JP2018535075A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. 第１のパワーを第１の子午線に含み、前記第１のパワーよりも大きい第２のパワーを第２の子午線に含む屈折素子であって、前記第１のパワーおよび前記第２のパワーの大きさ、ならびに前記第１の子午線および前記第２の子午線の場所が、ヒトの眼における乱視を矯正するように構成されている、屈折素子と、
   マスクであって、前記マスクの環状領域による光のかなりの部分の通過を遮断し、前記マスクの中央開口による光のかなりの部分の通過を可能にして、乱視矯正回転配置ずれ範囲を増大させるように構成されている、マスクと
   を備える眼内レンズ。
2. 前記乱視矯正回転配置ずれ範囲が、±１５度を含む、請求項１に記載の眼内レンズ。
3. 前記マスクが、前記マスクを組み込んだ光学系の面と結合されている、請求項１又は２に記載の眼内レンズ。
4. 前記マスクが、前記光学系の前記面に前記マスクを配置するために前記眼と結合するように構成されたピギーバックＩＯＬ（ｉｎｔｒａｏｃｕｌａｒ ｌｅｎｓ：眼内レンズ）上に形成される、請求項３に記載の眼内レンズ。
5. 前記マスクが、前記屈折素子を含む光学系に埋め込まれている、請求項１〜４の何れか一項に記載の眼内レンズ。
6. 前記マスクが、約２．８ｍｍ未満の開口を含む、請求項１〜５の何れか一項に記載の眼内レンズ。
7. 前記マスクが、小口径ＩＯＬインサータを介して前記眼に配置されると、予測できる形で破砕するように構成されている、請求項１〜６の何れか一項に記載の眼内レンズ。
8. 前記マスクが、前記屈折素子を含む光学系に前記マスクを固定するために前記環状領域を貫通して配置される複数の小さい穴を含む、請求項１〜７の何れか一項に記載の眼内レンズ。
9. 前記マスクは、略円形である請求項１〜８の何れか一項に記載の眼内レンズ。
10. 前記屈折素子は、回転配置特徴を有する請求項１〜９の何れか一項に記載の眼内レンズ。
11. 前記眼内レンズは円柱の０．０ディオプタから−１．５ディオプタまでの同じ視力度レベルを維持するように構成されている１〜１０の何れか一項に記載の眼内レンズ。
12. 前記眼内レンズは円柱の０．０ディオプタから＋１．５ディオプタまでの同じ視力度レベルを維持するように構成されている１〜１１の何れか一項に記載の眼内レンズ。
13. 前記眼内レンズは焦点ぼけの０．０ディオプタから−２．０ディオプタまでの同じ視力度レベルを維持するように構成されている１〜１２の何れか一項に記載の眼内レンズ。
14. 前記眼内レンズは焦点ぼけの０．０ディオプタから＋２．０ディオプタまでの同じ視力度レベルを維持するように構成されている１〜１３の何れか一項に記載の眼内レンズ。
15. ヒトの眼における乱視に対処するように適合された屈折素子と、
    マスクであって、前記マスクの環状領域による光の通過を防止し、前記マスクの中央開口による光の通過を可能にして、焦点深度を増加させ、前記眼の中の回転配置ずれに対する許容範囲を＋／−１５度も増加させるように構成されている、マスクと
    を備える眼内レンズ。
16. 前記屈折素子が、トーリック構成を含む、請求項１５に記載の眼内レンズ。
17. 前記マスクが、最大で２ディオプタまでの追加パワーと等価な大きさだけ焦点深度を増加させるように構成されている、請求項１５又は１６に記載の眼内レンズ。
18. 乱視を矯正する方法であって、
    眼内レンズを、患者の眼の中に配置するステップであって、前記眼内レンズが、前記眼内レンズの子午線に位置合わせされた円柱パワー構成要素と、不透明部材によって囲まれた小開口を含むマスクとを備える、ステップと、
    前記眼の乱視を低減して前記眼が機能的視力度を獲得するように、前記眼内レンズの前記子午線が、前記眼の局所的最小パワーの５度を超える範囲内に位置合わせされていることを確認するステップと
    を含む方法。
19. 前記範囲が、５度内から１５度内にまで及ぶ、請求項１８に記載の方法。
20. 前記眼内レンズの前記子午線が前記範囲内にあることを確認するステップが、前記眼の術前円柱パワーの低減を確認するために前記眼および眼内レンズの術中収差測定を行うステップを含む、請求項１８又は１９に記載の方法。
21. 前記眼内レンズの前記子午線が前記範囲内にあることを確認するステップが、術前に確定された回転位置と比較して前記レンズの回転位置合わせ機構の位置を観察するステップを含む、請求項１８〜２０の何れか一項に記載の方法。
22. 視力度が少なくとも２０／２０であることを確認するステップをさらに含む、請求項１８〜２１の何れか一項に記載の方法。