JP7328273B2 - 車両及びバックドア - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、車両及び車体後部に取り付けられるバックドアに関する。
特許文献1に、車両が開示されている。車両は、後部に開口を有する車体と、開口を開閉するバックドアと、を備えている。バックドアは、車体に対して回動可能な左右一対のヒンジを介して接続されている。バックドアのヒンジを含むコーナー部には、バックドアの開閉にあたり荷重がかかる。このため、当該部分を補強するための補強部材を備えている(特許文献1)。
特開2011-131784号公報
この種のバックドアでは、空力抵抗を低下させたり、意匠性を向上させたりする観点から傾斜を緩くする場合がある。かかる場合、結果として、大きなバックウィンドウガラスを保持することになる。質量の大きいバックウィンドウガラスを保持する場合には、さらなる剛性向上が要請される。本明細書は、バックドアを備える車両において、効率的にバックドアの剛性を向上させる技術を提供する。
本明細書は、車両を開示する。車両は、車体と、車体の後部に取り付けられるバックドアと、を備えている。バックドアは、バックウィンドウガラスと、ドアパネルと、ヒンジと、第1の補強部材と、第2の補強部材と、を備えている。ドアパネルは、車体内側に配置されるインナパネルと、車体外側に配置され前記バックウィンドウガラスが取り付けられるアウタパネルと、を有し、インナパネル及びアウタパネルは、それぞれ、上辺部と、側辺部と、下辺部とを備えてバックウィンドウガラスが取り付けられる開口端縁を規定している。ヒンジは、インナパネルの上辺部に固定され、バックドアを車体に対して回動可能に接続している。
第1の補強部材は、インナパネルの車体外側に重ねられてヒンジとともにインナパネルに固定され、インナパネルに固定されるヒンジを支持するヒンジ支持部から、車体上下方向下側には前記バックウィンドウガラスの上端縁であるガラス上端縁と重複する範囲に延在し、車体幅方向外側には側辺部に至る範囲に延在する形状を有するインナパネルに固定されたヒンジの支持部であるヒンジ支持部から、車体上下方向下側にはバックウィンドウガラスの上端縁であるガラス上端縁と重複する範囲に延在し、車体幅方向外側には前記側辺部に至る範囲に延在する形状を有している。
第2の補強部材は、多孔質部分を含み、ヒンジ支持部よりも車体幅方向外側における第1の補強部材とアウタパネルとの間の第1の空間を、前記ガラス上端縁の少なくとも一部と重複して充填するように配置されている。
上記バックドアでは、ヒンジ支持部の車体幅方向外側で第1の補強部材とアウタパネルとの間に形成される第1の空間に、第2の補強部材がガラス上端縁の少なくとも一部と重複して充填するように配置される。こうすることで、ドアパネルにおけるヒンジ支持部の外側及びバックドアのガラス上端縁に対応する部位の剛性を向上させることができる。本発明者らによれば、ヒンジ支持部の外側及びガラス上端縁は、バックドアの折れ変形などの基点となりやすいことがわかっている。上記構成によれば、ヒンジ支持部外側及びガラス上端縁周辺が第1の補強部材及び第2の補強部材で補強されるため、ヒンジ支持部外側及びガラス上端縁を含むコーナー部における折れ変形を抑制又は回避して剛性が高められたバックドアを備える車両を提供できる。
車両を模式的に示す図である。 バックドアの全体図(a)、バックドアの車体上下方向上側近傍の分解図(b)及び(c)を示す図である。 バックドアのコーナー部の拡大図を示す図である。 図3のA-A部における断面図を示す図である。 多孔質補強部材の拡大図(a)及びB-B部における断面図(b)を示す図である。 多孔質補強部材の発泡前及び発泡後を示す図である。
本技術の一実施形態は、車体と、車体の後部に取り付けられるバックドアと、を備えている。バックドアは、バックウィンドウガラスと、ドアパネルと、ヒンジと、第1の補強部材と、第2の補強部材と、を備えており、第1の補強部材及び第2の補強部材は、既述のとおりの構成を備えている。こうすることで、さらに、広い面積又は質量の大きいバックウィンドウガラス、傾斜が緩く設定されたバックウィンドウガラスであっても、確実にドアパネルで保持することができるようになる。また、こうすることで、ドアパネルの閉鎖断面空間の断面積を小さくすることも可能となる。例えば、ハイマウントストップランプなどの機器を、車体内側に取り付けるための空間をドアパネルの上辺部に形成することができる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、ドアパネルの上辺部と側辺部との間のコーナー部の内側屈曲点及び外側屈曲点を通過する線と交差して配置されていてもよい。こうすることで、バックドアのコーナー部におけるねじれ変形を効果的に抑制又は回避できる。
本技術の一実施形態において、インナパネルと第1の補強部材とアウタパネルとは、ドアパネルの上辺部と側辺部との間のコーナー部の内側屈曲点を含むコーナー部内側端縁において少なくとも1箇所の接合点を備えていてもよい。こうすることで、バックドアのコーナー部におけるねじれ変形を効果的に抑制又は回避できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、さらに、インナパネルとアウタパネルとの車体幅方向外側の接合部近傍のインナパネルとアウタパネルとの間の第2の空間を、ガラス上端縁と重複して充填するように配置されていてもよい。こうすることで、こうすることで、第2の補強部材は、効果的にコーナー部の剛性を向上できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、ヒンジ支持部の車体幅方向外側からインナパネルとアウタパネルとの車体幅方向外側の接合部に至る範囲にわたって連続して前記ガラス上端縁と重複して充填するように配置されていてもよい。こうすることで、第2の補強部材は一層効果的にコーナー部の剛性を向上できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、ヒンジ支持部の車体幅方向外側からインナパネルとアウタパネルとの車体幅方向外側の接合部に至る範囲にわたって連続してガラス上端縁と重複して充填するように配置されていてもよい。こうすることで、第2の補強部材は、こうすることで、一層効果的にコーナー部の剛性を向上できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、第1の補強部材の車体外側の面とアウタパネルの車体内側の面とに接合されていてもよい。こうすることで、第2の補強部材は効果的にコーナー部の剛性を向上できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、インナパネルとアウタパネルとの車体幅方向外側の接合部近傍の内周面に接合されていてもよい。こうすることで、第2の補強部材は、効果的にコーナー部の剛性を向上できる。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、前記ガラス上端縁の少なくとも一部と重複して、前記多孔質部分に加えて非多孔質部分を有していてもよい。こうすることで、第2の補強部材の剛性などの調整自由度が向上する。
本技術の一実施形態において、第2の補強部材は、その場発泡により生成されて前記ドアパネルに一体化されていてもよい。こうすることで、第2の補強部材は、発泡により空間を充填しかつ空間内面に接合される。これにより、第2の補強部材は、ドアパネルに簡易にかつ強固に一体化される。
本技術の一実施形態において、インナパネル及びアウタパネルの上辺部の閉鎖断面空間の断面積が、車体幅方向の中央部において最小化されていてもよい。ドアパネルの上端縁及びヒンジ支持部外側を含むコーナー部には第1及び第2の補強部材により、十分な剛性が付与されているため、例えば、かかる中央部にハイマウントストップランプを取り付けることができる。
本技術の一実施形態は、車体の後部に取り付けられるバックドアとしてもよい。かかるバックドアは、ドアパネルと、ヒンジと、第1の補強部材と、第2の補強部材と、を備えている。これらの要素は、いずれも、既述の車両において対応する要素と同一の形態を備えることができる。上記構成によれば、ヒンジ支持部外側のガラス上端縁が第1の補強部材及び第2の補強部材で補強されるため、ドアパネルの側辺部及び取り付けられたバックウィンドウガラスの上端縁における折れ変形を抑制又は回避できるバックドアを提供できる。
本技術の一実施形態において、さらに、前記開口端縁に前記バックウィンドウガラスが取り付けられていてもよい。
なお、バックドアは、通常、左右一対のヒンジと、左右一対の第1の補強部材と、左右一対の第2の補強部材を備えている。本技術の実施形態としては、左右一対の第1の補強部材のうち少なくとも一方と、この一方の第1の補強部材に対応する第2の補強部材と、を備えていればよい。
以下、本技術の実施形態として、車両について説明する。以下の図面において説明する車両10は、電動車両であって、車体12の後部にバックドア14を備えている。なお、図面における方向FRは、車体12の前後方向における前方を示し、方向RRは車体12の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車体幅方向の左方を示し、方向RHは車体12の幅方向における右方を示す。そして、方向UPは車体12の上下方向における上方を示し、方向DWは車体12の上下方向における下方を示す。なお、本明細書では、車体12の前後方向、車体12の幅方向、車体12の上下方向を、それぞれ単に前後方向、幅方向、上下方向と称することがある。
図1~図6を参照して、車両10について説明する。図1に示すように、車両10は、車体12と、バックドア14と、とを備えている。車体12は、特に限定されないが、スチール又はアルミニウム合金等で構成されている。車体12の後部には、ラゲージスペース12aが設けられるとともに、後方に向けて開口するバックドア開口12bが設けられている。バックドア14は、そのバックドア開口12bを開放及び閉塞するための可動部材である。
(ドアパネル)
図2に示すように、バックドア14は、ドアパネル20を備えている。ドアパネル20は、車体12の内側(ラゲージスペース12a側)に配置されるインナパネル22と、車体12の外側に配置されるアウタパネル24とを備えている。インナパネル22及びアウタパネル24は、略方形状の外周をそれぞれ備えて、上辺部26,側辺部28a、28b及び下辺部30を備えている。インナパネル22とアウタパネル24の上辺部26、側辺部28a、28b及び下辺部30の内周縁が、バックウィンドウガラス40を取り付けるための開口端縁32を規定している。
インナパネル22及びアウタパネル24とは、対向する端縁が適宜、溶接等において接合されており、両者が対向する内側の概ね全体において閉鎖断面空間を形成しており、ドアパネル20全体に剛性を付与している。図2に示す形態では、ハイマウントストップランプ80を取り付けるために、インナパネル22及びアウタパネル24の上辺部26の幅方向中央部は、上下方向上方に凹状に形成されている。このため、ハイマウントストップランプ80の取り付け位置は、上辺部26において、閉鎖断面空間の断面積が最小となっている。
(バックウィンドウガラス)
バックドア14には、特に限定するものではないが、例えば、接着剤によって、開口端縁32に対してバックウィンドウガラス40が取り付けられている。バックウィンドウガラス40は、アウタパネル24の車体外側に取り付けられている。バックウィンドウガラス40は、ドアパネル20の開口端縁32の上部端縁及び下部端縁に及ぶとともに、側辺部28a、28bの幅の全体を概ね覆うように取り付けられている。
図示はしないが、こうして取り付けられたバックウィンドウガラス40のドアパネル20の上辺部26、側辺部28a、28b及び下辺部30上にある部分は、樹脂製の外装パネルやシーリングなどによって被覆されている。
(ヒンジ)
図2及び図3に示すように、バックドア14は、左右一対のヒンジ50によって、車体12取り付けられている。バックドア14においては、ヒンジ50は、ドアパネル20の上辺部26に取り付けられている。ヒンジ50は、バックドア14を車体12の上部に対して回動可能に連結している。
図3に示すように、ヒンジ50は、ヒンジ取り付け部52とヒンジアーム54とを備えている。ヒンジ取り付け部52は、車体12のバックドア開口12b近傍の所定部位に固定されている。ヒンジアーム54は、特に限定するものではないが、幅方向に所定の幅と断面とを有する板状体として構成されている。ヒンジアーム54は、ヒンジ取り付け部52を基部として回動するように構成されている。
インナパネル22は、ヒンジアーム54の回動端を締結して支持するヒンジ支持部56を有している。ヒンジ支持部56は、ヒンジアーム54のヒンジ取り付け部52とは反対側の端部(回動端)を、インナパネル22の裏面にボルト55によって締結して構成されている。ヒンジ支持部56は、インナパネル22の上辺部26の上下方向上側及び幅方向外側寄りの所定位置に形成されている。
(ヒンジ補強部材)
図2及び図3に示すように、インナパネル22は、その上辺部26と側辺部28a、28bとの間のコーナー部27に、ヒンジ補強部材60を備えている。ヒンジ補強部材60は、インナパネル22のヒンジ支持部56を含んで、インナパネル22のコーナー部27のほぼ全体に及ぶがインナパネル22内に収まる略板状体に形成されている。より具体的には、ヒンジ補強部材60は、ヒンジ支持部56(インナパネル22の裏面にあるがその表面側相当部分)を含んで、上下方向下側(図3中の下向き矢印C)にはバックウィンドウガラス40が取り付けされた上端縁42を超えて、インナパネル22の開口端縁32の上端縁にまで及んでいる。また、ヒンジ補強部材60は、幅方向外側(図3中の右向き矢印D)にはインナパネル22の側辺部28bの外周縁手前であってその近傍にまで及んでいる。ヒンジ補強部材60は、また、インナパネル22の開口端縁32のコーナー部32aに沿う内方端縁64を備えている。ヒンジ補強部材60は、本明細書に開示される第1の補強部材の一例である。
図4に示すように、ヒンジ補強部材60は、適宜屈曲された所定の形状の板状体として形成されている。ヒンジ補強部材60は、インナパネル22のヒンジ支持部56においてヒンジアーム54を締結するボルト55によって固定されている。また、ヒンジ補強部材60のインナパネル22の上辺部26の外周縁に沿う端縁は、インナパネル22の表面22aに接合されている。
さらに、ヒンジ補強部材60の内方端縁64は、インナパネル22及びアウタパネル24に対して、開口端縁32においてスポット溶接により接合されている。すなわち、ヒンジ補強部材60の内方端縁64は、インナパネル22及びアウタパネル24のそれぞれの開口端縁32のコーナー部32aの内側屈曲点W1とその両側であって、それぞれ上辺部26の開口端縁32に沿う点W2及び側辺部28bの開口端縁に沿う点W3において、スポット溶接されている。
なお、ヒンジ補強部材60を内部に備えるドアパネル20の上辺部26、コーナー部27及び側辺部28b(又は28a)の外周縁は、互いに溶接により接合されている。
図4及び図5に示すように、ヒンジ補強部材60は、その表面60aとアウタパネル24の車体内側にある内面24aとの間で、アウタパネル24が形成する閉鎖断面空間の一部である断面空間S1を形成している。断面空間S1を備えることで、ヒンジ支持部56からドアパネル20の側辺部28bに至る範囲を補強している。断面空間S1は、本明細書に開示される第1の空間の一例である。
また、ヒンジ補強部材60の多孔質補強部材70の近傍の状態を図5(b)に示す。図5(b)に示すように、断面空間S1のうち、ヒンジ支持部56よりも幅方向外側の空間側がヒンジ支持部56から幅方向中央寄りの空間よりも断面積が大きくなるように形成されている。また、多孔質補強部材70の近傍においては、ヒンジ補強部材60の外縁62よりも幅方向外側に断面空間S2が形成されている。断面空間S2は、インナパネル22とアウタパネル24の接合部近傍において、インナパネル22の表面22aとアウタパネル24の内面24aとの間に形成されている。断面空間S2は、本明細書に開示される第2の空間の一例である。
(多孔質補強部材)
図3~図5に示すように、多孔質補強部材70は、ヒンジ補強部材60とアウタパネル24との間に形成された断面空間S1の一部に備えられている。多孔質補強部材70は、多孔質部分72を含んで高い剛性を発揮するように形成されている。なお、ここで、「多孔質」とは、全体としてランダムに三次的に分散した多数個の連通孔及び/又は独立孔である孔部を備えているマトリックスの状態をいい、「多孔質部分」とは、こうしたマトリックスを備える部分をいうものとする。一方、「非多孔質」とは、かかる孔部を備えておらず、実質的に中実状のマトリックスの状態をいい、「非多孔質部分」とは、こうしたマトリックスを備える部分をいう。
図2~図6に示すように、多孔質補強部材70は、ドアパネル20を前後方向後方から正面視したとき、全体として幅方向に伸びる長手形状を備えている。また、図5に示すように、多孔質補強部材70は、多孔質部分72と非多孔質部分74とを備えている。
図5に示すように、多孔質部分72は、多孔質補強部材70の主要な構成要素である。多孔質部分72は,加熱により発泡されたポリプロピレンフォームで構成されている。なお、発泡体としては、公知の高剛性を発揮できる発泡体材料を適宜用いることができる。特に限定するものではないが、例えば、発泡ゴム、発泡プラスチックであり、なかでも、硬質ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、EVA架橋発泡体、PET樹脂発泡体、フェノールフォーム、シリコーンフォーム、ポリ塩化ビニルフォーム、ユリアフォーム、アクリルフォーム、ポリイミドフォーム、EPDMフォーム等が挙げられる。
非多孔質部分74は、芯部76と外枠部78a、78b、78cとからなる。これらは、多孔質部分72を発泡前及び発泡後において支持する。芯部76は、多孔質部分72に内包された形態で保持されている。芯部76は、支持体としてのほか、多孔質補強部材70の剛性向上に貢献することができる。
外枠部78a、78bは、多孔質補強部材70の幅方向中央寄りの端縁及び上下方向下側の端縁を形成している。外枠部78cは、多孔質補強部材70の上側の端縁を形成している。多孔質補強部材70の幅方向外側は、外枠部を有していない。
外枠部78a、78b、78cは、発泡前の多孔質補強部材70を所定の位置に取り付けて保持する。また、これらは、発泡形状など発泡を規制する壁部としても機能する。また、多孔質補強部材70の剛性向上に貢献することができる。外枠部78a、78bは、多孔質部分72がバックウィンドウガラス40等に干渉しないためなどに設けられている。外枠部78cは、多孔質部分72が他の要素の組み付けに干渉しないために設けられている。一方、多孔質補強部材70の幅方向外側に外枠部を有していないことから、発泡性材料71は、幅方向外側には膨出するように発泡され、インナパネル22及びアウタパネル24との接合部まで到達される。
非多孔質部分74の材料は特に限定するものではないが、例えば、金属、セラミックス、プラスチックなどを適宜用いることができる。プラスチックとしては、例えば、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などを用いることができる。
多孔質補強部材70の形状や上端縁42を跨ぐ幅は、特に限定するものではなく、周囲の要素の形状や多孔質補強部材70の剛性等や求められる剛性に応じて適宜設定される。
図3に示すように、多孔質補強部材70は、ドアパネル20の開口端縁32のコーナー部32aの内側屈曲点W1及びコーナー部27の外側屈曲点W4を繋ぐ線上に、重複して配置されている。より具体的には、多孔質補強部材70の幅方向中央寄りの部分が上記線上に存在するように配置されている。また、多孔質補強部材70は、幅方向外側においてヒンジ補強部材60の外縁62を越えて配置されている。
図4~図5に示すように、多孔質補強部材70は、断面空間S1のうち、ヒンジ支持部56よりも幅方向外側の断面空間において、ヒンジ補強部材60とアウタパネル24との間を充填するように配置されている。また、多孔質補強部材70は、アウタパネル24の上面に取り付けられたバックウィンドウガラス40の上端縁42を跨いでその直下に連続して重なるように配置されている。
特に、図4及び図5(b)に示すように、多孔質補強部材70は、断面空間S1のうち、バックウィンドウガラス40の上端縁42の直下の断面空間を、アウタパネル24とヒンジ補強部材60との間を上下に隙間なく充填している。また、多孔質補強部材70は、ヒンジ補強部材60の表面60aとアウタパネル24の内面24aに接合されている。また、この断面空間においては、ドアパネル20の断面は、インナパネル22、ヒンジ補強部材60、多孔質補強部材70の多孔質部分72、非多孔質部分74、及びアウタパネル24とから構成されている。
多孔質補強部材70は、ヒンジ補強部材60の外縁62を越えて、アウタパネル24及びインナパネル22の接合部分にまで到達している。すなわち、多孔質補強部材70は、インナパネル22とアウタパネル24との外周縁の接合近傍の断面空間S2に及んで断面空間S2を充填してこれらの内表面にも接合されている。断面空間S2では、ヒンジ補強部材60の外縁を越えている。このため、この断面空間S2においては、ドアパネル20の断面は、インナパネル22、多孔質補強部材70の多孔質部分72、及びアウタパネル24とから構成されている。
図6に示すように、こうした多孔質補強部材70は、その場発泡により、ドアパネル20に一体化される。すなわち、多孔質補強部材70は、発泡前の状態でインナパネル22に重ねたヒンジ補強部材60に取り付けられ、少なくともアウタパネル24が組み付けられた後に加熱される。これにより、発泡性材料71が発泡して最終的に多孔質部分72を形成し、ガラス上端縁42に沿う所定範囲で断面空間S1及び断面空間S2を充填する。
まず、多孔質補強部材70は、インナパネル22に重ねたヒンジ補強部材60に、バックウィンドウガラス40の取り付け予定の上端縁42の所定範囲に組み付けられる。その後、アウタパネル24を取り付けた後、バックドア14の組み立て中又はその完了後に、ドアパネル20又は多孔質補強部材70が配置された部分が加熱されることで、発泡性材料71が発泡される。
発泡により、多孔質部分72は、バックウィンドウガラス40の上端縁42のヒンジ支持部56の外側から、ヒンジ補強部材60の外縁62を越えてインナパネル22及びアウタパネル24の外周縁の接合部にまで及んで充填し、これらの内面に接合される。また、発泡により、多孔質部分72は、ヒンジ補強部材60の表面60aとアウタパネル24の内面24aとの間を充填してこれらに接合される。
多孔質補強部材70の中央寄り、上縁及び下端は、外枠部78a、78b、78cにより規制されているため、バックウィンドウガラス40など他の要素には干渉しない。同時に、これらの外枠部78により、確実に、多孔質部分72は、ヒンジ補強部材60の表面60aとアウタパネル24の内面24aとの間を充填してこれらに接合される。
以上の実施形態によれば、ドアパネル20のコーナー部27において、ヒンジ補強部材60を備えるとともに、断面空間S1のヒンジ支持部56の外側にバックウィンドウガラス40の上端縁42と重複するように多孔質補強部材70を備えている。これにより、ドアパネル20のコーナー部27、特に、ヒンジ支持部56の外側における折れ変形に抵抗する剛性を付与することができる。また、バックウィンドウガラス40の上端縁42における折れ変形に抵抗する剛性を付与することができる。
したがって、以上の実施形態によれば、面積が大きいバックウィンドウガラス40、質量の大きいバックウィンドウガラス40、あるいは傾斜が緩く設定されたバックウィンドウガラス40であっても取り付けすることができるドアパネル構造を簡易に提供することができる。また、こうすることで、ドアパネルの閉鎖断面空間の断面積を小さくすることも可能となる。
また、多孔質補強部材70は、多孔質部分72を主としており、かつ、樹脂材料で構成されているため、車両質量を大きく上昇させることなく、ドアパネル20を補強することができる。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、バックドア14のドアパネル20の断面空間S1及び断面空間S2において、ヒンジ補強部材60、アウタパネル24、及びインナパネル22との間において、特別な充填構造及び接合構造を備えている。すなわち、多孔質補強部材70は、断面空間S1のヒンジ支持部56の外側において、ガラス上端縁42に沿って、上下方向においてはヒンジ補強部材60の表面60aとアウタパネル24の内面24aの間を充填しこれらに接合されている。また、幅方向外側においては、ヒンジ補強部材60を越えて、インナパネル22とアウタパネル24の外周縁の接合部内表面との間を充填し、これらに接合されている。このため、コーナー部27において、ドアパネル20とヒンジ補強部材60と多孔質補強部材70との強固な一体化を実現できて、高剛性が求められる部分において確実に高い剛性を実現できる。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、発泡前の多孔質補強部材70を加熱によりその場発泡により断面空間に一体化されている。このため、簡易かつ確実に、しかも強固な接合構造を得ることができる。
上記実施形態では、断面空間S1では、ヒンジ支持部56の幅方向外側では、中央寄りに比べてその断面積が大きくなっている。これにより、効果的にコーナー部27における剛性を向上させることができる。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、芯部76や外枠部78a、78b、78cを備えている。このため、意図した位置に確実に発泡前の多孔質補強部材70を配置し、かつ発泡を規制して確実にコーナー部27の剛性を向上させることができる。同時に、これらの芯部76、外枠部78a、78b、78cは、剛性向上に貢献できる場合もある。また、外枠部78a、78b、78cは、多孔質部分72と他の要素との干渉を抑制できる。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、ドアパネル20の開口端縁32のコーナー部32aの内側屈曲点W1とコーナー部27の外側屈曲点W4を繋ぐ線上に、その幅方向中央寄りの部分が存在するように配置されている。このため、応力が集中しやすい開口端縁32のコーナー部32aを効果的に補強することができる。
上記実施形態では、ヒンジ補強部材60の内方端縁64は、インナパネル22及びアウタパネル24のそれぞれの開口端縁32のコーナー部32aの内側屈曲点W1とその両側であって、それぞれ上辺部26の点W2及び側辺部28bの点W3において、スポット溶接されている。このため、応力が集中しやすい開口端縁23のコーナー部32aを効果的に補強することができる。コーナー部32aにおけるねじれ変形に抵抗する剛性を効果的に向上させることができる。多孔質補強部材70を、多孔質補強部材70はドアパネル20の内側屈曲点W1及び外側屈曲点W4を繋ぐ線上に配置することと組み合わせると、ねじれ変形に対する剛性向上に一層効果的である。
上記実施形態では、上辺部26において、閉鎖断面空間の断面積が最小となって、ハイマウントストップランプ80の取り付け位置が形成されている。上記実施形態では、ランプ16の取り付けのための取り付け位置において閉鎖断面空間の断面積が最小となっていても、コーナー部27が補強され剛性が向上されているため、質量が大きいバックウィンドウガラス40も取り付けすることができる。
以上の実施形態によれば、バックドア14を備える車両が開示されるほか、車体の後部に取り付けられるバックドア14が開示され、バックウィンドウガラス40が取り付けされる前のバックドア14も開示される。また、以上の実施形態によれば、バックドアの剛性向上方法、剛性が向上されたバックドアの製造方法も開示される。
なお、上記実施形態では、ドアパネル20の側辺部28bについて主として説明したが、左右一対のヒンジ補強部材60に対してそれぞれ多孔質補強部材70を備えるものとしてもよく、側辺部28aのみであってもよく、これに限定するものではない。少なくとも一方において、こうした補強構造を備えていればよい。
上記実施形態では、インナパネル22と、ヒンジ補強部材60と、アウタパネル24とは、コーナー部27の開口端縁32のパネルと第1の補強部材とアウタパネルとは、ドアパネル20の開口端縁32の開口コーナー部32aにおいて、3箇所で3部材を接合するものとしたが、これに限定するものではない。いずれか一箇所を備えていればよく、例えば、内側屈曲点W1においてのみこれら3者がスポット溶接されていてもよい。また、いずれか1点において3部材がスポット接合されていればよく、例えば、当該1点以外では、これらのうちの2部材、例えば、インナパネル22とヒンジ補強部材60、アウタパネル24とヒンジ補強部材60と、がスポット接合されていてもよい。
上記実施形態では、コーナー部27の内側屈曲点W1と外側屈曲点W4とを繋ぐ線上に多孔質補強部材70の一部が交差して配置されているとしたが、これに限定するものではない。当該線上に多孔質補強部材70がなくても、バックウィンドウガラス40の上端縁42及びヒンジ支持部56の外側での折れ変形に対する剛性を向上できる。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、断面空間S1のヒンジ支持部56の外側及び断面空間S2において、バックウィンドウガラス40の上端縁42の概ね全体にわたってドアパネル20の外周縁の接合部にまで連続して設けたがこれに限定するものではない。かかる上端縁42の少なくとも一部において、閉鎖断面空間S3を充填するものであればよい。また、上端縁42に沿う1箇所又は複数の箇所において、閉鎖断面空間S3を充填するものであってもよい。こうすることでも、上端縁42近傍やヒンジ支持部56外側における折れ変形やねじれ変形に抵抗する剛性を向上できる場合がある。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、断面空間S1の一部においてガラス上端縁42に重複するように、多孔質部分72と非多孔質の芯部76とを備えるものとしたが、これに限定するものではない。非多孔質の芯部76を備えていなくても、多孔質部分72で剛性を向上させることができる。また、多孔質補強部材70は、外枠部78a、78b、78cを備えるものとしたが、これに限定するものではない。発泡の規制の必要性に応じて適宜設定される。
上記実施形態では、多孔質補強部材70は、その場発泡により配置するものしたが、これに限定するものではない。適当な剛性を有する多孔質補強部材70を、必要に応じて接着剤などを用いて配置するようにしてもよい。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書、又は、図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書又は図面に例示した技術は、複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:車体
12b:バックドア開口
14:バックドア
20:ドアパネル
22:インナパネル
24:アウタパネル
32:開口端縁
40:バックウィンドウガラス
50:ヒンジ
60:ヒンジ補強部材
70:多孔質補強部材
80:ハイマウントストップランプ
S1、S2:断面空間
W1:内側屈曲点
W4:外側屈曲点

Claims (12)

  1. 車両であって、
    車体と
    前記車体の後部に取り付けられるバックドアであって、
    バックウィンドウガラスと、
    ドアパネルであって、車体内側に配置されるインナパネルと、車体外側に配置され前記バックウィンドウガラスが取り付けられるアウタパネルと、を有し、前記インナパネル及び前記アウタパネルは、それぞれ、上辺部と、側辺部と、下辺部とを備えて、前記バックウィンドウガラスが取り付けられる開口端縁を規定する、ドアパネルと、
    ヒンジであって、前記インナパネルの前記上辺部に固定され、前記バックドアを前記車体に対して回動可能に接続するヒンジと、
    第1の補強部材であって、前記インナパネルの車体外側に重ねられて前記ヒンジとともに前記インナパネルに固定され、前記インナパネルに固定される前記ヒンジを支持するヒンジ支持部から、車体上下方向下側には前記バックウィンドウガラスの上端縁であるガラス上端縁と重複する範囲に延在し、前記車体幅方向外側には前記側辺部に至る範囲に延在する形状を有する、第1の補強部材と、
    第2の補強部材であって、多孔質部分を含み、前記ヒンジ支持部よりも車体幅方向外側において前記第1の補強部材と前記アウタパネルとの間の第1の空間を、前記ガラス上端縁の少なくとも一部と重複して充填するように配置される、第2の補強部材と、
    を備える、バックドアと、
    を備える、車両。
  2. 前記第2の補強部材は、前記ドアパネルの前記上辺部と前記側辺部との間のコーナー部の内側屈曲点及び外側屈曲点を通過する線と交差して配置されている、請求項1に記載の車両。
  3. 前記インナパネルと前記第1の補強部材と前記アウタパネルとは、前記ドアパネルの前記上辺部と前記側辺部との間のコーナー部の内側屈曲点を含むコーナー部内側端縁において少なくとも1箇所の接合点を備える、請求項1又は2に記載の車両。
  4. 前記第2の補強部材は、さらに、前記インナパネルと前記アウタパネルとの車体幅方向外側の接合部近傍の前記インナパネルと前記アウタパネルとの間の第2の空間を、前記ガラス上端縁と重複して充填するように配置されている、請求項1~3のいずれかに記載の車両。
  5. 前記第2の補強部材は、前記ヒンジ支持部の車体幅方向外側から前記インナパネルと前記アウタパネルとの車体幅方向外側の接合部に至る範囲にわたって連続して前記ガラス上端縁と重複して充填するように配置されている、請求項1~4のいずれかに記載の車両。
  6. 前記第2の補強部材は、前記第1の補強部材の車体外側の面と前記アウタパネルの車体内側の面とに接合されている、請求項1~5のいずれかに記載の車両。
  7. 前記第2の補強部材は、前記インナパネルと前記アウタパネルとの車体幅方向外側の接合部近傍の内周面に接合されている、請求項1~6のいずれかに記載の車両。
  8. 前記第2の補強部材は、前記ガラス上端縁の少なくとも一部と重複して、前記多孔質部分に加えて非多孔質部分を有している、請求項1~7のいずれかに記載の車両。
  9. 前記第2の補強部材は、その場発泡により生成されて前記ドアパネルに一体化されている、請求項1~8のいずれかに記載の車両。
  10. 前記インナパネル及びアウタパネルの前記上辺部の閉鎖断面空間の断面積が、車体幅方向の中央部において最小化されている、請求項1~9のいずれかに記載の車両。
  11. 車体の後部に取り付けられるバックドアであって、
    ドアパネルであって、車体内側に配置されるインナパネルと、車体外側に配置されバックウィンドウガラスが取り付けられるアウタパネルと、を有し、前記インナパネル及び前記アウタパネルは、それぞれ、上辺部と、側辺部と、下辺部とを備えて前記バックウィンドウガラスが取り付けられる開口端縁を規定する、ドアパネルと、
    ヒンジであって、前記インナパネルの前記上辺部に固定され、前記バックドアを前記車体に対して回動可能に接続するヒンジと、
    第1の補強部材であって、前記インナパネルの車体外側に重ねられて前記ヒンジとともに前記インナパネルに固定され、前記インナパネルに固定される前記ヒンジを支持するヒンジ支持部から、車体上下方向下側には前記バックウィンドウガラスの上端縁であるガラス上端縁と重複する範囲に延在し、前記車体幅方向外側には前記側辺部に至る範囲に延在する形状を有する、第1の補強部材と、
    第2の補強部材であって、多孔質部分を含み、前記ヒンジ支持部よりも車体幅方向外側において前記第1の補強部材と前記アウタパネルとの間を、前記ガラス上端縁の少なくとも一部と重複して充填するように配置される、第2の補強部材と、
    を備える、バックドア。
  12. さらに、前記開口端縁に前記バックウィンドウガラスが取り付けられている、請求項11に記載のバックドア。
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