JP4947225B1 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸の多数のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置された装飾部がタイヤ周方向に隣接して2つ以上連続して配置された装飾領域を有し、リッジは、同一の前記装飾部において、リッジ配列角度が同一であり、隣接する装飾部のリッジ配列角度と角度が20°以上160°以下異なり、装飾部は、タイヤ周方向の全域において、タイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する装飾部と重なっており、第1仮想境界線と第2仮想境界線との距離を1mm未満とすることで、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に装着される空気入りタイヤに関する。
自動車等の車両に装着される空気入りタイヤには、タイヤのサイドウォール部に小さな線状の凸部または凹部で構成されるリッジを短い間隔で多数形成した部分、いわゆるセレーションを備えるタイヤがある。例えば、特許文献1には、周方向に5mm程度以下の小さな間隔を置いて設けられた、高さが2mm程度以下の多数の小さなリッジよりなる円環状装飾体をサイドウォールの表面に備えた空気入りタイヤが記載されている。また、特許文献1に記載の空気入りタイヤは、該円環状装飾体が、ラジアル方向に対して70°以上90°未満の大きな角度で傾斜した方向に延びる細い帯状の分断帯域によって、周上複数個の半月状装飾体に分割され、該リッジが、同一の半月状装飾体では互いにほぼ平行に延び、隣接する半月状装飾体では異なる方向に延びている。
特許第3645358号公報
特許文献1に記載の空気入りタイヤのように、多数のリッジで構成されるセレーションをタイヤのサイドウォールに形成することで、タイヤの外観不良を向上させることができる。しかしながら、特許文献1に記載の空気入りタイヤでもタイヤのサイドウォール部の凹凸、具体的にはカーカスプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸のカモフラージュが不十分となり、外観の品質の向上が不十分となる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸の多数のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置された装飾部が前記タイヤ周方向に隣接して2つ以上連続して配置された装飾領域を有し、前記リッジは、同一の前記装飾部において、タイヤ径方向の内側端縁における前記装飾領域との接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と角度が20°以上160°以下異なり、前記装飾部は、前記タイヤ周方向の全域において、前記タイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する前記装飾部と重なっており、前記リッジの隣接する前記装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する前記装飾部の前記リッジの前記第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、が前記タイヤ径方向の内側端部から外側端部まで延在しており、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線との距離が1mm未満であることを特徴とする。
空気入りタイヤは、サイドウォール部に装飾領域を設けることで、カーカスプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、さらに立体視における外観もより優れたものにできる。これにより、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができる。
ここで、前記装飾部は、リッジが隣接する前記装飾部のリッジと分離していることが好ましい。これにより、クラックをより好適に抑制することができ、耐久性を向上させることができる。
また、前記装飾領域は、前記リッジ配列角度が異なる3種類以上9種類以下の前記装飾部を有することが好ましい。これにより、カーカスプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、さらに立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記タイヤ周方向において、前記リッジ配列角度が段階的に増加する順あるいは減少する順に複数の前記装飾部を配置していることが好ましい。これにより、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記装飾部の前記第1仮想境界線の前記タイヤ径方向内側の端部と、隣接する前記装飾部の前記第1仮想境界線の前記タイヤ径方向内側の端部とのなす角が10°以下であることが好ましい。カーカスプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
また、前記装飾領域は、前記装飾部に含まれる前記リッジの配列ピッチとは配列ピッチが異なる前記装飾部を少なくとも1つ備えることが好ましい。カーカスプライス部やカーカス巻上げ部の凹凸をより適切にカモフラージュでき、立体視における外観もより優れたものにできる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。 図2は、図1に示す空気入りタイヤのセレーション部を示す説明図である。 図3は、セレーション部の装飾領域を拡大して示す拡大側面図である。 図4は、装飾部を拡大して示す拡大側面図である。 図5は、装飾部と装飾部との境界近傍を拡大して示す拡大側面図である。 図6は、装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。 図7は、装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。 図8は、空気入りタイヤのセレーション部の他の例を示す説明図である。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、また、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と平行な方向をいい、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)から離れる側をいう。タイヤ周方向とは、回転軸を中心軸とする周方向である。また、タイヤ径方向とは、回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ赤道面とは、回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。また、タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から最も離れている部分間の距離である。また、タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面上にあって空気入りタイヤ1の周方向に沿う線をいう。
ここで、図1は、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの側面図である。図2は、図1に示す空気入りタイヤのセレーション部を示す説明図である。図3は、セレーション部の装飾領域を拡大して示す拡大側面図である。図4は、装飾部を拡大して示す拡大側面図である。図5は、装飾部と装飾部との境界近傍を拡大して示す拡大側面図である。空気入りタイヤ1は、図1に示すように、路面と接触するトレッド部2と、この空気入りタイヤ1をリム6にリム組みし、車両に装着した際に最もタイヤ幅方向外側で視認できるサイドウォール部3と、リム6にリム組みされた際にこのリム6と嵌合するビード部4とにより構成されている。
サイドウォール部3は、図1及び図2に示すように、その表面にセレーション部5を有する。セレーション部5は、サイドウォール部3のタイヤ径方向の所定範囲にタイヤ周方向に沿って延在した形状、つまり円環状に形成されている。セレーション部5は、基本的にタイヤ径方向の所定領域に、最もタイヤ幅方向外側の位置、空気入りタイヤ1の骨格をなすカーカス(図示せず)がビード部4で折り返された端部(カーカス巻上げ部)の位置およびカーカスが重なる部分(カーカススプライス部)を含む領域に設けられる。
セレーション部5は、図2に示すように、外輪52と内輪53とで囲われた円環状の領域に、第1装飾領域10と、第2装飾領域12と、マーク形成領域14と、単独装飾部16a、16b、16c、16dと、を有する。外輪52と内輪53とは、空気入りタイヤ1の径方向の中心を中心とした円である。また、外輪52は、内輪53よりも径が大きい円である。セレーション部5を構成する第1装飾領域10と第2装飾領域12とマーク形成領域14と単独装飾部16a、16b、16c、16dとは、タイヤ周方向の異なる位置に形成されている。具体的には、セレーション部5は、タイヤ周方向において、図2中に時計周りに、第1装飾領域10、マーク形成領域14、単独装飾部16a、単独装飾部16b、第2装飾領域12、単独装飾部16c、単独装飾部16dの順で配置されている。また、セレーション部5は、単独装飾部16dのタイヤ周方向の時計回りに第1装飾領域10が配置されている。
第1装飾領域10は、図3に示すように、タイヤ周方向に連続して配置された複数の装飾部22、24、26、28を有する。なお、図3では、第1装飾領域10を構成する装飾部のうち、装飾部22、24、26、28のみに符号を付したが、装飾部は4つ以上ある。第1装飾領域10を構成する装飾部の数は特に限定されず、2つ以上の装飾部をそなえていればよく、3つ以上の装飾部を備えていることが好ましい。
装飾部22は、仮想境界線30と仮想境界線32とで囲まれた領域である。仮想境界線30と仮想境界線32は、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある、つまり、第1装飾領域10の径方向の端部から端部まで延在する曲線である。装飾部22は、複数のリッジ23を有する。リッジ23は、タイヤ幅方向に突出した突起であり、タイヤ表面の任意の一方向に延在している。装飾部22は、複数のリッジ23が延在方向に直交する方向に列状に配置されている。また、リッジ23は、直線を延長した線と内輪53との接点(以下「リッジ始点」ともいう。)における、直線と内輪53の接線とのなす角(以下「リッジ配列角度」という。)が同一の角度となる。なお、仮想境界線30、32は、装飾部22の端部を示す仮想の線であればよく、実際の装飾部22に目視可能な状態で形成する必要はない。なお仮想境界線30、32は、対応する装飾部22に形成されているリッジ23の端部(一方の端部同士または他方の端部同士)を繋げた線である。また、装飾部22が内輪53と接している部分の弧の中心角、つまり仮想境界線30の内輪53側の端部とセレーション部5の中心とを結んだ線と、仮想境界線32の内輪53側の端部とセレーション部5の中心とを結んだ線と、のなす角がβとなる。
装飾部24は、仮想境界線32と仮想境界線34とで囲まれた領域である。仮想境界線34は、仮想境界線30、32と同様に、第1装飾領域10の径方向の端部から端部まで延在する曲線である。装飾部24にも装飾部22と同様に複数のリッジ25が列状に配置されている。また、リッジ25は、リッジ配列角度がリッジ23のリッジ配列角度とは異なる角度となる。また、装飾部24が内輪53と接している部分の弧の中心角βは、装飾部22が内輪53と接している部分の弧の中心角βと同一角度である。
装飾部26は、仮想境界線34と仮想境界線36とで囲まれた領域である。仮想境界線36は、仮想境界線30、32、34と同様に、第1装飾領域10の径方向の端部から端部まで延在する曲線である。装飾部26にも装飾部22、24と同様に複数のリッジ27が列状に配置されている。また、リッジ27は、リッジ配列角度がリッジ25のリッジ配列角度とは異なる角度となる。また、装飾部26が内輪53と接している部分の弧の中心角βは、装飾部22が内輪53と接している部分の弧の中心角βと同一角度である。
装飾部28は、仮想境界線36と仮想境界線38とで囲まれた領域である。仮想境界線38は、仮想境界線30、32、34、36と同様に、第1装飾領域10の径方向の端部から端部まで延在する曲線である。装飾部28にも装飾部22、24、26と同様に複数のリッジ29が列状に配置されている。また、リッジ29は、リッジ配列角度がリッジ27のリッジ配列角度とは異なる角度となる。また、装飾部28が内輪53と接している部分の弧の中心角βは、装飾部22が内輪53と接している部分の弧の中心角βと同一角度である。
次に、図4を用いて装飾部のリッジについて説明する。なお、装飾部に形成されるリッジは、形成される角度が異なるのみで基本的に同様の構成であるので、以下代表して装飾部28に形成されるリッジ29について説明する。図4に示すように、リッジ29は、内輪53との接点となるリッジ始点において、内輪53の接線とのなす角(リッジ配列角度)が角度αとなる。したがって、リッジ29は、形成される位置によってリッジ始点における内輪53の接線の角度が変化するため、内輪53から外輪52に向かうに従って隣接するリッジ29との距離が広がる形状となる。また、リッジ29は、リッジ始点と当該リッジ29に隣接するリッジ29のリッジ始点との距離(配列ピッチ)pが一定の距離となる間隔で配置されている。なお、図4に示すリッジ29は、内輪53と接する位置まで延在するリッジとしたが、リッジ29の内輪53側の端部が内輪53と接しない場合、具体的には端部が仮想境界線と接する場合、リッジ29の延長線がリッジ配列角度αと配列ピッチpの関係を満たしていればよい。
ここで、リッジの配列ピッチpは、0.5mm以上5.0mm以下とすることが好ましい。リッジの配列ピッチpを上記範囲とすることで、装飾領域に適切な間隔でリッジを配置することができる。
次に、図5を用いて、仮想境界線の近傍のリッジについて説明する。なお、隣接する2つの装飾部のリッジの仮想境界線近傍における関係は、同様の関係となるので以下、代表して仮想境界線32で隣接する装飾部22のリッジ23と装飾部24のリッジ25との関係について説明する。図5に示すように、装飾部22のリッジ23は、一方の端部が仮想境界線32まで延在している。また、装飾部24のリッジ25は、他方の端部が仮想境界線32まで延在している。つまり、仮想境界線32は、装飾部22のリッジ23の一方の端部を結んだ線であり、装飾部24のリッジ25の他方の端部を結んだ線である。図5に示すように、装飾部22のリッジ23は、装飾部24のリッジ25と重ならない位置に形成されている。具体的には、装飾部22のリッジ23は、装飾部24のリッジ25とは異なる位置に形成されており、端部がともに仮想境界線32上にあっても、装飾部24のリッジ25の他方の端部とは重ならない。
第1装飾領域10の各装飾部は、以上のような構成である。また、装飾部は、上述したようにリッジ配列角度αが、隣接する装飾部のリッジ配列角度αと異なる角度である。具体的には、装飾部は、リッジ配列角度αが隣接する装飾部のリッジ配列角度αと、20°以上160°以下異なる角度となる。また、第1装飾領域10は、タイヤ径方向に切断した場合、タイヤ周方向の端部の装飾部を切断した場合を除いて切断面に2つ以上の装飾部がある形状となる。つまり、装飾部は、タイヤ周方向の全域において、タイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する装飾部と重なっている。言い換えれば第1装飾領域10は、タイヤ周方向のいずれの位置においても、少なくとも1本の仮想境界線が配置されている。
図2に戻りセレーション部5の各部の構成の説明を続ける。第2装飾領域12は、第1装飾領域10と同様に複数の装飾部がタイヤ周方向に連続して形成されている。第2装飾領域12は、装飾部の数、それぞれの装飾部のリッジ配列角度α、それぞれの装飾部のリッジの配列ピッチp等は異なるが隣接する装飾部との相対関係は、第1装飾領域10と同様の条件を満たした形状である。
マーク形成領域14は、タイヤを識別するための文字、商品名等が形成される領域である。マーク形成領域14に形成される文字等は、サイドウォール部3に形成する突起の形状や凹部の形状で文字を表現すればよい。なお、サイドウォール部3に形成する突起の形状や凹部は、上述したリッジのように一方向に延在する突起を並列に形成した形状とし、リッジの長さを調整して文字を表現してもよい。
単独装飾部16a、16b、16c、16dは、上述した第1装飾領域10および第2装飾領域12の装飾部と同様の構成である。単独装飾部16a、16b、16c、16dは、境界線と境界線とで囲まれた領域である。単独装飾部16a、16b、16c、16dの境界線は、仮想境界線と同様に、一方の端部が外輪52にあり、他方の端部が内輪53にある、つまり、第1装飾領域10の径方向の端部から端部まで延在する直線である。単独装飾部16a、16b、16c、16dは、それぞれ複数のリッジを有する。リッジは、タイヤ幅方向に突出した突起であり、タイヤ表面の任意の一方向に延在している。装飾部22は、複数のリッジが延在方向に直交する方向に列状に配置されている。また、同一の単独装飾部16a、16b、16c、16dに形成されるリッジは、リッジ配列角度αが同一の角度となる。ここで、境界線は、単独装飾部16a、16b、16c、16dと他の領域との境界となる線である。つまりリッジが形成されている領域とリッジが形成されていない領域との境界となる線である。このように、単独装飾部16a、16b、16c、16dは、上述した第1装飾領域10および第2装飾領域12の装飾部と同様で装飾部が、他の装飾部とは接していない状態で形成されたものである。
空気入りタイヤ1は、以上のような構成であり、最もタイヤ幅方向外側の位置に設けられ、かつ空気入りタイヤ1の骨格をなすカーカス(図示せず)がビード部4で折り返された端部(カーカス巻上げ部)の位置およびカーカスが重なる部分(カーカススプライス部)を含む領域にセレーション部5を設けることで、装飾領域10、12により、最もタイヤ幅方向外側(サイドウォール部3)の見た目を良くしつつ、カーカス巻上げ部およびカーカススプライス部のサイドウォール部3の表面での隆起を目立たなくさせることができる。
さらに、空気入りタイヤ1は、セレーション部5に上記条件を満たす装飾部を複数連続して形成した第1装飾領域10と第2装飾領域12を設けることで、上述したカーカス巻上げ部およびカーカススプライス部のサイドウォール部3の表面での隆起を目立たなくさせることができる効果をより好適に得ることができる。さらに、空気入りタイヤ1は、セレーション部5に第1装飾領域10と第2装飾領域12を設けることで、サイドウォール部3の立体視における外観もよりよくすることができる。
具体的には、空気入りタイヤ1は、第1装飾領域10と第2装飾領域12をそれぞれ複数の装飾部で構成し、装飾部を、タイヤ周方向の全域においてタイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する装飾部と重なるように配置し、さらに、装飾部のリッジ配列角度αと隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度差を20°以上160°以下としてリッジを所定の角度範囲で異なる角度とすることで、第1装飾領域10と第2装飾領域12とで光の反射に変化を生じさせることができ、サイドウォール部3のカーカススプライス部やカーカス巻上げ部に起因する凹凸をカモフラージュすることができ、目立たなくすることができる。また、空気入りタイヤ1は、装飾部を、タイヤ周方向の全域においてタイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する装飾部と重なるように配置することで、つまり、タイヤ周方向のいずれの位置においても複数の装飾部が配置された構成とすることで、タイヤがより立体的に見えるようにすることができる。
また、空気入りタイヤ1は、本実施形態のように仮想境界線が重なる構成とすることで、サイドウォール部3の凹凸をより好適にカモフラージュすることができ、立体視効果をより高くすることができる。なお、装飾部の仮想境界線と隣接する装飾部の仮想境界線とは必ずしも重なってなくてもよい。
図6および図7は、それぞれ装飾部と装飾部との境界近傍の他の例を拡大して示す拡大側面図である。図6に示す第1装飾領域10は、装飾部22のリッジ23aの一方の端部を結んだ仮想境界線32aと、装飾部24のリッジ25aの他方の端部を結んだ仮想境界線32bとが距離l離れている。図6に示す第1装飾領域10は、仮想境界線32aと仮想境界線32bとの間には、リッジが形成されていない状態となる。次に、図7に示す第1装飾領域10は、装飾部22のリッジ23bの一方の端部を結んだ仮想境界線32cと、装飾部24のリッジ25bの他方の端部を結んだ仮想境界線32dとが距離l離れている。図7に示す第1装飾領域10は、仮想境界線32cと仮想境界線32dとの間に、リッジ23bとリッジ25bの両方が形成されている状態、つまり、リッジがオーバーラップした状態となる。
空気入りタイヤ1は、装飾部のリッジの隣接する装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する装飾部のリッジの第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、が図6に示すように離れている場合も、図7に示すようにオーバーラップしている場合も、第1仮想境界線と第2仮想境界線との距離(つまり、距離l、距離l)を1mm未満とすることで、上記効果を得ることができる。
また、空気入りタイヤ1は、本実施形態のように、隣接する装飾部のリッジ端部同士が繋がらない形状とすることで、リッジの凹部におけるクラックの発生や成長を抑制することができ、耐久性を向上させることができる。空気入りタイヤ1は、上記効果を得ることができるため、装飾部のリッジと隣接する装飾部のリッジを分離した形状とすることが好ましいが繋がった形状としてもよい。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、仮想境界線32、34、36、38を外輪52から内輪53まで延在する曲線としたがこれに限定されない。装飾部の境界となる仮想境界線は、外輪52から内輪53まで、つまりセレーション部5(第1装飾領域10、第2装飾領域12)の径方向の端部から端部まで延在する線であればよく、直線、直線と曲線の組み合わせでもよい。
また、上記実施形態の空気入りタイヤ1は、セレーション部5に第1装飾領域10と第2装飾領域12の2つの装飾領域を設けたが装飾領域の数は特に限定されない。セレーション部5は、少なくとも1つの装飾領域を備えていればよく、3つ以上の装飾領域を備えていてもよい。また、空気入りタイヤ1は、本実施形態のように、装飾領域をタイヤ周方向の全周に設けなくてもよいが、全周に設けてもよい。
ここで、セレーション部5の装飾領域(第1装飾領域10および第2装飾領域12の少なくとも一方)は、リッジ配列角度αが異なる3種類以上9種類以下の装飾部を有することが好ましい。つまり、装飾領域は、リッジ配列角度αが3種類以上9種類以下の装飾部を組み合わせた構成とすることが好ましい。このように、装飾部のリッジ配列角度αの種類を3種類以上9種類以下とすることで、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果を高めることができる。
また、セレーション部5の装飾領域(第1装飾領域10および第2装飾領域12の少なくとも一方)は、タイヤ周方向において、リッジ配列角度αが段階的に増加する順あるいは減少する順に複数の装飾部を配置することが好ましい。つまり、リッジ配列角度αが段階的に増加または減少する順序で装飾部を配置することが好ましい。このように、リッジ配列角度αを段階的に変化させることで、タイヤをより立体的に見えるようにすることができる。
また、セレーション部5の装飾領域(第1装飾領域10および第2装飾領域12の少なくとも一方)は、装飾部の第1仮想境界線のタイヤ径方向内側の端部と、隣接する装飾部の第1境界線のタイヤ径方向内側の端部とのなす角、つまり上述したなす角(装飾部が内輪と接している部分の弧の中心角、一方の仮想境界線の内輪側の端部とセレーション部5の中心とを結んだ線と、他方の仮想境界線の内輪側の端部とセレーション部5の中心とを結んだ線と、のなす角)βを10°以下とすることが好ましい。このようになす角βを10°以下とすることで、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果を高めることができる。なお、なす角βは、1°以上5°以下とすることがより好ましい。なす角βを上記範囲とすることで、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果をより高めることができる。
また、上記実施形態の空気入りタイヤ1は、仮想境界線の端部と仮想境界線の端部とのなす角βを装飾領域で同一の角度としたが、異なる角度としてもよい。つまり、装飾領域は、装飾部によって径方向の幅が変化するようにしてもよい。
セレーション部5の装飾領域(第1装飾領域10および第2装飾領域12の少なくとも一方)は、装飾部に含まれるリッジの配列ピッチpとは配列ピッチpが異なる装飾部を少なくとも1つ備えることが好ましい。つまり、セレーション部5の装飾領域は、装飾領域内に異なるリッジの配列ピッチpの装飾部があることが好ましい。セレーション部5の装飾領域は、リッジ配列ピッチpが異なる装飾部を備えることで、光の反射の変化をより好適に生じさせることができ、サイドウォール部3の凹凸のカモフラージュ効果を高めることができる。セレーション部5の装飾領域は、リッジ配列ピッチpが異なる装飾部をタイヤ周方向で繰り返すように配置することが好ましい。これにより、タイヤがより立体的に見えるようにすることができる。
次に、試験例を用いて、空気入りタイヤについてより詳細に説明する。ここで、図8は、空気入りタイヤのセレーション部の他の例を示す説明図である。本試験例では、タイヤサイズ、205/55R16 91V リムサイズ;16×6.5JJの空気入りタイヤを用いた。上記大きさの空気入りタイヤのセレーション部の第1装飾領域10、第2総力領域12に相当する領域に、従来例、比較例、実施例の装飾領域となるリッジを形成して、各種評価項目の評価を行った。
従来例の空気入りタイヤは、図8に示すようにセレーション部105の第1装飾領域110に多数のリッジ110aを形成し、第2装飾領域112に多数のリッジ112aを形成した構成である。なお、第1装飾領域110に形成した多数のリッジ110aは、リッジ配列角度αが90°つまりリッジ110aの直線が内輪の接線に直交する形状(リッジ110aの延長線がタイヤの中心を通る形状)である。また、第2装飾領域112に形成した多数のリッジ112aも同様である。また、従来例は、第1装飾領域110、第2装飾領域112に同一形状のリッジ110a、112aを並列に配置した構成であるため、装飾部は1種類となる。
また、本試験例では、比較例として、比較例1から比較例3の空気入りタイヤを評価した。比較例1の空気入りタイヤは、装飾部の種類を3種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差(装飾部のリッジ配列角度αと、隣接する装飾部のリッジ配列角度αとの角度の差)を15°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ90°、75°、60°とした3種類の装飾部を設け、この3種類の装飾部を配列させた。径方向に異なる装飾部の種類数、つまり、タイヤ径方向に重なる装飾部(タイヤ周方向における位置が同一位置)の数を2種類とした。隣接する装飾部のリッジの関係は、リッジ同士が繋がっていない形状とした。隣接する境界線(仮想境界線)始端がなす角、つまりなす角βは、5°とした。リッジの配列ピッチpが異なる装飾部はなし、つまり、全ての装飾部の配列ピッチpを同じピッチとした。
比較例2の空気入りタイヤは、装飾部の種類を3種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を30°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ90°、60°、30°とした3種類の装飾部を設け、この3種類の装飾部を配列させた。径方向に異なる装飾部の種類数、つまり、タイヤ径方向に重なる装飾部の数を1種類、つまり、装飾部の形状を径方向において他の装飾部と重ならない部分がある形状とした。隣接する装飾部のリッジの関係は、リッジ同士が繋がっていない形状とした。隣接する境界線始端がなす角βは、5°とした。リッジの配列ピッチpが異なる装飾部はなしとした。
比較例3の空気入りタイヤは、装飾部の種類を12種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を15°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ0°、15°、30°、45°、60°、75°、90°、105°、120°、135°、150°、165°とした12種類の装飾部を設け、この12種類の装飾部を配列させた。径方向に異なる装飾部の種類数、つまり、タイヤ径方向に重なる装飾部の数を2種類とした。隣接する装飾部のリッジの関係は、リッジ同士が繋がっていない形状とした。隣接する境界線始端がなす角βは、5°とした。リッジの配列ピッチpが異なる装飾部はなしとした。
また、本試験例では、実施例として、実施例1から実施例7の空気入りタイヤを評価した。実施例1の空気入りタイヤは、装飾部の種類を3種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を30°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ90°、60°、30°とした3種類の装飾部を設け、この3種類の装飾部を配列させた。径方向に異なる装飾部の種類数、つまり、タイヤ径方向に重なる装飾部の数を2種類とした。隣接する装飾部のリッジの関係は、リッジ同士が繋がっていない形状とした。隣接する境界線始端がなす角βは、5°とした。リッジの配列ピッチpが異なる装飾部はなしとした。
実施例2の空気入りタイヤは、装飾部の種類を3種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を20°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ90°、70°、50°とした3種類の装飾部を設け、この3種類の装飾部を配列させた。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例3の空気入りタイヤは、装飾部の種類を2種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を90°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ45°、135°とした2種類の装飾部を設け、この2種類の装飾部を交互に配列させた。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例4の空気入りタイヤは、装飾部の種類を2種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を90°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ45°、135°とした2種類の装飾部を設け、この2種類の装飾部を交互に配列させた。隣接する装飾部のリッジの関係は、リッジ同士が繋がっている形状とした。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。つまり、実施例4の空気入りタイヤは、実施例3の空気入りタイヤの隣接するリッジを繋げたものである。
実施例5の空気入りタイヤは、装飾部の種類を9種類として、隣接する装飾部のリッジ配列角度差を20°とした。具体的には、装飾部のリッジ配列角度αをそれぞれ0°、20°、40°、60°、80°、100°、120°、140°、160°とした9種類の装飾部を設け、この9種類の装飾部を配列させた。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
実施例6の空気入りタイヤは、隣接する境界線始端がなす角βは、10°とした。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。実施例7の空気入りタイヤは、隣接する境界線始端がなす角βは、10°とした。リッジの配列ピッチpが異なる装飾部をありとした。なお、他の条件は、実施例1の空気入りタイヤと同一である。
本試験例では、上述した従来例、比較例、実施例のぞれぞれの空気入りタイヤについて、外観(カーカススプライス部)、外観(カーカス巻上げ部)、外観(立体視)、耐久性の4つの項目を評価した。外観(カーカススプライス部)は、サイドウォール部のカーカススプライス部に対応する領域がどの程度目立つかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほどカーカススプライス部の対応するサイドウォール部の外観が優れていることを示す。外観(カーカス巻上げ部)は、サイドウォール部のカーカス巻上げ部に対応する領域がどの程度目立つかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほどカーカス巻上げ部の対応するサイドウォール部の外観が優れていることを示す。外観(立体視)は、サイドリッジデザインがどの程度立体的に見えるかを目視によって評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほど立体視における外観が優れていることを示す。耐久性は、装飾領域におけるクラックに対する耐久性である。本試験例では、タイヤの周上の4ヶ所(等間隔)におけるリッジ間の凹部に、それぞれ深さ1.5mm、長さ5.0mmの切込みを形成した。このように切り込みを形成した空気入りタイヤに空気圧120kPaを充填し、室内ドラム試験機により、タイヤ最大負荷能力の88%に相当する荷重を負荷させて、速度81km/hで62時間にわたり連続走行させ、走行後の各空気入りタイヤについて、それぞれ切込みの成長率を測定し評価した。評価結果は、従来例の空気入りタイヤを100とした指数値で算出した。数字が大きいほど耐久性が優れている、具体的にはクラック成長をより抑制できていることを示す。なお、これらの性能試験では、評価が104以上あれば優位性ありと判断され、評価が97〜103の範囲では同等と判断される。上記4項目について試験した結果を下記表1から表3に示す。
Figure 0004947225
Figure 0004947225
Figure 0004947225
表1から表3に示すように、従来例、比較例よりも実施例の方が、外観の3項目の評価がいずれも高いことがわかる。以上より、本発明の空気入りタイヤは、タイヤの性能を維持しつつ、タイヤの外観の品質も高くすることができることがわかる。また、実施例3と実施例4との結果に示すように、隣接する装飾部のリッジを繋げない形状とすることで、耐久性を向上できることがわかる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 セレーション部
51 リッジ
52 外輪
53 内輪

Claims (7)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、を備える空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部は、タイヤ径方向の一定領域に、外表面に凸の多数のリッジがタイヤ周方向に隣接して配置された装飾部が前記タイヤ周方向に隣接して2つ以上連続して配置された装飾領域を有し、
    前記リッジは、同一の前記装飾部において、タイヤ径方向の内側端縁における前記装飾領域との接線とのなす角であるリッジ配列角度が同一であり、隣接する前記装飾部のリッジ配列角度と角度が20°以上160°以下異なり、
    前記装飾部は、前記タイヤ周方向の全域において、前記タイヤ径方向の少なくとも一方が隣接する前記装飾部と重なっており、
    前記リッジの隣接する前記装飾部の近傍側の端部を結んだ第1仮想境界線と、隣接する前記装飾部の前記リッジの前記第1仮想境界線の近傍側の端部を結んだ第2仮想境界線と、が前記タイヤ径方向の内側端部から外側端部まで延在しており、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線との距離が1mm未満であり、
    かつ、前記装飾部は、リッジが隣接する前記装飾部のリッジと分離していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記装飾領域は、前記リッジ配列角度が異なる3種類以上9種類以下の前記装飾部を有することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記装飾領域は、前記タイヤ周方向において、前記リッジ配列角度が段階的に増加する順あるいは減少する順に複数の前記装飾部を配置していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記装飾領域は、前記装飾部の前記第1仮想境界線の前記タイヤ径方向内側の端部と、隣接する前記装飾部の前記第1仮想境界線の前記タイヤ径方向内側の端部とのなす角が10°以下であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記装飾領域は、前記装飾部に含まれる前記リッジの配列ピッチとは配列ピッチが異なる前記装飾部を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記装飾領域は、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線との間に、前記リッジが形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記装飾領域は、前記第1仮想境界線と前記第2仮想境界線とが重なっていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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