JP5310805B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、車両に装着される空気入りタイヤに関する。
自動車等の車両に装着される空気入りタイヤには、タイヤのサイドウォール部に小さな線状の凸部または凹部で構成されるリッジを短い間隔で多数形成した部分、いわゆるセレーションを備えるタイヤがある。例えば、特許文献1には、周方向に5mm程度以下の小さな間隔を置いて設けられた、高さが2mm程度以下の多数の小さなリッジよりなる円環状装飾体をサイドウォールの表面に備えた空気入りタイヤが記載されている。また、特許文献1に記載の空気入りタイヤは、該円環状装飾体が、ラジアル方向に対して70°以上90°未満の大きな角度で傾斜した方向に延びる細い帯状の分断帯域によって、周上複数個の半月状装飾体に分割され、該リッジが、同一の半月状装飾体では互いにほぼ平行に延び、隣接する半月状装飾体では異なる方向に延びている。
また、特許文献2には、サイドウォール部をタイヤ周方向において複数の扇状領域に分割し、隣接する扇状領域との表面粗さの差を50μm以上とする空気入りタイヤが記載されている。
特許第3645358号公報 特開平6−106921号公報
特許文献1に記載の空気入りタイヤのように、多数のリッジで構成されるセレーションをタイヤのサイドウォールに形成することで、タイヤの外観不良を向上させることができる。しかしながら、特許文献1に記載の空気入りタイヤでもタイヤのサイドウォール部の凹凸、具体的にはカーカススプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸のカモフラージュが不十分となり、外観の品質の向上が不十分となる場合がある。また、特許文献2に記載されているように周方向に複数に分けた領域毎に表面粗さを変化させてもカモフラージュ性が不十分となり、外観の品質の向上が不十分となる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸の多数のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置された装飾部が前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向にそれぞれ隣接して2つ以上連続して配置された装飾領域を有し、前記リッジは、同一の前記装飾部において、タイヤ径方向の内側端縁における前記装飾領域との接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と角度が異なり、前記リッジの隣接する前記装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する前記装飾部の前記リッジの前記第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、の距離が1mm未満であることを特徴とする。
空気入りタイヤは、サイドウォール部にタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに隣接する装飾部とリッジ配列が異なる装飾部が複数配置された装飾領域を設けることで、カーカススプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、さらに立体視における外観もより優れたものにできる。これにより、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができる。
ここで、前記第1仮想境界線および前記第2仮想境界線は、前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向に周期的に配置されていることが好ましい。前記第1仮想境界線および前記第2仮想境界線を周期的に配置することで、それぞれの装飾部を相似形状、または実質的に同一形状とすることができ、サイドウォール部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾部は、前記リッジ配列角度が隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と20°以上160°以下異なることが好ましい。リッジ配列角度が一定角度以上異なることで、サイドウォール部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記リッジ配列角度が異なる3種類以上12種類以下の前記装飾部を有することが好ましい。これにより、カーカススプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、さらに立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向の少なくとも一方において、前記リッジ配列角度が周期的に変化する組み合わせで前記装飾部を配置していることが好ましい。これにより、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾部は、面積が0.3cm以上10.0cm以下であることが好ましい。カーカススプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記装飾部に含まれる単位面積有りの前記リッジ長さとは単位面積有りの前記リッジ長さが異なる前記装飾部を少なくとも1つ備えることが好ましい。カーカススプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾部は、リッジが隣接する前記装飾部のリッジと分離していることが好ましい。これにより、クラックをより好適に抑制することができ、耐久性を向上させることができる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤの装飾領域の一部を示す説明図である。 図3は、装飾領域をさらに拡大して示す拡大側面図である。 図4は、装飾部と装飾部との境界近傍を拡大して示す拡大側面図である。 図5Aは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図5Bは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図5Cは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図5Dは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図5Eは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図5Fは、装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。 図6は、装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。 図7は、装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。 図8は、空気入りタイヤの装飾領域の他の例を拡大して示す拡大側面図である。 図9は、空気入りタイヤの装飾領域の他の例を拡大して示す拡大側面図である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、また、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と平行な方向をいい、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)から離れる側をいう。タイヤ周方向とは、回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ径方向とは、回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ赤道面とは、回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。また、タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から最も離れている部分間の距離である。また、タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面上にあって空気入りタイヤ1の周方向に沿う線をいう。
ここで、図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。図2は、図1に示す空気入りタイヤの装飾領域の一部を示す説明図である。図3は、装飾領域をさらに拡大して示す拡大側面図である。図4は、装飾部と装飾部との境界近傍を拡大して示す拡大側面図である。空気入りタイヤ1は、図1に示すように、路面と接触するトレッド部2と、この空気入りタイヤ1をリム6にリム組みし、車両に装着した際に最もタイヤ幅方向外側で視認できるサイドウォール部3と、リム6にリム組みされた際にこのリム6と嵌合するビード部4とにより構成されている。
サイドウォール部3は、図1及び図2に示すように、その表面に装飾領域(セレーション部)5を有する。装飾領域5は、サイドウォール部3のタイヤ径方向の所定範囲にタイヤ周方向に沿って延在した形状、つまり円環状に形成されている。装飾領域5は、基本的にタイヤ径方向の所定領域に、最もタイヤ幅方向外側の位置、空気入りタイヤ1の骨格をなすカーカス(図示せず)がビード部4で折り返された端部(カーカス巻上げ部)の位置およびカーカスが重なる部分(カーカススプライス部)を含む領域に設けられる。
装飾領域5は、図2に示すように、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。なお、図2では、装飾領域5のうち、タイヤ周方向の一定幅分の装飾領域5のみを示したが、装飾領域5は、図1に示すようにタイヤ周方向の全域に配置されている。外輪52と内輪53とは、空気入りタイヤ1の径方向の中心を中心とした円である。外輪52は、内輪53よりも径が大きい円である。
装飾領域5は、多数の仮想境界線32と多数の仮想境界線で複数の領域に分割されている。仮想境界線32は、タイヤ径方向に伸びた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線32は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線32は、装飾領域5のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線34は、タイヤ径方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、タイヤ径方向に一定の間隔で形成されている。
以上より、装飾領域5は、外輪52と内輪53と仮想境界線34とでタイヤ径方向に複数に分割され、仮想境界線32でタイヤ周方向に複数に分割される。装飾領域5は、2本の仮想境界線34、仮想境界線34と外輪52または仮想境界線34と内輪52のいずれかでタイヤ周方向が囲われ、2本の仮想境界線32でタイヤ径方向が囲われたそれぞれの領域が装飾部22となる。したがって、本実施形態の装飾領域5は、タイヤ周方向の全周に列状に複数の装飾部22が配置され、かつ、タイヤ径方向に列状に複数の装飾部22が配置される。なお、装飾領域5を構成する装飾部22の数は特に限定されず、タイヤ周方向、タイヤ径方向のそれぞれに2つ以上の装飾部をそなえていればよく、タイヤ周方向、タイヤ径方向のそれぞれに3つ以上の装飾部を備えていることが好ましい。
装飾部22は、複数のリッジ23を有する。なお、図2では、一部の装飾部22のリッジ23をハッチングで示し、他の装飾部22ではリッジ23の図示を省略している。リッジ23は、タイヤ幅方向に突出した突起であり、タイヤ表面の任意の一方向に延在している。装飾部22は、複数のリッジ23が延在方向に直交する方向に列状に配置されている。また、リッジ23は、直線を延長した線と内輪53との接点(以下「リッジ始点」ともいう。)における、直線と内輪53の接線とのなす角(以下「リッジ配列角度α」という。)が同一の角度となる。なお、リッジが曲線などの場合は、リッジの始点と終点を結ぶ直線の仮想線と、内輪53の接線とのなす角をリッジ配列角度とする。
ここで、仮想境界線32、34は、装飾部22の端部を示す仮想の線であればよく、実際の装飾部22に目視可能な状態で形成する必要はない。なお仮想境界線32、34は、対応する装飾部22に形成されているリッジ23の端部(一方の端部同士または他方の端部同士)を繋げた線である。つまり、仮想境界線は、同一のリッジ配列角度を有するリッジの端部を結んだ仮想線となり、リッジ配列角度が異なる装飾部との境界となる。また、仮想境界線32、34は、リッジ23と平行な場合、当該領域の一番端のリッジ23と重なる線となる。つまり、装飾部のリッジ23の仮想境界線と、隣接する装飾部のリッジ23とが平行な場合、当該装飾部の仮想境界線に最も近いリッジ23を仮想境界線とする。つまり、最も近いリッジ23の一方の端部と他方の端部を結んだ仮想線を仮想境界線とする。
次に、図3を用いて、装飾部22についてより詳細に説明する。なお、図3には、装飾領域5の装飾部22のうち、内輪53側の一部の装飾部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22hを示す。装飾部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22hは、タイヤ径方向内側の境界が内輪53となり、タイヤ径方向外側の境界(他の装飾部22との境界)が仮想境界線34となる。また、装飾部22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22hは、タイヤ周方向に隣接する装飾部との境界が仮想境界線32となる。例えば、装飾部22aと装飾部22bとは、仮想境界線32によりタイヤ周方向に分離されている。
装飾部22aは、複数のリッジ23aを有する。リッジ23aは、内輪53とリッジ23aを延長した延長線との接点となるリッジ始点において、内輪53の接線とのなす角(リッジ配列角度)が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、67.5°である。したがって、リッジ23aは、形成される位置によってリッジ始点における内輪53の接線の角度が変化するため、内輪53から外輪52に向かうに従って隣接するリッジ29との距離が広がる形状となる。なお、図3に示すリッジ23aは、内輪53と接する位置まで延在するリッジとしたが、リッジ23aの内輪53側の端部が内輪53と接しない場合、具体的には端部が仮想境界線32、34と接する場合、リッジ23の延長線がリッジ配列角度αを満たしていればよい。
なお、本実施形態では、リッジ23aのそれぞれのリッジ配列角度が角度αとなる向きとしたが、リッジ23aを互いに平行になる向きで配置し、複数のリッジ23aの1つのリッジ23aを延長した延長線と内輪53との接点となるリッジ始点において、内輪53の接線とのなす角(リッジ配列角度)を角度αとしてもよい。つまり、装飾部22aを構成するリッジ23aを平行に配置して、そのうちの任意の1つのリッジ23aのリッジ配列角度を、装飾部22aのリッジ23aのリッジ配列角度αとしてもよい。
また、リッジ23aは、隣接するリッジ23aとの距離(配列ピッチ、リッジ23aの延在方向に直交する方向における距離)が一定の距離となる間隔で配置されている。ここで、リッジの配列ピッチは、0.5mm以上5.0mm以下とすることが好ましい。リッジの配列ピッチを上記範囲とすることで、装飾領域に適切な間隔でリッジを配置することができる。
装飾部22bは、複数のリッジ23bを有する。リッジ23bは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、45°である。装飾部22cは、複数のリッジ23cを有する。リッジ23cは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、22.5°である。装飾部22dは、複数のリッジ23dを有する。リッジ23dは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、0°(180°)である。装飾部22eは、複数のリッジ23eを有する。リッジ23eは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、157.5°である。装飾部22fは、複数のリッジ23fを有する。リッジ23fは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、135°である。装飾部22gは、複数のリッジ23gを有する。リッジ23gは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、112.5°である。装飾部22hは、複数のリッジ23hを有する。リッジ23hは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、90°である。
装飾領域5は、装飾部22aから装飾部22hで構成される8個の装飾部が1つのユニットとなり、当該ユニットがタイヤ周方向に連続して配置されている。つまり、装飾部22aは、タイヤ周方向の一方が仮想境界線32を介して装飾部22bと隣接しており、タイヤ周方向の他方が仮想境界線32を介して装飾部22hと隣接している。また、仮想境界線34と仮想境界線34とで挟まれた装飾部22、仮想境界線34と外輪52とで挟まれた装飾部22、つまり、図3に示す装飾部22a〜22hよりもタイヤ径方向外側にある装飾部22も同様にタイヤ周方向に隣接する装飾部のリッジ配列角度が異なる角度となる。
また、装飾領域5は、装飾部と当該装飾部とタイヤ径方向に隣接している装飾部とも同様にリッジ配列角度が異なる角度となる。つまり、装飾部22は、タイヤ周方向に隣接する装飾部22と同様に、タイヤ径方向に隣接する装飾部22ともリッジ配列角度が異なる角度となる。
次に、図4を用いて、隣接する2つの装飾部のリッジの仮想境界線近傍における関係について説明する。なお、隣接する2つの装飾部のリッジの仮想境界線近傍における関係は、同様の関係となるので、以下代表して仮想境界線132で隣接する装飾部122のリッジ123と装飾部122bのリッジ125との関係について説明する。なお、装飾部122aと装飾部122bとは、装飾領域から任意に抽出した隣接する2つの装飾部である。図4に示すように、装飾部122aのリッジ123は、一方の端部が仮想境界線132まで延在している。また、装飾部122bのリッジ125は、他方の端部が仮想境界線132まで延在している。つまり、仮想境界線132は、装飾部122aのリッジ123の一方の端部を結んだ線であり、装飾部122bのリッジ125の他方の端部を結んだ線である。図4に示すように、装飾部122aのリッジ123は、装飾部122bのリッジ125と重ならない位置に形成されている。具体的には、装飾部122aのリッジ123は、装飾部122bのリッジ125とは異なる位置に形成されており、端部がともに仮想境界線132上にあっても、装飾部122bのリッジ125の他方の端部とは重ならない。
以上のように装飾領域5は、多数の装飾部22がタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに複数列状に配置された構造である。また、装飾部22は、上述したようにリッジ配列角度αが、隣接するいずれの装飾部22のリッジ配列角度αとも異なる角度である。これにより、装飾領域5は、仮想境界線32、34を通過するとリッジ配列角度αが異なる角度となる。つまり、装飾領域5は、仮想境界線32、34を境界として、いずれの仮想境界線32、34でも一方のリッジのリッジ配列角度と他方のリッジのリッジ配列角度とが異なる角度となる。
空気入りタイヤ1は、以上のような構成であり、最もタイヤ幅方向外側の位置に設けられ、かつ空気入りタイヤ1の骨格をなすカーカス(図示せず)がビード部4で折り返された端部(カーカス巻上げ部)の位置およびカーカスが重なる部分(カーカススプライス部)を含む領域に、上記条件を満たす複数の装飾部をタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに連続して設けた装飾領域5を設けることで、装飾領域5を構成する装飾部22により、最もタイヤ幅方向外側(サイドウォール部3)の見た目を良くしつつ、カーカス巻上げ部およびカーカススプライス部のサイドウォール部3の表面での隆起を目立たなくさせることができる。
さらに、空気入りタイヤ1は、装飾領域5に上記条件を満たす複数の装飾部をタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに連続して設けることで、上述したカーカス巻上げ部およびカーカススプライス部のサイドウォール部3の表面での隆起を目立たなくさせることができる効果をより好適に得ることができる。さらに、空気入りタイヤ1は、装飾領域5に上記条件を満たす複数の装飾部をタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに連続して設けることで、サイドウォール部3の立体視における外観もよりよくすることができる。
このように、空気入りタイヤ1は、装飾領域5にタイヤ周方向およびタイヤ径方向のそれぞれに連続して複数の装飾部を設け、さらに、装飾部のリッジ配列角度αと隣接する装飾部のリッジ配列角度αのいずれとも異なる角度とすることで、装飾領域5と第2装飾領域12とで光の反射に変化を生じさせることができ、サイドウォール部3のカーカススプライス部やカーカス巻上げ部に起因する凹凸をカモフラージュすることができ、目立たな
くすることができ、かつ、タイヤがより立体的に見えるようにすることができる。
ここで、上記実施形態では、装飾領域5を構成する装飾部を複数に分割する仮想境界線を、タイヤ径方向に伸びる直線(仮想境界線32)と、タイヤ周方向と同心円の円(仮想境界線34)としたがこれに限定されない。装飾領域5を複数の装飾部に分割する仮想境界線は、当該領域をタイヤ径方向およびタイヤ径方向のそれぞれにおいて複数に分割できればよく、形状、配置位置は特に限定されない。つまり、装飾領域5は、装飾部がタイヤ径方向、タイヤ周方向のそれぞれに複数配置されていればよく、その配置パターンは特に限定されない。
以下、図5Aから図5Fを用いて、装飾領域の他の例について説明する。ここで、図5Aから図5Fは、それぞれ装飾領域の他の一例の一部を示す説明図である。なお、図5Aから図5Fでは、装飾領域のうち、タイヤ周方向の一定幅分の装飾領域のみを示したが、それぞれの装飾領域は、図1に示すようにタイヤ周方向の全域に配置されている。
図5Aに示す装飾領域60は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。装飾領域60は、多数の仮想境界線62と多数の仮想境界線64で複数の領域に分割されている。仮想境界線62は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ周方向に凸となる向きで曲げた曲線(円弧)の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線62は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線62は、装飾領域60のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線64は、タイヤ周方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、タイヤ径方向に一定の間隔で形成されている。装飾領域60は、外輪52と内輪53と仮想境界線64とでタイヤ径方向に複数に分割され、仮想境界線62でタイヤ周方向に複数に分割される。装飾領域60は、2本の仮想境界線64、仮想境界線64と外輪52または仮想境界線64と内輪52のいずれかでタイヤ周方向が囲われ、2本の仮想境界線62でタイヤ径方向が囲われたそれぞれの領域が装飾部69となる。
図5Bに示す装飾領域70は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。 装飾領域70は、多数の仮想境界線72と多数の仮想境界線74で複数の領域に分割されている。仮想境界線72は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ周方向に凹凸となる向きで曲げた曲線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線72は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線72は、装飾領域70のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線74は、タイヤ周方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、タイヤ径方向に一定の間隔で形成されている。装飾領域70は、外輪52と内輪53と仮想境界線74とでタイヤ径方向に複数に分割され、仮想境界線72でタイヤ周方向に複数に分割される。装飾領域70は、2本の仮想境界線74、仮想境界線74と外輪52または仮想境界線74と内輪52のいずれかでタイヤ周方向が囲われ、2本の仮想境界線72でタイヤ径方向が囲われたそれぞれの領域が装飾部79となる。
図5Cに示す装飾領域80は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。装飾領域80は、多数の仮想境界線82と多数の仮想境界線84で複数の領域に分割されている。仮想境界線82は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ径方向に対して所定角度傾斜させた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線82は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線82は、装飾領域80のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線84は、タイヤ周方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、タイヤ径方向に一定の間隔で形成されている。装飾領域80は、外輪52と内輪53と仮想境界線84とでタイヤ径方向に複数に分割され、仮想境界線82でタイヤ周方向に複数に分割される。装飾領域80は、2本の仮想境界線84、仮想境界線84と外輪52または仮想境界線84と内輪52のいずれかでタイヤ周方向が囲われ、2本の仮想境界線82でタイヤ径方向が囲われたそれぞれの領域が装飾部89となる。
図5Dに示す装飾領域90は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。装飾領域90は、多数の仮想境界線92と多数の仮想境界線94とで複数の領域に分割されている。仮想境界線92は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ径方向に対して所定角度傾斜させた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線92は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線92は、装飾領域90のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線94は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ径方向に対して仮想境界線92とは反対向きに所定角度傾斜させた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線94は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線94は、装飾領域90のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。装飾領域90は、外輪52と内輪53との間の領域が2本の仮想境界線92と2本の仮想境界線94とで複数に分割される。装飾領域90の外輪52と接している領域は、外輪52と1本の仮想境界線92と1本の仮想境界線94とで他の領域と分割されている。装飾領域90の内輪53と接している領域は、内輪53と1本の仮想境界線92と1本の仮想境界線94とで他の領域と分割されている。以上より、装飾領域90は、2本の仮想境界線92と2本の仮想境界線94、外輪52と1本の仮想境界線92と1本の仮想境界線94、または、内輪53と1本の仮想境界線92と1本の仮想境界線94、で囲われたそれぞれの領域が装飾部99となる。
図5Eに示す装飾領域100は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。装飾領域100は、多数の仮想境界線102と1本の仮想境界線104とで複数の領域に分割されている。仮想境界線102は、タイヤ径方向に伸びた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線102は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線102は、装飾領域100のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線104は、タイヤ周方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、外輪52と内輪53との中間点に配置されている。装飾領域100は、外輪52と内輪53と仮想境界線104とでタイヤ径方向に2つに分割され、仮想境界線102でタイヤ周方向に複数に分割される。装飾領域100は、仮想境界線104と外輪52または仮想境界線104と内輪53のいずれかでタイヤ周方向が囲われ、2本の仮想境界線102でタイヤ径方向が囲われたそれぞれの領域が装飾部109となる。
図5Fに示す装飾領域110は、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域である。装飾領域110は、多数の仮想境界線112と多数の仮想境界線114と多数の仮想境界線116とで複数の領域に分割されている。仮想境界線112は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ径方向に対して所定角度傾斜させた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線112は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線112は、装飾領域110のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線114は、タイヤ径方向に伸びた直線をタイヤ径方向に対して仮想境界線112とは反対向きに所定角度傾斜させた直線の仮想線であり、タイヤ周方向に一定の間隔で形成されている。仮想境界線114は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある。つまり、仮想境界線114は、装飾領域110のタイヤ径方向の端部から端部まで延在する直線である。仮想境界線116は、タイヤ径周方向に伸びた、外輪52および内輪53と同心円の仮想線であり、タイヤ径方向に一定の間隔で形成されている。また、仮想境界線116は、タイヤ径方向における位置が同一位置の仮想境界線112と仮想境界線114との交点を通過する。装飾領域110は、外輪52と内輪53との間の領域が1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114と1本の仮想境界線116とで複数に分割される。装飾領域110の外輪52と接している領域は、外輪52と1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114とで他の領域と分割されている。装飾領域110の内輪53と接している領域は、内輪53と1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114とで他の領域と分割されている。以上より、装飾領域110は、1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114と1本の仮想境界線116、外輪52と1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114、または、内輪53と1本の仮想境界線112と1本の仮想境界線114、で囲われたそれぞれの領域が装飾部119となる。
このように、装飾領域は、仮想境界線の形状を直線、曲線、直線と曲線を組み合わせた形状等、種々の形状とすることができる。また、装飾領域は、タイヤ径方向、タイヤ周方向に複数に分割されていればよく、つまり、タイヤ径方向と平行な直線、タイヤ周方向と同心円上のいずれの位置においても、複数の装飾部が形成されていればよく、タイヤ径方向と平行な直線の仮想境界線、タイヤ周方向と同心円となる円の仮想境界線を必ずしも設けなくてもよい。
また、装飾領域は、上記実施形態のように仮想境界線を規則的に、例えば一定間隔で平行に形成し、装飾部を同一のパターンの形状が繰り返される形状とすることで、凹凸のカモフラージュ効果をより向上させることができ、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。このため、装飾領域は、上記実施形態のように仮想境界線を規則的に形成することが好ましいが、これに限定されない。例えば、装飾領域は、仮想境界線の形状、間隔が位置によって変化してもよいし、種々の形状の装飾部を含有していてもよい。例えば、三角形の装飾部の周囲に、四角形の装飾部と、五角形の装飾部と、一部が曲線の装飾部とが隣接する形状としてもよい。
ここで、装飾部は、リッジ配列角度αが隣接する装飾部のリッジ配列角度αと、20°以上160°以下異なることが好ましい。つまり、装飾部のリッジ配列角度αと隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度差は、20°以上160°以下であることが好ましい。装飾部のリッジ配列角度αと隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度差を20°以上160°以下とすることで、凹凸のカモフラージュ効果をより向上させることができ、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
また、空気入りタイヤ1は、本実施形態のように仮想境界線が重なる構成とすることで、サイドウォール部3の凹凸をより好適にカモフラージュすることができ、立体視効果をより高くすることができる。なお、装飾部の仮想境界線と隣接する装飾部の仮想境界線とは必ずしも重なってなくてもよい。
図6および図7は、それぞれ装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。図6に示す装飾領域は、装飾部122cのリッジ123aの一方の端部を結んだ仮想境界線132aと、装飾部122dのリッジ125aの他方の端部を結んだ仮想境界線132bとが距離l離れている。図6に示す装飾領域は、仮想境界線132aと仮想境界線132bとの間には、リッジが形成されていない状態となる。次に、図7に示す装飾領域は、装飾部122eのリッジ123bの一方の端部を結んだ仮想境界線132dと、装飾部122fのリッジ125bの他方の端部を結んだ仮想境界線132cとが距離l離れている。図7に示す装飾領域は、仮想境界線132cと仮想境界線132dとの間に、リッジ123bとリッジ125bの両方が形成されている状態、つまり、リッジがオーバーラップした状態となる。
空気入りタイヤ1は、装飾部のリッジの隣接する装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する装飾部のリッジの第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、が図6に示すように離れている場合も、図7に示すようにオーバーラップしている場合も、第1仮想境界線と第2仮想境界線との距離(つまり、距離l、距離l)を1mm未満とすることで、上記効果を得ることができる。
また、空気入りタイヤ1は、本実施形態のように、隣接する装飾部のリッジ端部同士が繋がらない形状とすることで、リッジの凹部におけるクラックの発生や成長を抑制することができ、耐久性を向上させることができる。空気入りタイヤ1は、上記効果を得ることができるため、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジを分離した形状とすることが好ましいが繋がった形状としてもよい。
ここで、装飾領域は、リッジ配列角度αが異なる3種類以上12種類以下の装飾部を有することが好ましい。つまり、装飾領域は、リッジ配列角度αが3種類以上12種類以下の装飾部を組み合わせた構成とすることが好ましい。このように、装飾部のリッジ配列角度αの種類を3種類以上とすることで、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果を高めることができ、装飾部のリッジ配列角度αの種類を12種類以下とすることで、金型の種類数の増加を抑制でき製造コストを低減することができる。
ここで、装飾領域は、タイヤ周方向およびタイヤ径方向の少なくとも一方において、リッジ配列角度αが周期的に変化する組み合わせで装飾部を配置することが好ましい。つまり、リッジ配列角度αが所定のパターンで変化する複数の装飾部の組み合わせおよび順序を1つのユニットとして、当該ユニットをタイヤ周方向およびタイヤ径方向の少なくとも一方に列状に配置することが好ましい。このように、リッジ配列角度αを周期的に変化させることで、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
さらに、装飾領域は、タイヤ周方向およびタイヤ径方向の少なくとも一方において、リッジ配列角度αが段階的に増加する順あるいは減少する順に複数の装飾部を配置することが好ましい。つまり、リッジ配列角度αが段階的に増加または減少する順序で装飾部を配置することが好ましい。このように、リッジ配列角度αを段階的に変化させることで、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
ここで、図8は、空気入りタイヤの装飾領域の他の例を拡大して示す拡大側面図である。図8には、装飾領域200の装飾部のうち、内輪53側の一部の装飾部222a、222b、222c、222dを示す。装飾部222a、222b、222c、222dは、タイヤ径方向内側の境界が内輪53となり、タイヤ径方向外側の境界(他の装飾部との境界)が仮想境界線234となる。また、装飾部222a、222b、222c、222dは、タイヤ周方向に隣接する装飾部との境界が仮想境界線232となる。例えば、装飾部222aと装飾部222bとは、仮想境界線232によりタイヤ周方向に分離されている。
装飾部222aは、複数のリッジ223aを有する。リッジ223aは、リッジ配列角度が角度αとなる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度αは、70°である。装飾部222bは、複数のリッジ223bを有する。リッジ223bは、リッジ配列角度が角度α10となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α10は、60°である。装飾部222cは、複数のリッジ223cを有する。リッジ223cは、リッジ配列角度が角度α11となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α11は、50°である。装飾部222dは、複数のリッジ223dを有する。リッジ223dは、リッジ配列角度が角度α12となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α12は、40°である。図8に示す装飾領域200のように装飾領域を構成する装飾部のリッジ配列角度αを段階的に変化させることで、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
また、図8に示す装飾領域200は、図示していない装飾部も隣接する装飾部となる毎にリッジ配列角度を10°ずつ減少させて0°の次は、170°にすれることで、リッジ配列角度αが段階的に増加または減少する順序で装飾部を配置することができる。また、装飾部222a、222b、222c、222dを1つのユニットとし、当該ユニットをタイヤ周方向に複数配置することで、リッジ配列角度αが周期的に変化する組み合わせで装飾部を配置することができる。
また、装飾部は、面積(サイドウォール部の表面における面積)が0.3cm以上10.0cm以下であることが好ましい。装飾部の面積を0.3cm以上とすることで、装飾領域に配置する装飾部の数を適切な数以下とすることができ、装飾部の形成する金型加工費の増加を抑制できる。装飾部の面積を10.0cm以下とすることで、サイドウォール部における凹凸のカモフラージュ効果をより向上させることができる。
また、装飾領域は、装飾部に含まれる単位面積有りのリッジ長さとは単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部を少なくとも1つ備えることが好ましい。つまり、装飾領域は、単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部を備えることが好ましい。ここで、単位面積有りのリッジ長さとは、単位面積に含まれるリッジの総延長距離である。装飾領域は、単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部を備えることで、装飾部間でのリッジの密度を粗密に変化させることができ、光の反射の変化をより好適に生じさせることができ、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果を高めることができる。装飾領域5の装飾領域は、単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部をタイヤ周方向で繰り返すように配置することが好ましい。これにより、タイヤがより立体的に見えるようにすることができる。なお、装飾領域は、例えば、リッジの配列ピッチを変化させることで、装飾部に含まれる単位面積有りのリッジ長さを調整することができる。つまり、装飾部に含まれるリッジの配列ピッチpとは配列ピッチpが異なる装飾部を少なくとも1つ備えることで、装飾部に含まれる単位面積有りのリッジ長さとは単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部を少なくとも1つ備えることができる。また、装飾部毎にリッジの線の形状を異なる形状、例えば、直線と曲線とすることでも単位面積有りのリッジ長さを変化させることができる。
ここで、図9は、空気入りタイヤの装飾領域の他の例を拡大して示す拡大側面図である。図9には、装飾領域300の装飾部のうち、内輪53側の一部の装飾部322a、322b、322c、322dを示す。装飾部322a、322b、322c、322dは、タイヤ径方向内側の境界が内輪53となり、タイヤ径方向外側の境界(他の装飾部との境界)が仮想境界線334となる。また、装飾部322a、322b、322c、322dは、タイヤ周方向に隣接する装飾部との境界が仮想境界線332となる。例えば、装飾部322aと装飾部322bとは、仮想境界線332によりタイヤ周方向に分離されている。
装飾部322aは、複数のリッジ323aを有する。リッジ323aは、リッジ配列角度が角度α13となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α13は、70°である。また、装飾部322aのリッジ323aの配列ピッチは、Pとなる。装飾部322bは、複数のリッジ323bを有する。リッジ323bは、リッジ配列角度が角度α14となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α14は、60°である。また、装飾部322bのリッジ323bの配列ピッチは、Pとなる。配列ピッチPは、配列ピッチPよりも短い距離である。したがって、装飾部322bのリッジ323bは、装飾部322aのリッジ323aよりも密に配置され、装飾部322bの単位面積有りのリッジ長さが、装飾部322aの単位面積有りのリッジ長さよりも長くなる。装飾部322cは、複数のリッジ323cを有する。リッジ323cは、リッジ配列角度が角度α15となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α15は、50°である。また、装飾部322cのリッジ323cの配列ピッチは、Pとなる。なお、配列ピッチPは、配列ピッチPよりも長い距離である。したがって、装飾部322cのリッジ323cは、装飾部322aのリッジ323aよりも粗に配置され、装飾部322cの単位面積有りのリッジ長さが、装飾部322aの単位面積有りのリッジ長さよりも短くなる。装飾部322dは、複数のリッジ323dを有する。リッジ323dは、リッジ配列角度が角度α16となる。ここで、本実施形態のリッジ配列角度α16は、40°である。また、装飾部322dのリッジ323dの配列ピッチは、Pとなる。なお、配列ピッチPは、配列ピッチPと同じ距離である。装飾部322dの単位面積有りのリッジ長さは、装飾部322aの単位面積有りのリッジ長さと同じとなる。図9に示す装飾領域300のように装飾領域を構成する装飾部の単位面積有りのリッジ長さとは単位面積有りのリッジ長さが異なる装飾部を有することで、つまり単位面積有りのリッジ長さが変化する装飾部を有することで、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
また、空気入りタイヤは、上記実施形態のようにタイヤのサイドウォール部の全域に装飾領域を設けることが好ましい。空気入りタイヤは、装飾領域をタイヤ周方向の全域に設けることで、サイドウォール部3の凹凸をより好適にカモフラージュすることができ、立体視効果をより高くすることができる。なお、空気入りタイヤは、装飾領域をタイヤ周方向の一部に設ける構成としてもよく、複数に分離して設けてもよい。また、上記実施形態では、装飾領域にリッジのみを形成した場合を説明したが、文字、記号(例えばタイヤを識別するための文字、商品名等)等を形成してもよい。装飾領域に文字、記号を設ける場合は、文字、記号の部分は、リッジを設けない構成としてもよいし、文字、記号の輪郭線のみを残し、他の部分(文字の内部等)には、リッジを形成してもよい。装飾領域にブランド等の文字、記号を配置することで、ブランド等の視認性を向上させることができる。
次に、試験例を用いて、空気入りタイヤについてより詳細に説明する。本試験例では、タイヤサイズ、205/55R16 91V リムサイズ;16×6.5JJの空気入りタイヤを用いた。上記大きさの空気入りタイヤの装飾領域5に相当する領域に、従来例、比較例、実施例の装飾領域となるリッジを形成して、各種評価項目の評価を行った。
従来例の空気入りタイヤは、装飾領域に多数のリッジを形成する。なお、装飾領域に形成した多数のリッジは、1つの装飾部、つまり、リッジ配列角度が装飾領域内で1種類となる向きで形成されている。つまり、多数のリッジは、リッジ配列角度が同じ角度となる。
また、本試験例では、比較例として、比較例1と比較例2の空気入りタイヤを評価した。比較例1の空気入りタイヤは、仮想境界線(境界線)が縦縞模様となるように設けた。つまり、仮想境界線として、タイヤ径方向に延在する仮想境界線のみを設け、装飾領域のタイヤ周方向に複数の装飾部を設け、タイヤ径方向に1つの装飾部を設ける構成とした。また、装飾領域は、装飾部の種類を2種類として、タイヤ周方向(周方向)に2種類の装飾部を交互に配置した。また、装飾領域は、タイヤ径方向(径方向)には1種類(1つの)の装飾部のみが設けられている。装飾領域は、隣接する装飾部のリッジ配列角度差(装飾部のリッジ配列角度αと、隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度の差)を20°とした。装飾領域は、1つの装飾部の面積を15.0cmとした。装飾領域は、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジとが繋がっていない構成とした。また、装飾領域は、単位面積当たりのリッジの総長さが異なる装飾部がない、つまり、全ての装飾部の単位面積当たりのリッジの総長さが同じ形状とした。
比較例2の空気入りタイヤは、仮想境界線(境界線)が横縞模様となるように設けた。つまり、仮想境界線として、タイヤ周方向に延在する仮想境界線のみを設け、装飾領域のタイヤ径方向に複数の装飾部を設け、タイヤ周方向に1つの装飾部を設ける構成とした。つまり、装飾領域は、径方向の大きさが異なるリング状の装飾部を複数設けた構成とした。また、装飾領域は、装飾部の種類を2種類として、タイヤ径方向(径方向)に2種類の装飾部を交互に配置した。また、装飾領域は、タイヤ周方向(周方向)には1種類(1つの)の装飾部のみが設けられている。装飾領域は、隣接する装飾部のリッジ配列角度差(装飾部のリッジ配列角度αと、隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度の差)を20°とした。装飾領域は、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジとが繋がっていない構成とした。また、装飾領域は、単位面積当たりのリッジの総長さが異なる装飾部がない、つまり、全ての装飾部の単位面積当たりのリッジの総長さが同じ形状とした。
また、本試験例では、実施例として、実施例1から実施例7の空気入りタイヤを評価した。実施例1の空気入りタイヤは、仮想境界線(境界線)が格子模様となるように設けた。つまり、仮想境界線として、タイヤ周方向に延在する仮想境界線とタイヤ径方向に延在する仮想境界線の両方を設け、装飾領域のタイヤ径方向およびタイヤ周方向のそれぞれに複数の装飾部を設ける構成とした。また、装飾領域は、装飾部の種類を2種類として、タイヤ径方向(径方向)に2種類の装飾部を交互に配置し、タイヤ周方向(周方向)に2種類の装飾部を交互に配置した。装飾領域は、隣接する装飾部のリッジ配列角度差(装飾部のリッジ配列角度αと、隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度の差)を10°とした。装飾領域は、1つの装飾部の面積を15.0cmとした。装飾領域は、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジとが繋がっている構成とした。また、装飾領域は、単位面積当たりのリッジの総長さが異なる装飾部がない、つまり、全ての装飾部の単位面積当たりのリッジの総長さが同じ形状とした。
実施例2の空気入りタイヤは、装飾領域の隣接する装飾部のリッジ配列角度差を20°に変更したこと以外は、実施例1の空気入りタイヤと同様の構成である。実施例3の空気入りタイヤは、装飾領域の装飾部の種類を3種類として、タイヤ径方向(径方向)に3種類の装飾部をランダムに配置し、タイヤ周方向(周方向)に3種類の装飾部をランダムに配置したこと以外は、実施例2の空気入りタイヤと同様の構成である。実施例4の空気入りタイヤは、装飾領域の装飾部の種類を3種類として、タイヤ径方向(径方向)に3種類の装飾部を周期的に配置し、タイヤ周方向(周方向)に3種類の装飾部を周期的に配置したこと以外は、実施例3の空気入りタイヤと同様の構成である。実施例5の空気入りタイヤは、1つの装飾部の面積を4.0cmとしたこと以外は、実施例4の空気入りタイヤと同様の構成である。実施例6の空気入りタイヤは、単位面積当たりのリッジの総長さが異なる装飾部がある構成としたこと以外は、実施例5の空気入りタイヤと同様の構成である。実施例7の空気入りタイヤは、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジとが繋がってない構成としたこと以外は、実施例6の空気入りタイヤと同様の構成である。
本試験例では、上述した従来例、比較例、実施例のぞれぞれの空気入りタイヤについて、外観(カーカススプライス部)、外観(カーカス巻上げ部)、外観(立体視)、耐久性の4つの項目を評価した。外観(カーカススプライス部)は、サイドウォール部のカーカススプライス部に対応する領域がどの程度目立つかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほどカーカススプライス部の対応するサイドウォール部の外観が優れていることを示す。外観(カーカス巻上げ部)は、サイドウォール部のカーカス巻上げ部に対応する領域がどの程度目立つかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほどカーカス巻上げ部の対応するサイドウォール部の外観が優れていることを示す。外観(立体視)は、サイドリッジデザインがどの程度立体的に見えるかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほど立体視における外観が優れていることを示す。耐久性は、装飾領域におけるクラックに対する耐久性である。本試験例では、タイヤの周上の4ヶ所(等間隔)におけるリッジ間の凹部に、それぞれ深さ1.5mm、長さ5.0mmの切込みを形成した。このように切り込みを形成した空気入りタイヤに空気圧120kPaを充填し、室内ドラム試験機により、タイヤ最大負荷能力の88%に相当する荷重を負荷させて、速度81km/hで62時間にわたり連続走行させ、走行後の各空気入りタイヤについて、それぞれ切込みの成長率を測定し評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほど耐久性が優れている、具体的にはクラック成長をより抑制できていることを示す。なお、これらの性能試験では、評価が104以上あれば優位性ありと判断され、評価が97〜103の範囲では同等と判断される。上記4項目について試験した結果を下記表1から表3に示す。
Figure 0005310805
Figure 0005310805
Figure 0005310805
表1から表3に示すように、従来例、比較例よりも実施例の方が、外観の3項目の評価がいずれも高いことがわかる。以上より、本発明の空気入りタイヤは、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができることがわかる。また、実施例6と実施例7との結果に示すように、隣接する装飾部のリッジを繋げない形状とすることで、耐久性を向上できることがわかる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 装飾領域
22、22a、22b、22c、22d、22e、22f、22g、22h 装飾部
23、23a、23b、23c、23d、23e、23f、23g、23h リッジ
32、34 仮想境界線
52 外輪
53 内輪

Claims (9)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸の多数のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置された装飾部が前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向にそれぞれ隣接して2つ以上連続して配置された装飾領域を有し、
    前記リッジは、同一の前記装飾部において、タイヤ径方向の内側端縁における前記装飾領域との接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と角度が異なり、
    前記リッジの隣接する前記装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する前記装飾部の前記リッジの前記第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、の距離が1mm未満であり、
    前記装飾部は、前記リッジが隣接する前記装飾部の前記リッジと分離していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1仮想境界線および前記第2仮想境界線は、前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向に周期的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記装飾部は、前記リッジ配列角度が隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と20°以上160°以下異なることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記装飾領域は、前記リッジ配列角度が異なる3種類以上12種類以下の前記装飾部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記装飾領域は、前記タイヤ周方向および前記タイヤ径方向の少なくとも一方において、前記リッジ配列角度が周期的に変化する組み合わせで前記装飾部を配置していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記装飾部は、面積が0.3cm以上10.0cm以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記装飾領域は、前記装飾部に含まれる単位面積有りの前記リッジ長さとは単位面積有りの前記リッジ長さが異なる前記装飾部を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記装飾領域は、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線との間に、前記リッジが形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記装飾領域は、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線とが重なっていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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