載の車両用樹脂バックドア。
  4. 前記側部アウタパネルの後端部は、前記後部アウタパネルの車幅方向外側上端部に、それぞれ車体上方側から重ね合わされて接合されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用樹脂バックドア。
  5. 前記側部アウタパネルの後端部における端面は、車幅方向に沿っている請求項4に記載の車両用樹脂バックドア。
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