JP4640517B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、例えば自動車用の空気入りタイヤに関するものである。
一般に、この種の空気入りタイヤとしては、サイドウォールの外表面に複数本のリッジを設け、各リッジを隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びるように形成するとともに、タイヤ周方向に等間隔に配置し、カーカスの折返し端部等によりタイヤ成形時にサイドウォールの外表面に生ずる凹凸を目立たなくするものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−224342号公報
ところで、前記空気入りタイヤでは、各リッジが隣接するリッジとほぼ平行に直線状に延びるように形成されるとともに、タイヤ周方向に等間隔に配置されているので、劣化や外力によりサイドウォールの外表面にクラックが発生した場合に、クラックがリッジに沿って伸展し易いという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タイヤ成形時にサイドウォールの外表面に生じる凹凸を目立たなくすることができ、しかもサイドウォールに発生したクラックの伸展を抑制することのできる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、サイドウォールの外表面に装飾部を有する空気入りタイヤにおいて、前記装飾部に互いにサイドウォールの外表面に沿って並ぶように設けられた複数の四辺形模様を備え、前記各四辺形模様の外周が、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺と、互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されるとともに前記各周方向辺の端部同士を結ぶように設けられた2つの径方向辺とから成り、各周方向辺及び各径方向辺をそれぞれサイドウォールの外表面から突出しているリブ要素から構成し、各四辺形模様のうち複数の四辺形模様における各周方向辺及び各径方向辺によって囲まれた範囲内にそれぞれ複数のリッジを設け、各径方向辺の延設方向とタイヤ周方向とのなす角度が20°以上70°以下となるように構成している。
これにより、サイドウォールの装飾部に複数の四辺形模様が設けられるとともに、各四辺形模様はサイドウォールの外表面に沿って並ぶように配置され、各四辺形模様の外周が2つの周方向辺と2つの径方向辺とから成るとともに、各周方向辺及び各径方向辺がサイドウォールの外表面から突出しているリブ要素から成るので、サイドウォールの外表面に各四辺形模様の周方向辺及び径方向辺によって凹凸が形成されることになる。また、各四辺形模様のうち複数の四辺形模様における周方向辺及び径方向辺によって囲まれた範囲内にそれぞれ複数のリッジが設けられている。このため、各周方向辺及び各径方向辺による凹凸や各リッジによる凹凸により、タイヤ成形時にサイドウォールの外表面に生ずる凹凸が目立たなくなる。
また、各四辺形模様の外周が2つの周方向辺と2つの径方向辺とから成るとともに、各周方向辺及び各径方向辺がサイドウォールの外表面から突出しているリブ要素から成るので、劣化や外力によりサイドウォールの外表面にクラックが発生した場合でも、クラックの伸展がリブ要素から成る周方向辺や径方向辺によって抑制される。また、各径方向辺の延設方向とタイヤ周方向とのなす角度が20°以上70°以下となるように構成され、径方向辺によってクラックの伸展方向を変化させることもできるので、クラックの伸展がより抑制される。
本発明の空気入りタイヤによれば、タイヤ成形時にサイドウォールの外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、しかも、劣化や外力によりサイドウォールの外表面にクラックが発生した場合でも、クラックの伸展がリブ要素から成る周方向辺や径方向辺によって抑制されるので、タイヤ外観の向上を図る上で極めて有利である。
本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤの正面図 空気入りタイヤの要部正面図 空気入りタイヤの要部斜視図 図3におけるA−A線断面図 クラックの伸展を示す図 クラック伸展性の評価結果を示す表 クラック伸展性の評価結果を示す表 凹凸の視認性の評価結果を示す表 本実施形態の変形例を示す空気入りタイヤの要部正面図
本発明の一実施形態の空気入りタイヤを図1乃至図8を参照しながら説明する。また、この空気入りタイヤは4輪自動車、トラック、バス等に装着されて使用される。
この空気入りタイヤは、図1乃至図4に示すように、サイドウォール1の外表面における径方向所定範囲ARに全周に亘って装飾部2が設けられ、装飾部2は、複数本のリッジから構成されるリッジ装飾部10と、複数の四辺形模様21及び複数の四辺形境界部22とを有する四辺形模様装飾部20とを備え、リッジ装飾部10には標章等をあらわす文字表示部30が設けられている。尚、加硫用金型にはリッジ装飾部10、四辺形模様装飾部20及び文字表示部30に応じた凹凸が設けられ、その凹凸によってサイドウォール1の外表面にリッジ装飾部10、四辺形模様装飾部20及び文字表示部30が刻設されている。
リッジ装飾部10は、隣接するリッジとほぼ平行に延びるように形成されるとともに略直線状に延びるように形成され、また、タイヤ周方向に等間隔に配置された周知のリッジから成る。
各四辺形模様21は、図1乃至図4に示すように、タイヤ径方向と所定角度(例えば20°以上70°以下の間の所定角度)をなす方向に5個ずつ並ぶように配置されるとともに、その5個ずつの四辺形模様群Gがタイヤ周方向に複数並ぶように配置されている。
各四辺形模様21の外周は、図2及び図3に示すように、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺21aと、互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されるとともに前記各周方向辺21aの端部同士を結ぶように設けられた2つの径方向辺21bとから成る。図2に示すように、各四辺形模様21の外周における周方向辺21aの間の距離W1は例えば6.0mmに設定されており、径方向辺21bの間の距離W2は例えば6.0mmに設定されている。図3及び図4に示すように、各周方向辺21a及び各径方向辺21bはそれぞれサイドウォール1の外表面から突出しているリブ要素から成る。また、図3に示すように、互いにタイヤ径方向に隣接する一方の四辺形模様21におけるタイヤ径方向一方の周方向辺21aと他方の四辺形模様21におけるタイヤ径方向他方の周方向辺21aとが同一のリブ要素から形成されている。また、図3に示すように、各径方向辺21bの延設方向とタイヤ径方向とのなす角度αが20°以上70°以下となるように構成されている。
各四辺形模様21のうち複数の四辺形模様21にはそれぞれ複数のリッジ21cが設けられ、各リッジ21cは四辺形模様21における各周方向辺21a及び各径方向辺21bによって囲まれた範囲内に設けられている。各リッジ21cは略タイヤ径方向に直線状に延びるように形成されるとともに、前記囲まれた範囲内におけるサイドウォール1の外表面から突出するように形成されている。各リッジ21cは四辺形模様21内において互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されている。また、図1乃至図3に示すように、リッジ21cが設けられた四辺形模様21とリッジ21cが設けられていない四辺形模様21がタイヤ周方向に交互に並ぶとともに、リッジ21cが設けられた四辺形模様21とリッジ21cが設けられていない四辺形模様21がタイヤ径方向と前記角度αをなす方向に交互に並ぶように構成されている。
各四辺形境界部22は、図1乃至図4に示すように、互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様21の間に設けられている。また、各四辺形境界部22の外周は、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺22aと、各周方向辺22aの端部同士を結ぶように設けられた四辺形模様21の2つの径方向辺21bとから成る。各四辺形境界部22の外周における径方向辺21bの間の距離は四辺形模様21の外周における径方向辺21bの間の距離W2よりも小さく、例えば距離W2の1/3程度に設定されている。各周方向辺22aはそれぞれサイドウォール1の外表面から突出しているリブ要素から成る。
この空気タイヤは、サイドウォール1の装飾部2に複数の四辺形模様21が設けられ、各四辺形模様21はサイドウォール1の外表面に沿って並ぶように配置されている。また、各四辺形模様21の外周が2つの周方向辺21aと2つの径方向辺21bとから成り、各周方向辺21a及び各径方向辺21bがサイドウォール1の外表面から突出しているリブ要素から成る。このため、サイドウォール1の外表面に各四辺形模様21の周方向辺21a及び径方向辺21bによって凹凸が形成される。また、各四辺形模様21のうち複数の四辺形模様21における周方向辺21a及び径方向辺21bによって囲まれた範囲内にそれぞれ複数のリッジ21cが設けられている。このため、各周方向辺21a及び各径方向辺21bによる凹凸や各リッジ21cによる凹凸により、タイヤ成形時にカーカスの折返し端部等によってサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸が目立たなくなる。
また、各四辺形模様21の外周が2つの周方向辺21aと2つの径方向辺21bとから成り、各周方向辺21a及び各径方向辺21bがサイドウォール1の外表面から突出しているリブ要素から成る。このため、劣化や外力によりサイドウォール1の外表面にクラックが発生した場合でも、クラックの伸展がリブ要素から成る周方向辺21aや径方向辺21bによって抑制される。
例えば、図5に示すようにサイドウォール1の表面にクラックCが発生した場合でも、そのクラックの伸展が先ず周方向辺21aによって抑制され(図5のS1参照)、クラックが周方向辺21aを超えて伸展した場合でも、そのクラックの伸展が径方向辺21bによって抑制される(図5のS2参照)。また、そのクラックが径方向辺21bを超えて伸展する場合、径方向辺21bがタイヤ径方向と角度α(20°以上70°以下)をなすように構成されているので、リッジ21cに沿ってタイヤ径方向に伸展するクラックの伸展方向をタイヤ周方向に変えることができる(図5のS3参照)。尚、クラックが直線的に伸展する場合はクラックの伸展が早くなる場合があるが、本実施形態ではクラックの伸展方向を変えることができるので、クラックの伸展速度の効果的な抑制が期待される。
このように、本実施形態によれば、タイヤ成形時にサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸を目立たなくすることができ、しかも劣化や外力によりサイドウォール1の外表面にクラックが発生した場合でも、クラックの伸展がリブ要素から成る周方向辺や径方向辺によって抑制されるので、タイヤ外観の向上を図る上で極めて有利である。
図6及び図7は、各周方向辺21a及び各径方向辺21bのサイドウォール1の外表面から突出している高さhや各径方向辺21bとタイヤ径方向とのなす角度αに対する耐クラック伸展性の評価結果を示す表である。耐クラック伸展性の評価はタイヤサイズ205/55R16のタイヤを用いて行った。また、耐クラック伸展性の評価は、空気圧を100kPA、速度を80km/h、荷重を4.5kNにするとともに、濃度が100pphmのオゾンをサイドウォール1の外表面から10mm離れた位置から照射し、50時間経過後のクラックの長さを評価した。15mm以上のクラックが1つでも発生している場合は評価を95とし、6〜14mmのクラックが1つでも発生している場合は評価を100とし、5mm以下のクラックが1つでも発生している場合やクラックの長さが5mm未満の場合は評価を105とした。また、比較例1は装飾部2がリッジ装飾部10のみから成る空気入りタイヤである。
図6及び図7より、各周方向辺21a及び各径方向辺21bの突出している高さhが0.2mm以上であり、各径方向辺21bとタイヤ径方向とのなす角度αが20°以上70°以下であれば、装飾部2がリッジ装飾部10のみから成る空気入りタイヤに比べてクラック伸展の抑制効果が認められる。また、各径方向辺21bとタイヤ径方向とのなす角度αが30°以上60°以下であれば、クラック伸展の抑制効果がより顕著に認められる。
また、図8は、四辺形模様装飾部20が配置されているタイヤ周方向の角度範囲DAのタイヤ全周に対する割合と、カーカスの折返し端部等によりタイヤ成形時にサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸の視認性との関係を示す表である。凹凸の視認性の評価はタイヤサイズ205/55R16のタイヤを用いて行った。評価は30人の観察者によってサイドウォール1の外表面に生ずる凹凸の視認可否を評価し、75%未満の観察者によって凹凸が見えないまたは見え難いと判断された場合は評価を98とし、75%以上の観察者によって凹凸が見えないまたは見え難いと判断された場合は評価を100とし、90%以上の観察者によって凹凸が見えないまたは見え難いと判断された場合は評価を102としている。また、比較例7は装飾部2がリッジ装飾部10のみから成る空気入りタイヤである。さらに、各周方向辺21a及び各径方向辺21bのサイドウォール1の外表面から突出している高さhは0.2mmに設定され、角度αは30°に設定されている。
図8より、角度範囲DAのタイヤ全周に対する割合が30%以上であれば、装飾部2がリッジ装飾部10のみから成る空気入りタイヤに比べてサイドウォール1の外表面の凹凸が見え難い。また、角度範囲DAのタイヤ全周に対する割合が60%以上であれば、サイドウォール1の外表面の凹凸がより見え難くなる。
また、本実施形態では、互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様21の間に四辺形模様21よりもタイヤ周方向の寸法が小さい四辺形境界部22をそれぞれ設け、各四辺形境界部22の外周が、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺22aと、各周方向辺22aの端部同士を結ぶように設けられた四辺形要素21の径方向辺21bとから成る。即ち、四辺形境界部22は四辺形模様21よりもタイヤ周方向の寸法が小さく、外周がリブ要素から構成されている。このため、四辺形境界部22内におけるクラックの伸展は四辺形模様21内におけるクラックの伸展に比べて早期に抑制される可能性があり、クラックの伸展を効果的に抑制する上で極めて有利である。
また、図1では、四辺形模様22がタイヤ径方向と所定角度をなす方向に5個並ぶとともにタイヤ周方向に数十個並んでいる。これに対し、四辺形模様22がタイヤ径方向に3個以上並ぶとともにタイヤ周方向に3個以上並んでいる場合は前述と同様の作用効果が期待できる。
また、タイヤ径方向と所定角度をなす方向に並ぶ各四辺形要素21にリッジ21cを1つ置きに設けるとともに、タイヤ周方向に並ぶ各四辺形要素21にリッジ21cを1つ置きに設けている。このため、この四辺形模様装飾部20が設けられたタイヤは他のタイヤと比較して観察する者に独特の外観印象を与えることになる。
尚、本実施形態では、互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様21の間に四辺形模様21よりもタイヤ周方向の寸法が小さい四辺形境界部22をそれぞれ設けている。これに対し、図9に示すように、四辺形模様装飾部20を四辺形模様21のみで構成することも可能である。この場合、図9に示すように、互いにタイヤ周方向に隣接する一方の四辺形模様21におけるタイヤ周方向一方の径方向辺21bと他方の四辺形模様21におけるタイヤ周方向他方の径方向辺21bとを同一のリブ要素から形成することも可能である。
さらに、互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様21の間に所定の間隔を設け、互いにタイヤ周方向に隣接する一方の四辺形模様21におけるタイヤ周方向一方の径方向辺21bと他方の四辺形模様21におけるタイヤ周方向他方の径方向辺21bとを異なるリブ要素から構成することも可能であり、また、互いにタイヤ径方向に隣接する2つの四辺形模様21の間にも所定の間隔を設け、互いにタイヤ径方向に隣接する一方の四辺形模様21におけるタイヤ径方向一方の周方向辺21aと他方の四辺形模様21におけるタイヤ径方向他方の周方向辺21aとを異なるリブ要素から構成することも可能であり、これらの場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、本実施形態では、互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様21の間に四辺形模様21よりもタイヤ周方向の寸法が小さい四辺形境界部22をそれぞれ設けている。これに対し、互いにタイヤ径方向に隣接する2つの四辺形模様21に間に四辺形模様21よりもタイヤ径方向の寸法が小さい四辺形境界部をそれぞれ設けることも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、図1では、各四辺形模様21が互いに同等の大きさに形成されているものを示した。これに対し、例えば各四辺形模様21の大きさがタイヤ周方向に向かって徐々に変化するように構成することも可能であり、各四辺形模様21の大きさがランダムに変化するように構成することも可能であり、これらの場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、図1では、各四辺形模様21の径方向辺21bとタイヤ径方向とのなす角度αが略均一であるものを示した。これに対し、角度αがタイヤ周方向に向かって徐々に変化するように構成することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、本実施形態では、各リッジ21cが略タイヤ径方向に延びるように形成されているものを示した。これに対し、各リッジ21cを略タイヤ周方向に延びるように形成することも可能である。この場合でも、リッジ21cに沿ってタイヤ周方向に伸展するクラックの伸展方向を径方向辺21bによってタイヤ径方向に変えることができ、クラックの伸展速度の効果的な抑制を図る上で極めて有利である。さらに、各リッジ21cを他の方向に延びるように形成することも可能である。
また、本実施形態では、各リッジ21cが直線状に延びるように形成されているものを示した。これに対し、各リッジ21cを曲線状に延びるように形成することも可能であり、他の形状に延びるように形成することも可能であり、これらの場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
1…サイドウォール、2…装飾部、10…リッジ装飾部、20…四辺形模様装飾部、21…四辺形模様、21a…周方向辺、21b…径方向辺、21c…リッジ、22…四辺形境界部、22a…周方向辺。

Claims (8)

  1. サイドウォールの外表面に装飾部を有する空気入りタイヤにおいて、
    前記装飾部に互いにサイドウォールの外表面に沿って並ぶように設けられた複数の四辺形模様を備え、
    前記各四辺形模様の外周が、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺と、互いにタイヤ周方向に間隔をおいて配置されるとともに前記各周方向辺の端部同士を結ぶように設けられた2つの径方向辺とから成り、
    各周方向辺及び各径方向辺をそれぞれサイドウォールの外表面から突出しているリブ要素から構成し、
    各四辺形模様のうち複数の四辺形模様における各周方向辺及び各径方向辺によって囲まれた範囲内にそれぞれ複数のリッジを設け、
    各径方向辺の延設方向とタイヤ周方向とのなす角度が20°以上70°以下となるように構成した
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記四辺形模様を、タイヤ径方向と所定角度をなす方向に3個以上並ぶとともにタイヤ周方向に3個以上並ぶように配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記リッジが、タイヤ径方向と所定角度をなす方向に並ぶ四辺形模様に1つ置きに設けられるとともにタイヤ周方向に並ぶ四辺形模様に1つ置きに設けられるように構成した
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 互いにタイヤ周方向に隣接する2つの四辺形模様の間に四辺形模様よりもタイヤ周方向の寸法が小さい四辺形境界部をそれぞれ設け、
    各四辺形境界部の外周が、互いにタイヤ径方向に間隔をおいて配置されるとともにタイヤ周方向に延びるように設けられた2つの周方向辺と、各周方向辺の端部同士を結ぶように設けられた2つの径方向辺とから成り、
    各径方向辺が前記四辺形模様の径方向辺と同一のリブ要素から成り、
    各周方向辺がそれぞれサイドウォールの外表面から突出しているリブ要素から成る
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 互いにタイヤ径方向に隣接する一方の四辺形模様におけるタイヤ径方向一方の周方向辺と他方の四辺形模様におけるタイヤ径方向他方の周方向辺とを同一のリブ要素から形成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 互いにタイヤ周方向に隣接する一方の四辺形模様におけるタイヤ周方向一方の径方向辺と他方の四辺形模様におけるタイヤ周方向他方の径方向辺とを同一のリブ要素から形成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記各四辺形模様の周方向辺及び径方向辺を、サイドウォール外表面からの突出高さが0.2mm以上となるように構成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記各四辺形模様が配置されているタイヤ周方向の角度範囲のタイヤ全周に対する割合が30%以上となるように構成した
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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