JP2019084886A - 自動車用ピラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の骨格部材間に透明部材が架け渡された構成において、骨格部材の幅を細くする。
【解決手段】自動車用ピラー構造10では、自動車のAピラー14の長手方向に延在する第1骨格部材16と第2骨格部材18との間に、透明部材としてのピラーガラス20が架け渡されている。第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、断面に継目が無い筒状をなしており、各骨格部材16、18に含まれる平面状の透明部材結合面32、42にピラーガラス20が結合されている。このため、2枚の板材を溶接して骨格部材を形成する場合のフランジや、ピラーガラス20を結合するためのフランジが必要ない。これにより、各骨格部材16、18の幅を細くすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用ピラー構造に関する。
下記特許文献1に記載された車体側部構造では、窓枠状に形成されたAピラーが、車両前後方向に並ぶ閉断面構造のAピラーアッパ及びサブピラー(一対の骨格部)を有しており、これら一対の骨格部間にコーナー窓ガラスが架け渡されている。これにより、運転者の車外視認性を向上させるようにしている。
特開2013−112077号公報
しかしながら、上記一対の骨格部は、2枚の板材が溶接用のフランジにおいてスポット溶接されて閉断面を形成しており、そのフランジにコーナー窓ガラスが結合される構成になっている。このため、各骨格部の幅がフランジの分だけ太くなっており、乗員の視界が狭められるという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、一対の骨格部材間に透明部材が架け渡された構成において、骨格部材の幅を細くすることができる自動車用ピラー構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る自動車用ピラー構造は、自動車のピラーの長手方向に延在する一対の骨格部材と、透明に形成されて前記一対の骨格部材間に架け渡された透明部材と、を備え、前記骨格部材は、断面に継目が無い筒状をなしており、前記骨格部材の外周面には、前記透明部材が結合された平面状の透明部材結合面が含まれている。
請求項1に記載の発明では、自動車のピラーの長手方向に延在する一対の骨格部材間に、透明に形成された透明部材が架け渡されている。一対の骨格部材は、断面に継目が無い筒状をなしており、各骨格部材に含まれる平面状の透明部材結合面に透明部材が結合されている。このため、2枚の板材を溶接して骨格部材を形成する場合のフランジや、透明部材を結合するためのフランジが必要ない。これにより、各骨格部材の幅を細くすることができる。
請求項2に記載の発明に係る自動車用ピラー構造は、請求項1において、前記一対の骨格部材のうちの一方の外周面には、ウインドシールドが結合された平面状のシールド結合面が含まれている。
請求項2に記載の発明によれば、断面に継目が無い筒状をなす一対の骨格部材のうちの一方の外周面には、透明部材が結合された平面状の透明部材結合面と、ウインドシールドが結合された平面状のシールド結合面とが含まれている。これにより、ウインドシールドを結合するためのフランジを上記一方の骨格部材に設ける必要がなくなるので、ウインドシールドが結合される骨格部材の幅を細くすることができる。
請求項3に記載の発明に係る自動車用ピラー構造は、請求項2において、前記一方の骨格部材は、前記ウインドシールドと前記透明部材との間に段差部が形成されることで、前記シールド結合面が前記透明部材結合面よりも車内側に退避して配置されている。
請求項3に記載の発明によれば、透明部材が結合された透明部材結合面と、ウインドシールドが結合されたシールド結合面とが外周面に含まれた骨格部材には、ウインドシールドと透明部材との間に段差部が形成されており、シールド結合面が透明部材結合面よりも車内側に退避して配置されている。これにより、例えばウインドシールドに噴きかけられたウォッシャー液が上記の段差部に沿って上方側(自動車のルーフ側)へ流れ易くなり、透明部材側へ流れ難くなる。
以上説明したように、本発明に係る自動車用ピラー構造によれば、一対の骨格部材間に透明部材が架け渡された構成において、骨格部材の幅を細くすることができる。
本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造が適用された自動車の車室前部を車両左方側から見た斜視図である。 図1のF2−F2線に沿った切断面を拡大して示す断面図である。 比較例を示す図2に対応した断面図である。
以下、図1及び図2を用いて本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造10について説明する。なお、各図中に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印RH(OUT)は、自動車用ピラー構造10が適用された自動車(車両)12の前方(進行方向)、上方、右方(車幅方向の外方)をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1及び図2に示されるように、本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造10は、自動車12のピラーであるAピラー14に対して適用されている。なお、図1及び図2では、車両左側のAピラー14の図示を省略しているが、左右のAピラー14は左右対称に形成されている以外は同様の構成とされている。以下、右側のAピラー14を、単に「Aピラー14」と称し、左側のAピラー14の構成についての説明を省略する。
Aピラー14は、一対の骨格部材としての第1骨格部材16及び第2骨格部材18と、透明部材(透明板)であるピラーガラス20と、内装部材であるピラーガーニッシュ22(図1以外では図示省略)とを備えている。第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、Aピラー14の長手方向に延在しており、Aピラー14の骨格を構成している。これらの第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、車両後方側へ向かうほど車両上方側へ向かうように傾斜しており、図示しないAピラーロアとフロントヘッダとの間に直接又は別の骨格部材を介して架け渡されている。第1骨格部材16は、ウインドシールド(フロントウインドシールド)24の右端部(車幅方向一方側の端部)に沿って延在している。第2骨格部材18は、第1骨格部材16に対して車両後方側に隙間26をあけて配置されており、第1骨格部材16に沿って延在している。
第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、例えば高張力鋼板からなる異形パイプによって構成されており、長手方向(延在方向)から見て異形(略矩形)の閉断面を形成している。これらの第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、3次元熱間曲げ焼き入れ(3-Dimensional Hot Bending and Direct Quench;3DQ)によって製造されたものであり、断面に継目(溶接部)が無い筒状をなしている。3次元熱間曲げ焼き入れでは、閉断面構造の材料に対して、ロボットを用いて熱間曲げ加工と高周波焼き入れ加工とを一つの工程で行う。それにより、任意の3次元の曲げ形状と焼き入れによる強度向上とを同時に得ることができる。以下、第1骨格部材16及び第2骨格部材18の構成について詳細に説明する。
第1骨格部材16は、車外側に配置された外側壁16Aと、外側壁16Aの前端部から車幅方向内側かつ車両後方側へ延びる前側壁16Bと、前側壁16Bの車幅方向内側端部から車両後方側かつ車幅方向外側へ延びる内側壁16Cと、内側壁16Cの後端部から車幅方向外側かつ車両前方側へ延びる後側壁16Dとを有しており、後側壁16Dの車幅方向外側端部が外側壁16Aの後端部に繋がっている。外側壁16Aは、第1骨格部材16の長手方向から見た断面が略クランク状に曲がっており、外側壁16Aの中間部には、段差状(階段状)の段差部16A1が形成されている。これにより、外側壁16Aの後部は、外側壁16Aの前部よりも車外側に突出している。
第1骨格部材16の外周面には、ウインドシールド24の結合面であるシールド結合面30と、ピラーガラス20の結合面である透明部材結合面32とが含まれている。具体的には、第1骨格部材16の車外側の面、すなわち外側壁16Aの車外側の面のうち、段差部16A1よりも車両前方側(車幅方向内側)の部位がシールド結合面30とされており、段差部16A1よりも車両後方側(車幅方向外側)の部位が透明部材結合面32とされている。これらのシールド結合面30及び透明部材結合面32は、何れも平面状に形成されている。そして、外側壁16Aに上記の段差部16A1が形成されることで、シールド結合面30が透明部材結合面32よりも車内側に退避して配置されている。なお、シールド結合面30及び透明部材結合面32は、厳密に平面状である必要はなく、僅かに湾曲したものでもよい。
第2骨格部材18は、車外側に配置された外側壁18Aと、外側壁18Aの前端部から車幅方向内側かつ車両後方側へ延びる前側壁18Bと、前側壁18Bの車幅方向内側端部から車両後方側かつ車幅方向外側へ延びる内側壁18Cと、内側壁18Cの後端部から車幅方向外側かつ車両前方側へ延びる後側壁18Dとを有しており、後側壁18Dの車幅方向外側端部が外側壁18Aの後端部に繋がっている。後側壁18Dは、第2骨格部材18の長手方向から見た断面が略W字状に曲がっており、中間部が段差状(階段状)の段差部18D1とされている。
また、後側壁18Dの車幅方向内側端部は、内側壁18Cに沿うように車両後方側へ屈曲しており、内側壁18Cの後部に対して車幅方向外側から重ね合わされている。これにより、車両後方側へフランジ状に延びる突出部36が形成されている。この突出部36には、フロントサイドドア38とAピラー14との間をシールするゴム製のオープニングウェザストリップ40が取り付けられている。この突出部36は、車内側から見てフロントサイドドア38の前端部と重なる領域、すなわち乗員が車外を視認する際に元々死角となる領域に配置されている。
第2骨格部材18の外周面には、ピラーガラス20の結合面である透明部材結合面42が含まれている。具体的には、第2骨格部材18の車外側の面、すなわち外側壁18Aの車外側の面が、透明部材結合面42とされている。この透明部材結合面42は、平面状に形成されている。なお、透明部材結合面42は、厳密に平面状である必要はなく、僅かに湾曲したものでもよい。
ピラーガラス20は、例えば無機ガラス又は高強度透明樹脂によって構成されており、透明な板状に形成されている。なお、高強度透明樹脂としては、例えばガラス繊維によって強化されたポリカーカーボネート(PC−GF)や、セルロース・ナノ・ファイバーによって強化されたポリカーボネート(PC−CNF)等が挙げられる。このピラーガラス20は、第1骨格部材16と第2骨格部材18との間に架け渡されている。
具体的には、ピラーガラス20は、第1骨格部材16及び第2骨格部材18の車外側に結合されており、Aピラー14の車外側の意匠面を形成している。このピラーガラス20は、Aピラー14の長手方向と直交する方向を板厚方向として配置されている。ピラーガラス20の前端部は、第1骨格部材16の透明部材結合面32に対して車外側に配置されており、ウレタンシーラント等の接着剤44を介して透明部材結合面32に結合(接合)されている。接着剤44の車両後方側には、図示しないクッションゴムが配設されており、当該クッションゴムによって透明部材結合面32(外側壁16A)とピラーガラス20の前端部との間の隙間が塞がれている。
ピラーガラス20の後端部は、第2骨格部材18の透明部材結合面42に対して車外側に配置されており、ウレタンシーラント等の接着剤46を介して透明部材結合面42に結合(接合)されている。接着剤46の車両前後方向の両側には、図示しないクッションゴムが配設されており、これらのクッションゴムによって透明部材結合面42(外側壁18A)とピラーガラス20の後端部との間の隙間が塞がれている。
ピラーガラス20の車両前方側かつ車幅方向内側には、ウインドシールド24の車幅方向端部(右端部)が配置されている。ウインドシールド24の車幅方向端部は、第1骨格部材16のシールド結合面30に対して車外側に配置されており、ウレタンシーラント等の接着剤48を介してシールド結合面30に結合(接合)されている。ウインドシールド24の車幅方向端部とピラーガラス20の前端部との間の隙間は、ウインドシールド24の外周部に装着されたゴム製のウインドシールドモールディング50によって塞がれている。
一方、図1に示されるピラーガーニッシュ22は、例えば樹脂によって形成されており、Aピラー14の車内側の意匠面を形成している。このピラーガーニッシュ22は、第1骨格部材16を車内側から覆った第1ピラーガーニッシュ部22Aと、第2骨格部材18を車内側から覆った第2ピラーガーニッシュ部22Bとを有している。第1ピラーガーニッシュ部22Aと第2ピラーガーニッシュ部22Bとの間には、開口23が形成されている。この開口23は、Aピラー14の長手方向に沿って延在している。この開口23を介してピラーガラス20が車内側に露出している。
上記構成のAピラー14では、第1骨格部材16と第2骨格部材18との間に透明なピラーガラス20が架け渡されている。これにより、自動車12の運転席に着座した乗員(図示省略)や助手席PSに着座した乗員Pが、第1骨格部材16と第2骨格部材18との間の隙間26から車外を視認可能とされている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の自動車用ピラー構造10では、自動車12のAピラー14の長手方向に延在する第1骨格部材16及び第2骨格部材18の間に、透明に形成されたピラーガラス20が架け渡されている。第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、断面に継目が無い筒状をなしており、各骨格部材16、18の外周面に含まれる平面状の透明部材結合面32、42にピラーガラス20が結合されている。このため、2枚の板材を溶接して骨格部材を形成する場合のフランジや、ピラーガラス20を結合するためのフランジが必要ない。これにより、各骨格部材16、18の幅を細くすることができる。その結果、乗員の車外視認性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1骨格部材16の外周面には、ピラーガラス20が結合された平面状の透明部材結合面32と、ウインドシールド24が結合された平面状のシールド結合面30とが含まれている。これにより、ウインドシールド24を結合するためのフランジを第1骨格部材16に設ける必要がなくなるので、ウインドシールド24が結合される第1骨格部材16の幅を細くすることができる。
さらに、本実施形態では、第1骨格部材16は、ウインドシールド24とピラーガラス20との間に段差部16A1が形成されており、シールド結合面30が透明部材結合面32よりも車内側に退避して配置されている。これにより、例えばウインドシールド24に噴きかけられたウォッシャー液が段差部16A1に沿って上方側(自動車12のルーフ側)へ流れ易くなり、ピラーガラス20側へ流れ難くなる。したがって、ピラーガラス20にウォッシャー液が付着することを防止又は効果的に抑制できる。
上述した効果について、図3に示される従来のAピラー100(以下、「比較例100」と称する)を用いて補足説明する。この比較例100は、本実施形態と同様に、第1骨格部材102と第2骨格部材104との間にピラーガラス106が架け渡された構成になっている。但し、第1骨格部材102及び第2骨格部材104は、それぞれ2枚の鋼板であるインナパネル108、110とアウタパネル112、114とがスポット溶接により結合されることで閉断面を形成している。なお、第2骨格部材104においては、インナパネル110とアウタパネル114との間に、別の鋼板であるリインフォースメント116が配設されている。
この比較例100では、第1骨格部材102及び第2骨格部材104が溶接用のフランジ102A、102B、104A、104Bにおいてスポット溶接されており、ウインドシールド118及びピラーガラス106が上記のフランジ102A、102B、104Aに結合された構成になっている。このため、フランジ102A、102B、104A、104Bの分だけ各骨格部材102、104の幅が太くなっている。また、この比較例100は、複数枚の鋼板(板材)を結合する構成であるため、部品点数が多くなっている。
これに対し、本実施形態に係る第1骨格部材16及び第2骨格部材18は、3次元熱間曲げ焼き入れによって製造された異形パイプによって構成されているため、十分な強度を確保しつつ、幅(断面)を細くすることができる。しかも、2枚の板材を溶接する場合と比較して、部品点数や溶接の工程を削減することができる。また、第1骨格部材16のように、ウインドシールド24及びピラーガラス20の結合面32、42を確保することも可能である。さらに、各骨格部材16、18の断面に継目(溶接部)が無いため、各骨格部材16、18の捩りに対する剛性が向上する。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、第1骨格部材16及び第2骨格部材18(一対の骨格部材)が、3次元熱間曲げ焼き入れによって形成された構成にしたが、これに限るものではない。例えば、一対の骨格部材が、熱間押出法等によって製造される構成にしてもよい。また、一対の骨格部材の材料は、高張力鋼板に限るものではなく、例えばアルミニウム等の軽金属であってもよい。
また、上記実施形態では、第1骨格部材16及び第2骨格部材18(一対の骨格部材)が略矩形状(略階段状)に形成された構成にしたが、これに限るものではない。骨格部材は、透明部材が結合される平面状の透明部材結合面を外周面に含むものであればよく、骨格部材の断面形状は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、本発明に係る自動車用ピラー構造が、自動車12のAピラー14に対して適用された場合について説明したが、これに限らず、本発明に係る車両用ピラー構造は、自動車のCピラー等に対しても適用可能である。また、Aピラーとフロントサイドドアとの間に略三角形の固定ガラス(FIXガラス)が設けられる車両においては、当該固定ガラスが結合される平面状の結合面を、第2骨格部材の外周面に設定してもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 自動車用ピラー構造
12 自動車
14 Aピラー(ピラー)
16 骨格部材
18 骨格部材
20 ピラーガラス(透明部材)
24 ウインドシールド
28 段差部
30 シールド結合面
32 透明部材結合面
42 透明部材結合面

Claims (3)

  1. 自動車のピラーの長手方向に延在する一対の骨格部材と、
    透明に形成されて前記一対の骨格部材間に架け渡された透明部材と、を備え、
    前記骨格部材は、断面に継目が無い筒状をなしており、前記骨格部材の外周面には、前記透明部材が結合された平面状の透明部材結合面が含まれている自動車用ピラー構造。
  2. 前記一対の骨格部材のうちの一方の外周面には、ウインドシールドが結合された平面状のシールド結合面が含まれている請求項1に記載の自動車用ピラー構造。
  3. 前記一方の骨格部材は、前記ウインドシールドと前記透明部材との間に段差部が形成されることで、前記シールド結合面が前記透明部材結合面よりも車内側に退避して配置されている請求項2に記載の自動車用ピラー構造。
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