JP6477286B2 - 自動車用ピラー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ピラー構造に関する。
自動車用ピラー構造として、例えば、下記特許文献1には、フロントピラー(ピラー)の骨格を構成しフロントピラーの外形を成す保持部材(ガラス保持部)の内側に透明部材が設けられ、当該透明部材によって視認性を向上させる技術が開示されている。なお、保持部材には、ウィンドシールドガラスを保持する保持部及びサイドドアガラスを保持する保持部が設けられている。また、下記引用文献2には、トラックのフロントピラーを構成するフロントコーナ部材(ガラス保持部)の幅寸法が40〜58mmとされ、視認性を向上させる技術が開示されている。
特開2006−273057号公報 特開2006−096270号公報
しかしながら、これらの先行技術では、少なくともガラス保持部に相当する部位では、死角領域が形成されてしまう。さらに、上記特許文献2に記載された先行技術では、基本的にトラックを想定したものであり、このフロントピラーを乗用車に適用させた場合、フロントピラーの幅寸法が40〜58mmでは、フロントピラーとして充分な強度・剛性を確保することは困難である。
本発明は、上記事実を考慮し、ピラーとしての強度・剛性を担保しつつ、視認性をさらに向上させることができる自動車用ピラー構造を得ることが目的である。
請求項1に記載された自動車用ピラー構造は、明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持するガラス保持部と、を備え、前記ガラス保持部は、前記透明部の車両幅方向の内側に設けられ、車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスの車両幅方向の一端部を保持する第1ガラス保持部と、前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、車室側部に設けられた第2ガラスの車両前後方向の一端部を保持する第2ガラス保持部と、を含んで構成され、前記第1ガラス保持部及び前記第2ガラス保持部において、前記透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法は運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるように設定され、かつ前記透明部において、乗員による視認が可能となる当該透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿った視認可能な幅寸法は上部から下部に亘って運転者の瞳孔中心間距離を含む60mm以上となるように設定されている。
請求項1に記載された自動車用ピラー構造では、車両上下方向を長手方向として透明樹脂で形成された透明部が備わっている。そして、少なくとも透明部における車両幅方向の外側には、ガラスを保持するガラス保持部が設けられている。
発明では、当該ガラス保持部以外にピラーの骨格を構成する透明部が設けられているため、ガラス保持部の幅寸法を運転者の瞳孔中心間距離以下に設定しても自動車用ピラーとしての強度・剛性を担保することが可能となる。
なお、「瞳孔中心間距離」とは、右眼の瞳孔中心と左眼の瞳孔中心との間の距離のことである。また、ここでは、ガラス保持部において、透明部の一部が当該ガラス保持部を構成する場合と、透明部とは別途形成されたガラス保持部が接着や溶着等により透明部に一体に設けられる場合が含まれる。
また、ガラス保持部は、透明部の車両幅方向の内側に設けられた第1ガラス保持部と、透明部の車両幅方向の外側に設けられた第2ガラス保持部と、を含んで構成されている。また、ガラスは車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスと、車室側部に設けられた第2ガラスと、を含んで構成されている。そして、第1ガラス保持部によって第1ガラスの車両幅方向の一端部が保持され、第2ガラス保持部によって第2ガラスの車両前後方向の一端部が保持されるようになっている。
このように、第1ガラス保持部及び第2ガラス保持部の幅寸法が、運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるようにそれぞれ設定されることにより、第1ガラス保持部及び第2ガラス保持部の前方に視認可能領域を形成することができる。
さらに、透明部において、乗員による視認が可能となる当該透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿った視認可能な幅寸法が、透明部の上部から下部に亘って運転者の瞳孔中心間距離を含む60mm以上となるように設定することで、ピラーの強度・剛性を担保しつつ、運転者の視認領域内において、ガラス保持部と透明部とが重ならないようにすることができる。これにより、当該透明部を通して見る視界がガラス保持部によって遮られないようにすることができる。つまり、ガラス保持部によって死角領域が形成されないようにして、視認性を向上させることができる。
請求項に記載された自動車用ピラー構造は、透明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持するガラス保持部と、を備え、前記ガラス保持部は、前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスの車両幅方向の一端部を保持する第3ガラス保持部と、前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、前記第3ガラス保持部と車両前後方向に隣接して配置され、車室側部に設けられた第2ガラスの車両前後方向の一端部を保持する第4ガラス保持部と、を含んで構成され、前記第3ガラス保持部及び前記第4ガラス保持部において、前記透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿った幅寸法は運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるように設定されている。
請求項に記載された自動車用ピラー構造では、車両上下方向を長手方向として透明樹脂で形成された透明部が備わっている。そして、少なくとも透明部における車両幅方向の外側には、ガラスを保持するガラス保持部が設けられている。本発明では、当該ガラス保持部以外にピラーの骨格を構成する透明部が別途設けられているため、ガラス保持部の幅寸法を運転者の瞳孔中心間距離以下に設定しても自動車用ピラーとしての強度・剛性を担保することが可能となる。なお、ここでは、ガラス保持部において、透明部の一部が当該ガラス保持部を構成する場合と、透明部とは別途形成されたガラス保持部が接着や溶着等により透明部に一体に設けられる場合が含まれる。
また、ガラス保持部は、透明部の車両幅方向の外側に設けられた第3ガラス保持部、第4ガラス保持部を含んで構成されており、第3ガラス保持部と第4ガラス保持部とは車両前後方向に隣接して配置されている。また、ガラスは車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスと、車室側部に設けられた第2ガラスと、を含んで構成されている。そして、第3ガラス保持部によって第1ガラスの車両幅方向の一端部が保持され、第4ガラス保持部によって第2ガラスの車両前後方向の一端部が保持されるようになっている。
以上のように、本発明では、透明部における車両幅方向の外側に、第3ガラス保持部と第4ガラス保持部とが車両前後方向に隣接して配置されているため、ピラーの車両幅方向の一端側にのみガラス保持部が設けられることになる。このため、本発明によれば、ピラーの車両幅方向の両端側にガラス保持部が設けられた場合と比較して視認性をさらに向上させることができる。
ここで第3ガラス保持部と第4ガラス保持部とは車両前後方向に隣接して配置されているため、第3ガラス保持部と第4ガラス保持部を比較して幅寸法が大きい方の幅寸法が運転者の瞳孔中心間距離以下となるように設定される。一般に、車室前部又は車室後部に設けられる第1ガラスを保持する第3ガラス保持部は接着剤を含むシール材が設けられており、車室側部に設けられた第2ガラスを保持する第4ガラス保持部には当該第2ガラスを挟持するドアシール及び当該ドアシールが装着されるリテーナが設けられる。このため、第4ガラス保持部の幅寸法の方が第3ガラス保持部の幅寸法よりも大きくなる。したがって、本発明では、第4ガラス保持部の幅寸法を運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるように設定される。これにより、ガラス保持部の前方に視認可能領域を形成することができる。
請求項に記載された自動車用ピラー構造は、請求項1又は請求項2に記載の自動車用ピラー構造において、前記透明部において、不透明に着色されて前記運転者から前記ガラス保持部を隠す不透明部が設けられている。
請求項3に記載された自動車用ピラー構造では、透明部には不透明に着色された不透明部が設けられている。これにより、運転者からガラス保持部を隠し、運転者からガラス保持部が見えないようにしている。
請求項に記載された自動車用ピラー構造は、請求項1又は請求項2に記載の自動車用ピラー構造において、透明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持し、当該透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法が運転者の瞳孔中心間距離以下となるように設定されたガラス保持部と、を備え、前記透明部において、不透明に着色されて前記運転者から前記ガラス保持部を隠す不透明部が設けられている。
請求項4に記載された自動車用ピラー構造では、車両上下方向を長手方向として透明樹脂で形成された透明部が備わっている。そして、少なくとも透明部における車両幅方向の外側には、ガラスを保持するガラス保持部が設けられている。当該ガラス保持部は、透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法が運転者の瞳孔中心間距離以下となるように設定されている。
このように、ガラス保持部の幅寸法を運転者の瞳孔中心間距離以下となるように設定することによって、ガラス保持部の前方に視認可能領域を形成することができる。また、本発明では、当該ガラス保持部以外に透明部が別途設けられているため、ガラス保持部の幅寸法を運転者の瞳孔中心間距離以下に設定しても自動車用ピラーとしての強度・剛性を担保することが可能となる。そして、当該透明部には不透明に着色された不透明部が設けられており、これにより、運転者からガラス保持部を隠し、運転者からガラス保持部が見えないようにしている。
請求項1に記載の自動車用ピラー構造では、ピラーにおいて、強度・剛性を担保しつつ、視認性をさらに向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2に記載の自動車用ピラー構造では、ピラーの車両幅方向の両端側にガラス保持部が設けられた場合と比較して視認性をさらに向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3に記載の自動車用ピラー構造では、車室内の美観が損われないようにすることができる、という優れた効果を有する。
請求項4に記載の自動車用ピラー構造では、ピラーにおいて、強度・剛性を担保しつつ、視認性を向上させ、また、車室内の美観が損われないようにすることができる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造が適用された自動車の車室内を車両上方から見た平面図である。 本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造が適用された自動車を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る自動車用ピラー構造を示す図2の3−3線に沿って切断したときの断面図である。 (B)は、本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造の作用を説明するための説明図であり、(A)は、(B)の比較例である。 (B)は、本発明の実施形態に係る自動車用ピラー構造の作用を説明するための説明図であり、(A)は、(B)の比較例である。 本発明の第2の実施形態に係る自動車用ピラー構造を示す図2の3−3線に沿って切断したときの断面図である。
本実施の形態に係る自動車用ピラー構造について図面を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは車両右方側を示している。
<第1実施形態>
(自動車用ピラー構造の構成)
まず、第1の実施形態に係る自動車用ピラー構造の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る自動車用ピラー構造10が適用された自動車11の車室内12の前部には、第1ガラスとしての透明板状のウィンドシールドガラス14が設けられている。
このウィンドシールドガラス14は、車両幅方向の中央部が車両前方側へ向かって膨らむ湾曲形状とされており、ウィンドシールドガラス14は車両上方側へ向かうにつれて車両後方側へ向かって傾斜して配置されている。ウィンドシールドガラス14の下端部14Aは、車室内12の前部を構成する図示しないダッシュパネルの上端部において車両幅方向に沿って配設されたカウル15に接着剤(図示省略)で固定されている。また、ウィンドシールドガラス14の上端部14Bは、車室内12の上部を構成するルーフ16(図2参照)の前端部において、車両幅方向に沿って配設されたフロントヘッダ17に接着剤(図示省略)で固定されている。
自動車11の車室内12の側部には、第2ガラスとしての透明板状のサイドドアガラス18が設けられている。このサイドドアガラス18の車両前後方向の前端部18Aとウィンドシールドガラス14の車両幅方向の外端部14Cの間には、フロントピラー20が配設されている。なお、このフロントピラー20は車両上方側へ向かうにつれて車両後方側へ向かって傾斜して配置されている。そして、一般に、フロントピラー20は、シート21に着座している着座乗員に対して死角領域Aを形成する部材とされる。
ここで、フロントピラー20について説明する。
図1及び図3に示されるように、フロントピラー20は、例えば、ポリカーボネートやアクリル等の透明の強化樹脂によって形成され、平断面視で中実の略矩形状を成す柱状(中実の略矩形柱状)の透明部22をその骨格としており、車両上下方向に沿って配置されている。
一例として、透明部22の上端部及び下端部には、図示はしないがナットがそれぞれ設けられており、当該ナットを介して図示しないブラケットの一端側が透明部22に取付けられるようになっている。ブラケットは、鉄や鋼等によって板状に形成されており、透明部22の上端部に取付けられたブラケットの他端側は、ルーフ16の車両幅方向において鉄や鋼等で形成され車両前後方向に延在されたルーフサイドレール24(図2参照)に対して溶接等によって固定されている。また、透明部22の下端部に取付けられたブラケットの他端側は、溶接等によって鉄や鋼等で形成されたカウル15等に固定されている。このようにして、樹脂で形成されたフロントピラー20が、金属製のルーフサイドレール24やカウル15等の車体骨格に固定される。
図3に示されるように、透明部22の前部22Aの車両幅方向の両側には、平断面視で略L字状に切り欠かれた切欠き部28、30が設けられており、透明部22の前部22Aは後部22Bよりも車両幅方向の寸法が狭くなっている。切欠き部28、30は、長手方向(車両上下方向)の略全域に亘ってそれぞれ設けられている。切欠き部28を形成したことにより第1ガラス保持部としてのガラス保持部32が構成されている。同様に、切欠き部30を形成したことにより第2ガラス保持部としてのガラス保持部34が構成されている。
ガラス保持部32には、ウレタンシーラント等の接着剤36が直接塗布されており、当該接着剤36を介して、ウィンドシールドガラス14の車両幅方向の外端部14C側が保持されるようになっている。なお、透明部22の前面22A1は、ウィンドシールドガラス14の形状に略合わせて湾曲形状となるように形成されており、透明部22は平断面視でウィンドシールドガラス14との間で連続的な曲面が形成されるように設定されている。
また、接着剤36は、伸縮性を有しており、ウィンドシールドガラス14とフロントピラー20との間をシールすると共に伸縮性を利用して気温の変化によるウィンドシールドガラス14とフロントピラー20との伸縮差を吸収する。さらに、ウィンドシールドガラス14の車両幅方向の外端部14Cとガラス保持部32の隙間35にはモールディング37が配設されており、当該モールディング37によってこの隙間35が埋められるようになっている。
一方、ガラス保持部34には、帯状のステンレス鋼等を折り曲げて形成されたリテーナ38が固定されており、当該リテーナ38は平断面視で車両幅方向の外側が開口された略U字状を成している。そして、当該リテーナ38の一部を構成する底壁38Aが、ガラス保持部34の一部を構成し車両前後方向に沿って形成された縦壁34Aに対して、スクリュー40を介して固定されている。
また、リテーナ38には、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等の弾性部材で形成されたドアシール42が装着されており、当該ドアシール42を介して、サイドドアガラス18の前端部18Aがガラス保持部34に保持されるようになっている。このドアシール42により、車室内12の気密性が保持されている。
また、リテーナ38の前壁38Bは、透明部22の前面22A1との間で連続的な曲面が形成されるように設定されている。リテーナ38の前壁38Bの透明部22側には、ポリ塩化ビニル等で形成されたシール部材43が設けられており、リテーナ38の前壁38Bと透明部22の前面22A1の隙間が埋められるようになっている。さらに、リテーナ38の底壁38Aの前壁38B側には、ガラス保持部34の縦壁34Aとの間にスポンジ等で形成されたシール部材41が設けられており、リテーナ38の底壁38Aとガラス保持部34の縦壁34Aの隙間が埋められるようになっている。これらのシール部材41、43によっても車室内12の気密性が保持されている。
ここで、本実施形態では、透明部22の長手方向に対して略直交する方向に沿った幅寸法D1は、運転者の瞳孔中心間距離D以上となるように設定されている。なお、「瞳孔中心間距離」とは、右眼P1の瞳孔中心と左眼P2の瞳孔中心との間の距離のことであり、例えば、日本人の成人では、約60〜65mmである。また、ガラス保持部32、34において、透明部22の長手方向に対して略直交する方向に沿った幅寸法D2、D3は、運転者の瞳孔中心間距離D以下となるようにそれぞれ設定されている。
図4(A)に示されるように、フロントピラー100において運転者のアイポイントとしての右眼P1と左眼P2で結ぶ眼基線Pに対して、右眼P1を通って略直交する直線を直線Qとし、左眼P2を通って略直交する直線を直線Rとしている。なお、眼基線P、直線Q、直線Rは、それぞれ右眼P1の瞳孔中心、左眼P2の瞳孔中心を通る線である。
そして、図3に示されるように、直線Qとガラス保持部34の車両幅方向の内縁部34Bを通って直線Qと平行な直線Sとの間で形成される領域をBとする。つまり、領域Bは、透明部22において、直線Sよりも車両幅方向の外側に存在する領域である。この領域Bは、運転者から見て透明部22を通じてガラス保持部34が視認可能な領域となっている。
このため、この領域B内において、透明部22には、ガラス保持部34の車室内12側に不透明部44が設けられ、ガラス保持部34の車室外13側に不透明部45が設けられている。これらの不透明部44、45は、それぞれ不透明に着色されており、運転者からガラス保持部34が見えないようにしている。
また、直線Rとガラス保持部32の車両幅方向の外縁部32Aを通って直線Rと平行な直線Tとの間で形成される領域をCとする。つまり、領域Cは、透明部22において、直線Tよりも車両幅方向の内側に存在する領域である。この領域Cは、運転者から見て透明部22を通じてガラス保持部32が視認可能な領域となっている。
このため、この領域C内において、透明部22には、ガラス保持部32の車室内12側で当該ガラス保持部32と接触する部分に不透明部46が設けられている。また、ガラス保持部32の車室外13側で当該ガラス保持部32と接触する部分には不透明部47が設けられている。これらの不透明部46、47は、それぞれ不透明に着色されており、運転者からガラス保持部32が見えないようにしている。
なお、不透明部44、45は、透明部22における領域Bの略全域に亘って設けられているが、不透明部46、47のように、ガラス保持部32と接触する部分のみに不透明部が設けられてもよい。運転者の視認領域とガラス保持部32、34とが重なる領域は死角領域A(図1参照)となるため、それ以外の領域において不透明部を形成すると当該死角領域Aが増えるからである。このため、ガラス保持部32、34の形状等によって、不透明部の領域は適宜変更される。
(自動車用ピラー構造の作用・効果)
次に、第1の実施形態に係る自動車用ピラー構造の作用・効果について説明する。
図1及び図3に示されるように、本実施形態では、フロントピラー20の骨格が略矩形柱状の透明部22によって構成されており、透明部22の車両幅方向の内側にはガラス保持部32が設けられ、透明部22の車両幅方向の外側にはガラス保持部34が設けられている。
一般に、図4(A)に示されるように、フロントピラー100は死角領域Aを形成する。これに対して、本実施形態では、図3に示されるように、フロントピラー20の一部を構成するガラス保持部32、34の幅寸法D2、D3は、運転者の瞳孔中心間距離D以下となるようにそれぞれ設定されている。
これにより、本実施形態では、図4(B)に示されるように、ガラス保持部32、34の前方に視認可能領域Eを形成することができる。したがって、フロントピラー20を挟んで運転者と反対側の車室外13を視認することができ、運転者の視界がフロントピラー20によって妨害されることが抑制される。なお、死角領域Aは、運転者の右眼P1の死角領域A1と左眼P2の死角領域A2との交わり部分である。
さらに、本実施形態では、図3に示されるように、フロントピラー20において、ガラス保持部32、34以外に、フロントピラー20の骨格を構成する矩形柱状の透明部22が別途設けられている。これにより、ガラス保持部32、34の幅寸法D2、D3を運転者の瞳孔中心間距離D以下に設定してもフロントピラー20としての強度・剛性を担保することができる。つまり、本実施形態によれば、フロントピラー20において、強度・剛性を担保しつつ、視認性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、図3に示されるように、透明部22の幅寸法D1は、運転者の瞳孔中心間距離D以上となるように設定されている。図5(A)に示されるように、透明部102の幅寸法D4が、運転者の瞳孔中心間距離D未満となるように設定された場合、運転者の視認領域E(右眼P1の視認領域E1と左眼P2の視認領域E2)内において、ガラス保持部32、34と透明部102とが重なり、透明部102の前方に死角領域Aが形成されてしまう。
しかし、本実施形態では、上述のように、図3に示す透明部22の幅寸法D1は、運転者の瞳孔中心間距離D以上となるように設定されている。このため、本実施形態では、図5(B)に示されるように、運転者の視認領域E内において、ガラス保持部32、34と透明部22とが重ならないようにすることができる。
これにより、透明部22を通して見る視界がガラス保持部32、34によって遮られないようにすることができる。つまり、当該ガラス保持部32、34によって死角領域A(図5(A)参照)が形成されないようにして、視認性を向上させることができる。したがって、本実施形態によれば、フロントピラー20の強度・剛性を担保しつつ、視認性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、透明部22に切欠き部28を形成し、当該切欠き部28によってガラス保持部32を構成している。つまり、ガラス保持部32を構成する透明部22に直接接着剤36を塗布してウィンドシールドガラス14を保持している。
このため、透明部22とウィンドシールドガラス14との間に図示しないガラス保持部材が介在された場合と比較して、死角領域A(図1参照)を狭くして、視認性を向上させることができる。また、部品点数が削減されるため、車体質量の軽量化及びコストの低減を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図3に示されるように、フロントピラー20の透明部22における領域B内には不透明部44、45が設けられ、領域C内には不透明部46、47が設けられている。
一般に、透明部22にガラス保持部32、34を設けるとなると、車室内12側及び車室外13側からガラス保持部32、34は視認可能とされ、美観が損なわれてしまう可能性がある。しかし、本実施形態では、運転者から見て透明部22を通じてガラス保持部34が視認可能な領域C内において、ガラス保持部32の車室内12側及び車室外13側に不透明部46、47をそれぞれ設けている。また、運転者から見て透明部22を通じてガラス保持部34が視認可能な領域B内において、ガラス保持部34の車室内12側及び車室外13側に不透明部44、45をそれぞれ設けている。
これにより、ガラス保持部32、34の車室内12側及び車室外13側が透明であったとしても、運転者や外部からガラス保持部32、34が見えないようにしている。このため、車室内12や外部からの美観が損われないようにすることができる。また、透明部22の着色により車室内12や外部のデザイン性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、図3に示されるように、透明部22の一部に切欠き部28、30が形成され、当該切欠き部28、30によってガラス保持部32、34がそれぞれ構成されている。つまり、本実施形態では、透明部22自体にガラス保持部32、34が形成された例について説明したが、本発明は、これに限るものではない。
例えば、図示はしないが、透明部22とガラス保持部32、34とは独立した部材としてそれぞれ形成され、溶着や締結等により一体化されるようにしてもよい。つまり、ガラス保持部32、34は、透明部22の車両幅方向の内側、外側にそれぞれ隣接して設けられてもよい。
また、本実施形態では、透明部22は略矩形柱状を成し、透明部22の前面は、ウィンドシールドガラス14の形状に略合わせて湾曲状となるように形成されているが、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、透明部22が同じ板厚を有する厚肉の透明板によって形成されてもよい。また、本実施形態では、透明部22は中実状であればよく、その断面形状については特に問うものではない。
さらに、本実施形態では、ガラス保持部32、34の幅寸法D2、D3は、運転者の瞳孔中心間距離D以下となるようにそれぞれ設定されているが、ガラス保持部32、34のうち何れか一方の幅寸法が運転者の瞳孔中心間距離D以下となるように設定されていればよい。
一般に、ウィンドシールドガラス14を保持するガラス保持部32は接着剤36が設けられており、サイドドアガラス18を保持するガラス保持部34にはサイドドアガラス18の前端部18Aを挟持するドアシール42がリテーナ38と共に設けられるようになっている。したがって、ガラス保持部34の幅寸法D3の方がガラス保持部32の幅寸法D2よりも大きくなる。
このため、ガラス保持部34の幅寸法D3を運転者の瞳孔中心間距離D以下となるように設定することで、当該ガラス保持部32の幅寸法D2を運転者の瞳孔中心間距離D以下となるように設定する場合よりも死角領域A(図1参照)を狭くすることができる。
また、本実施形態では、ガラス保持部32の車室内12側及び車室外13側に不透明部46、47が設けられ、ガラス保持部34の車室内12側及び車室外13側に不透明部44、45が設けられている。しかし、少なくともガラス保持部32に不透明部46が設けられ、ガラス保持部34に不透明部44が設けられていればよい。これにより、車室内12の美観が損われないようにすることができる。さらに、フロントピラー20において、強度・剛性を担保しつつ、視認性をさらに向上させるという観点では、当該不透明部は必ずしも必要ではない。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下では、第1実施形態と異なる部分のみ説明し、第1実施形態と同一の部分については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
(自動車用ピラー構造の構成)
まず、第2の実施形態に係る自動車用ピラー構造の構成について説明する。
図3に示されるように、上述の第1の実施形態に係る自動車用ピラー構造10を構成するフロントピラー20では、透明部22の車両幅方向の両側にガラス保持部32、34がそれぞれ設けられている。これに対して、図6に示されるように、第2の実施形態に係る自動車用ピラー構造48を構成するフロントピラー50では、透明部52の車両幅方向の外側にガラス保持部56、58が設けられている。
第2ガラス保持部としてのガラス保持部56の車両幅方向の内側かつ車両前方側に第1ガラス保持部としてのガラス保持部58が設けられている。ガラス保持部56には、帯状のステンレス鋼等を折り曲げて形成されたリテーナ57が固定されるようになっており、当該リテーナ57における車両前後方向の前部に位置する前壁57Aは、透明部52の前面52Aから突出する位置に配置されている。
そして、ガラス保持部58は、透明部52の前面52Aに設けられており、ガラス保持部58とガラス保持部56とは車両前後方向に隣接して配置されている。また、ガラス保持部56、58の幅寸法D5、D6は、運転者の瞳孔中心間距離D以下となるようにそれぞれ設定されている。
ここで、ガラス保持部56とガラス保持部58とは車両前後方向に隣接して配置されているため、ガラス保持部56とガラス保持部58を比較して、幅寸法が大きい方が運転者の瞳孔中心間距離D以下となるように設定される。
前述のように、サイドドアガラス18を保持するガラス保持部56の幅寸法D5の方が、ウィンドシールドガラス60を保持するガラス保持部56の幅寸法D6よりも大きくなる。このため、ガラス保持部56の幅寸法D5を運転者の瞳孔中心間距離D以下となるように設定することで、必然的にガラス保持部58の幅寸法D6は運転者の瞳孔中心間距離D未満とされる。
また、透明部52の幅寸法D7は、運転者の瞳孔中心間距離D以上となるように設定されている。但し、本実施形態では、視界を遮るガラス保持部が透明部52の車両幅方向の両側に設けられていないため、当該幅寸法D7は、運転者の瞳孔中心間距離D未満であってもよい。
上述のように、リテーナ57の前壁57Aは、透明部52の前面52Aから突出する位置に配置されている。そして、リテーナ57の前壁57Aは、ウィンドシールドガラス60の外端部60Aの車両幅方向の外側に配置されている。これにより、車両側面視でウィンドシールドガラス60の外端部60Aが外部に露出しないようにしている。
また、リテーナ57の前壁57Aのウィンドシールドガラス60側には、ポリ塩化ビニル等で形成されたシール部材43が設けられており、リテーナ57の前壁57Aとウィンドシールドガラス60の間の隙間が埋められるようになっている。
(自動車用ピラー構造の作用・効果)
次に、第2の実施形態に係る自動車用ピラー構造の作用・効果について説明する。
図6に示されるように、本実施形態におけるフロントピラー50では、透明部52の車両幅方向の外側に、ガラス保持部56、58が設けられ、当該ガラス保持部56とガラス保持部58とは車両前後方向に隣接して配置されている。つまり、本実施形態では、フロントピラー50の車両幅方向の外側にのみガラス保持部56、58が設けられている。
したがって、本実施形態によれば、図3に示されるように、フロントピラー20の車両幅方向の両端側にガラス保持部32、34が設けられた場合と比較して、視認性を向上させることができる。
なお、以上の実施形態では、図1に示されるように、本発明の自動車用ピラー構造10を車室前部に設けられたウィンドシールドガラス14と車室側部に設けられたサイドドアガラス18との間における運転席側のフロントピラー20に適用された構成として説明しているが、これに限るものではない。例えば、助手席側のフロントピラー20に適用させてもよい。また、図示はしないが、車室後部に設けられたリヤウィンドシールドガラスと車室側部に設けられたサイドドアガラスとの間に配設されたリヤピラーに適用させてもよい。
10 自動車用ピラー構造
11 自動車
12 車室内
14 ウィンドシールドガラス(第1ガラス)
18 サイドドアガラス(第2ガラス)
20 フロントピラー
22 透明部
32 ガラス保持部(第1ガラス保持部)
34 ガラス保持部(第2ガラス保持部)
44 不透明部
45 不透明部
44 不透明部
47 不透明部
48 自動車用ピラー構造
50 フロントピラー
52 透明部
56 ガラス保持部(第4ガラス保持部)
58 ガラス保持部(第3ガラス保持部)
60 ウィンドシールドガラス(第1ガラス)
D 運転者の瞳孔中心間距離
D1 幅寸法(透明部の視認可能な幅寸法)
D2 幅寸法(第1ガラス保持部の幅寸法)
D3 幅寸法(第2ガラス保持部の幅寸法)
D5 幅寸法(第4ガラス保持部の幅寸法)
D6 幅寸法(第3ガラス保持部の幅寸法)
D7 幅寸法(透明部の視認可能な幅寸法)

Claims (4)

  1. 明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、
    少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持するガラス保持部と、
    備え、
    前記ガラス保持部は、
    前記透明部の車両幅方向の内側に設けられ、車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスの車両幅方向の一端部を保持する第1ガラス保持部と、
    前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、車室側部に設けられた第2ガラスの車両前後方向の一端部を保持する第2ガラス保持部と、
    を含んで構成され、
    前記第1ガラス保持部及び前記第2ガラス保持部において、前記透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法は運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるように設定され、かつ前記透明部において、乗員による視認が可能となる当該透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿った視認可能な幅寸法は上部から下部に亘って運転者の瞳孔中心間距離を含む60mm以上となるように設定されている自動車用ピラー構造。
  2. 透明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、
    少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持するガラス保持部と、
    を備え、
    前記ガラス保持部は、
    前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、車室前部又は車室後部に設けられた第1ガラスの車両幅方向の一端部を保持する第3ガラス保持部と、
    前記透明部の車両幅方向の外側に設けられ、前記第3ガラス保持部と車両前後方向に隣接して配置され、車室側部に設けられた第2ガラスの車両前後方向の一端部を保持する第4ガラス保持部と、
    を含んで構成され、
    前記第4ガラス保持部において、前記透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法は運転者の瞳孔中心間距離を含む65mm以下となるように設定されている自動車用ピラー構造。
  3. 前記透明部において、不透明に着色されて前記運転者から前記ガラス保持部を隠す不透明部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の自動車用ピラー構造。
  4. 透明樹脂で形成され車両上下方向を長手方向として配設された透明部と、
    少なくとも前記透明部における車両幅方向の外側に設けられると共にガラスを保持し、当該透明部の長手方向に対して交叉する方向に沿ったガラス保持部の幅寸法が運転者の瞳孔中心間距離以下となるように設定されたガラス保持部と、
    を備え、
    前記透明部において、不透明に着色されて前記運転者から前記ガラス保持部を隠す不透明部が設けられている自動車用ピラー構造。
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