JP2017516698A - サイドウォールにハイコントラストのマトリックス記号が施されたタイヤ - Google Patents

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    • B29D2030/728Decorating or marking the sidewalls after tyre vulcanization

Abstract

本発明は、サイドウォール(3)を有するゴムタイヤ(1)に関する。タイヤは、サイドウォール(3)が少なくとも1つの符号化マトリックス記号(4)を有し、符号化マトリックス記号(4)が暗色部(40)及び明色部(41)を含み、暗色部(40)のテキスチャがサイドウォール(3)と同一の材料のものであり且つタイヤ(1)の残部とコントラストをなしていることを特徴としている。テキスチャは、複数の要素、例えばストランド(401)、サイプ(402)、平行六面体(403)、ブロック(404)、溝(405)、凹みパターン(411)/隆起パターン(414)から成る組織化された配列体である。

Description

本発明は、サイドウォールを有するゴム状材料で作られたタイヤに関する。
欧州特許第1636117号明細書は、タイヤのサイドウォール上への符号化(コード化)マトリックス記号の使用の仕方を開示しており、符号化マトリックス記号は、例えば当該タイヤの個々のシリアルナンバー、タイヤ製造業者のウェブサイト等の情報を含む。符号化マトリックス記号は、暗色部及び明色部を含み、この符号化マトリックス記号は、この場合、タイヤのサイドウォール中に直接刻印される。
欧州特許第1636117号明細書
今日では、タイヤのサイドウォール上に存在する符号化マトリックス記号の判読性を向上させて符号化マトリックス記号を読み取りやすくすることが要望されている。
定義
「タイヤ」は、内圧を受けるにせよ受けないにせよいずれにせよ、あらゆる形式の弾性タイヤを意味している。
「ゴム状材料」は、ジエンエラストマー、即ち、公知のように、少なくとも一部(即ち、ホモポリマー又はコポリマー)がジエンモノマー(モノマーは、2つの共役又は非共役炭素‐炭素二重結合を有する)から誘導されたエラストマーを意味している。
「符号化マトリックス記号」は、「スマート」コードと呼ばれるものを意味し、このスマートコードでは、データは、二次元(複数の行と列の形態)に符号化され、データは、機械のイメージャ、例えば携帯電話によって復号化可能である。符号化マトリックス記号は、同一の所与の表面積の場合、伝統的な直線バーコードよりも著しく多量のデータを符号化し、この符号化マトリックス記号は、組み込み式誤り訂正システムを有する。
タイヤの「トレッド」は、側面及び2つの主要な表面によって境界付けられた或る量のゴム状材料を意味しており、2つの主要表面のうちの一方は、タイヤが走行しているときに路面に接触するようになっている。
タイヤの「サイドウォール」は、タイヤトレッドとこのタイヤのビードとの間に位置するタイヤの側面を意味している。
「テキスチャ」は、複数の要素の組織化された配列体を意味しており、この配列体の要素の全て又は幾つかは、1つの単一基本要素、例えばストランド又は板状体を繰り返したものである。
「ストランド」は、高さがこのストランドの平均断面積と同一の表面積を有する円板の直径の少なくとも2倍に等しい糸状要素を意味している。
「板状体」は、高さの少なくとも2倍に等しい長さを有する細長いストランドを意味している。
「サイドウォールの一体部として形成されたテキスチャ」は、テキスチャがタイヤのサイドウォールと同一のゴム状材料で作られていることを意味している。かくして、別の材料を追加しなくてもテキスチャが作られる。
本発明は、サイドウォールを有するゴム状材料で作られたタイヤに関する。サイドウォールは、符号化マトリックス記号を有し、符号化マトリックス記号は、暗色部及び明色部を含み、暗色部は、サイドウォールの一体部として形成されると共にタイヤの残部に対してコントラストをなすテキスチャで構成されていることを特徴とするタイヤに関する。テキスチャは、複数の要素から成る組織化された配列体である。
本発明により、符号化マトリックス記号の明色部と強いコントラストをなす符号化マトリックス記号の暗色部を得ることができる。かくして、符号化マトリックス記号は、読み取りやすい。さらに、一体部として形成されたかかるテキスチャをモールド内におけるタイヤの硬化と同時に作製することができ、それにより符号化マトリックス記号の製造をより経済的にすることができる。
幾つかの非限定的な実施形態によれば、タイヤは、以下の追加の特徴のうちの1つ又は2つ以上を更に有するのが良い。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号は、
‐datamatrix(商標)、
‐QR(商標)、
‐QR code(商標)、
‐MaxiCode(商標)、
‐PDF-417(商標)、
‐code 16K(商標)、
‐code 49(商標)、
‐Aztec cord(商標)を含む記号の集まりから選択された記号である。
非限定的な一実施形態では、テキスチャは、複数の突出要素又はサイドウォールの表面から引っ込められた複数の第1の凹み要素から成る。
このテキスチャにより、符号化マトリックス記号に当たった入射光線の全て又は何割かが「捕捉された」状態になることができる。これにより、符号化マトリックス記号の暗色部に黒い外観を与えることができ、しかも、それに従って、明色部及びサイドウォールの残部に対する暗色部のコントラスト及びかくしてその視認性を向上させることができる。さらに、この特定のテキスチャにより、符号化マトリックス記号の領域における「ベロア」型の心地よい感触を得ることができる。
非限定的な一実施形態では、突出要素の全て又は幾つかは、1平方ミリメートル(mm2)当たり少なくとも1本のストランドに等しい密度でテキスチャ全体にわたって分布して配置されたストランドであり、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面積を有する。
非限定的な一実施形態では、突出要素の全て又は幾つかは、実質的に相互に平行な板状体であり、テキスチャ中の板状体の間隔は、多くとも0.5mmに等しく、各板状体は、0.02mm〜0.25mmの平均幅を有する。
非限定的な一実施形態では、突出要素の全て又は幾つかは、辺の長さが0.05mm〜0.5mm、高さが0.05mm〜0.5mmの平行六面体を形成し、テキスチャ中の2つの隣り合う平行六面体相互間の距離は、0.05mm〜0.5mmである。
非限定的な一実施形態では、第1の凹み要素は、サイドウォールの表面上に設けられた開口部を形成し、テキスチャは、複数の開口部を有し、これら開口部は、1平方ミリメートル(mm2)当たり少なくとも1つの開口部に等しい密度でテキスチャ全体にわたって分布して配置され、これら開口部は、0.01mm〜1.2mmの等価直径を有する。
かくして、テキスチャは、より耐久性がある。確かに、テキスチャがサイドウォールの表面から引っ込められた凹み要素で構成されているので、このテキスチャに対する路面のこすりの衝撃がより小さい。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号の明色部は、複数の第2の凹み要素及び/又はボス要素を含むパターンで構成され、各凹み要素/ボス要素は、球の一部の形状を有する。
同一の光源から来てタイヤのサイドウォールを照明する光線は、かくして、パターン上で実質的に同一の仕方で偏向される。
非限定的な一実施形態では、第2の凹み要素は、サイドウォールの平均表面の上に延びる連結ゾーンのところで互いに連結されている。
それにより、例えば縁石に当たったことで生じる摩擦の減少に対して明色部を保護する要素を形成することができる。
非限定的な一実施形態では、断面で見て、第2の凹み要素/ボス要素の全て又は幾つかは、70°以下の角度的広がりを有する。
それにより、光のための良好な反射面を得ることができる。したがって、明色部は、タイヤのサイドウォール上で明るく浮かび上がる。
非限定的な一実施形態では、パターン中において第2の凹み要素がボス要素と交互に位置するよう配置され、符号化マトリックス記号の明色部は、この交互配置状態において、余弦型又は正弦型の曲率の変化を呈する。
かくして、タイヤのサイドウォールを照明する同一の光源から来た光線は、パターン上で実質的に同一の仕方で偏向される。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号の明色部は、30μm未満のパラメータRaの表面粗さを有する。
それにより、研磨された表面に近い表面を得ることができ、かくして光の散乱を制限することができる。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号は、サイドウォールと一体に形成されると共にタイヤの残部とコントラストをなす幅が少なくとも2mmのテキスチャ付きゾーンによって包囲されている。
それにより、符号化マトリックス記号の暗色部と明色部のコントラストを高めることができる。それ故に、この記号は、読み取りやすくなる。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号は、タイヤのサイドウォールの曲率をたどる。
それにより、タイヤのサイドウォール上における符号化マトリックス記号の見栄えが向上する。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号は、タイヤのサイドウォール中に引っ込められている。
それにより、例えば縁石に当たる(舗装路面に当たって磨り減る)ことにより生じる摩耗に対して符号化マトリックス記号に与えられる保護が向上する。
本発明の別の特徴及び別の利点は、添付の図面を参照して非限定的な実施例により与えられる以下の説明から明らかになろう。
本発明の非限定的な第1の実施形態に従って符号化マトリックス記号が配置されたサイドウォールを有するタイヤの一部の概略斜視図である。 本発明の非限定的な第2の実施形態に従って符号化マトリックス記号が配置されたサイドウォールを有するタイヤの一部の概略斜視図である。 符号化マトリックス記号がサイドウォールに設けられた図2のタイヤのサイドウォールの概略断面図である。 非限定的な一実施形態による図1のサイドウォールの符号化マトリックス記号を示す図であり、この符号化マトリックス記号が暗色部及び明色部を含み、暗色部が特定のテキスチャで構成されている状態を示す図である。 タイヤのサイドウォール上の図3の符号化マトリックス記号によって占められた空間を示す図である。 テキスチャ付きゾーンによって包囲された図2のサイドウォールの符号化マトリックス記号を示す図である。 非限定的な第1の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の暗色部を構成するテキスチャの一部を示す図である。 非限定的な第2の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の暗色部を構成するテキスチャの一部を示す図である。 符号化マトリックス記号が配置されたサイドウォールを有する図1のタイヤの一部の概略斜視図であり、符号化マトリックス記号の暗色部を構成する突出要素を拡大して示す図である。 図7又は図8のテキスチャの断面図であり、このテキスチャが非限定的な第1の変形実施形態に従ってサイドウォールの表面に対して配置された状態を示す図である。 図7又は図8のテキスチャの断面図であり、このテキスチャが非限定的な第2の変形実施形態に従ってサイドウォールの表面に対して配置された状態を示す図である。 図7又は図8のテキスチャの断面図であり、このテキスチャが非限定的な第3の変形実施形態に従ってサイドウォールの表面に対して配置された状態を示す図である。 タイヤのサイドウォールが機械的荷重を受けたときに符号化マトリックス記号に存在する図12のテキスチャの状態を示す図である。 非限定的な第3の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の暗色部を構成するテキスチャの一部を示す図である。 非限定的な第4の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の暗色部を構成するテキスチャの一部を示す図である。 非限定的な第5の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の暗色部を構成するテキスチャの一部を示す図である。 図16のテキスチャの凹み要素の空所の拡大図である。 非限定的な第1の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の明色部を構成するパターンの複数の凹み要素の斜視図である。 非限定的な第1の変形実施形態に従って図18のパターンの一部の断面を概略的に示す図である。 非限定的な第2の変形実施形態に従って図18のパターンの一部の断面を概略的に示す図である。 非限定的な第2の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の明色部を構成するパターンの複数の凹み要素の概略断面図である。 非限定的な第1の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の明色部を構成するパターンの複数のボス要素の斜視図である。 図22のパターンの一部の概略断面図である。 非限定的な第2の実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の明色部を構成するパターンの複数のボス要素の概略断面図である。 非限定的な実施形態に従って図4又は図6の符号化マトリックス記号の明色部を構成するパターンの複数の凹み要素及び複数のボス要素の斜視図である。 図25のパターンの一部の概略断面図である。
以下の説明において、実質的に同一又は類似した要素は、同一の参照符号で示される。
図1は、タイヤ1のサイドウォール3を示し、このサイドウォール3は、符号化マトリックス記号4を備えている。
非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号4は、以下の記号、即ち、
‐datamatrix(商標)、
‐QR(商標)、
‐QR code(商標)、
‐MaxiCode(商標)、
‐PDF-417(商標)、
‐code 16K(商標)、
‐code 49(商標)、
‐Aztec code(商標)又は任意他の符号化マトリックス記号から選択される。
当然のことながら、他の符号化マトリックス記号を用いることができる。
思い起こされるように、符号化マトリックス記号4により、例えば製造業者のマーク、製造業者のウェブサイト等のような情報を符号化することができる。読み取り/復号化手段、例えば非限定的な実施例では携帯電話中に組み込まれたイメージャを用いると、タイヤを見た人は、例えば新品のタイヤを注文するために符号化マトリックス記号4を読み取ってこれを復号化し、そして製造業者のウェブサイトにアクセスすることができる。
図2に示されているように、非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号4は、タイヤ1のサイドウォール3の曲率C1をたどり、この曲率は、タイヤの回転軸線に対して平行線に沿って定められる。換言すると、符号化マトリックス記号4は、タイヤ1の回転軸線回りに湾曲した状態になる。これにより、タイヤに魅力的な外観が与えられることになるが、その理由は、符号化マトリックス記号4がサイドウォール3の一体部を形成するように見えるからである。
図3の断面図に示されている非限定的な一実施形態では、符号化マトリックス記号4は、タイヤのサイドウォール3中に引っ込められている。サイドウォール3は、符号化マトリックス記号4が埋め込まれたハウジング43を有している。暗色部40(本明細書において後で説明する突出要素401,402,403,404で構成されているにせよ凹み要素405で構成されているにせよいずれにせよ)及び明色部41(明色部が本明細書において後で説明するボス要素414で構成されているにせよ凹み要素411で構成されているにせよいずれにせよ)は、サイドウォール3の表面30の下で延びており、この表面は、サイドウォールの上面である。かくして、これら要素がサイドウォール3の表面30と同じほど高く至っていないということは、特に縁石に当たっても堅牢である符号化マトリックス記号4を得ることができることを意味している。さらに、このことは、空気流に対してそれほど乱れを生じさせず、この空気流は、従って、流体であり、それ故サイドウォール3のこの表面30に沿って良好に流れる。
図4は、復号化マトリックス記号4の非限定的な第1の実施形態を示している。この図で理解できるように、復号化マトリックス記号4は、暗色部40及び明色部41を含む。当業者には知られているように、非限定的な一実施形態では、暗色部40及び明色部41は、それぞれ、暗色ボックス及び明色ボックスであり、1つの部分(暗色部又は明色部)が1つのボックスに対応している。かくして、符号化マトリックス記号4は、列及び行をなすボックス(又は正方形)を含む。非限定的な一実施形態では、ボックスは、0.5×0.5mm〜2×2mmのサイズを有する。この範囲外では、符号化マトリックス記号4は、大げさになり又はあまりにもミニチュア化され、従って、脆すぎるので、これをタイヤ1の摩耗寿命の終わりに復号化することができない。非限定的な変形実施形態では、ボックスのサイズは、1×1mmである。別の非限定的な実施形態では、暗色部40及び明色部41は、それぞれ、暗い色の円及び明るい色の円である。別の非限定的な実施形態では、ボックスと円の組み合わせを利用することが可能である。符号化マトリックス記号4は、図5に示されているようにタイヤ1のサイドウォール3上の空間42を占める。
図6は、符号化マトリックス記号4の非限定的な第2の実施形態を示している。この図で理解できるように、暗色部40及び明色部41とは別に、符号化マトリックス記号4は、サイドウォールの一体部として形成されると共にタイヤ1の残部とコントラストをなす幅Ldが少なくとも2mmのテキスチャ付きゾーン5によって包囲されている。非限定的な一実施形態では、このゾーン52は、少なくとも2mmの幅Ldを有する。この境界画定ゾーン5は、符号化マトリックス記号4の暗色ゾーン40には触れていない。境界画定ゾーンは、暗色部40と同一の「ベロア」型のテキスチャ(本明細書において後で説明する)で構成され、その結果、符号化マトリックス記号4周りのイメージ捕捉ゾーン中の暗色表面領域の量が増大している。
かくして、暗色表面領域の量をこのようにして増大させることによって、携帯電話によって実施される処理の際にマトリックス記号4の明色領域と暗色領域のコントラストが強められる。したがって、これにより、記号4の読み取り/復号化が向上する。
非限定的な実施形態に従って本明細書の残りの部分で符号化マトリックス記号4の暗色部40及び明色部41について記載する。
以下、符号化マトリックス記号4の暗色部40について説明する。
暗色部40は、サイドウォール3の一体部として形成されたテキスチャ400で構成されている。テキスチャ400は、タイヤ1の残部、特にタイヤ1のサイドウォール3の残部とコントラストをなし、その結果、サイドウォール3上の符号化マトリックス記号4は、タイヤを見ている人にはっきりと見えるようになる。
暗色部40を形成しているテキスチャ400は、サイドウォール3の表面30に対して突き出た複数の突出要素401,402,403,404又はサイドウォール3の表面30から引っ込められた複数の第1の凹み要素405を含む。したがって、これら要素401〜405は、同様にゴム材料で作られている。換言すると、暗色ボックス40が複数の要素401,402,403,404又は405を有する。
以下において、テキスチャ400の突出要素401,402,403,404を具体化する種々の仕方について説明する。
突出要素401,402,403,404が有する作用効果は、テキスチャ400に当たった多量の入射光線を「捕捉」するという作用効果である。テキスチャ400(「ベロア」という)により「ベロア」型の見た目を得ることができ、その理由は、突出要素が光を吸収し、かくして符号化マトリックス記号4の暗色部40を一層黒くするからである。タイヤを見ている人は、これら暗色部40を明色部41及びサイドウォール3の残部から明確に区別することができよう。さらに、テキスチャ400は、これが触って心地よいので、「ベロア」型のものである。
図7に示されている第1の実施形態では、突出要素の全て又は幾つかは、ストランド401である。この図では、ストランド401は、これらストランドの高さHbに沿って減少する断面を備えた全体として円錐形の形を有する。具体的に説明すると、ストランドの基部から先へ一定間隔で測定された断面積Sの平均値に対応した各ストランドの平均断面積は、0.0005mm〜1mmである。このテキスチャ400内において、ストランドは、1平方ミリメートル当たり少なくとも1本のストランドに等しい密度で分布して配置されている。
図8に示されている第2の実施形態では、突出要素の全て又は幾つかは、板状体402である。この図では、板状体402は、全体として三角形の断面を有し、板状体の高さHlに沿って一定間隔で測定された幅Lの平均値に対応した各板状体の平均幅は、0.02mm〜0.25mmである。このテキスチャ400内において、板状体401は、実質的に相互に平行であり、板状体の間隔Pは、少なくとも0.05mmに等しく且つ多くとも0.5mmに等しい。
別の実施形態では、テキスチャ400は、ストランド401と板状体402の組み合わせを含む。
非限定的な一実施形態では、テキスチャ400の突出要素のうちの少なくとも30%は、サイドウォール3の表面30に接する平面Xに対して40°を超える角度θをなし、テキスチャ400の突出要素のうちの多くとも25%は、接平面Xに対して20°未満の角度θをなす。図9に示されているテキスチャ400の拡大部分は、突出要素、接平面X及び角度θを概略的に示している。注目されるように、角度θは、接平面Xと突出要素の側面とのなす角度である。テキスチャ400が光を捕捉する能力は、このようにして更に向上する。この実施形態は、上述の突出要素401,402に当てはまる。
図10〜図13は、上述のテキスチャ400の第1及び第2の実施例の非限定的な変形実施形態に従ってサイドウォール3の表面30に対して配置された暗色部40のテキスチャ400の断面図である。テキスチャ400は、ストランド401及び/又は板状体402を含む。
図10に見える非限定的な第1の変形実施形態では、この場合におけるテキスチャ400のストランド401又はテキスチャ400の板状体402は、それぞれ、タイヤ1のサイドウォール3の表面30と同一平面上に位置し、このことは、これらストランド401の頂点又はこれら板状体402の頂点がそれぞれ、サイドウォール3の表面30と同一高さ位置にあることを意味している。
図11に見える非限定的な第2の変形実施形態では、テキスチャ400のストランド401又はテキスチャ400の板状体402は、それぞれ、タイヤ1のサイドウォール3の表面30から引っ込められており、このことは、これらストランド401の頂点又はこれら板状体402の頂点が、サイドウォール3の表面30の下方に位置していることを意味している。
図12に見える第3の変形実施形態では、テキスチャ400のストランド401又はテキスチャ400の板状体402は、それぞれ、タイヤ1のサイドウォール3の表面30を超えて延びており、このことは、これらストランドの頂点又はこれら板状体の頂点が、サイドウォール3の表面30を超えて突き出ていることを意味している。タイヤのサイドウォール3が符号化マトリックス記号4の配設場所のところで磨り減った場合、ストランド401又は板状体402は、それぞれ、図13で理解できるように、撓み、それによりこの擦れの摩擦作用の全て又は何割かを吸収する。
別の非限定的な(図示せず)変形実施形態では、テキスチャ400は、第2の変形実施形態と第3の変形実施形態の組み合わせから成り、即ち、テキスチャのストランド401のうちの何割か又はテキスチャの板状体402のうちの何割かは、それぞれ、タイヤ1のサイドウォール3の表面30を超えて突き出、これらストランド401又はこれら板状体402のうちの別の何割かは、それぞれ、この表面から引っ込められている。非限定的な一実施形態では、ストランド401又は板状体402のうちの少なくとも50%は、サイドウォール3の表面30を超えて突き出ている。
かくして、符号化マトリックス記号4の暗色部40を完全に又は部分的に埋め込まれたストランド及び/又は板状体で構成しているので、縁石に当たらないような保護が提供されている。確かに、研磨をもたらす摩擦力は、サイドウォール3の表面30によって吸収され、摩擦力の結果として符号化マトリックス記号に及ぼされる圧力は、ストランド及び/又は板状体の可撓性の故に低い。
図14に示された非限定的な第3の実施形態では、突出要素の全て又は何割かは、辺の長さCが0.05mm〜0.5mm、高さHpが0.05mm〜0.5mmの平行六面体403を形成し、テキスチャ中の2つの隣り合う平行六面体403相互間の距離Dpは、0.05mm〜0.5mmである。
別の実施形態では、テキスチャ400は、上述したように突出要素401,402,403、突出要素401,403又は突出要素402,403の組み合わせを含む。
図15に示された非限定的な第4の実施形態では、突出要素404は、テキスチャ中に、様々な形状を有し、突出要素相互間の距離が様々である。それにより、テキスチャ中にランダム性を生じさせることができ、それにより、これら要素を目に見えにくくすることができる。
非限定的な一実施例では、テキスチャ400の突出要素401,404は、モールドの一部によって成型され、このモールドの一部は、要素401,404の成型の目的のためにパルスレーザエッチング作業をあらかじめ受けている。
以下において、テキスチャ400の第1の凹み要素405(穴とも呼ばれている)について説明する。
第1の凹み要素405は、サイドウォール3の表面30上に設けられた開口部406及びサイドウォール3の表面30の深さ中に延びる関連の空所407で構成されている。
かくして、テキスチャ400は、サイドウォール3の表面上に設けられた複数の開口部406を有し、開口部406は、1平方ミリメートル(mm2)当たり少なくとも1つの開口部に等しい密度でテキスチャ400全体にわたって分布して配置され、開口部は、サイドウォール3の表面30上に0.01mm〜1.2mmの等価直径Dtを有する。
非限定的な一実施形態では、開口部406は、テキスチャの少なくとも30%を占める。他の非限定的な実施形態によれば、開口部406は、テキスチャの少なくとも50%を占め又はそれどころか70%以上を占める。注目されるように、テキスチャの開口部の占有レベルが高ければ高いほど、このテキスチャのコントラストの質がそれだけ一層良好であり、従って明色部41及びサイドウォール3の残部に対する符号化マトリックス記号4の暗色部40のコントラストの質がそれだけ一層良好になる。
開口部406は、空所407を形成するようサイドウォール3の表面30の深さ中に延びている。
これら空所407が有する作用効果は、これら空所がテキスチャに当たった多量の入射光線を「捕捉」すると共に更にテキスチャの耐久性を高くするという作用効果である。具体的に説明すると、空所407がサイドウォール3の表面30中に引っ込められているので、機械的攻撃、例えば路面の摩擦がテキスチャに対してもたらす衝撃は、突起の場合よりも小さい。この実施形態では、テキスチャ400(「ベロア」という)により「ベロア」型の見た目を得ることができ、その理由は、空所が光を吸収し、かくして符号化マトリックス記号4の暗色部40を黒く見えるようにするからである。
非限定的な一実施形態では、空所407の全て又は幾つかは、少なくとも0.1mmに等しい深さを有する。非限定的な一変形実施形態では、空所407の全て又は幾つかは、0.2mm〜0.6mmの深さを有する。このように、テキスチャに当たった多量の入射光線がテキスチャ400によって捕捉された状態になるようにすることが可能である。
図16は、非限定的な変形実施形態としてのテキスチャ400を示している。この変形形態では、空所407の全て又は幾つかは、サイドウォール3の表面30の深さ中に延びてこの表面上に開口し、それにより円形開口部406を形成するコーン(円錐)として形作られている。空所407は、かくして、サイドウォール3の表面30の深さ中に減少する断面を有する。このように、テキスチャ3及びかくして符号化マトリックス記号4とタイヤ1の残部、特にサイドウォール3の残部とのコントラストが向上する。注目されるように、この変形形態では、空所407の開口部406は、互いに触れ合わない。開口部406は、中間ゾーン408によって互いに隔てられている。さらに、開口部406は、テキスチャ中の各開口部相互間の距離dがほぼ同一であるようにテキスチャ全体にわたって均等に分布して配置されている。
図17は、テキスチャ400の凹み要素405の空所407の拡大図である。非限定的な一実施形態では、空所の全て又は幾つかは、少なくとも1つの壁409を有し、この壁は、断面で見て、テキスチャに垂直な方向Zに対して10°〜60°の角度βをなしている。
光線が空所407の壁409に当たる度に、この光は、この壁409によって反射される。光線の反射方向は、この光線の初期の方向及び壁409の傾斜角度で決まる。かくして、この初期方向及びこの傾斜角度に応じて、光線を空所の別の壁409に向けて反射させることができる。これとは逆に、光線を反射させて例えば観察者に向かって直接空所から出すことができる。前者の場合、光線は、空所内で「失われた状態になり」、もはや観察者の目には知覚されないようになる。後者の場合、観察者は、光線を見ることができ、すると、テキスチャは、明るく見え、従って、サイドウォールの残部とのコントラストが低くなるように見える場合がある。10°〜60°の角度βをなす少なくとも1つの壁409を有する空所407を選択することによって、空所407に入った光線の大部分が空所内の多数回の反射の作用を受けてこの空所によって吸収されることになる。すると、これにより、タイヤ1の残部に対する(特に、明色部41及びサイドウォール3の残部に対する)テキスチャのコントラスト(及びかくして符号化マトリックス記号4の暗色部40のコントラスト)が向上し、他方、それと同時にテキスチャ400内における空所の同一の占有レベルが保たれる。さらに、この壁の傾斜により、特に路面に対する擦れの繰り返しに対するテキスチャ400の耐性が全体として向上する。
非限定的な一実施例では、テキスチャ400の第1の凹み要素405は、レーザエッチングによってタイヤ上に直接製造され又はモールドの一部によって成型され、このモールドの一部は、かかる要素405を得るためにモールドのレーザエッチングをあらかじめ受けている。
以下において、図18〜図26を参照して符号化マトリックス記号4の明色部41について説明する。
非限定的な第1の実施形態では、明色部41は、上述した「ベロア」型テキスチャ400で覆われていないサイドウォール3の表面30の一部で構成され、サイドウォール3の表面30のこの一部は、符号化マトリックス記号4によって占められた空間42によって画定される。具体的に説明すると、サイドウォール3の表面30は、滑らかであって光を反射する。タイヤを見ている人は、灰色を知覚することになる。かくして、明色部41は、上述した暗色部40に対してコントラストをなした状態で目立つことになる。
非限定的な第2の実施形態では、明色部41は、
‐複数の第2の凹み要素411、又は
‐複数の第2のボス要素414、又は
‐第2の凹み要素411と第2のボス要素414の組み合わせを含むパターン410で構成される。換言すると、明色ボックス41は、複数の要素411及び/又は414から成る。これにより、明色ボックス又は明色部41をサイドウォール3の滑らかな表面よりも一層明るくすることができる。パターン410は又、サイドウォール3の一体部として形成される。このパターン410は、タイヤのサイドウォールと同一のゴム状材料で作られる。したがって、要素411,414は、ゴム状材料で作られる。
種々の要素411,414及びこれらの組み合わせについて以下において説明する。
以下において、図18〜図21を参照して第2の凹み要素411について説明する。
図18は、非限定的な第1の実施形態に従って第2の凹み要素411を含むパターン410の一部の拡大斜視図である。第2の凹み要素411は全て、同一の形状を有する。この形状は、開いた表面である。図18に示された非限定的な実施形態では、第2の凹み要素411は、互いに対して整列している。これにより、明色部41を明確に視覚的に示すことができる。
図19及び図20は、図18の第2の凹み要素411の一部の断面図である。第2の凹み要素411は、球の一部の形状を有する。この第2の凹み要素は、第1の半径R1を有する球413を載せたような状態になっている。断面で見て、第2の凹み要素411の幾何学的形状は、凹状である。各第2の凹み要素411は、別の第2の凹み要素411に隣接して位置している。加うるに、第2の凹み要素411は、連結ゾーン412のところで互いに繋がっている。
1つの凹み要素411の等距離の点P1と別の隣接の凹み要素の等距離の点P2との間の距離d(「間隔」とも呼ばれる)は、凹み要素が受け入れている球413の直径よりも小さい。非限定的な一実施形態では、2つの隣り合う凹み要素411の2つの隣り合う等距離の点P1,P2相互間の間隔dは、0.3mm以上且つ2mm未満である。かくして、人間の目は、2メートルを超える距離から、色が一様なパターン410のテキスチャを知覚するに過ぎないであろう。非限定的な一実施形態では、2つの隣り合う頂点P1,P2相互間の間隔dは、1mmに等しい。これにより、凹み要素411を工業規模で作ることが容易になり、しかも安価なツーリング(工具の段取り)の実現が可能である。
図19は、サイドウォール3の表面に対する要素411の配列状態に関する非限定的な第1の変形実施形態を示しており、この配列状態では、第2の凹み要素411の連結ゾーン412は、サイドウォールの延びる平均表面31と同一高さ位置にある。
図20は、サイドウォール3の表面に対する要素411の配列状態の非限定的な第2の変形実施形態を示しており、この配列状態では、第2の凹み要素411の連結ゾーン412は、サイドウォールの上に延びている。具体的に説明すると、連結ゾーン412は、サイドウォールの延びる平均表面31の上に延びている。
図21は、第2の実施形態としてのパターン410の複数の第2の凹み要素411の拡大断面図であり、この第2の実施形態では、第2の凹み要素411は、連結ゾーン412のところで互いに連結されており、これら連結ゾーン412は、湾曲し且つr1≦R1/3であるような組み合わせ半径r1を有する。
以下、図22〜図24を参照してボス要素414について説明する。
図22は、非限定的な第1の実施形態としての第2のボス要素414を含むパターン410の一部の拡大斜視図である。第2のボス要素414は全て、同一の形状を有する。この形状は、閉じられた表面である。この形状は、シェル又はマイクロレンズとも呼ばれる第2の半径R2の球のキャップである。球のキャップは、第2の半径R2が一定であるキャップを意味している。変形例として、キャップの第2の半径R2は、±10%のばらつきを有して良い。図22に示された非限定的な実施形態では、ボス要素414は、互いに対して整列している。それにより、明色部41を明確に視覚的に示すことができる。
断面で見て(図23)、ボス要素414の幾何学的形状は、かくして、凸状である。球413の各キャップは、幾つかの隣接のボス要素と相互に入り込んで合体した形態をなしている。かくして、図23に示されているように、球の1つのキャップの頂点S1と球の別の隣接のキャップの頂点S2との間の距離d(「間隔」とも言う)は、球のこのキャップの直径Dよりも小さい。非限定的な一実施形態では、2つの頂点S1,S2相互間の間隔dは、0.3mm以上且つ2mm未満である。かくして、人間の目には2メートルを超える距離から色が一様なパターンのテキスチャが見えるに過ぎないであろう。非限定的な一実施形態では、2つの頂点S1,S2相互間の間隔dは、1mmに等しい。これにより、キャップを工業規模で作ることが容易になり、しかも安価なツーリングの実現が可能である。
図23で理解できるように、球413のキャップは、相互に入り込んで合体した形態をなしており、従って、共通のゾーン416(横のハッチングで示されている)を有する。また、球の相互に入り込んで合体した形態をなすキャップのこの設計により、これらキャップは、限定されたキャップ内空間415を有し、このことは、これら空間が僅かな表面積を有することを意味している。
図24は、ボス要素414の非限定的な第2の実施形態を示しており、この第2の実施形態では、これら要素414は、連結ゾーン415とも呼ばれるキャップ内空間415のところで互いに繋がっている。これら連結ゾーン415は、湾曲し且つr2≦R2/3であるように連続して変化する半径r2を有している。この場合、これにより、連結ゾーン内におけるパターン410を通って広がる亀裂の恐れが制限される。
テキスチャによる光の反射を更に一層向上させるため(この場合これにより符号化マトリックス記号4の部分41を一層明るい状態にあるものとして見えるようにすることができる)、以下の非限定的な実施形態を利用する。
非限定的な一実施形態では、第2の凹み要素411は、70°以下の角度的広がりαを有し、ボス要素414は、70°以下の角度的広がりα′を有する。後者の場合、キャップ内空間415は、最適に狭くされる。広がりα,α′が大きい場合、これに伴って光吸収の相当な恐れが生じることになる。
第2の凹み要素411及び球413のキャップに入射した光線は、観察者に向かって反射される。光は、タイヤのサイドウォール3のテキスチャによってそれほど多くは吸収されない。したがって、いわゆる「黒色」領域は生じない。凹み要素411及び/又はボス要素414の集まりにより、これら要素からの光の最適化された反射のために「白色」領域と呼ばれる領域を作ることができ、この領域は、符号化マトリックス記号4の明色部41に対応している。
非限定的な一実施形態では、第2の凹み要素411及びキャップ413は、滑らかな反射面に類似したテキスチャを有し、このテキスチャは、光の平均反射強度を均等にする。表面粗さを表す算術平均偏差パラメータRaは、極めて低く、30μm未満である。かくして、明色部41は、30μm未満のパラメータRaの表面粗さを有する。かくして、光の反射量が最大になる。
実施するのが容易な製造方法を得るため、非限定的な一実施形態では、パターン410中の凹み要素411及びボス要素414の密度は、1mm2当たり0.2個以上の要素である。非限定的な一実施例では、凹み要素411/ボス要素414は、モールドの一部によって成型され、このモールドの一部は、凹み要素411/ボス要素414の成型のためのローレット切り作業をあらかじめ受けている。
また、それにより、少なくとも1つの好ましい方向において明色部41内で整列し、しかも簡単且つ経済的な仕方で整列を行っている要素411,414を作ることができる。さらに、それにより、観察者に関する限り、明色部41により一様な外観を与えることができる。
かくして、これら第2の凹み要素411/ボス要素414により、符号化マトリックス記号4は、タイヤ1の観察者に対して暗色部40よりも明るく見え、従って、これら暗色部40から明確に識別可能である明色部41を含む。これにより、符号化マトリックス記号4の読み取り/復号化が容易になる。
以下において、図25及び図26を参照して第2の凹み要素411とボス要素414の組み合わせについて説明する。
パターン410は、互いに交互に位置するこれら2つの同じ形態411,414を繰り返したものから成り、凹み要素411がボス要素414と交互に配置されている。2つのボス要素414に隣接して凹み要素411が設けられると共に2つの凹み要素411に隣接してボス要素414が設けられている。かくして、符号化マトリックス記号4のパターン410及びかくして明色部41は、この変形例では、図26に示されているように余弦型又は正弦型の曲率の変化を呈する。
かかるパターン410により、サイドウォールの潜在的な変形部、例えば中空部をサイドウォール内に隠すことができる。かかる変形部は、特に、余剰のカーカスプライに起因しており、かかるカーカスプライは、タイヤの一部をなしている。各凹み要素411及びボス要素414は、パターンがこの実施例では非変形状態のサイドウォール上の位置に対応した原位置に対して僅かな角度だけ傾けられている場合であっても、一定のままである量の光を反射するという特定の性質を有する。非限定的な一実施例では、この傾斜角は、5°未満であり、これは、サイドウォールの非変形表面に対してサイドウォールの変形によって作られた凹みの傾斜角に一致している。凹部により作られる視覚的効果は、タイヤのサイドウォールに対して観察者の占める位置がどこであれ、少しでも視認できる場合であっても、事実上目に見えることはない。パターン全体により、このパターン410からの光の最適化された反射のために一様な光反射のゾーンを作ることができる。
第2の半径R2は、1/3・R1<R2<3・R1であるようなものである。非限定的な変形実施形態では、第2の半径R2は、第1の半径R1よりも大きい。この構成により、磨り減りが生じた場合であっても、より効果的な保護を第1の半径R1の凹み部分に提供することができる。
図25に示された非限定的な実施形態では、パターン410中において、凹み要素411が互いに対して整列すると共に、ボス要素414が互いに対して整列している。換言すると、ボス要素414の頂点は、軸線が90°で交差するグリッドパターン内に配置される。これにより、明色部41を明確に視覚的に示すことができる。
非限定的な一実施形態では、ボス要素414の頂点を通る断面で見て、かかる要素414の角度的広がりα′は、図26に示されているように凹み要素411の角度的広がりαに等しい。これにより、凹み要素411とボス要素414との間に角度をなす箇所なしで明色部41中に連続性を持たせることができる。
要素411,414の集まりにより、光の最適化された反射のために一様である光反射ゾーンを生じさせることができる。
本発明は、上述すると共に図示した実施例には限定されず、本発明の範囲から逸脱することなくこれら実施形態に種々の改造を行うことができる。
かくして、別の非限定的な変形実施形態によれば、図8の板状体402は、不連続であっても良い。これら板状体は、これら相互間に平板状の部分を有する。これら板状体は、互いに対して断面に差を有しても良い。加うるに、板状体は、これらの長さに沿って曲率又は角度を有しても良い。これら板状体は、更に、不定の長さのものであって良い。
かくして、別の非限定的な変形実施形態によれば、図16の開口部406は、円形、正方形又はそれどころか多角形(例えば、六角形)の形を有しても良く、対応の空所407は、円筒形、平行六面体又はそれどころか多角形の形を有しても良い。最後の2つの構造(正方形又は多角形)により、開口部406を互いに対して容易に組織化してこれら開口部相互間の中間ゾーン408の表面積を制限することができる。開口部のかかる形状により、開口部の相当大きな占有レベルを達成することが容易に可能である。
かくして、別の非限定的な変形実施形態によれば、パターン410は、整列していない第2の凹み要素411又はボス要素414を有する。
かくして、本発明を符号化マトリックス記号に関して説明した。しかしながら、別の例示の実施形態では、サイドウォール3は、数個の符号化マトリックス記号を有しても良い。
かくして、別の非限定的な変形実施形態によれば、符号化マトリックス記号を2つのステップ、即ち、硬化前の1ステップ及び硬化後における1ステップで作ることができる。明色部41をタイヤ1と一緒に、従って硬化前に成型し、これに対し、暗色部40を硬化済みのタイヤ上に及びかくして硬化後に作る。暗色部40は、レーザエッチングによって硬化済みのタイヤ上に得られる。
上述した本発明は、特に、以下の利点をもたらす。
‐符号化マトリックス記号4(これが、突出要素と共に設けられているにせよ第1の凹み要素と共に設けられているにせよいずれにせよ)の暗色部40のテキスチャは、光を吸収することができ、従って、暗色部に黒い外観を与えることを意味している。この場合、これにより、暗色部40と、
‐タイヤのサイドウォール3の残部とのコントラストが向上し、それにより、サイドウォール3上の符号化マトリックス記号4を容易に識別することができる。
‐明色部41とのコントラストが向上し、それにより、暗色部を明色部から容易に識別することができ、従って符号化マトリックス記号の読み取り/復号化を容易にすることができる。かくしてイメージャによる読み取り/復号化におけるエラーが減少する。
‐暗色部40のための「ベロア」型テキスチャ及び明色部41のための第2の凹み/ボス要素を有する符号化マトリックス記号4の構成により、タイヤの製造後ではなく、一体形モールドを用いて符号化マトリックス記号4の製造をタイヤ1の製造に組み込むことができる。したがって、製造が単純化されてコストが減少する。
‐暗色部40の「ベロア」型テキスチャにより、
‐符号化マトリックス記号4が触れて心地よいテキスチャを有することができる。
‐堅牢であって変形することのない符号化マトリックス記号4を得ることができる。符号化マトリックス記号4は、エッチングされたマトリックス記号よりも摩耗度がはるかに小さい。記号4の復号化は、タイヤが摩耗状態になった場合であっても常に効果的である。
‐符号化マトリックス記号4を包囲したテキスチャ付きゾーン5により、記号4の配置場所及びかくして復号化されるべきデータの配置場所を明確に標的にすることができる。かくして、記号4の処理が容易になる。
‐また、符号化マトリックス記号4の明色部41の構成(第2の凹み要素/ボス要素を含む)により、暗色部40とのこれらのコントラストを高めることができる。

Claims (15)

  1. サイドウォール(3)を有するゴム状材料で作られたタイヤ(1)において、前記サイドウォール(3)は、符号化マトリックス記号(4)を有し、前記符号化マトリックス記号(4)は、暗色部(40)及び明色部(41)を含み、前記暗色部(40)は、前記サイドウォール(3)の一体部として形成されると共に前記タイヤ(1)の残部に対してコントラストをなすテキスチャ(400)で構成され、前記テキスチャは、複数の要素(401,402,403,404,405,411,414)から成る組織化された配列体である、タイヤ(1)。
  2. 前記符号化マトリックス記号(4)は、
    ‐datamatrix(商標)、
    ‐QR(商標)、
    ‐QR code(商標)、
    ‐MaxiCode(商標)、
    ‐PDF-417(商標)、
    ‐code 16K(商標)、
    ‐code 49(商標)、
    ‐Aztec cord(商標)を含む記号の集まりから選択された記号である、請求項1記載のタイヤ(1)。
  3. 前記テキスチャ(400)は、複数の突出要素(401,402,403,404)又は前記サイドウォール(3)の表面から引っ込められた複数の第1の凹み要素(405)から成る、請求項1又は2記載のタイヤ(1)。
  4. 前記突出要素の全て又は幾つかは、1平方ミリメートル(mm2)当たり少なくとも1本のストランドに等しい密度で前記テキスチャ(3)全体にわたって分布して配置されたストランドであり、各ストランドは、0.0005mm2〜1mm2の平均断面積を有する、請求項3記載のタイヤ(1)。
  5. 前記突出要素の全て又は幾つかは、実質的に相互に平行な板状体(402)であり、前記テキスチャ中の前記板状体の間隔は、多くとも0.5mmに等しく、各板状体は、0.02mm〜0.25mmの平均幅を有する、請求項3又は4記載のタイヤ(1)。
  6. 前記突出要素の全て又は幾つかは、辺の長さ(C)が0.05mm〜0.5mm、高さ(H)が0.05mm〜0.5mmの平行六面体(403)を形成し、前記テキスチャ中の2つの隣り合う平行六面体相互間の距離は、0.05mm〜0.5mmである、請求項3〜5のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  7. 前記第1の凹み要素(405)は、前記サイドウォール(3)の表面上に設けられた開口部(406)を形成し、前記テキスチャは、複数の開口部(406)を有し、前記開口部は、1平方ミリメートル(mm2)当たり少なくとも1つの開口部に等しい密度で前記テキスチャ全体にわたって分布して配置され、前記開口部は、0.01mm〜1.2mmの等価直径を有する、請求項3〜6のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  8. 前記符号化マトリックス記号(4)の前記明色部(41)は、複数の第2の凹み要素(411)及び/又はボス要素(414)を含むパターン(410)で構成され、各凹み要素(411)/ボス要素(414)は、球の一部の形状を有する、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  9. 前記第2の凹み要素(411)は、前記サイドウォール(3)の平均表面(31)の上に延びる連結ゾーン(412)のところで互いに連結されている、請求項8記載のタイヤ(1)。
  10. 断面で見て、前記第2の凹み要素(411)/ボス要素(414)の全て又は幾つかは、70°以下の角度的広がり(α,α′)を有する、請求項8又は9記載のタイヤ(1)。
  11. 前記パターン(410)中において第2の凹み要素(411)がボス要素(414)と交互に位置するよう配置され、前記符号化マトリックス記号(4)の前記明色部(41)は、この交互配置状態において、余弦型又は正弦型の曲率の変化を呈する、請求項8〜10のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  12. 前記符号化マトリックス記号(4)の前記明色部(41)は、30μm未満のパラメータRaの表面粗さを有する、請求項1〜11のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  13. 前記符号化マトリックス記号(4)は、前記サイドウォール(3)と一体に形成されると共に前記タイヤ(1)の残部とコントラストをなす幅(Ld)が少なくとも2mmのテキスチャ付きゾーン(5)によって包囲されている、請求項1〜12のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  14. 前記符号化マトリックス記号(4)は、前記タイヤ(1)の前記サイドウォール(3)の曲率(C1)をたどる、請求項1〜13のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
  15. 前記符号化マトリックス記号(4)は、前記タイヤ(1)の前記サイドウォール(3)中に引っ込められている、請求項1〜14のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
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