JP2016510215A - 改善された微細藻類粉 - Google Patents

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Abstract

本発明は、容認できる官能特性を有する微細藻類食品と、本食品の製造方法とに関する。所望の量の脂質を産生するために容認できるpHおよび溶存酸素の条件下でクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)株の微細藻類細胞を培養することによって微細藻類粉を製造することができる。微細藻類細胞を溶解、熱処理、洗浄および乾燥させて、様々な製品に取り込み可能な微細藻類粉を製造することができる。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、35U.S.C.§119(e)の下、2013年1月28日に出願された米国仮特許出願第61/757,534号(その内容全体は参照によって本明細書に援用される)に対する優先権を主張する。
本発明は、改善されたフレーバーを有する微細藻類食品と、本食品の製造方法とに関する。
人口が増加し続けるにつれて、更なる食物源、特に安価に生産できるが栄養価の高い食物源に対する必要性が高まっている。さらに、少なくとも最先進国では、多くの食事の中心的な要素としての食肉への現在の依存は、温室ガスの放出の大きな一因となっている。生産するために環境に対する害が少ない新しい食糧が必要とされている。
成長するために「水および日光」のみを必要とするので、藻類は長い間潜在的な食物源として期待されている。特定の種類の藻類(主に、海藻)は確かに人間の食用として重要な食糧を提供するが、藻類の食糧としての見込みは十分に実現されていない。屋外の池または光バイオリアクタにおいて光合成で成長された藻類で作られる藻類粉末は市販されているが、深緑色(クロロフィルによる)であり、強烈な不快な味を有する。食品中に配合される、または栄養補助食品として配合される場合、これらの藻類粉末は食品または栄養補助食品に視覚的に魅力のない緑色を付与し、魚、海藻または他の不快なフレーバーを有する。
今日食糧において使用される藻類種はいくつか存在し、そのほとんどは、ケルプ、アサクサノリ(purple laver)(ポルフィラ属(Porphyra)、海苔に使用される)、ダルス(パルマリア・パルメート(Palmaria palmate))およびアオサ(ウルバ・ラクツカ(Ulva lactuca))などの大型藻類である。スピルリナ属(Spirulina)(アルトロスピラ・プラテンシス(Arthrospira platensis))などの微細藻類は、栄養補助食品として使用するために、あるいはスムージーまたはジュース飲料に少量(通常、0.5%w/w未満)取り込むために、開放池において(光合成で)商業的に成長される。クロレラ属(Chlorella)のいくつかの種を含む他の微細藻類は、アジアの国々で栄養補助食品として人気がある。
悪いフレーバーは、食物における微細藻類の広範な採用を妨害している主要な因子である。国際公開第2010/12093号パンフレットは、食物としての微細藻類バイオマスの製造および使用方法を開示する。この参考文献には、微細藻類バイオマスを製造するために、暗所での微細藻類の成長が開示される。しかしながら、微細藻類バイオマスのフレーバーのさらなる改善は、さらなる採用を促進するはずである。
国際公開第2010/12093号
本発明は、容認できる官能特性を有する微細藻類食品と、本食品の製造方法とに関する。所望の量の脂質を産生するために容認できるpHおよび溶存酸素の条件下でクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)株の微細藻類細胞を培養することによって微細藻類粉を製造することができる。微細藻類細胞を溶解、熱処理、洗浄および乾燥させて、様々な製品に取り込み可能な微細藻類粉を製造することができる。
本発明の一実施形態では、緑藻植物門の微細藻類細胞を含む、食物での使用に適した微細藻類粉が提供されており、内部標準に対して実施例6の化合物の濃度を決定するための実施例4に従うSPMEおよび/または実施例5に従うSBSEまたは他の分析技術による分析と、その後の実施例9の手順に従う分析とによって、実施例7のグラフの黒丸に相当する正のフレーバー群に対して3つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入るフレーバー記述子が得られる。
上述の微細藻類粉は、本発明の一実施形態では、30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により細胞を採取し、粉砕により細胞を溶解させ、酸化防止剤を添加し、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得ることができる。
本発明の特徴は、添付図面を参照して解釈される以下の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態に従う食品の製造方法を表す流れ図を示す。 容認できるフレーバーおよび粗悪なフレーバーを有する微細藻類粉サンプルを表す点を有する、PCAクラスタリング分析を示す。
定義
培地に関連して、「DO」と略される「溶存酸素」は、大気と酸素平衡状態にある培地の酸素化と比較した、培地の相対的な酸素化を意味する。
「微細藻類粉」は、微細藻類の細胞を含む、人間の食用に適した乾燥微粒子組成物である。
本明細書で使用される場合、「オフフレーバー」は、食物中、例えば焼いた食物(ケーキなど)中に消費者が期待し得ないフレーバーおよび/または所望されないフレーバーを意味する。オフフレーバーの例としては、キャベツまたは魚のフレーバーが挙げられる。特定のフレーバーは、ガスクロマトグラフィ−質量分析(GC−MSと略される)などの現代の分析技術によって測定することができるが、多くの場合、オフフレーバーの最も便利で効果的な測定手段は、人で構成される試験パネルである。人のオフフレーバーの知覚に関連して、これらは、例えば10人の官能パネルによって決定することができ、フレーバーまたは臭気がないことは、10人のうち2人以下がフレーバーを検出可能な場合に、あるいは統計的有意性を確立するために十分な試験を実施することによって確立される。
概観
本発明は、特定の微細藻類株が、特定の条件下で培養および加工される場合に、フレーバー、臭気および色の点で食欲をそそるバイオマスを産生できるという発見に根付いている。改善されたフレーバーは、単にオフフレーバーがないことに起因するだけでなく、培養および/または加工の間に産生される望ましいフレーバー化合物の存在にも起因すると考えられる。以下の実施例において、微細藻類は暗所で従属栄養的に培養されたクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の株であるが、以下で提供される方法の使用などによる従属栄養培養および慎重な加工によって非緑色を生成できることを条件として、クロレラ属(Chlorella)の別の種または緑藻植物門の他の種の可能性もある。これらの技術の使用により、製品は、本明細書で開示される新たに同定された合格判定基準の範囲内に入り得る。
微細藻類粉の多数のバッチについての人の官能パネルデータは、主成分分析により表されるようなフレーバー/臭気空間におけるクラスタリングを同定するために、水中の溶解度が様々であるフレーバーおよび臭気化合物の広範な分析からのデータと相関させた。従って、同定されたクラスタの範囲内に入る微細藻類粉は、人間の食用に容認できる確率が高い。
図1は、本発明の実施形態に従って少量のオフフレーバーを有する微細藻類粉を製造するためのプロセスの流れ図である。結果として得られる粉は、様々な食物および飲料に取り込むことができる。
図2は、容認できるフレーバーおよび粗悪なフレーバーを有する微細藻類粉サンプルを表す点を有する代表的なPCAクラスタリング分析を示すプロットである。
改善された微細藻類粉の製造
微細藻類は培養される(ステップ105)。例えば、微細藻類粉が脱イオン水中に10%(w/v)で分散され、人の官能パネルによって評価される場合に、暗所における微細藻類の培養により、キノコおよびキャベツまたは魚フレーバーなどのオフフレーバーがより低レベルである微細藻類バイオマスが作られることが分かった。従って、好ましい実施形態では、微細藻類は、固定(すなわち、非CO)炭素源において、暗所で従属栄養的に培養される。以下の実施例ではグルコースを使用したが、フルクトース、スクロース/フルクトース混合物、または酢酸/酢酸塩などの他の固定炭素源も同等の結果を生じ得る。糖の濃度は、連続供給によって管理することができる。3〜10g/lのグルコース濃度により有利な結果が達成された。微細藻類の適切な属には、クロレラ属(Chlorella)およびプロテテカ属(Protetheca)が含まれる。例えば、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)、プロトテカ・モリフォルミス(Prototheca moriformis)またはプロトテカ・ゾフィ(Prototheca zopfii)が使用され得る。人間の栄養のために使用されるクロレラ属(Chlorella)のその他の種、例えばクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)なども本明細書で開示されるように成長および加工することができる。微細藻類の種または株の組み合わせも使用され得る。任意選択的に微細藻類細胞は変異され、バイオマスを取り込んだ食品の色を変化させ得る色素が実質的に低減された株が選択される。以下の実施例では、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞から適切なフレーバーおよび観察不能な緑色が得られることが分かった。例えば、粉は、200ppm未満、20ppm未満、または2ppm未満のクロロフィルを含み得る。以下の実施例では、色は黄色/金色であることが分かったが、使用される株および培養/codimnditionsに応じて、例えば、淡黄色、オフホワイト、または白色でもあり得る。
微細藻類は、所望の密度および脂質濃度まで培養される。脂質濃度は、栄養制限条件、特に窒素制限条件下で培養することによって増大され得る。本発明の実施形態では、培養は、乾燥細胞重量で測定される場合に、微細藻類が10〜20%、20〜30%、40〜50%、40〜60%、30〜70%、35〜75%、50〜60%、60〜70%、または70〜85%の脂質に到達するように窒素を制限する条件下で実施される。例示的な実施形態において、微細藻類は約50%の脂質を含む。脂質レベルの向上は、脂肪およびコレステロールプロファイルが改善された食品の製造において、またはこのような食品の口あたりの改善において特に有用である。高脂質微細藻類を使用して粉を製造する場合、脂質の粘着性は、測定可能および/または流動可能な粉の形成に対する妨害であり得る。あるいは、窒素充満条件下での培養は高タンパク質の微細藻類粉を与えることができ、粉は、例えば、乾燥細胞重量で5〜20%または10〜18%の脂質を有し得る。以下で説明されるように、望ましい味、臭気および色特性を保持しながら流動可能な粉末を与える乾燥方法が確認されている。
微細藻類は、不透明な培養容器内で培養され得る。微細藻類は、好気性条件下で培養され得る。驚くことに、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の従属栄養培養中に酸素レベルを30%DO以上まで増大させると、改善されたフレーバーを有する微細藻類バイオマスが得られることが分かった。DOの±30%の変動(すなわち、30±9%DO)が考えられる。さらに、発酵中に酸素が上昇されると(例えば、40%を超えるDO、50%を超えるDO、60%を超えるDO、または60〜70%のDO)、少量のオフフレーバーを有する白色またはオフホワイト色の微細藻類バイオマスが生じ得る。白色度は、Hunter比色計を用いて測定され得る。実施形態では、白色度は、約30〜40%のDOで成長された微細藻類バイオマスの対照サンプルの白色度よりも高い。特定の実施形態では、酸素は、約60〜70%の溶存酸素まで上昇される。酸素化の上昇は、例えば精製酸素の導入によって達成することができる。
フレーバーは、微細藻類を所望のpHで培養することによって改善され得る。例えば、pHは、4〜9、または5〜8であり得る。pHは、緩衝および/または滴定によるpHモニタリングを用いて調節され得る。酸性pHが使用される場合、例えば乾燥の前に渋いフレーバーを除去するためにpHを6〜8または6.5〜7.8、または約7に調整することによって、pHを中和することができる。最終の粉は、1%w/vの粉の水溶液について、pH5.5〜8.5、6.0〜8.0、または6.5〜7.5によって特徴付けることができる。
培養の後、微細藻類は不活性化される(ステップ110)。不活性化条件は、オフフレーバーを生じる酵素を不活性化するのに十分であるように選択される。これらの条件は微細藻類を死滅させることもあるし、あるいは微細藻類および汚染種(もしあれば)の成長を停止させることもある。厳密な低温殺菌(すなわち、高温および/または長時間)は望ましくないフレーバー/臭気を導き得るが、十分に厳密でない処理も容認できないフレーバー/臭気を導き得ることが分かった。従って、低温殺菌が使用される場合、微妙なバランスを取らなければならない。実験によって、高温短時間の低温殺菌(「HTST」)処理体制を使用して、容認できる微細藻類バイオマス製品を製造可能であることが示された。例えば、処理の温度は、10〜180、30〜120、または45〜90秒間に対して70℃〜95℃、または72℃〜90℃であり得る。一実施形態では、微細藻類は、培養した微細藻類ブロスを、熱交換器を通して捕集容器内へ流すことによって75℃で1分間処理される。長期の加熱を回避するために、HTSTの出力を冷却することが好ましい。時間および温度の両方を調整することによって、同様の結果が得られるはずである。不活性化までの遅延は、酵素活性により作られると考えられるオフフレーバーの発生を防止するように最小限にされなければならない。従って、本発明の実施形態では、酵素の不活性化ステップは、酵素的に発生されるオフフレーバーが微細藻類において生じることを可能にするのに十分な時間遅延することなく実施される。また酸性pHにおける培養は、さらにより穏やかな低温殺菌が使用されることを可能にし得る。例えば、微細藻類細胞は、5〜6.5のpHで培養された後、約60〜約70℃で1分間低温殺菌され、乾燥の前に中和させることができる。
フレーバーをさらに改善するために、微細藻類細胞は洗浄され得る(ステップ115)。理論に縛られることは望まないが、洗浄はオフフレーバーを除去し得る。さらに、洗浄の前に不活性化ステップを用いると、細胞が透過性にされるか、あるいは別の形で微細藻類バイオマスから望まれないフレーバーまたは臭気の除去が促進され得る。洗浄は、遠心分離、ろ過、透析または当該技術分野で既知の他の方法によって促進され得る。任意選択的に、洗浄は、微細藻類細胞の容積と同等またはそれよりも多い容積の洗浄液(例えば、水または緩衝液)を用いて実施される(例えば、遠心分離によって測定される場合)。洗浄液の容積は、細胞の容積の2倍、または好ましくは、細胞の容積の少なくとも3倍であり得る。細胞容積の6.4倍における遠心分離によって、有利なフレーバーを有する微細藻類バイオマスが得られることが分かった。従って、本発明の実施形態では、細胞は3〜12容積の水で洗浄される。これらの目的のために、細胞容積の測定は、細胞から水を除去する(すなわち、液体成長培地から取り出す)ことによって達成される。例えば、細胞は、遠心分離またはろ過によって水が除去され得る。任意選択的に、洗浄ステップは、1回または複数回繰り返すことができる。
任意選択的に、洗浄の後、防腐剤が添加され得る(ステップ120)。例えば、静菌剤および静真菌剤として安息香酸ナトリウムおよび/またはソルビン酸カリウムが添加され得る。安息香酸ナトリウムは酸性条件下でより活性なので、pHは必要に応じて低下され得る。その場合、pHは、望まれない酸性フレーバーを回避するためにプロセスの後期に上昇される。
任意選択的に、微細藻類細胞は次に溶解される(ステップ125)。溶解は部分的であっても全体的であってもよい。例えば、細胞の5%〜95%または大部分(50%よりも多い)が溶解され得る。溶解は、高脂質微細藻類において脂質を放出するために特に望ましいことがある。ここで、脂質の放出は、微細藻類バイオマスを取り込んだ食品の質または栄養価を改善する。溶解は、ビーズミルまたは当該技術分野において既知の任意の他の適切な方法を用いて達成され得る。任意選択的に、細胞の大部分を溶解させることができる。一実施形態では、微細藻類細胞の約30〜75%が溶解される。別の実施形態では、微細藻類細胞の約30〜75%が溶解され、微細藻類細胞は、乾燥細胞重量で約30〜75%の脂質を有する。さらに別の実施形態では、微細藻類細胞は60〜90%溶解される。このパラメータの組み合わせは、高度に溶解された細胞に関連し得る乾燥または他の加工ステップにおける困難を回避しながら、微細藻類バイオマスが組み込まれた食物の口あたり、空気保持容量または他の機能パラメータを改善する微細藻類バイオマスをもたらすと考えられる。以下の実施例3では、細胞を約80%まで溶解させた。
任意選択的に、バイオマスは均質化され得る(ステップ130)。例えば、細胞および/または溶解細胞を含有する懸濁液は、高圧で狭いチャネルまたはオリフィスを通して押出され得る(すなわち、高圧ホモジナイザーの使用)。ブレードまたは超音波ホモジナイザーなどの他のタイプのホモジナイザーも使用され得る。
バイオマスの貯蔵期間を向上させるために酸化防止剤が添加され得る(ステップ135)。例えば、トコフェロール、BHA、BHT、ローズマリー抽出物、または他の適切な食品グレードの酸化防止剤を使用することができる。貯蔵期間の向上に加えて、この段階での酸化防止剤の添加は、乾燥ステップで望まれない酸化フレーバーが形成されることを防止し得る。上流プロセスで低pH条件を使用した場合、この段階でpHを高めるために塩基を添加すると、低pHに関連する渋いフレーバーが防止され得る。
乾燥の前(例えば、均質化の後で、かつ任意選択的な酸化防止剤の添加の前または後)に、微細藻類は、高温で一定期間保持され得る(140)。理論に縛られることは望まないが、このステップはフレーバーの安定性を促進し、酵素の不活性化を保証し、正のフレーバーの形成を促進し得ると考えられる。例えば、溶解した微細藻類の懸濁液は、70〜85°で1〜6分間保持され得る。製造された粉において容認できる官能特性が得られた以下の実施例3では、この加熱ステップを77℃で3分間実施した。例えば、約87℃で約90秒間または約67℃で約6分間加熱することによって、同等の結果を得ることができる。
次に、バイオマスは乾燥される(ステップ145)。一実施形態では、粉(粉末状)物質を形成するために、バイオマスは噴霧乾燥される。噴霧乾燥は、例えば、ボックスドライヤー、またはトール型スプレードライヤー、流動床ドライヤー、または移動流動床ドライヤー(例えば、FilterMat(登録商標)スプレードライヤー、GEA Process Engineering,Inc.)を使用することができる。実施例3には、FilterMatドライヤーによる乾燥のために使用される条件が記載される。
結果として得られる粉は、脂質が多い(例えば、乾燥細胞重量で30〜70または40〜60%の脂質)場合でも測定可能または流動可能であり得る。特定の実施形態では、粉は、0.30〜0.50のゆるみ密度、0.50〜0.65のかさ密度、2000μmにおいて15〜35重量%(すなわち、2000μmのふるいを通過するには大き過ぎる%)、1400μmにおいて40〜70%、および800μmにおいて1〜20%のオーバーサイズ、1〜25mmの湿潤性、ならびに0.1〜0.7m/gの表面積を有する。
湿潤性を試験するために:
− 500mlの脱イオン水を20℃で600mlのスクワット型ビーカー(Fisherbrand FB33114)に導入し、
− 混合せずに、25gの微細藻類粉末を水の表面に均一に入れ、
− 接触の3時間後に粉末の挙動を観察し、
− 水の表面を貫通してビーカーの底に沈下した製品の高さを測定する。
ゆるみかさ密度は、従来のゆるみかさ密度の測定方法を用いて、すなわち、既知の容積の空の容器の質量(g)を測定し、試験すべき製品が充填された同じ容器の質量を測定することによって決定される。
− 充填された容器の質量と空の容器の質量との差を、容積(ml)で除することにより、ゆるみかさ密度の値が得られる。
− この試験のために、100mlの容器、充填に使用されるスクープ、および使用されるスクレーパーは、Hosokawa社によって商標Powder Tester型PTEで販売される装置と共に供給される。
− 測定を実施するために、製品は、2000μmの開口を有するふるい(SAULASにより販売)によって選別される。密度は、そのふるい上に保持されなかった製品において測定される。
比表面積は、例えば、分析が行われる製品の表面への窒素の吸収試験に基づき、S.BRUNAUERらによる論文「窒素吸収によるBET表面積(BET Surface Area by Nitrogen Absorption)」(Journal of American Chemical Society,60,309,1938)に記載される技術に従い、Beckmann CoulterからのSA3100装置において実行されるQuantachrome比表面積アナライザーを用いて、微細藻類粉の顆粒の粒径分布全体にわたって決定される。
微細藻類粉は、容認できるフレーバー、色、臭気、および/または口あたりについて試験される(ステップ150)。例えば、人の官能パネルおよび/またはヘッドスペースGC−MS、SPME、またはSBSEなどの分析技術が使用され得る。任意選択的に、フレーバーは、先行の官能パネルおよび/または分析試験によって決定される容認できるフレーバーと共にグループ化されるかどうか、またはそれに関連する境界の範囲内に入るかどうかを決定するために評価され得る。グループ化/境界は、主成分分析(PCA)を使用して決定され得る(以下の実施例を参照)。次に、包装および将来の使用のために、容認できるロットが選択され得る。
乾燥および任意選択の試験の後、微細藻類粉またはバイオマスを取り込んだ食品の製造に必要とされる任意のさらなる加工または包装(ステップ155)を、バイオマスに行うことができる。例えば、微細藻類粉を製造するために、バイオマスは攪拌されてもよいし、ふるいを通過されてもよい。また微細藻類粉は、スープ、ソース、生地、ケーキ、クッキー、焼成食品用ドライミックスなどを作るための他の成分と混合されてもよい。試験は、以下の実施例4、5および8に従って実施することもできる。
本発明の実施形態によると、上記の技術の任意の2つまたはそれ以上を組み合わせて、微細藻類バイオマス製品(例えば、微細藻類粉など)においてこれまで前例のないフレーバーに到達することができる。例えば、上記のようにHTST処理の後に液体で洗浄することによって、低オフフレーバーを有する微細藻類粉を生じることができる。培養中の酸素化および上記の他のステップはフレーバーをさらに改善し得る。
適切な微細藻類株を選択し、本明細書に開示される方法を使用することによって、容認できる官能特性を有する微細藻類バイオマスまたはこのバイオマスから製造される粉が得られる。微細藻類粉は、1:2、1:5、1:10、1:20、1:30、または1:40の比率(容積による)で水中に希釈すると緑色ではなく、検出不能なレベルの魚、キノコまたはキャベツフレーバーまたは臭気を有し得る。実施形態では、試験パネルにより検出する場合に、魚およびキャベツのオフフレーバーは、水中に容積で1:20に希釈されると検出不能である。
以下のフレーバー/臭気化合物は実施例4または5の方法によって決定されたが、これらは容認できる官能試験と相関すると考えられる:ウンデカラクトン(400〜1800ppb)、3−メチルブタナール(0〜11,000ppb)、ペンタナール(160〜10,700ppb)、2−メチルブタナール(0〜2500ppb)、2−ペンタノン(39〜10,600ppb)、3−ペンテン−2−オン(0〜1500ppb)。
また容認できるサンプルはしきい値よりも少ない量のピロール、ピラジン、またはピリジン含有化合物を有したが、これらの化合物は、www.nuts.comから得られる、緑色で容認できないフレーバーおよび臭気のクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)のサンプル中に見出された。
実施形態において、上記の方法によって製造される微細藻類粉は、水分および酸素不透過性の包装(例えば、Mylar(登録商標)食品貯蔵バッグ)内で室温において暗所で貯蔵したときに、少なくとも2週間、1か月間、3か月間または6か月間、言及される少量のオフフレーバーを保持する。
任意選択的に、より大きい粒子、顆粒またはペレットを、乾燥微細藻類材料から製造することができる。例えば、粉は、当該技術分野において既知の様々な方法を用いて、凝集化、顆粒化、押出、またはペレット化させることができる。
実施例1.低pHにおける低色素株を用いた微細藻類粉の製造
クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の多数の発酵を7L〜1000Lの範囲のスケールで実施した。クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の2つの株、株Aと、低色素突然変異体である株Bとを使用した。発酵は、約5〜6のpHにおいて、固定炭素源としてのグルコースに対して暗所で実施した。発酵の後、微細藻類を含有する発酵ブロスを加熱処理して微細藻類を不活性化し、過剰の水で直ちに希釈し、遠心分離して、微細藻類を洗浄および濃縮した。粉砕により細胞を溶解させてから、噴霧乾燥して微細藻類粉を製造した。株Aから作られた微細藻類粉は淡黄色であり、株Bから作られた微細藻類粉は黄褐色であった。株Bの発酵は、ほぼ中性のpHでも実施した。
実施例2.高酸素条件を用いた薄色の粉
株Bを高レベル(約60%〜70%)および低レベル(約30〜40%)の溶存酸素において培養し、実施例1と同様に処理して、微細藻類粉を形成した。高酸素実験の場合、より少ない酸素で製造された微細藻類と比較して、ブロス、遠心分離したバイオマスおよび最終の粉において、黄色の低下が注目された。
実施例3:改善された微細藻類粉の製造
クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の種培養物を限定培地ブロスに添加し、9,000Lの培養物を得た。炭素源として加熱滅菌グルコース(55%w/w)を使用した。発酵槽内で通気、背圧および攪拌を調節することにより、溶存酸素を最低30%に保持した。培養温度は28℃であった。ブロスのpHは培養の開始時は6.8であり、培養の過程で約6まで降下した。グルコースを3〜10g/L濃度の濃度まで供給した。OD750により測定されるように中間対数期になるまで成長を4〜5日間にわたって継続させた。得られた生成物は、18.5%w/vの乾燥細胞重量(DCW)を有した。成長培地中の窒素レベルは限定的であり、長時間の糖供給の結果として、微細藻類に約50%の脂質を強制的に蓄積させた。
次に、オンラインHTSTによりブロスを75℃で1分間熱処理して、6.2℃に冷却してから、7℃で貯蔵した。次に、脱炭酸水中での6.4倍希釈によってHTST処理したブロスを洗浄し、Alfa Laval FEUX 510遠心機を用いて遠心分離した。
75%のリン酸を用いてpHをpHto4.1まで低下させ、500ppmの安息香酸ナトリウム/1000ppmのソルビン酸カリウム(乾燥ベースで)を防腐剤として添加した。
次に、材料を10℃よりも低い温度において攪拌下で貯蔵した。
0.5mmのケイ酸ジルコニウムビーズを用いてNETZSCH LME500ビーズミルにおいて粉砕することによって溶解を達成し、88%の細胞破壊を生じた。出口を6℃に冷却した。
酸化を防止するためにアスコルビン酸(乾燥ベースで150ppm)および混合トコフェロール(乾燥ベースで500ppm)を材料に添加した。水酸化カリウムを添加して、pHを中和させた。
次に、材料を77℃に3分間加熱した。
乾燥は、サイクロンを有するFiltermat FMD125ドライヤーにおいて達成した。ノズル圧力は160〜170バールであった。
実施例4:SPME(固相マイクロ抽出)
サンプル(500mg)および3mLの蒸留水および1gmのNaClおよびエタノール中0.022ug/uLの2−ウンデカノン内部標準5uLを50℃で10分間インキュベートし、次に、Gerstel MPS2のオービタルシェーカーで攪拌しながら、SPMEにより50℃で20分間抽出した。使用したSPME繊維は、DVB/CAR/PDMS(ジビニルベンゼン/カルボキセン/ポリジメチルシロキサン)、df50/30μmであった。Agilentスプリット/スプリットレスインジェクタにおいて繊維を260℃で3分間脱着させた。揮発性物質をLeco Pegasus GC−TOFMS内に脱着させ、1.0mL/分のヘリウムキャリアガス流を用いてDB5−MSカラム(30m、0.25mm、0.25um)で分離した。初期カラム温度は40℃(3分間)であり、次に15℃/分で270℃まで上昇させ、270℃で5分間保持した。質量検出を電子衝撃モード(EI)で実施した。注入は全てスプリットレスであった。ピーク同定は、サンプルのEI質量スペクトルとNISTライブラリのEI質量スペクトルとの比較に基づく。データは、内部標準と比較した相対濃度(ppbで表される)として報告される。
実施例5:SBSE(スターバー抽出(StirBar Sorptive Extraction))
サンプル(500mg)および10mLの蒸留水およびエタノール中0.022ug/uLの2−ウンデカノン内部標準5uLを、2cmのGerstel PDMS Twisterを使用して1000rpmで攪拌しながら1時間抽出した。次に、1グラムのNaClをサンプルに添加し、抽出をさらに1時間継続した。この技術は、逐次SBSEとして知られている。次に、ツイスターをサンプルから取り出し、蒸留水で洗い流し、リントレスな布で押さえて乾かし、スプリットレスモードで使用されるGerstel TDUにおいて熱的に脱着させた。TDUでは、脱着された揮発性物質を始めに−100℃で捕捉し、次に、ツイスターに補足された揮発性物質を280℃で3分間脱着させた。揮発性物質をAgilent GC−MSD内に脱着させ、1.0mL/分のヘリウムキャリアガス流を用いてDB5−MSカラム(30m、0.25mm、0.25um)で分離した。初期カラム温度は40℃(3分間)であり、次に10℃/分で270℃まで上昇させ、270℃で5分間保持した。質量検出を電子衝撃モード(EI)で実施した。注入は全てスプリットレスであった。ピーク同定は、サンプルのEI質量スペクトルとNISTライブラリのEI質量スペクトルとの比較に基づく。データは、内部標準と比較した相対濃度(ppbで表される)として報告される。
実施例6:実施例3の容認できるサンプルのフレーバー/臭気データ
実施例3で製造したサンプルを官能パネルにより試験し、実施例4および5のようなSPMEおよびSBSEで分析した。結果は、2−ウンデカノン内部標準に対して決定される10億分の1の単位で以下の表に報告される。以下の表において、aはアルファ、dはデルタ、gはガンマを表すために使用される。化合物のCAS番号は実施例7において記載される。
実施例7:PCA分析
上記の方法に従って、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)微細藻類粉の多数の製造ロットを製造した。さらに、クロレラ属(Chlorella)粉末の市販のサンプルを、nuts.comから入手した。製品情報は出願日時点のものである。http://www.nuts.com/では、粉は、従属栄養製造された韓国起源であるとされている。実施例4および5のようなSBSEおよびSPMEによって測定された全部で12のサンプルを2通り使用した。さらに、ボランティアのパネルを用いて官能試験を行った。スケーリングされた主成分分析(相関行列を用いる)を、prcomp機能を用いてRソフトウェアバージョン2.15.1(統計的計算のためのRプロジェクト、www.r−project.org)により実施した。フレーバー/臭気化合物の変動を十分に特徴付ける3つの主成分が見出された。3つの主成分を定義するベクトルは、各化合物を決定するために使用される方法と共に、PC1、PC2、およびPC3として以下の表に記載される。容認できる官能特性を有するサンプルと相関するサンプルのクラスタがこの低次元空間において見出される。
図2は、PCA分析クラスタリングを示す。各プロット点は、主成分PC1、PC2、およびPC3(それぞれ、dim1、dim2およびdim3)によって定義される空間にプロットされた微細藻類粉末サンプルを表す。黒丸は、容認できるフレーバーを有するクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)粉サンプルを表す。白丸は、粗悪なフレーバーを有するクロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)粉サンプルを表す。白い四角は、Nuts.comから得られるクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)を表す。
実施例8:容認できるフレーバーの境界の決定
実施例7のPCA分析に基づき、FactomineRパッケージv.1.2.1(Hussonら)を用いて、容認できる官能試験と相関するサンプルのクラスタを統計的に定義した。FactomineR分析の結果は、PC1、PC2およびPC3の3つの次元の3つの楕円体であった。楕円体は、正の人の官能分析(実施例7のグラフからの黒丸)に関連するクラスタの中心点からの1、2、および3つの標準偏差を特徴付ける。各3次元楕円体は、A、B、C、D、E、およびF値に対する以下の表のデータを用いて、式Ax+Bxy+Cy+Dx+Ey+F=0で定義される3つの直交する2次元楕円によって定義される。従って、最小の楕円体の範囲内に入るサンプルは、約99.7%の確率で人のパネルにより正の官能分析を有することが予想され、中間サイズの楕円体の範囲にのみ入るサンプルは、約95%の確率で人のパネルにより正の官能分析を有することが予想され、最大の楕円体の範囲内にしか入らないサンプルは、約68%の確率で人のパネルにより正の官能分析を有することが予想されるであろう。
実施例9:PCA分析の結果を用いるQC分析
実施例8の楕円体を使用して、サンプルが正のフレーバーに関連するクラスタの範囲内に入るかどうかを決定することができる。例えば、上記の方法に従って製造された微細藻類粉のバッチにおいて品質管理実験を実施することができる。粉は、実施例4および5のようなSPMEおよびSBSEによって分析され、次に、データが実施例8の楕円体の1つまたは複数の範囲内に入るかどうかが決定される。
これを実行するために、以下の手順(その他の手順も適用され得るが)を使用することができる。105の化合物の相対濃度から始める。各濃度からそのセンター因子を差し引き、そのスケール因子(以下の表で与えられる)で除し、これはデータを中心化およびスケール化する。スケール化および中心化されたデータのドット積をとり、そして主成分(PC)ローディングにより、これは各PCに対して1つの値を生じるであろう。各値をその関連のプロッティング因子で除すると、これは、データポイントが3次元の藻類−化学空間にプロットされることを可能にするであろう。信頼楕円体により境界される空間の範囲内に点が入れば、この点は、統計的に異ならない(P<0.05)。例えば、95%の信頼楕円体により境界される空間の範囲内に点が入れば、統計的に異ならない(P<0.05)。
本発明の実施形態のさらなる議論
以下の段落において、本発明の特定の実施形態は便宜上番号が付けられている。各実施形態に関連する番号は任意であり、種々の実施形態の相対的な重要性を示すことは意図されない。
1.緑藻植物門の微細藻類細胞を含む、食物での使用に適した微細藻類粉であって、内部標準に対して実施例6の化合物の濃度を決定するための実施例4に従うSPMEおよび/または実施例5に従うSBSEによる分析と、その後の実施例9の手順に従う分析とにより、実施例7のグラフ(すなわち、図2)の黒丸に相当する正のフレーバー群に対して3つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入るフレーバー記述子が得られる。
2.実施形態1の微細藻類粉であって、フレーバー記述子は、実施例7のグラフ(すなわち、図2)の黒丸に相当する正のフレーバー群に対して2つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入る。
3.先行する実施形態のいずれかの微細藻類粉であって、フレーバー記述子は、実施例7のグラフ(すなわち、図2)の黒丸に相当する正のフレーバー群に対して1つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入る。
4.先行する実施形態のいずれかの微細藻類粉であって、30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により細胞を採取し、酸化防止剤を添加し、粉砕により細胞を溶解させ、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得られる。
5.先行する実施形態のいずれかの微細藻類粉であって、SPMEまたはSBSEによって決定したときに、ウンデカラクトン(400〜1800ppb)、3−メチルブタナール(0〜11,000ppb)、ペンタナール(160〜10,700ppb)、2−メチルブタナール(0〜2500ppb)、2−ペンタノン(39〜10,600ppb)、および/または3−ペンテン−2−オン(0〜1500ppb)を含む。
6.先行する実施形態のいずれかの微細藻類粉であって、粉が脱イオン水中に10%(w/v)で分散される場合、試験パネルによって検出するときに魚またはキャベツフレーバーは検出不能である。
7.先行する実施形態のいずれかの微細藻類粉であって、2000μmにおいて15〜35重量%のオーバーサイズを特徴とする流動性を有する。
8.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、粉は白色、淡黄色または黄色である。
9.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、明白な緑色を含まない。
10.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、粉は5〜20%の脂質を含む。
11.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、粉は30〜70%の脂質を含む。
12.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、粉は40〜60%の脂質を含む。
13.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは5.5〜8.5の間である。
14.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは6.0〜8.0の間である。
15.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは6.5〜7.5の間である。
16.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、2ppm未満のクロロフィルを有する。
17.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、添加された酸化防止剤をさらに含む。
18.先行する実施形態のいずれかに従う微細藻類粉であって、粉中の細胞の大部分が溶解され、任意選択的に、細胞の50%〜90%が溶解される。
19.30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により細胞を採取し、粉砕により細胞を溶解させ、酸化防止剤を添加し、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得ることができる微細藻類粉。
20.緑藻植物門の微細藻類細胞を含み、食物での使用に適した微細藻類粉であって、PC1、PC2およびPC3の次元を有するフレーバー記述空間の楕円体の範囲内に入るフレーバー記述子を特徴とする。フレーバー記述子は、SPMEおよび/またはSBSE分析を用いて、以下の化合物:
ジメチル.スルフィド
2.3.ブタンジオン
ブタナール
プロパナール..2.メチル.
フラン..3.メチル.
エチル.アセタート
2.ブテナール...E..
ブタナール..3.メチル.
1.ブタノール
ブタナール..2.メチル.
チオフェン
1.ペンテン.3.オール
1.ペンテン.3.オン
2.ペンタノン
2.3.ペンタンジオン
ペンタナール
フラン..2.エチル.
チアゾール
3.ペンテン.2.オン
ジスルフィド..ジメチル
2.ペンテナール...E..
ピロール
オキサゾール..4.5.ジメチル.
2.ペンテン.1.オール...Z..
チオフェン..3.メチル.
ヘキサナール
4.メチルチアゾール
ピラジン..メチル.
フルフラール
オキサゾール..トリメチル.
ブタン酸..3.メチル.
ブタン酸..2.メチル.
2.ヘキセナール
1.ヘキサノール
4.ヘプタノン
ピリジン..2.6.ジメチル.
チアゾール..2.4.ジメチル.
3.ヘプタノン
2.ヘプタノン
3.ヘプタノール
ヘプタナール
メチオナール
ピラジン..2.5.ジメチル.
ピラジン..2.6.ジメチル.
ピラジン..エチル.
ピラジン..2.3.ジメチル.
ピラジン..エテニル.
チアゾール..4.5.ジメチル.
2.ヘプタノン..6.メチル.
ヘキサナール..2.エチル.
2.ヘプテナール...Z..
5.ノネン.2.オン
2.フランカルボキシアルデヒド..5.メチル..
ベンズアルデヒド
ヘキサン酸
1.オクテン.3.オール
ジメチル.トリスルフィド
2.5.オクタンジオン
5.ヘプテン.2.オン..6.メチル.
フラン..2.ペンチル.
2.4.ヘプタジエナール...E.E..
ピラジン..2.エチル.6.メチル.
オクタナール
ピラジン..トリメチル.
ピラジン..2.エチル.3.メチル.
2.4.ヘプタジエナール...E.E...1
ピラジン..2.エテニル.6.メチル.
1.ヘキサノール..2.エチル.
3.オクテン.2.オン...E..
2H.ピラン.2.オン..5.6.ジヒドロ.
ベンゼンアセトアルデヒド
3.5.オクタジエン.2.オン...E.E..
アセトフェノン
1.デセン.3.オン
ピラジン..3.エチル.2.5.ジメチル.
ピラジン..テトラメチル.
5.メチル.2.チオフェンカルボキシアルデヒド
g.ヘプタラクトン
リナロール
ノナナール
チモール
フェニルエチル.アルコール
2.3.5.トリメチル.6.エチルピラジン.
酢酸..フェニルメチル.エステル
サフラナール
2.デセナール...E..
g.オクタラコン
o.アミノ.アセトフェノン
2.4.デカジエナール
g.ノンラクトン
イオノン
ゲラニル.アセトン
イオネン
g.ノンラクトン.1
2.4.ノナジエナール...E.E..
2.4.デカジエナール.1
g.ヘプタラクトン.1
イオノン.1
ゲラニル.アセトン.1
a.イオノン
ピーチ.ラクトン.g.ウンデカラクトン
d.デカラクトン
cis.ゲラニルアセトン
d.ドデカラクトン..δ.ノニル.δ.バレララクトン.
d.ウンデカラクトンの濃度を内部標準に対して決定することによって得られる。楕円体は、式Ax+Bxy+Cy+Dx+Ey+f=0によって定義され、そして以下の表:

に従ってパラメータ化される。楕円体の範囲内に入ることは、
各化合物について、相対濃度を決定し、
各化合物について、以下の表に従ってセンター因子を差し引き、
各化合物について、以下の表に従ってスケール因子で除し、
スケール化および中心化されたデータのドット積をとって、PC1、PC2およびPC3の値を生じさせ、そして
PC1、PC2およびPC3によって定義されるフレーバー記述子が楕円体の範囲内に入るかどうかを決定する
という手順によって決定される。
21.実施形態20の微細藻類粉であって、フレーバー記述子は、以下の表:

によってパラメータ化されるより狭い楕円の範囲内に入る。
22.実施形態21の微細藻類粉であって、フレーバー記述子は、以下の表:

によってパラメータ化されるさらにより狭い楕円の範囲内に入る。
23.実施形態20〜22のいずれかの微細藻類粉であって、30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により細胞を採取し、酸化防止剤を添加し、粉砕により細胞を溶解させ、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得られる。
24.実施形態20〜23のいずれかの微細藻類粉であって、SPMEまたはSBSEによって決定したときに、ウンデカラクトン(400〜1800ppb)、3−メチルブタナール(0〜11,000ppb)、ペンタナール(160〜10,700ppb)、2−メチルブタナール(0〜2500ppb)、2−ペンタノン(39〜10,600ppb)、および/または3−ペンテン−2−オン(0〜1500ppb)を含む。
25.実施形態20〜24のいずれかの微細藻類粉であって、粉が脱イオン水中に10%(w/v)で分散される場合、試験パネルによって検出するときに魚またはキャベツフレーバーが検出不能である。
26.実施形態20〜25のいずれかの微細藻類粉であって、2000μmにおいて15〜35重量%のオーバーサイズを特徴とする流動性を有する。
27.実施形態20〜26のいずれかの微細藻類粉であって、粉は白色、淡黄色または黄色である。
28.実施形態20〜27のいずれかの微細藻類粉であって、粉は5〜20%の脂質を含む。
29.実施形態20〜27のいずれかの微細藻類粉であって、粉は30〜70%の脂質を含む。
30.実施形態20〜27のいずれかの微細藻類粉であって、粉は40〜60%の脂質を含む。
31.実施形態20〜30のいずれかの微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは5.5〜8.5の間である。
32.実施形態20〜30のいずれかの微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは6.0〜8.0の間である。
33.実施形態20〜30のいずれかの微細藻類粉であって、1%(w/v)で水中に溶解したときの粉のpHは6.5〜7.5の間である。
34.実施形態20〜23のいずれかの微細藻類粉であって、2ppm未満のクロロフィルを有する。
35.実施形態20〜34のいずれかの微細藻類粉であって、添加された酸化防止剤をさらに含む。
36.実施形態20〜35のいずれかの微細藻類粉であって、粉中の細胞の大部分が溶解され、任意選択的に、細胞の50%〜90%が溶解される。
記載される本発明の実施形態は単に例示的であることが意図され、多数の変化および修正は当業者には明らかであろう。このような変化および修正は全て特許請求の範囲で定義される本発明の範囲内に含まれることが意図される。

Claims (36)

  1. 緑藻植物門の微細藻類細胞を含み、食物での使用に適した微細藻類粉であって、PC1、PC2およびPC3の次元を有するフレーバー記述空間の楕円体の範囲内に入るフレーバー記述子を特徴とし、前記フレーバー記述子が、SPMEおよび/またはSBSE分析を用いて、以下の化合物:
    ジメチル.スルフィド
    2.3.ブタンジオン
    ブタナール
    プロパナール..2.メチル.
    フラン..3.メチル.
    エチル.アセタート
    2.ブテナール...E..
    ブタナール..3.メチル.
    1.ブタノール
    ブタナール..2.メチル.
    チオフェン
    1.ペンテン.3.オール
    1.ペンテン.3.オン
    2.ペンタノン
    2.3.ペンタンジオン
    ペンタナール
    フラン..2.エチル.
    チアゾール
    3.ペンテン.2.オン
    ジスルフィド..ジメチル
    2.ペンテナール...E..
    ピロール
    オキサゾール..4.5.ジメチル.
    2.ペンテン.1.オール...Z..
    チオフェン..3.メチル.
    ヘキサナール
    4.メチルチアゾール
    ピラジン..メチル.
    フルフラール
    オキサゾール..トリメチル.
    ブタン酸..3.メチル.
    ブタン酸..2.メチル.
    2.ヘキセナール
    1.ヘキサノール
    4.ヘプタノン
    ピリジン..2.6.ジメチル.
    チアゾール..2.4.ジメチル.
    3.ヘプタノン
    2.ヘプタノン
    3.ヘプタノール
    ヘプタナール
    メチオナール
    ピラジン..2.5.ジメチル.
    ピラジン..2.6.ジメチル.
    ピラジン..エチル.
    ピラジン..2.3.ジメチル.
    ピラジン..エテニル.
    チアゾール..4.5.ジメチル.
    2.ヘプタノン..6.メチル.
    ヘキサナール..2.エチル.
    2.ヘプテナール...Z..
    5.ノネン.2.オン
    2.フランカルボキシアルデヒド..5.メチル
    ベンズアルデヒド
    ヘキサン酸
    1.オクテン.3.オール
    ジメチル.トリスルフィド
    2.5.オクタンジオン
    5.ヘプテン.2.オン..6.メチル.
    フラン..2.ペンチル.
    2.4.ヘプタジエナール...E.E..
    ピラジン..2.エチル.6.メチル.
    オクタナール
    ピラジン..トリメチル.
    ピラジン..2.エチル.3.メチル.
    2.4.ヘプタジエナール...E.E...1
    ピラジン..2.エテニル.6.メチル.
    1.ヘキサノール..2.エチル.
    3.オクテン.2.オン...E..
    2H.ピラン.2.オン..5.6.ジヒドロ.
    ベンゼンアセトアルデヒド
    3.5.オクタジエン.2.オン...E.E..
    アセトフェノン
    1.デセン.3.オン
    ピラジン..3.エチル.2.5.ジメチル.
    ピラジン..テトラメチル.
    5.メチル.2.チオフェンカルボキシアルデヒド
    g.ヘプタラクトン
    リナロール
    ノナナール
    チモール
    フェニルエチル.アルコール
    2.3.5.トリメチル.6.エチルピラジン.
    酢酸..フェニルメチル.エステル
    サフラナール
    2.デセナール...E..
    g.オクタラコン
    o.アミノ.アセトフェノン
    2.4.デカジエナール
    g.ノンラクトン
    イオノン
    ゲラニル.アセトン
    イオネン
    g.ノンラクトン.1
    2.4.ノナジエナール...E.E..
    2.4.デカジエナール.1
    g.ヘプタラクトン.1
    イオノン.1
    ゲラニル.アセトン.1
    a.イオノン
    ピーチ.ラクトン.g.ウンデカラクトン
    d.デカラクトン
    cis.ゲラニルアセトン
    d.ドデカラクトン..δ.ノニル.δ.バレララクトン.
    d.ウンデカラクトン
    の濃度を内部標準に対して決定することによって得られ、前記楕円体が、式Ax+Bxy+Cy+Dx+Ey+F=0によって定義され、そして以下の表:

    に従ってパラメータ化され、前記楕円体の範囲内に入ることが、
    各化合物について、相対濃度を決定し、
    各化合物について、以下の表に従ってセンター因子を差し引き、
    各化合物について、以下の表に従ってスケール因子で除し、
    スケール化および中心化されたデータのドット積をとって、PC1、PC2およびPC3の値を生じさせ、そして
    PC1、PC2およびPC3によって定義される前記フレーバー記述子が前記楕円体の範囲内に入るかどうかを決定する
    という手順によって決定される、微細藻類粉。




  2. 前記フレーバー記述子が以下の表:

    によってパラメータ化されるより狭い楕円の範囲内に入る、請求項1に記載の微細藻類粉。
  3. 前記フレーバー記述子が以下の表:

    によってパラメータ化されるさらにより狭い楕円の範囲内に入る、請求項2に記載の微細藻類粉。
  4. 30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、前記ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により前記細胞を採取し、酸化防止剤を添加し、粉砕により前記細胞を溶解させ、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得ることができる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  5. SPMEまたはSBSEによって決定したときに、ウンデカラクトン(400〜1800ppb)、3−メチルブタナール(0〜11,000ppb)、ペンタナール(160〜10,700ppb)、2−メチルブタナール(0〜2500ppb)、2−ペンタノン(39〜10,600ppb)、および/または3−ペンテン−2−オン(0〜1500ppb)を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  6. 前記粉が脱イオン水中に10%(w/v)で分散される場合、試験パネルによって検出するときに魚またはキャベツフレーバーが検出不能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  7. 2000μmにおいて15〜35重量%のオーバーサイズを特徴とする流動性を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  8. 前記粉が白色、淡黄色または黄色である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  9. 前記粉が5〜20%の脂質を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  10. 前記粉が30〜70%の脂質を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  11. 前記粉が40〜60%の脂質を含む、請求項の1〜8いずれか一項に記載の微細藻類粉。
  12. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが5.5〜8.5の間である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  13. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが6.0〜8.0の間である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  14. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが6.5〜7.5の間である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  15. 2ppm未満のクロロフィルを有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  16. 添加された酸化防止剤をさらに含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  17. 前記粉中の前記細胞の大部分が溶解され、任意選択的に、前記細胞の50%〜90%が溶解される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の微細藻類粉。
  18. 緑藻植物門の微細藻類細胞を含み、食物での使用に適した微細藻類粉であって、内部標準に対して実施例6の化合物の濃度を決定するための実施例4のSPMEおよび/または実施例5のSBSEによる分析と、その後の実施例9の手順に従う分析とによって、図2のグラフの黒丸に相当する正のフレーバー群に対して3つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入るフレーバー記述子が得られる、微細藻類粉。
  19. 前記フレーバー記述子が、実施例7(図2)のグラフの黒丸に相当する正のフレーバー群に対して2つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入る、請求項18に記載の微細藻類粉。
  20. 前記フレーバー記述子が、実施例7(図2)のグラフの黒丸に相当する正のフレーバー群に対して1つの標準偏差を定義する実施例8の楕円体の範囲内に入る、請求項18に記載の微細藻類粉。
  21. 30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、前記ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により前記細胞を採取し、酸化防止剤を添加し、粉砕により前記細胞を溶解させ、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得ることができる、請求項18に記載の微細藻類粉。
  22. SPMEまたはSBSEによって決定したときに、ウンデカラクトン(400〜1800ppb)、3−メチルブタナール(0〜11,000ppb)、ペンタナール(160〜10,700ppb)、2−メチルブタナール(0〜2500ppb)、2−ペンタノン(39〜10,600ppb)、および/または3−ペンテン−2−オン(0〜1500ppb)を含む、請求項18に記載の微細藻類粉。
  23. 前記粉が脱イオン水中に10%(w/v)で分散される場合、試験パネルによって検出するときに魚またはキャベツフレーバーが検出不能である、請求項18に記載の微細藻類粉。
  24. 2000μmにおいて15〜35重量%のオーバーサイズを特徴とする流動性を有する、請求項18に記載の微細藻類粉。
  25. 前記粉が白色、淡黄色または黄色である、請求項18に記載の微細藻類粉。
  26. 明白な緑色を含まない、請求項18に記載の微細藻類粉。
  27. 前記粉が5〜20%の脂質を含む、請求項18に記載の微細藻類粉。
  28. 前記粉が30〜70%の脂質を含む、請求項18に記載の微細藻類粉。
  29. 前記粉が40〜60%の脂質を含む、請求項1に記載の微細藻類粉。
  30. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが5.5〜8.5の間である、請求項18に記載の微細藻類粉。
  31. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが6.0〜8.0の間である、請求項18に記載の微細藻類粉。
  32. 1%(w/v)で水中に溶解したときの前記粉のpHが6.5〜7.5の間である、請求項18に記載の微細藻類粉。
  33. 2ppm未満のクロロフィルを有する、請求項18に記載の微細藻類粉。
  34. 添加された酸化防止剤をさらに含む、請求項18に記載の微細藻類粉。
  35. 前記粉中の細胞の大部分が溶解され、任意選択的に、前記細胞の50%〜90%が溶解される、請求項18に記載の微細藻類粉。
  36. 30%よりも高い溶存酸素レベルを維持しながら、開始pH6.8で固定炭素源としてグルコースの存在下、クロレラ・プロトテコイデス(Chlorella protothecoides)の細胞ブロスを暗所で培養し、前記ブロスを75℃で1分間の高温短時間プロセスにさらし、水中で6.4倍に希釈して遠心分離により前記細胞を採取し、粉砕により前記細胞を溶解させ、酸化防止剤を添加し、移動ベルトに対して出力する噴霧乾燥ノズルを用いて乾燥させるというプロセスによって得ることができる微細藻類粉。
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