JP2015131515A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ラグ溝のキャンバー量が小さい場合にも、ラグ溝の溝深さが浅く見えるのを防いでタイヤの外観性を向上させる。【解決手段】サイドウォール部の外表面に、ラグ溝の外端にタイヤ半径方向内側で隣り合う環状の第1模様領域を具える。第1模様領域は、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部を有し、各前記第1模様部は、タイヤ周方向にのびる条溝又は突条からなる複数本の線条体が、タイヤ半径方向内外に並列する線条体列から形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、接地端を越えてタイヤ軸方向外側にのびるラグ溝の溝深さが浅く見えるのを防いで、タイヤの外観性を向上させる空気入りタイヤに関する。
図8(A)、(B)に示すように、一般に、空気入りタイヤのトレッド部には、排水性能を高めるために、接地端Teを越えてタイヤ軸方向外側にのびるラグ溝aが形成されている。しかし、ラグ溝aの溝深さが同じであっても、トレッド面上の赤道位置Coからラグ溝aの外端a1までのタイヤ半径方向距離であるキャンバー量Caが小さい場合(図8(B))には、キャンバー量Caが大きい場合(図8(A))に比較して、溝深さが浅く見えてしまい、タイヤの外観性を低下させるとともに、ウエット性能が低いとの錯覚を与える恐れを招く。
しかしながら、前記キャンバー量Caである外端a1の位置は、加硫金型におけるトレッドモールドとサイドモールドとの割り位置に依存する。そのため、割り位置よりもタイヤ半径方向内側に前記外端a1の位置を延長することは困難である。従って、ラグ溝aのキャンバー量Caが小さいタイヤにおいては、ラグ溝aが深く見えるような新たな工夫が望まれる。
特開2013−216119号公報
そこで発明は、ラグ溝のキャンバー量が小さい場合にも、ラグ溝の溝深さが浅く見えるのを防いで、タイヤの外観性を向上させうる空気入りタイヤを提供することを課題としている。
本発明は、トレッド部に、接地端を越えてタイヤ軸方向外側にのびるラグ溝を具える空気入りタイヤであって、
少なくとも一方のサイドウォール部の外表面に、タイヤ軸芯と同心をなしかつ前記ラグ溝の外端にタイヤ半径方向内側で隣り合う環状の第1模様領域を具えるとともに、
前記第1模様領域は、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部を有し、かつ各前記第1模様部は、前記サイドウォール部の外表面上をタイヤ周方向にのびる条溝又は突条からなる複数本の線条体が、タイヤ半径方向内外に並列する線条体列から形成されることを特徴としている。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様部の周方向巾は、前記ラグ溝の接地端における溝巾よりも小であることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様部のピッチ数は、ラグ溝のピッチ数の1〜3倍であることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様部をなす線条体の本数は、3〜5本であることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様部において、各線条体の周方向長さが等しい、或いはタイヤ半径方向内側の線条体ほど短いことが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様部において、各線条体はタイヤ周方向の一方側に順次位置ずれすることが好ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、トレッド面上の赤道位置から前記ラグ溝の外端までのタイヤ半径方向距離であるキャンバー量Caとタイヤ断面高さHとの比Ca/Hは、23%以下である場合に特に効果的である。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記第1模様領域のタイヤ半径方向内側に、タイヤ半径方向にのびるリッジをタイヤ周方向に並列させたセレーション模様を有する第2模様領域が配されることが好ましい。
なお前記接地端とは、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した状態のタイヤに正規荷重を負荷した時に接地する接地面のタイヤ軸方向最外端の位置を意味する。
又前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE"を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
又本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、前記正規内圧状態で特定される値とする。
本発明は叙上の如く、ラグ溝の外端にタイヤ半径方向内側で隣り合う環状の第1模様領域を設けるとともに、この第1模様領域に、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部を配している。
このように、ラグ溝の外端と隣り合う位置に、複数の第1模様部をタイヤ周方向に隔置することにより、ラグ溝のタイヤ周方向の配列と、第1模様部のタイヤ周方向の配列とが一連の模様として認識される。そのため、第1模様部をラグ溝の一部のように連想させて、ラグ溝のキャンバー量を大きく見せることができる。その結果、ラグ溝が深く見えるようになり、タイヤの外観性を向上させることができる。
又各第1模様部を、タイヤ周方向にのびる複数本の線条体がタイヤ半径方向に並列する線条体列により形成している。そのため、第1模様部を形成するための金型への加工が、従来のセレーション模様のための加工と同様に行うことができ、加工性の低下を最小限に抑えることができる。又セレーション模様と調和させることができるため、タイヤ全体としての意匠性を高く確保することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例の右半分を示す断面図である。 そのトレッドパターンの右半分を示す展開図である。 サイドウォール部の外表面の一部を拡大して示す部分断面図である。 サイドウォール部の外表面の一部を拡大して示す部分側面図である。 第1模様部を拡大して示す側面図である。 (A)、(B)は第1模様部の他の実施例を示す側面図である。 (A)は第2模様領域の部分側面図、(B)は部分拡大図である。 (A)、(B)は従来タイヤの問題点を説明する部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、そのタイヤ軸方向両端からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3のタイヤ半径方向内方に設けられるビード部4とを具える。本例では、前記空気入りタイヤ1が、乗用車用タイヤである場合が示される。
空気入りタイヤ1の内部構造としては、特に規制されるものではなく、従来的な周知の構造が好適に採用される。本例の場合、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4に至るトロイド状のカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを具える。
又トレッド部2には、接地端Teを越えてタイヤ軸方向外側にのびるラグ溝9を含むトレッド溝が形成される。図2に示すように、本例のラグ溝9は、最も接地端Te側に配される外の周方向溝10oから接地端Teを越えてタイヤ軸方向外側にのびる。各ラグ溝9のタイヤ軸方向外端9E間は、本例では、意匠性を高めるために、タイヤ周方向にのびる浅いデザイン細溝11によって互いに連結されている。図3に示すように、デザイン細溝11は、例えば深さ11Hが1.0mm程度、巾11Wが5.0mm程度であって、前記ラグ溝9の外端9Eと略同深さで形成されている。本例の場合、前記デザイン細溝11のタイヤ半径方向内縁11Eiが、加硫金型におけるトレッドモールドとサイドモールドとの割り位置Pとなる。
次に、図3、4に示すように、少なくとも一方のサイドウォール部3の外表面3S(以下「サイドウォール面3S」という場合がある。)は、タイヤ軸芯と同心をなしかつ前記ラグ溝9の外端9Eにタイヤ半径方向内側で隣り合う環状の第1模様領域12を具える。本例では、前記第1模様領域12のタイヤ半径方向内側には、セレーション模様を有する環状の第2模様領域13が配される。
前記第1模様領域12は、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部14を具える。本例では、第1模様領域12には、第1模様部14とラグ溝9の外端9Eとの間を、割り位置Pに沿ってタイヤ周方向にのびる小高さのデザイン突条15が、さらに配される場合が示される。このデザイン突条15は、前記割り位置Pに生じるパーティングライン痕を目隠しするためのものであり、サイドウォール面3Sからの突出高さ15Hは、例えば0.4±0.2mm程度と小に設定されている。なおデザイン突条15は、要求により削除できる。
各第1模様部14は、図5に示すように、サイドウォール面3S上をタイヤ周方向にのびる複数本の線条体16が、タイヤ半径方向内外に並列する線条体列16Rとして形成される。線条体16としては、サイドウォール面3Sに凹設される条溝、又は突設される突条を採用することができる。図3に示すように、本例では、線条体16が、突条からなる場合が示される。線条体16の断面形状としては、頂角θが例えば90±20°程度の三角形状、及びその頂部を削除した台形状が好適に採用しうる。なお要求により矩形状や半円形状なども採用しうる。又線条体16のサイドウォール面3Sからの高さ16H(条溝の場合はサイドウォール面3Sからの深さ)は、特に規制されないが、例えば0.4±0.2mm程度が好適であり、本例では前記デザイン突条15と略同高さで形成される。又線条体16間の配列ピッチ16Pも、特に規制されないが、例えば1.0〜3.0mm程度が好適である。なお図4〜6では、線条体16として、便宜上、その根元部分の輪郭形状を図示している。線条体16は、タイヤ周方向にのびる直線であっても、又タイヤ軸芯と同心な曲線であっても良い。
前記第1模様部14の周方向巾14Wは、ラグ溝9の接地端Teにおける溝巾9W(図2に示す)よりも小であるのが好ましい。本例では、周方向巾14Wが一定、即ち、1つの第1模様部14内において、各線条体16の周方向長さが互いに等しい場合が示される。しかし周方向巾14Wが一定でない場合(例えば図6(B)に示すように、1つの第1模様部14内において、各線条体16の周方向長さが、タイヤ半径方向内側の線条体16ほど短くなる場合など)においては、周方向巾14Wのうちの最大値14Wmax を、前記溝巾9Wよりも小とする。又トレッド溝が、溝巾9Wが異なる複数種類のラグ溝9を有する場合には、最も巾広のラグ溝9の溝巾9Wを採用する。
このように空気入りタイヤ1は、ラグ溝9の外端9Eと隣り合う位置に、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部14が配される。このときラグ溝9の外端9Eにおけるタイヤ周方向の配列と、第1模様部14のタイヤ周方向の配列とが一連の模様として認識される。そのため、第1模様部15がラグ溝9の一部のように連想され、ラグ溝9のキャンバー量Ca(図1に示す)を大きく見せることができる。その結果、ラグ溝9が深く見えるようになり、タイヤの外観性が向上する。なおラグ溝9の外端9Eと、最も半径方向外側の線条体16との間の、サイドウォール面に沿った半径方向距離L(図3に示す)が、5mm以下であるのが、一連の模様として認識させる上で好ましい。なお第1模様部14は、タイヤ最大幅位置Pmよりもタイヤ半径方向外側に形成される。
又第1模様部14が線条体列16Rにより形成されるため、この第1模様部14を形成するための金型への加工が、例えば第2模様領域13におけるセレーション模様のための金型への加工と同様に行うことができ、加工性の低下を最小限に抑えることができる。しかも、他のセレーション模様とも調和でき、タイヤ全体としての意匠性を高く確保することができる。なお線条体16を突条にて形成する方が、条溝にて形成する場合に比して、金型への加工量が少なく加工性の点で有利である。
第1模様部14の周方向巾14Wが、ラグ溝9の溝巾9W以上の場合、一連の模様として認識されにくくなり、ラグ溝9を深く見せる効果が低下する。周方向巾14Wとしては、3〜10mm程度が好ましい。又第1模様部14のピッチ数n1が少なすぎても、多すぎても一連の模様として認識されにくくなる。そのため第1模様部14のピッチ数n1は、ラグ溝9のピッチ数n2の1〜3倍であるのが好ましい。特に、比n1/n2を0.5の倍数、さらには1の倍数とし、ラグ溝9の配列と第1模様部14の配列とを同期させることが、一連の模様としての認識を高めさせる上で好ましい。
1つの第1模様部14を構成する線条体16の本数は、3〜5本が好ましい。又意匠性の向上のために、本例のように、1つの第1模様部14内において、各線条体16をタイヤ周方向の一方側に順次位置ずれさせて、第1模様部14を平行四辺形状に構成することができる。この場合、平行四辺形状の側辺のタイヤ周方向に対する角度βは45度以上であるのが好ましい。しかし図6(A)に示すように、位置ずれさせないで第1模様部14を矩形状(β=90度))に構成することもできる。又図6(B)に示すように、タイヤ半径方向内側の線条体16ほど短かくして第1模様部14を台形状に構成することもでき、この場合、ラグ溝9が徐々に収束しているかのようなイメージを持たせることができる。
なおラグ溝9のキャンバー量Caが小さいタイヤ、特にキャンバー量Caとタイヤ断面高さHとの比Ca/Hが23%以下と小さいタイヤでは、ラグ溝9が浅く見える傾向が大きい。そのため本発明は、特に前記比Ca/Hが23%以下のタイヤにおいて、より大きな効果を発揮しうる。
次に、前記第1模様領域12のタイヤ半径方向内側には、サイドウォール面3Sのバルジやデントを目立なくさせるためのセレーション模様を有する第2模様領域13が隣り合って配される。
図4に示すように、本例の第2模様領域13には、その半径方向内縁に沿ってタイヤ周方向にのびる少なくとも1本(本例では1本)の小高さのデザイン突条18iと、半径方向外縁に沿ってタイヤ周方向にのびる少なくとも1本(本例では3本)の小高さのデザイン突条18oが設けられるとともに、このデザイン突条18i、18o間に、セレーション部19が形成される。
セレーション部19は、タイヤ半径方向にのびるリッジ20が、タイヤ周方向に並列することにより形成される。前記リッジ20は、図7(B)に示されるように、本例ではサイドウォール面3Sに凹設される溝部21の残部として形成される。即ち、本例のリッジ20は、溝底21Sから小高さで隆起する小巾の突条として形成され、その上端面がサイドウォール面3Sと同高さとなる。前記リッジ20の断面形状として、前記線条体16と同様の三角形状、台形状、矩形状、半円形状のものが好適であり、特に線条体16と同形状のものが好ましい。又リッジ20の高さ20Hも0.4±0.2mmの範囲、特に線条体16と同高さであるのが好ましい。図4、7(A)には、便宜上、リッジ20の仮想の頂部20Pの稜線のみが描かれている。
図7(A)に示すように、本例のセレーション部19は、リッジ20の配置ピッチがタイヤ周方向の一方側に向かって漸増するリッジ20の群からなる複数のピッチ漸増部22を含む。本例では、ピッチ漸増部22がタイヤ周方向に隣り合って配される場合が示されるが、ピッチ漸増部22、22間に、配置ピッチを一定としたリッジ20の群からなる定ピッチ部(図示しない)を介在させても良い。ピッチ漸増部22において、配置ピッチが小の領域では、光の反射量が低下しこの領域は暗く見え、逆に配置ピッチが大の領域では、光の反射量が増加しこの領域は明るく見える。このため、ピッチ漸増部22は、光のグラデーションを形成する。またピッチ漸増部22が複数設けられることにより、光のグラデーションが繰り返されてコントラストが強調され、バルジやデントの隠匿効果を高めることができる。
配置ピッチを、タイヤ軸芯を中心とした中心角の大きさで表した場合、ピッチ漸増部22の最小の配置ピッチα1は0.2〜0.3°が好ましく、最大の配置ピッチα2は0.3°よりも大かつ0.6°以下であるのが好ましい。又隣接する配置ピッチの差は、0.07〜0.14°であるのが好ましい。
セレーション部19内には、文字、図形等からなる標章を形成することができる。又セレーション部19のセレーション模様としては、これ以外にも、従来的な種々のセレーション模様を採用することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1の基本構造をなしかつサイドウォール面に図4に示すパターン模様を有する空気入りタイヤ(サイズ:195/65R15)が、表1の仕様に基づいて試作され、外観性について評価した。各タイヤとも、第1模様領域のパターン以外は実質的に同仕様である。比較のために、第1模様領域がなく、ラグ溝の外端にセレーション模様を有する第2模様領域が隣り合って配されたものを比較例1として形成した。第2模様領域は、各タイヤとも同仕様である。
第1模様部における共通仕様は以下の通りである。
・線条体の本数:4本
・線条体の配列ピッチ16P:1.3mm
・線条体の断面
・・形状:台形
・・高さ(又は深さ)16H:0.4mm
・・頂角θ:90度
・・巾:4.5mm
<外観性>
試供タイヤを、下記条件にてリム組みし、サイドウォール部の外観性(ラグ溝の溝深さの見え方)について目視検査した。評価は、比較例1を100とする指数で示し、値が大きい方が優れている。
Figure 2015131515
表1に示されるように、実施例のタイヤは、ラグ溝の溝深さが深く見え、タイヤの外観性が向上しているのが確認できる。なお実施例1、2を比較するように、外観性に関しては、線条体を条溝で形成する方が、突条で形成するものよりも優れているが、金型の加工性に関して不利がある。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
3S 外表面
9 ラグ溝
9E 外端
12 第1模様領域
13 第2模様領域
14 第1模様部
16 線条体
16R 線条体列
20 リッジ
Te 接地端

Claims (9)

  1. トレッド部に、接地端を越えてタイヤ軸方向外側にのびるラグ溝を具える空気入りタイヤであって、
    少なくとも一方のサイドウォール部の外表面に、タイヤ軸芯と同心をなしかつ前記ラグ溝の外端にタイヤ半径方向内側で隣り合う環状の第1模様領域を具えるとともに、
    前記第1模様領域は、タイヤ周方向に隔置される複数の第1模様部を有し、かつ各前記第1模様部は、前記サイドウォール部の外表面上をタイヤ周方向にのびる条溝又は突条からなる複数本の線条体が、タイヤ半径方向内外に並列する線条体列から形成されることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1模様部の周方向巾は、前記ラグ溝の接地端における溝巾よりも小であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1模様部のピッチ数は、ラグ溝のピッチ数の1〜3倍であることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1模様部をなす線条体の本数は、3〜5本であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1模様部において、各線条体の周方向長さは等しいことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1模様部において、各線条体の周方向長さは、タイヤ半径方向内側の線条体ほど短いことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記第1模様部において、各線条体はタイヤ周方向の一方側に順次位置ずれすることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  8. トレッド面上の赤道位置から前記ラグ溝の外端までのタイヤ半径方向距離であるキャンバー量Caとタイヤ断面高さHとの比Ca/Hは、23%以下であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記第1模様領域のタイヤ半径方向内側に、タイヤ半径方向にのびるリッジをタイヤ周方向に並列させたセレーション模様を有する第2模様領域が配されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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