JP2017174332A - 端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両長を考慮した運転支援を実行する技術を提供する。
【解決手段】第1の位置情報と第2の位置情報のうちの一方の位置情報には、車両長の情報が付加されている。導出部46は、第1の位置情報をもとに、本車両が遭遇地点に到達する第1の時間を導出するとともに、第2の位置情報をもとに、他の車両が遭遇地点に到達する第2の時間を導出する。導出部46は、車両長に応じて一方の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間も導出する。通知部48は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしている場合に、警告を通知する。また、通知部48は、支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の位置情報と第2の位置情報のうちの他方の位置情報をもとに導出された時間と、第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信技術に関し、特に所定の情報が含まれた信号を送受信する端末装置に関する。
車両に他の車両が連結される場合がある。その際、車両は、連結されている他の車両から車両情報を取得し、これを利用して燃費の計算を実行する(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−257623号公報
車車間通信では、各車両から、車両の位置情報を含んだパケット信号が送信されており、他の車両において、受信したパケット信号に含まれた位置情報が右折衝突防止支援等の運転支援に使用される。パケット信号には、車両長、車両重量等の情報も含めることが可能であるが、これらの情報は運転支援に使用されていない。一方、車両が被牽引車両を連結する場合、車両長が実質的に長くなるが、車両長が長くなると運転支援に影響が及ぼされる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両長を考慮した運転支援を実行する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、車両に搭載可能な端末装置であって、本端末装置が搭載される本車両の第1の位置情報を取得する取得部と、他の車両に搭載される他の端末装置から送信された第2の位置情報であって、かつ他の車両の第2の位置情報を受信する受信部と、取得部において取得した第1の位置情報をもとに、本車両が遭遇地点に到達する第1の時間を導出するとともに、受信部において受信した第2の位置情報をもとに、他の車両が遭遇地点に到達する第2の時間を導出する導出部と、導出部において導出した第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしている場合に、警告を通知する通知部とを備える。取得部において取得した第1の位置情報と、受信部において受信した第2の位置情報のうちの一方の位置情報には、車両長の情報が付加されており、導出部は、車両長に応じて一方の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間も導出し、通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の位置情報と第2の位置情報のうちの他方の位置情報をもとに導出部において導出された時間と、導出部において導出した第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知する。
本発明の別の態様もまた、端末装置である。この装置は、車両に搭載可能な端末装置であって、本端末装置が搭載される車両の位置情報を取得する第1取得部と、車両の車両長の情報を取得する第2取得部と、第1取得部において取得した位置情報と、第2取得部において取得した車両長の情報とを含めながらパケット信号を生成する生成部と、生成部において生成したパケット信号を送信する送信部とを備える。第2取得部は、車両に牽引された被牽引車両の車両長の情報を取得し、生成部は、第2取得部において被牽引車両の車両長の情報を取得した場合、車両の車両長と被牽引車両の車両長とを加えた車両長の情報をパケット信号に含める。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両長を考慮した運転支援を実行できる。
本発明の実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図2(a)−(d)は、図1の通信システムにおいて規定されるフレームのフォーマットを示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図4(a)−(b)は、図1の通信システムによる処理の概要を示す図である。 図5(a)−(b)は、図1の車両と被牽引車両の構成を示す図である。 図6(a)−(b)は、本発明の実施例2に係る通信システムによる処理の概要を示す図である。 本発明の実施例2に係る端末装置による通知手順を示すフローチャートである。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、車両に搭載された端末装置間において車車間通信を実行するとともに、交差点等に設置された基地局装置から端末装置へ路車間通信も実行する通信システムに関する。このような通信システムは、ITS(Intelligent Transport Systems)とも呼ばれる。通信システムは、IEEE802.11等の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)と同様に、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)と呼ばれるアクセス制御機能を使用する。そのため、複数の端末装置によって同一の無線チャネルが共有される。一方、ITSでは、不特定多数の端末装置へ情報を送信する必要がある。そのような送信を効率的に実行するために、本通信システムは、パケット信号をブロードキャスト送信する。
つまり、車車間通信として、端末装置は、車両の位置・速度・進行方向等の情報を格納したパケット信号をブロードキャスト送信する。また、他の端末装置は、パケット信号を受信するとともに、前述の情報をもとに車両の接近等を認識する。ここで、路車間通信と車車間通信との干渉を低減するために、基地局装置は、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し規定する。基地局装置は、路車間通信のために、複数のサブフレームのいずれかを選択し、選択したサブフレームの先頭部分の期間において、制御情報等が格納されたパケット信号をブロードキャスト送信する。
制御情報には、当該基地局装置がパケット信号をブロードキャスト送信するための期間(以下、「路車送信期間」という)に関する情報が含まれている。端末装置は、制御情報をもとに路車送信期間を特定し、路車送信期間以外の期間(以下、「車車送信期間」という)においてCSMA方式にてパケット信号をブロードキャスト送信する。その結果、路車間通信と車車間通信とが時分割多重される。なお、基地局装置からの制御情報を受信できない端末装置、つまり基地局装置によって形成されたエリアの外に存在する端末装置は、フレームの構成に関係なくCSMA方式にてパケット信号をブロードキャスト送信する。
このような状況下において、本実施例に係る端末装置は、他の端末装置あるいは基地局装置から受信したパケット信号に含まれた情報をもとに、支援発生条件を満足した場合に運転支援を決定する。ここで、パケット信号に含まれた情報の一例は、他の端末装置が搭載された車両の位置情報等である。また、運転支援とは、運転者に対して運転を支援することであり、その一例は右折時衝突防止支援である。右折時衝突防止支援は、車両の右折時に、対向車線を走行している他の車両の存在を通知する。なお、運転支援は複数種類規定されているが、ここでは説明を明瞭にするために、右折時衝突防止支援を説明の対象にする。
右折時衝突防止支援では、右折しようとする車両と、すれ違いの方向で直進する他の車両が、遭遇しうるポイント(以下、「遭遇地点」という)において遭遇するタイミングであるか否かが計算される。その際、車両および他の車両の車両長に応じて、遭遇地点を通過している時間が異なるので、前述の計算には、車両長が考慮されるべきである。特に、車両長が長い場合、遭遇地点を通過する時間が長くなるので、車両長の影響が大きくなる。ここで、車両長が長い場合とは、例えば、車両が被牽引車両を連結する場合である。
実施例1では、本車両と、本車両に対向した他の車両のうち、本車両の車両長が長い場合を想定する。本車両に搭載された端末装置は、GPS(Global Positioning System)等を使用することによって車両の位置情報(以下、「第1の位置情報」という)を取得する。一般的にGPSは車両のダッシュボード上に設置されるので、第1の位置情報は車両の前方部分の位置情報に相当するといえる。また、端末装置は、車車間通信によって他の車両の位置情報(以下、「第2の位置情報」という)を取得する。さらに、端末装置は、第1の位置情報に車両長を加算することによって、車両の後方部分の位置情報(以下、「第3の位置情報」という)を取得する。このような状況下において、端末装置は、第1の位置情報と第2の位置情報とをもとに、遭遇の危険性を判定するとともに、第2の位置情報と第3の位置情報とをもとに、遭遇の危険性を判定する。なお、第1の位置情報および第2の位置情報には、車両の移動速度、進行方向等の情報も含まれてよい。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。これは、1つの交差点を上方から見た場合に相当する。通信システム100は、基地局装置10、車両12と総称される第1車両12a、第2車両12b、第3車両12c、第4車両12d、第5車両12e、第6車両12f、第7車両12g、第8車両12h、ネットワーク200を含む。ここでは、第1車両12aのみに示しているが、各車両12には、端末装置14が搭載される。また、エリア202が、基地局装置10の周囲に形成され、エリア外204が、エリア202の外側に形成されている。
図示のごとく、図面の水平方向、つまり左右の方向に向かう道路と、図面の垂直方向、つまり上下の方向に向かう道路とが中心部分で交差している。ここで、図面の上側が方角の「北」に相当し、左側が方角の「西」に相当し、下側が方角の「南」に相当し、右側が方角の「東」に相当する。また、2つの道路の交差部分が「交差点」である。第1車両12a、第2車両12bが、左から右へ向かって進んでおり、第3車両12c、第4車両12dが、右から左へ向かって進んでいる。また、第5車両12e、第6車両12fが、上から下へ向かって進んでおり、第7車両12g、第8車両12hが、下から上へ向かって進んでいる。また、車両12の一例は自動車である。
通信システム100において、基地局装置10は、交差点に固定して設置される。基地局装置10は、端末装置間の通信を制御する。基地局装置10は、図示しないGPS衛星から受信した信号、あるいは図示しない他の基地局装置10にて形成されたフレームをもとに、複数のサブフレームが含まれたフレームを繰り返し生成する。例えば、GPS衛星から受信した信号において示された「1sec」の期間を10分割することによって、「100msec」のフレームが10個生成される。ここで、各サブフレームの先頭部分に路車送信期間が設定可能であるような規定がなされている。
基地局装置10は、フレーム中の複数のサブフレームのうち、他の基地局装置10によって路車送信期間が設定されていないサブフレームを選択する。基地局装置10は、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。基地局装置10は、設定した路車送信期間においてパケット信号をブロードキャスト送信する。路車送信期間において、複数のパケット信号がブロードキャスト送信されることもある。パケット信号は、制御情報、ペイロードによって構成されている。制御情報には、路車送信期間を設定したサブフレーム番号等が含まれる。また、ペイロードには、例えば、事故情報、渋滞情報、信号情報等が含まれる。これらのデータは、ネットワーク200から取得される。
端末装置14は、前述のごとく、車両12に搭載され移動可能である。端末装置14は、基地局装置10からのパケット信号を受信すると、エリア202に存在すると推定する。端末装置14は、エリア202に存在する場合、パケット信号に含まれた制御情報、特に路車送信期間が設定されたタイミングに関する情報およびフレームに関する情報をもとに、フレームを生成する。その結果、複数の端末装置14のそれぞれにおいて生成されるフレームは、基地局装置10において生成されるフレームに同期する。端末装置14は、路車送信期間とは異なった期間である車車送信期間においてパケット信号をブロードキャスト送信する。ここで、車車送信期間においてCSMA/CAが実行される。一方、端末装置14は、エリア外204に存在していると推定した場合、フレームの構成に関係なく、CSMA/CAを実行することによって、パケット信号をブロードキャスト送信する。端末装置14は、他の端末装置14からのパケット信号をもとに、他の端末装置14が搭載された他の車両12の接近等を認識する。
図2(a)−(d)は、通信システム100において規定されるフレームのフォーマットを示す。図2(a)は、フレームの構成を示す。フレームは、第1サブフレームから第Nサブフレームと示されるN個のサブフレームによって形成されている。これは、端末装置14がブロードキャスト送信に使用可能なサブフレームを複数時間多重することによってフレームが形成されているといえる。例えば、フレームの長さが100msecであり、Nが8である場合、12.5msecの長さのサブフレームが規定される。Nは、8以外であってもよい。
図2(b)は、図示しない第1基地局装置10aによって生成されるフレームの構成を示す。第1基地局装置10aは、基地局装置10のうちの任意の1つである。第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。路者送信期間とは、基地局装置10がパケット信号をブロードキャスト送信可能な期間である。また、第1基地局装置10aは、第1サブフレームにおいて路車送信期間につづいて車車送信期間を設定する。車車送信期間とは、端末装置14がパケット信号をブロードキャスト送信可能な期間である。つまり、第1基地局装置10aは、第1サブフレームの先頭期間である路車送信期間においてパケット信号をブロードキャスト送信可能であり、かつフレームのうち、路車送信期間以外の車車送信期間において端末装置14がパケット信号をブロードキャスト送信可能であるような規定がなされる。さらに、第1基地局装置10aは、第2サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間のみを設定する。
図2(c)は、図示しない第2基地局装置10bによって生成されるフレームの構成を示す。第2基地局装置10bは、第2サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第2基地局装置10bは、第2サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第3サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。図2(d)は、図示しない第3基地局装置10cによって生成されるフレームの構成を示す。第3基地局装置10cは、第3サブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。また、第3基地局装置10cは、第3サブフレームにおける路車送信期間の後段、第1サブフレーム、第2サブフレーム、第4サブフレームから第Nサブフレームに車車送信期間を設定する。このように、複数の基地局装置10は、互いに異なったサブフレームを選択し、選択したサブフレームの先頭部分に路車送信期間を設定する。
図3は、端末装置14の構成を示す。端末装置14は、通信部20、処理部22を含む。通信部20は、受信部30、タイミング特定部32、送信部34を含む。処理部22は、第1取得部40、第2取得部42、生成部44、導出部46、通知部48を含む。前述のごく、端末装置14は、車両12に搭載可能である。
受信部30は、アンテナを介して、図示しない他の端末装置14あるいは基地局装置10からのパケット信号を受信する。受信部30は、受信した無線周波数のパケット信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドのパケット信号を生成する。また、受信部30は、ベースバンドのパケット信号に対して、復調を実行する。ここで、通信システム100は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式に対応するので、受信部30は、FFT(Fast Fourier Transform)も実行する。さらに、受信部30は、復調した結果を処理部22、タイミング特定部32に出力する。
タイミング特定部32は、受信部30からの復調結果が、図示しない基地局装置10からのパケット信号である場合に、路車送信期間が配置されたサブフレームのタイミングを特定する。その際、タイミング特定部32は、図1のエリア202内に存在すると推定する。タイミング特定部32は、基地局装置10からのパケット信号に含まれた情報をもとに、基地局装置10において形成されたフレームに同期したフレームを生成する。一方、タイミング特定部32は、基地局装置10からのパケット信号を入力していない場合、図1のエリア外204に存在すると推定する。
タイミング特定部32は、エリア202に存在していることを推定した場合、車車送信期間を選択する。また、タイミング特定部32は、車車送信期間内でCSMA/CAを開始することによって送信タイミングを決定する。タイミング特定部32は、フレームの構成を考慮せずに、CSMA/CAを実行することによって、送信タイミングを決定する。タイミング特定部32は、決定した送信タイミングを送信部34に通知する。
送信部34は、処理部22からのデータに対して、変調を実行する。前述のごとく、通信システム100は、OFDM変調方式に対応するので、送信部34は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)も実行する。また、送信部34は、その結果であるベースバンドのパケット信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数のパケット信号を生成する。さらに、送信部34は、タイミング特定部32から通知された送信タイミングにおいて、無線周波数のパケット信号をアンテナからブロードキャスト送信する。
次に、処理部22の構成を説明するが、その前に、本実施例において想定している状況を説明する。図4(a)−(b)は、通信システム100による処理の概要を示す。図4(a)は、前述の右折時衝突防止支援がなされる状況を示す。第1車両12aと第2車両12bは、互いにすれ違いの位置関係に相当しているが、第1車両12aは交差点で右折する予定であり、第2車両12bは交差点を直進する予定である。そのため、第1車両12aと第2車両12bは、遭遇地点Pにおいて遭遇、例えば衝突するおそれがある。また、第2車両12bは、第2被牽引車両16bを牽引しているので、第2車両12bと第2被牽引車両16bとを合わせた車両長は、第1車両12aの車両長よりも長い。ここで、第1車両12aには第1端末装置14a(図示せず)が搭載され、第2車両12bには第2端末装置14b(図示せず)が搭載される。第1端末装置14aにおいて右折時衝突防止支援が実行されているので、以下の説明では、第1端末装置14aにおける処理部22の構成を主として説明する。
第1取得部40は、図示しないGPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサ等を含んでおり、それらから供給されるデータによって、本端末装置14が搭載される車両12の存在位置、進行方向、移動速度等(前述のごとく、「第1の位置情報」と総称する)を取得する。なお、存在位置は、緯度・経度によって示される。進行方向は、方位角によって示され、北を基準方位(0度)として時計回りを正の角度としている。これらの取得には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。また、第1取得部40は、車両12の方向指示器に接続され、方向指示器によって示された方向の情報(以下、「ウインカ情報」という)も取得する。第1取得部40は、第1の位置情報、ウインカ情報を生成部44、導出部46へ出力する。
受信部30からは、前述のごとく、復調した結果が出力される。復調した結果には、他の車両12に搭載される他の端末装置14から送信された他の車両12の存在位置、進行方向、移動速度等(前述のごとく、「第2の位置情報」と総称する)が含まれる。第2の位置情報は、導出部46に入力される。また、復調した結果には、他の車両12の車両長の情報も含まれる。図4(a)の場合、他の車両12の車両長は、本来の他の車両12の車両長に被牽引車両16の車両長が加算された結果である。このような他の車両12の車両長の情報は、第2の位置情報に付加された情報であるといえる。車両長の情報に関しては、後述する。第2の位置情報、車両長の情報は、導出部46に入力される。
第2取得部42は、本端末装置14が搭載される車両12の車両長の情報を取得する。車両12に被牽引車両16が牽引されている場合、第2取得部42は、被牽引車両16の車両長の情報も取得する。本端末装置14が搭載される車両12には、被牽引車両16が牽引されていないが、受信部30において受信した車両長の情報には、被牽引車両16が含まれる。そのため、車両長の情報について、ここでは、図5(a)−(b)を使用しながら説明する。図5(a)−(b)は、車両12と被牽引車両16の構成を示す。図5(a)は、連結前の車両12と被牽引車両16の構成を示す。ここで、被牽引車両16は荷台であるとする。また、車両12の車両長はXmであり、被牽引車両16の車両長はYmである。
図5(b)は、連結後の車両12と被牽引車両16の構成を示す。車両12と被牽引車両16は、図示しない連結器の結合により連結されるが、その際、車両12と被牽引車両16との間の通信回線も接続される。通信回線は、有線であってもよく、無線であってもよい。車両12に搭載された端末装置14には第2取得部42が含まれているが、第2取得部42は、通信回線の接続を確認すると、被牽引車両16に搭載された通信装置に対して、被牽引車両16の車両長の情報の送信を要求する。通信装置は、要求に応じて、被牽引車両16の車両長の情報を送信し、第2取得部42は、被牽引車両16の車両長の情報を取得する。図3に戻る。
他の車両12に搭載された他の端末装置14における第2取得部42は、被牽引車両16の車両長の情報を取得した場合、車両12の車両長に被牽引車両16の車両長を加算し、加算結果を車両12の車両長とする。つまり、第2取得部42は、被牽引車両16の車両長によって、車両12の車両長を補正する。これは、図5(b)の場合、X+Ymとされることに相当する。厳密には、車両12と被牽引車両16とが重なる部分の長さを車両長から減算することが好ましい。なお、車両12に被牽引車両16が牽引されていない場合、つまり本端末装置14の第2取得部42では、取得された車両12の車両長は補正されない。第2取得部42は、第1取得部40と同様に、車両12の車両長の情報を生成部44、導出部46に出力する。
導出部46は、第1取得部40からの第1の位置情報およびウインカ情報、受信部30からの第2の位置情報、車両長の情報を入力する。導出部46は、第1取得部40からのウインカ情報により右折が示されている場合、第1の位置情報と地図データを参照することによって、右折する地点(前述のごとく、「遭遇地点」という)を特定する。また、導出部46は、第1の位置情報における存在位置と遭遇地点との距離を、第1の位置情報における移動速度で除算することによって、本車両12が遭遇地点に到達する時間(以下、「第1の時間」という)を導出する。これにつづいて、導出部46は、第2の位置情報における存在位置と遭遇地点との距離を、第2の位置情報における移動速度で除算することによって、他の車両12が遭遇地点に到達する時間(以下、「第2の時間」という)を導出する。
さらに、導出部46は、車両長に応じて第2の位置情報の存在位置をずらすことによって第3の位置情報を導出する。具体的に説明すると、導出部46は、第2の位置情報の存在位置を遭遇地点とは逆方向に車両長だけずらすことによって、第3の位置情報を導出する。第3の位置情報は、他の車両12に牽引された被牽引車両16の後方部分の存在位置を示す。導出部46は、第3の位置情報における存在位置と遭遇地点との距離を、第2の位置情報における移動速度で除算することによって、第3の位置情報が遭遇地点に到達する時間(以下、「第3の時間」という)を導出する。導出部46は、第1の時間、第2の時間、第3の時間を通知部48に出力する。
通知部48は、導出部46から、第1の時間、第2の時間、第3の時間を入力する。通知部48は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしているかを判定する。支援発生条件は、第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間、例えば3秒以内であるというように規定される。つまり、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒である場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていると判定する。
また、通知部48は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしているかを判定する。支援発生条件は、第1の時間が第3の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間、例えば3秒以内であるというように規定される。つまり、第1の時間≦第3の時間、かつ(第3の時間−第1の時間)≦3秒である場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていると判定する。それ以外の場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていないと判定する。
支援発生条件が満たされている場合、通知部48は、第1の時間が第1のしきい値、例えば5秒以下であれば、警告として、運転者に「注意喚起」を通知する。また、通知部48は、第1の時間が第1のしきい値よりも長く、かつ第2のしきい値、例えば8秒以下であれば、警告として、運転者に「情報提供」を通知する。ここで、第2のしきい値は第1のしきい値よりも長くなるように規定される。さらに、通知部48は、第1の時間が第2のしきい値よりも長ければ、運転支援なしを決定する。なお、通知部48は、支援発生条件が満たされていない場合も、運転支援なしを決定する。
ここで、「注意喚起」と「情報提供」は、運転者への通知という点では共通するが、通知の緊急性のレベルが異なる。「注意喚起」の方が「情報提供」よりも緊急性のレベルが高い。そのため、例えば、「情報提供」が画面と音声のうちの一方による通知である場合、「注意喚起」は画面と音声の両方による通知である。また、「注意喚起」における通知内容が、「情報提供」における通知内容よりも緊急性を促すようなものであってもよい。
生成部44は、第1取得部40からの第1の位置情報およびウインカ情報、第2取得部42からの車両長の情報を入力する。生成部44は、これらを含めながらパケット信号を生成する。生成部44は、パケット信号を送信部34に出力する。
以下では、図4(a)−(b)を再び使用しながら、通知部48の処理を具体的に説明する。図4(a)は、対向車である第2車両12bが遭遇地点Pの比較的遠くにいる場合を示す。ポイントAは、第2車両12bの先頭位置であり、前述の第2の位置情報によって示される。また、ポイントBは、第2被牽引車両16bの後方部分の位置であり、前述の第3の位置情報によって示される。ここで、第1の時間が2秒であり、第2の時間が5秒であり、第3の時間が6秒であるとする。第1の時間と第2の時間との関係において、第2の時間−第1の時間が「3秒」になるので、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒となり、支援発生条件が満たされる。また、第1の時間が5秒以下であるので、通知部48は、「注意喚起」を決定する。
図4(b)は、対向車である第2車両12bが遭遇地点Pを通過する場合を示す。ここで、第1の時間が0秒であり、第2の時間が−0.5秒であり、第3の時間が0.5秒であるとする。第1の時間と第2の時間との関係において、第1の時間>第2の時間であるので、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒とならず、支援発生条件が満たされない。一方、第1の時間と第3の時間との関係において、第3の時間−第1の時間が「0.5秒」になるので、第1の時間≦第3の時間、かつ(第3の時間−第1の時間)≦3秒となり、支援発生条件が満たされる。また、第1の時間が5秒以下であるので、通知部48は、「注意喚起」を決定する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
本発明の実施例によれば、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第3の時間も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、車両長を考慮した運転支援を実行できる。また、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第1の時間と第3の時間との関係も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、他の車両の車両長を考慮した運転支援を実行できる。また、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば警告を通知するので、被牽引車両の後方部分に対する警告を通知できる。また、第1の時間の比較対象として、第2の時間と第3の時間を使用するので、他の車両の車両長を考慮できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、車両に搭載された端末装置間において車車間通信を実行するとともに、交差点等に設置された基地局装置から端末装置へ路車間通信も実行する通信システムに関する。また、右折時衝突防止支援を説明の対象にする。一方、実施例1では、他の車両の車両長が長い場合を想定しているが、実施例2では、本車両の車両長が長い場合を想定する。実施例2に係る通信システム100、端末装置14は、図1、図3と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
まず、本実施例において想定している状況を説明する。図6(a)−(b)は、通信システム100による処理の概要を示す。図6(a)は、前述の右折時衝突防止支援がなされる状況を示す。第1車両12aと第2車両12bは、互いにすれ違いの位置関係に相当しているが、第1車両12aは交差点で右折する予定であり、第2車両12bは交差点を直進する予定である。そのため、第1車両12aと第2車両12bは、遭遇地点Pにおいて遭遇、例えば衝突するおそれがある。また、第1車両12aは、第1被牽引車両16aを牽引しているので、第1車両12aと第1被牽引車両16aとを合わせた車両長は、第2車両12bの車両長よりも長い。ここで、第1車両12aには第1端末装置14a(図示せず)が搭載され、第2車両12bには第2端末装置14b(図示せず)が搭載される。第1端末装置14aにおいて右折時衝突防止支援が実行されているので、以下の説明では、第1端末装置14aにおける処理部22の構成を主として説明する。
前述のごとく、端末装置14は、図6(a)の第1車両12aに搭載されており、第1車両12aには第1被牽引車両16aが牽引されているので、第2取得部42は、第1被牽引車両16aの車両長の情報も取得する。第2取得部42は、第1取得部40と同様に、車両12の車両長の情報を生成部44、導出部46に出力する。そのため、第2取得部42において取得した車両12の車両長の情報は、第1の位置情報に付加された情報であるといえる。
導出部46は、第1取得部40からの第1の位置情報およびウインカ情報、第2取得部42からの車両長の情報、受信部30からの第2の位置情報を入力する。導出部46は、第1取得部40からのウインカ情報により右折が示されている場合、実施例1と同様に、遭遇地点を特定してから、第1の時間および第2の時間を導出する。さらに、導出部46は、車両長に応じて第1の位置情報の存在位置をずらすことによって第3の位置情報を導出する。具体的に説明すると、導出部46は、第1の位置情報の存在位置を遭遇地点とは逆方向に車両長だけずらすことによって、第3の位置情報を導出する。第3の位置情報は、本車両12に牽引された被牽引車両16の後方部分の存在位置を示す。導出部46は、第3の位置情報における存在位置と遭遇地点との距離を、第1の位置情報における移動速度で除算することによって、第3の位置情報が遭遇地点に到達する時間(これもまた、「第3の時間」という)を導出する。導出部46は、第1の時間、第2の時間、第3の時間を通知部48に出力する。
通知部48は、導出部46から、第1の時間、第2の時間、第3の時間を入力する。通知部48は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしているかを判定する。支援発生条件は、第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間、例えば3秒以内であるというように規定される。つまり、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒である場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていると判定する。
また、通知部48は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第2の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしているかを判定する。支援発生条件は、第3の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間、例えば3秒以内であるというように規定される。つまり、第3の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第3の時間)≦3秒である場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていると判定する。それ以外の場合、通知部48は、支援発生条件を満たしていないと判定する。
生成部44は、第1取得部40からの第1の位置情報およびウインカ情報、第2取得部42からの車両長の情報を入力する。生成部44は、これらを含めながらパケット信号を生成する。そのため、第2取得部42において被牽引車両16の車両長の情報を取得した場合、車両12の車両長と被牽引車両16の車両長とを加えた車両長の情報がパケット信号に含められる。生成部44は、パケット信号を送信部34に出力する。
以下では、図6(a)−(b)を再び使用しながら、通知部48の処理を具体的に説明する。図6(a)は、対向車である第2車両12bが遭遇地点Pの比較的近くにいる場合を示す。ポイントAは、第1車両12aの先頭位置であり、前述の第1の位置情報によって示される。また、ポイントBは、第1被牽引車両16aの後方部分の位置であり、前述の第3の位置情報によって示される。ここで、第1の時間が1秒であり、第2の時間が3秒であり、第3の時間が4秒であるとする。第1の時間と第2の時間との関係において、第2の時間−第1の時間が「2秒」になるので、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒となり、支援発生条件が満たされる。また、第1の時間が5秒以下であるので、通知部48は、「注意喚起」を決定する。
図6(b)は、対向車である第2車両12bが遭遇地点Pの比較的遠くにいる場合を示す。ここで、第1の時間が1秒であり、第2の時間が5秒であり、第3の時間が4秒であるとする。第1の時間と第2の時間との関係において、第2の時間−第1の時間が「4秒」になるので、第1の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第1の時間)≦3秒とならず、支援発生条件が満たされない。一方、第2の時間と第3の時間との関係において、第2の時間−第3の時間が「1秒」になるので、第3の時間≦第2の時間、かつ(第2の時間−第3の時間)≦3秒となり、支援発生条件が満たされる。また、第3の時間が5秒以下であるので、通知部48は、「注意喚起」を決定する。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図7は、端末装置14による通知手順を示すフローチャートである。支援発生条件が満たされる場合(S10のY)、第1の時間が8秒以下であり(S12のY)、第1の時間が5秒以下である場合(S14のY)、通知部48は、注意喚起を通知する(S16)。第1の時間が5秒以下でない場合(S14のN)、通知部48は、情報提供を通知する(S18)。支援発生条件が満たされない場合(S10のN)、あるいは第1の時間が8秒以下でない場合(S12のN)、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第2の時間と第3の時間との関係も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、本車両の車両長を考慮した運転支援を実行できる。また、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第2の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば警告を通知するので、被牽引車両の後方部分に対する警告を通知できる。また、第2の時間の比較対象として、第1の時間と第3の時間を使用するので、本車両の車両長を考慮できる。
また、車両の車両長と被牽引車両の車両長とを加えた車両長の情報をパケット信号に含めるので、被牽引車両の車両長が加えられた車両の車両長の影響を考慮して運転支援を実行させることができる。また、車両の車両長に被牽引車両の車両長を加えた車両長を送信するので、パケット信号のフォーマットの変更を不要にできる。また、車両の車両長に被牽引車両の車両長を加えた車両長を送信するので、車両と牽引車量を一体的に取り扱うことができる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の端末装置は、車両に搭載可能な端末装置であって、本端末装置が搭載される本車両の第1の位置情報を取得する取得部と、他の車両に搭載される他の端末装置から送信された第2の位置情報であって、かつ他の車両の第2の位置情報を受信する受信部と、取得部において取得した第1の位置情報をもとに、本車両が遭遇地点に到達する第1の時間を導出するとともに、受信部において受信した第2の位置情報をもとに、他の車両が遭遇地点に到達する第2の時間を導出する導出部と、導出部において導出した第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしている場合に、警告を通知する通知部とを備える。取得部において取得した第1の位置情報と、受信部において受信した第2の位置情報のうちの一方の位置情報には、車両長の情報が付加されており、導出部は、車両長に応じて一方の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間も導出し、通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の位置情報と第2の位置情報のうちの他方の位置情報をもとに導出部において導出された時間と、導出部において導出した第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知する。
この態様によると、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第3の時間も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、車両長を考慮した運転支援を実行できる。
取得部において取得した第1の位置情報には、本車両の車両長の情報が付加されており、導出部は、本車両の車両長に応じて第1の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間を導出し、通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第2の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知してもよい。この場合、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第2の時間と第3の時間との関係も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、本車両の車両長を考慮した運転支援を実行できる。
通知部において支援発生条件を満たすことは、(1)第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であること、(2)第3の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であることの少なくとも一方を満たすことであってもよい。この場合、第2の時間の比較対象として、第1の時間と第3の時間を使用するので、本車両の車両長を考慮できる。
受信部において受信した第2の位置情報には、他の車両の車両長の情報が付加されており、導出部は、他の車両の車両長に応じて第2の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間を導出し、通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知してもよい。この場合、第1の時間と第2の時間との関係だけでなく、第1の時間と第3の時間との関係も使用して支援発生条件を満たすかを判定するので、他の車両の車両長を考慮した運転支援を実行できる。
通知部において支援発生条件を満たすことは、(1)第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であること、(2)第1の時間が第3の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であることの少なくとも一方を満たすことであってもよい。この場合、第1の時間の比較対象として、第2の時間と第3の時間を使用するので、他の車両の車両長を考慮できる。
本発明の別の態様もまた、端末装置である。この装置は、車両に搭載可能な端末装置であって、本端末装置が搭載される車両の位置情報を取得する第1取得部と、車両の車両長の情報を取得する第2取得部と、第1取得部において取得した位置情報と、第2取得部において取得した車両長の情報とを含めながらパケット信号を生成する生成部と、生成部において生成したパケット信号を送信する送信部とを備える。第2取得部は、車両に牽引された被牽引車両の車両長の情報を取得し、生成部は、第2取得部において被牽引車両の車両長の情報を取得した場合、車両の車両長と被牽引車両の車両長とを加えた車両長の情報をパケット信号に含める。
この態様によると、車両の車両長と被牽引車両の車両長とを加えた車両長の情報をパケット信号に含めるので、被牽引車両の車両長が加えられた車両の車両長の影響を考慮して運転支援を実行させることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例1と2の組合せも有効である。本変形例によれば、実施例1と実施例2とを組み合わせた効果を得ることができる。
実施例1、2において、導出部46、通知部48は、車両長を考慮して処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、導出部46、通知部48は、車幅あるいは車重などの車両情報も考慮して処理を実行してもよい。本変形例によれば、安全精度の高い処理を実行できる。
実施例1、2において、導出部46、通知部48は、常に車両長を考慮して処理を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、導出部46、通知部48は、車両長が所定の長さ以上であれば車両長を考慮して処理を実行し、車両長が所定の長さ未満であれば車両長を考慮せずに処理を実行するようにしてもよい。本変形例によれば、処理負荷を低減することができる。
10 基地局装置、 12 車両、 14 端末装置、 16 被牽引車両、 20 通信部、 22 処理部、 30 受信部、 32 タイミング特定部、 34 送信部、 40 第1取得部、 42 第2取得部、 44 生成部、 46 導出部、 48 通知部、 100 通信システム。

Claims (6)

  1. 車両に搭載可能な端末装置であって、
    本端末装置が搭載される本車両の第1の位置情報を取得する取得部と、
    他の車両に搭載される他の端末装置から送信された第2の位置情報であって、かつ前記他の車両の第2の位置情報を受信する受信部と、
    前記取得部において取得した第1の位置情報をもとに、前記本車両が遭遇地点に到達する第1の時間を導出するとともに、前記受信部において受信した第2の位置情報をもとに、前記他の車両が遭遇地点に到達する第2の時間を導出する導出部と、
    前記導出部において導出した第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしている場合に、警告を通知する通知部とを備え、
    前記取得部において取得した第1の位置情報と、前記受信部において受信した第2の位置情報のうちの一方の位置情報には、車両長の情報が付加されており、
    前記導出部は、車両長に応じて一方の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間も導出し、
    前記通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の位置情報と第2の位置情報のうちの他方の位置情報をもとに前記導出部において導出された時間と、前記導出部において導出した第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知することを特徴とする端末装置。
  2. 前記取得部において取得した第1の位置情報には、前記本車両の車両長の情報が付加されており、
    前記導出部は、前記本車両の車両長に応じて第1の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間を導出し、
    前記通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第2の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記通知部において支援発生条件を満たすことは、(1)第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であること、(2)第3の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であることの少なくとも一方を満たすことであることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記受信部において受信した第2の位置情報には、前記他の車両の車両長の情報が付加されており、
    前記導出部は、前記他の車両の車両長に応じて第2の位置情報をずらした第3の位置情報が遭遇地点に到達する第3の時間を導出し、
    前記通知部は、第1の時間と第2の時間との関係が支援発生条件を満たしていない場合であっても、第1の時間と第3の時間との関係が支援発生条件を満たしていれば、警告を通知することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記通知部において支援発生条件を満たすことは、(1)第1の時間が第2の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であること、(2)第1の時間が第3の時間以下であり、かつそれらの差が所定時間以内であることの少なくとも一方を満たすことであることを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
  6. 車両に搭載可能な端末装置であって、
    本端末装置が搭載される車両の位置情報を取得する第1取得部と、
    前記車両の車両長の情報を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部において取得した位置情報と、前記第2取得部において取得した車両長の情報とを含めながらパケット信号を生成する生成部と、
    前記生成部において生成したパケット信号を送信する送信部とを備え、
    前記第2取得部は、前記車両に牽引された被牽引車両の車両長の情報を取得し、
    前記生成部は、前記第2取得部において被牽引車両の車両長の情報を取得した場合、前記車両の車両長と前記被牽引車両の車両長とを加えた車両長の情報をパケット信号に含めることを特徴とする端末装置。
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