JP7043855B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、具体的には、タイヤのサイドウォール部に刻印した二次元コードを備える空気入りタイヤに関する。
近年、空気入りタイヤ(以降、単にタイヤという)のサイドウォール部に、情報を記録した二次元コードを設けることが提案されている。二次元コードは、一次元コードに較べて多くの情報を含ませることができるので、種々の情報を二次元コードに含ませて、タイヤを管理することができる。特に、タイヤ側面部(サイドウォール部)に、所定のドット孔のパターンで刻印することにより、タイヤ側面部に濃淡要素のパターンで構成された二次元コードを設けることが提案されている(特許文献1)。
タイヤ側面部に、所定のドット孔のパターンを刻印することで形成した二次元コードは、タイヤ側面部が摩耗しない限りは消滅しないので、タイヤの管理を有効に行うことができる。
国際公開2005/000714号
このような二次元コードを刻印して複数のドット孔を設けた空気入りタイヤは、新品時において二次元コードの読み取りは十分可能であるが、屋外の環境下、荷重を負荷して転動した場合に二次元コードの読み取りが低下する場合があった。二次元コードの読み取りとは、二次元コード読み取り器、例えば、携帯端末による二次元コードの読み取りであり、読み取りの低下とは、読み取りを失敗する場合が多くなることをいう。空気入りタイヤに設けられる二次元コードは、タイヤの使用中に二次元コードに記録された情報を読み取って活用することが行われる。このため、タイヤの長期使用の際、二次元コードのドット孔におけるクラックの発生と進展によって二次元コードの表面に凹凸が発生し、濃淡要素の区別が困難になり二次元コードの読み取り性が低下することは好ましくない。このため、タイヤの長期使用の際に二次元コードの読み取り性の低下が抑制されることが好ましい。
また、ドット孔はサイドウォール部の表面から略垂直に凹んだ形状を有するので、タイヤの使用に伴ってドット孔にクラックが発生し、サイドゴムの深さ方向に、さらに、サイドウォール部の表面に沿ってクラックが進展することは、サイドゴムの耐久性、ひいては空気入りタイヤの耐久性の点から好ましくない。
そこで、本発明は、空気入りタイヤを長期使用しても二次元コードの読み取り性の低下を抑制することができる、二次元コードの刻印された空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、空気入りタイヤであって、
一対の円環状のビードコアと、
前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備える。
前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
前記二次元コードのタイヤ径方向外側の最外端から前記カーカスプライ端までの、タイヤ径方向に沿った距離は、前記二次元コードのタイヤ径方向に沿った長さの5%以上である
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
一対の円環状のビードコアと、
前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており、
前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記カーカスプライ端までのタイヤ径方向に沿った距離Lに対する、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向外側の最外端までのタイヤ径方向に沿った距離Aの比A/Lは、90%以下であ
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
一対の円環状のビードコアと、
前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側あるいはタイヤ径方向内側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
前記カーカスプライのカーカスコードの、25℃における5%の引っ張り弾性率と100℃における5%の引っ張り弾性率との差は、25℃における5%の引っ張り弾性率の20%以下であ
前記カーカスプライに含まれるカーカスコードは、例えば、天然高分子化合物から生成された再生繊維である。
前記二次元コードは、リッジが形成されない平滑面に設けられている、ことが好ましい。
前記二次元コードが配置される前記配置範囲におけるサイドゴム部材の厚さは2.5mm以上である、ことが好ましい。
本発明の別の一態様は、空気入りタイヤであって、
一対の円環状のビードコアと、
前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側あるいはタイヤ径方向内側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った断面高さをSHとしたとき、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向における中心位置までのタイヤ径方向に沿った距離Hは、前記断面高さSHの70%以下であ
前記二次元コードは、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部のそれぞれに設けられている、ことが好ましい。
上述の空気入りタイヤによれば、空気入りタイヤを長期使用しても二次元コードの読み取り性の低下を抑制することができる。
一実施形態の空気入りタイヤの構成の一例を示す図である。 (a),(b)は、一実施形態の二次元コードの例を説明する図である。 他の実施形態の空気入りタイヤの構成の一例を示す図である。 さらに、他の実施形態の空気入りタイヤの構成の一例を示す図である。
以下、本実施形態の空気入りタイヤについて詳細に説明する。
本明細書において、タイヤ幅方向は、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向である。タイヤ幅方向外側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道面を表すタイヤ赤道線CL(図1参照)から離れる側である。また、タイヤ幅方向内側は、タイヤ幅方向において、タイヤ赤道線CLに近づく側である。タイヤ周方向は、空気入りタイヤの回転軸を回転の中心として回転する方向である。タイヤ径方向は、空気入りタイヤの回転軸に直交する方向である。タイヤ径方向外側は、前記回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ径方向内側は、前記回転軸に近づく側をいう。
本明細書で後述する距離A、断面高さSH、距離Hは、タイヤを規定リムに組んで、規定内圧を加えた無負荷状態において測定される寸法をいう。ここで、規定リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、又はETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。また、規定内圧とは、JATMAに規定される「最高空気圧」、TRAに規定される「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」の最大値、又はETRTOに規定される「INFLATION PRESSURES」をいう。
以下に説明する実施形態では、サイドウォール部に二次元コードが刻印されている。本実施形態で言う刻印とは、レーザ光をサイドウォール部の表面で集束させてエネルギを集中しサイドゴム部材を局所的に加熱焼却して表面に微小なドット孔を複数形成する態様の他、サイドゴム部材に別の手段で凹凸を刻印して二次元コードを形成することも含む。
本実施形態で言う二次元コードは、横方向にしか情報を持たない一次元コード(バーコードに対し、二方向に情報を持つマトリックス表示方式のコードである。二次元コードとして、例えば、QRコード(登録商標)、データマトリクス(登録商標)、Maxicode、PDF-417(登録商標)、16Kコード(登録商標)、49コード(登録商標)、Aztecコード(登録商標)、SPコード(登録商標)、ベリコード(登録商標)、及び、CPコード(登録商標)を含む。
(空気入りタイヤ)
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ10(以降、単にタイヤ10という)の構成の一例を示す図である。図1は、タイヤ赤道線CLに対してタイヤ幅方向の一方の側のプロファイル断面を示す。
タイヤ10は、トレッドパターンを有するトレッド部10Tと、タイヤ幅方向両側の一対のビード部10Bと、トレッド部10Tの両側に設けられ、一対のビード部10Bとトレッド部10Tに接続される一対のサイドウォール部10Sと、を備える。トレッド部10Tは路面と接触する部分である。サイドウォール部10Sは、トレッド部10Tをタイヤ幅方向の両側から挟むように設けられた部分である。ビード部10Bは、サイドウォール部10Sに接続され、サイドウォール部10Sに対してタイヤ径方向内側に位置する部分である。
タイヤ10は、骨格材として、カーカスプライ12と、ベルト14と、ビードコア16と、を有し、これらの骨格材の周りに、トレッドゴム部材18と、サイドゴム部材20と、ビードフィラーゴム部材22と、リムクッションゴム部材24と、インナーライナゴム部材26と、を主に有する。
カーカスプライ12は、一対の円環状のビードコア16に巻きまわして、一対のビードコア16間に設けられトロイダル状を成し、有機繊維をゴムで被覆したカーカスプライ材で構成されている。カーカスプライ12は、ビードコア16の周りに巻きまわされてタイヤ径方向外側に延びている。カーカスプライ12のタイヤ径方向外側のタイヤ赤道線CL上には2枚のベルト材14a,14bで構成される積層ベルト14が設けられている。ベルト14は、タイヤ周方向に対して、所定の角度、例えば20~30度傾斜して配されたスチールコードにゴムを被覆した部材で構成され、下層のベルト材14aが上層のベルト材14bに比べてタイヤ幅方向の幅が長い。2層のベルト材14a,14bのスチールコードの傾斜方向は互いに逆方向である。このため、ベルト材14a,14bは、交錯層となっており、充填された空気圧によるカーカスプライ12の膨張を抑制する。
ベルト14のタイヤ径方向外側には、トレッドゴム部材18が設けられ、トレッドゴム部材18の両端部には、サイドゴム部材20が接続されてサイドウォール部10Sを形成している。サイドゴム部材20のタイヤ径方向内側の端には、リムクッションゴム部材24が設けられ、タイヤ10を装着するリムと接触する。ビードコア16のタイヤ径方向外側には、ビードコア16の周りに巻きまわす前のカーカスプライ12の部分と、ビードコア16の周りに巻きまわした後のカーカスプライ12の部分との間に挟まれるようにビードフィラーゴム部材22が設けられている。タイヤ10とリムとで囲まれる空気を充填するタイヤ空洞領域に面するタイヤ10の内表面には、インナーライナゴム部材26が設けられている。
この他に、ベルト材14bとトレッドゴム部材18との間には、ベルト14のタイヤ径方向外側からベルト14を覆う、有機繊維をゴムで被覆した3層のベルトカバー30を備える。ベルトカバー30は、必要に応じて設ければよく、必須ではない。ベルトカバー30の層数も3枚に限定されず、1枚あるいは2枚であってもよい。
このようなタイヤ10のサイドウォール部10Sの表面に二次元コード40(図1では太線で表示されている)が設けられている。
(二次元コード)
図2(a),(b)は、一実施形態の二次元コード40の例を説明する図である。
二次元コード40は、図1に示すように、サイドウォール部10Sのサイドゴム部材20の表面に刻印されている。一実施形態によれば、二次元コード40は、タイヤ幅方向の両側にあるサイドウォール部10Sの双方の、サイドゴム部材20の表面に形成される。別の一実施形態によれば、いずれか一方のサイドウォール部10Sのサイドゴム部材20の表面に形成される。
二次元コード40は、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成したものである。本実施形態の二次元コード40は、レーザ光をサイドウォール部10Sの表面で集束させてエネルギを集中しサイドゴム部材20を局所的に加熱焼却して表面に微小なドット孔40a(図2(b)参照)を複数刻印することにより形成されたパターンである。ドット孔40aは、例えば円錐形状の孔であり、トレッド表面における直径は、例えば0.1~1.0mmであり、深さは、例えば0.3~1.0mmである。
二次元コード40は、図2(a)に示すように、二次元コード40の濃淡要素を区分けする単位セルのうち濃領域の単位セル領域に1つのドット孔40a(凹部)が設けられて構成されている。すなわち、二次元コード40は、格子状に分割した同一サイズの矩形形状の複数の単位セル領域に対応して、1つのドット孔40aが濃淡要素の濃い1つの単位セル領域を形成するように、ドット孔40aが配置された構成を有する。図2(a)中、単位セル領域の濃領域は、黒く塗りつぶされた領域で示されている。
図2(a)に示す2次元コード40は、QRコード(登録商標)であり、2種類の濃淡要素でドットパターンが形成されたドットパターン領域42を含む。ドットパターン領域42の周りには、濃淡要素のうち淡い要素と同じ淡い要素が取り囲む空白領域44が設けられている。空白領域44は、QRコード(登録商標)においてクワイエットゾーンとされる領域であり、QRコード(登録商標)を読み取る際に必要な領域である。空白領域44がドットパターン領域42の周りを取り囲む厚さは、例えば、ドットパターン領域42内の単位セル領域の寸法サイズの4~5倍であることが好ましい。例えば、空白領域44の厚さwは、ドットパターン領域42の矩形形状における2方向の寸法のうち最大寸法の4%~25%であることが好ましい。
図2(a)に示す二次元コード40はQRコード(登録商標)であるので、ドットパターン領域42は、QRコード(登録商標)のデータセルを表示したデータセル領域42aと、切り出しシンボルを表示した切り出しシンボル領域42bとを含む。
このような二次元コード40が設けられた、サイドウォール部40の表面上のタイヤ径方向の配置範囲(図1において太線で示される範囲)に対して、カーカスプライ12のカーカスプライ端12eが、タイヤ径方向外側あるいはタイヤ径方向内側に位置するようにタイヤ10は構成されている。図1に示すタイヤ10では、カーカスプライ端12eは、二次元コード40の配置範囲に対してタイヤ径方向外側に位置している。このように、二次元コード40の配置範囲から、カーカスプライ端12eが外れているので、二次元コード40の配置範囲のサイドウォール部10Sの表面に発生する歪は、二次元コード40の配置範囲内にカーカスプライ端12eが位置する場合に比べて、低下する。このため、ドット孔40aにおけるクラックの発生及び発生したクラックの進展は、二次元コード40の配置範囲内にカーカスプライ端12eが位置する場合に比べて抑制される。このため、タイヤの長期使用に伴って二次元コード40の表面の凹凸が変化して、濃淡要素の識別がし難くなることは少なく、二次元コード40の読み取り性の低下は抑制される。具体的には、タイヤ10が負荷荷重を受けて転動しているときに生じるサイドウォール部10Sの変形によって、サイドウォール部10Sの表面には歪が生じる。カーカスプライ端12eがあるサイドウォール部10Sの位置では、タイヤの剛性分布が急激に変化するので、サイドウォール部10Sのたわみ変形も上記位置の周りで変化する。このたわみ変形によって発生する歪は、上記位置で不連続に変化し易くなる。このような歪が、二次元コード40に発生することは、ドット孔40aにクラックが発生し、また、発生したクラックが進展し、この結果、二次元コード40の表面凹凸を変化させることになるので、二次元コード40の読み取り性の点から好ましくない。このため、カーカスプライ端12eの位置は、二次元コード40の配置範囲から外れている。
図1に示す例では、カーカスプライ12は、一層で構成されるが、2層以上で構成されてもよい。この場合、二次元コード40の配置範囲と比較されるカーカスプライ端は、サイドゴム部材20あるいはリムクッションゴム部材24の側にあるカーカスプライの端、すなわち、最外層のカーカスプライの端であることが好ましい。2つのカーカスプライ端のいずれもサイドゴム部材20の側あるいはリムクッションゴム部材24の側にある、すなわち、最外層のカーカスプライの端である場合、2つのカーカスプライ端のタイヤ径方向の位置はいずれも二次元コード40の配置範囲から外れていることが好ましい。
一実施形態によれば、カーカスプライ端12eのタイヤ径方向の位置は、図1に示すように、二次元コード40の配置範囲のタイヤ径方向外側にあり、二次元コード40のタイヤ径方向外側の最外端からカーカスプライ端12eまでの、タイヤ径方向に沿った距離(L-A)(図1参照)は、二次元コード40のタイヤ径方向に沿った長さの5%以上であることが好ましい。カーカスプライ端12eのタイヤ径方向の位置が、二次元コード40の配置範囲になくても、その近傍にあると、ドット孔40aにクラックが発生し、また発生したクラックが進展し易くなる。このため、タイヤの長期使用の際の二次元コード40の読み取り性の低下を抑制するために、距離(L-A)は二次元コード40のタイヤ径方向に沿った長さの5%以上であることが好ましい。また、距離(L-A)の上限は限定されないが、距離(L-A)は、例えば二次元コードのタイヤ径方向に沿った長さの900%以下である。また、距離(L-A)は、例えば乗用車用タイヤにおいて、2~40mmとすることもできる。
また、一実施形態によれば、カーカスプライ端12eのタイヤ径方向の位置は、二次元コード40の配置範囲のタイヤ径方向外側にあり、ビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置からカーカスプライ端12eまでのタイヤ径方向に沿った距離Lに対する、ビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置から二次元コード40のタイヤ径方向外側の最外端までのタイヤ径方向に沿った距離Aの比A/Lは、90%以下であることが好ましい。カーカスプライ端12eのタイヤ径方向の位置が、二次元コード40の配置範囲になくても、その近傍にあると、ドット孔40aにクラックが発生し、また発生したクラックが進展し易くなる。このため、比A/Lの上限を定めている。また、比A/Lの下限は特に制限されないが、比A/Lは例えば5%以上である。
また、一実施形態によれば、カーカスプライ端12eのタイヤ径方向の位置が、二次元コード40の配置範囲の近傍からはずれるという点で、距離Aの、タイヤ10のビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った断面高さSHに対する比A/SHは、75%以下であることが好ましい。
また、一実施形態によれば、カーカスプライ12のカーカスコードの、25℃における5%の引っ張り弾性率と100℃における5%の引っ張り弾性率との差は、25℃における5%の引っ張り弾性率の20%以下である、ことが好ましい。このような引っ張り弾性率を有するカーカスコードをカーカスプライ12に用いることで、カーカスプライ端12eを二次元コード40の配置範囲に対してタイヤ径方向外側に位置させることで、本実施形態の読み取り性の低下を効果的に抑制することができる。具体的には、上記引っ張り弾性率を有するカーカスプライ12は、タイヤの転動中、サイドウォール部10Sが内部発熱により温度上昇しても、引っ張り弾性率の温度依存性が低いので、サイドウォール部10Sの転動によるたわみ変形が大きくならず、サイドウォール部10Sに大きな歪を発生させにくい。
このようなカーカスプライ12のカーカスコードは、天然高分子化合物から生成された再生繊維であることが好ましい。再生繊維のなかで、特にレーヨン繊維を好適に用いることができる。
また、二次元コード40は、サイドウォール部10Sに形成されるリッジ模様領域ではなく、リッジが形成されない平滑面に刻印されていることが好ましい。平滑面に二次元コード40が刻印される場合、ドット孔40aにより濃い要素が形成され、ドット孔40a及びリッジのない平滑面により淡い要素が形成されるので、濃淡要素からなるドットパターンの陰影を強調することができる。このため、平滑面に二次元コード40が刻印されるは、二次元コード40の読み取り性の向上の点から好ましい。
また、一実施形態によれば、二次元コード40が配置される配置範囲におけるサイドゴム部材20の厚さは2.5mm以上であることが好ましい。このようなサイドゴム部材20の厚さを有することにより、ドット孔40aに作用する歪を低減することができ、クラックの発生及びクラックの進展を抑制することができるので、タイヤの長期使用によって生じる二次元コード40の読み取り性の低下を抑制することができる。
また、一実施形態によれば、図1に示すビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置から二次元コード40のタイヤ径方向における中心位置M(図1参照)までのタイヤ径方向に沿った距離H(図1参照)は、タイヤ10の断面高さSH(図1参照)の70%以下であることが好ましい。ここで、断面高さSHは、タイヤ10のビードコア16のタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った距離をいう。距離Hが断面高さSHの70%超の領域に二次元コード40を刻印すると、たわみ変形によって生じる歪が極端に大きくなってドット孔40aにクラックが発生し易くなり、クラックも進展し易くなる。特に、距離Hは、断面高さSHの40%以下であることが好ましい。
二次元コード40は、タイヤ10のタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部10Sのそれぞれに設けられていることが好ましい。タイヤ10が車両に装着されても、一方の側のサイドウォール部10Sに刻印された二次元コード40を確実に読み取ることができる。
図3及び図4は、二次元コード40が刻印される、図1に示す形態とは異なるタイヤ10の構成の例を示す図である。
図3に示すタイヤ10のカーカスプライ端12eは、ビードフィラーゴム部材22のタイヤ径方向外側の先端よりもタイヤ径方向内側に位置し、カーカスプライ12の折り返し高さが低い構成のタイヤである。このようなタイヤ10でも、カーカスプライ端12のタイヤ径方向の位置は二次元コード40の配置範囲から外れるように構成されている。
図4に示すタイヤ10では、カーカスプライ12がプライ12aとプライ12bの2層で構成されている。プライ12aとプライ12bのカーカスプライ端12ae及びカーカスプライ端12beのタイヤ径方向の位置は、二次元コード40の配置範囲から外れるように構成されている。このように、カーカスプライ12が2層あり、2つのカーカスプライ端があるとき、2つのカーカスプライ端のタイヤ径方向の位置はいずれも、二次元コード40の配置範囲から外れるように構成されていることが好ましい。
(実施例、比較例)
タイヤ10の効果を確認するために、二次元コード40、具体的にはQRコード(登録商標)をサイドウォール部10Sに刻印したタイヤを作製した。タイヤに対して、オゾン濃度100pphmの条件でオゾン照射をした後、FMVSS139に準拠した低圧試験(XL:空気圧160kPa、荷重100%LI)による室内ドラム走行(速度120km/時)を行いつつ、上記濃度のオゾン照射を所定の時間間隔で行って、1.5時間走行させた。この試験は、タイヤの長期使用によるタイヤの劣化を再現したものである。
実施例、比較例それぞれについて、二次元コード40を設けたタイヤを10本ずつ用意して上記試験を行った。
二次元コード40の読み取りは、二次元コード読み取り器で行い、二次元コード40に所定の方向から所定の照明光を当てて10本とも問題なく読み取りができた場合を評価Aとし、10本とも読み取りができたが、1~2本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Bとし、3~4本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Cとし、5~6本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Dとし、7~10本のタイヤについては照明光の当て方を変更して読み取りができた場合を評価Eとし、10本のタイヤのうち少なくとも1本のタイヤについて読み取りができない場合を評価Fとした。評価A~Eは合格であり、評価Fは不合格である。
下記表1,2に各仕様と評価結果を示す。
下記表1において、二次元コード40は、ドット孔の深さが1.5mmで、濃淡要素を区分けする単位セルの長さが0.6mmであるQRコード(登録商標)をサイドウォール部10Sの平滑面に刻印した。
表1中の“カーカスプライ端の位置”とは、カーカスプライ端12eの位置がタイヤ径方向の二次元コードの配置範囲内にあるか、配置範囲外にあるかを意味する。配置範囲外では、いずれもカーカスプライ端12eが、配置範囲に対してタイヤ径方向外側にあるようにした。
Figure 0007043855000001
比較例及び実施例1~4の比較より、カーカスプライ端12eの位置がタイヤ径方向の二次元コードの配置範囲外にあることにより、タイヤを長期使用した時の二次元コード40の読み取り性の低下が抑制されることがわかる。
また、実施例1~4の比較より、二次元コード40のタイヤ径方向外側の最外端からカーカスプライ端12eまでの、タイヤ径方向に沿った距離(L-A)は、二次元コード40のタイヤ径方向に沿った長さの5%以上であることが、タイヤを長期使用した時の二次元コード40の読み取り性の低下を抑制する点から好ましいことがわかる。
以上、本発明の空気入りタイヤについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更してもよいのはもちろんである。
10 空気入りタイヤ
10T トレッド部
10S サイドウォール部
10B ビード部
12 カーカスプライ
12a,12b プライ
12ae,12be,12e カーカスプライ端
14 ベルト
14a,14b ベルト材
16 ビードコア
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
24 リムクッションゴム部材
26 インナーライナゴム部材
30 ベルトカバー
40 二次元コード
42 ドットパターン領域
42a データセル領域
42b 切り出しシンボル領域
44 空白領域

Claims (8)

  1. 空気入りタイヤであって、
    一対の円環状のビードコアと、
    前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
    前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
    前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
    前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
    前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
    前記二次元コードのタイヤ径方向外側の最外端から前記カーカスプライ端までの、タイヤ径方向に沿った距離は、前記二次元コードのタイヤ径方向に沿った長さの5%以上である、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 空気入りタイヤであって、
    一対の円環状のビードコアと、
    前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
    前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
    前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
    前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
    前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており、
    前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記カーカスプライ端までのタイヤ径方向に沿った距離Lに対する、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向外側の最外端までのタイヤ径方向に沿った距離Aの比A/Lは、90%以下である、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 空気入りタイヤであって、
    一対の円環状のビードコアと、
    前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
    前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
    前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
    前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
    前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側あるいはタイヤ径方向内側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
    前記カーカスプライのカーカスコードの、25℃における5%の引っ張り弾性率と100℃における5%の引っ張り弾性率との差は、25℃における5%の引っ張り弾性率の20%以下である、ことを特徴とするに記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記カーカスプライに含まれるカーカスコードは、天然高分子化合物から生成された再生繊維である、請求項1~のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記二次元コードは、リッジが形成されない平滑面に設けられている、請求項1~のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記二次元コードが配置される前記配置範囲におけるサイドゴム部材の厚さは2.5mm以上である、請求項1~のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 空気入りタイヤであって、
    一対の円環状のビードコアと、
    前記一対のビードコアに巻きまわして、前記一対のビードコア間に設けられトロイダル状を成した少なくとも1枚のカーカスプライと、
    前記カーカスプライのタイヤ径方向外側の、前記空気入りタイヤのタイヤ赤道線上に配置した積層ベルトと、
    前記ビードコア、前記カーカスプライ、及び前記積層ベルトの周りを覆うように設けられたゴム部材と、を備え、
    前記ゴム部材のうち、前記空気入りタイヤのサイドウォール部の表面に、表面の凹凸によって互いに識別可能に形成された2種類の濃淡要素でドットパターンを形成した矩形形状の二次元コードが設けられ、
    前記二次元コードの設けられたタイヤ径方向の配置範囲に対して、タイヤ径方向外側あるいはタイヤ径方向内側に、前記カーカスプライのカーカスプライ端が位置するように構成されており
    前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置からタイヤ最大外径位置までのタイヤ径方向に沿った断面高さをSHとしたとき、前記ビードコアのタイヤ径方向の最も内側の位置から前記二次元コードのタイヤ径方向における中心位置までのタイヤ径方向に沿った距離Hは、前記断面高さSHの70%以下である、ことを特徴とする記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記二次元コードは、前記空気入りタイヤのタイヤ幅方向の両側のサイドウォール部のそれぞれに設けられている、請求項1~のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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