JP2018156253A - 衝突回避装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる衝突回避装置を提供する。【解決手段】右左折する自車両の進路と障害物の位置とに基づいて自車両と障害物との衝突可能性があると判定された場合に、自車両と障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う衝突回避装置であって、自車両が方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両の向きを基準として、点灯状態の方向指示器の方向に旋回する自車両の向きの変化角度である偏向角を演算する偏向角演算部と、自車両と障害物との衝突可能性があると判定された場合に衝突回避制御を行う衝突回避制御部と、を備え、衝突回避制御部は、偏向角が偏向角閾値以上であるときには、衝突回避制御を行わない。【選択図】図4

Description

本発明は、衝突回避装置に関する。
従来、自車両の右折時における衝突回避に関する技術文献として、特開2004-280453号公報が知られている。この公報には、自車両の右前方に自車両の予測右折軌跡(右折時の予測軌跡)を設定し、予め設定された必要右折時間内に対向車が予測右折軌跡に到達する場合、対向車と自車両との衝突可能性があると判定する右折時安全確認システムが示されている。この右折時安全確認システムでは、対向車と自車両との衝突可能性があると判定した場合、衝突回避のため運転者に警告を行う。
特開2004-280453号公報
しかしながら、自車両の右折に必要な時間は、自車両の車速、交差点の道路の交差角度や交通状況によって変化するため、上述した従来のシステムのように予め設定された必要右折時間を用いた衝突可能性の判定には改善の余地がある。例えば、通常より高い車速で自車両が右折を行うと、必要右折時間が終了する前に自車両は右折がほぼ完了して右折先の道路へ向かうことになる。このとき、自車両の右前方に設定された自車両の予測右折軌跡が右折先の道路の中央線を越えて対向車線に入り込むと、右折先の対向車線を走行する車両と自車両との衝突可能性の判定が行われ、不要な衝突回避の制御(警報等)が実行される虞があった。
そこで、本技術分野では、不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる衝突回避装置を提供することが望まれている。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、右左折する自車両の進路と障害物の位置とに基づいて自車両と障害物との衝突可能性があると判定された場合に、自車両と障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う衝突回避装置であって、自車両が方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両の向きを基準として、点灯状態の方向指示器の方向に旋回する自車両の向きの変化角度である偏向角を演算する偏向角演算部と、自車両と障害物との衝突可能性があると判定された場合に衝突回避制御を行う衝突回避制御部と、を備え、衝突回避制御部は、偏向角が偏向角閾値以上であるときには、衝突回避制御を行わない。
本発明の一態様に係る衝突回避装置によれば、右左折する自車両が方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両の向きを基準とした自車両の偏向角が偏向角閾値以上であるときには衝突回避制御を行わない。従って、この衝突回避装置によれば、自車両の偏向角が偏向角閾値以上であるときには自車両の右左折が完了直前であり、誤って右左折先の道路の対向車線上の障害物と自車両の衝突可能性を判定している可能性が高いことから、衝突回避制御を行わないことで不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
本発明の一態様に係る衝突回避装置において、右左折する自車両が走行していた第1の車線と自車両が進入する第2の車線とがなす交差角を認識する交差角認識部を更に備え、偏向角演算部は、交差角に基づいて偏向角閾値を設定してもよい。
この衝突回避装置によれば、右左折する自車両が走行していた第1の車線と自車両が進入する第2の車線とがなす交差角によって、自車両が右左折を完了するために必要な旋回角度(偏向角)が変わることから、交差角に基づいて偏向角閾値を変更することで、衝突回避制御の実行の抑制を適切に行うことができる。
以上説明したように、本発明の一態様に係る衝突回避装置によれば、不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
本実施形態に係る衝突回避装置を示すブロック図である。 自車両と障害物の衝突可能性の判定を説明するための平面図である。 右左折する自車両の進入する交差点における交差角を説明するための平面図である。 (a)自車両の偏向角を説明するための平面図である。(b)不要な衝突回避制御を抑制する一例を説明するための平面図である。 不要な衝突回避制御を抑制する他の例を説明するための平面図である。 衝突回避制御を示すフローチャートである。 (a)偏向角の演算開始処理を示すフローチャートである。(b)衝突回避制御の不許可処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る衝突回避装置を示すブロック図である。図1に示す衝突回避装置100は、乗用車等の車両(自車両)に搭載され、自車両と障害物と衝突可能性を判定する。衝突回避装置100は、自車両と障害物と衝突可能性があると判定した場合、自車両と障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を実行する。本実施形態における衝突回避制御は、一例として、右側通行の国又は地域において、自車両の右折時に対向車と自車両の衝突を回避するための制御(右直対向車PCS[PRE CRASH SAFETY SYSTEM]制御)である。
[衝突回避装置の構成]
図1に示すように、本実施形態に係る衝突回避装置100は、装置を統括的に管理するECU[Electronic Control Unit]10を備えている。ECU10は、CPU[CentralProcessing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、CAN[Controller Area Network]通信回路などを有する電子制御ユニットである。ECU10では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。ECU10は、複数の電子ユニットから構成されていてもよい。
ECU10は、外部センサ1、内部センサ2、HMI[Human Machine Interface]3及びアクチュエータ4と接続されている。
外部センサ1は、車両の周辺の状況を検出する検出機器である。外部センサ1は、カメラ、レーダセンサのうち少なくとも一つを含む。
カメラは、車両の外部状況を撮像する撮像機器である。カメラは、車両のフロントガラスの裏側に設けられている。カメラは、車両の外部状況に関する撮像情報をECU10へ送信する。カメラは、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラは、両眼視差を再現するように配置された二つの撮像部を有している。ステレオカメラの撮像情報には、奥行き方向の情報も含まれている。
レーダセンサは、電波(例えばミリ波)又は光を利用して車両の周辺の障害物を検出する検出機器である。レーダセンサには、例えば、ミリ波レーダ又はライダー[LIDAR:LightDetection and Ranging]が含まれる。レーダセンサは、電波又は光を車両の周辺に送信し、障害物で反射された電波又は光を受信することで障害物を検出する。レーダセンサは、検出した障害物情報をECU10へ送信する。障害物には、ガードレール、建物などの固定障害物の他、歩行者、自転車、他車両などの移動障害物が含まれる。
内部センサ2は、自車両の走行状態及び車両状態を検出する検出機器である。内部センサ2は、車速センサ、加速度センサ、及びヨーレートセンサを含む。車速センサは、自車両の速度を検出する検出器である。車速センサとしては、例えば、自車両の車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフトなどに対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサは、検出した車速情報(車輪速情報)をECU10に送信する。
加速度センサは、自車両の加速度を検出する検出器である。加速度センサは、例えば、自車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、自車両の横加速度を検出する横加速度センサとを含んでいる。加速度センサは、例えば、自車両の加速度情報をECU10に送信する。ヨーレートセンサは、自車両の重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサとしては、例えばジャイロセンサを用いることができる。ヨーレートセンサは、検出した自車両のヨーレート情報をECU10へ送信する。
内部センサ2は、車両状態として自車両の方向指示器の点灯状態を検出する。すなわち、内部センサ2は、方向指示器センサを含む。方向指示器センサは、例えば、自車両の方向指示器レバーに対して設けられ、運転者による方向指示器レバーの操作から方向指示器の点灯状態を検出する。方向指示器センサは、検出した方向指示器情報をECU10へ送信する。
HMI3は、衝突回避装置100と乗員との間で情報の入出力を行うためのインターフェイスである。HMI3は、例えば、ディスプレイ、スピーカなどを備えている。HMI3は、ECU10からの制御信号に応じて、ディスプレイの画像出力及びスピーカからの音声出力を行う。ディスプレイは、ヘッドアップディスプレイであってもよい。HMI3は、例えば、乗員からの入力を受け付けるための入力機器(ボタン、タッチパネル、音声入力器など)を備えている。
アクチュエータ4は、自車両の制御に用いられる機器である。アクチュエータ4は、スロットルアクチュエータ、ブレーキアクチュエータ、及び操舵アクチュエータを少なくとも含む。スロットルアクチュエータは、ECU10からの制御信号に応じてエンジンに対する空気の供給量(スロットル開度)を制御し、自車両の駆動力を制御する。なお、自車両がハイブリッド車である場合には、エンジンに対する空気の供給量の他に、動力源としてのモータにECU10からの制御信号が入力されて当該駆動力が制御される。自車両が電気自動車である場合には、動力源としてのモータ(エンジンとして機能するモータ)にECU10からの制御信号が入力されて当該駆動力が制御される。これらの場合における動力源としてのモータは、アクチュエータ4を構成する。
ブレーキアクチュエータは、ECU10からの制御信号に応じてブレーキシステムを制御し、自車両の車輪へ付与する制動力を制御する。ブレーキシステムとしては、例えば、液圧ブレーキシステムを用いることができる。操舵アクチュエータは、電動パワーステアリングシステムのうち操舵トルクを制御するアシストモータの駆動を、ECU10からの制御信号に応じて制御する。これにより、操舵アクチュエータは、自車両の操舵トルクを制御する。
次に、ECU10の機能的構成について説明する。ECU10は、障害物認識部11、衝突可能性判定部12、方向指示器状態認識部13、交差角認識部14、偏向角演算部15及び衝突回避制御部16を有している。
障害物認識部11は、外部センサ1の検出結果に基づいて、自車両の周囲の障害物を認識する。障害物認識部11は、自車両に対する障害物の位置を認識する。障害物認識部11は、自車両に対する障害物の相対的な移動方向及び自車両に対する障害物の相対的な移動方向を認識してもよい。また、障害物認識部11は、周知の手法により、障害物の種類(他車両、歩行者、自転車など)を認識してもよい。
衝突可能性判定部12は、自車両の進路と障害物の位置とに基づいて、自車両と障害物との衝突可能性があるか否かを判定する。衝突可能性判定部12は、内部センサ2の検出結果に基づいて、自車両の進路(予測軌跡)を推定する。衝突可能性判定部12は、例えば、ヨーレートセンサの検出した自車両のヨーレート及び車速センサの検出した自車両の車速に基づいて、自車両の進路を推定する。衝突可能性判定部12は、右左折する自車両において、ヨーレート及び車速から右左折する自車両の旋回円として進路の推定を行う。なお、衝突可能性判定部12は、その他の周知の手法により自車両の進路を推定してもよい。
衝突可能性判定部12は、障害物認識部11の認識結果に基づいて、障害物の位置の時間変化(例えば過去300ミリ秒の間の障害物の位置の変化)を認識する。衝突可能性判定部12は、推定した自車両の進路と障害物の位置の時間変化とに基づいて、障害物の位置の時間変化に自車両の進路の推定結果に対応する補正を行うことで、自車両を基準とした平面座標系における相対位置に座標変換する。
ここで、図2は、自車両と障害物との衝突可能性の判定を説明するための平面図である。図2を利用して自車両と障害物との衝突可能性の判定を説明する。図2では、自車両Mを基準とした平面座標系において時刻t1〜t3における障害物の相対位置Nt1〜Nt3を示している。自車両Mを基準とした平面座標系は、自車両Mの前端中央を原点G、自車両Mの前方に延びる座標軸をF、自車両Mの右方向に延びる座標軸をR、自車両Mの左方向に延びる座標軸をLとして設定される。座標軸R及び座標軸Lを合わせて横方向座標軸LRと呼ぶ。
衝突可能性判定部12は、障害物認識部11の認識した障害物の位置を、自車両Mの車速が維持されると仮定して自車両Mの進路の推定結果の補正を行い、自車両Mを基準とした平面座標系に座標変換して障害物の相対位置Nt1〜Nt3を求める。障害物の相対位置Nt1〜Nt3は、周知の手法により求めることができる。
続いて、衝突可能性判定部12は、障害物の相対位置Nt1〜Nt3に基づいて、RANSAC[Random sample consensus]等の周知の手法により直線近似を行うことで、自車両Mを基準とした平面座標系における障害物の相対進路推定直線Cnを求める。衝突可能性判定部12は、障害物の相対進路推定直線Cnと平面座標の横方向座標軸LRとの交点Pを求める。
衝突可能性判定部12は、交点Pと座標原点Gとの距離Lpに基づいて、自車両Mと障害物との衝突可能性があるか否かを判定する。衝突可能性判定部12は、交点Pと座標原点Gとの距離Lpが距離閾値以上である場合、自車両Mと障害物との衝突可能性がないと判定する。衝突可能性判定部12は、交点Pと座標原点Gとの距離Lpが距離閾値未満である場合、自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定する。距離閾値は予め設定された値である。なお、自車両Mと障害物との衝突可能性の判定方法は上述の方法に限定されない。
方向指示器状態認識部13は、内部センサ2の検出結果(方向指示器センサの検出結果)に基づいて、自車両Mの方向指示器の点灯状態を認識する。方向指示器状態認識部13は、左の方向指示器と右の方向指示器の何れか点灯しているか、何れの方向指示器も点灯していないか認識する。
交差角認識部14は、方向指示器状態認識部13により自車両Mの左右何れかの方向指示器が点灯状態であると認識された場合に、右左折する自車両Mが走行していた第1の車線と自車両Mが進入する第2の車線とがなす交差角を認識する。交差角認識部14は、周知の手法により、第2の車線を特定する。
ここで、図3は、右左折する自車両Mの進入する交差点における交差角を説明するための平面図である。図3に、交差点T、自車両Mが走行していた第1の車線R1、第1の車線に対向する第1の対向車線R2、右折する自車両Mが進入する第2の車線R3、第1の車線に対向する第2の対向車線R4を示す。また、第1の車線R1の車線中心線CR1、第2の車線R3の車線中心線CR3、車線中心線CR1と車線中心線CR3のなす交差角θを示す。
交差角認識部14は、例えば、外部センサ1の検出結果(カメラの撮像情報等)に基づいて、第1の車線R1及び第2の車線R3の白線を認識することで交差角θを求める。交差角認識部14は、周知の手法により自車両Mの自己位置推定を行い、自己位置と地図情報とから交差角θを求めてもよい。その他、交差角認識部14は、周知の手法により交差角θを求めてもよい。
偏向角演算部15は、方向指示器状態認識部13により自車両Mの左右何れかの方向指示器が点灯状態であると認識された場合に、自車両Mの偏向角を演算する。偏向角とは、自車両Mが方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両Mの向きを基準として、点灯状態の方向指示器の方向に旋回する自車両Mの向きの変化角度である。
ここで、図4(a)は、自車両Mの偏向角を説明するための平面図である。図4(a)に、方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両Mの位置M、位置Mにおける自車両Mの向きに対応する基準線A、右折中の自車両Mの向きに対応する自車両Mの前後中心線B、基準線Aと前後中心線Bのなす偏向角α、右折中の自車両Mの進路K、及び第1の対向車線R2を走行する対向車N1を示す。図4(a)では、自車両Mが右折を開始した初期の状況(右折の前半状況)を示している。なお、図4(a)に示す基準線Aは、図3に示す第1の車線R1の車線中心線CR1と一致しているが、必ずしも一致する必要はない。
図4(a)に示す状況において、偏向角演算部15は、方向指示器状態認識部13により自車両Mの左右何れかの方向指示器が点灯状態であると認識された場合に、自車両Mが方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両Mの向きに対応する基準線Aを認識する。その後、偏向角演算部15は、内部センサ2の検出結果(ヨーレートセンサの検出した自車両Mのヨーレート等)に基づいて、右折中の自車両Mの向きに対応する自車両Mの前後中心線Bを認識する。偏向角演算部15は、基準線Aと前後中心線Bのなす偏向角αを求める。なお、偏向角の演算方法は上述した方法に限定されない。
偏向角演算部15は、交差角認識部14により交差角θが認識された場合、交差角θに基づいて偏向角閾値を設定する。偏向角演算部15は、例えば、交差角θが交差角閾値未満である場合、交差角θが交差角閾値以上である場合と比べて、偏向角閾値を小さい値に設定する。偏向角演算部15は、交差角θが小さいほど偏向角閾値を小さい値に設定してもよい。
なお、偏向角演算部15は、交差角θが同じ値であっても、自車両Mが右折する場合の偏向角閾値と自車両Mが左折する場合の偏向角閾値とを異なる値として設定してもよい。偏向角演算部15は、交差角θを認識できなかった場合には、偏向角閾値として予め設定された値を用いてもよい。
衝突回避制御部16は、衝突可能性判定部12により自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定された場合、自車両Mと障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う。衝突回避制御には、自車両Mの運転者に対する警報、自車両Mの運転者に対する注意喚起の画像表示(ディスプレイ表示)、自車両Mの制動制御、自車両Mの操舵制御のうち少なくとも一つが含まれる。衝突回避制御部16は、HMI3又はアクチュエータ4に制御信号を送信することで、自車両Mの衝突回避制御を行う。
図4(a)に示す状況において、衝突回避制御部16は、衝突可能性判定部12により自車両Mと対向車N1との衝突可能性があると判定された場合、自車両Mと対向車N1との衝突を回避するため、自車両Mの制動制御等の衝突回避制御を実行する。
また、衝突回避制御部16は、衝突可能性判定部12により自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定された場合であっても、偏向角演算部15の演算した自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるとき、自車両Mの衝突回避制御を行わない(衝突回避制御を不許可とする)。
ここで、図4(b)は、不要な衝突回避制御を抑制する一例を説明するための平面図である。図4(b)では、自車両Mが右折をほぼ完了して第2の車線R3に進入する状況(右折の後半状況)を示している。
図4(b)においては、自車両Mは右折をほぼ完了しているが自車両Mの旋回は終わっていないため、自車両Mのヨーレート等に基づいて推定された自車両Mの進路Kは曲線(旋回円)となり、第2の対向車線R4にまで入り込んでいる。このため、従来の衝突回避装置では、右折をほぼ完了している自車両Mの進路Kと第2の対向車線R4を走行する対向車N2との衝突可能性があると判定され、不要な衝突回避制御が実行される虞があった。本実施形態に係る衝突回避装置100では、自車両Mが十分に旋回して偏向角αが偏向角閾値以上となったときには衝突回避制御を実行しないので、図4(b)に示す状況において対向車N2に起因する不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
図5は、不要な衝突回避制御を抑制する他の例を説明するための平面図である。図5では、自車両Mが交差点で交差する片側二車線の道路へ左折する状況を示している。図5に、交差点W、左折する自車両Mが進入する第2の車線R31、第2の車線R31に隣接する隣接車線R32、隣接車線R32を走行する二輪車N3を示す。第2の車線R31は、交差点Wで交差する片側二車線のうち、自車両Mから見て奥側に位置する車線である。隣接車線R32は、交差点Wで交差する片側二車線のうち自車両Mから見て手前側に位置する車線である。
図5に示す状況においても、自車両Mは左折をほぼ完了しているが自車両Mの旋回は終わっていないため、自車両Mのヨーレート等に基づいて推定された自車両Mの進路Kは曲線(旋回円)となり、隣接車線R32にまで入り込んでいる。このため、従来の衝突回避装置では、隣接車線R32を走行する二輪車N3等の障害物に対する不要な衝突回避制御が実行される虞があった。本実施形態に係る衝突回避装置100では、左折する自車両Mが十分に旋回して偏向角αが偏向角閾値以上となったときには衝突回避制御を実行しないので、図5に示す状況において二輪車N3に起因する不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
衝突回避制御部16は、自車両Mが点灯状態の方向指示器と逆方向に旋回している間は、右左折前の予備動作又はレーンチェンジ等の今回の衝突回避制御(右直対向車PCS)が想定するシーンではないため、衝突回避制御を行わない(衝突回避制御を不許可とする)態様としてもよい。
[衝突回避装置の制御]
次に、本実施形態に係る衝突回避装置100の制御について説明する。
〈衝突回避制御〉
図6は、衝突回避制御を示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、自車両Mが障害物を検出した場合に実行される。図6に示すフローチャートの処理は、右直対向車PCS用の処理として自車両Mの方向指示器の点灯時であって自車両Mの車速が一定値(例えば20km/h)以下である場合に実行される。
図6に示すように、衝突回避装置100のECU10は、S10として、衝突可能性判定部12により自車両Mと障害物との衝突可能性があるか否かを判定する。衝突可能性判定部12は、自車両Mの進路と障害物の位置とに基づいて、自車両Mと障害物との衝突可能性があるか否かを判定する。ECU10は、自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定しなかった場合(S10:NO)、今回の処理を終了する。その後、ECU10は、一定時間の経過後に再びS10から処理を繰り返す。ECU10は、自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定した場合(S10:YES)、S12に移行する。
S12において、ECU10は、衝突回避制御が許可されているか否かを判定する。ECU10は、後述する衝突回避制御の不許可処理で衝突回避制御が不許可とされていない場合、衝突回避制御が許可されていると判定する。ECU10は、衝突回避制御が許可されていると判定しなかった場合(S12:NO)、今回の処理を終了する。その後、ECU10は、異なる障害物が検出された場合に再びS10から処理を繰り返す。ECU10は、衝突回避制御が許可されていると判定した場合(S12:YES)、S14に移行する。
S14において、ECU10は、衝突回避制御部16により自車両Mと障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う。衝突回避制御部16は、HMI3又はアクチュエータ4に制御信号を送信することで、自車両Mの衝突回避制御を行う。その後、ECU10は、今回の処理を終了する。
〈偏向角の演算開始処理〉
図7(a)は、偏向角の演算開始処理を示すフローチャートである。図7(a)に示すフローチャートの処理は、自車両Mの走行中に実行される。
図7(a)に示すように、ECU10は、S20として、方向指示器状態認識部13により自車両Mの方向指示器が点灯状態になったか否かを判定する。方向指示器状態認識部13は、内部センサ2の検出結果(方向指示器センサの検出結果)に基づいて、自車両Mの方向指示器の点灯状態を認識する。ECU10は、自車両Mの方向指示器が点灯状態になったと判定されなかった場合(S20:NO)、今回の処理を終了する。その後、ECU10は、一定時間の経過後に再びS20から処理を繰り返す。ECU10は、自車両Mの方向指示器が点灯状態になったと判定された場合(S20:YES)、S22に移行する。
S22において、ECU10は、偏向角演算部15により自車両Mの方向指示器の点灯後の偏向角αの演算を開始する。偏向角演算部15は、内部センサ2の検出結果(ヨーレートセンサの検出した自車両Mのヨーレート等)に基づいて、自車両Mが方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両Mの向きを基準として、点灯状態の方向指示器の方向に旋回する自車両Mの向きの変化角度である偏向角αを演算する。
S24において、ECU10は、交差角認識部14により交差角θを認識する。交差角認識部14は、外部センサ1の検出結果(カメラの撮像情報等)に基づいて、右左折する自車両Mが走行していた第1の車線と自車両Mが進入する第2の車線とがなす交差角θを認識する。
S26において、ECU10は、偏向角演算部15により偏向角閾値を演算する。偏向角演算部15は、交差角θに基づいて偏向角閾値を設定する。偏向角演算部15は、交差角θが交差角閾値以上である場合、交差角θが交差角閾値未満である場合と比べて、偏向角閾値を小さい値に設定する。その後、ECU10は、今回の処理を終了する。ECU10は、走行中の自車両Mの全ての方向指示器が消灯状態になった場合、再びS20から処理を繰り返す。
なお、ECU10は、S22より先にS24の処理を行ってもよく、S22より先にS24及びS26の処理を行ってもよい。ECU10は、S22及びS24を同時に実行してもよい。また、交差角θを認識できない(b)には、S24及びS26を行わなくてもよい。この場合、偏向角閾値として予め設定された値を用いてもよい。
〈衝突回避制御の不許可処理〉
図7(b)は、衝突回避制御の不許可処理を示すフローチャートである。図7(b)に示すフローチャートの処理は、図7(a)のS22の処理が行われた場合に実行される。
図7(b)に示すように、ECU10は、S30として、衝突回避制御部16により自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるか否かを判定する。ECU10は、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であると判定された場合(S30:YES)、S32に移行する。ECU10は、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であると判定されなかった場合(S30:NO)、S34に移行する。
S32において、ECU10は、衝突回避制御部16により衝突回避制御を不許可とする。その後、ECU10は、今回の処理を終了する。その他、図7(b)に示すフローチャートの処理は、方向指示器が消灯状態に切り換えられた場合にも終了する。
S34において、ECU10は、衝突回避制御部16により衝突回避制御を許可とする。その後、ECU10は、今回の処理を終了して一定時間の経過後に再びS30から処理を繰り返す。この間、偏向角演算部15は右左折中の自車両Mの偏向角αの演算を繰り返している。なお、ECU10はS34の処理を省略してもよい。
[衝突回避装置の作用効果]
以上説明した本実施形態に係る衝突回避装置100によれば、右左折する自車両Mの進路と障害物の位置から自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定された場合であっても、右左折する自車両Mが方向指示器を点灯状態に切り換えたときの自車両Mの向きを基準とした自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるときには衝突回避制御を行わない。従って、衝突回避装置100によれば、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるときには自車両Mの右左折が完了直前であり、誤って右左折先の道路の対向車線上の障害物と自車両Mの衝突可能性を判定している可能性が高いことから、衝突回避制御を行わないことで不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
また、衝突回避装置100によれば、右左折する自車両Mが走行していた第1の車線と自車両Mが進入する第2の車線とがなす交差角θによって、自車両Mが右左折を完了するために必要な旋回角度(偏向角)が変わることから、交差角θに基づいて偏向角閾値を変更することで、衝突回避制御の実行の抑制を適切に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、本実施形態では、右側通行の国及び地域における例を説明したが、左側通行の国及び地域においても本発明は適切に実施可能である。なお、衝突回避装置100は、右側通行の国又は地域において、自車両Mの右折時(右側の方向指示器の点灯時)にのみ、上述した右直対向車PCSとしての衝突可能性の判定及び衝突回避制御の実行を行なってもよい。同様に、衝突回避装置100は、左側通行の国又は地域において、自車両Mの左折時(左側の方向指示器の点灯時)にのみ、上述した衝突可能性の判定及び衝突回避制御の実行を行なってもよい。
衝突可能性判定部12は、障害物の位置から地図上の障害物の進路を推定してもよい。衝突可能性判定部12は、自車両Mの進路と障害物の進路とが交差し、且つ、自車両Mと障害物との距離が閾値以下である場合に、衝突可能性があると判定してもよい。
衝突回避装置100は、必ずしも交差角認識部14を備える必要はない。この場合、偏向角演算部15は、地図上の交差点と偏向角閾値とを関連付けたテーブルデータを利用して、自車両Mの地図上の位置から偏向角閾値を設定してもよい。また、偏向角演算部15は、自車両Mの車速に基づいて偏向角閾値を変更してもよい。偏向角演算部15は、自車両Mの車速が車速閾値以上である場合、車速が車速閾値未満である場合と比べて、偏向角閾値を小さい値としてもよい。偏向角演算部15は、自車両Mの車速が高いほど偏向角閾値を小さい値としてもよい。なお、偏向角演算部15は必ずしも偏向角閾値を設定する必要はなく、偏向角閾値を固定値としてもよい。
偏向角演算部15は、自車両Mのヨーレート以外を用いて偏向角αを演算してもよい。偏向角演算部15は、内部センサ2の検出結果のうち、自車両Mの横加速度及び車速に基づいて、偏向角αを演算してもよい。自車両Mの横加速度及び車速から計算でヨーレートが得られる。偏向角演算部15は、ステアリングホイールの角度(操舵角)と自車両Mの車速に基づいて、偏向角αを演算してもよい。操舵角と車速から横加速度が求められるので、車速と横加速度よりヨーレートが得られる。偏向角演算部15は、GPS[Global Positioning System]の検出結果又は方位磁石の検出結果に基づいて偏向角αを演算してもよい。偏向角演算部15は、左右車輪速を用いたオドメトリと車両の諸元から、自車両Mのタイヤのトレッド半径を用いた円運動よりヨーレートを求めて、偏向角αを演算してもよい。偏向角演算部15は、外部センサ1の検出結果と地図情報を利用して、スキャンマッチングにより、地図上の座標が明確なランドマーク(信号機、電柱等)と自車両Mの相対的な位置変化(角度変化)から偏向角αを演算してもよい。なお、偏向角αは、方向指示器が点灯状態から消灯状態に切り換えられた場合、値がリセットされる。
衝突回避装置100は、衝突可能性判定部12により自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定された場合であって、衝突回避制御が不許可でないときに、必ずしも衝突回避制御を実行する必要はない。衝突回避装置100は、衝突可能性判定部12により自車両Mと障害物との衝突可能性があると判定された場合であって、衝突回避制御が不許可でないときであっても、その他の様々な条件を考慮して衝突回避制御の実行の要否を判断してもよい。
衝突回避装置100は、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるとき、衝突可能性の判定を行なわない態様であってもよい。すなわち、衝突可能性判定部12は、衝突回避制御部16により自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であると判定されたとき、自車両Mと障害物との衝突可能性があるか否かの判定を行なわない。この態様においては、衝突可能性判定部12が自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるか否かを判定してもよい。
具体的に、図7(b)の衝突回避制御の不許可処理を示すフローチャートにおいて、S32で衝突回避制御を不許可とした場合、図6の衝突回避制御を示すフローチャートの処理を行なわなくてもよい。これにより、衝突回避装置100は、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるとき、自車両Mと障害物との衝突可能性の判定を行なわないので衝突回避制御を行なわない。従って、衝突回避装置100は、自車両Mの偏向角αが偏向角閾値以上であるときに衝突回避制御を行わないことで不要な衝突回避制御の実行を抑制することができる。
1…外部センサ、2…内部センサ、3…HMI、4…アクチュエータ、10…ECU、11…障害物認識部、12…衝突可能性判定部、13…方向指示器状態認識部、14…交差角認識部、15…偏向角演算部、16…衝突回避制御部、100…衝突回避装置。

Claims (2)

  1. 右左折する自車両の進路と障害物の位置とに基づいて前記自車両と前記障害物との衝突可能性があると判定された場合に、前記自車両と前記障害物との衝突を回避するための衝突回避制御を行う衝突回避装置であって、
    前記自車両が方向指示器を点灯状態に切り換えたときの前記自車両の向きを基準として、点灯状態の方向指示器の方向に旋回する前記自車両の向きの変化角度である偏向角を演算する偏向角演算部と、
    前記自車両と前記障害物との衝突可能性があると判定された場合に前記衝突回避制御を行う衝突回避制御部と、
    を備え、
    前記衝突回避制御部は、前記偏向角が偏向角閾値以上であるときには、前記衝突回避制御を行わない、衝突回避装置。
  2. 右左折する前記自車両が走行していた第1の車線と前記自車両が進入する第2の車線とがなす交差角を認識する交差角認識部を更に備え、
    前記偏向角演算部は、前記交差角に基づいて前記偏向角閾値を設定する、請求項1に記載の衝突回避装置。
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