JP7140144B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、具体的には、タイヤのサイドウォール部に刻印した二次元コードを備える空気入りタイヤに関する。
近年、空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)のサイドウォール部に、情報を記録した二次元コードを設けることが提案されている。二次元コードは、一次元コードに較べて多くの情報を含ませることができるので、種々の情報を二次元コードに含ませて、タイヤを管理することができる。特に、タイヤのサイドウォール部に、所定のドット孔のパターンで刻印することにより、タイヤのサイドウォール部に濃淡要素のパターンで構成された二次元コードを設けることが提案されている(特許文献1)。
タイヤ側面部に、所定のドット孔のパターンを刻印することで形成した二次元コードは、タイヤのサイドウォール部が摩耗しない限りは消滅しないので、タイヤの管理を有効に行うことができる。
国際公開2005/000714号
ところで、近年の多くのタイヤは、タイヤの視認性向上のために、サイドウォール部に複数のリッジを用いてリッジ模様領域が形成されている。このようなタイヤのサイドウォール部に二次元コードを刻印する場合、二次元コードをリッジ模様領域に刻印すると、二次元コードの濃淡要素とリッジ模様領域の濃淡要素が重なり合うので、二次元コードの読み取り性が低下する場合があった。二次元コードの読み取りとは、二次元コード読み取り器、例えば、携帯端末による二次元コードの読み取りであり、読み取りの低下とは、読み取りを失敗する場合が多くなることをいう。
サイドウォール部のリッジのない平滑面からなる平滑面領域に二次元コードを刻印する場合、二次元コードの濃淡要素のうち濃い要素は、平滑面領域の淡い要素に対して十分に識別できるので、二次元コードの初期の読み取り性は、二次元コードをリッジ模様領域に刻印する場合に比べて向上する。しかし、二次元コードを刻印できる十分に広い平滑面領域をリッジ模様領域に並存させて設けることは、タイヤの視認性を上げるために設けたリッジ模様領域を狭くしタイヤの視認性の効果を低下させるほか、タイヤ加硫時に発生する加硫故障も発生し易くする。加硫故障とは、タイヤ加硫時に、生タイヤを拡張させてタイヤ金型のサイド形成面に押し付けるとき、タイヤ金型と生タイヤの間の気体の排出が十分にできず、タイヤ金型と生タイヤの間の隙間に気体が閉じ込められ、この気体が、高温に制御されたタイヤ金型のサイド形成面と生タイヤとの接触を阻害して生タイヤの加硫を十分にさせない部分をいう。リッジ模様領域に対応するタイヤ金型のサイド形成には、リッジに対応した多数の筋状の微小溝が形成されているので、この微小溝が、タイヤ加硫時に、タイヤ金型と生タイヤの間にある気体を逃がす通路として機能するので、加硫故障は殆ど生じない。これに対して、平滑面領域に対応するタイヤ金型のサイド形成面には、リッジに対応した筋状の微小溝が形成されていないので、加硫故障が発生しやすい。このような加硫故障が発生しやすい平滑面領域に、ドット孔を刻印して二次元コードを設けることは、タイヤの耐久性の点でも好ましくない。
また、平滑面領域の加硫故障のある部分に二次元コードを刻印すると、タイヤの長期使用によって二次元コードのドット孔周りに発生するクラックによって二次元コードの表面凹凸が変化して二次元コードの読み取り性は低下し易い。
このように、サイドウォール部に二次元コードを刻印するとき、リッジ模様領域に刻印した二次元コードに比べて初期の読み取り性が向上し、かつ、タイヤを長期使用しても、二次元コードの読み取り性の低下を抑制することができるタイヤを提供することが望ましい。
そこで、本発明は、リッジ模様領域に刻印した二次元コードに比べて初期の読み取り性が向上し、かつ、タイヤを長期使用しても、二次元コードの読み取り性の低下を抑制することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、空気入りタイヤであって、
タイヤ周方向に延びて環状を成したトレッド部をタイヤ幅方向の両側から挟むように設けられた一対のサイドウォール部を備え、
前記サイドウォール部の表面には、一方向に連続して延びる複数のリッジが間隔をあけて設けられたリッジ模様領域と、前記リッジ模様領域と接し、前記リッジが設けられず、平滑面で構成された平滑面領域と、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードと、を備える。
前記二次元コードは、前記平滑面領域に設けられ、前記二次元コードの前記矩形形状の四辺の中で、前記リッジ模様領域からの距離が最も小さい最短距離Lminとなる位置における前記最短距離Lminは、前記距離が前記最短距離Lminとなる前記位置を有する前記二次元コードの一辺の長さWの3~25%の長さである。
前記リッジ模様領域からの距離が前記最短距離Lminとなる前記位置を有する前記二次元コードの一辺の、前記リッジ模様領域からの最長距離Lmax1は、前記長さWの50%の以下の長さである、ことが好ましい。
前記二次元コードの前記矩形形状の四辺のうち、前記リッジ模様領域からの距離が最も大きい最長距離Lmax2となる位置における前記最長距離Lmax2は、前記長さWの150%以下の長さである、ことが好ましい。
前記二次元コードが設けられる前記平滑面領域の平滑面は、前記リッジから前記リッジ間に挟まれた谷部の谷深さ方向に関して、前記谷部よりも高く、前記リッジの頂部と同等かそれよりも低いレベル位置にある、ことが好ましい。
前記平滑面の前記谷部深さ方向の位置は、前記リッジの頂部から前記谷部までの谷深さDの0~80%の長さ、前記頂部から低いレベル位置にある、ことが好ましい。
前記平滑面領域は、矩形形状であり、前記平滑面領域は、前記リッジ模様領域に囲まれ、前記矩形形状のアスペクト比は、0.8~1.2である、ことが好ましい。
また、前記平滑面領域は、前記リッジ模様領域に囲まれ、
前記ドットパターンの領域の面積は、前記平滑面領域の面積の40%~90%である、ことが好ましい。
前記空気入りタイヤのビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った断面高さをSHとしたとき、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向における中心位置までのタイヤ径方向に沿った距離Hは、前記断面高さSHの70%以下である、ことが好ましい。
前記二次元コード及び前記平滑面は、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部のそれぞれに設けられている、ことが好ましい。
上述の空気入りタイヤによれば、リッジ模様領域に刻印した二次元コードに比べて初期の読み取り性が向上し、かつ、タイヤを長期使用しても、二次元コードの読み取り性の低下を抑制することができる。
一実施形態の空気入りタイヤの構成の一例を示す図である。 一実施形態のタイヤのサイドウォール部に設けられるサイドパターンの例を示す図である。 図2に示すサイドパターンの一部を拡大した図である。 図3とは異なる一実施形態における二次元コードとリッジ模様領域との位置関係を説明する図である。 一実施形態における平滑面領域の平滑面とリッジ模様領域のリッジの位置関係を説明する図である。
以下、本実施形態の空気入りタイヤについて詳細に説明する。
本明細書において、タイヤ幅方向は、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤ赤道線CL(図1参照)から離れる側である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道線CLに近づく側である。タイヤ周方向は、空気入りタイヤの回転軸を回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向は、空気入りタイヤの回転軸に直交する方向である。タイヤ径方向外側は、前記回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、前記回転軸に近づく側をいう。
本明細書で後述する断面高さSH、距離Hは、タイヤを規定リムに組んで、規定内圧を加えた無負荷状態において測定される寸法をいう。ここで、規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、又はETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、又はETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。
なお、以下に説明する実施形態では、サイドウォール部に二次元コードが刻印されている。本実施形態で言う刻印とは、レーザ光をサイドウォール部の表面に集中させてエネルギを集中しサイドゴム部材を局所的に加熱焼却して表面に微小なドット孔を複数形成する態様の他、サイドゴム部材に別の手段で凹凸を刻印して二次元コードを形成することも含む。
本実施形態で言う二次元コードは、横方向にしか情報を持たない一次元コード(バーコードに対し、二方向に情報を持つマトリックス表示方式のコードである。二次元コードとして、例えば、QRコード(登録商標)、データマトリクス(登録商標)、Maxicode、PDF-417(登録商標)、16Kコード(登録商標)、49コード(登録商標)、Aztecコード(登録商標)、SPコード(登録商標)、ベリコード(登録商標)、及び、CPコード(登録商標)を含む。
(空気入りタイヤ)
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ10(以降、単にタイヤ10という)の構成の一例を示す図である。図1は、タイヤ赤道線CLに対してタイヤ幅方向の一方の側のプロファイル断面を示す。
タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、タイヤ幅方向両側の一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイドウォール部10Sと、を備える。トレッド部10Tは路面と接触する部分である。サイドウォール部10Sは、トレッド部10Tをタイヤ幅方向の両側から挟むように設けられた部分である。ビード部10Bは、サイドウォール部10Sに接続され、サイドウォール部10Sに対してタイヤ径方向内側に位置する部分である。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ12と、ベルト14と、ビードコア16と、を有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナゴム部材26と、を主に有する。
カーカスプライ12は、一対の円環状のビードコア16の間を巻きまわしてトロイダル形状を成した、有機繊維をゴムで被覆したカーカスプライ材で構成されている。カーカスプライ12は、ビードコア16の周りに巻きまわされてタイヤ径方向外側に延びている。カーカスプライ12のタイヤ径方向外側に2枚のベルト材14a,14bで構成されるベルト14が設けられている。ベルト14は、タイヤ周方向に対して、所定の角度、例えば20~30度傾斜して配されたスチールコードにゴムを被覆した部材で構成され、下層のベルト材14aのタイヤ幅方向の幅は上層のベルト材14bのタイヤ幅方向の幅に比べて広い。2層のベルト材14a,14bのスチールコードの傾斜方向は互いに逆方向である。このため、ベルト材14a,14bは、交錯層となっており、充填された空気圧によるカーカスプライ12の膨張を抑制する。
ベルト14のタイヤ径方向外側には、トレッドゴム部材18が設けられ、トレッドゴム部材18の両端部には、サイドゴム部材20が接続されてサイドウォール部10Sを形成している。サイドゴム部材20のタイヤ径方向内側の端には、リムクッションゴム部材24が設けられ、タイヤ10を装着するリムと接触する。ビードコア16のタイヤ径方向外側には、ビードコア16の周りに巻きまわす前のカーカスプライ12の部分と、ビードコア16の周りに巻きまわした後のカーカスプライ12の部分との間に挟まれるようにビードフィラーゴム部材22が設けられている。タイヤ10とリムとで囲まれる空気を充填するタイヤ空洞領域に面するタイヤ10の内表面には、インナーライナゴム部材26が設けられている。
この他に、ベルト材14bとトレッドゴム部材18との間には、ベルト14のタイヤ径方向外側からベルト14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した3層のベルトカバー30を備える。ベルトカバー30は、必要に応じて設ければよく、必須ではない。ベルトカバー30の層数も3枚に限定されず、1枚あるいは2枚であってもよい。
このようなタイヤ10のサイドウォール部10Sの表面に二次元コード40が設けられている。
(サイドパターン)
図2は、一実施形態のタイヤ10のサイドウォール部10Sに設けられるサイドパターンの例を示す図である。図3は、図2に示すサイドパターンの一部を拡大した図である。
図2に示すように、サイドウォール部10Sの表面には、サイドパターンが形成されている。サイドパターンは、主に、リッジ模様領域と非リッジ模様領域を含む。
リッジ模様領域は、背景リッジ領域52と、第1帯状リッジ領域53と、第2帯状リッジ領域54と、標章表示領域57と、を含む。非リッジ模様領域は、平滑面領域56を含む。
背景リッジ領域52は、一方向に連続して延びる複数のリッジが所定の間隔をあけて設けられた領域であり、第1帯状リッジ領域53及び第2帯状リッジ領域54を目立たせる背景として機能する。
第1帯状リッジ領域53及び第2帯状リッジ領域54は、一方向に連続して延びる複数のリッジが所定の間隔をあけて設けられた帯状の領域であり、これらの領域は、タイヤ周方向に移動するときタイヤ径方向に変位する。これにより、帯がサイドウォール部10S上を波のように変動する模様を呈する。
背景リッジ領域52、第1帯状リッジ領域53及び第2帯状リッジ領域54は、視覚的に互いに区別できるように、リッジの種類が異なっている。リッジの種類が異なるとは、隣接するリッジ間の谷底の谷深さ、隣接するリッジ間の距離、及びリッジの延びる方向、のいずれか少なくとも1つが異なることをいう。
第2帯状リッジ領域54は、図3に示すように、2つに分裂し、あるいは合流するように構成されている。図3では、リッジを線で表しており、図3に示す例では、隣接するリッジ間の距離は、小さい順に、背景リッジ領域52、第2帯状リッジ領域54、第1帯状リッジ領域53の順番になっており、第1帯状リッジ領域53のリッジ間の距離が最も大きい。リッジの延びる方向も、背景リッジ領域52、第1帯状リッジ領域53及び第2帯状リッジ領域54で互いに異なっている。
標章表示領域57は、平滑面領域56に囲まれるように設けられ、図2に示すように標章を表している。標章表示領域57の内部は、平滑面領域56と識別できるように、一方向に延びる複数のリッジが設けられている。
平滑面領域56では、リッジを有さず、平滑面が形成されている。平滑面領域56は、リッジ模様領域に接するように設けられている。
このようなサイドパターン上に、二次元コード40が設けられている。
(二次元コード)
図3に示すように、二次元コード40が、平滑面領域56上に刻印されている。このような二次元コード40は、タイヤ幅方向の両側にあるサイドウォール部10Sの双方の、サイドゴム部材20の表面に形成される。別の一実施形態によれば、いずれか一方のサイドウォール部10Sのサイドゴム部材20の表面に形成される。
二次元コード40は、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成したものである。本実施形態の二次元コード40は、レーザ光をサイドウォール部10Sの表面に集中させてエネルギを集中しサイドゴム部材20を局所的に加熱焼却して表面に微小なドット孔を複数刻印することにより形成されたパターンである。ドット孔は、例えば円錐形状の孔であり、トレッド表面における直径は、例えば0.1~1.0mmであり、深さは、例えば0.3~1.0mmである。
二次元コード40は、二次元コードの濃淡要素を区分けする単位セルのうち濃領域の単位セル領域に1つのドット孔(凹部)が設けられて構成されている。すなわち、二次元コード40は、格子状に分割した同一サイズの矩形形状の単位セル領域に対応してドット孔が配置された構成を有する。1つのドット孔が濃淡要素の濃い1つの単位セル領域に形成される。図3中、単位セル領域の濃領域は、黒く塗りつぶされた領域で示されている。
図3に示す二次元コード40は、QRコード(登録商標)であり、2種類の濃淡要素でドットパターンが形成されたドットパターン領域42を含む。ドットパターン領域42の周り、すなわち、二次元コード40の周りには、濃淡要素のうち淡い要素と同じ淡い要素が取り囲む空白領域44が設けられている。空白領域44は、QRコード(登録商標)においてクワイエットゾーンとされる領域であり、QRコード(登録商標)を読み取る際に必要な領域である。空白領域44がドットパターン領域42の周りを取り囲む厚さは、例えば、ドットパターン領域42内の単位セル領域の寸法サイズの4~5倍であることが好ましい。例えば、空白領域44の厚さは、ドットパターン領域42の矩形形状における2方向の寸法のうち最大寸法の3%~25%であることが好ましい。
図3に示す二次元コード40はQRコード(登録商標)であるので、ドットパターン領域42は、QRコード(登録商標)のデータセルを表示したデータセル領域と、切り出しシンボルを表示した切り出しシンボル領域とを含む。
このように、二次元コード40は、平滑面領域56上に刻印されているので、読み取り性はリッジ模様領域に二次元コード40を刻印する場合に比べて向上する。
図4は、図3とは異なる一実施形態における二次元コード40とリッジ模様領域である背景リッジ領域52の位置関係を説明する図である。図4では、背景リッジ領域52と平滑面領域56との境界は、実際には存在しない点線の直線S1,S2で表している。図4に示す形態において、直線S1は、二次元コード40の辺に対して0度超90度未満の角度で傾斜し、直線S2は、各辺と平行あるいは直交している。図4に示すように、二次元コード40の矩形形状の四辺のうち、背景リッジ領域52(リッジ模様領域)からの距離が最も小さい最短距離Lminとなる位置における最短距離Lminは、二次元コード40の上記一辺の長さWの3~25%の長さである。図3に示す二次元コード40と平滑面領域42の形態では、二次元コード40の各辺は、平滑面領域56と背景リッジ模様領域52との境界の直線と平行あるいは直交しているので、最短距離Lminを有する一辺の各位置は、いずれも最短距離Lminを有する。
このように、最短距離Lminの上限を長さWの25%とするのは、二次元コード40を、リッジ模様領域の近傍の平滑面領域に位置させるためである。このような条件を満足する二次元コード40を設ける領域は、加硫故障が発生し難い。加硫故障には、タイヤを不合格品としてタイヤを廃棄対象にする強度の加硫故障のほか、検査により特定されて手直しされて合格品のタイヤとされる軽度な加硫故障、さらには、検査で特定することができない極めて軽度の加硫故障を含む。しかし、背景リッジ領域52等のリッジ模様領域では、上記加硫故障は発生しない。これに伴って、リッジ模様領域の近傍の平滑面領域においてもこれらの加硫故障は発生し難い。このため、加硫故障の発生し難い平滑面領域に二次元コード40を刻印することは、タイヤの耐久性の点で好ましい。さらに、軽度あるいは極めて輝度の加硫故障が発生し難い、リッジ模様領域近傍の平滑面領域に二次元コー40を刻印するので、タイヤの長期使用によってドット孔からクラックが発生し進展することも少ない。このため、クラックの発生に伴って二次元コード40の表面にできる表面凹凸により二次元コード40の濃淡要素の識別が困難になり読み取り性が低下することは抑制される。すなわち、タイヤの長期使用に伴う二次元コード40の読み取り性が低下することは少なくなり、タイヤの耐久性の低下も抑制される。さらに、平滑面領域に二次元コード40を刻印するので、タイヤ使用初期の読み取り性は、リッジ模様領域に刻印した二次元コード40に比べて向上する。
一方、最短距離Lminの下限を長さWの3%とするのは、二次元コード40の読み取りに必要な空白領域44を平滑面領域56に確保するためである。濃淡要素のうち淡い要素で構成される空白領域44を平滑面領域に設けることで、リッジ模様領域に設ける場合に比べて、読み取り性が向上する。ここで、図4に示す例では、二次元コード40の一辺とリッジ模様領域との間の距離は、リッジ模様領域と平滑面領域56の境界が、直線S1と直線S2を含むことを考慮して、上記一辺の各位置と直線S1との間の距離、及び各位置と直線S2との間の距離のうち、距離の短い方の寸法をいう。このような一辺上の各位置における距離のうち、最短となる距離が、最短距離Lminである。
一実施形態によれば、二次元コード40の、リッジ模様領域からの距離が最短距離Lminとなる位置を有する一辺の、リッジ模様領域からの最長距離Lmax1は、上記一辺の長さWの50%の以下の長さであることが好ましい。最長距離Lmax1の上限を規定することにより、最短距離Lminとなる二次元コード40の一辺が、リッジ模様領域の近傍から大きく離れることがなく、加硫故障(軽度あるいは極めて軽度の加硫故障を含む)が発生し難い領域に二次元コード40を確実に設けることができる。ここで、最長距離Lmax1は、上記一辺上の各位置における距離のうち、最長となる距離である。図3に示す二次元コード40と平滑面領域56の形態では、Lmax1=Lmin1となる。
一実施形態によれば、二次元コード40の矩形形状の四辺の中で、リッジ模様領域からの距離が最も大きい位置におけるリッジ模様領域からの距離が最大となる最長距離Lmax2は、上記一辺の長さWの150%以下の長さである、ことが好ましい。図4に示す例では、直線S1上の点P2と、二次元コード40の一辺上の点P1との距離が、二次元コード40の四辺の中で直線S1,S2から最も遠い距離に相当する。このように、二次元コード40の中で、リッジ模様領域からの距離が最も遠い最長距離Lmax2を、長さWの150%以下とすることにより、加硫故障(軽度あるいは極めて軽度の加硫故障を含む)が発生し難い領域に二次元コード40を確実に設けることができる。この場合、空白領域44を平滑面領域56に確保できるようにするために、最長距離Lmax2は、長さWの103%以上の長さとすることが好ましい。
また、一実施形態によれば、二次元コード40が設けられる平滑面領域56の平滑面は、リッジ模様領域におけるリッジからリッジ間に挟まれた谷部の谷深さ方向において、谷部よりも高く、リッジの頂部と同等かそれよりも低いレベル位置にあることが好ましい。図5は、リッジ模様領域のリッジと平滑面領域56の平滑面のレベル位置関係を説明する図である。図5では、ドット孔を有して構成される二次元コード40の形成される平滑面領域56を斜線で示している。
図5に示す例では、谷深さ方向(図では、上下方向)において、リッジ60の頂部よりも平滑面56aは、低いレベル位置にあるが、平滑面56aは、リッジ60の頂部と同じレベル位置にあってもよい。このように平滑面56aのレベル位置を設定することにより、平滑面56a上の加硫故障は一層発生し難くなる。このため、この平滑面56aに二次元コードを刻印してタイヤ10を長期使用しても、クラックの発生に起因する読み取り性の低下は低い。特に、平滑面56aの谷部深さ方向のレベル位置は、リッジ60の頂部から谷部までの谷深さD(図5参照)の0~80%の長さ、頂部から低いレベル位置にあることが好ましい。
一実施形態によれば、平滑面領域56は、矩形形状であり、平滑面領域56は、リッジ模様領域に囲まれており、平滑面領域56の矩形形状のアスペクト比は、0.8~1.2であることが好ましい。例えば、背景リッジ領域52に周りが囲まれるように、矩形形状の平滑面領域56を形成することができる。この場合、二次元コード40の矩形形状の大きさに合わせて、平滑面領域56の矩形形状のアスペクト比を0.8~1.2とすることが好ましい。矩形形状、例えば正方形形状の二次元コード40の形状に対応させて平滑面領域56を設けることができるので、平滑面領域56に余計な部分を設けることが防止でき、加硫故障の発生を抑制できる。
また、一実施形態によれば、平滑面領域56は、リッジ模様領域に囲まれる場合、二次元コード40のドットパターン領域42の面積は、平滑面領域56の面積の40%~90%である、ことが好ましい。これにより、二次元コード40は、リッジ模様領域に近く加硫故障の発生し難い平滑面領域56に刻印されるので、タイヤの耐久性の点で好ましい。さらに、軽度あるいは極めて輝度の加硫故障が発生し難い、リッジ模様領域に近い平滑面領域56に二次元コー40を刻印するので、タイヤの長期使用によってドット孔からクラックが発生し進展することも少ない。このため、クラックの発生に伴って二次元コード40の表面にできる表面凹凸により二次元コード40の濃淡要素の識別が困難になり読み取り性が低下することは抑制される。ドットパターン領域42の面積が40%未満の場合、二次元コード40の大きさは小さく、読み取り性の点で好ましくない。一方、平滑面領域56の面積が90%超の場合、空白領域44が確保できないので、読み取り性が低下する。
また、一実施形態によれば、図1に示すビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置から二次元コード40のタイヤ径方向における中心位置M(図1参照)までのタイヤ径方向に沿った距離H(図1参照)は、タイヤ10の断面高さSH(図1参照)の70%以下であることが好ましい。ここで、断面高さSHは、タイヤ10のビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った距離をいう。距離Hが断面高さSHの70%超の領域に平滑面領域56を設けると、平滑面領域56における加硫故障は発生しやすくなるので好ましくない。特に、距離Hは、断面高さSHの40%以下であることが、ドット孔におけるクラックの発生及び発生したクラックの進展を抑制する点から好ましい。
二次元コード40及び平滑面領域56は、タイヤ10のタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部10Sのそれぞれに設けられていることが好ましい。タイヤ10が車両に装着されても、一方の側のサイドウォール部10Sに刻印された二次元コード40を確実に読み取ることができる。
(実施例、比較例)
タイヤ10の効果を確認するために、二次元コード40、具体的にはQRコード(登録商標)をサイドウォール部10Sに刻印したタイヤを作製した。タイヤに対して、オゾン濃度100pphmの条件でオゾン照射をした後、FMVSS139に準拠した低圧試験(XL:空気圧160kPa、荷重100%LI)による室内ドラム走行(速度120km/時)を行いつつ、上記濃度のオゾン照射を所定の時間間隔で行って、1.5時間走行させた。この試験は、タイヤの長期使用によるタイヤの劣化を再現したものである。
実施例、比較例それぞれについて、二次元コード40を設けたタイヤを10本ずつ用意して上記試験を行った。
二次元コード40の読み取りは、二次元コード読み取り器で行い、二次元コード40に所定の方向から所定の照明光を当てて10本とも問題なく読み取りができた場合を評価Aとし、10本とも読み取りができたが、1~2本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Bとし、3~4本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Cとし、5~6本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Dとし、7~10本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Eとし、10本のタイヤのうち少なくとも1本のタイヤについて読み取りができない場合を評価Fとした。評価A~Eは合格であり、評価Fは不合格である。
下記表1,2に各仕様と評価結果を示す。
下記表1、2において、二次元コード40は、ドット孔の深さが1.5mmで、濃淡要素を区分けする単位セルの長さが0.6mmであるQRコード(登録商標)を刻印した。隣り合うリッジの頂部間の距離は、0.8mmとし、リッジの頂部から谷部までの谷深さは、0.8mmとした。二次元コード40は、背景リッジ領域52、あるいは作製した平滑面領域56に刻印した。
表1,2中の“平滑面の谷部深さ方向の位置”は、谷深さDの何%、頂部から低い位置に平滑面56aがあるかを示し、実施例4の“-10%”は、平滑面56aをリッジの頂部よりも谷深さDの10%突出させたことを意味する。
Figure 0007140144000001
Figure 0007140144000002
表1の比較例1,2及び実施例1~3より、最短距離Lminを長さWの3%以上25%以下とすることが、タイヤの長期使用に伴う読み取り性の低下を抑制することができることがわかる。
また、実施例4~7の比較より、平滑面56aの谷部深さ方向の位置は、谷深さDの0~80%の長さ、頂部から低い位置にあることが好ましいことがわかる。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更してもよいのはもちろんである。
10 空気入りタイヤ
10T トレッド部
10S サイドウォール部
10B ビード部
12 カーカスプライ
14 ベルト
14a,14b ベルト材
16 ビードコア
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
24 リムクッションゴム部材
26 インナーライナゴム部材
30 ベルトカバー
40 二次元コード
44 空白領域
52 背景リッジ模様領域
53 第1帯状リッジ領域
54 第2帯状リッジ領域
56 平滑面領域
56a 平滑面
57 標章表示領域
60 リッジ

Claims (9)

  1. 空気入りタイヤであって、
    タイヤ周方向に延びて環状を成したトレッド部をタイヤ幅方向の両側から挟むように設けられた一対のサイドウォール部を備え、
    前記サイドウォール部の表面には、一方向に連続して延びる複数のリッジが間隔をあけて設けられたリッジ模様領域と、前記リッジ模様領域と接し、前記リッジが設けられず、平滑面で構成された平滑面領域と、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードと、を備え、
    前記二次元コードは、前記平滑面領域に設けられ、前記二次元コードの前記矩形形状の四辺の中で、前記リッジ模様領域からの距離が最も小さい最短距離Lminとなる位置における前記最短距離Lminは、前記距離が前記最短距離Lminとなる前記位置を有する前記二次元コードの一辺の長さWの3~25%の長さである、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記リッジ模様領域からの距離が前記最短距離Lminとなる前記位置を有する前記二次元コードの前記一辺の、前記リッジ模様領域からの最長距離Lmax1は、前記長さWの50%の以下の長さである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記二次元コードの前記矩形形状の四辺のうち、前記リッジ模様領域からの距離が最も大きい最長距離Lmax2となる位置における前記最長距離Lmax2は、前記長さWの150%以下の長さである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記二次元コードが設けられる前記平滑面領域の平滑面は、前記リッジから前記リッジ間に挟まれた谷部の谷深さ方向に関して、前記谷部よりも高く、前記リッジの頂部と同等かそれよりも低いレベル位置にある、請求項1~3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記平滑面の前記谷部深さ方向の位置は、前記リッジの頂部から前記谷部までの谷深さDの0~80%の長さ、前記頂部から低いレベル位置にある、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記平滑面領域は、矩形形状であり、前記平滑面領域は、前記リッジ模様領域に囲まれ、前記矩形形状のアスペクト比は、0.8~1.2である、請求項1~5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記平滑面領域は、前記リッジ模様領域に囲まれ、
    前記ドットパターンの領域の面積は、前記平滑面領域の面積の40%~90%である、請求項1~6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記空気入りタイヤのビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った断面高さをSHとしたとき、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向における中心位置までのタイヤ径方向に沿った距離Hは、前記断面高さSHの70%以下である、請求項1~7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記二次元コード及び前記平滑面は、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部のそれぞれに設けられている、請求項1~8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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