JP4127226B2 - 車体骨格構造 - Google Patents

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本発明は、車体における骨格構造、とくに、フロントピラーとルーフレールとの連結部分における構造に関する。
図1及び図7に例示されているように、車体におけるフロントピラー1とルーフレール2とが連結されて上下前後方向に対しそれぞれ傾斜した角部3は、重ね合わされたアウタパネル4及びリンホース5とインナパネル6とが接合された略多角形中空断面7の構造が従来から採用されているが、車両の前面衝突時に車両前方から大きな入力が加えられると、図7の2点鎖線で示すように、中空断面7の車両後方下側稜線部8が内側へ折れ込んで多角形状が崩れることにより、車体骨格が角部3で車両後方へ折れ曲がって車室が変形しやすくなるという問題があった。
このため、従来は角部3におけるA部の範囲にわたり内面に沿ってさらにリンホース9を追加したり、あるいは、角部3に適当な間隔をおいて複数のバルクヘッドを追加することが考えられたが、前者の場合断面係数は増大しても、角部3の折れ込みやすさが必ずしも解消できるとは限らないと共に、多数の板材をスポット溶接することには技術的に制約があり、また、後者の場合には、車体骨格のコスト増大と生産性の大幅な悪化とを招くという欠点がある。
なお、車両におけるピラーの曲げ剛性を高めるものとして、下記特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
特開2001−233242号公報
この場合には、閉断面のピラー内にハット状、Z状、コ字状等の補強部材を配置しているが、いずれの補強部材もピラーの直線部分内に設けられていて、ピラーとルーフレールとを連結する角部の強度を高めるものとは関係がない。
本発明は、車体における骨格構造の強度を効果的に増大させようとするものである。
このため、本発明にかかる車体骨格構造は、フロントピラーとルーフレールとが角部で連結され、上記角部が略多角形の中空断面を形成すると共に、上記フロントピラー内から上記角部を通って上記ルーフレール内へ延びる補強部材を有し、上記補強部材は上記中空断面内において略三角形閉断面を形成して、その一辺が上記角部の平坦な車室側内面に固着されると共に、山型断面部分が上記中空断面を横切って上記中空断面の車外側へ延び、上記山型断面部分の頂部が上記角部の車外側内面と小隙を隔てて対向するように構成されている。
すなわち、略三角形閉断面の補強部材がフロントピラー内から角部を通ってルーフレール内へ延び、補強部材の一辺が角部の平坦な車室側内面に固着されると共に、補強部材の山型断面部分が角部の車室側内面から角部の中空断面を横切って車外側へ延びていて、山型断面部分の頂部が角部の車外側内面と小隙を隔てて対向するように構成されているので、角部に対する補強作用が効果的であるため、車両の前面衝突時に車両前方から大きな入力が加えられても、フロントピラーとルーフレールとを連結する角部が曲がりにくくなる結果、車体骨格が角部で車両後方へ折れ曲がって車室が変形することは容易に抑制され、乗員の保護を図ることが可能となり、また、補強部材は角部の車室側内面に固着されていても、角部の車外側内面とは固着する必要がないので、補強部材の形状及び取付け方法も容易に簡単なものとなって、車体骨格の製造コストを低減させることが可能となる。
以下、本発明の実施例について、前記従来装置との同等部分及び各実施例の同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
図1及び図2に示す第1実施例において、車体におけるフロントピラー1とルーフレール2とが連結されて上下前後方向に対しそれぞれ傾斜した角部3は、重ね合わされたアウタパネル4及びリンホース5とインナパネル6とが接合された略多角形の中空断面7を有し、フロントピラー1から角部3を通ってルーフレール2へ延びるA部の範囲にわたって、略V字状の折り曲げ板10及びベース板11からなる略三角形閉断面の補強部材12がインナパネル6の内面、すなわち、角部3の車室側内面に溶着されている。
このとき、折り曲げ板10の辺13はインナパネル6の車両後方下側稜線部8付近から中空断面7を横切ってリンホース5の車両前方上側稜線部14付近にまで延び、また、折り曲げ板10の辺15はインナパネル6の車室側上方稜線部分16付近から中空断面7を横切ってリンホース5の車両前方上側稜線部14付近にまで延び、補強部材12の頂部17が車両前方上側稜線部14に小隙を隔てて対向している。
従って、車両の前面衝突時に車両前方から大きな入力が加えられて、車体骨格構造の角部3が変形しようとした場合、まず、補強部材12の頂部17が車両前方上側稜線部14の内側へ相対的に嵌まり込んで両者が噛み合うことにより、頂部17が車両前方上側稜線部14に対し横ずれ、または、すべりを起こすことは制止され、また、補強部材12が略三角形の閉断面を有していて、補強部材12自身の強度が比較的大きいため、角部3における補強部材12のうち、折り曲げ板10の辺13が車両後方下側稜線部8付近と車両前方上側稜線部14付近との間で突っ張り材として作用し、かつ、折り曲げ板10の辺15が車室側上方稜線部分16付近と車両前方上側稜線部14付近との間で突っ張り材として作用する。
しかも、略三角形閉断面である補強部材12はフロントピラー1から角部3を通ってルーフレール2へ延びていて、角部3を通る長手方向と角部3の中空断面7を横切る方向との両方向に延びており、かつ、補強部材12が角部3の車室側内面から車外側に向かって突出する山型の閉断面を形成していると共に、補強部材12の車室側がインナパネル6の内面と面接触していて、補強部材12による角部3の補強力が非常に大きいので、稜線部8、16が中空断面7の内側へ折れ込むことを効果的に抑制することができる。
このため、車体骨格が角部3で車両後方へ折れ曲がって車室が変形することは容易に抑制されるので、乗員の保護を図ることが可能となる。
また、補強部材12は略三角形閉断面の簡単な形状ですみ、しかも、補強部材12のベース板11を予めインナパネル6に溶着しておくことにより、角部3の中空断面7内に補強部材12を容易に収容させることができ、このとき、補強部材12を角部3の車外側内面を形成するリンホース5と固着する必要がなく、補強部材12の形状及び取付け方法も容易に簡単なものとなって、補強部材12の組付け工数の格別な増加を防止することができるようになるので、車体骨格の製造コストを低減させることが可能となる大きな利点がある。
なお、車両の前面衝突時に、角部3のうち車両後方下側稜線部8の内側折れ込みがとくに憂慮される場合は、補強部材12に代えて図3に示す第2実施例のように、車両後方下側稜線部8の内側折れ込みを抑制する補強部材20を設けるようにしてもよいものである。
図4に示す第3実施例においては、車体におけるフロントピラーとルーフレールとが連結されて上下前後方向に対しそれぞれ傾斜した角部3は、アウタパネル4及びリンホース5が接合されて、アウタパネル4の車室内側に配置されたリンホース5とインナパネル6とが接合されることにより略多角形の中空断面7が形成され、インナパネル6の上部6´は車幅方向内側へ延びて、図示しない前窓上枠に連結されている。
また、第1実施例の場合と同様にフロントピラー1から角部3を通ってルーフレール2へ延びる略三角形閉断面の補強部材12は、略V字状の折り曲げ板10及びベース板11から構成されて、インナパネル6の内面、すなわち、角部3の車室側内面に溶着されて面接触していると共に、角部3の車室側内面から中空断面7を横切り車外側に向かって突出する山型の閉断面を形成し、補強部材12の頂部17がリンホース5の車両前方上側面に小隙を隔てて対向している。
従って、車両の前面衝突時に車両前方から大きな入力が加えられて、車体骨格構造の角部3が変形しようとした場合、まず、補強部材12の頂部17がリンホース5の車両前方上側面と当接することとなるが、補強部材12が略三角形の閉断面を有していて、補強部材12自身の強度が比較的大きく、また、略三角形閉断面である補強部材12はフロントピラー1から角部3を通ってルーフレール2へ延びていて、角部3を通る長手方向と角部3の中空断面7を横切る方向との両方向に延びており、さらに、補強部材12の車室側がインナパネル6の内面と面接触していて、補強部材12による角部3の補強力が非常に大きいので、角部3が変形することを効果的に抑制することができる。
このため、車体骨格が角部3で車両後方へ折れ曲がって車室が変形することは容易に抑制されるので、乗員の保護を図ることが可能となり、上記各実施例と同様な作用効果を奏することができる。
なお、第3実施例における補強部材12に代えて図5に示す第4実施例のように、略板状補強部材30の一端がインナパネル6の車両後方下側内面に溶着され、補強部材30の他端が中空断面7を横切ってリンホース5の車両前方上側面に小隙を隔てて対向するように構成してもよいものである。
さらに、図6に示す第5実施例は、第3実施例におけるインナパネル6の上部6´がリンホース5の上端部と接合されることにより略多角形の中空断面7が形成され、他の構造は第3実施例と同等であって、第3実施例と同等の作用効果を奏することができるものである。
本発明の第1実施例における要部の概略側面図。 図1のII−II横断面拡大図。 本発明の第2実施例における図2相当の横断面図。 本発明の第3実施例における図2相当の横断面図。 本発明の第4実施例における図2相当の横断面図。 本発明の第5実施例における図2相当の横断面図。 従来技術における図2相当の横断面図。
符号の説明
1 フロントピラー
2 ルーフレール
3 角部
7 略多角形中空断面
8、14、16 稜線部
12,20,30 補強部材

Claims (2)

  1. フロントピラーとルーフレールとが角部で連結され、上記角部が略多角形の中空断面を形成すると共に、上記フロントピラー内から上記角部を通って上記ルーフレール内へ延びる補強部材を有し、上記補強部材は上記中空断面内において略三角形閉断面を形成して、その一辺が上記角部の平坦な車室側内面に固着されると共に、山型断面部分が上記中空断面を横切って上記中空断面の車外側へ延び、上記山型断面部分の頂部が上記角部の車外側内面と小隙を隔てて対向するように構成された車体骨格構造。
  2. 請求項1において、上記補強部材は上記角部の車室側内面の稜線部付近から上記角部の車外側内面の稜線部付近にまで延びた車体骨格構造。
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